JPH06106920A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPH06106920A
JPH06106920A JP4285237A JP28523792A JPH06106920A JP H06106920 A JPH06106920 A JP H06106920A JP 4285237 A JP4285237 A JP 4285237A JP 28523792 A JP28523792 A JP 28523792A JP H06106920 A JPH06106920 A JP H06106920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display area
surface roughness
tire
external surface
pneumatic tire
Prior art date
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Pending
Application number
JP4285237A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Wakabayashi
昇 若林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP4285237A priority Critical patent/JPH06106920A/ja
Publication of JPH06106920A publication Critical patent/JPH06106920A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】耐久性を損ねることなくサイドウォール部外面
に文字等がなす表示領域を形成する。 【構成】サイドウォール部4の外面Sの文字、記号及び
図形がなす表示領域Pと表示領域P以外の非表示領域Q
において、前記表示領域Pの外面S1を非表示領域Qの
外面S2と同高さ、しかも前記表示領域Pの外面S1の
2.5mmの基準長さLにおけるJISB0601による
表面粗さR1と、前記非表示領域Qの外面S2の表面粗
さR2との差を50μm以上とした空気入りタイヤ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐久性を損ねることな
くサイドウォール部外面に文字等がなす表示領域を形成
した空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、タイヤのサイドウォール部外面
には、文字、記号、図形等がなす表示領域が設けられ、
タイヤ製作者名、タイヤサイズ、タイヤ形式マーク等の
情報を表示するとともにタイヤの見映えを高めている。
またこのような表示領域は、その識別性を高めるため
に、従来、例えば図3、4に示すように、表示領域a全
体を非表示領域bから隆起させて形成するか、もしく
は、表示領域a外周を凸条eで縁取ることが行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の表示手段では、表示領域aと非表示領域bとの
間に段差が生じることとなる。その結果、タイヤが長期
間走行しサイドウォール部のゴムが劣化した際には、前
記段差部分にしわのような細いひびわれが発生し、外観
を大巾に損ねる他クラック等の損傷原因となり、タイヤ
耐久性を低下することとなる。
【0004】本発明は、段差を形成することなく表示領
域を見映えよく識別可能とした空気入りタイヤの提供を
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の空気入りタイヤは、サイドウォール部の外面
の文字、記号及び図形がなす表示領域と表示領域以外の
非表示領域において、前記表示領域の外面を非表示領域
の外面と同高さ、しかも前記表示領域の外面の2.5mm
の基準長さにおけるJISB0601による表面粗さ
と、前記非表示領域の外面の表面粗さとの差を50μm
以上としている。
【0006】
【作用】表示領域の外面の表面粗さと非表示領域の外面
の表面粗さとの差を50μm以上に高めている。従っ
て、表示領域外面と非表示領域外面とを同高さとした場
合にも、前記表示領域を見映えよくかつ明確に識別しう
る。しかもこのものは退色、変色等の恐れがないため識
別効果を使用の初期から終期に至り安定して維持でき
る。又各領域の外面を同高さとし、その段差を排除した
ため、クラック等の発生を抑制でき耐久性を向上しう
る。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図において、空気入りタイヤ1は、トレッド部2と
その両端からショルダ部3をへてタイヤ半径方向内方に
のびるサイドウォール部4と、各サイドウォール部4の
タイヤ半径方向内方端に位置するビード部5とを具え、
本例では乗用車用のラジアルタイヤとして形成される。
又空気入りタイヤ1は、前記ビード部5に夫々リング状
のビードコア6を有し、該ビードコア6、6間にカーカ
ス7が架け渡されるとともに、該カーカス7の半径方向
外側には、強靭なベルト層9がタガ効果を有して巻装さ
れる。
【0008】前記カーカス7は、有機繊維コード、例え
ばポリエステルコードからなるカーカスコードをタイヤ
赤道Cに対して75〜90度の角度で配列した1〜2
枚、本例では1枚のカーカスプライから形成され、その
両端は、ビードコア6の廻りで内から外に折返される。
【0009】又ベルト層9は、例えばスチールからなる
ベルトコードをタイヤ赤道Cに対して10〜30度の角
度で配列した、本例では、2枚のベルトプライからな
り、ベルトプライの各コードはプライ間で互いに交差す
るように向きを違えて配される。
【0010】そして本発明では、少なくとも一方のサイ
ドウォール部4の外面Sに、例えばタイヤ製作者名、タ
イヤサイズ、タイヤ形式マーク等の情報を表示する文
字、記号、図形等が設けられ、前記外面Sを、文字等が
なす表示領域Pと表示領域P以外の非表示領域Qとに区
分する。
【0011】なお前記ショルダ部3の半径方向下縁及び
ビード部5の半径方向上縁には、例えば断面がV字状、
U字状等をなすリブ体もしくは溝体からなりかつタイヤ
円周方向に連続してのびるサイドライン10及びリムラ
イン11が小高さもしくは小深さで形成されており、本
例では、このサイドライン10とリムライン11との間
で前記サイドウォール部4を形成する。
【0012】又表示領域Pは、その外面S1を、非表示
領域Qの外面S2と実質的に同高さとし、外面S1、S
2間の段差を排除している。
【0013】しかも表示領域Pは、その外面S1の表面
粗さR1と、非表示領域Q外面S2の表面粗さR2との
差|R1−R2|を50μm以上としている。
【0014】ここで本願でいう表面粗さRとは、2.5
mmの基準長さLにおけるJISB0601に基づく表面
粗を意味する。
【0015】すなわち図2に示すように、サイドウォー
ル部4の外面状態を標準長さL(=2.5mm)で走査し
た時、該基準長さL内での凹凸のうち最も高い山と最も
低い谷との高さの差をDmax とし、10回の任意の走査
で得られた各Dmax の平均値をもって表面粗さRと定義
している。
【0016】又最も高い山と最も低い谷との間の中間線
Mの高さを表面高さといい、前述した「外面S1を、非
表示領域Qの外面S2と実質的に同高さ」は、各外面S
1、S2の中間線Mが実質的に等しいことを意味する。
【0017】このように、表示領域Pの表面粗さR1と
非表示領域Qの表面粗さR2との差|R1−R2|を5
0μm以上としているため、前記表示領域Pの識別性を
大巾に高めることができ、文字記号等を浮出させその情
報を見映えよくかつ明確に表示しうる。
【0018】又外面S1、S2を実質的に同高さとし、
各領域P、Q間の段差を排除しているため、クラック等
の発生を効果的に防止できる。又このことにより、接地
・非接地でのタイヤ変形の際、最も歪が大となる例えば
タイヤ最大巾位置近傍にも、表示領域Pを形成すること
が可能となり、表示の自由度を大巾に拡大しうる。
【0019】又表面粗さの差によるこのような表示は、
例えば退色、変色等の問題がないため、識別効果を使用
の初期から終期に至り安定して維持できる。なお前記表
面粗さの差が50μmより小の時、識別性が不十分とな
る。
【0020】又本例では外面S1の表面粗さR1を外面
S2の表面粗さR2より粗とする一方、該表面粗さR2
を従来タイヤのサイドウォール部外面の表面粗さと略等
しい例えば12S程度に設定し、前記識別効果をより高
めるとともに見映えをさらに向上している。
【0021】このような表面粗さの差は、加硫金型面の
表面粗さを変化させることによって生産性を低下させる
ことなく簡易に発生させることができる。
【0022】
【発明の効果】叙上の如く本発明の空気入りタイヤは、
サイドウォール部外面に設ける表示領域を非表示領域と
同高さとするとともに、各領域間の表面粗さの差を50
μm以上としているため、クラック等の発生を防止しつ
つ表示領域の識別性を高めかつ見映えを向上しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すタイヤの斜視図であ
る。
【図2】表面粗さを説明する線図である。
【図3】従来技術を説明する斜視図である。
【図4】従来技術を説明する斜視図である。
【符号の説明】
4 サイドウォール部 P 表示領域 Q 非表示領域 S 外面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サイドウォール部の外面の文字、記号及び
    図形がなす表示領域と表示領域以外の非表示領域におい
    て、前記表示領域の外面を非表示領域の外面と同高さ、
    しかも前記表示領域の外面の2.5mmの基準長さにおけ
    るJISB0601による表面粗さと、前記非表示領域
    の外面の表面粗さとの差を50μm以上とした空気入り
    タイヤ。
JP4285237A 1992-09-29 1992-09-29 空気入りタイヤ Pending JPH06106920A (ja)

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JP4285237A JPH06106920A (ja) 1992-09-29 1992-09-29 空気入りタイヤ

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