JPH11220815A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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JPH11220815A
JPH11220815A JP10019459A JP1945998A JPH11220815A JP H11220815 A JPH11220815 A JP H11220815A JP 10019459 A JP10019459 A JP 10019459A JP 1945998 A JP1945998 A JP 1945998A JP H11220815 A JPH11220815 A JP H11220815A
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JP
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line
bus
unit container
main unit
conductor
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JP10019459A
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Shinichi Hasegawa
伸一 長谷川
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガス絶縁開閉装置の奥行き寸法を縮小して小形
軽量化を図ること。 【解決手段】主ユニット容器11の管台部11eに絶縁
スペーサ15を介して補助ユニット容器12を接続し、
主ユニット容器11の部分と補助ユニット容器12の部
分との2つのブロックによりガス絶縁開閉装置を構成す
る。主ユニット容器11内の上部スペースに母線導体2
0及び母線側断路器DS1 を含む母線側機器を配置し、
主ユニット容器11内の上下方向のほぼ中間部のスペー
スに遮断器CBを配置する。遮断器CBの下方に避雷器
LAと線路側断路器DS2 と線路側接地開閉器DS2 と
を含む線路側機器を配置し、補助ユニット容器12内に
配置したケーブルヘッドCHdを絶縁スペーサ15に設
けた貫通導体と主ユニット容器内に配置した接続導体5
5とを介して線路側断路器DS2 に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変電所などの電気
所に設置されるガス絶縁開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】変電所などの電気所においては、線路と
母線との間を開閉する受電用のガス絶縁開閉装置や、変
圧器と母線との間を開閉する変圧器接続用のガス絶縁開
閉装置が設けられて、これらのガス絶縁開閉装置が列を
なすように並べて配置され、隣り合うガス絶縁開閉装置
の母線部分が相互に接続されて電気所の母線が構成され
る。
【0003】図7は、線路と母線との間に設けられる受
電用のガス絶縁開閉装置の一例を示したもので、同図に
おいて、BUSは母線、CBは遮断器、CHdは線路ケ
ーブルCの端末部を接続するケーブルヘッド、DS1 は
母線BUSと遮断器CBの一端との間を開閉する母線側
断路器、DS2 は遮断器CBの他端とケーブルヘッドC
Hdとの間を開閉する線路側断路器である。ES1 及び
ES2 はそれぞれ遮断器CBの点検時に該遮断器の一端
及び他端を接地する遮断器点検用接地開閉器、ES3 は
ケーブルヘッドCHdと断路器DS2 との間を接続する
導体を接地する線路側接地開閉器である。またVDは断
路器DS2 とケーブルヘッドCHdとの間を接続する導
体に印加されている電圧を検出する電圧検出装置、LA
は断路器DS2 とケーブルヘッドCHdとの間を接続す
る導体に簡易断路部dsを介して非接地側端子が接続さ
れた避雷器である。線路側接地開閉器ES3 と接地電位
部とを接続する接地導体Dは、その一部がケーブルCに
沿わせた状態で配置され、ケーブルCを流れる電流と接
地導体Dを流れる電流とを検出するように変流器CTが
設けられている。
【0004】図7に示した構成を有する従来のガス絶縁
開閉装置は、例えば図8に示すように構成されていた。
図8に示した例では、架台を兼ねる操作器箱1の上に円
筒状の遮断器容器2が、その軸線を垂直方向に向けた状
態で支持され、容器2の側面の上部から水平方向に突出
するように設けられた管台部(先端にフランジを有する
管状の部分)2aに絶縁スペーサS1 を介して十字管状
の母線容器3が接続されている。
【0005】遮断器容器2の側面にはまた管台部2aの
突出方向と180度異なる方向に突出した管台部2bが
設けられ、該管台部2bには、円筒状のケーブルヘッド
容器4の側面の上部に設けられた管台部4aが絶縁スペ
ーサS2 を介して接続されている。ケーブルヘッド容器
4は操作器箱1に隣接配置された架台5の上にその軸線
を垂直方向に向けた状態で支持されている。
【0006】母線容器3は、管台部2aと軸線を共有す
る第1の水平管路部3aと該第1の水平管路部と直交す
る第2の水平管路部3bとを有していて、その内部に母
線BUSを構成する3相の母線導体6と、母線側断路器
DS1 とが収納されている。母線導体6は第2の水平管
路部の軸線方向に沿うように配置されて、それぞれの両
端が水平管路部3bの両端を閉じる絶縁スペーサにより
支持されている。
【0007】遮断器容器2内には、SF6 ガスが封入さ
れた筒状の遮断部容器7内に遮断部を収納した遮断器C
Bと、遮断器点検用接地開閉器ES1 及びES2 とが3
相分収納されている。遮断器CBの遮断部は、固定コン
タクトと、固定コンタクトと軸線を共有するように配置
されて該固定コンタクトに接触する投入位置と該固定コ
ンタクトとの間に所定の絶縁距離を隔てた状態になる遮
断位置との間を遮断部容器7の軸線方向に沿って変位さ
せられる可動コンタクトと、可動コンタクトが固定コン
タクトから離れた際に生じるアークを消滅させる適宜の
消弧機構とを備えたもので、可動コンタクトを操作する
操作軸8が遮断部容器7の軸線方向の一端から外部に導
出されている。3相の遮断器CBは、それぞれの遮断部
容器7の軸線を垂直方向に向けた状態で配置されて、そ
れぞれの可動コンタクトを操作する操作軸8が操作器箱
1内に配置された操作器9に所定の連結機構を介して連
結されている。
【0008】遮断器CBの一端は絶縁スペーサS1 に埋
め込まれた貫通導体を通して母線容器3内の母線側断路
器DS1 に接続され、遮断器CBの他端は接続導体10
を介して絶縁スペーサS2 に埋め込まれた貫通導体に接
続されている。
【0009】ケーブルヘッド容器4内には、3相のケー
ブルヘッドCHdと、避雷器LAと、線路側断路器DS
2 と、線路側接地開閉器ES3 と、電圧検出装置VDと
が収納されている。ケーブルヘッドCHd及び避雷器L
Aはそれぞれの軸線を垂直方向に向けた状態で容器4の
底部に取り付けられ、ケーブルヘッドCHdには地下か
ら立ち上げられたケーブルCの端末部Caが接続されて
いる。線路側断路器DS2 の一端はケーブルヘッドCH
dの端子に接続され、他端は絶縁スペーサS2の埋込み
導体を介して遮断器容器2内の接続導体10に接続され
ている。架台5の内側には変流器CTが配置されてい
る。
【0010】遮断部容器2、母線容器3及びケーブルヘ
ッド容器4の内部にはSF6 ガスが所定の圧力で封入さ
れている。
【0011】図8に示したガス絶縁開閉装置は、同様に
構成された他の受電用のガス絶縁開閉装置や、変圧器接
続用のガス絶縁開閉装置等と並べて配置され、隣り合う
ガス絶縁開閉装置の母線容器3の第2の水平管路部3b
どうしが絶縁スペーサを介して相互に接続されて電気所
の母線BUSが構成される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図8に示した従来のガ
ス絶縁開閉装置は、遮断器容器2とその内部に収納され
た機器とからなる遮断器ブロックと、母線容器3とその
内部に収納された機器とからなる母線ブロックと、ケー
ブルヘッド容器4とその内部に収納された機器とからな
る線路引き込みブロックとの3つのブロックからなって
いたため、その奥行き寸法Lが長くなって大形になる上
に重量が増大し、設置スペースも大きくなるという問題
があった。
【0013】また図8に示したガス絶縁開閉装置では、
遮断器CBの操作器と、母線側断路器DS1 の操作器
と、線路側断路器DS2 の操作器とが分散配置されてい
たため、これらの操作器の保守管理が面倒であった。
【0014】本発明の目的は、全体を2ブロックで構成
することにより装置の奥行き寸法を縮小して小形軽量化
を図り、設置スペースの縮小を図ることができるように
したガス絶縁開閉装置を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、小形軽量化を図ると
ともに、大部分の操作器を集中配置して操作器の保守管
理を容易にしたガス絶縁開閉装置を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、母線導体と、
筒状の遮断部容器内に遮断部を収納した遮断器と、母線
導体と遮断器の一端との間を開閉する母線側断路器と、
ケーブルヘッドまたはブッシングからなる線路接続手段
と、線路接続手段と遮断器の他端との間を開閉する線路
側断路器と、線路接続手段と線路側断路器との間をつな
ぐ回路と接地間に設けられた避雷器及び線路側接地開閉
器とを備えた受電用のガス絶縁開閉装置に適用される。
【0017】本発明においては、軸線を垂直方向に向け
た状態で配置された筒状部と、該筒状部の側面の上部か
ら水平方向に突出した母線管路部と、前記筒状部の側面
の前記母線管路部よりも下方に位置する部分から前記母
線管路部の軸線と直交する方向に突出した第1の管台部
と、筒状部の側面の母線管路部よりも下方に位置する部
分から第1の管台部と反対側に突出した第2の管台部と
を有する主ユニット容器と、該主ユニット容器に隣接配
置されて該主ユニット容器の第2の管台部に絶縁スペー
サを介して接続される補助ユニット容器とが設けられ
る。
【0018】そして、上記母線導体は、母線管路部に沿
わせた状態で主ユニット容器内の上部スペースに配置さ
れ、母線側断路器は、母線導体の横に形成された主ユニ
ット内の上部スペースに軸線を垂直方向に向けた状態で
配置される。
【0019】また遮断器は、主ユニット容器内の第1の
管台部に臨むスペースにその軸線を水平方向に向けた状
態で配置されて、第1の管台部の開口部を閉じるように
取り付けられた支持板に支持される。
【0020】また線路側断路器、避雷器及び線路側接地
開閉器は、主ユニット容器内の遮断器よりも下方のスペ
ースに配置され、線路接続手段は補助ユニット容器に取
り付けられて、絶縁スペーサに埋め込まれた貫通導体と
主ユニット容器内に設けられた接続導体とを介して線路
側断路器に接続されている。
【0021】上記のように、母線導体及び母線側断路器
を含む母線側の機器と線路側断路器、避雷器及び線路側
接地開閉器を含む線路側の機器とを遮断器とともに主ユ
ニット容器内に収納し、線路接続手段を補助ユニット容
器に取り付けるようにすると、装置全体を主ユニット容
器の部分と補助ユニット容器の部分との2ブロックによ
り構成することができるため、装置の奥行き寸法を縮小
してガス絶縁開閉装置の小形軽量化を図ることができ、
設置スペースの縮小を図ることができる。
【0022】上記母線側断路器、線路側断路器及び線路
側接地開閉器としては、それぞれの固定コンタクト及び
可動コンタクトが軸線を共有するように設けられて、可
動コンタクトが軸線方向に沿って変位させられる直線操
作形のものを用いて、それぞれの軸線を垂直方向に向け
て配置するのが好ましい。
【0023】このように構成すると、母線側の機器及び
線路側の機器を狭いスペーサに配置することができるた
め、主ユニット容器の奥行き寸法をよりいっそう小さく
して、装置の小形化を図ることができる。
【0024】また上記母線側断路器を操作する操作器
と、遮断器を操作する操作器と、線路側断路器を操作す
る操作器と、線路側接地開閉器を操作する操作器とは、
主ユニット容器の第1の管台部側の側方に配置するのが
好ましい。
【0025】このように構成すると、主要な開閉器類の
操作器が主ユニット容器の同じ側に配置されることにな
るため、操作器の保守管理を容易にすることができる。
【0026】本発明はまた、母線導体と、筒状の遮断部
容器内に遮断部を収納した遮断器と、母線導体と遮断器
の一端との間を開閉する母線側断路器と、変圧器につな
がる導体を接続する変圧器接続手段と、変圧器接続手段
と遮断器の他端との間を接続する回路を流れる電流を検
出する変流器とを備えた変圧器接続用のガス絶縁開閉装
置に適用される。
【0027】この場合の構成は、主ユニット容器内の遮
断器よりも下方のスペースに、線路側断路器、避雷器及
び線路側接地開閉器の代わりに変流器が配置される点、
及び上記補助ユニット容器に変圧器接続手段が取り付け
られて、該変圧器接続手段が絶縁スペーサに埋め込まれ
た貫通導体と主ユニット容器内に設けられた接続導体と
を介して遮断器の他端に接続される点を除き、受電用の
ガス絶縁開閉装置に本発明を適用する場合の構成と同様
である。
【0028】このように変圧器接続用のガス絶縁開閉装
置に本発明を適用した場合も、装置全体を2ブロックに
より構成することができるため、装置の小形軽量化と設
置スペースの縮小とを図ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1及び図2はケーブルで受電す
る受電用のガス絶縁開閉装置に本発明を適用した場合の
装置の構成例を示したもので、その電気的な構成は図7
に示した単線結線図の通りである。
【0030】図7に示したガス絶縁開閉装置に本発明を
適用する場合には、主ユニット容器11と補助ユニット
容器12とが設けられて、主ユニット容器11内に遮断
器CBとともに、母線導体と母線側断路器DS1 と、遮
断器点検用接地開閉器ES1及びES2 と、線路側断路
器DS2 と、避雷器LAと、線路側接地開閉器ES3と
が収納され、補助ユニット容器12内に線路接続手段を
構成するケーブルヘッドCHdが取り付けられる。
【0031】更に詳細に説明すると、主ユニット容器1
1は、軸線を垂直方向に向けた状態で配置された筒状部
11aと、該筒状部11aの側面の上部から水平方向に
沿って互いに反対側に突出した対の母線管路部11b及
び11cと、筒状部11aの側面の母線管路部11b及
び11cよりも下方に位置する部分から母線管路部11
b,11cの軸線と直交する方向に突出した第1の管台
部11dと、筒状部11aの側面の母線管路部11b,
11cよりも下方に位置する部分から第1の管台部11
dと反対側に突出した第2の管台部11eとを有してい
て、筒状部11aの下端が設置ベース13に固定されて
支持されている。この例では、筒状部11aが円筒状に
形成されている。第1の管台部11dはその横断面の輪
郭形状が円形を呈するように形成され、第2の管台部1
1eはその横断面の輪郭形状が長円形(小判形)を呈す
るように形成されている。
【0032】本明細書では、主ユニット容器11の第1
の管台部11d側の側面及び第2の管台部11e側の側
面をそれぞれ該主ユニット容器の前面及び背面とする。
【0033】補助ユニット容器12は、主ユニット容器
11の背面側(第2の管台部11e側)に隣接配置され
て、架台14を介して設置ベース13上に支持されてい
る。図示の補助ユニット容器12は、主ユニット容器1
1の第2の管台部11eの軸線に対して直角な水平方向
に沿って並設された3相のケーブルヘッドCHdを収納
するために必要最小限の容積を持つように、軸線を垂直
方向に向けた状態で並設された3相のケーブルヘッドC
Hdの外周面に沿うように側壁部が湾曲された形状(図
2参照)を有する筒状の容器主部12aと、該容器主部
12aの側壁部から3相のケーブルヘッドの並設方向と
直角な方向に沿って互いに反対側に突出した管台部12
b及び12cとを有している。管台部12b及び12c
はそれぞれの横断面の輪郭形状が長円形を呈するように
形成されていて、一方の管台部12bが小判形の第1の
絶縁スペーサ15を介して主ユニット容器11の第2の
管台部11eに接続されている。補助ユニット容器12
の他方の管台部12cには蓋板16が取り付けられてい
る。
【0034】3相のケーブルヘッドCHdは補助ユニッ
ト容器12の底部に起立状態で固定され、地下から立ち
上げられた各相のケーブルCの端末部が各相のケーブル
ヘッドCHdに接続されている。各相のケーブルCに
は、変流器CTが取り付けられている。
【0035】補助ユニット容器12内に位置するケーブ
ルヘッドCHdの端子部は、補助ユニット容器12の上
部側から開閉操作が可能な断路部ds´を介して絶縁ス
ペーサ15に埋め込まれた貫通導体に接続されている。
補助ユニット容器12内に位置するケーブルヘッドCH
dの端子部にはまた、管台部12c側を向いた試験電圧
印加用の導体接続部17が設けられ、断路部ds´を切
り離した状態で、管台部12cに取り付けた図示しない
試験電圧印加用ブッシングから導体接続部17を通して
ケーブルCに試験電圧を印加し得るようになっている。
【0036】主ユニット容器11内は、第1の管台部1
1d及び第2の管台部11eよりも上方に位置し、母線
管路部11b,11cよりは下方に位置するように設け
られた仕切り板18により母線管路部11b,11cに
連通する上部室Aと、第1及び第2の管台部11d,1
1eに連通する下部室Bとにガス区分されている。図示
の仕切り板18は、主ユニット容器11の内面に溶接さ
れた環状のフランジにボルト止めされている。仕切り板
18の第1の管台部11d側に寄った位置に貫通孔が設
けられて、該貫通孔を気密に閉じるように第2の絶縁ス
ペーサ19が取り付けられている。
【0037】主ユニット容器11内の上部室Aには、3
相の母線導体20と母線側断路器DS1 とが収納されて
いる。3相の母線導体20は、母線管路部11b,11
cに沿うように配置されていて、それぞれの両端が母線
管路部11b,11cの開口部に取り付けられた母線支
持用絶縁スペーサ21,21´(図2参照)により支持
されている。
【0038】母線側断路器DS1 としては、固定コンタ
クト及び可動コンタクトが軸線を共有するように設けら
れて、可動コンタクトが軸線方向に沿って変位させられ
て開閉操作される直線操作形の断路器が用いられてい
る。
【0039】更に詳述すると、母線側断路器DS1 は、
チューリップ形の固定コンタクト22と、該固定コンタ
クト22と軸線を共有するチューリップ形の集電コンタ
クト23と、該集電コンタクト23を摺動自在に貫通し
た棒状の可動コンタクト24とからなり、固定コンタク
ト22は、第2の絶縁スペーサ19に埋め込まれた貫通
導体19aの上部室A側の端部に接続されている。
【0040】3相の母線側断路器は、それぞれの軸線
(操作方向)を垂直方向に向けた状態で、母線導体20
の横に並べて配置されている。図示の例では、3相の母
線側断路器DS1 が、母線導体20の長手方向(図1の
紙面と直角な方向)に並べて配置されている。
【0041】主ユニット容器11の側壁の上部の第1の
管台部11d側の部分に、気密保持構造の軸受26を介
して操作軸27が支持され、該操作軸27の主ユニット
容器内に位置する端部が適宜の回転変位/直線変位変換
機構と絶縁部材とを介して母線側断路器の可動コンタク
ト24に連結されている。可動コンタクト24は、操作
軸27の回転に伴って、固定コンタクト22に接触した
状態になる投入位置と、固定コンタクト22との間に所
定の絶縁距離を隔てた状態になる開路位置との間を直線
変位させられる。主ユニット容器11の第1の管台部1
1d側の側面の側方には、母線側断路器DS1 を操作す
る操作器28が配置され、該操作器28の出力軸が適宜
の連結機構29を介して操作軸27に連結されている。
【0042】主ユニット容器11内の下部室Bの第1の
管台部11dに臨む位置には3相の遮断器CBが配置さ
れている。各遮断器CBは、筒状の遮断部容器31内に
固定コンタクトと可動コンタクトと消弧機構とを有する
遮断部を収納した公知のものである。3相の遮断器CB
は、それぞれの中心軸線を第1の管台部11dの中心軸
線に平行させた状態で(水平方向に向けた状態で)、か
つ3相の遮断器CBの中心軸線と垂直面との交点が正三
角形または二等辺三角形の頂点となるように配置(三角
配置)されて、それぞれの遮断部容器31の一端が、第
1の管台部11dを気密に閉じるように取り付けられた
支持板30に固定されている。
【0043】支持板30の外側には、3相の遮断器CB
の可動コンタクトに操作力を伝達するための操作機構を
収納した機構ケース32が取り付けられ、該機構ケース
32の側面から外部に導出された操作機構の入力軸に操
作レバー33が取り付けられている。機構ケース32の
下方には、遮断器用の操作器34が配置され、該操作器
34の出力軸に取り付けられた駆動レバー35がリンク
機構36を介して操作レバー33に連結されている。
【0044】各相の遮断器CBの遮断部容器31の軸線
方向の中間部の上部には、可動コンタクトにつながる端
子部37が設けられ、遮断部容器31の先端部付近の側
面の上部及び下部にはそれぞれ固定コンタクトにつなが
る2つの端子部38及び39が設けられている。遮断器
CBの可動コンタクト側の端子部37は接続導体40を
介して絶縁スペーサ19に埋め込まれた貫通導体19a
に接続されている。
【0045】遮断器点検用接地開閉器ES1 ,ES2
は、主ユニット容器11の下部室B内の遮断器CBと仕
切り板16との間のスペースに配置されている。図示の
例では、遮断器CBの端子部37と38との間に、接地
電位部に接続された可動コンタクト41が3相分設けら
れて、該可動コンタクト41が主ユニット容器11に対
して回動自在に支持されている。また遮断器CBの可動
コンタクト側の端子部37につながる接続導体40及び
固定コンタクト側の端子部38にそれぞれ固定コンタク
ト42及び43が設けられ、図示しない操作器により可
動コンタクト41が閉路位置側に操作されたときに、3
相の可動コンタクト41が3相の遮断器の端子部37及
び38にそれぞれ設けられた固定コンタクト42及び4
3に同時に接触して、3相の遮断器CBの端子部37及
び38を同時に接地するようになっている。可動コンタ
クト41と固定コンタクト42とにより接地開閉器ES
1 が、また可動コンタクト42と固定コンタクト43と
により接地開閉器ES2 がそれぞれ構成されている。
【0046】下部室B内の遮断器CBよりも下方のスペ
ースには、3相の線路側断路器DS2 と避雷器LAと線
路側接地開閉器ES3 とがそれぞれの軸線を垂直方向に
向けた状態で、かつ第1の管台部11dの軸線方向に対
して直角な方向に並べた状態で配置されている。
【0047】線路側断路器DS2 は直線操作形の断路器
で、遮断器CBの固定コンタクト側の端子部39に取り
付けられた固定コンタクト45と、主ユニット容器11
に対して固定されたフレームに絶縁支持物46を介して
支持された導体に取り付けられた集電コンタクト47
と、該集電コンタクトにスライド自在に支持された可動
コンタクト48とからなっている。断路器DS2 の可動
コンタクト48は、絶縁操作棒49と、適宜の連結機構
とを介して回転操作軸50に連結され、操作軸50は主
ユニット容器11の第1の管台部11d側の側面の下部
から外部に導出されて、第1の管台部11dの下方に配
置された操作器51の出力軸に連結されている。
【0048】3相の避雷器LAは、線路側断路器DS2
と、主ユニット容器11の前面側の側壁部との間のスペ
ースに、それぞれの軸線を垂直方向に向けた状態で、か
つ3相の線路側断路器DS2 の並設方向(第1の管台部
11dの軸線に対して直角な方向)と同方向に並べた状
態で配置され、各相の避雷器LAの上端に設けられた非
接地側端子が、主ユニット容器11の前面側から開閉操
作が可能な断路部dsを介して各相の線路側断路器DS
2 の集電コンタクト47を取り付けた導体に接続されて
いる。
【0049】線路側接地開閉器ES3 は、線路側断路器
DS2 の集電コンタクト47が取り付けられた導体に接
続された固定コンタクト52と、絶縁支持物46を支持
したフレームに固定された集電コンタクト53と、集電
コンタクト53をスライド自在に貫通した可動コンタク
ト54とを備えた直線変位形の開閉器からなっていて、
その可動コンタクト54は、図示しない連結機構を介し
て、主ユニット容器11の前面側に導出された操作軸
(図示せず。)に連結されている。線路側接地開閉器E
S3 を操作する操作軸は、主ユニット容器の前面側に配
置された図示しない操作器の出力軸に連結されている。
【0050】なお図1には示してないが、集電コンタク
ト47が取り付けられた導体に電圧検出用電極を対向さ
せることにより、図7に示した電圧検出装置VDを構成
することができる。
【0051】各相の線路側断路器DS2 の集電コンタク
ト47が取り付けられた導体に主ユニット容器11内を
上下に伸びる接続導体55の下端が接続され、各相の接
続導体55の上端が絶縁スペーサ15に埋め込まれた貫
通導体に接続されている。
【0052】主ユニット容器11内及び補助ユニット容
器12内にはそれぞれSF6 ガスが所定の圧力で封入さ
れている。
【0053】なお図1及び図2において56は、前面側
から見たガス絶縁開閉装置の外観を向上させて周囲環境
との調和を図るために、装置の前面側に配置された化粧
板である。
【0054】上記のように、母線導体20及び母線側断
路器DS1 と線路側断路器DS2 及び線路側接地開閉器
ES3 とを遮断器CBとともに主ユニット容器11内に
収納し、ケーブルヘッドCHd(線路接続手段)を補助
ユニット容器12に取り付けるようにすると、装置全体
を主ユニット容器11の部分と補助ユニット容器12の
部分との2ブロックにより構成することができるため、
装置の奥行き寸法を縮小してガス絶縁開閉装置の小形軽
量化を図ることができ、設置スペースの縮小を図ること
ができる。
【0055】上記の例のように、母線側断路器DS1 、
線路側断路器DS2 及び線路側接地開閉器ES3 とし
て、それぞれの固定コンタクト及び可動コンタクトが軸
線を共有するように設けられて、可動コンタクトが軸線
方向に沿って変位させられる直線操作形のものを用い
て、母線側断路器、線路側断路器及び線路側接地開閉器
を、それぞれの軸線を垂直方向に向けた状態で配置する
と、装置の奥行き寸法の縮小を容易に図ることができ
る。
【0056】また上記のように、母線側断路器DS1 を
操作する操作器29と、遮断器を操作する操作器34
と、線路側断路器を操作する操作器51と、線路側接地
開閉器を操作する操作器(図示せず。)とを、主ユニッ
ト容器の第1の管台部11d側の側方にまとめて配置す
るようにすると、主要な機器の操作器の点検作業を装置
の同じ側から行うことができるため、操作器の保守管理
を容易にすることができる。
【0057】上記の例では、線路接続手段としてケーブ
ルヘッドCHdを用いて、ケーブルから受電するように
しているが、線路接続手段としてブッシングを用いて、
架空線から受電する場合にも本発明を適用することがで
きるのはもちろんである。
【0058】図3及び図4は架空線から受電する場合に
用いるガス絶縁開閉装置に本発明を適用した例を示した
もので、この例では、主ユニット容器11の背面側に配
置される補助ユニット容器12´が、架台14´の上に
下端が固定された箱形の容器本体12a´と、該容器本
体12a´の前面及び背面からそれぞれ突出した管台部
12b´及び12c´と、容器本体12a´の両側面か
ら突出した管台部12u´及び12w´と、容器本体1
2a´の上端から上方に突出した管台部12v´とを備
えている。管台部12b´はその横断面が長円形を呈す
るように形成されて、小判形の絶縁スペーサ15を介し
て主ユニット容器11の第2の管台部11eに接続され
ている。
【0059】補助ユニット容器12´の容器本体の両側
面から突出した管台部12u´及び12w´は斜め上方
に指向するように設けられていて、両管台部12u´及
び12w´の上端にそれぞれ絶縁スペーサ57u及び5
7wを介して接続管58u及び58wが接続されてい
る。接続管58u及び58wの上端にはそれぞれU相及
びW相の架空線を引き込むブッシングBu及びBwが取
り付けられ、管台部12v´の上端にV相の架空線を引
き込むブッシングBvが取り付けられている。
【0060】両端相のブッシングBu及びBwの中心導
体は接続管58u及び58w内にそれぞれ配置された接
続導体59u及び59wと絶縁スペーサ57u及び57
wにそれぞれに埋め込まれた貫通導体と管台部12u´
及び12w´内にそれぞれ設けられた接続導体60u及
び60wと、容器本体12a´内に配置された接続導体
61u及び61wとを介して絶縁スペーサ15に埋め込
まれたU相及びW相の貫通導体に接続されている。また
中相のブッシングBvの中心導体は、管台部12v´内
及び容器本体12a´内を下方に伸びる接続導体59v
を通して絶縁スペーサ15に埋め込まれたV相の貫通導
体に接続されている。
【0061】線路電流を検出する変流器CTは、接続管
58u,管台部12v´及び接続管58wにそれぞれ取
り付けられている。補助ユニット容器12´内及び接続
管58u及び58w内にはSF6 ガスが所定の圧力で封
入されている。主ユニット容器11内の構成は図1及び
図2に示した例と同様である。
【0062】上記の例では、線路と母線との間を開閉す
る受電用のガス絶縁開閉装置に本発明を適用している
が、本発明はまた、変圧器と母線との間を開閉する変圧
器接続用のガス絶縁開閉装置にも適用することができ
る。
【0063】変圧器接続用のガス絶縁開閉装置は、多く
の場合、図5に示すように、母線BUSを構成する母線
導体と、筒状の遮断部容器内に遮断部を収納した遮断器
CBと、母線と遮断器CBの一端との間を開閉する母線
側断路器DS1 と、変圧器Tsfにつながる導体を接続
する変圧器接続手段BSと、遮断器点検用接地開閉器E
S1 及びES2 と、変圧器接続手段と遮断器の他端との
間を接続する回路を流れる電流を検出する変流器CTと
により構成される。また必要に応じて母線BUSに計器
用変圧器VTが接続される場合もある。
【0064】図6は変圧器接続用のガス絶縁開閉装置に
本発明を適用した例を示したもので、この例では、主ユ
ニット容器11の背面側の上部に管台部11fが設けら
れ、該管台部11fにガス絶縁計器用変圧器VTが接続
されている。計器用変圧器VTの入力端子は接続導体7
1を介して母線導体20に接続されている。
【0065】またこの例では、軸線を水平方向に向けた
円筒状の容器からなる補助ユニット容器72が設けられ
て該補助ユニット容器72の軸線方向の一端が絶縁スペ
ーサ73を介して主ユニット容器11の第2の管台部1
1eに接続されている。
【0066】補助ユニット容器72の軸線方向の他端は
ガス/油区分板74により閉鎖されていて、該区分板7
4を液密かつ気密に貫通した状態でガス/油区分ブッシ
ング75が3相分取り付けられている。3相のガス/油
区分ブッシング75は三角配置されていて、各相のブッ
シング75の中心導体は補助容器72内に配置された接
続導体76を介して絶縁スペーサ73に埋め込まれた貫
通導体に接続されている。補助ユニット容器72は支持
脚77を介して設置ベース13上に支持され、該補助ユ
ニット容器内にはSF6 ガスが所定の圧力で封入されて
いる。
【0067】主ユニット容器11内の下部室Bの遮断器
CBよりも下方のスペースには、3相分の変流器CT
が、それぞれの中心軸線を垂直方向に向けた状態で三角
配置され、各相の変流器CTの中心部を貫通した一次導
体78の上端は、対応する相の遮断器CBの端子部39
に所定の接続導体を介して接続されている。各相の一次
導体78の下端は水平方向に伸びる接続導体80の一端
に接続され、各相の接続導体80の他端は主ユニット容
器の底部に絶縁支持物81を介して支持されている。接
続導体80の他端は、主ユニット容器11内を垂直方向
に伸びる接続導体55を通して絶縁スペーサ73に埋め
込まれた貫通導体に接続されている。
【0068】補助ユニット容器72の他端側を閉鎖した
区分板74の補助ユニット容器72と反対側の面に図示
しない変圧器のタンクに設けられた接続ダクトが液密に
接続され、ブッシング75の中心導体が変圧器のタンク
内で変圧器の一次端子に接続される。
【0069】その他の構成は、図1及び図2に示した受
電用のガス絶縁開閉装置の構成と同様である。
【0070】このように、変圧器接続用のガス絶縁開閉
装置に本発明を適用した場合も、装置全体を2ブロック
により構成することができるため、装置の奥行き寸法L
を短くすることができ、装置の小形軽量化と設置スペー
スの縮小とを図ることができる。
【0071】また上記のように、主ユニット容器11の
上部の背面側に管台部11fを設けておくと、該管台部
11fを利用して母線に計器用変圧器VTを接続するこ
とができるため、母線に計器用変圧器VTを接続する場
合に容易に対応することができる。
【0072】上記の例では、主ユニット容器11内を仕
切り板18により上部室Aと下部室Bとにガス区分する
ようにしたが、母線側と遮断器側との間をガス区分する
必要がない場合には、仕切り板18を省略して母線導体
20及び母線側断路器DS1と遮断器CB、線路側断路
器DS2 、避雷器LA及び線路側接地開閉器ES3 とを
共通のガス空間に配置することができる。
【0073】図1ないし図4に示した例では、主ユニッ
ト容器と補助ユニット容器との間を区分する絶縁スペー
サ15として、3相の貫通導体が水平方向に並ぶ状態で
埋め込まれた横長の小判形の絶縁スペーサを用いて、線
路接続手段を水平方向に並べて配置するようにしたが、
該絶縁スペーサ15として、3相の貫通導体が三角配置
された円形のスペーサを用いることもできる。
【0074】但し、絶縁スペーサ15として円形のもの
を用いる場合には、該絶縁スペーサに設けられた貫通導
体がケーブルヘッドCHdの端子部と干渉するのを避け
るために、補助ユニット容器の寸法を大きくすることが
必要になる。
【0075】上記の例では、主ユニット容器11とし
て、母線導体及び母線側断路器を収容する部分と遮断器
及び避雷器などを収容する部分とを一体化した容器を用
いたが、母線導体20及び母線側断路器DS1 を収容す
る上部容器と、遮断器CB、避雷器LA、線路側断路器
DS2 などを収容する下部容器とを設けて、該上部容器
と下部容器とを溶接またはボルト結合により接続するこ
とによって、主ユニット容器を構成するようにしてもよ
い。この場合、主ユニット容器を構成する上部容器と下
部容器との間に仕切り板を介在させることにより、主ユ
ニット容器内を上部室と下部室とにガス区分することが
できる。
【0076】図1ないし図4に示した例では、遮断器C
Bの下方のスペースのほぼ中央部に線路側断路器DS2
を配置し、線路側断路器DS2 と主ユニット容器11の
前面側の側壁部との間及び背面側の側壁部との間にそれ
ぞれ避雷器LA及び線路側設置開閉器ES3 を配置して
いるが、線路側断路器DS2 、避雷器LA及び線路側接
地開閉器ES3 を含む線路側機器は、それぞれの軸線を
垂直方向に向けた状態で並べて配置すればよく、該線路
側機器の配置は上記の例に限定されるものではない。
【0077】図6に示した例では、変圧器接続手段とし
てガス/油区分ブッシング75を用いて、該ブッシング
75を通してガス絶縁開閉装置と変圧器とを接続するよ
うにしたが、変圧器接続手段としてケーブルを用いて該
ケーブルを介してガス絶縁開閉装置と変圧器とを接続す
るようにしてもよい。その場合、補助ユニット容器側の
構成は図1及び図2に示したものと同様でよい。
【0078】図一及び図2に示した例において、補助ユ
ニット容器12の断面形状を、横方向に並設された3相
のケーブルヘッドの外周に沿うように湾曲した形状とし
たが、補助ユニット容器の断面形状はこの例に限定され
るものではない。
【0079】装置の奥行き寸法を縮小するためには、補
助ユニット容器の断面形状を円形よりも奥行き寸法が小
さい形状、例えば、楕円形、長円形、小判形、かまぼこ
形等の形状とするのが好ましい。
【0080】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、主ユニ
ット容器と該主ユニット容器に絶縁スペーサを介して接
続された補助ユニット容器とを設けて、母線導体及び母
線側断路器を含む母線側の機器と線路側断路器、避雷器
及び線路側接地開閉器を含む線路側の機器とを遮断器と
ともに主ユニット容器内に収納し、線路接続手段を補助
ユニット容器に取り付けることにより受電用のガス絶縁
開閉装置を構成するか、または母線側機器と変流器とを
遮断器とともに主ユニット容器内に収納し、変圧器接続
手段を補助ユニット容器に取り付けることにより変圧器
接続用のガス絶縁開閉装置を構成するようにしたので、
装置全体を主ユニット容器の部分と補助ユニット容器の
部分との2ブロックにより構成することができる。従っ
て、全体を3ブロックに構成していた従来のガス絶縁開
閉装置に比べて装置の奥行き寸法を縮小することがで
き、ガス絶縁開閉装置の小形軽量化を図ってその設置面
積の縮小を図ることができる利点がある。
【0081】また本発明において、母線側断路器、線路
側断路器及び線路側接地開閉器として直線操作形のもの
を用いて、母線側断路器と母線導体とを横方向に並べて
配置し、線路側断路器及び線路側接地開閉器を避雷器と
並べて配置するようにした場合には、母線側の機器及び
線路側の機器を狭いスペーサに配置することができるた
め、主ユニット容器の奥行き寸法をよりいっそう小さく
して、装置の小形化を図ることができる。
【0082】また本発明において、母線側断路器を操作
する操作器と、遮断器を操作する操作器と、線路側断路
器を操作する操作器と、線路側接地開閉器を操作する操
作器とを、主ユニット容器の第1の管台部側の側方に配
置するようにした場合には、主要な開閉器類の操作器を
主ユニット容器の同じ側に集中配置することができるた
め、操作器の保守管理を容易にすることができる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をケーブルから受電する受電用のガス絶
縁開閉装置に適用した場合の構成例を示した縦断面図で
ある。
【図2】図1のガス絶縁開閉装置を、主ユニット容器と
補助ユニット容器との間に介在する絶縁スペーサの中心
部に沿って断面して示した横断面図である。
【図3】本発明を架空線から受電する受電用のガス絶縁
開閉装置に適用した場合の構成例を示した縦断面図であ
る。
【図4】図3に示したガス絶縁開閉装置の補助ユニット
容器部分を一部断面して示した背面図である。
【図5】変圧器接続用のガス絶縁開閉装置の構成例を示
した単線結線図である。
【図6】本発明を変圧器接続用ガス絶縁開閉装置に適用
した場合の構成例を示した縦断面図である。
【図7】受電用のガス絶縁開閉装置の構成例を示した単
線結線図である。
【図8】従来のガス絶縁開閉装置の構成を示した縦断面
図である。
【符号の説明】
11 主ユニット容器 11a 容器本体 11b,11c 母線管路部 11d 第1の管台部 11e 第2の管台部 12,12´,72 補助ユニット容器 15 絶縁スペーサ 20 母線導体 BUS 母線 DS1 母線側断路器 CB 遮断器 ES1 ,ES2 遮断器点検用接地開閉器 DS2 線路側断路器 ES2 線路側接地開閉器 LA 避雷器 CHd ケーブルヘッド(線路接続手段) Bu〜Bw ブッシング(線路接続手段) CT 変流器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母線導体と、筒状の遮断部容器内に遮断
    部を収納した遮断器と、前記母線導体と遮断器の一端と
    の間を開閉する母線側断路器と、ケーブルヘッドまたは
    ブッシングからなる線路接続手段と、前記線路接続手段
    と前記遮断器の他端との間を開閉する線路側断路器と、
    前記線路接続手段と線路側断路器との間をつなぐ回路と
    接地間に設けられた避雷器及び線路側接地開閉器とを備
    えたガス絶縁開閉装置において、 軸線を垂直方向に向けた状態で配置された筒状部と、該
    筒状部の側面の上部から水平方向に突出した母線管路部
    と、前記筒状部の側面の前記母線管路部よりも下方に位
    置する部分から前記母線管路部の軸線と直交する方向に
    突出した第1の管台部と、前記筒状部の側面の前記母線
    管路部よりも下方に位置する部分から前記第1の管台部
    と反対側に突出した第2の管台部とを有する主ユニット
    容器と、前記主ユニット容器に隣接配置されて該主ユニ
    ット容器の第2の管台部に絶縁スペーサを介して接続さ
    れた補助ユニット容器とを備え、 前記母線導体は、前記母線管路部に沿わせた状態で前記
    主ユニット容器内の上部スペースに配置され、 前記母線側断路器は前記母線導体の横に形成された主ユ
    ニット内の上部スペースに配置され、 前記遮断器は前記主ユニット容器内の前記第1の管台部
    に臨むスペースにその軸線を水平方向に向けた状態で配
    置されて、前記第1の管台部の開口部を閉じるように取
    り付けられた支持板に支持され、 前記線路側断路器、前記避雷器及び線路側接地開閉器
    は、前記主ユニット容器内の前記遮断器よりも下方のス
    ペースに配置され、 前記線路接続手段は前記補助ユニット容器に取り付けら
    れて、前記絶縁スペーサに埋め込まれた貫通導体と前記
    主ユニット容器内に設けられた接続導体とを介して前記
    線路側断路器に接続されていることを特徴とするガス絶
    縁開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記母線側断路器、線路側断路器及び線
    路側接地開閉器は、それぞれの固定コンタクト及び可動
    コンタクトが軸線を共有するように設けられて、可動コ
    ンタクトが軸線方向に沿って変位させられるように構成
    され、 前記母線側断路器、線路側断路器及び線路側接地開閉器
    は、それぞれの軸線を垂直方向に向けた状態で配置され
    ている請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記母線側断路器を操作する操作器と、
    前記遮断器を操作する操作器と、前記線路側断路器を操
    作する操作器と、前記線路側接地開閉器を操作する操作
    器とが、前記主ユニット容器の第1の管台部側の側面の
    側方に配置されていることを特徴とする請求項1または
    2に記載のガス絶縁開閉装置。
  4. 【請求項4】 母線導体と、筒状の遮断部容器内に遮断
    部を収納した遮断器と、前記母線導体と遮断器の一端と
    の間を開閉する母線側断路器と、変圧器につながる導体
    を接続する変圧器接続手段と、前記変圧器接続手段と前
    記遮断器の他端との間を接続する回路を流れる電流を検
    出する変流器とを備えたガス絶縁開閉装置において、 軸線を垂直方向に向けた状態で配置された筒状部と、該
    筒状部の側面の上部から水平方向に突出した母線管路部
    と、前記筒状部の側面の前記母線管路部よりも下方に位
    置する部分から前記母線管路部の軸線と直交する方向に
    突出した第1の管台部と、前記筒状部の側面の前記母線
    管路部よりも下方に位置する部分から前記第1の管台部
    と反対側に突出した第2の管台部とを有する主ユニット
    容器と、 前記主ユニット容器に隣接配置されて該主ユニット容器
    の第2の管台部に絶縁スペーサを介して接続された補助
    ユニット容器とを備え、 前記母線導体は、前記母線管路部に沿わせた状態で前記
    主ユニット容器内の上部スペースに配置され、 前記母線側断路器は前記母線導体の横に形成された主ユ
    ニット内の上部スペースに配置され、 前記遮断器は前記主ユニット容器内の前記第1の管台部
    に臨むスペースにその軸線を水平方向に向けた状態で配
    置されて、前記第1の管台部の開口部を閉じるように取
    り付けられた支持板に支持され、 前記変流器は、前記主ユニット容器内の前記遮断器より
    も下方のスペースに配置され、 前記変圧器接続手段は、前記補助ユニット容器に取り付
    けられて前記絶縁スペーサに埋め込まれた貫通導体と前
    記主ユニット容器内に設けられた接続導体とを介して前
    記遮断器の他端に接続されていることを特徴とするガス
    絶縁開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記母線側断路器、線路側断路器及び線
    路側接地開閉器は、それぞれの固定コンタクト及び可動
    コンタクトが軸線を共有するように設けられていて、可
    動コンタクトが軸線方向に沿って変位させられるように
    構成され、 前記母線側断路器、線路側断路器及び線路側接地開閉器
    は、それぞれの軸線を垂直方向に向けた状態で配置され
    ている請求項4に記載のガス絶縁開閉装置。
  6. 【請求項6】 前記母線側断路器を操作する操作器と、
    前記遮断器を操作する操作器とが、前記主ユニット容器
    の前記第1の管台部側の側面の側方に配置されているこ
    とを特徴とする請求項4または5に記載のガス絶縁開閉
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007028776A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Mitsubishi Electric Corp ガス絶縁スイッチギヤ
JP2007181321A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Mitsubishi Electric Corp スイッチギヤ
CN111123050A (zh) * 2019-12-31 2020-05-08 中国能源建设集团华东电力试验研究院有限公司 变压器与gis以gil连接方式的变压器局部放电试验

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