JP2002315120A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

Info

Publication number
JP2002315120A
JP2002315120A JP2002000020A JP2002000020A JP2002315120A JP 2002315120 A JP2002315120 A JP 2002315120A JP 2002000020 A JP2002000020 A JP 2002000020A JP 2002000020 A JP2002000020 A JP 2002000020A JP 2002315120 A JP2002315120 A JP 2002315120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal case
gas
bushing
insulated switchgear
disconnector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002000020A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Rokunohe
敏昭 六戸
Fumimasa Endo
奎将 遠藤
Kenji Tsuchiya
賢治 土屋
Toyoichi Tanaka
豊一 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2002000020A priority Critical patent/JP2002315120A/ja
Publication of JP2002315120A publication Critical patent/JP2002315120A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、母線への送電を停止すること
なく遮断器の保守・点検を実行できるガス絶縁開閉装置
を提供することにある。 【解決手段】本発明では、遮断器を収容する第1の金属
ケース9aと、複数の母線断路器を収容する第2の金属
ケース9bとを、ガス区画用スペーサ7aを介して相互
に結合したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス絶縁開閉装置に
係り、特に、絶縁消弧性ガスとしてSF6 ガスを使用
し、容器内に遮断器および断路器を収容しているものに
好適なガス絶縁開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、絶縁性ガスを封入した金属ケース
内に、遮断器,断路器,接地開閉器等を配置したガス絶
縁開閉装置が普及している。例えば、特開平8−275
323号公報には、絶縁性および消弧性に優れたSF6
ガスを封入すると共に、接地された金属ケース内に遮断
器,断路器,接地開閉器等の機器を収納したガス絶縁開
閉装置が示されている。
【0003】この従来技術のように、ガス絶縁開閉装置
は絶縁性および消弧性に優れたSF6ガスを封入した金属
ケース内に機器を収納するため、耐環境性の向上,機器
の小型化あるいは容量当たりの据え付け面積の縮小を図
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のガス絶
縁開閉装置は、遮断器,断路器,接地開閉器等の開閉設
備を1つの金属ケース内に収納して構成されている。
【0005】このため、遮断器の点検に際しては、遮断
器の遮断部を大気に開放する際、同一の金属ケースに収
納された他の開閉設備も大気に開放されることになる。
従って、遮断器の保守・点検に際しては、大気開放され
る他の開閉設備の絶縁がとれなくなり、その期間中、母
線への送電を停止することが必要である。
【0006】本発明は上述の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、母線への送電を停止すること
なく遮断器の保守・点検が行えることは勿論、装置全体
のコンパクト化を図ることができるガス絶縁開閉装置を
提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために次のような手段を採用した。
【0008】即ち、本発明のガス絶縁開閉装置は、遮断
器,断路器,接地開閉器のような高電圧開閉設備が少な
くとも2種類の金属ケースに収納され、これらの金属ケ
ースがガス区画用スペーサを介して結合していることを
特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図を用
いて説明する。図1には本発明の第1の実施形態に係る
ガス絶縁開閉装置を示す。本実施形態は、横形遮断器を
2重母線回路に適用した例である。
【0010】該図に示す如く、横形の遮断器が収納さ
れ、かつ、接地されている金属ケース9aには、負荷側
の断路器を収納している金属ケース9cがほぼ垂直に設
けられ、この金属ケース9cを介して負荷引き出し用の
ブッシング6aが取り付けられている。一方、母線断路
器が収納され、かつ、接地された金属ケース9bには、
母線引き出し用のブッシング6bおよび6cがそれぞれ
取り付けられている。また、金属ケース9aおよび9b
は、ガス区画用のスペーサ7aを介して相互に結合され
ている。
【0011】負荷側の断路器は接地された金属ケース9
cに収納され、ガス区画用のスペーサ7bで金属ケース
9aとガス区分されている。また、母線引き出し用のブ
ッシング6bおよび6cは、それぞれガス区画用のスペ
ーサ7cにより金属ケース9bとガス区分されている。
ブッシング6a,6b,6cは、接地された金属ケース
9a,9bの中心軸に対してほぼ垂直に上方に配置され
ているため、ブッシング取り付け部に加わる荷重を小さ
くでき、組み立て時の作業性が良好になる。更に、接地
された金属ケース9a,9bの長さは、ブッシング6
a,6b,6c間の要求される気中の絶縁距離により決
定される寸法まで縮小することができる。
【0012】なお、3は内部導体と接地間に挿入されて
いる接地開閉器、14は金属ケース9aの一方端に取り
付けられた遮断器操作器、15a,15b,15cは、
それぞれ金属ケース9cおよび9bに収容されている断
路器を操作する操作器を示す。
【0013】以上のように本実施形態によるガス絶縁開
閉装置では、遮断器並びに断路器および接地開閉器等の
高電圧開閉設備内で必要とされる機器を、それぞれガス
区画した別の金属ケース内に収納しているため、遮断器
の保守・点検に際しては、遮断器の遮断部を大気開放し
ても、他の開閉機器を大気開放する必要がなくなり、絶
縁が確保されるので、母線への送電を停止することなく
遮断器の保守・点検を行うことができ、また、装置全体
もコンパクトになる効果がある。
【0014】図2には本発明の第2の実施形態に係るガ
ス絶縁開閉装置を示す。本実施形態は、横形遮断器を2
重母線回路に適用した例である。なお、図1に示される
部分と同一部分については同一符号を付してその説明を
省略する。
【0015】図2に示す第2の実施形態が第1の実施形
態と異なる点は、母線引き出し用のブッシング6cを接
地された金属ケース9bの中心軸に対して軸方向外側
(図では右側)に傾けて取り付けた点、および負荷側の
断路器が収納されている金属ケース9cを省略した点で
あり、他の構成は第1の実施形態と同様である。
【0016】このように形成した本実施形態でも、その
効果は、上述した第1の実施形態と同一であることは勿
論、負荷側の断路器が収納されている金属ケース9cを
省略することで、負荷引き出し用のブッシング6aの高
さを低くすることができ、これにより全てのブッシング
6a,6b,6cの高さをほぼ同一とすることができ
る。また、母線引き出し用のブッシング6cを軸方向外
側(反ブッシング6b側)に傾斜して取り付けることによ
り、ブッシング6bと6cの取り付け位置を近づけるこ
とができるので、その分母線断路器を収納している接地
された金属ケース9bの長さを短縮することができ、開
閉装置全体のコンパクト化をより図ることができる。
【0017】図3および図4は、それぞれ本発明の第3
の実施形態に係るガス絶縁開閉装置を示す。本実施形態
は、横形遮断器を2重母線回路に適用した例である。
【0018】該図に示すように、本実施形態では、例え
ば、SF6 ガス等の絶縁ガスが充填されたほぼ管状の接
地された第2の実施形態と同様な金属ケース9a,9b
を備えている。この金属ケース9a,9bは、3相分を
まとめて1つの架台18で支持されている。そして、金
属ケース9a,9bの全長を短縮するため、各相の全て
のブッシング6a,6b,6cは、ほぼ水平に配置され
た金属ケース9a,9bの軸線に対してそれぞれ軸方向
に傾斜して、即ち、図3に示すように、ブッシング6a
と6bは軸方向左側(外側と内側)に、ブッシング6c
は軸方向右側(外側)にそれぞれ傾斜して取り付けられ
ている。例えば、母線引き出し用のブッシング6bと6
c間の開き角度を30度から70度にして設計するとガ
ス絶縁開閉装置の高さと長さのバランスが取り易い。
【0019】また、図4に示すように、各相の金属ケー
ス9a,9bに接続されているそれぞれのブッシング6
a,6b,6cは、中央に配置されているブッシングを
中心にして周方向に傾斜して配置され、その傾斜角度
は、中央に配置されている金属ケース9a,9bの中心
軸に対して周方向に30〜60度である。このようにす
ることにより、ブッシング先端部の相間絶縁距離を確保
しつつ、金属ケースの相間距離を短縮することができ
る。
【0020】このような本実施形態のように、ブッシン
グを軸方向と周方向に傾斜して取り付けることにより、
第1の実施形態と同一の効果が達成できる他、装置をよ
りブッシング先端部の相間絶縁距離を確保しつつ、金属
ケースの相間距離を短縮することができるので、装置全
体をコンパクトに形成することができる。
【0021】なお、汚染時の耐電圧性能あるいは耐震性
能を考慮すると、ブッシングは骨格材としてのFRPを
シリコーン系ゴムで被覆した複合碍管を用いることが望
ましい。複合碍管を使用すると開閉装置の重量が磁器の
場合に比べ非常に軽くなるため、開閉装置を設置する際
に必要となるクレーンが小型のもので済むばかりでな
く、開閉装置を取り付ける基礎を簡略化できる。さら
に、このようにコンパクト化された開閉装置は、据え付
け作業費や基礎工事費などを低減する効果も有する。
【0022】図5および図6は、本発明の第4の実施形
態を説明する図であり、図5は単母線方式の母線に適用
した例のガス絶縁開閉装置を示し、図6はこの開閉装置
を1・1/2遮断方式の母線に適用した場合の単線結線
図を示す。
【0023】本実施形態にかかるガス絶縁開閉装置は、
遮断器1,断路器2、及び接地開閉器3が収納されてい
る金属ケース9aと断路器2、及び接地開閉器3が収納
されている金属ケース9bとが、ガス区画用のスペーサ
7aを介して相互に連結され、金属ケース9aには、負
荷側の断路器を収納している金属ケース9cを介して負
荷引き出し用のブッシング6aが、金属ケース9aの軸
線に対して軸方向外側に傾斜して取り付けられ、一方、
金属ケース9bには、母線引き出し用のブッシング6b
が、金属ケース9aの軸線に対して軸方向外側に傾斜し
て取り付けられて構成されている。
【0024】このように形成した本実施形態によれば、
第1の実施形態と同様な効果が達成できるほか、2重母
線時に遮断器に近い方に後述する3ポジション断路器を
配置すると、端の母線用ブッシングと母線断路器を省略
するだけで対応可能である。また、金属ケース9bを後
述する2つの母線断路器2a,2bを収納した小形の金
属ケース9bに交換するだけで対応可能であり、しかも
コンパクト化を図ることもできる。また、図6に示すよ
うに1・1/2遮断方式の母線に適用した場合は、変電
所や開閉所などの敷地の長さLを短縮することができる
ため、変電所や開閉所の敷地面積を縮小することができ
る効果もある。
【0025】図7は、本発明の第5の実施形態を示すも
ので、2重母線方式の母線に適用した例である。
【0026】該図に示すように、本実施形態では、金属
ケース9aに収納されている遮断器1の両側に、同じ金
属ケース9aに収納されている接地開閉器3bと金属ケ
ース9b′に収納されている接地開閉器3aを備えてい
る。また、母線23a,23b側の接地開閉器3aおよび
母線断路器2a,2bを一方の金属ケース9b′に収納
し、遮断器1と接地開閉器3bと共に開閉器2cを他方
の金属ケース9aに収納している。
【0027】このような本実施形態のように構成する
と、第1の実施形態と同様な効果が達成できる他、金属
ケース9aを取り外した場合でも、露出した導体の電位
を確実に接地開閉器3aにより接地することができ、遮
断器1をカセット交換する際の安全性が向上する。
【0028】また、断路器2は消弧性能が低い絶縁性の
ガスを使用しても性能の低下が少ないため、遮断器1或
いは母線断路器2a,2bを収容する金属ケース9a或
いは9b′に充填する絶縁性のガスの種類,混合割合あ
るいはガス圧力を変えることが可能である。例えば、遮
断器1および母線断路器2a,2bに用いる絶縁性ガス
として、それぞれN2 ガスおよびSF6 ガスの混合ガス
を用い、母線断路器2a,2bに用いる混合ガスのSF
6 ガスの成分割合を低くすることができることは勿論、
母線断路器2a,2bに用いる混合ガスのガス圧力を低
くすることができる。これにより、地球温暖化ガスであ
るSF6 ガスの使用量を削減することができる。
【0029】図8および図9は、本発明の第6の実施形
態を示すもので、負荷側の断路器を省略し、2重母線に
適用した例である。本実施形態では、遮断器1が負荷側
の断路器を兼ねている。
【0030】1・1/2母線の遮断方式の母線を除き、
ほとんどの場合、遮断器1の保守・点検が必要なとき
は、前記遮断器1が接続されている回線の送電はできな
い。このため、母線断路器2a,2bを開極し接地開閉
器3a,3bを閉極することが可能となり、図8および
図9に示すように負荷側の断路器を省略しても、母線2
3a,23bへの送電を停止することなく遮断器1の保
守点検を行うことができる。
【0031】従って、ガス絶縁開閉装置全体のコンパク
ト化とコストパフォーマンスを向上させることができ
る。なお、図9は更に負荷側の接地開閉器3bを省略し
た例である。この場合は、負荷側の送電線の片側に気中
の接地開閉器を配置することによりガス絶縁開閉装置全
体の接地開閉器の数を減少することが可能である。
【0032】図10は、本発明のガス絶縁開閉装置に使
用する断路器の詳細を示す図である。該図において、8
aは可動接触子側のシールド、8bは固定接触子側のシ
ールド、9は金属ケース、20は操作ロッド24からの
駆動方向を変換するためのギア、21a,21bはそれ
ぞれ接触子である。
【0033】このような断路器では、操作ロッド24を
回転駆動すると、操作ロッド24の回転力は、ギア20
を介して可動子19を上下方向に駆動する駆動力に変換
される。そして、可動子19が接触子21bに接触する
ことにより通電性能を満足させ、シールド8a,8bに
より絶縁性能を満足させる構造となっている。この断路
器は、従来のリンクを用いたリニア駆動方式の断路器の
ように、操作ロッド24を断路器の軸の延長上に配置す
る必要がなくなる。
【0034】図11は、本発明のガス絶縁開閉装置に使
用する他の断路器の詳細を示す図である。
【0035】該図において、19aは断路器側の可動
子、19bは接地開閉器側の可動子、25は接地開閉器
の接地側接触子である。
【0036】この装置は、断路器および接地開閉器とし
て機能する複合形の開閉器(DS/ES)であり、その
一方が開のとき他方を閉とすることができるため、機械
的インターロックの一部を簡略化することができる。ま
た、この開閉器は接地開閉器の可動子19bと断路器の
可動子19aを同一軸上に配置するので、操作ロッド2
4を駆動することにより断路器と接地開閉器を同時に駆
動することができるため、操作器の数を減らすことがで
きる。
【0037】図12および図13は、本発明の第7の実
施形態を示すもので、図12は図3に示したガス絶縁開
閉装置の構成にバイパス断路器を備えたガス絶縁開閉装
置を示す図、図13はこの開閉装置を2重母線に適用し
た例を示す回路図である。
【0038】該図において、9dはバイパス断路器2d
を収納した金属ケースであり、この金属ケース9dは、
遮断器1を収納した金属ケース9aおよび断路器を収納
した金属ケース9bとほぼ並行に配置されている。金属
ケース9dに収納されているバイパス断路器2dは、負
荷引き出し用のブッシング6aの金属ケース9aからの
引き出し点と母線引き出し用のブッシング6bの金属ケ
ース9bからの引き出し点との間をバイパスするもので
ある。また、変流器10をバイパス断路器2dにより形
成する電路の外側に取り付けることにより、バイパス回
路使用時でも変流器10により送電中の電流を測定する
ことができる。
【0039】このような本実施形態の構成であっても、
その効果は、第1の実施形態と同様である。
【0040】図14および図15は、本発明の他の作用
効果を説明する図である。図14は1つの金属ケース9
に、遮断器1および断路器2a,2bを収容したガス絶
縁開閉装置を示し、図15は遮断器1と断路器2a,2
bを別々の金属ケース9a,9bに収容したガス絶縁開
閉装置を示すものである。
【0041】すなわち、図14に示すように、遮断器1
と断路器2a,2bを1つの金属ケース9に収納した構
成では、絶縁信頼性が高い極間に絶縁支持を有しない遮
断器を適用するとフランジ13a,13bを介して金属
ケース9に取り付けた内部導体4が撓み、遮断器1およ
び断路器2a,2bに軸ずれが生じる可能性がある。
【0042】これに対して、遮断器1と断路器2a,2
bを別々の金属ケース9a,9bに収納した場合、図1
5に示すように、遮断器1と断路器2a,2b間にガス
区画用のスペーサ7aを配置することができる。このガ
ス区画用のスペーサ7aは、内部導体4a,4bの支持
も兼ねるため、内部導体4a,4bの支持間隔が短くな
り、内部導体4a,4b自体の機械的強度を容易に上げ
ることができる。更に遮断器1と断路器2a,2bを別
々に軸調整することが可能であるため、組み立て時の軸
調整を容易に行うことができる。
【0043】次に本発明のガス絶縁開閉装置に3ポジシ
ョン断路器を適用した場合についての例を説明する。
【0044】図16,図17、及び図18は、変流器の
構成及び3ポジション断路器を適用した場合について詳
細に説明した例であり、同一符号のものは前述した部材
と基本的に同一の部材である。
【0045】図16は、2つの変流器10を有し、その
2つの変流器10のうちの1つの変流器10を母線側断
路器2が収められた金属ケース9b内に収納し、他の変
流器10を金属ケース9bとはスペーサ7dでガス区画
され、遮断器1が収納されている金属ケース9aから斜
め上方に延びて負荷引き出し用のブッシング6aと接続
される金属ケースの途中に収納している。なお、PDや
アレスタ等は図面には記載していない。
【0046】この例のように、母線側断路器2を収めた
金属ケース9b内に1つの変流器10を収納すること
で、金属ケースの数を少なくして機器を構成できるた
め、組み立てが容易であり、且つ機器のコンパクト化を
図ることができる。
【0047】また、母線引き出し用のブッシング6cの
下部にある断路器2に、後述する3ポジション断路器を
配置することで、全体として使用する操作器の個数を減
らすことができる。また、シングル母線方式及び1・1
/2母線方式に適用する場合は、図中の左側の断路器2
と母線引き出し用のブッシング6bのみ省略することで
使用することが可能であり、部品共通化を図ることがで
きるためコストパフォーマンスが向上する。
【0048】また、この例によれば、2つの変流器10
のうちの1つの変流器10を母線側断路器2が収められ
た金属ケース9b内に収納し、他の変流器10を金属ケ
ース9bとはスペーサ7dでガス区画され、遮断器1が
収納されている金属ケース9aから斜め上方に延びて負
荷引き出し用のブッシング6aと接続される金属ケース
の途中に収納しているため、万一、地絡が発生した場合
には、変流器10により、発生個所が遮断器1が収納さ
れている金属ケース9a内部かそれ以外かを判定するこ
とが可能である。
【0049】また、遮断器1の信頼性は非常に高いこと
から、どちらかの変流器10を省略することが可能であ
り、この場合は更に機器をコンパクト化できる。加え
て、この例では巻線タイプの変流器10を適用した場合
を説明したが、巻線タイプに代わってロゴスキーコイル
を用いることもでき、この場合には更に大幅に機器をコ
ンパクト化することができる。更に、スペーサ7dでガ
ス区画された金属ケース9a,9bにそれぞれ設置され
た変流器10は共に巻線タイプであっても、ロゴスキー
コイルであってもよいし、一方を巻線タイプ、他方をロ
ゴスキーコイルとした組み合わせであってもかまわな
い。
【0050】また、この例のようにブッシング6a,6
b,6cの下側に配置されるスペーサとして、穴開きス
ペーサ7を適用すると母線側断路器2と母線引き出し用
のブッシングが同一ガス区画となり、ガス区画数が減る
ため、ブッシングにガス吸排用の部材を設置する必要が
なくなり、タンク構造及び機器の構成が簡素化でき、組
み立て効率やガス吸排の誤操作防止等の効果がある。
【0051】図17に示す例は、図16とは異なり複数
の金属ケースで母線側断路器のガス区画を形成した場合
の例である。
【0052】この例では、図に向かって左端のブッシン
グ6bの下部に後述する3ポジション断路器を設けた構
成となっている。そして、遮断器1と母線断路器2が収
納されている金属ケース9aは、ガス区画用スペーサ7
dで金属ケース9bと区画されていて、母線断路器2,
接地開閉器3、及び変流器10を同一ガス区画として金
属ケース9bに収め、かつ、それぞれのブッシング6
a,6b,6cもスペーサ7a,7b,7cで金属ケー
ス9a,9bとガス区画されている。
【0053】このような構成を採用することにより、接
地開閉器3の部分がパーティクルトラップを兼ねるため
金属ケースのボリュームを小さくすることができる。ま
た、変流器には巻線タイプを適用した場合を示したが、
ロゴスキーコイルを用いると更に機器をコンパクトにす
ることができる。
【0054】図18に示す例は、図17の母線側断路器
2のガス区画を形成する金属ケースを1つにし、母線側
断路器2の支持にはポストスペーサを適用した場合の例
である。
【0055】ポストスペーサ76を採用することによ
り、ブッシングと断路器が同一ガス区画となるため、ガ
ス配管やガス吸排用の部材を簡素化できる。また、機器
のコンパクト化とコストパフォーマンスを向上させるこ
とができる。更に、図16,図17の実施例と同様に、
遮断器1の両端に変流器10を設けることが可能であ
る。
【0056】また、前述した2つの変流器10を備えた
例においては、2つの変流器の精度を変えることが可能
である。例えば一方は巻線タイプの高精度の変流器と
し、他方は精度の低いロゴススキーコイルタイプの変流
器とすれば、電力計測用には高精度の巻線タイプの変流
器を使用し、遮断器の内部地絡検出にはロゴススキーコ
イルタイプの変流器を用いることができる。これによ
り、遮断器内部の地絡検出とガス絶縁開閉装置並みの性
能とコストパフォーマンスの両方を兼ねることが可能で
ある。
【0057】また、前述した例の変形例として、一相分
のガス絶縁開閉装置を3台並べて3相分のガス絶縁開閉
装置を構成した場合には、断路器及び接地開閉器の操作
にチェーンを用いれば、同じ位置にある断路器及び接地
開閉器を三相一括の操作器で動作可能にすることができ
る。これにより、各相の断路器及び接地開閉器の動作の
バラツキを抑えることができるばかりでなく、全体とし
ての操作器の台数を減らすことができる。
【0058】図19は図16に示したガス絶縁開閉装置
の断面Aから見た際の3ポジション断路器の構成を示す
ものであり、図11の構成をより詳細に説明したもので
ある。
【0059】この3ポジション断路器は、操作器15内
に収納されている電動機で駆動されるチェーン218を
介して絶縁体で構成された操作ロッド24に動力を伝達
し、この操作ロッド24を介して断路器2,接地開閉器
3の開閉操作を行う方式である。
【0060】図19において、接地開閉器3及び断路器
2は金属ケース9内に納められている。断路器2は接触
子21bを備え、接地開閉器3は接地側接触子25を備
えている。可動子19が操作ロッド24で駆動されて移
動することにより、断路器2は可動子19が接触子21
bと接触状態にある「入」、可動子19が接触子21bと
接地側接触子25の両方と非接触状態にある「切」(図
19に示す状態)、及び可動子19が接地側接触子25
と接触状態にある「接地」の三位置を形成する。可動子
19は接触子21bおよび接地側接触子25と電気的に
接続可能な部材である。また、可動子19にはラックタ
イプのギア20が設けられており、このギア20は、ピ
ニオンギア216と噛合して駆動力を伝達する構成とな
っている。操作ロッド24は、ギア20と接合されて外
部からの駆動力を伝達している。
【0061】なお、金属ケース9内に封入された絶縁性
ガスとして、SF6 または他の絶縁性ガス、例えば、N
2,CO2,CF4,O2、乾燥空気等の内で一種または一
種以上とSF6 とを混合させたガスを用いる。
【0062】次に、3ポジション断路器を更に詳細に説
明する。
【0063】導体23に可動子19が設置されており、
この可動子19の一端と対向するように断路器2用の接
触子21bが、可動子19の他端と対向するように接地
開閉器3用の接地側接触子25が設置されている。可動
子19にはピニオンギア216が設けられており、接触子
21b,接地側接触子25およびピニオンギア216は
一直線上に同軸に配置されている。そして、ギア20お
よびピニオンギア216が噛合する際および可動子19が
動く際に発生する導電性異物を、シールド8に閉じ込め
て高電界空間に混入しない構造となっている。
【0064】可動子19上には駆動力受容部材としてピ
ニオンギア216がL1の長さで設けられており、駆動
力伝達部材としてギア20が回転して可動子19が接触
子21bおよび接地側接触子25に接合する形態になっ
た場合でも、この長さL1に渡るピニオンギア216
は、可動子19と導体23を電気的に接続している可動
接触部212とは接触しないように構成されている。即
ち、ギア20を基準位置として駆動力受容部材としての
ピニオンギア216が移動する最長の長さL1より遠い
場所(ポジションP1)に可動接触部212に配置する
ことにより、ピニオンギア216とギア20で発生する
異物が可動接触部212に付着することを防止できる。
これにより、異物が可動接触部212に付着しないの
で、可動子19を駆動してもピニオンギア216とギア
20で発生する異物が可動子19の他の箇所に伝播せ
ず、更には、可動子19と可動接触部212とが摺動す
る際に、発生する導電性異物がピニオンギア216とギ
ア20により伝播して高電界空間に混入することを防ぐ
ことが実現できる。
【0065】このように、この例では、可動子19に設
置されるギア20と可動接触部212とが接触して導電性
異物が発生しないように可動接触部212の配置構成を
工夫し、一個の可動接触部212で断路器2および接地
開閉器3の可動接触部を兼用する構造となっている。
【0066】次に可動子19の駆動機構について説明す
る。
【0067】導体23と断路器2,接地開閉器3が並べ
られる平面と直行する方向には操作ロッド24が設けら
れている。この操作ロッド24は片端が金属ケース9の
外側に伸びており、金属ケース9との境界に回転シール
が施されガスの漏洩を防止すると共に、回転摩擦を低減
している。操作ロッド24の金属ケース9外の端部に
は、スプロケット239が設置されている。また、操作
ロッド24の逆の片端は、絶縁物を介してギア20と噛
合するようにピニオンギア216が設置されており、操
作ロッド24の回転運動をラック・ピニオン機構により
直線運動に変換し、可動子19を動作させるようになっ
ている。
【0068】このような構成の3ポジション断路器が、
上述した図16乃至図18のガス絶縁開閉装置の断路器
2として金属ケース9b内に収納されて採用されてい
る。
【0069】以上のように、本実施形態によるガス絶縁
開閉装置は、遮断器,断路器,接地開閉器のような高電
圧開閉設備が少なくとも2種類の金属ケースに収納さ
れ、これらの金属ケースがガス区画用スペーサを介して
結合されているため、保守・点検時には遮断器が収納さ
れている金属ケースだけを開放すればよく、母線への送
電を停止することなく遮断器の保守・点検を行うことが
できる利点があるばかりか、コンパクトに開閉装置を形
成することができる。
【0070】この結果、既存の屋外開閉設備とリプレイ
ス可能であるばかりでなく、母線を無停電で遮断器の保
守・点検ができるため、質の高い電力を需要者に供給す
る開閉装置を提供できる。また、前述のように開閉装置
をコンパクトに形成できるため、開閉所等の敷地の有効
利用が可能である。更に、開閉装置全体がコンパクトで
あることから、全てを組み上げた状態で出荷できるた
め、現地作業は母線や負荷引き出し線の接続とリレー関
係の敷設・接続作業のみとなり現地作業量を大幅に軽減
することができる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、母
線への送電を停止することなく遮断器の保守・点検を実
行できると共に、装置全体のコンパクトが図れるこの種
ガス絶縁開閉装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス絶縁開閉装置の第1の実施形態を
示す正面図である。
【図2】本発明のガス絶縁開閉装置の第2の実施形態を
示す正面図である。
【図3】本発明のガス絶縁開閉装置の第3の実施形態を
示す正面図である。
【図4】図3に示すガス絶縁開閉装置の側面図である。
【図5】本発明のガス絶縁開閉装置の第4の実施形態を
示す正面図である。
【図6】図5に示したガス絶縁開閉装置を1・1/2遮
断方式の母線に適用した場合の単線結線図である。
【図7】本発明のガス絶縁開閉装置の第5の実施形態を
示し、2重母線方式の母線に適用した場合の単線結線図
である。
【図8】本発明のガス絶縁開閉装置の第6の実施形態を
示し、負荷側の断路器を省略した2重母線方式の母線に
適用した場合の単線結線図である。
【図9】図8に示した第6の実施形態から更に負荷側の
接地開閉器を省略した例を示す単線結線図である。
【図10】本発明のガス絶縁開閉装置に採用される断路
器を示す断面図である。
【図11】本発明のガス絶縁開閉装置に採用される他の
断路器を示す断面図である。
【図12】本発明のガス絶縁開閉装置の第7の実施形態
を示す断面図である。
【図13】図12に示したガス絶縁開閉装置を2重母線
方式の母線に適用した場合の単線結線図である。
【図14】本発明の作用効果を説明するための従来構成
のガス絶縁開閉装置を示す部分断面図である。
【図15】本発明の作用効果を説明する本発明の一実施
形態におけるガス絶縁開閉装置を示す部分断面図であ
る。
【図16】本発明のガス絶縁開閉装置に3ポジション断
路器を適用した一例を示す断面図である。
【図17】本発明のガス絶縁開閉装置に3ポジション断
路器を適用した他の例を示す断面図である。
【図18】本発明のガス絶縁開閉装置に3ポジション断
路器を適用した他の例を示す断面図である。
【図19】図16,図17、及び図18に示したガス絶
縁開閉装置に適用される3ポジション断路器の構成を示
す断面図である。
【符号の説明】
1…遮断器、2,2a,2b…断路器、2d…バイパス
断路器、3,3a,3b…接地開閉器、4,4a,4b
…内部導体、6a…負荷引き出し用のブッシング、6
b,6c…母線引き出し用ブッシング、7a,7b,7
c…スペーサ、8、8a、8b…シールド、9,9a,
9b,9c…金属ケース、10…変流器、13a,13
b…フランジ、14…遮断器操作器、15,15a,1
5b,15c…断路器の操作器、18…架台、19,1
9a,19b…可動子、20…ギア、21a,21b…
接触子、23…導体、23a,23b…母線、24…操
作ロツド、25…接地側接触子、76…ポストスペー
サ、212…可動接触部、216…ピニオンギア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 賢治 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所電機システム事業部内 (72)発明者 田中 豊一 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所電機システム事業部内 Fターム(参考) 5G017 AA11 BB10 BB12 BB13 EE06

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遮断器を収容し、かつ、負荷引き出し用の
    ブッシングを備え接地された第1の金属ケースと、複数
    の母線断路器を収容し、かつ、該母線断路器と接続する
    複数の母線引き出し用のブッシングを備え接地された第
    2の金属ケースとを備え、 前記第1の金属ケースと第2の金属ケースは、ガス区画
    用のスペーサを介して相互に結合されていることを特徴
    とするガス絶縁開閉装置。
  2. 【請求項2】前記第1の金属ケースには、該第1の金属
    ケースの軸線に対してほぼ垂直に負荷側の断路器を収納
    している金属ケースが接続され、該金属ケースに前記負
    荷引き出し用のブッシングが取り付けられ、かつ、前記
    第1の金属ケースと前記金属ケースは、ガス区画用のス
    ペーサを介して接続されていることを特徴とする請求項
    1記載のガス絶縁開閉装置。
  3. 【請求項3】前記第2の金属ケースには、該第2の金属
    ケースの軸線に対してほぼ垂直に2本の母線引き出し用
    のブッシングが接続され、かつ、前記第2の金属ケース
    と2本の母線引き出し用のブッシングは、ガス区画用の
    スペーサを介して接続されていることを特徴とする請求
    項1記載のガス絶縁開閉装置。
  4. 【請求項4】遮断器を収容し、かつ、負荷引き出し用の
    ブッシングを備え接地された第1の金属ケースと、2個
    の母線断路器を収容し、かつ、該母線断路器と接続する
    2本の母線引き出し用のブッシングを備え接地された第
    2の金属ケースとを備え、 前記第1の金属ケースと第2の金属ケースは、ガス区画
    用のスペーサを介して相互に結合されていると共に、前
    記第1の金属ケースには、該第1の金属ケースの軸線に
    対してほぼ垂直に前記負荷引き出し用のブッシングがガ
    ス区画用のスペーサを介して接続され、かつ、前記第2
    の金属ケースには、該第2の金属ケースの軸線に対して
    ほぼ垂直な母線引き出し用のブッシングと軸線に対して
    軸方向に傾斜している母線引き出し用のブッシングとが
    ガス区画用のスペーサを介して接続されていることを特
    徴とするガス絶縁開閉装置。
  5. 【請求項5】前記第2の金属ケースの軸線に対して傾斜
    している母線引き出し用のブッシングは、前記第2の金
    属ケースの軸方向外側に傾斜していることを特徴とする
    請求項4記載のガス絶縁開閉装置。
  6. 【請求項6】遮断器を収容し、かつ、負荷引き出し用の
    ブッシングを備え接地された第1の金属ケースと、2個
    の母線断路器を収容し、かつ、該母線断路器と接続する
    2本の母線引き出し用のブッシングを備え接地された第
    2の金属ケースとを備え、 前記第1の金属ケースと第2の金属ケースは、ガス区画
    用のスペーサを介して相互に結合されていると共に、前
    記第1の金属ケースには、該第1の金属ケースの軸方向
    に傾斜して前記負荷引き出し用のブッシングがガス区画
    用のスペーサを介して接続され、かつ、前記第2の金属
    ケースには、該第2の金属ケースの軸方向に傾斜して2
    本の母線引き出し用のブッシングがガス区画用のスペー
    サを介して接続されていることを特徴とするガス絶縁開
    閉装置。
  7. 【請求項7】前記負荷引き出し用のブッシングは、前記
    第1の金属ケースの軸方向外側に傾斜して接続され、か
    つ、前記2本の母線引き出し用のブッシングは、前記第
    2の金属ケースの軸方向外側と内側に傾斜して接続され
    ていることを特徴とする請求項6記載のガス絶縁開閉装
    置。
  8. 【請求項8】前記第2の金属ケースの軸方向外側と内側
    に傾斜して接続されている前記2本の母線引き出し用の
    ブッシング間の開き角度は、30〜70度であることを
    特徴とする請求項7記載のガス絶縁開閉装置。
  9. 【請求項9】請求項6,7、又は8のいずれかに記載さ
    れているガス絶縁開閉装置が、3相分まとめて1つの架
    台で支持されていることを特徴とするガス絶縁開閉装
    置。
  10. 【請求項10】前記各相の第1又は第2の金属ケースに
    接続されている前記負荷引き出し用又は母線引き出し用
    のブッシングは、中央に配置されている前記負荷引き出
    し用又は母線引き出し用のブッシングを中心にして周方
    向に傾斜して配置され、その傾斜角度は、中央に配置さ
    れている前記第1又は第2の金属ケースの中心軸に対し
    て周方向に30〜60度であることを特徴とする請求項
    9記載のガス絶縁開閉装置。
  11. 【請求項11】前記ブッシングは、骨格材としてFRP
    をシリコーン系ゴムで被覆した複合碍管が用いられてい
    ることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載
    のガス絶縁開閉装置。
  12. 【請求項12】遮断器,断路器、及び接地開閉器を収容
    し、かつ、負荷引き出し用のブッシングを備えた第1の
    金属ケースと、断路器、及び接地開閉器を収容し、か
    つ、母線引き出し用のブッシングを備えた第2の金属ケ
    ースとを備え、 前記第1の金属ケースと第2の金属ケースは、ガス区画
    用のスペーサを介して相互に結合されていると共に、前
    記第1の金属ケースには、負荷側の断路器を収納してい
    る金属ケースを介して前記負荷引き出し用のブッシング
    が前記第1の金属ケースの軸線に対して軸方向外側に傾
    斜して取り付けられ、かつ、前記第2の金属ケースに取
    り付けられている母線引き出し用のブッシングが前記第
    2の金属ケースの軸線に対して軸方向外側に傾斜してい
    ることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  13. 【請求項13】前記負荷引き出し用のブッシングの第1
    の金属ケースからの引き出し点と前記母線引き出し用の
    ブッシングの第2の金属ケースからの引き出し点との間
    をバイパスするバイパス断路器を収容した金属ケース
    が、前記第1及び第2の金属ケースとほぼ平行に配置さ
    れていることを特徴とする請求項6記載のガス絶縁開閉
    装置。
  14. 【請求項14】前記バイパス断路器により形成される電
    路の外側に、送電中の電流を測定する変流器を設けたこ
    とを特徴とする請求項13記載のガス絶縁開閉装置。
  15. 【請求項15】前記スペーサでガス区画されている前記
    第1及び第2の金属ケース内のそれぞに変流器を設けた
    ことを特徴とする請求項6又は12記載のガス絶縁開閉
    装置。
  16. 【請求項16】前記第1又は第2の金属ケースのいずれ
    かに配置されている変流器を巻線変流器とし、他の第1
    又は第2の金属ケースに配置されている変流器をロゴス
    キーコイルとしたことを特徴とする請求項15記載のガ
    ス絶縁開閉装置。
  17. 【請求項17】少なくとも前記断路器が収容されている
    金属ケース内に、断路器接触子,接地側接触子、及び金
    属ケース外部から操作されて移動する可動子からなる3
    ポジション断路器を備え、該3ポジション断路器は、前
    記可動子が移動して前記断路器接触子と接触状態にある
    「入」、前記接地側接触子と接触状態にある「接地」、
    前記可動子が断路器接触子と接地側接触子の両方と非接
    触状態にある「切」の3位置を形成するものであること
    を特徴とする請求項1,4,6、又は12のいずれかに
    記載のガス絶縁開閉装置。
JP2002000020A 2001-02-07 2002-01-04 ガス絶縁開閉装置 Pending JP2002315120A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002000020A JP2002315120A (ja) 2001-02-07 2002-01-04 ガス絶縁開閉装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001031118 2001-02-07
JP2001-31118 2001-02-07
JP2002000020A JP2002315120A (ja) 2001-02-07 2002-01-04 ガス絶縁開閉装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002315120A true JP2002315120A (ja) 2002-10-25

Family

ID=26609065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002000020A Pending JP2002315120A (ja) 2001-02-07 2002-01-04 ガス絶縁開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002315120A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008047474A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 Toshiba Corp ガス絶縁開閉器
JP2009514500A (ja) * 2005-11-02 2009-04-02 アーベーベー・テヒノロギー・アーゲー 高電圧サーキット・ブレーカ及びスイッチ・アレンジメント
JP5220246B1 (ja) * 2012-06-11 2013-06-26 三菱電機株式会社 ガス絶縁開閉装置
CN105070577A (zh) * 2015-07-30 2015-11-18 河南平高电气股份有限公司 隔离接地开关机构、单极组件和gis电气设备
WO2016003085A1 (ko) * 2014-07-01 2016-01-07 현대중공업 주식회사 가스절연 개폐장치용 단로기 및 접지개폐기
US9646778B2 (en) 2014-01-21 2017-05-09 Mitsubishi Electric Corporation Gas insulated switching apparatus and switch
WO2022069332A1 (de) * 2020-09-30 2022-04-07 Siemens Energy Global GmbH & Co. KG Gekapseltes hochspannungsgerät und stromwandler für das gekapselte hochspannungsgerät

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009514500A (ja) * 2005-11-02 2009-04-02 アーベーベー・テヒノロギー・アーゲー 高電圧サーキット・ブレーカ及びスイッチ・アレンジメント
JP4913819B2 (ja) * 2005-11-02 2012-04-11 アーベーベー・テヒノロギー・アーゲー 高電圧サーキット・ブレーカ及びスイッチ・アレンジメント
JP2008047474A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 Toshiba Corp ガス絶縁開閉器
JP5220246B1 (ja) * 2012-06-11 2013-06-26 三菱電機株式会社 ガス絶縁開閉装置
US9646778B2 (en) 2014-01-21 2017-05-09 Mitsubishi Electric Corporation Gas insulated switching apparatus and switch
WO2016003085A1 (ko) * 2014-07-01 2016-01-07 현대중공업 주식회사 가스절연 개폐장치용 단로기 및 접지개폐기
US9892872B2 (en) 2014-07-01 2018-02-13 Hyundai Electric & Energy Systems Co., Ltd. Disconnecting switch and earthing switch for gas insulated switchgear
CN105070577A (zh) * 2015-07-30 2015-11-18 河南平高电气股份有限公司 隔离接地开关机构、单极组件和gis电气设备
WO2022069332A1 (de) * 2020-09-30 2022-04-07 Siemens Energy Global GmbH & Co. KG Gekapseltes hochspannungsgerät und stromwandler für das gekapselte hochspannungsgerät

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6759616B2 (en) Gas insulated switchgear
US5578805A (en) Metal-enclosed gas-filled switchgear units
JPH08275323A (ja) 開閉装置
WO2000021108A1 (fr) Interrupteur sous vide et appareillage de commutation sous vide utilisant l'interrupteur sous vide
JP2004072888A (ja) 複合形ガス絶縁開閉装置
JPH04123733A (ja) ガス遮断器
TW480799B (en) Switch gear
JP2002315120A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPS62193024A (ja) 高電圧メタルクラツド電気設備
US7692113B2 (en) Switch assembly
US20060138088A1 (en) Disconnecting switch assembly
JPH11234824A (ja) ガス絶縁開閉装置
JP4309094B2 (ja) 複合型ガス絶縁開閉装置
JP3221374B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH09162041A (ja) ガス絶縁変圧器
JP2000350318A (ja) ガス絶縁接地開閉器
JPH11155209A (ja) ガス絶縁キュービクル
JPH0620329B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JP4346172B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JP2003045301A (ja) ガス絶縁開閉装置
JP2762654B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JP3393509B2 (ja) 主回路開閉装置
JP2001238313A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPS6096111A (ja) ガス絶縁開閉装置
JP3317009B2 (ja) ガス絶縁開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050808

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060220

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060317

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060427

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060519

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080526