JP2002307914A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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Abstract
ロテクタにそれ本来の機能を十分に発揮させる。 【解決手段】 タイヤサイド部3の外表面に、環状突条
よりなるプロテクタ6を設け、このプロテクタ6の内周
側に浮彫表示8を施したものであり、プロテクタ6に、
それの幅を内周側から減じた狭幅部7を設けるととも
に、この狭幅部7の内周側に浮彫表示8を設けてなる。
Description
ヤ、なかでもそれのサイド部の改良に関し、とくには、
タイヤサイド部に施される、文字、図形、記号等の浮彫
表示の寸法を、タイヤサイド部の保護を目的として設け
られるプロテクタに妨げられることなく、十分大きく確
保することを可能とするものである。
摩耗から保護するためにそのサイド部に、図4および5
に示すような、周方向に連続する環状突条よりなるプロ
テクタpを設けることは従来から広く行われており、こ
の場合、タイヤメーカ名、ブランド名等の所要の浮彫表
示dは、プロテクタpの内周側に隣接させて設けること
が一般的である。
従来技術にあって、プロテクタ本来の機能の向上を目的
として、そのプロテクタpの半径方向幅を図4に例示す
るような広幅とした場合には、サイド部の、限られた半
径方向幅内で、所要の浮彫表示dを施すための半径方向
幅が必然的に狭くなるため、その浮彫表示dの視認性が
悪くなるという問題があり、この一方で、浮彫表示dの
寸法を、図5に示すように大きく確保した場合には、プ
ロテクタpの幅を十分に確保することができず、これが
ため、プロテクタpの硬度ないし剛性が低くなりすぎ
て、プロテクタとしての機能を所期した通りに発揮する
ことができなくなるという問題があった。
問題点を解決することを課題とするものであり、それの
目的とするところは、相互に背反の関係にある、浮彫表
示の寸法と、プロテクタの半径方向幅とを高い次元で両
立させて、表示の視認性を低下させることがなく、プロ
テクタにそれ本来の機能を十分に発揮させることができ
る空気入りタイヤを提供するにある。
ヤは、タイヤサイド部の少なくとも一方の外表面に、周
方向に連続する環状突条よりなるプロテクタを設け、こ
のプロテクタの内周側に浮彫表示を施してなるものであ
り、プロテクタに、それの幅を内周側から減じた狭幅部
を設けるとともに、この狭幅部の内周側に浮彫表示を設
けたものである。
クタの、狭幅部の内周側に浮彫表示を施すことで、その
浮彫表示の寸法を十分大ならしめて高い視認性を確保す
ることができる。またここでは、浮彫表示の形成個所以
外では、プロテクタの半径方向幅を十分広く確保するこ
とで、そのプロテクタに、所期した通りのサイド部保護
機能を発揮させることができる。なおここで、プロテク
タの狭幅部は、広幅部との連結下でその広幅部に支持さ
れて高い剛性を発揮することができるので、その狭幅部
もまた、すぐれたタイヤサイド部保護機能を発揮するこ
とができる。
ATMA YEAR BOOKに規定される適用リムに
装着して、規定の空気圧を充填したタイヤ姿勢で、プロ
テクタの突出高さ、すなわち、凸部がない場合の仮想の
サイド部横断面曲線に対し、それの法線方向に測った突
出高さを、浮彫表示の、同様にして測った高さより高く
するとともに、そのプロテクタの、同様にして測った最
大突出高さを1mm以上とする。
表示のそれより高くすることで、浮彫表示の不測の摩耗
をプロテクタによって有効に防止することができ、ま
た、プロテクタの最大突出高さを1mm以上とすること
で、浮彫表示の保護機能をより十分に発揮させることが
できる。
り突出高さの低いリッジで囲繞し、これにより、浮彫表
示を一層際立たせ、併せて、リッジの延在方向へのエア
の円滑なる排出を担保する。
に装着して、規定の空気圧を充填したタイヤ姿勢の下
で、タイヤサイド部の、リムラインからトレッド端まで
の半径方向領域で、その領域全体の半径方向幅に対し、
プロテクタが占める半径方向幅が30%以上になる角度
範囲をトータルで90〜225°とし、プロテクタの狭
幅部の幅を、5mm以上とするとともに、プロテクタの
最広幅部の幅に対して30〜60%の範囲とした場合に
は、プロテクタにそれ本来の機能を十分に発揮させなが
ら、所要の浮彫表示の表示域を、すぐれた視認性の下に
確保することができる。
たときは、プロテクタがそれ本来の機能を十分に発揮し
得なくなるおそれがあり、また、プロテクタ全体として
の剛性が不足する傾向がある。一方、225°を越える
範囲としたときは、浮彫表示の表示域が不足するうれい
がある。
満としたときは、広幅部のアシストをもってしてなお、
狭幅部の剛性不足を補うことが難しくなる。そしてその
狭幅部の幅を、最大広幅部の幅の30%未満とした場合
には、最広幅部に対する寸法差が大きくなりすぎて、ユ
ニフォミティやバランスの悪化が懸念される。一方、6
0%を越える範囲としたときは、浮彫表示の寸法が小さ
くなりすぎるおそれがある。
面に示すところに基づいて説明する。図1はこの発明の
実施の形態を示す側面図および部分断面図である。
ド部を、3はサイド部をそれぞれ示す。また、4はリム
ラインを、そして5はトレッド端をそれぞれ示す。ここ
では、少なくとも一方のサイド部2、多くは両サイド部
2の外表面に、トレッド端5に近接して周方向に連続し
て延びる環状突条よりなるプロテクタ6を設け、このプ
ロテクタ6の、周方向の少なくとも一個所、図では直径
方向に対抗する二個所に、それの幅を内周側から減じた
狭幅部7を設け、これらの狭幅部7および他の部分のそ
れぞれの、タイヤ半径方向の幅を、円周方向の全体にわ
たってほぼ一定とする。またここでは、プロテクタ6の
狭幅部7の内周側に隣接する位置に、文字、図形、記号
等からなる所要の大きさの所要の数の浮彫表示8を突出
形成する。
に装着して、規定の空気圧を充填した状態の下で、前述
したようにして測ったプロテクタ6の突出高さHを、浮
彫表示8の同様にして測った高さhより高くするととも
に、そのプロテクタ6の、通常は上記突出高さHと等し
い最大突出高さを1mm以上の寸法とする。
である。これは、上述したところに加えて、各浮彫表示
8を、それより突出高さの低い多数のリッジ9で囲繞し
て、浮彫表示8を際立たせたものである。なおここでは
ラジアル方向に延在させて形成したそれぞれのリッジ9
を浮彫表示8の周りのみならずプロテクタ6の内周側で
サイド部3の全周にわたって形成するとともに、それら
の半径方向内端を、同一円周上に位置させており、これ
によれば、上述したところに加えて、タイヤ側面の見映
えを一層高めるとともに、プロテクタの存在を強くアピ
ールすることができる。
要に応じて適宜に選択することができ、たとえば図2
(a)に示すタイヤ姿勢で、上下方向、水平方向または
斜め方向へそれぞれ直線状に延在させることもできる
他、同心円状、渦巻状等に延在させることもできる。
図であり、これは、図1および2に関連して述べたとこ
ろに加え、サイド部3の、リムライン4からトレッド端
5までの半径方向領域で、その領域全体の半径方向幅W
1に対し、プロテクタ6が占める半径方向幅W2が30
%以上になる広幅部10の角度範囲θ1,θ2,θ3,
θ4をトータルで90〜225°とし、この一方で、プ
ロテクタ6の狭幅部7の半径方向幅W3を5mm以上と
するとともに、その幅W3を、プロテクタ6の最広幅部
の幅、通常は幅W1に対して30〜60%の範囲とす
る。
満たす範囲内で、浮彫表示8とは関連しない部分にも、
それらからほぼ90°離隔した位置で、周方向長さの短
い他の狭幅部11を直径方向に対抗させて設けており、
この狭幅部11によればタイヤ周方向でのユニフォミテ
ィを高めるとともに、プロテクタ6のボリュームを低減
させてタイヤの軽量化を図ることができる。
ロテクタに、それの幅を内周側から減じた狭幅部を設け
るとともに、この狭幅部の内周側に浮彫表示を施すこと
により、プロテクタにそれ本来のサイド部保護機能を十
分に発揮させてなお、浮彫表示の寸法を大きく確保して
すぐれた視認性を実現することができる。
分断面図である。
部分断面図である。
である。
る。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 タイヤサイド部の少なくとも一方の外表
面に、周方向に連続する環状突条よりなるプロテクタを
設け、このプロテクタの内周側に浮彫表示を施してなる
空気入りタイヤであって、 プロテクタに、それの幅を内周側から減じた狭幅部を設
けるとともに、この狭幅部の内周側に前記浮彫表示を設
けてなる空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 プロテクタの突出高さを、浮彫表示のそ
れより高くするとともにそのプロテクタの最大突出高さ
を1mm以上としてなる請求項1に記載の空気入りタイ
ヤ。 - 【請求項3】 前記浮彫表示を、それより突出高さの低
いリッジで囲繞してなる請求項1もしくは2に記載の空
気入りタイヤ。 - 【請求項4】 タイヤサイド部の、リムラインからトレ
ッド端までの半径方向領域で、その領域全体の半径方向
幅に対し、プロテクタが占める半径方向幅が30%以上
になる角度範囲をトータルで90〜225°とし、プロ
テクタの狭幅部の幅を、5mm以上とするとともに、プ
ロテクタの最広幅部の幅に対して30〜60%の範囲と
してなる請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイ
ヤ。
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