JPH0655006B2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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JPH0655006B2
JPH0655006B2 JP59052323A JP5232384A JPH0655006B2 JP H0655006 B2 JPH0655006 B2 JP H0655006B2 JP 59052323 A JP59052323 A JP 59052323A JP 5232384 A JP5232384 A JP 5232384A JP H0655006 B2 JPH0655006 B2 JP H0655006B2
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phase
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busbar
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純美夫 下田
俊一 砂川
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、変電所等の電気所に設置されるガス絶縁開閉
装置に関するものである。
[従来の技術] 従来広く用いられていたガス絶縁開閉装置は、遮断器、
接地装置、変流器、遮断器を他の機器(例えば母線)に
接続するために用いる分岐導体等の必要機器をそれぞれ
SFガスを充填した個別の金属容器内に収納して、所
定の金属容器どうしを絶縁スペーサを介して相互に接続
する構成をとっていた。しかしながらこの様な構造で
は、多数の容器が複雑に組合されるため、構造が複雑に
なり、装置が大形化して設置スペースを多く必要とする
という問題があった。そこで、最近になって、複数の機
器を共通の容器内に収納して構造の簡素化を図ることを
意図した改良形のガス絶縁開閉装置が種々提案されてお
り、従来提案されているこの種の改良形のガス絶縁開閉
装置として、開閉回路が如何なる構成をとる場合にも必
要になる遮断器と該遮断器につながる機器とを共通の外
殻容器内に収納して主ユニットを構成し、該主ユニット
に、母線と母線側断路器とを共通容器内に収納した母線
ユニットや、線路側断路器とケーブルヘッドとを共通の
容器内に収納した線路ユニット等の他のユニットを必要
に応じて接続する構造のものがある。このように構成す
れば、主ユニットを中心にして各種回路構成のガス絶縁
開閉装置を容易に構成することができ、また従来のガス
絶縁開閉装置に比べて設置面積の縮少化を図ることがで
きる。
[発明が解決しようとする課題] この種の装置において、線路ユニットは、例えば第1図
に示すように気密構造の容器Aを備え、該容器内はケー
ブルヘッドCHと避雷器LAと断路器DSと接地装置E
Sとが3相分収納されている。そしてこの場合、3相の
ケーブルヘッド及び避雷器は容器A内の底板部に三角配
置され、断路器DSは該容器内の上部に配置されてい
る。この種の線路ユニットに、線路側電圧の検出や同期
検定の為に使用する単相計器用変成器PTを設ける場
合、従来は図示のようにこの計器用変成器PTを容器A
内の上部に配設していたため、1台の計器用変成器PT
を配設するだけで装置の高さが該計器用変成器の分だけ
高くなってしまうという問題があった。またこの場合該
計器用変成器PTの側方のスペースBがデッドスペース
となり、このデッドスペースBの分だけ無駄な量のガス
を使用することになるという問題もあった。
本発明の目的は、計器用変成器を線路ユニットの容器の
底部に配置することにより線路ユニットの容器の小形化
を図ったガス絶縁開閉装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本願発明は、円筒状容器と、前記容器内の上部に配置さ
れた3相の断路器と、前記容器内の底板部または前記容
器の上部に取付けられて対応する相の断路器の一端に電
気的に接続されたケーブルヘッドと、前記容器内に配置
されて前記断路器の一端に電気的に接続された3相の避
雷器と、前記容器に取付けられて断路器の一端または他
端に電気的に接続された計器用変成器とを有する受電ユ
ニットを備えたガス絶縁開閉装置を対象としたものであ
る。
本発明において、3相のケーブルヘッドはそれぞれ軸線
が第1の2等辺三角形の頂点を通るように配置され、3
相の避雷器はそれぞれの軸線が第1の2等辺三角形と逆
向きの第2の2等辺三角形の頂点を通るように配置され
ている。また計器用変成器は容器内の下部に配置されて
該容器の底板部に支持されている。
上記線路ユニットは通常遮断器を備えた主ユニットを介
して母線ユニット等に接続されるが、本発明において、
該主ユニット及び母線ユニット等の構成は任意である。
[作用] 上記のように、ケーブルヘッドと避雷器とを逆向きの三
角形の頂点に配置すると、ケーブルヘッド及び避雷器の
側方にスペースを確保して該スペースに計器用変成器を
配設することができるため、線路ユニットの容器の高さ
を低くすることができる。また線路ユニットの容器が高
くなることがないので、該容器内の上部にデッドスペー
スが生じるのを防いで絶縁ガスの使用量を節約すること
ができる。更に上記のように構成すると、計器用変成器
の有無の如何に拘らずケーブルヘッドユニットの容器の
大きさを同一にすることができるので、容器の標準化を
図ることができる。
[実施例] 以下添附図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第2図乃至第5図は母線とフィーダとの間に配置される
フィーダユニットに本発明を適用した第1の実施例を示
したもので、同実施例の各相の電気的な構成を示す単線
結線図を第6図に示してある。
第6図においてBS1及ぼBS2はそれぞれ第1及び第
2の母線、DS11及びDS12はそれぞれ第1及び第2の
母線側断路器で、第1母線BS1及び第1の母線側断路
器DS11を共通の容器内に収納することにより第1の母
線ユニットが構成され、第2の母線BS2及び第2の母
線側断路器BS12を共通の容器内に収納することにより
第2の母線ユニットが構成される。CBは遮断器、ES
11及びES12はそれぞれ第1及び第2の遮断器点検用接
地装置、CTa及びCTbは変流器導体Lに嵌装された
変流器で、これら遮断器CB、両接地装置ES1,ES
2及び変流器CTa,CTbが外殻容器内に収納されて
主ユニットが構成される。DS2は線路側断路器、CH
はケーブルヘッド、ES2はケーブルヘッド用接地装
置、LAは避雷器で、これらケーブルヘッドCH、接地
装置ES2及び避雷器LAが共通の容器内に収納されて
線路ユニットが構成される。またPTは線路ユニット側
に設けられて断路器DS2と変流器導体Lとの間を接続
する導体に接続された計器用変成器である。
第2図は上面図、第3図は第2図のIII−III線断面図、
第4図は側面図、第5図はケーブルヘッド容器内におけ
る機器の配置を示す上面図で、これらの図において1は
操作器ユニット、2は操作器ユニット1の上に配置され
た主ユニット、3A及び3Bはそれぞれ主ユニット2の
前面側に上下に配置された第1及び第2の母線ユニッ
ト、4は主ユニット2の背面側に配置された線路ユニッ
トであり、これらにより1台のガス絶縁開閉装置GIS
が構成されている。本実施例では、第2図に示すよう
に、同様に構成されたガス絶縁開閉装置GISが2台横
方向に並べて配置され、両ガス絶縁開閉装置の母線BS
1どうし及び,母線BS2どうしが相互に接続されてい
る。
操作器ユニット1は、直方体状に形成されてその長手方
向を装置の前後方向に一致させて設置ベース5上に配置
された操作器箱101を備え、該操作器箱101の前面
には点検時に開かれる点検用扉102(第4図参照)が
設けられている。操作器箱101内の前端部には操作用
の押しボタン類や監視機器類を取付けた操作盤103が
配置され、操作盤103の後方には遮断器用操作器10
5が配置されている。
主ユニット2は円筒状の外殻容器201を備え、この外
殻容器201はその軸線を上下方向に向けて操作器箱1
01の後端部寄りの上面に配置されている。外殻容器2
01の下端開口部は底板を兼ねる機器支持板202によ
り気密に閉じられ、上端開口部は取外し可能な蓋板20
3により気密に閉じられている。操作器箱101の後端
部上面の機器支持板202に対向する位置には開口部1
09が設けられ、この開口部を通して外殻容器2内の遮
断器が操作器箱101内の操作器105に連結されるよ
うになっている。外殻容器201の側壁の前面側には上
下に間隔をあけて第1及び第2の機器接続用開口部20
1a及び201bが設けられ、外殻容器201の側壁の
背面側には第3の機器接続用開口部201cが設けられ
ている。各機器接続用開口部は外殻容器の側壁を貫通さ
せて設けた孔の周縁に短管を溶接することにより構成さ
れ、各短管の外端部には機器接続用のフランジが設けら
れている。
外殻容器の底板を兼ねる機器支持板202は操作器箱1
01の開口部109を閉じるように配置されて該操作器
箱に固定され、該機器支持板202の上に図示しない支
持脚を介して固定された遮断器取付け板205に3相の
遮断器CBが取付けられている。各遮断器CBは筒状の
遮断器容器206内に可動接触子と固定接触子と適宜の
消弧機構とを収納したもので、筒状容器206の上端に
及び下端付近の側面にそれぞれ固定接触子につながる固
定側端子207及び可動接触子につながる可動側端子2
08が設けられている。3相の遮断器CBはそれぞれの
軸線を上下方向に向けた状態で2等辺三角形の頂点に位
置するように配置されてそれぞれの下端が遮断器取付け
板205に取付けられている。各遮断器CBの可動接触
子を操作する操作軸209は取付け板205を貫通して
下方に導出され、取付け板205に取付られた3相の遮
断器の操作軸209は3相連結板210により相互に連
結されている。3相連結板210の中央部には、共通操
作軸211が取付けられ、該操作軸211は機器取付け
板202に取付けられたスラスト軸受212を気密且つ
摺動自在に貫通して操作器箱101内に導出されてい
る。操作器箱101内に導出された共通操作軸211は
連結機構240を介して操作器105の駆動軸105a
に連結され、エアシリンダ等により駆動される操作軸1
05により各相の遮断器CBが同時に開閉操作されるよ
うになっている。
各相の遮断器CBの上端に設けられた固定側端子207
には第1母線ユニット3Aに接続される導体214が接
続され、該導体214に設けられた導体接続部に遮断器
CBの前面側に該遮断器と平行に配置された分岐導体2
15の上端が接続されている。また各相の遮断器CBの
背面下部に設けられた可動側端子208には、分岐導体
と反対側に遮断器と平行に配置された各相の変流器導体
Lの下端が接続導体218を介して接続され、各変流器
導体Lに各相の2個の変流器CTa及びCTbが上下に
並べて嵌装されている。
分岐導体215の下端には、第2の母線ユニット3Bに
接続される導体220と接地装置ES11の固定側ユニッ
ト221が接続されている。遮断器取付け板205には
また接地装置ES11の可動側ユニット223が取付けら
れている。各可動側ユニット223は固定側ユニットに
設けられた固定接触子に接離する棒状の可動接触子22
4を備え、各相の接地装置ES11の可動接触子224は
共通の回動操作軸226に連結されている。
また変流器導体Lの下端には接地装置ES12の固定側ユ
ニット231が接続されている。遮断器取付け板205
には接地装置ES12の可動側ユニット233が取付けら
れ、3相の接地装置ES12の可動側ユニット233の可
動接触子234は共通の操作軸236に連結されてい
る。該操作軸236は連結手段237により接地装置E
S11の操作軸226に連結され、接地装置ES11が操作
されたときに同時に接地装置ES12が操作されるよう
になっている。接地装置ES11の操作軸226は、外殻
容器201の側壁を気密に貫通させて設けられた連結機
構241を介して、操作器箱101の上面に支持された
接地装置操作器106に接続され、該操作器106によ
り3相の接地装置ES11及びES12が同時に開閉操作さ
れるようになっている。
尚第3図においては、図が繁雑になるのを防ぐため、遮
断器CB、分岐導体215及び変流器CTa,CTbを
1相分のみ図示してあり、他の相の遮断器、分岐導体及
び変流器は図示を省略してある。
第1の母線ユニット3Aの容器300は、第2図に示す
ように前後方向に水平に伸びる第1の管301と、該第
1の管301に対して直角に配置されて横方向に水平に
伸びる第2の管302とからなる十字管の形に形成さ
れ、該容器300の第2の管302内に3相の母線BS
1を構成する母線導体303u乃至303wが平行に配
置されている。3相の母線導体303u乃至303wは
第2の管302の一端を気密に閉じるように配設された
絶縁スペーサ304に支持されている。また容器300
の第1の管301の一端は絶縁スペーサ305を介して
外殻容器201の第1の機器接続用開口部201aに気
密に接続され、該絶縁スペーサ305を気密に貫通させ
て設けられた埋込導体の容器300内に位置する端部に
第1の母線側断路器DS11の固定接触子307が接続さ
れている。また母線導体303u乃至303wには上記
固定接触子307とともに断路器を構成する可動接触子
308が接続され、該可動接触子を操作する操作棒30
9は容器300の第1の管301の他端に配設された操
作機構310に接続されている。操作機構310の操作
軸は容器300の側面に支持された操作器311Aに連
結され、該操作器311Aにより3相の遮断器DS11が
同時に開閉操作されるようになっている。操作機構31
0が断路器DS11の付近の電界を乱さないようにするた
め、操作機構310と断路器DS11との間に静電遮蔽体
(図示せず。)を配設しておく。容器300の第1の管
301の他端には作業用の開口部313が設けられ、該
開口部は蓋板314により気密に閉じられている。
上記母線ユニット3Aの絶縁スペーサ305に設けられ
た埋込導体306の外殻容器201内に位置する端部に
は前記遮断器の固定側端子207に接続された導体21
4が接続され、これにより各相の遮断器CBの固定側端
子207が第1の母線ユニット3Aの母線導体に接続さ
れている。
第2の母線ユニット3Bは第1の母線ユニットBS1と
全く同様に構成され、該第2の母線ユニット3Bの容器
300内の固定接触子307及び可動接触子308によ
り第2の母線側断路器DS12が構成されている。第2の
母線側断路器DS12の操作機構310の操作軸は、該第
2の母線ユニットの容器300の側面に設けられた操作
器311Bに連結されている。第2の母線ユニット3B
の容器300は絶縁スペーサ305を介して外殻容器2
01の第2の機器接続用開口部201bに気密に接続さ
れ、絶縁スペーサ305の埋込導体の外殻容器201内
に位置する端部に分岐導体215につながる導体220
が接続されている。
線路ユニット4の円筒状容器400は軸線が上下方向を
向くように配置され、該容器400の前面側(外殻容器
側)の上部側面には、第1機器接続用開口部400a
が、また上端には第2の機器接続用開口部400bがそ
れぞれ設けられている。更に容器400の背面側の側壁
には作業用開口部400cが設けられている。第1の機
器取付け用開口部400a及び作業用開口部400cは
いずれも容器400に設けた孔の周縁に短管を溶接した
ものからなり、各開口部の短管の端部には機器接続用フ
ランジが設けられている。
容器400の機器接続用開口部400aは絶縁スペーサ
401を介して外殻容器201の第3の機器接続用開口
部201cに気密に接続され、該絶縁スペーサ401に
は3相の埋込導体が設けられている。絶縁スペーサ40
1の埋込導体の外殻容器201内に位置する端部には接
続導体242を介して変流器導体Lの上端が接続されて
いる。また絶縁スペーサ401の各相の埋込導体のケー
ブルヘッド容器400内に位置する端部には接続導体4
03の一端が接続され、各相の接続導体403の他端に
は線路側断路器DS2の固定接触子405が接続されて
いる。また容器400の側壁に適宜の手段により支持さ
れたフレーム406に絶縁支持物407を介して導体板
408が支持され、該導体板408の上端に断路器DS
2の可動接触子409が接続されている。各相の断路器
DS2は絶縁スペーサ401の埋込導体の軸線の延長上
に該埋込導体と同軸的に設けられている。3相の断路器
DS2の可動接触子409の操作棒410は、容器40
0の側面に取付けられた操作器箱411(第2図参照)
内の断路器用操作器に3相一括して連結され、該操作器
により3相の断路器DS2が同時に開閉操作されるよう
になっている。
また導体408の下端には接地装置ES2の固定接触子
412が接続されている。またフレーム406には接地
装置ES2の可動接触子413が支持され、該可動接触
子413は図示しない連結機構を介して前記操作器箱4
11内の接地装置用操作器に連結され、該操作器により
3相の接地装置ES2が一括して操作されるようになっ
ている。
容器400の下端は底板415により気密に閉じられ、
該底板415を貫通させて設けられた3個の孔を容器4
00の内側から気密に閉じるようにスリップオン形の3
相のケーブルヘッドCHが取付けられている。各相のケ
ーブルヘッドCHには対応する相のケーブルCの端末に
取付けられたコネクタ417が抜き差し可能に接続され
ている。各相のケーブルヘッドCHの側方には避雷器L
Aが配置され、各相の避雷器の非接地側端子は対応する
相のケーブルヘッドCHの上端の端子に接続導体418
を介して接続されるとともに対応する相の導体408に
導体419を介して接続されている。
本発明は上記のような線路ユニット4において3相のケ
ーブルヘッドCHと避雷器LAと計器用変成器PTとを
以下に示すように配置したことを特徴とする。すなわ
ち、3相のケーブルヘッドCHは中相のケーブルヘッド
CHを主ユニット2側に位置させて第5図に示すように
それぞれの軸線が第1の2等辺三角形T1の頂点を通る
ように配置され、3相の避雷器LAはそれぞれの軸線が
上記第1の2等辺三角形と逆向きの第2の2等辺三角形
T2の頂点を通るように配置されている。また各相のケ
ーブルヘッドCHの中心と避雷器LAの中心とを結ぶ直
線Pが互いに平行になるとともに、各相のケーブルヘッ
ドCHと避雷器LAとの間の距離dが等しくなるように
3相のケーブルヘッドCH及び避雷器LAが配置されて
いる。
本実施例では、容器400の底板415を気密且つ摺動
自在に貫通して支持されたロッド426に各相の避雷器
LAが支持され、該ロッド426の容器400外に位置
する端部に操作ハンドル427が取付けられている。従
って容器400の外部から操作ハンドル427を操作す
ることにより各相の避雷器LAを上下に変位させること
ができ、これにより各相の避雷器を容器400の外部か
ら導体418に接続したり該導体から切離したりするこ
とができるようになっている。
3相のケーブルヘッド及び避雷器をそれぞれ上記のよう
に逆向きの三角形の頂点に配置すると、同一の径の円筒
状容器401内で3相のケーブルヘッドCH相互間の間
隔を広くとることができ、ユニットの容器を小形にして
しかも相間の絶縁距離を確保することができる。また各
相のケーブルヘッド付近のスペースを広くとることでき
るので、上記のようにスリップオン形のケーブルヘッド
を用いる場合に該ケーブルヘッドの差込み作業を容易に
行うことができる。更に上記のように各相のケーブルヘ
ッドの中心と避雷器の中心とを結ぶ線を平行させると、
各相のケーブルヘッドと避雷器とを接続す導体を同一構
造とすることができ、部品の標準化を図ることができ
る。また上記のようにケーブルヘッドと避雷器とを配置
すると、第5図に示すように容器401の背面側に広い
スペースSを残すことができるので、このスペースを利
用して他の機器を配置することができる。更に避雷器L
Aの接続及び切離し作業も容易に行うことができる。ま
たケーブルヘッド及び避雷器の後方に広いスペースを確
保できるので、開口部400cを通して行う導体の接続
作業を容易にすることができる。
本発明においては、このスペースSを利用して容器40
0内の底板部415に、計器用変成器PTが支持され、
該変成器PTから導出された各相の1次端子は絶縁支持
物423により容器400に支持された接続導体422
を介して前記接続導体418に接続されている。また容
器400の作業用開口部400cは蓋板421により気
密に閉じられている。計器用変成器PTの基部425は
円柱状に形成されていて容器400の底板415を気密
に貫通して底板415から下方に突出せしめられ、該基
部425の下端に該変成器の2次端子が導出されてい
る。このように計器用変成器の2次端子を容器400の
底部から外部に導出しておくと、該変成器の2次リード
線の引回し等により装置の外観が損われることがない。
上記のように計器用変成器PTを容器400内に収納す
る場合、容器400の径を多少大きくすることが好まし
い。ガス絶縁開閉装置を構成するユニットの内最も大き
な容器を必要とするのは遮断器を収納した主ユニットで
あり、ガス絶縁開閉装置の幅寸法はこの主ユニットの背
面側に配置する線路ユニットの容器を用いても装置全体
の設置面積は大差がない。部品の標準化を図るために
は、むしろ線路ユニットの容器として主ユニットの容器
と同じ大きさのものを用いるのが好ましいといえる。こ
のように線路ユニットの容器として主ユニットの容器と
同じ大きさのものを用いれば、上記計器用変成器PTを
配設するスペースの確保は容易となる。
上記のように計器用変成器PTを線路ユニットの容器4
00内の底部に配置すると、該容器400の高さが高く
なるのを防ぐことができる。また該容器400の高さを
低くできることにより容器400の上部にデッドスペー
スが生じるのを防ぐことができるので、ガスの使用量を
節約することができる。
本実施例では、線路ユニット4の容器400の下方に、
地下のケーブルビットから立上がったケーブルCを覆う
箱体424を配置し、該箱体424により容器400を
支えるようにしている。このように構成すると、装置の
機械的強度を高めることができる。尚この箱体424は
省略することもできる。
上記容器400の背面側の開口部400cは導体の接続
作業を行う目的の外、ケーブルヘッドCHに直流電圧を
印加して耐電圧試験を行う際に試験電圧印加用ブッシン
グを取付けるために用いる。すなわち、ケーブルヘッド
CHの耐電圧試験を行う場合には、蓋板421を試験電
圧印加用ブッシングが取付けられた蓋で置換えて、該ブ
ッシングの中心導体をケーブルヘッドCHの中心導体に
接続する。この場合、避雷器LAと計器用変成器PTに
は直流電圧を印加することができないため、計器用変成
器PTと避雷器LAはケーブルヘッドCHから切離して
おく。
上記実施例において、各ユニットの容器内にはそれぞれ
SF6ガスが所定の圧力で充填されている。
第2図に示すように複数台のガス絶縁開閉装置GISを
設置する場合には、隣合うガス絶縁開閉装置GISの
内、一方のガス絶縁開閉装置の母線ユニット3A,3B
の容器300の第2の管302の絶縁スペーサが取付け
られていない側の端部を管320を介して他方のガス絶
縁開閉装置の絶縁スペーサ304に接続する。そして該
絶縁スペーサ304を通して隣接する母線ユニットの母
線どうしを相互に接続する。
本発明は、線路ユニット4がケーブルを引込む場合に適
用されるものであるが、上記実施例のガス絶縁開閉装置
は、その大部分の構成を変更することなく、ブッシング
を用いて架空線を引き込む場合にも適用することができ
る。すなわち、ブッシングにより架空線を引き込む場合
には、第7図に示したように、容器400の上端開口部
400bを気密に閉じるように配設された機器取付け板
430に管台6を取付け、該管台6の上端開口部を気密
に閉じる蓋板601に絶縁スペーサ602を介して中相
のブッシングBSを取付ける。また第8図に示したよう
に、管台6の側壁に突設された短管部603に絶縁スペ
ーサ604を介して他の2相のブッシングBSを取付け
る。管台6の側壁に取付けられた2相ブッシングBSは
斜め上方に突出するように設けられている。これら3相
のブッシングBSの中心導体は接続導体605を介して
線路ユニットの容器400内の対応する相の断路器DS
2につながる導体408に接続する。その他は、ケーブ
ルヘッドが取り外されている点を除き、第3図に示した
実施例の構成と同様である。
第3図に示した実施例では、2重母線構成の開閉回路を
有するガス絶縁開閉装置に本発明を適用したが、一方の
母線ユニットを省略することにより、単母線構成の開閉
回路を有するガス絶縁開閉装置を構成することもでき
る。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、ケーブルヘッドと避雷
器とを逆向きの三角形の頂点に配置することによりケー
ブルヘッド及び避雷器の側方にスペースを確保して該ス
ペースに計器用変成器を配設するようにしたので、線路
ユニットの容器の高さを低くすることができる利点があ
る。
また本発明によれば、線路ユニットの容器が高くなるこ
とがないので、該容器内の上部にデッドスペースが生じ
るのを防いで絶縁ガスの使用量を節約することができ
る。
更に本発明によれば、計器用変成器の有無の如何に拘ら
ずケーブルヘッドユニットの容器の大きさを同一にする
ことができるので、容器の標準化を図ることができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は従来提案されているガス絶縁開閉装置で用いら
れていた線路ユニットの容器内における機器の配置を容
器を断面して示した上面図、第2図は本発明の実施例を
示した上面図、第3図は第2図III−III線拡大断面図、
第4図は同実施例の側面図、第5図は同実施例の外殻容
器の機器配置を容器を断面して示した上面図、第6図は
第2図乃至第5図の実施例の電気的な構成を示した単線
結線図、第7図は第3図のガス絶縁開閉装置の一部を変
更して架空線を引き込んだ参考例を示した断面図、第8
図は第7図のガス絶縁開閉装置のブッシング取付け部を
示した要部断面図である。 1……操作器ユニット、101……操作器箱、105…
…遮断器用操作器、106,107……接地装置用操作
器、2……主ユニット、201……外殻容器、202…
…機器支持板、215……分岐導体、217……変流器
導体、CB……遮断器、ES11及びES12……第1及び
第2の遮断器点検用接地装置、3A及び3B……第1及
び第2の母線ユニット、BS1,BS2……母線、DS
11及びDS12……第1及び第2の母線側断路器、4……
線路ユニット、CH……ケーブルヘッド、LA……避雷
器、DS2……線路側断路器、BS……ブッシング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状容器と、前記容器内の上部に配置さ
    れた3相の断路器と、前記容器内の底板部または前記容
    器の上部に取付けられて対応する相の断路器の一端に電
    気的に接続されたケーブルヘッドと、前記容器内に配置
    されて前記断路器の一端に電気的に接続された3相の避
    雷器と、前記容器に取付けられて前記断路器の一端また
    は他端に電気的に接続された計器用変成器とを有する線
    路ユニットを備えたガス絶縁開閉装置において、前記3
    相のケーブルヘッドはそれぞれの軸線が第1の2等辺三
    角形の頂点を通るように配置され、前記3相の避雷器は
    それぞれの軸線が前記第1の2等辺三角形と逆向きの第
    2の2等辺三角形の頂点を通るように配置され、前記計
    器用変成器は前記容器内の下部に配置されて前記底板部
    に支持されていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
JP59052323A 1984-03-21 1984-03-21 ガス絶縁開閉装置 Expired - Lifetime JPH0655006B2 (ja)

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