JP3317009B2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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JP3317009B2
JP3317009B2 JP06075894A JP6075894A JP3317009B2 JP 3317009 B2 JP3317009 B2 JP 3317009B2 JP 06075894 A JP06075894 A JP 06075894A JP 6075894 A JP6075894 A JP 6075894A JP 3317009 B2 JP3317009 B2 JP 3317009B2
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冨士男 寺田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受変電設備に設置され
るガス絶縁開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】受変電設備に設けられるガス絶縁開閉装
置は、SF6 ガスが封入された金属容器内に遮断器や断
路器等の機器を収納して構成した複数のエレメントを絶
縁スペーサを介して接続した構造を有している。
【0003】図5は二重母線構成の受変電設備に設置さ
れる従来のガス絶縁開閉装置の一例を示したものであ
る。同図において、E1 は遮断器エレメント、E21及び
E22はそれぞれ第1及び第2の変流器エレメント、E3
は遮断器点検用接地開閉器エレメント、E41及びE42は
それぞれ第1及び第2の母線・断路器エレメント、E5
及びE6 はそれぞれ線路側断路器エレメント及び線路側
接地開閉器エレメント、E7 は避雷器エレメント、E8
は線路引き込みエレメントであり、これらのエレメント
間は絶縁スペーサS1 〜S9 によりガス区分されてい
る。
【0004】遮断器エレメントE1 は、設置ベース1上
に固定された操作器箱2の上に中心軸線を垂直方向に向
けて支持された円筒状の金属製遮断器容器3と、容器3
内に収納された3相の遮断器CBとを備え、各相の遮断
器CBの可動接触子を操作する操作レバー4は容器3の
底部を気密に貫通した操作棒を介して操作器箱2内の操
作器に連結されている。遮断器容器3の側面には、水平
方向に突出した円筒状の枝管部3a及び3bが設けられ
ている。
【0005】第1の変流器エレメントE21は、遮断器容
器3の上部側面から水平方向に突出した枝管部3aに一
端が絶縁スペーサS1 を介して接続された円筒状の変流
器容器6内に1次導体7と該1次導体を流れる電流を検
出する管路内装形の変流器CT1 とを収納したもので、
1次導体7の一端は絶縁スペーサS1 の貫通導体と遮断
器容器内に配置された接続導体8とを通して遮断器CB
の上部の端子(固定接触子側の端子)に接続されてい
る。
【0006】第2の変流器エレメントE22は、遮断器容
器3の下部側面から水平方向に突出した枝管部3bに一
端が絶縁スペーサS2 を介して接続された円筒状の変流
器容器6´内に1次導体7´と該1次導体を流れる電流
を検出する管路内装形の変流器CT2 とを収納したもの
で、1次導体7´の一端は絶縁スペーサS2 の貫通導体
と遮断器容器内に配置された接続導体8´とを通して遮
断器CBの可動接触子側の端子に接続されている。
【0007】遮断器点検用接地開閉器エレメントE3
は、変流器容器6の他端に絶縁スペーサS3 を介して一
端が接続された接地開閉器容器9と、容器9内に収納さ
れた主回路導体10及び該主回路導体10を接地する遮
断器点検用接地開閉器ES21とからなっている。
【0008】第1の母線・断路器エレメントE41は、変
流器容器6´の他端に絶縁スペーサS4 を介して一端が
接続された第1の母線容器11内に、第1の母線BUS
1 を構成する導体12u〜12wと、第1の母線側断路
器DS21と主回路導体13とを収納したものからなり、
第2の母線・断路器エレメントE42は、第1の母線容器
11の他端に中継容器14と絶縁スペーサS5 とを介し
て一端が接続された第2の母線容器11´内に第2の母
線BUS2 を構成する導体12u'〜12w'と、第2の母
線側断路器DS22と、主回路導体13´と、主回路導体
13´を接地する遮断器点検用接地開閉器ES22とを収
納したものからなっている。
【0009】線路側断路器エレメントE5 は、接地開閉
器容器9の他端に絶縁スペーサS6を介して一端が接続
された断路器容器15と、断路器容器15内に収納され
主回路導体16A,16B及び線路側断路器DS1 とか
らなっている。
【0010】線路側接地開閉器エレメントE6 は、断路
器容器15の他端に絶縁スペーサS7 を介して一端が接
続された横長円筒状のエレメント容器17内に、主回路
導体18と、主回路導体18を接地する接地開閉器ES
1 とを収納したものからなり、避雷器エレメントE7
は、容器17の他端側の下部に設けられた分岐管部17
aに絶縁スペーサS8 を介して接続された円筒状の避雷
器容器19と、該避雷器容器内に収納された避雷器LA
とからなっている。
【0011】また線路引き込みエレメントE8 は、設置
ベース1上に固定された架台20の上に、中心軸線を垂
直方向に向けて支持された円筒状のケーブルヘッド容器
21と、容器21内に配置されて該容器の底板に取り付
けられたケーブルヘッドCHdと、該容器21内に収納
された主回路導体22とからなり、ケーブルヘッドCH
dには地下溝から架台20内に立ち上げられたケーブル
Cの端末が接続されている。
【0012】上記のガス絶縁開閉装置の各部の内、本発
明が改良の対象とする部分に関連する部分を更に説明す
ると、第1の母線・断路器エレメントE41の母線容器1
1は、軸線を垂直方向に向けて配置された円筒状の垂直
管路部11aと、垂直管路部11aの上部で該垂直管路
部と直交するように設けられた第1の水平管路部11b
と、垂直管路部11aの下部で該垂直管路部11aと直
交するように設けられた第2の水平管路部11cとから
なり、第2の水平管路部11cは第1の水平管路部11
bに対して直角な方向に設けられている。そして第1の
水平管路部11bの一端が絶縁スペーサS4 を介して変
流器容器6´に接続され、該水平管路部11bに沿って
主回路導体13が配置されている。また第2の水平管路
部11cに沿って第1の母線BUS1 を構成する3相の
導体12u 〜12w が収納され、垂直管路部11a内に
母線側断路器DS21が収納されている。
【0013】第2の母線・断路器エレメントE42の母線
容器11´は、軸線を垂直方向に向けて配置された円筒
状の垂直管路部11a´と、垂直管路部11a´の上部
で該垂直管路部と直交するように設けられた第1の水平
管路部11b´と、垂直管路部11a´の下部で該垂直
管路部11a´と直交するように設けられた第2の水平
管路部11c´とからなり、第2の水平管路部11c´
は第1の水平管路部11b´に対して直角な方向に設け
られている。そして第1の水平管路部11b´の一端が
絶縁スペーサS5 と中継管14とを介して第1の母線・
断路器エレメントの容器11の第1の水平管路部11b
の他端に接続され、水平管路部11b´に沿って主回路
導体13´が配置されている。また第2の水平管路部1
1c´に沿って第2の母線BUS2 を構成する3相の導
体12u'〜12w'が収納され、垂直管路部11a´内に
断路器DS22が収納されている。
【0014】遮断器点検用接地開閉器ES22は、主回路
導体13´の端部に設けられた3相の固定接触子23
と、容器11´の第1の水平管路部11b´の他端に支
持されたフレームに取り付けられた集電接触子24によ
り摺動自在に支持された3相の可動接触子25とからな
っていて、この接地開閉器ES22の主要部は、容器11
´の第1の水平管路部11b´の他端側に配置されてい
る。また容器11´の第1の水平管路部11b´の他端
には円筒状の機構容器26が接続され、3相の可動接触
子25を連結する連結部材27及び該連結部材27を介
して可動接触子25に操作力を与える駆動レバー28が
機構容器26内に収納されている。駆動レバー28を駆
動する駆動軸は、機構容器26を気密に貫通して外部に
導出されて、容器11´の側面に取り付けられた図示し
ない操作器の出力軸に連結されている。
【0015】接地開閉器容器9は、軸線を水平方向に向
けて配置された円筒状の主容器9aと、該主容器9aの
上部に設けられた枝管部9a1に接続された円筒状の機構
容器9bとによりT字形に構成されている。接地開閉器
ES21は、3相の主回路導体10にそれぞれ接続された
3相の固定接触子30と、主回路導体10の長手方向に
対して直角な方向に延びる棒状の可動接触子31とを備
え、3相の可動接触子31は、容器9に固定されたフレ
ームに取り付けられた集電接触子32を摺動自在に貫通
した状態で支持されている。3相の可動接触子31は連
結部材34により連結され、連結部材34は駆動レバー
35に連結されている。駆動レバー35を駆動する駆動
軸は機構容器9bを気密に貫通して外部に導出されて、
接地開閉器容器9の側面に取り付けられた図示しない操
作器の出力軸に連結されている。主回路導体10の一端
は絶縁スペーサS3 の貫通導体と変流器容器6内の1次
導体7と絶縁スペーサS1 の貫通導体と遮断器容器3内
に配置された接続導体8とを通して遮断器CBの固定接
触子側の端子に接続されている。また主回路導体10の
他端は絶縁スペーサS6 の貫通導体を通して断路器エレ
メントE5 内の主回路導体16Aに接続されている。各
エレメントの容器内には、SF6 ガスが所定の圧力で封
入されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
ガス絶縁開閉装置においては、管路内装形の変流器CT
1 及びCT2 をそれぞれ専用の容器6及び6´により構
成される管路内に収納していた。
【0017】また接地開閉器容器9の主容器9aの内径
が、該主容器を接続する他のエレメントの容器の接地開
閉器エレメント接続部(上記の例では断路器容器15の
一端の円筒部15a)の内径と同一に設定され、該主容
器9aの枝管部に接続された機構容器9b内に連結部材
34や駆動レバー35を含む接地開閉器の駆動機構が収
納されていた。
【0018】このように従来のガス絶縁開閉装置におい
ては、接地開閉器容器9を主容器9aと機構容器9bと
によりT字形に構成していたため、接地開閉器容器の構
造が複雑になり、その製造コストが高くなるのを避けら
れなかった。
【0019】また従来のガス絶縁開閉装置のように、接
地開閉器容器9をT字形に構成した場合には、主容器9
aに機構容器9bを接続するために、主容器9aの側面
から枝管部9a1を突出させる必要があり、しかも、機構
容器9bの接続、及び主容器9aと絶縁スペーサS1 及
びS4 との接続をそれぞれ可能にするために、枝管部9
a1の先端のフランジと、主容器9aの両端のフランジと
の間にそれぞれ十分な間隔を確保しておく必要があるた
め、主容器9aの軸線方向長さが長くなるのを避けられ
なかった。
【0020】また従来のガス絶縁開閉装置のように、専
用の変流器容器6,6´を設けた場合には、1次路導体
7及び7´を他の導体に接続する導体接続部7a,7
b,7a´,7b´を変流器容器6,6´内に配置する
必要があるため、変流器容器6,6´の軸線方向寸法を
変流器CT1 ,CT2 の軸線方向寸法よりも相当に長く
設定することが必要になり、変流器エレメントE21及び
E22の軸線方向寸法が長くなるのを避けられなかった。
【0021】このように、図5に示した従来のガス絶縁
開閉装置では、変流器エレメントと遮断器点検用接地開
閉器エレメントとの双方の軸線方向寸法が長くなるた
め、ガス絶縁開閉装置全体の長さ寸法L(エレメントの
並設方向に図ったガス絶縁開閉装置の長さ)が長くなる
という問題があった。
【0022】本発明の1つの目的は、接地開閉器容器の
構造を単純にしてその部品点数を少なくするとともに、
専用の変流器容器を廃して部品点数の削減を図り、コス
トの低減を図ることができるようにしたガス絶縁開閉装
置を提供することにある。
【0023】本発明の他の目的は、管路内装形の変流器
が設けられる部分及び接地開閉器エレメントの部分の軸
線方向寸法を短縮して、装置の小形化を図ることができ
るようにしたガス絶縁開閉装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸線を垂直方
向に向けて配置された円筒状の遮断器容器内に遮断器を
収納してなる遮断器エレメントと、遮断器容器の側面か
ら水平方向に突出するように設けられた枝管部に一端が
つながる接地開閉器容器内に遮断器につながる主回路導
体と該主回路導体を接地する遮断器点検用接地開閉器と
を収納してなる接地開閉器エレメントと、遮断器容器と
接地開閉器容器との間を接続する管路内に配置されて主
回路導体を流れる電流を検出する管路内装形の変流器と
を備えて、接地開閉器容器の他端が、遮断器につながる
機器を収納した他のエレメントの容器の円筒状の接地開
閉器エレメント接続部に絶縁スペーサを介して接続され
ているガス絶縁開閉装置を対象とする。
【0025】本発明においては、上記接地開閉器容器
が、絶縁スペーサの外径よりも大きな内径寸法を有する
円筒の形に形成されていて、該接地開閉器容器が絶縁ス
ペーサに対して偏心した状態で配置されている。
【0026】遮断器容器の枝管部は接地開閉器容器の内
径に等しい内径寸法を有するように形成されて、該接地
開閉器容器と軸線を共有した状態で該接地開閉器容器に
直結され、該枝管部内に管路内装形の変流器とその1次
導体とが収納されている。
【0027】接地開閉器は、主回路導体に接続された固
定接触子と、接地開閉器容器の軸線に対して直角な方向
に直線変位するように設けられた可動接触子と、該可動
接触子に操作力を与える駆動機構とを有していて、該接
地開閉器の全体が接地開閉器容器内に収納されている。
【0028】上記の構成において、遮断器容器の枝管部
を接地開閉器容器に直結するとは、該枝管部を接地開閉
器容器に絶縁スペーサを介することなくそれぞれのフラ
ンジどうしを接続することを意味する。
【0029】上記のように、本発明においては、遮断器
容器の枝管部内に、管路内装形の変流器が収納される。
また接地開閉器容器内に固定接触子及び可動接触子と駆
動機構とを含む接地開閉器の全体が収納される。従って
当然のことながら、遮断器容器の枝管部及び接地開閉器
容器の内径は、変流器を収納することができ、接地開閉
器全体を収納することができる大きさに設定される。
【0030】上記の構成において、接地開閉器エレメン
トが接続される「他のエレメント」は、遮断器につなが
る断路器等の機器を容器内に収納したもので、該他のエ
レメントの容器内に収納される機器の種類や数は任意で
ある。
【0031】また「他のエレメントの容器の接地開閉器
エレメント接続部」は、接地開閉器エレメントに接続さ
れる他のエレメントの容器に設けられた枝管部(容器の
側面に溶接された短管でその先端にフランジを有するも
の)や、該他のエレメントの容器の端部の円筒部(管状
部)等であって、接地開閉器容器の端部が絶縁スペーサ
を介して接続される部分である。
【0032】
【作用】上記のように、接地開閉器エレメントの接地開
閉器容器の内径を大きくして、接地開閉器の全体を接地
開閉器容器内に収納するようにすると、接地開閉器容器
に機構容器を接続する必要がないため、接地開閉器容器
の軸線方向の長さを短縮することができる。また接地開
閉器容器が単純な形状になるため、その製作を容易にす
ることができ、コストの低減を図ることができる。
【0033】また上記のように、遮断器容器の枝管部の
内径を接地開閉器全体を収納し得る接地開閉器容器の内
径に等しく設定すると、該枝管部の内径が変流器を収納
するのに十分な大きさになるため、該枝管部内に変流器
を収納することができる。従って専用の変流器容器を設
けることなく、遮断器容器の枝管部を接地開閉器容器に
直結することができるため、接地開閉器容器の軸線方向
寸法が短くなることと相俟って、ガス絶縁開閉装置の長
さを短くすることができ、ガス絶縁開閉装置の小形化を
図ることができる。
【0034】
【実施例】図1は図5に示したものと同様の電気的構成
を有するガス絶縁開閉装置に本発明を適用した実施例の
全体的な構成を示したもので、同図において図5の各部
と同等の部分には同一の符号を付してある。また図1の
実施例の電気的な構成を示す単線結線図を図4に示し
た。
【0035】図1においてE1 は遮断器エレメント、E
21及びE22はそれぞれ第1及び第2の変流器エレメン
ト、E31及びE32はそれぞれ第1及び第2の遮断器点検
用接地開閉器エレメント、E41及びE42はそれぞれ第1
及び第2の母線・断路器エレメント、E5 及びE6 はそ
れぞれ線路側断路器エレメント及び線路側接地開閉器エ
レメント、E7 は避雷器エレメント、E8 は線路引き込
みエレメントである。
【0036】本実施例においては、第1の変流器エレメ
ントE21と線路側断路器エレメントE5 との間に第1の
遮断器点検用接地開閉器エレメントE31が配置され、第
2の変流器エレメントE22と第1の母線・断路器エレメ
ントE41との間に第2の遮断器点検用接地開閉器エレメ
ントE32が配置されている。第2の母線・断路器エレメ
ントE42の容器11´の水平管路部11b´は、第1の
母線・断路器エレメントE41側にのみ突出するように設
けられている。
【0037】本実施例では、第1及び第2の接地開閉器
エレメントE31及びE32が、該接地開閉器エレメントと
他のエレメントとの間に介在する絶縁スペーサS6 ,S
4 の外径よりも大きな内径寸法を有する円筒状の接地開
閉器容器40を備えていて、該接地開閉器容器内に接地
開閉器の全体が収納されている。
【0038】本実施例においてはまた、遮断器容器3の
枝管部3a及び3bの内径が接地開閉器容器40の内径
と等しい大きさを有するように拡大されるとともに両枝
管部の軸線方向長さが延長され、両枝管部3a及び3b
内にそれぞれ変流器CT1 及びCT2 とそれぞれの1次
導体7及び7´とが収納されて、第1及び第2の変流器
エレメントE21及びE22が構成されている。遮断器容器
の枝管部3a及び3bの長さは等しく設定され、第1及
び第2の遮断器点検用接地開閉器エレメントE31及びE
32は、水平方向の同じ位置で上下に並ぶように設けられ
ている。その他の点は、図5に示した従来のガス絶縁開
閉装置と同様である。
【0039】本実施例において、第1及び第2の遮断器
点検用接地開閉器エレメントE31及びE32は全く同様に
構成されているので、以下図2(A)ないし(C)及び
図3を参照して、第1の遮断器点検用接地開閉器エレメ
ントE31の構成を詳細に説明する。図2(A)ないし
(C)は接地開閉器ES21が閉路しているときの各部の
状態を示したもので、同図(A)は同図(B)のA−A
線断面図、(B)は接地開閉器容器の軸線を含む垂直面
に沿って断面して示した縦断面図、(C)は同接地開閉
器エレメントを図(B)において右側から見た側面図で
ある。また図3は接地開閉器ES1 が開路しているとき
の各部の状態を示した図2(A)と同様の断面図であ
る。
【0040】これらの図において40は中心軸線を水平
方向に向けて配置された円筒部41と、該円筒部41の
一端に溶接されたフランジ42と、該円筒部41の他端
に溶接されたフランジ板43とからなる接地開閉器容器
で、円筒部41の内径は、絶縁スペーサS6 の外径(断
路器容器15の一端の円筒部15aのフランジ15a1の
外径に等しい)よりも大きく、かつ固定及び可動接触子
と駆動機構とを含む接地開閉器ES21全体を収納するの
に十分な大きさに設定されている。
【0041】接地開閉器容器40のフランジ板43には
孔43aが設けられている。孔43aはその中心を円筒
部41の中心軸線よりも所定の距離だけ上方にずらした
状態で設けられていて、フランジ板43に設けられた孔
43aの内径は該容器40が接続される断路器容器15
の一端の円筒部15aの内径に等しく設定されている。
【0042】第1の遮断器点検用接地開閉器エレメント
E31の接地開閉器40は、その円筒部41を断路器容器
15の一端の円筒部15a(接地開閉器エレメント接続
部)に対して下方に偏心させた状態で配置されるととも
に、フランジ板43の孔43aを断路器容器15の円筒
部15aに整合させた状態で配置されて、該フランジ板
43が絶縁スペーサS6 を介して断路器容器の円筒部1
5aのフランジ15a1に気密に接続され、フランジ42
が遮断器容器3の上側の枝管部3aのフランジ3a1に気
密に接続されている。
【0043】断路器容器15の端部のフランジ15a1と
絶縁スペーサS6 とフランジ板43との接続は、フラン
ジ15a1と絶縁スペーサS6 とを貫通させたボルトをフ
ランジ板43に設けられたネジ孔にねじ込むことにより
行う。また遮断器容器3の枝管部3aの端部のフランジ
3a1とフランジ42との接続は、両フランジをボルトに
より締結することにより行う。
【0044】本実施例では、絶縁スペーサS6 の上端が
フランジ板43の上端(接地開閉器容器40の上端)に
一致するように孔43aが設けられている。このように
構成しておくと、設置ベース1から接地開閉器エレメン
トE31の上端までの高さを低くすることができるため、
遮断器点検用接地開閉器エレメントの部分の高さ寸法の
縮小を図ることができる。
【0045】接地開閉器容器40内には、フランジ板4
3の孔43aを貫通して該容器の軸線方向に平行に延び
る、U,V,W3相の主回路導体10が配置されてい
る。これらの主回路導体は、それぞれの中心軸線が接地
開閉器の軸線と直交する平面上で2等辺三角形の頂点に
位置するように三角配置されている。各相の主回路導体
10の一端は変流器エレメントE21の1次導体7と遮断
器容器3内に設けられた接続導体8とを通して遮断器C
Bの固定接触子側の端子に接続され、他端は絶縁スペー
サS6 の貫通導体に接続されて支持されている。
【0046】3相の主回路導体10の中間部にはそれぞ
れ固定接触子50が接続され、3相の固定接触子50
は、接地開閉器容器40の軸線と直角をなす水平方向に
一列に並べて配置されている。また適宜の支持手段によ
り接地開閉器容器40に固定されたフレーム51が3相
の固定接触子50に対向配置され、フレーム51には、
3相の固定接触子50にそれぞれ整合する集電接触子5
2が取り付けられている。3相の集電接触子52をそれ
ぞれ摺動自在に貫通させて棒状の可動接触子53が設け
られ、3相の可動接触子53は連結部材54により相互
に連結されている。
【0047】接地開閉器容器40のフランジ板43には
気密保持構造の軸受55が取り付けられ、この軸受55
により駆動軸56が回転自在に支持されている。駆動軸
56の容器40内に位置する一端に駆動レバー57の一
端が固定され、該駆動レバー57の他端は連結部材54
の中央部にピンを介して連結されている。駆動軸56の
他端は外部に導出され、該駆動軸56の他端に図示しな
い操作器の出力軸が適宜の連結機構を介して連結される
ようになっている。
【0048】図示しない操作器により駆動軸56が回転
させられると駆動レバー57が回動し、該駆動レバーの
回動により連結部材54が駆動されて、3相の可動接触
子53が一括して、図2に示した閉路位置と図3に示し
た開路位置との間を変位させられる。
【0049】接地開閉器ES22を有する第2の遮断器点
検用接地開閉器エレメントE32は上記第1の遮断器点検
用接地開閉器エレメントE31と全く同様に構成され、そ
の接地開閉器容器40の一端のフランジ42は遮断器容
器3の下側の枝管部3bのフランジ3b1に接続され、接
地開閉器容器40の他端のフランジ板43は絶縁スペー
サS4 を介して第1の母線・断路器エレメントE41の容
器11の水平管路部11bの一端のフランジ11b1に接
続されている。
【0050】第2の遮断器点検用接地開閉器エレメント
E32の各相の主回路導体10´の一端は変流器エレメン
トE22の1次導体7´と、遮断器容器内に設けられた接
続導体8´とを介して各相の遮断器CBの可動接触子側
端子に接続され、各相の主回路導体10´の他端は、絶
縁スペーサS4 の貫通導体を通して第1の母線・断路器
エレメントE41の各相の主回路導体13に接続されてい
る。
【0051】本実施例では、第1及び第2の遮断器点検
用接地開閉器エレメントE31及びE32に対して共通の操
作器(図示せず。)が設けられて、該操作器が接地開閉
器エレメントE31またはE32の容器40の側面に支持さ
れている。この操作器の出力軸は接地開閉器エレメント
E31及びE32の駆動軸56に適宜の連結機構を介して連
結され、該操作器により、接地開閉器E31及びE32の接
地開閉器ES21及びES22が一括して操作されるように
なっている。
【0052】本実施例では、遮断器容器3の枝管部3a
及び3bの内径を接地開閉器容器40の内径に等しくす
ることにより、両枝管部の内径を、変流器を収納するの
に十分な大きさとするとともに、両枝管部3a,3bの
軸線方向の長さを延長して、両枝管部内に変流器をその
1次導体とともに収納している。遮断器容器の枝管部3
a及び3bの長さは変流器CT1 及びCT2 を収容する
ために必要最小限の大きさ(変流器の軸線方向寸法より
も僅かに大きい程度の大きさ)に設定している。また遮
断器容器の枝管部3a,3b内にそれぞれ収納する1次
導体7,7´としては、枝管部3a,3b内に導体接続
部(他の導体との接続部)を有しないものを用い、1次
導体7,7´と他の導体との接続部を遮断器容器3内及
び接地開閉器容器40内に配置している。
【0053】即ち、1次導体7,7´の一端は遮断器容
器3内で接続導体8,8´に接続し、1次導体7,7´
の他端は、接地開閉器エレメントE31,E32の容器内
で、両エレメントE31, E32の主回路導体10,10´
に接続している。
【0054】このように、専用の変流器容器を設けず
に、遮断器用の枝管部内に変流器を収納することにより
変流器エレメントを構成するようにすると、変流器エレ
メントの1次導体は遮断器容器の枝管部内を貫通させる
ように設ければよく、該1次導体を他の導体に接続する
導体接続部を変流器エレメント内に設ける必要がないた
め、第1及び第2の変流器エレメントE21及びE22の軸
線方向長さを従来よりも大幅に短くすることができる。
【0055】本実施例では、第1及び第2の接地開閉器
エレメントE31及びE32の内部空間及び第1及び第2の
変流器エレメントE21及びE22の内部空間が遮断器容器
3内と同一のガス空間を構成しており、これらのガス空
間はSF6 ガスにより満たされている。
【0056】図1の実施例においては、ケーブルヘッド
CHdが主回路導体22と絶縁スペーサS9 の貫通導体
と主回路導体18と絶縁スペーサS7 の貫通導体と断路
器DS2 と絶縁スペーサS6 の貫通導体と主回路導体1
0と1次導体7と接続導体8とを通して遮断器CBの上
部の端子(固定接触子側の端子)に接続されている。ま
た遮断器CBの下部の端子(可動接触子側の端子)は、
接続導体8´と、変流器エレメントE22内の1次導体7
´と接地開閉器エレメントE32内の主回路導体10´
と、絶縁スペーサS4 の貫通導体と、主回路導体13
と、断路器DS21とを通して第1の母線BUS1 に接続
され、主回路導体13は、絶縁スペーサS5の貫通導体
と主回路導体13´と断路器DS22とを通して第2の母
線BUS2 に接続されている。
【0057】上記の実施例では、接地開閉器ES21及び
ES22の可動接触子を駆動する駆動軸56をフランジ板
43側から外部に導出しているが、該駆動軸56を接地
開閉器容器40を構成する円筒体41の周壁部から外部
に導出するようにしてもよい。
【0058】上記のように、本発明においては、遮断器
点検用接地開閉器エレメントE31及びE32の接地開閉器
容器40が、該接地開閉器容器を接続する他のエレメン
トの接地開閉器エレメント接続部(図1の実施例では断
路器容器15の円筒部15a)に対して偏心した状態で
配置されていることにより、接地開閉器容器40の一部
(上記実施例では接地開閉器40の下部)が他のエレメ
ントの接地開閉器エレメント接続部よりも突出した状態
で配置されるため、その突出した部分で、接地開閉器の
駆動軸56を、接地開閉器容器40の軸線方向の端部
側、または該接地開閉器容器の周壁部側のいずれの側に
も引き出すことができ、接地開閉器エレメントの設計の
自由度を高めることができる。
【0059】また上記のように、接地開閉器容器40の
内径を、固定及び可動両接触子と可動接触子を操作する
駆動機構とを含む接地開閉器の全体を収納し得る大きさ
に設定して、該接地開閉器容器40内に接地開閉器全体
を収納するようにすると、接地開閉器容器40の中間部
に機構容器を接続する必要がないため、接地開閉器エレ
メントE31及びE32の軸線方向寸法を短縮することがで
き、変流器エレメントE21及びE22の軸線方向寸法を短
縮できることと相俟って、ガス絶縁開閉装置の長さ寸法
L´を短くすることができる。
【0060】更に、上記のように構成すると、接地開閉
器容器の構造を単純にしたことと、専用の変流器容器を
用いないこととにより、部品点数の削減を図ることがで
きるため、ガス絶縁開閉装置の構造の簡素化と、コスト
の低減とを図ることができる。
【0061】図1に示した実施例において、線路側接地
開閉器エレメントE6 の接地開閉器ES1 の部分にも、
遮断器点検用接地開閉器エレメントE31及びE32と同様
な構造を採用することができる。即ち、容器17の水平
管路部17aの長さを短くして、該容器17の水平管路
部17aの一端と絶縁スペーサS7 との間に接地開閉器
エレメントE31と同様の構造の接地開閉器エレメントを
配置することにより、線路側接地開閉器エレメントE6
の軸線方向長さを短縮することができる。
【0062】図5に示したガス絶縁開閉装置では、2つ
の遮断器点検用接地開閉器ES21及びES22が離れた位
置に配置されていたため、これらの接地開閉器の操作器
は、それぞれの接地開閉器に対して個別に設ける必要が
あった。
【0063】これに対し、上記実施例のように、第1及
び第2の遮断器点検用接地開閉器エレメントE31及びE
32を同じ位置に上下に並べて配置すると、両接地開閉器
エレメントに対して共通に操作器を設けて、両接地開閉
器エレメントの接地開閉器を一括して操作することがで
きるため、操作器の台数を少なくすることができる。な
お本発明は、2台の遮断器点検用接地開閉器エレメント
E31及びE32に対して共通に操作器を設ける場合に限定
されるものではなく、接地開閉器エレメントE31及びE
32の接地開閉器をそれぞれ別個の操作器により操作する
ように構成することもできる。
【0064】以上、本発明の好ましい実施例につき説明
したが、本明細書に開示した発明の主な態様を挙げると
以下に示す通りである。
【0065】(1)軸線を垂直方向に向けて配置された
円筒状の遮断器容器内に3相の遮断器を収納してなる遮
断器エレメントと、前記遮断器容器の側面から水平方向
に突出するように設けられた枝管部に一端がつながる接
地開閉器容器内に3相の遮断器にそれぞれつながる3相
の主回路導体と該主回路導体を接地する3相の遮断器点
検用接地開閉器とを収納してなる接地開閉器エレメント
と、前記遮断器容器と接地開閉器容器との間を接続する
管路内に配置されて前記主回路導体を流れる電流を検出
する管路内装形の変流器とを備え、前記接地開閉器容器
の他端は前記遮断器につながる機器を収納した他のエレ
メントの容器の円筒状の接地開閉器エレメント接続部に
絶縁スペーサを介して接続されているガス絶縁開閉装置
において、各相の接地開閉器は、各相の主回路導体に接
続された固定接触子と、前記接地開閉器容器の軸線に対
して直角な方向に直線変位するように設けられた可動接
触子と、該可動接触子に操作力を与える駆動機構とから
なり、前記接地開閉器容器は、前記絶縁スペーサの外径
よりも大きく、かつ3相の接地開閉器全体を収納し得る
大きさの内径寸法を有する円筒の形に形成されていて、
該接地開閉器容器が前記絶縁スペーサに対して偏心した
状態で配置され、前記遮断器容器の枝管部は前記接地開
閉器容器の内径に等しい内径寸法と変流器を収納し得る
軸線方向寸法とを有するように形成されて、該接地開閉
器容器と軸線を共有した状態で該接地開閉器容器に絶縁
スペーサを介することなく直結され、前記管路内装形の
変流器はその1次導体とともに前記遮断器容器の枝管部
内に収納され、3相の接地開閉器の全体が前記接地開閉
器容器内に収納され、前記接地開閉器容器の接地開閉器
エレメント接続部より突出した部分から前記駆動機構を
駆動する駆動軸が直接外部に導出されていることを特徴
とするガス絶縁開閉装置。
【0066】(2)上記接地開閉器容器は、その上端が
他のエレメントの接地開閉器エレメント接続部の上端と
同一の高さの位置に位置するように配置されていること
を特徴とする上記1項に記載のガス絶縁開閉装置。
【0067】(3)上記接地開閉器容器は、円筒部と該
円筒部の一端及び他端にそれぞれ接続されたフランジ及
びフランジ板とからなり、前記駆動軸は前記円筒部の周
壁部または前記フランジ板を気密に貫通して外部に導出
されている上記1項または2項に記載のガス絶縁開閉装
置。
【0068】(4)軸線を垂直方向に向けた状態で配置
されて側面の上部及び下部にそれぞれ枝管部を有する円
筒状の遮断器容器内に遮断器を収納してなる3相の遮断
器エレメントと、前記遮断器容器の上部の枝管部に一端
が接続され、他端が他のエレメントの接地開閉器エレメ
ント接続部に絶縁スペーサを介して接続された円筒状の
接地開閉器容器内に3相の主回路導体と該3相の主回路
導体をそれぞれ接地する3相の接地開閉器とを収納して
なる第1の遮断器点検用接地開閉器エレメントと、前記
遮断器容器の下部の枝管部に一端が接続され、他端が上
記第1の遮断器点検用接地開閉器エレメントが接続され
た他のエレメントとは異なる他のエレメントの接地開閉
器エレメント接続部に絶縁スペーサを介して接続された
円筒状の接地開閉器容器内に3相の主回路導体と該3相
の主回路導体をそれぞれ接地する3相の接地開閉器とを
収納してなる第2の遮断器点検用接地開閉器エレメント
とを備え、前記第1の接地開閉器エレメント及び第2の
接地開閉器エレメントのそれぞれの接地開閉器容器は、
他のエレメントの接地開閉器エレメント接続部の外径よ
りも大きく形成されて、他のエレメントの接地開閉器エ
レメント接続部に対して偏心した状態で配置され、前記
第1の接地開閉器エレメント及び第2の接地開閉器エレ
メントの接地開閉器のそれぞれの駆動機構の駆動軸がそ
れぞれのエレメントの接地開閉器容器から直接外部に導
出され、前記遮断器容器の上部の枝管部及び下部の枝管
部は、それぞれの内径が前記第1及び第2の遮断器点検
用接地開閉器エレメントの接地開閉器容器の内径に等し
く設定され、前記遮断器容器の上部の枝管部内には第1
の変流器とその1次導体とが収納されて、該第1の変流
器の1次導体を介して前記第1の遮断器点検用接地開閉
器エレメントの主回路導体と遮断器の上部の端子との間
が接続され、前記遮断器容器の下部の枝管部内には第2
の変流器とその1次導体とが収納されて、該第2の変流
器の1次導体を介して前記第2の遮断器点検用接地開閉
器エレメントの主回路導体と遮断器の下部の端子との間
が接続されているガス絶縁開閉装置。
【0069】(5)軸線を垂直方向に向けた状態で配置
されて側面の上部及び下部にそれぞれ枝管部を有する円
筒状の遮断器容器内に遮断器を収納してなる遮断器エレ
メントと、前記遮断器容器の上部の枝管部に一端が接続
された円筒状の接地開閉器容器内に3相の主回路導体と
該3相の主回路導体をそれぞれ接地する3相の接地開閉
器とを収納してなる第1の遮断器点検用接地開閉器エレ
メントと、前記遮断器容器の下部の枝管部に一端が接続
された円筒状の接地開閉器容器内に3相の主回路導体と
該3相の主回路導体をそれぞれ接地する3相の接地開閉
器とを収納してなる第2の遮断器点検用接地開閉器エレ
メントと、前記第1の遮断器点検用接地開閉器エレメン
トの接地開閉器容器の他端に絶縁スペーサを介して一端
が接続された断路器容器内に線路側断路器を収納してな
る線路側断路器エレメントと、前記線路側断路器エレメ
ントの断路器容器の他端に絶縁スペーサを介して接続さ
れたエレメント容器内に主回路導体と線路側接地開閉器
とを収納してなる線路側接地開閉器エレメントと、前記
エレメント容器の他端に絶縁スペーサを介して接続され
たケーブルヘッド容器内にケーブルヘッドを収納してな
る線路引き込みエレメントと、前記第2の遮断器点検用
接地開閉器エレメントの接地開閉器容器の他端に絶縁ス
ペーサを介して一端が接続された母線容器内に第1の母
線側断路器と第1の母線とを収納した第1の母線・断路
器エレメントと、前記第1の母線・断路器エレメントの
母線容器の他端に絶縁スペーサを介して接続された母線
容器内に第2の母線側断路器と第2の母線とを収納して
なる第2の母線・断路器エレメントとを具備し、前記第
1の遮断器点検用接地開閉器エレメントの接地開閉器容
器は、前記断路器容器の外径よりも大きな内径を有する
ように形成されて、該断路器容器の一端に対して下方に
偏心した状態で配置され、前記第2の遮断器点検用接地
開閉器エレメントの接地開閉器容器は、前記第1の母線
・断路器エレメントの母線容器の一端の外径よりも大き
い内径を有するように形成されて、該第1の母線・断路
器エレメントの母線容器の一端に対して下方に偏心した
状態で配置され、前記遮断器容器の上部の枝管部及び下
部の枝管部はそれぞれ第1の接地開閉器エレメント及び
第2の接地開閉器エレメントの接地開閉器容器の内径に
等しい内径を有するように形成され、前記遮断器容器の
上部の枝管部内には第1の変流器とその1次導体とが収
納されて、該第1の変流器の1次導体を介して前記第1
の遮断器点検用接地開閉器エレメントの主回路導体と遮
断器の上部の端子との間が接続され、前記遮断器容器の
下部の枝管部内には第2の変流器とその1次導体とが収
納されて、該第2の変流器の1次導体を介して前記第2
の遮断器点検用接地開閉器エレメントの主回路導体と遮
断器の下部の端子との間が接続されているガス絶縁開閉
装置。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、機構容
器を有しない円筒状の接地開閉器容器内に接地開閉器の
全体を収納することにより、遮断器点検用接地開閉器エ
レメントの軸線方向の長さを短縮するとともに、遮断器
容器の枝管部の内径を接地開閉器容器の内径に等しい大
きさまで拡大してその内部に変流器を収納することによ
り、変流器エレメントの軸線方向寸法を短縮したので、
ガス絶縁開閉装置全体の長さを短くすることができ、ガ
ス絶縁開閉装置の小形化を図ることができる。
【0071】また本発明によれば、接地開閉器容器から
機構容器を省略するとともに、遮断器の枝管部内に変流
器を収納することにより専用の変流器容器を用いないよ
うにしたため、部品点数を削減して、コストの低減を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体的な構成を示す構成図で
ある。
【図2】(A)ないし(C)は本発明の実施例で用いる
接地開閉器エレメントの構成を示したもので、(A)は
(B)のA−A線断面図、(B)は接地開閉器容器の軸
線を含む垂直面に沿って断面して示した縦断面図、
(C)は同接地開閉器エレメントを図(B)において右
側から見た側面図である。
【図3】図2の接地開閉器エレメントにおいて接地開閉
器が開路している状態を示した断面図である。
【図4】本発明の実施例の単線結線図である。
【図5】従来のガス絶縁開閉装置の全体的な構成を示し
た構成図である。
【符号の説明】
E1 遮断器エレメント E21 第1の変流器エレメント E22 第2の変流器エレメント E31 第1の遮断器点検用接地開閉器エレメント E32 第2の遮断器点検用接地開閉器エレメント E41 第1の母線・断路器エレメント E42 第2の母線・断路器エレメント E5 線路側断路器エレメント E6 線路側接地開閉器エレメント E7 避雷器エレメント E8 線路引き込みエレメント 3 遮断器容器、 3a 枝管部 3b 枝管部 7 1次導体 7´ 1次導体 10 主回路導体 10´ 主回路導体 15 断路器容器 15a 断路器容器の端部の円筒部 40 接地開閉器容器 41 円筒部 42 フランジ 43 フランジ板 50 固定接触子 52 集電接触子 53 可動接触子 54 連結部材 56 駆動軸 57 駆動レバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線を垂直方向に向けて配置された円筒
    状の遮断器容器内に遮断器を収納してなる遮断器エレメ
    ントと、前記遮断器容器の側面から水平方向に突出する
    ように設けられた枝管部に一端がつながる接地開閉器容
    器内に遮断器につながる主回路導体と該主回路導体を接
    地する遮断器点検用接地開閉器とを収納してなる接地開
    閉器エレメントと、前記遮断器容器と接地開閉器容器と
    の間を接続する管路内に配置されて前記主回路導体を流
    れる電流を検出する管路内装形の変流器とを備え、前記
    接地開閉器容器の他端は前記遮断器につながる機器を収
    納した他のエレメントの容器の円筒状の接地開閉器エレ
    メント接続部に絶縁スペーサを介して接続されているガ
    ス絶縁開閉装置において、 前記接地開閉器容器は、前記絶縁スペーサの外径よりも
    大きな内径寸法を有する円筒の形に形成されていて、該
    接地開閉器容器が前記絶縁スペーサに対して偏心した状
    態で配置され、 前記遮断器容器の枝管部は前記接地開閉器容器の内径に
    等しい内径寸法を有するように形成されて、該接地開閉
    器容器と軸線を共有した状態で該接地開閉器容器に直結
    され、 前記管路内装形の変流器はその1次導体とともに前記遮
    断器容器の枝管部内に収納され、 前記接地開閉器は、前記主回路導体に接続された固定接
    触子と、前記接地開閉器容器の軸線に対して直角な方向
    に直線変位するように設けられた可動接触子と、該可動
    接触子に操作力を与える駆動機構とを有していて、該接
    地開閉器の全体が前記接地開閉器容器内に収納されてい
    ることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
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