JP2000201410A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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JP2000201410A
JP2000201410A JP11000816A JP81699A JP2000201410A JP 2000201410 A JP2000201410 A JP 2000201410A JP 11000816 A JP11000816 A JP 11000816A JP 81699 A JP81699 A JP 81699A JP 2000201410 A JP2000201410 A JP 2000201410A
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JP
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circuit breaker
unit container
conductor
terminal
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JP11000816A
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Masao Satomi
昌男 里見
Yoshiaki Kikko
義彰 橘高
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遮断器ユニット内に遮断器及び接地開閉器とと
もに変流器を内装し、線路側ユニット容器内にケーブル
ヘッドや断路器とともに避雷器と計器用変圧器とを収容
した構成を有するガス絶縁開閉装置の縮小化を図る。 【解決手段】遮断器ユニットU1 の容器102と線路側
ユニットU4 の容器108とをそれぞれの下部で接続
し、絶縁スペーサ109により容器102,108間を
ガス区分する。線路側ユニットの容器108内の下部に
ケーブルヘッドCHdを配置し、ケーブルヘッドCHd
の上端の端子と絶縁スペーサ109の埋込み導体109
aとの間に断路器DS2 を配置する。断路器DS2 の下
方に接地開閉器ES2 を配置し、ケーブルヘッドCHd
の上方のスペースに避雷器LAと計器用変圧器LPTと
を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変電所などの電気
所に設置されるガス絶縁開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気所の母線とケーブルとの間を接続す
る開閉回路を構成するガス絶縁開閉装置として、図3に
示したものが用いられている。同図においてU1は遮断
器ユニット、U2及びU3はそれぞれ第1及び第2の母
線ユニット、U4は線路側ユニットである。
【0003】図3において1は設置ベースB上に支持さ
れた操作器箱で、該操作器箱1の上に、円筒状に形成さ
れた遮断器ユニット容器2がその軸線を垂直方向に向け
た状態で支持されている。遮断器ユニット容器2の側面
には、上下に並ぶ第1及び第2の管台部2a及び2b
と、該第1及び第2の管台部と反対側に開口した第3の
管台部2cとがそれぞれ水平方向に開口した状態で設け
られ、第1及び第2の管台部2a及び2bにそれぞれ第
1及び第2の母線側絶縁スペーサ3及び4を介して第1
及び第2の母線容器5及び6が接続されている。また第
3の管台部2cは、遮断器ユニット容器2の側方に配置
されて設置ベースB上に架台7を介して支持された線路
側ユニット容器8の上部に設けられた遮断器ユニット接
続用管台部8aに線路側絶縁スペーサ9を介して接続さ
れている。
【0004】線路側ユニット容器8にはまた管台部8a
の開口部と反対側に開口した管台部8b及び8cが上下
に並べられた状態で設けられ、上側の管台部8bには線
路用計器用変圧器LPTを収用した容器10が接続され
ている。また下側の管台部8cには、避雷器容器11が
絶縁スペーサ12を介して接続され、該避雷器容器11
内は絶縁スペーサ13により上部空間と下部空間とに区
分されている。
【0005】なお本明細書において、「管台部」は、機
器を収納する容器の側面に設けた開口部の周縁部に短管
を溶接して該短管の先端にフランジを形成した周知の部
分を意味する。通常この管台部は、容器に他の容器や機
器を接続するために用いられる外、容器に作業用のハン
ドホールを形成するために用いられる。
【0006】遮断器ユニット容器2内には、上端に上部
端子15aを有し、下端寄りの側面に下部端子15bを
有する遮断器CBと、遮断器CBの点検時に該遮断器の
上部端子15a及び下部端子15bを接地する第1及び
第2の接地開閉器ES11及びES12と、遮断器CBを通
して流れる電流を検出する変流器CTとが3相分収納さ
れている。
【0007】遮断器CBの上部端子15aは接続導体1
6を通して第1の母線側絶縁スペーサ3に設けられた埋
込み導体3aに接続されるとともに、遮断器CBの側方
を垂直方向に伸びるように設けられて上端が接続導体1
6に接続された接続導体17と該接続導体17の下端に
接続された接続導体18とを通して第2の母線側絶縁ス
ペーサ4に設けられた埋込み導体4aに接続されてい
る。
【0008】また遮断器CBの下部端子15bには、遮
断器CBの側方を垂直方向に伸びる接続導体19の下端
が接続され、該接続導体19の上端は線路側絶縁スペー
サ9に設けられた埋込み導体9aに接続されている。接
続導体19に変流器CTが装着されている。
【0009】遮断器点検用の第1の接地開閉器ES11は
接続導体18の下端と遮断器CBを支持するフレーム2
0との間に設けられ、第2の接地開閉器ES12は、接続
導体19の上端部と該接続導体19の上端よりも更に上
方に配置されたフレーム21との間に設けられている。
第1の接地開閉器ES11及び第2の接地開閉器ES12の
接地側の端子は容器2の側壁を気密に貫通した状態で取
り付けられた図示しないブッシングを通して外部に導出
されて、容器2の外部で接地電位部に接続される。第1
の接地開閉器ES11及び第2の接地開閉器ES12の可動
接触子は、リンクを用いた図示しない連動操作機構によ
り連動して操作される。
【0010】3相の遮断CBの可動接触子を操作する操
作軸15cは3相連結板15dにより連結されている。
3相連結板15dは、操作器箱1内に設けられた遮断器
用操作器22に適宜の連結機構を介して連結され、該操
作器22により3相の遮断器が一括して開閉操作される
ようになっている。
【0011】第1及び第2の母線容器5及び6内にはそ
れぞれ第1及び第2の母線BUS1及びBUS2 を構成
する母線導体23及び24と第1及び第2の母線側断路
器DS11及びDS12とが3相分収納され、各相の母線導
体23及び24がそれぞれ母線断路器DS11及びDS12
を介して第1及び第2の母線側絶縁スペーサ3及び4に
設けられた埋込み導体3a及び4aに接続されている。
【0012】線路側ユニット容器8内にはケーブルヘッ
ドCHdと、線路側断路器DS2 と、線路側接地開閉器
ES2 とが収容されている。ケーブルヘッドCHdは線
路側ユニット容器8の底部にその軸線を垂直方向に向け
た状態で取り付けられ、地下から立ち上げられたケーブ
ルCの端末部がケーブルヘッドCHdに下方から接続さ
れている。
【0013】ケーブルヘッドの上方には容器8に対して
固定されたフレーム25が配置され、該フレーム25に
絶縁支持物26を介して支持された導体27がケーブル
ヘッドCHdの上端に設けられた端子部に接続されてい
る。導体27には断路器DS2 の可動接触子が取り付け
られ、絶縁スペーサ9に設けられた埋込み導体9aに接
続された導体28に断路器DS2 の固定接触子が取り付
けられている。また導体27とフレーム25との間に線
路側接地開閉器ES2 が設けられている。
【0014】避雷器容器11内の上部空間には簡易断路
器DS3 が収納され、該容器11内の下部空間には3相
の避雷器LAが収納されている。避雷器LAの非接地側
の端子は絶縁スペーサ13に設けられた埋込み導体13
aに接続され、該埋込み導体13aに断路器DS3 の固
定接触子が接続されている。また絶縁スペーサ12に設
けられた埋込み導体12aに接続された導体29に断路
器DS3 の可動接触子が取り付けられている。
【0015】遮断器ユニット容器2、母線容器5,6、
線路側ユニット容器8、容器10及び避雷器容器11内
にはSF6 ガスが所定の圧力で封入されている。
【0016】図3に示した例では、遮断器ユニット容器
2とその内部に収納された機器とにより遮断器ユニット
U1 が構成され、第1及び第2の母線容器5及び6とそ
れぞれの内部に収納された機器とによりそれぞれ第1及
び第2の母線ユニットU2 及びU3 が構成されている。
また線路側ユニット容器8とその内部に収納された機器
とにより線路側ユニットU4 が構成されている。
【0017】図3に示したガス絶縁開閉装置の電気的な
構成を示す単線結線図を図4に示した。
【0018】図3に示したガス絶縁開閉装置は、母線と
ケーブルとの間を接続する開閉回路を構成するものであ
るが、このガス絶縁開閉装置は、母線と変圧器との間を
接続する開閉回路を構成するガス絶縁開閉装置や、母線
間を連絡するための開閉回路を構成するガス絶縁開閉装
置等とともに電気所の開閉回路を構成する。電気所の開
閉回路を構成する複数のガス絶縁開閉装置は、図の紙面
と直角な方向に並べて配置され、隣り合うガス絶縁開閉
装置の母線ユニットどうしが相互に接続されて電気所の
母線BUS1 及びBUS2 が構成される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】図3に示したガス絶縁
開閉装置においては、変流器CTの変流比の測定を行う
ことができるようにするため、第2の接地開閉器ES12
を変流器CTが取り付けられた接続導体19の上端側に
設けて、接地開閉器ES11及びES12と遮断器CBとを
通して変流比を測定するための試験電流を流すことがで
きるようにしている。
【0020】しかしながらこのように構成した場合に
は、高さが著しく異なる箇所に配置された接地開閉器E
S11及びES12を連動操作することになるため、両接地
開閉器を連動させるための操作機構を構成するために長
いリンクを必要とし、該操作機構が複雑になるという問
題があった。
【0021】また上記のように接地開閉器ES12を上部
に配置した場合には、接地開閉器ES12を開閉操作した
際に微細な金属粉が生じて、該金属粉が絶縁性能に悪影
響を及ぼす恐れがあった。
【0022】更に図3に示したガス絶縁開閉装置におい
ては、線路側ユニット容器8内の上部に線路側断路器を
配置していたため、避雷器や計器用変圧器を別の容器内
に収納することが必要になり、装置が大形化するという
問題があった。
【0023】なお特公平6−55006号公報に示され
ているように、避雷器LA及び計器用変圧器LPTをケ
ーブルヘッド及び線路側断路器とともに線路側ユニット
容器内に収納したものも提案されているが、この既提案
のガス絶縁開閉装置では、ケーブルヘッドCHdの側方
に避雷器及び計器用変圧器を配置していたため、線路側
ユニット容器の径が大きくなって、ガス絶縁開閉装置が
大形化するという問題があった。
【0024】また特公平6−55006号公報に示され
たガス絶縁開閉装置では、遮断器点検用の第1及び第2
の接地開閉器をともに下方に配置しているため、接地開
閉器の開閉動作に伴って生じる金属粉が絶縁に悪影響を
及ぼすのを防ぐことができ、第1及び第2の接地開閉器
を連動させるための操作機構の構成を簡単にすることが
できるが、このガス絶縁開閉装置では、第2の接地開閉
器が遮断器の下部端子に接続されているため、第1及び
第2の接地開閉器と遮断器とを通して変流器に試験電流
を流すことができなかった。
【0025】更に従来のこの種のガス絶縁開閉装置で
は、線路側ユニット容器が設置ベースB上に架台7を介
して支持されているため、線路側ユニット回りの構成が
複雑になるという問題があった。
【0026】本発明の目的は、遮断器点検用の第1及び
第2の接地開閉器を下方に配置して、しかも両接地開閉
器と遮断器とを通して変流器の変流比を測定するための
試験電流を流すことができるようにすることにより、上
記の問題を解決したガス絶縁開閉装置を提供することに
ある。
【0027】本発明の他の目的は、線路側ユニット容器
が大形化するのを抑制しつつ該線路側ユニット容器内
に、ケーブルヘッド、線路側断路器及び線路側接地開閉
器とともに避雷器及び計器用変圧器を収納することがで
きるようにしたガス絶縁開閉装置を提供することにあ
る。
【0028】本発明の更に他の目的は、線路側ユニット
容器を架台を用いることなく支えることができるように
して、線路側ユニット回りの構成の簡素化を図ったガス
絶縁開閉装置を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下に並ぶよ
うに設けられていて水平方向に開口した第1及び第2の
管台部と該第1及び第2の管台部と反対側に開口した第
3の管台部とを側面に有して操作器箱の上に支持された
遮断器ユニット容器と、上端に上部端子を有し、下端寄
りの側面部分に下部端子を有して軸線を垂直方向に向け
た状態で前記遮断器ユニット容器内に収納された遮断器
と、遮断器ユニット容器内に配置されて遮断器の下部端
子及び上部端子をそれぞれ接地する第1及び第2の接地
開閉器と、遮断器ユニット容器内に配置されて遮断器を
通して流れる電流を検出する変流器とを有する遮断器ユ
ニットと、遮断器ユニット容器の第1及び第2の管台部
にそれぞれ第1及び第2の母線側絶縁スペーサによりガ
ス区分された状態で接続された第1及び第2の母線容器
内にそれぞれ第1及び第2の母線を構成する母線導体と
第1及び第2の母線側断路器とを収納してなる第1及び
第2の母線ユニットと、水平方向に開口した遮断器ユニ
ット接続用管台部を側面に有して該遮断器ユニット接続
用管台部が前記遮断器ユニット容器の第3の管台部に接
続された線路側ユニット容器を有して該線路側ユニット
容器内に内に少なくとも線路側断路器とケーブルヘッド
とケーブルヘッドの端子を接地する線路側接地開閉器と
を収納してなる線路側ユニットと、遮断器ユニット容器
内の空間と線路側ユニット容器内の空間とをガス区分す
る線路側絶縁スペーサとを備えたガス絶縁開閉装置を対
象とする。
【0030】本発明においては、遮断器ユニット容器の
第3の管台部及び線路側ユニット容器の遮断器ユニット
接続用管台部を、それぞれの容器の下端寄りの位置に設
ける。
【0031】本発明においてはまた、遮断器と遮断器ユ
ニット容器の第1及び第2の管台部が設けられた部分と
の間の空間を垂直方向に伸びるように形成された母線側
垂直延伸部を有する母線側主回路導体を設けて、該母線
側主回路導体の上端を第1の母線側絶縁スペーサに設け
られた埋込み導体に接続するとともに、母線側主回路導
体の下端寄りの部分を第2の母線側絶縁スペーサに設け
られた埋込み導体と遮断器の下部端子とに接続する。
【0032】また遮断器と遮断器ユニット容器の第3の
管台部が設けられた部分との間の空間を垂直方向に伸び
る線路側垂直延伸部と該線路側垂直延伸部の上端から遮
断器側に折れ曲って遮断器の上部端子に接続された折曲
げ部と、該線路側垂直延伸部の下端寄りの部分から遮断
器と反対側に突出して線路側絶縁スペーサ側に伸びる分
岐部とを有する線路側主回路導体を設けて、該線路側主
回路導体の分岐部を線路側絶縁スペーサに設けられた埋
込み導体に接続し、線路側主回路導体の線路側垂直延伸
部に変流器を取り付ける。
【0033】更に、第1の接地開閉器は、母線側主回路
導体の下端に取り付けられた第1の接地開閉器用固定側
接触子エレメントとその下方に配置された第1の接地開
閉器用可動接触子エレメントとにより構成し、第2の接
地開閉器は、線路側主回路導体の下端に取り付けられた
第2の接地開閉器用固定接触子エレメントとその下方に
配置された第2の接地開閉器用可動接触子エレメントと
により構成する。
【0034】またケーブルヘッドはその端子を上方に向
け、軸線を垂直方向に向けた状態で線路側ユニット容器
内の下部に配置し、該ケーブルヘッドの上端の端子と線
路側絶縁スペーサに設けられた埋込み導体との間に線路
側断路器を、また該線路側断路器の下方のスペースに線
路側接地開閉器をそれぞれ配置する。
【0035】そして、ケーブルヘッドの上方に形成され
た線路側ユニット容器内の上部スペースに、ケーブルヘ
ッドの端子または該ケーブルヘッドの端子につながる導
体に非接地側端子が接続された避雷器と、ケーブルヘッ
ドの端子の電圧を計測する計器用変圧器とを配置する。
【0036】上記のように遮断器ユニット容器と線路側
ユニット容器とをそれぞれの下部で接続するとともに、
ケーブルヘッドを線路側ユニット容器内の下部に配置し
て、ケーブルヘッドの端子と線路側絶縁スペーサの埋込
み導体との間に線路側断路器を配置し、該線路側断路器
より下方に線路側接地開閉器を配置するようにすると、
線路側ユニット容器を特に大形にしなくても、該線路側
ユニット容器内の上部に大きなスペースを確保すること
ができるため、該線路側ユニット容器内の上部スペース
を利用して避雷器及び計器用変圧器を容易に収容するこ
とができる。従って、線路側ユニット容器を大形にする
ことなく、該線路側ユニット容器内に、ケーブルヘッ
ド、線路側断路器及び線路側接地開閉器とともに避雷器
及び計器用変圧器を収納して、ガス絶縁開閉装置の縮小
化を図ることができる。
【0037】上記のように構成すると、第1及び第2の
接地開閉器と遮断器とを通して変流器の試験電流を流す
ことができるため、第1及び第2の接地開閉器から外部
に導出された端子を利用して変流器の試験を容易に行う
ことができる。
【0038】また第1及び第2の接地開閉器をともに遮
断器ユニット容器内の下部に配置することができるた
め、接地開閉器の動作に伴って生じる金属粉が遮断器ユ
ニット容器内の絶縁に悪影響を与えるのを防ぐことがで
きる。
【0039】上記ケーブルヘッドは、上端に端子を有し
て線路側ユニット容器の底部に軸線を垂直方向に向けた
状態で取り付けるのが好ましい。また線路側絶縁スペー
サの埋込み導体とケーブルヘッドの上端の端子とをほぼ
同じ高さの位置に配置して、線路側断路器を、線路側絶
縁スペーサの埋込み導体とケーブルヘッドの上端の端子
との間にその軸線を水平方向に向た状態で配置するのが
好ましい。
【0040】またこの場合、線路側接地開閉器は、線路
側断路器とケーブルヘッドの端子との間を接続する導体
の下部に接続された線路側接地開閉器用固定接触子エレ
メントとその下方に配置された線路側接地開閉器用可動
接触子エレメントとにより構成する。
【0041】上記のように遮断器ユニット容器と線路側
ユニット容器とをそれぞれの下部で接続して、線路側絶
縁スペーサとケーブルヘッドとの間に線路側断路器を水
平に配置するとともに、該線路側断路器より下方に線路
側接地開閉器を配置するようにすると、線路側ユニット
容器を特に大形にしなくても、該線路側ユニット容器内
の上部により大きなスペースを確保することができる。
【0042】本発明に係わるガス絶縁開閉装置において
はまた、上記第3の管台部及び遮断器ユニット接続用管
台部を、線路側絶縁スペーサよりも十分に大きく形成し
て、線路側ユニット容器の遮断器ユニット接続用管台部
の開口部に補強板を取り付け、該補強板を介して第3の
管台部と遮断器ユニット容器接続用管台部とを接続する
のが好ましい。
【0043】この場合、第3の管台部の内側に、遮断器
ユニット容器内と線路側ユニット容器内との間を仕切る
ように仕切り板を取り付け、該仕切り板を貫通させた状
態で設けた孔を閉じるように線路側絶縁スペーサを取り
付ける。
【0044】このように構成すると、遮断器ユニット容
器の第3の管台部と線路側ユニット容器の遮断器ユニッ
ト接続用管台部とを絶縁スペーサを介することなく直接
接続することができるため、補強板の働きと相俟って、
遮断器ユニット容器と線路側ユニット容器との接続部を
強化することができる。従って、線路側ユニットを遮断
器ユニット容器に片持ちで支持して、該線路側ユニット
を支える架台を省略することができ、線路側ユニット回
りの構成の簡素化を図ることができる。
【0045】本発明においてはまた、遮断器ユニットと
線路側ユニットとの間の電気的な接続を容易にするた
め、遮断器ユニット容器内に収納する3相の遮断器を、
遮断器ユニット容器の第1及び第2の管台部の開口方向
並びに第3の管台部の開口方向に対して直角な方向に並
べて配置するとともに、線路側絶縁スペーサを各相毎に
設けて、3相の線路側絶縁スペーサを3相の遮断器の並
設方向に並べて配置するのが好ましい。
【0046】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係わるガス絶縁開
閉装置の構成例を示したもので、同図において、101
は設置ベースB´上に支持された操作器箱、102は操
作器箱101の上に軸線を垂直方向に向けた状態で支持
された円筒状の遮断器ユニット容器である。遮断器ユニ
ット容器102の上端及び下端はそれぞれ蓋板102d
及び底板102eにより閉鎖され、底板102eが操作
器箱101の天井部に固定されている。
【0047】遮断器ユニット容器102の側面には、上
下に並ぶ第1及び第2の管台部102a及び102b
と、該第1及び第2の管台部102a及び102bの開
口方向と反対側に開口した第3の管台部102cとがそ
れぞれ水平方向に開口した状態で設けられ、第1及び第
2の管台部102a及び102bにそれぞれ第1及び第
2の母線側絶縁スペーサ103及び104を介して第1
及び第2の母線容器105及び106が接続されてい
る。
【0048】また遮断器ユニット容器102の第3の管
台部102c側の側方には、円筒状に形成されて上端及
び下端の開口部がそれぞれ蓋板108d及び底板108
eにより閉鎖された線路側ユニット容器108が配置さ
れている。線路側ユニット容器108の側面には、遮断
器ユニット接続用管台部108aと、該管台部108a
と反対方向に開口した管台部108bとが設けられてい
て、遮断器ユニット接続用管台部108aが遮断器ユニ
ット容器102の第3の管台部102cに接続され、管
台部108bは着脱可能な蓋板111により閉鎖されて
いる。遮断器ユニット容器102内のガス空間と、線路
側ユニット容器108内のガス空間とは、線路側絶縁ス
ペーサ109により区分されている。
【0049】本発明においては、遮断器ユニット容器1
02の第3の管台部102cが該容器102の側面の下
端寄りの位置に設けられ、線路側ユニット容器108の
遮断器ユニット接続用管台部108aも該線路側ユニッ
ト容器108の側面の下端寄りの位置に設けられてい
る。
【0050】遮断器ユニット容器102の第3の管台部
102c及び線路側ユニット容器108の遮断器ユニッ
ト接続用管台部108aは、図示の紙面と直角な方向に
長い楕円形または長円形に形成され、両管台部102c
及び108aは、線路側絶縁スペーサ109よりも十分
に大きく形成されている。線路側ユニット容器108の
遮断器ユニット接続用管台部108aの先端には、第3
の管台部102cの先端のフランジと同じ輪郭形状を有
する補強板140が取り付けられ、該補強板140に遮
断器ユニット容器の第3の管台部102cの先端のフラ
ンジが接続されている。
【0051】また第3の管台部102cの内側には、遮
断器ユニット容器102内と線路側ユニット容器108
内との間を仕切るように補強材を兼ねる仕切り板141
が取り付けられていて、該仕切り板141に設けられた
貫通孔を閉じるように線路側絶縁スペーサ109が取り
付けられている。線路側絶縁スペーサ109は、各相毎
に設けられていて、3相の線路側絶縁スペーサ109が
3相の遮断器CBの並設方向に並べて配置されている。
【0052】第1及び第2の母線容器105及び106
は十字管状に形成されていて、それぞれの内部には、第
1及び第2の母線BUS1 及びBUS2 を構成する母線
導体123及び124と第1及び第2の母線側断路器D
S11及びDS12とが3相分収納され、各相の母線導体1
23及び124がそれぞれ母線断路器DS11及びDS12
を介して第1及び第2の母線側絶縁スペーサ103及び
104に設けられた埋込み導体103a及び104aに
接続されている。
【0053】また遮断器ユニット容器102内には、上
端に上部端子115aを有し、下端寄りの側面に下部端
子115bを有する遮断器CBと、遮断器CBの点検時
に該遮断器の上部端子115a及び下部端子115bを
接地する第1及び第2の接地開閉器ES11及びES12
と、遮断器CBを通して流れる電流を検出する変流器C
Tとが3相分収納されている。
【0054】遮断器CBは、固定接触子と該固定接触子
に接離する可動接触子とを適宜の消弧機構とともにSF
6 ガスが封入された遮断部容器115A内に収納した公
知のガス遮断器で、上部端子115a及び下部端子11
5bが遮断部容器115A内で固定接触子及び可動接触
子に接続されている。
【0055】3相の遮断器CBは、容器102の底板1
02eの上に固定された支持台120の上に、第1及び
第2の管台部102a及び102bの開口方向に対して
直角な方向(図の紙面と直角な方向)に並べられた状態
で支持されている。
【0056】3相の遮断器CBの可動接触子を操作する
操作棒115cが遮断部容器115Aの下端から下方に
導出されていて、3相の遮断器CBの操作棒115cが
3相連結板115dにより連結されている。3相連結板
115dは、底板102eを気密に貫通して操作器箱1
01内に導入された図示しない操作軸と適宜の連結機構
とを介して操作器箱101内に配置された遮断器用操作
器122の出力部に連結され、該操作器により3相の遮
断器CBが一括して開閉操作されるようになっている。
【0057】各相の遮断器CBと遮断器ユニット容器1
02の第1及び第2の管台部102a及び102bが設
けられた部分との間の空間には、母線側主回路導体11
6が配置されている。母線側主回路導体116は、遮断
器CBと遮断器ユニット容器102の第1及び第2の管
台部102a及び102bが設けられた部分との間の空
間を垂直方向に伸びる母線側垂直延伸部116aを有し
ていて、該母線側主回路導体116の上端は、第1の母
線側絶縁スペーサ103に設けられた埋込み導体103
aを通して第1の母線容器105内の回路に接続されて
いる。また母線側主回路導体116の下端寄りの部分
は、該主回路導体から分岐して第2の管台部102b側
に伸びる分岐導体116bを通して第2の母線側絶縁ス
ペーサ104に設けられた埋込み導体104aに接続さ
れるとともに、遮断器CB側に伸びる分岐導体部116
cを通して遮断器CBの下部端子115bに接続されて
いる。
【0058】また各相の遮断器CBと遮断器ユニット容
器102の第3の管台部102cが設けられた部分との
間のスペースに線路側主回路導体119が配置されてい
る。この線路側主回路導体119は、遮断器ユニット容
器102の第3の管台部102cが設けられた部分との
間の空間を垂直方向に伸びる線路側垂直延伸部119a
と該線路側垂直延伸部119aの上端から遮断器CB側
に折れ曲って遮断器CBの上部端子115aに接続され
た折曲げ部119bと、線路側垂直延伸部119aの下
端寄りの部分から遮断器CBと反対側に突出して線路側
絶縁スペーサ109側に伸びる分岐部119cとを有し
ていて、該線路側主回路導体の分岐部119cが線路側
絶縁スペーサ109に設けられた埋込み導体109aに
接続され、該線路側主回路導体の垂直延伸部119aに
変流器CTが装着されている。
【0059】遮断器点検用の第1の接地開閉器ES11は
母線側主回路導体116の下端に取り付けられた固定接
触子エレメント131と、フレーム120に固定された
可動接触子エレメント132とからなり、第2の接地開
閉器ES12は、接続導体119の下端に接続された固定
接触子エレメント133とフレーム120に取り付けら
れた可動接触子エレメント134とからなっている。各
接地開閉器の固定接触子エレメントは、チューリップ形
の接触子と該接触子シールドするシールド部材とからな
る公知のものであり、可動接触子エレメントは、固定接
触子エレメントの接触子に接離する棒状の可動接触子
と、該可動接触子が摺動接触する集電接触子とを備えた
公知のものである。
【0060】接地開閉器ES11及びES12の可動接触子
エレメント132及び134は容器102に対して絶縁
された状態で設けられていて、該可動接触子エレメント
132及び134に接続された端子導体135及び13
6がそれぞれ遮断器ユニット容器の底板102eを気密
に貫通した状態で設けられたブッシング137及び13
8の貫通導体に接続されている。ブッシング137及び
138の貫通導体は操作器箱101内に導出され、これ
らのブッシング137及び138の貫通導体を試験用電
源に接続して、接地開閉器ES11及びES12を閉じるこ
とにより、両接地開閉器と遮断器CBとを通して変流器
CTの試験電流を流すことができるようになっている。
【0061】第1の接地開閉器ES11及び第2の接地開
閉器ES12の可動接触子は、リンクを用いた操作機構1
39及び140を介して操作器箱101内に設けられた
接地開閉器用操作器(図示せず。)の出力部に連結され
ている。該接地開閉器用操作器により接地開閉器ES11
及びES12が連動して開閉操作されるようになってい
る。
【0062】線路側ユニット容器108内には、ケーブ
ルヘッドCHdと、線路側断路器DS2 と、線路側接地
開閉器ES2 と、線路用計器用変圧器LPTと、避雷器
LAとが3相分収納されている。
【0063】更に詳述すると、ケーブルヘッドCHd
は、上端に端子151を有して線路側ユニット容器10
8の底部に軸線を垂直方向に向けた状態で取り付けられ
ている。3相のケーブルヘッドCHdはそれぞれの中心
を正三角形または二等辺三角形の頂点に位置させた状態
で配置(三角配置)されているが、各相のケーブルヘッ
ドCHdは対応する相の絶縁スペーサ109に対面する
位置に配置されている。3相のケーブルヘッドCHdに
はそれぞれ、地下から立ち上げられた3相のケーブルC
の端末部が接続されている。
【0064】また各相の線路側絶縁スペーサ109は、
対応する相のケーブルヘッドCHdの上端の端子151
とほぼ同じ高さの位置に埋込み導体を有するように配置
され、各相の線路側断路器DS2 は、各相の線路側絶縁
スペーサ109の埋込み導体109aと対応する相のケ
ーブルヘッドCHdの上端の端子151との間にその軸
線を水平方向に向けた状態で配置されている。
【0065】図示の例では、各相のケーブルヘッドCH
dの上端の端子151に、各相の絶縁スペーサ109と
ケーブルヘッドCHdとの間をほぼ水平方向に伸びる導
体152が接続され、該導体152は、容器108に固
定されたフレーム153に絶縁支持物154を介して支
持されている。
【0066】導体152の絶縁スペーサ109側の端部
に各相の線路側断路器DS2 の可動接触子エレメント1
55が接続されている。また各相の線路側絶縁スペーサ
109の埋込み導体109aに各相の線路側断路器DS
2 の固定接触子エレメント156が接続されている。
【0067】各相の線路側接地開閉器ES2 は、各相の
線路側断路器DS2 の可動接触子エレメント155とケ
ーブルヘッドCHdの端子151との間を接続する導体
152の下部に接続された線路側接地開閉器用固定接触
子エレメント157とその下方に配置された線路側接地
開閉器用可動接触子エレメント158とからなってい
る。可動接触子エレメント158は、線路側ユニット容
器108に固定されたフレーム159に取り付けられて
いる。
【0068】線路側断路器DS2 の可動接触子は、操作
機構160を介して操作軸161に連結され、線路側接
地開閉器ES2 の可動接触子は、操作機構162を介し
て操作軸163に連結されている。
【0069】操作軸161及び163は線路側ユニット
容器108の外部に導出されて、断路器用操作器及び接
地開閉器用操作器(いずれも図示せず。)に接続され、
これらの操作器により断路器DS2 及び接地開閉器ES
2 が開閉操作されるようになっている。
【0070】避雷器LAは、ケーブルヘッドCHdの上
方に形成された線路側ユニット容器108内の上部スペ
ースに配置され、計器用変圧器LPTは、別容器内に収
容されることなく、線路側ユニット容器108内の上部
スペースに配置されている。図示の例では、避雷器LA
が垂直方向に伸びるように設けられていて、該避雷器L
Aの上端(接地側の端部)が線路側ユニット容器108
の蓋板108dに固定され、該避雷器の下端に設けられ
た非接地側の端子が導体152に接続されている。
【0071】また計器用変圧器LPTは、その一次端子
部165を下方に向けた状態で蓋板108dに固定さ
れ、該計器用変圧器の一次端子部165が接続導体16
6を介して導体152に接続されている。
【0072】なお図1において、171及び172はそ
れぞれ母線断路器DS11及びDS12を操作する操作器で
あり、これらの操作器の出力軸は図示しない連結機構を
介して母線断路器DS11及びDS12の可動接触子に連結
されている。
【0073】上記の例において、遮断器ユニット容器1
02、母線容器105,106及び線路側ユニット容器
108にはSF6 ガスが所定の圧力で封入されている。
【0074】上記の例では、遮断器ユニット容器102
とその内部に収納された機器とにより遮断器ユニットU
1 が構成され、第1及び第2の母線容器105及び10
6とそれぞれの内部に収納された機器とによりそれぞれ
第1及び第2の母線ユニットU2 及びU3 が構成されて
いる。また線路側ユニット容器108とその内部に収納
された機器とにより線路側ユニットU4 が構成されてい
る。
【0075】上記のように構成すると、第1及び第2の
接地開閉器ES11及びES12をともに遮断器ユニット容
器102内の下部に配置することができるため、接地開
閉器ES11及びES12の動作に伴って生じる金属粉が遮
断器ユニット容器102内の絶縁に悪影響を与えるのを
防ぐことができる。
【0076】上記のように、遮断器ユニット容器102
と線路側ユニット容器108とをそれぞれの下部で接続
して、線路側絶縁スペーサ109とケーブルヘッドCH
dとの間に線路側断路器DS2 を水平に配置するととも
に、該線路側断路器DS2 より下方に線路側接地開閉器
ES2 を配置するようにすると、線路側ユニット容器1
08を特に大形にしなくても該容器108内の上部に大
きなスペースを確保することができるため、該線路側ユ
ニット容器108内の上部スペースを利用して避雷器L
A及び計器用変圧器LPTを容易に収容することができ
る。またこのように、線路側ユニット容器内の上部スペ
ースを利用して計器用変圧器LPT及び避雷器LAを配
置するようにすると、ケーブルヘッドの側方に計器用変
圧器LPT及び避雷器LAを配置する場合のように線路
側ユニット容器の径が大きくなるのを防ぐことができ
る。
【0077】従って、線路側ユニット容器108を大形
にすることなく、該線路側ユニット容器内に、ケーブル
ヘッドCHd、線路側断路器DS2 及び線路側接地開閉
器ES2 とともに避雷器LA及び計器用変圧器LPTを
収納して、ガス絶縁開閉装置の縮小化を図ることができ
る。
【0078】また上記のように、線路側ユニット容器1
08の遮断器ユニット接続用管台部108aの先端部を
補強板140により補強して、遮断器ユニット容器10
2の第3の管台部102cをて線路側ユニット容器10
8の遮断器ユニット接続用管台部108aに絶縁スペー
サを介することなく直接接続するようにすると、容器1
02,108の接続部に絶縁スペーサが介在しないこと
と、補強板140の働きとが相俟って、遮断器ユニット
容器と線路側ユニット容器との接続部を強化することが
できる。従って、図示のように、線路側ユニットU4 を
遮断器ユニット容器102に片持ちで支持して、該線路
側ユニットU4 を支える架台を省略することができ、線
路側ユニット回りの構成の簡素化を図ることができる。
【0079】また上記のように、遮断器ユニット容器1
02内に収納する3相の遮断器CBを、遮断器ユニット
容器102の第1及び第2の管台部102a及び102
bの開口方向並びに第3の管台部102cの開口方向に
対して直角な方向に並べて配置するとともに、線路側絶
縁スペーサ109を各相毎に設けて、3相の線路側絶縁
スペーサ109を3相の遮断器CBの並設方向に並べて
配置するようにすると、遮断器ユニットと線路側ユニッ
トとの間の電気的な接続を容易にすることができる。
【0080】上記の例では、遮断器ユニット内に変流器
CTが設けられているが、図2に示すように変流器CT
が省略される場合にも、線路側ユニットU4 はそのまま
用いることができ、多くの部品の標準化を図ることがで
きる。
【0081】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、遮断器
ユニット容器と線路側ユニット容器とをそれぞれの下部
で接続するとともに、ケーブルヘッドを線路側ユニット
容器内の下部に配置して、ケーブルヘッドの端子と線路
側絶縁スペーサの埋込み導体との間に線路側断路器を配
置し、該線路側断路器より下方に線路側接地開閉器を配
置するようにしたので、線路側ユニット容器を特に大形
にすることなく、該線路側ユニット容器内の上部に大き
なスペースを確保して、該線路側ユニット容器内の上部
スペースに避雷器及び計器用変圧器を容易に収容するこ
とができる。従って、線路側ユニットを大形にすること
なく、該線路側ユニットの容器内に、ケーブルヘッド、
線路側断路器及び線路側接地開閉器とともに避雷器及び
計器用変圧器を収納して、ガス絶縁開閉装置の縮小化を
図ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるガス絶縁開閉装置の構成例を示
した断面図である。
【図2】図1に示したガス絶縁開閉装置から変流器を省
略する場合の構成例を示した断面図である。
【図3】従来のガス絶縁開閉装置の構成を示した断面図
である。
【図4】本発明が対象とするガス絶縁開閉装置の回路構
成例を示した単線結線図である。
【符号の説明】
U1 …遮断器ユニット、U2 …第1の母線ユニット、U
3 …第3の母線ユニット、U4 …線路側ユニット、BU
S1 及びBUS2 …第1及び第2の母線、DS11及びD
S12…第1及び第2の母線断路器、CB…遮断器、ES
11及びES12…第1及び第2の接地開閉器、DS2 …線
路側断路器、ES2 …線路側接地開閉器、CHd…ケー
ブルヘッド、LA…避雷器、LPT…計器用変圧器、1
01…操作器箱、102…遮断器ユニット容器、102
a〜102c…第1ないし第3の管台部、103及び1
04…第1及び第2の母線側絶縁スペーサ、105及び
106…第1及び第2の母線容器、108…線路側ユニ
ット容器、108a…遮断器ユニット接続用管台部、1
16…母線側主回路導体、119…線路側主回路導体。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に並ぶように設けられていて水平方
    向に開口した第1及び第2の管台部と該第1及び第2の
    管台部と反対側に開口した第3の管台部とを側面に有し
    て操作器箱の上に支持された遮断器ユニット容器と、上
    端に上部端子を有し、下端寄りの側面部分に下部端子を
    有して軸線を垂直方向に向けた状態で前記遮断器ユニッ
    ト容器内に収納された遮断器と、前記遮断器ユニット容
    器内に配置されて前記遮断器の下部端子及び上部端子を
    それぞれ接地する第1及び第2の接地開閉器と、前記遮
    断器ユニット容器内に配置されて前記遮断器を通して流
    れる電流を検出する変流器とを有する遮断器ユニット
    と、 前記遮断器ユニット容器の第1及び第2の管台部にそれ
    ぞれ第1及び第2の母線側絶縁スペーサによりガス区分
    された状態で接続された第1及び第2の母線容器内にそ
    れぞれ第1及び第2の母線を構成する母線導体と第1及
    び第2の母線側断路器とを収納してなる第1及び第2の
    母線ユニットと、 水平方向に開口した遮断器ユニット接続用管台部を側面
    に有して該遮断器ユニット接続用管台部が前記遮断器ユ
    ニット容器の前記第3の管台部に接続された線路側ユニ
    ット容器を有して該線路側ユニット容器内に内に少なく
    とも線路側断路器とケーブルヘッドと前記ケーブルヘッ
    ドの端子を接地する線路側接地開閉器とを収納してなる
    線路側ユニットと、 前記遮断器ユニット容器内の空間と線路側ユニット容器
    内の空間とをガス区分する線路側絶縁スペーサとを備え
    たガス絶縁開閉装置において、 前記遮断器ユニット容器の第3の管台部及び前記線路側
    ユニット容器の遮断器ユニット接続用管台部は、それぞ
    れの容器の下端寄りの位置に設けられ、 前記遮断器と前記遮断器ユニット容器の前記第1及び第
    2の管台部が設けられた部分との間の空間を垂直方向に
    伸びる母線側垂直延伸部を有する母線側主回路導体が設
    けられて、該母線側主回路導体の上端が前記第1の母線
    側絶縁スペーサに設けられた埋込み導体に接続されると
    ともに、前記母線側主回路導体の下端寄りの部分が前記
    第2の母線側絶縁スペーサに設けられた埋込み導体と前
    記遮断器の下部端子とに接続され、 前記遮断器と前記遮断器ユニット容器の前記第3の管台
    部が設けられた部分との間の空間を垂直方向に伸びる線
    路側垂直延伸部と該線路側垂直延伸部の上端から前記遮
    断器側に折れ曲って前記遮断器の上部端子に接続された
    折曲げ部と該線路側垂直延伸部の下端寄りの部分から前
    記遮断器と反対側に突出して前記線路側絶縁スペーサ側
    に伸びる分岐部とを有する線路側主回路導体が設けられ
    て該線路側主回路導体の分岐部が前記線路側絶縁スペー
    サに設けられた埋込み導体に接続され、 前記線路側主回路導体の線路側垂直延伸部に前記変流器
    が取り付けられ、 前記第1の接地開閉器は、前記母線側主回路導体の下端
    に取り付けられた第1の接地開閉器用固定側接触子エレ
    メントとその下方に配置された第1の接地開閉器用可動
    接触子エレメントとからなり、 前記第2の接地開閉器は、前記線路側主回路導体の下端
    に取り付けられた第2の接地開閉器用固定接触子エレメ
    ントとその下方に配置された第2の接地開閉器用可動接
    触子エレメントとからなり、 前記ケーブルヘッドはその端子を上方に向け、軸線を垂
    直方向に向けた状態で前記線路側ユニット容器内の下部
    に配置されていて、該ケーブルヘッドの上端の端子と前
    記線路側絶縁スペーサに設けられた埋込み導体との間に
    前記線路側断路器が、また該線路側断路器の下方のスペ
    ースに前記線路側接地開閉器がそれぞれ配置され、 前記ケーブルヘッドの上方に形成された前記線路側ユニ
    ット容器内のスペースに、前記ケーブルヘッドの端子ま
    たは該ケーブルヘッドの端子につながる導体に非接地側
    端子が接続された避雷器と、前記ケーブルヘッドの端子
    の電圧を計測する計器用変圧器とが配置されていること
    を特徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記線路側絶縁スペーサは、前記ケーブ
    ルヘッドの上端の端子とほぼ同じ高さの位置に埋込み導
    体を有し、 前記線路側断路器は、前記線路側絶縁スペーサの埋込み
    導体と前記ケーブルヘッドの上端の端子との間にその軸
    線を水平方向に向けた状態で配置され、 前記線路側接地開閉器は、前記線路側断路器と前記ケー
    ブルヘッドの端子との間を接続する導体の下部に接続さ
    れた線路側接地開閉器用固定接触子エレメントとその下
    方に配置された線路側接地開閉器用可動接触子エレメン
    トとからなっていることを特徴とする請求項1に記載の
    ガス絶縁開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記第3の管台部及び遮断器ユニット接
    続用管台部は、前記線路側絶縁スペーサよりも十分に大
    きく形成され、 前記線路側ユニット容器の遮断器ユニット接続用管台部
    に補強板が取り付けられていて、該補強板を介して前記
    第3の管台部と前記遮断器ユニット容器接続用管台部と
    が接続され、 前記第3の管台部の内側には前記遮断器ユニット容器内
    と線路側ユニット容器内との間を仕切るように仕切り板
    が取り付けられていて、該仕切り板を貫通した孔を閉じ
    るように前記線路側絶縁スペーサが取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のガス絶縁開
    閉装置。
  4. 【請求項4】 前記遮断器ユニット容器内の遮断器は3
    相分設けられていて、該3相の遮断器は、前記遮断器ユ
    ニット容器の第1及び第2の管台部の開口方向並びに前
    記第3の管台部の開口方向に対して直角な方向に並べて
    配置され、 前記線路側絶縁スペーサは、各相毎に設けられていて、
    3相の線路側絶縁スペーサが前記3相の遮断器の並設方
    向に並べて配置されていることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれか1つに記載のガス絶縁開閉装置。
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