JPH0655915A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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Publication number
JPH0655915A
JPH0655915A JP4233041A JP23304192A JPH0655915A JP H0655915 A JPH0655915 A JP H0655915A JP 4233041 A JP4233041 A JP 4233041A JP 23304192 A JP23304192 A JP 23304192A JP H0655915 A JPH0655915 A JP H0655915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
raised
sidewall portion
mark
carcass
Prior art date
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Pending
Application number
JP4233041A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Endo
幸夫 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP4233041A priority Critical patent/JPH0655915A/ja
Publication of JPH0655915A publication Critical patent/JPH0655915A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】浮出しマークの耐カット性を高め、その損傷を
防止する。 【構成】サイドウォール部3に、タイヤの周方向に連続
する広巾の凹溝7を形成し、かつ該凹溝7内にその溝底
面7Aから隆起する浮出しマーク9を形成するととも
に、この浮出しマーク9の隆起端9Aをサイドウォール
部3の表面3Aに面一もしくは表面よりも沈めるととも
に、前記凹溝7の溝底面7Aとカーカス6との間の最短
長さを3mm以上かつ5mm以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤのサイドウォー
ル部に形成される浮出しマークの耐カット性を高め、そ
の損傷を防止しうる空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にタイヤのサイドウォール部には、
商標、商号、品番等の表示のために、もしくは装飾用と
して文字、記号又は図形等のマークが形成される。この
ようなマークaは、従来、図3に示すように、サイドウ
ォール部の表面bから隆起させて形成され、これにより
その識別効果を高めていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のマ
ークaは、サイドウォール部表面bから隆起しているた
め、耐カット性に劣り、損傷を受けやすいという問題点
があった。
【0004】一方、本発明者は、乗用車、軽トラック用
のタイヤにおいて、サイドウォール部にこのサイドウォ
ール部の表面から凹みタイヤの周方向に連結する比較的
広巾の凹溝を形成しても、この凹溝の溝底面とカーカス
との間の長さを3mm以上とすることにより、凹溝に集中
するサイドウォール部の屈曲歪を分散でき、サイドウォ
ール部の不均一な変形、これにともなう乗り心地の低下
などを防止しうることを見出した。
【0005】本発明は、前記した知見に基づき完成され
たものであって、凹溝内に浮出しマークを形成すること
を基本として、浮出しマークの耐カット性を高め、その
損傷を防止しうるとともに、特に乗用車、軽トラック用
のタイヤとして好適に採用しうる空気入りタイヤの提供
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、トレッド部か
らサイドウォール部をへてビード部のビードコアで折返
すカーカスコードを用いたカーカスを具える空気入りタ
イヤにおいて、前記サイドウォール部に、このサイドウ
ォール部の表面から凹みタイヤの周方向に連続する広巾
の凹溝を形成し、かつ該凹溝内にその溝底面から隆起し
文字、記号もしくは図形を表示する浮出しマークを形成
するとともに、前記浮出しマークの隆起高さは1mm以上
かつ7mm以下であってこの浮出しマークの隆起端をサイ
ドウォール部の表面に面一もしくは表面よりも沈めると
ともに、前記凹溝の溝底面と前記カーカスとの間の最短
長さを3mm以上かつ5mm以下としている。
【0007】
【作用】サイドウォール部に形成された凹溝に、浮出し
マークを形成するとともに、この浮出しマークの隆起端
をサイドウォール部の表面に面一もしくは表面よりも沈
める。従って、浮出しマークの隆起端における耐カット
性を高めることができ、その損傷を防止しうる。
【0008】又前記凹溝の溝底面とカーカスとの間の最
短長さを3mm以上かつ5mm以下とする。従って、凹溝に
おけるサイドウォール部の屈曲歪の集中を分散でき、凹
溝を形成することによるサイドウォール部の不均一な変
形を防止しうる。
【0009】なお前記最短長さが3mmよりも小の場合、
サイドウォール部の凹溝における屈曲歪の集中を充分に
分散できず、その変形を不均一としかつ乗り心地にも悪
影響を及ぼす。又最短長さが5mmより大の場合、特に乗
用車、軽トラック用のタイヤとしてのサイドウォール部
の剛性が過度に増し、重量の増加、縦バネ定数の増大に
よる乗り心地の低下を招来する。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1、図2において本発明の空気入りタイヤ1は、
トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4
のビードコア5で折返すカーカスコードを用いたカーカ
ス6を具える乗用車、軽トラック用のタイヤであって、
前記サイドウォール部3に、このサイドウォール部3の
表面3Aから凹みタイヤの周方向に連続する広巾の凹溝
7を形成するとともに、この凹溝7内にその溝底面7A
から隆起し文字、記号もしくは図形を表示する浮出しマ
ーク9を形成する。
【0011】前記カーカス6は、ビードコア5をタイヤ
内側から外側に巻き返す折返し部を有し、本例では1枚
のカーカスプライ6Aからなるとともに、該カーカスプ
ライ6Aは、タイヤ赤道に対して60〜90°の角度で
傾くラジアル構造のカーカスコードを具える。
【0012】又カーカス6の半径方向外側かつ前記トレ
ッド部2内には例えば2枚のベルトプライ10A、10
Bからなるベルト層10が配される。
【0013】なお前記カーカスコードは、タイヤ赤道に
対して35〜40°の角度で傾けたクロスプライ構造の
ものであってもよい。
【0014】さらに前記サイドウォール部3は、カーカ
ス6の法線方向に沿いかつ該カーカス6より外側の厚さ
Tを、通常の乗用車、軽トラック用のタイヤに比べてや
や厚肉とし、例えば5mm以上かつ13mm以下の範囲に設
定される。
【0015】又サイドウォール部3に形成した凹溝7
は、サイドウォール部3の均一性を保つために、タイヤ
の周方向に連続するとともに、その半径方向の巾Wを2
0mm以上かつ90mm以下としている。巾Wが20mmより
も小とすると、凹溝7の溝底面7Aから隆起する浮出し
マーク9の識別性を低め、又巾Wを90mmより大とする
とサイドウォール部3に不必要な薄肉部分が形成され、
サイドウォール部3の屈曲歪が集中することがある。
【0016】前記凹溝7の溝底面7Aとサイドウォール
部3の表面3Aとの間の最短長さT1は、例えば2mm以
上かつ8mm以下に設定される。なお前記表面3Aは、図
2に一点鎖線で示すように、前記凹溝7の上壁と下壁と
を形成するために、サイドウォール部3の外面がタイヤ
軸方向内方に滑らかに折曲がる上下の湾曲点P1、P2
を結びかつこの湾曲点P1、P2で接する直線Lにより
定義される。
【0017】又凹溝7の溝底面7Aと前記カーカス6と
の間の最短長さT2は、3mm以上かつ5mm以下に設定さ
れる。最短長さT2を3mmよりも小とすると、サイドウ
ォール部3の屈曲歪を充分に分散できず、その変形を不
均一とする。又最短長さT2を5mmよりも大とすると、
凹溝7における剛性が過度に増大し、乗り心地などの低
下を招来する。
【0018】凹溝7内には、該凹溝7の溝底面7Aから
隆起する浮出しマーク9が形成される。この浮出しマー
ク9の隆起高さHは、識別効果を保つため1mm以上かつ
7mm以下に設定されるとともに、浮出しマーク9の隆起
端9Aをサイドウォール部3の前記表面3Aに面一もし
くは表面3Aよりも沈めることにより、該浮出しマーク
9の耐カット性を高め、その損傷を防止できる。
【0019】なお前記浮出しマーク9は、加硫金型内で
タイヤを加硫する際、予め金型に設けられた凹凸部によ
って形成されるいわゆるブラックレターの他、白色ゴム
などタイヤと異なる色彩を有する異色ゴムを用いて形成
してもよい。
【0020】又浮出しマーク9の半径方向の巾W1は、
前記凹溝7に収まる程度、例えば15mm以上かつ60mm
以下に設定される。
【0021】
【発明の効果】叙上の如く本発明の空気入りタイヤは、
サイドウォール部に凹溝を形成し、かつこの凹溝内にそ
の溝底面から隆起する浮出しマークを形成するととも
に、この浮出しマークの隆起端をサイドウォール部の表
面に面一もしくは表面よりも沈め、しかも前記凹溝の溝
底面とカーカスとの間の最短長さを3mm以上かつ5mm以
下としているため、特に乗用車、軽トラック用のタイヤ
において、サイドウォール部への屈曲歪の集中を分散し
つつ浮出しマークの耐カット性を高めることができ、そ
の損傷を効果的に防止しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すタイヤの部分斜視図で
ある。
【図2】その要部を示す断面図である。
【図3】従来の技術を説明する断面図である。
【符号の説明】
2 トレッド部 3 サイドウォール部 3A 表面 4 ビード部 5 ビードコア 6 カーカス 7 凹溝 9 浮出しマーク 9A 隆起端 H 隆起高さ T2 最短長さ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド部からサイドウォール部をへてビ
    ード部のビードコアで折返すカーカスコードを用いたカ
    ーカスを具える空気入りタイヤにおいて、前記サイドウ
    ォール部に、このサイドウォール部の表面から凹みタイ
    ヤの周方向に連続する広巾の凹溝を形成し、かつ該凹溝
    内にその溝底面から隆起し文字、記号もしくは図形を表
    示する浮出しマークを形成するとともに、前記浮出しマ
    ークの隆起高さは1mm以上かつ7mm以下であってこの浮
    出しマークの隆起端をサイドウォール部の表面に面一も
    しくは表面よりも沈めるとともに、前記凹溝の溝底面と
    前記カーカスとの間の最短長さを3mm以上かつ5mm以下
    としたことを特徴とする空気入りタイヤ。
JP4233041A 1992-08-06 1992-08-06 空気入りタイヤ Pending JPH0655915A (ja)

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