JPH11215626A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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JPH11215626A
JPH11215626A JP10008842A JP884298A JPH11215626A JP H11215626 A JPH11215626 A JP H11215626A JP 10008842 A JP10008842 A JP 10008842A JP 884298 A JP884298 A JP 884298A JP H11215626 A JPH11215626 A JP H11215626A
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JP
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container
cable head
phase
main
cable
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JP10008842A
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Yasushi Sasaki
康 佐々木
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガス絶縁開閉装置の奥行き寸法を縮小して、設
置スペースの縮小を図るとともに、ケーブルヘッド容器
内に封入する絶縁ガスの量を少なくしてコストの低減を
図ること。 【解決手段】遮断器を収容した主容器3とケーブルヘッ
ドCHdu 〜CHdw を収容したケーブルヘッド容器6
0とを絶縁スペーサ62によりガス区分した状態で接続
した構成をとるガス絶縁開閉装置において、ケーブルヘ
ッド容器60として、奥行き寸法L60が幅寸法W60より
も小さい長円形の横断面形状を有する容器を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変電所などの電気
所に設置されるガス絶縁開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】変電所などの電気所においては、線路と
母線との間を開閉する受電用のガス絶縁開閉装置や、変
圧器と母線との間を開閉する変圧器接続用のガス絶縁開
閉装置が設けられて、これらのガス絶縁開閉装置が列を
なすように並べて配置され、隣り合うガス絶縁開閉装置
の母線部分が相互に接続されて電気所の母線が構成され
る。
【0003】図9は、二重母線構成の変電所において、
電力ケーブルと母線との間に設けられる受電用のガス絶
縁開閉装置の一例を示したもので、同図において、BU
S1及びBUS2 は第1及び第2の母線、CBは遮断
器、DS1 及びDS2 はそれぞれ第1及び第2の母線B
US1 及びBUS2 と遮断器CBの一端との間に設けら
れた第1及び第2の母線側断路器、CHdは遮断器CB
の他端に接続されたケーブルヘッド、ES1 及びES2
はそれぞれ遮断器CBの点検時に閉じられて遮断器の一
端及び他端を接地する遮断器点検用接地開閉器、CTは
遮断器CBとケーブルヘッドとを接続する導体を流れる
電流を検出する変流器である。
【0004】図9に示した構成を有する従来のガス絶縁
開閉装置は、例えば図10に示すように構成されてい
た。図10において1は架台を兼ねる操作器箱で、この
操作器箱は設置ベース2の上に支持されている。3は操
作器箱1の上に軸線を垂直方向に向けた状態で支持され
た主容器、4は操作器箱1に隣接する位置に配置されて
設置ベース2の上に支持された架台、5は主容器3に並
設されて、軸線を垂直方向に向けた状態で架台4の上に
支持された円筒状のケーブルヘッド容器である。主容器
3は、そのケーブルヘッド容器側の側面の上部にケーブ
ルヘッド容器側に水平に突出したケーブルヘッド容器接
続用管台部3aを有し、該管台部3aと反対側の側面の
上部及び下部にそれぞれ水平方向に突出した第1及び第
2の母線容器接続用管台部3b及び3cを有している。
この例では、ケーブルヘッド容器接続用管台部3aによ
りケーブルヘッド容器接続部が構成され、第1及び第2
の母線容器接続用管台部3b及び3cによりそれぞれ第
1及び第2の母線容器接続部が構成されている。
【0005】なお本明細書において「管台部」とは、容
器に他の容器やブッシングなどを接続するために、容器
の側壁部に設けられた孔の周縁部に溶接された短い管を
意味し、その先端にはフランジが設けられている。
【0006】ケーブルヘッド容器5はその主容器側の側
面に水平に突出した主容器接続用管台部5aを有し、該
主容器接続用管台部5aにより主容器接続部が構成され
ている。主容器接続用管台部5aは、絶縁スペーサ6を
介して主容器のケーブルヘッド容器接続用管台部3aに
接続されている。
【0007】主容器3の第1及び第2の母線容器接続用
管台部3b及び3cにはそれぞれ第1及び第2の母線容
器7及び8が接続されている。第1及び第2の母線容器
7及び8はそれぞれ第1及び第2の母線容器接続用管台
部3b及び3cと軸線を共有する縦管路部7a及び8a
と、該縦管路部7a及び8aとそれぞれ直交する横管路
部7b及び8bとを有する十字管状の容器からなり、縦
管路部7a及び8aの一端がそれぞれ絶縁スペーサ9及
び10を介して主容器の第1及び第2の母線容器接続用
管台部3b及び3cに接続されている。
【0008】主容器3内には、3相の遮断器CBと、遮
断器点検用接地開閉器ES1 及びES2 と、変流器CT
とが収容されている。遮断器CBは、SF6 ガスが封入
された筒状の遮断部容器12内に固定コンタクト及び可
動コンタクトと消弧機構とを収納した公知のガス遮断器
で、遮断部容器の下端から可動コンタクトを操作する絶
縁操作棒13が導出されている。また遮断部容器の上端
から固定コンタクトにつながる端子部14が導出され、
遮断部容器の下端寄りの側面から可動コンタクトにつな
がる端子部15が導出されている。
【0009】3相の遮断器CBはそれぞれの軸線を垂直
方向に向けた状態で三角配置されて、主容器3の底部に
固定されたフレーム11の上に支持され、3相の遮断器
の下端からそれぞれ導出された絶縁操作棒13が連結板
16により連結されて操作軸17に接続されている。操
作軸17は主容器3の底部を気密に貫通して操作器箱1
内に配置された操作器18の出力レバーに連結され、該
操作器18により3相の遮断器CBが一括して操作され
るようになっている。
【0010】遮断器CBの固定コンタクト側の端子部1
4は接続導体20を通して絶縁スペーサ9に埋め込まれ
た貫通導体に接続されるとともに、接続導体21を通し
て絶縁スペーサ10に埋め込まれた貫通導体に接続され
ている。遮断器CBの可動コンタクト側の端子部15は
接続導体22を通して絶縁スペーサ6に埋め込まれた貫
通導体に接続され、接続導体22は主容器3に取り付け
られた変流器CTを貫通している。
【0011】接続導体21の下端とフレーム11(接地
電位部)との間に接地開閉器ES1が設けられ、接続導
体22の上端と接地電位部との間に接地開閉器ES2 が
設けられている。
【0012】母線容器7内には母線BUS1 を構成する
3相の母線導体23と、母線BUS1 と遮断器CBとの
間を開閉する母線側断路器DS1 とが収容されている。
母線導体23は、横管路部7bに沿うように配置され
て、横管路部7bの両端を閉じるように取り付けられた
絶縁スペーサにより支持され、母線側断路器DS1 は縦
管路部7a内に配置されて、母線導体23と絶縁スペー
サ9の貫通導体との間を開閉するように構成されてい
る。
【0013】母線容器8内には母線BUS2 を構成する
3相の母線導体24と、母線BUS2 と遮断器CBとの
間を開閉する母線側断路器DS2 とが収容されている。
母線導体24は、横管路部8bに沿うように配置され、
母線側断路器DS2 は縦管路部8a内に配置されて、母
線導体24と絶縁スペーサ10の貫通導体との間を開閉
するように構成されている。
【0014】ケーブルヘッド容器5内には3相のケーブ
ルヘッドCHdがそれぞれの軸線を垂直方向に向けた状
態で配置されている。各ケーブルヘッドCHdは絶縁材
料からなるブッシング30の内部にケーブルの端末部を
接続するコネクタを設けたもので、ブッシング30の上
端にはコネクタにつながる端子部31が設けられてい
る。ケーブルヘッド容器5の底部には地下から立ち上げ
られた電力ケーブル32の端末部32aを受け入れる開
口部が設けられていて、該開口部の周辺部にブッシング
30の下端に設けられたフランジ30aが接続されてい
る。図10に示したように、3相のケーブルヘッドCH
dは、相互間に所定の絶縁距離を確保するように三角配
置されていて、地下から立ち上げられた3相のケーブル
32の端末部32aが対応する相のケーブルヘッドCH
dのコネクタに接続されている。主容器3、ケーブルヘ
ッド容器5及び母線容器7,8の内部にはSF6 ガスが
所定の圧力で封入されている。
【0015】この例では、主容器3とその内部に収納さ
れた機器とにより遮断器ユニットが構成され、ケーブル
ヘッド容器5とその内部に収納された機器とによりケー
ブルヘッドユニットが構成されている。また第1及び第
2の母線容器7及び8とそれぞれの内部に収容された機
器とにより第1及び第2の母線ユニットが構成されてい
る。
【0016】図10に示されたガス絶縁開閉装置は、同
様に構成された他の受電用のガス絶縁開閉装置や、変圧
器接続用のガス絶縁開閉装置等と並べて配置され、隣り
合うガス絶縁開閉装置の母線容器7,8の横管路部どう
しが絶縁スペーサを介して相互に接続されて電気所の母
線BUS1 及びBUS2 が構成される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス絶縁開閉装
置では、ケーブルヘッド容器5の本体部分が円筒状に形
成されていたため、装置の奥行き寸法Lが大きくなり、
装置の設置スペースが大きくなるという問題があった。
【0018】またケーブルヘッド容器5が円筒形である
と、その内部のデッドスペースが大きいため、容器内に
封入する絶縁ガスの量が多くなってコストが高くなると
いう問題があった。
【0019】本発明の目的は、ケーブルヘッド容器内に
封入する絶縁ガスの量を少なくすることができ、装置の
奥行き寸法を小さくして設置スペースの縮小を図ること
ができるガス絶縁開閉装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸線を垂直方
向に向けた状態で配置された筒状の主容器と、軸線を垂
直方向に向けた状態で主容器に並設されて主容器に接続
された筒状のケーブルヘッド容器とを備えて、主容器内
に3相の遮断器が収容され、ケーブルヘッド容器内にケ
ーブルの端末部を接続する3相のケーブルヘッドがそれ
ぞれの軸線を垂直方向に向けた状態で収容されるガス絶
縁開閉装置に係わるものである。この種のガス絶縁開閉
装置では、主容器とケーブルヘッド容器との接続部に両
容器の間をガス区分する絶縁スペーサが設けられて、ケ
ーブルヘッド容器内の回路と主容器内の回路とが絶縁ス
ペーサに埋め込まれた貫通導体を通して相互に接続され
る。
【0021】本発明においては、ケーブルヘッド容器の
本体部分を、横断面の輪郭形状が円弧状を呈する周壁部
と該周壁部の周方向の両端間に跨がって配置されて該周
壁部の両端に接合された側板とにより側壁部が構成され
た筒状体により構成し、絶縁スペーサの軸線方向に測っ
た該ケーブルヘッド容器の本体部分の奥行き寸法を、絶
縁スペーサの軸線と直角な水平方向に測った本体部分の
幅寸法よりも小さくしておく。そして、主容器に設けた
ケーブルヘッド容器接続用管台部をケーブルヘッド容器
の側板に設けた開口部の周辺部に接続することにより、
主容器とケーブルヘッド容器とを接続し、主容器とケー
ブルヘッド容器との接続部に設けた絶縁スペーサに埋め
込まれた貫通導体を通して、ケーブルヘッド容器内の回
路と主容器内の回路とを接続する。
【0022】なおケーブルヘッド容器の本体部分とは、
ケーブルヘッドを収容する空間を内側に形成する部分を
意味し、管台部が設けられている場合には、該管台部を
除いた部分を本体部分とする。
【0023】このように構成すると、ケーブルヘッド容
器として円筒体を用いる場合に比べてケーブルヘッド容
器の容積を小さくすることができるため、ケーブルヘッ
ド容器内に封入する絶縁ガスの量を少なくしてコストの
低減を図ることができる。
【0024】また上記のように構成すると、ケーブルヘ
ッド容器として円筒形のものを用いる場合に比べてケー
ブルヘッド容器の奥行き寸法を小さくすることができる
ため、装置の奥行き寸法を小さくして設置面積の縮小を
図ることができる。
【0025】上記のように、3相のケーブルヘッドに対
して共通のケーブルヘッド容器を用いる場合、ケーブル
ヘッド容器としては、絶縁スペーサの軸線方向に測った
奥行き寸法が該絶縁スペーサの軸線方向と直角な水平方
向に測った幅寸法よりも小さい長円形の横断面形状を有
するものを用いることもできる。
【0026】この場合、3相のケーブルヘッドは、ケー
ブルヘッド容器の幅方向に沿って一直線上に並べた状態
で配置してそれぞれの下端をケーブルヘッド容器の底部
に固定する。
【0027】このように構成すると、ケーブルヘッド容
器の容積及び奥行き寸法をいっそう小さくすることがで
き、ケーブルヘッド容器内のデッドスペースを少なくす
ることができる。
【0028】また上記のように、ケーブルヘッド容器を
3相のケーブルヘッドに対して共通に設けて3相のケー
ブルヘッドを絶縁スペーサの軸線方向と直交する水平方
向に沿って一直線上に並べて配置する構成をとる場合、
ケーブルヘッド容器の絶縁スペーサに相対する側壁部
を、一直線上に並べられた3相のケーブルヘッドの外周
に沿うように波形に湾曲した形状に形成し、ケーブルヘ
ッド容器の絶縁スペーサの軸線と直角な水平方向に相対
する対の側壁部を、両端に配置されたケーブルヘッドの
外周に沿うように円弧状に湾曲した形状に形成するよう
にしてもよい。
【0029】このように構成すると、ケーブルヘッド容
器の容積をケーブルヘッドを収容するために必要最小限
の大きさとすることができ、ケーブルヘッド容器の横断
面形状を長円形とした場合よりも更にケーブルヘッド容
器内に生じるデッドスペースを少なくして、ケーブルヘ
ッド容器内に封入する絶縁ガスの量を少なくすることが
できる。
【0030】本発明においては、ケーブルヘッド容器を
各相のケーブルヘッドに対して個別に設ける相分離形の
構成をとることもできる。
【0031】この場合には、主容器の側壁部に、中相の
ケーブルヘッド容器接続用管台部を設けるとともに、該
中相のケーブルヘッド容器接続用管台部の両側の対称な
位置に両端相のケーブルヘッド容器接続用管台部を設け
ておく。そして、3相のケーブルヘッドをそれぞれ収容
した3相のケーブルヘッド容器を、主容器の中相のケー
ブルヘッド容器接続部の軸線方向と直角な水平方向に並
べた状態で配置し、3相のケーブルヘッド容器にそれぞ
れ設けた主容器接続用管台部を、主容器の対応する相の
ケーブルヘッド容器接続用管台部に接続する。各相のケ
ーブルヘッド容器の主容器接続用管台部と主容器の各相
のケーブルヘッド容器接続用管台部との接続部には各相
のケーブルヘッド容器と主容器との間をガス区分する絶
縁スペーサを設け、各相のケーブルヘッド容器内の回路
と主容器内の回路とを、各相のケーブルヘッド容器と主
容器との間をガス区分する絶縁スペーサに埋め込まれた
貫通導体を通して相互に接続する。
【0032】このように構成した場合にも、ケーブルヘ
ッド容器の容積を必要最小限の大きさとすることがで
き、ケーブルヘッド容器の横断面形状を長円形とした場
合に比べてケーブルヘッド容器内に生じるデッドスペー
スを最小にすることができるため、ケーブルヘッド容器
内に封入する絶縁ガスの量を更に少なくし、装置の奥行
き寸法を小さくすることができる。
【0033】なおケーブルヘッド容器の奥行き寸法を縮
小するために、該ケーブルヘッド容器として、奥行き寸
法が幅寸法よりも小さい角形容器(箱形容器)を用いる
ことも考えられるが、ケーブルヘッド容器として角形の
容器を用いると、ケーブルヘッド容器内のデッドスペー
スが増えるので好ましくない。また、内圧の上昇に対す
る強度を得るためにも、角形の容器ではなく、本体部分
の横断面の輪郭形状が円弧または円弧に近い曲線を組み
合わせた形状を呈する容器をケーブルヘッド容器として
用いるのが好ましい。
【0034】
【発明の実施の形態】図1及び図2は図9に示したガス
絶縁開閉装置に本発明を適用する場合のケーブルヘッド
ユニット部分の構成例を示したもので、図1はケーブル
ヘッドユニット部分の縦断面図、図2は図1のA−A線
断面図である。
【0035】図1及び図2において、40はケーブルヘ
ッド容器で、このケーブルヘッド容器は、円筒体の周壁
の一部を軸線と平行な方向に切除することにより横断面
が円弧状を呈するように形成された周壁部40aと、該
周壁部40aの周方向の両端に形成された開口部を閉じ
るように該周壁部40aの周方向の両端間に跨がって配
置されて、該周壁部40aの両端に溶接された平板状の
側板40bと、周壁部40aの高さ方向(軸線方向)の
中間部から側板40bと反対側に突出した管台部40c
と、周壁部40aと側板40bとにより側壁部が構成さ
れた筒状体の上端の開口部を閉じる天井板40dと、該
筒状体の下端の開口部を閉じる底板40eと、底板40
eの下面に当接されて該底板40eにボルト止めされた
押え板40fとからなっている。底板40eには、3相
のケーブルヘッドを取り付けるための3つの孔40e1が
それぞれの中心を正三角形または二等辺三角形の頂点に
位置させた状態で設けられている。また押え板40fに
は3つの孔40e1にそれぞれ整合する孔40f1が設けら
れている。孔40f1の内径は孔40e1の内径よりも小さ
く設定されている。ケーブルヘッド容器40は、架台4
1の上に軸線を垂直方向に向けた状態で支持されてい
る。
【0036】この例では、周壁部40aと側板40bと
により側壁部が構成された筒状体と、該筒状体の上端及
び下端を閉鎖する天井板40d及び底板40eとによ
り、ケーブルヘッド容器40の本体部分が構成されてい
る。
【0037】ケーブルヘッド容器の側板40bの上部に
は、円形の開口部(孔)40gが形成されている。この
例では、開口部40gの周辺部が主容器接続部となって
いて、開口部40gの周辺部に主容器3のケーブルヘッ
ド接続用管台部3aのフランジ3a1が気密に接合され、
開口部40gの内側に絶縁スペーサ42が配置されてい
る。
【0038】絶縁スペーサ42は、フランジ42aとコ
ーン状に形成された3相の導体支持部42bとを一体に
有する絶縁部と、3相の導体支持部42bに埋め込まれ
た貫通導体42u,42v及び42wとを備えた公知の
もので、フランジ42aが主容器の管台部のフランジ3
a1にボルトにより締結されて管台部3aに対して固定さ
れている。
【0039】ケーブルヘッド容器40内には、軸線を垂
直方向に向けた3相のケーブルヘッドCHdu 〜CHd
w が収容されている。各ケーブルヘッドCHdは、絶縁
材料からなるブッシング30の内部にケーブルの端末部
を接続するコネクタを設けたもので、ブッシング30の
上端にはコネクタにつながる端子部31が設けられてい
る。3相のケーブルヘッドCHdu 〜CHdw は、それ
ぞれの中心軸線と垂直面との交点が正三角形または二等
辺三角形の頂点に位置するように配置(三角配置)さ
れ、それぞれの下端に設けられたフランジ30aがケー
ブルヘッド容器40の底板40eに設けられた3つの孔
40e1に嵌合されて押え板40fにボルトにより締結さ
れている。
【0040】ケーブルヘッドCHdu 〜CHdw のそれ
ぞれの端子部31には、簡易断路部を構成する固定コン
タクト43u〜43w(43uは図示せず。)が接続さ
れている。また絶縁スペーサ42に設けられた3相の貫
通導体42u 〜42w には、固定コンタクト43u〜4
3wにそれぞれ垂直方向から対向する集電コンタクト4
4u〜44wが接続導体45u〜45wを介して接続さ
れ、集電コンタクト44u〜44wをスライド自在に貫
通した棒状の可動コンタクト46u〜46wが固定コン
タクト43u〜43wにそれぞれ接触させられている。
可動コンタクト46u〜46wのそれぞれの上端には絶
縁操作棒47u〜47w(47uは図示せず。)が取り
付けられ、これらの絶縁操作棒はケーブルヘッド容器の
天井板40dに設けられた孔を通して上方に気密に導出
されている。絶縁操作棒47u〜47wの上端には操作
つまみ48u〜48w(48uは図示せず。)が取り付
けられ、これらの操作つまみを保持して可動コンタクト
46u〜46wを引き上げることにより、可動コンタク
ト46u〜46wを固定コンタクト43u〜43wから
引き離して、絶縁スペーサ42の貫通導体42u〜42
wをケーブルヘッドCHdu 〜CHdw の端子部31か
ら切り離すことができるようになっている。操作つまみ
48u〜48wは、ケーブルヘッド容器の天井板40d
に着脱可能に取り付けられたカバー49により覆われて
いる。
【0041】ケーブルヘッド容器40の背面側に設けら
れた管台部40cには、絶縁スペーサ50が取り付けら
れ、該絶縁スペーサ50に埋め込まれた貫通導体50u
〜50wがそれぞれ所定の接続導体を介して固定コンタ
クト43u〜43wに接続されている。絶縁スペーサ5
0の貫通導体50u〜50wのそれぞれの外端部には導
体接続部51u〜51wが接続され、貫通導体50u〜
50wにそれぞれ取り付けられた導体接続部を覆うよう
に、絶縁スペーサ50のフランジにカバー52が取り付
けられている。
【0042】ケーブルヘッド容器40は気密構造を有
し、該ケーブルヘッド容器内にはSF6 ガスが所定の圧
力で封入されている。
【0043】ケーブルヘッドCHdu 〜CHdw には、
地下から立ち上げられた3相の電力ケーブルの端末部3
2aが接続されている。
【0044】図1には示されていない主容器3内の構成
は図10に示した従来の装置と同様であり、絶縁スペー
サ42の貫通導体42u〜42wは接続導体22を通し
て遮断器CBの可動コンタクト側の端子部15に接続さ
れている。
【0045】図1及び図2に示した例では、ケーブルヘ
ッド容器40が、三角配置されたケーブルヘッドCHd
u 〜CHdw を収容するのに必要最小限の容積を有する
ように構成されている。このケーブルヘッド容器の容積
は、3相のケーブルヘッド相互間の絶縁距離や、ケーブ
ルヘッド容器内で地絡事故が発生した場合の容器の内圧
の上昇値などを考慮して適当な値に設定する。
【0046】図1及び図2に示したガス絶縁開閉装置に
おいて、導体接続部51u〜51wは、ケーブルに試験
電圧を印加するために用いられる。すなわち、ケーブル
の耐電圧試験を行う際には、簡易断路部を構成する可動
コンタクト46u〜46wを引き上げてケーブルヘッド
CHdu 〜CHdw と絶縁スペーサ42の貫通導体42
u〜42wとの間を切り離した後、カバー52を外して
絶縁スペーサ50に試験電圧印加装置を取り付け、該試
験電圧印加装置に設けられた試験電圧印加用ブッシング
の中心導体を導体接続部51u〜51wに接続する。こ
の状態で試験電圧印加用ブッシングから絶縁スペーサ5
0の貫通導体50u〜50wとケーブルヘッドCHdu
〜CHdw とを通してケーブルに試験電圧を印加してケ
ーブルの耐電圧試験を行う。
【0047】上記のように、ケーブルヘッド容器をその
横断面の輪郭が非円形(図1及び図2に示した例ではか
まぼこ形)を呈するように形成すると、横断面が円形の
ケーブルヘッド容器を用いた場合に比べて、ケーブルヘ
ッド容器の奥行き寸法を小さくすることができるため、
ガス絶縁開閉装置の奥行き寸法を小さくして装置の設置
面積を縮小することができる。
【0048】またケーブルヘッド容器の容積を小さくす
ることができるため、該容器内に封入する絶縁ガスの量
を少なくしてコストの削減を図ることができる。
【0049】図1及び図2に示した例のように、絶縁ス
ペーサ42をケーブルヘッド容器40内で主容器のフラ
ンジ3a1に接続するようにすると、絶縁スペーサ42の
厚みが装置の奥行き寸法に加わることがないため、装置
の奥行き寸法の縮小を図ることができる。
【0050】図3及び図4は本発明に係わるガス絶縁開
閉装置のケーブルヘッドユニット部分の他の構成例を示
したもので、これらの図において60は架台61により
支持されたケーブルヘッド容器、62はケーブルヘッド
容器60と主容器3との間をガス区分する絶縁スペーサ
である。
【0051】この例では、絶縁スペーサ62の軸線方向
に測ったケーブルヘッド容器60の本体部分の奥行き寸
法L60が、該絶縁スペーサ62の軸線方向と直角な水平
方向に測った幅寸法W60よりも小さい長円形の横断面形
状を有するように形成されている。ケーブルヘッド容器
60の前面側及び背面側にはそれぞれ断面が長円形また
は小判形を呈する管台部60a及び60bが設けられて
いる。この例では、主容器3のケーブルヘッド容器接続
用管台部3aもその横断面が長円形または小判形を呈す
るように形成されていて、該管台部3aの先端に設けら
れたフランジ3a1がケーブルヘッド容器の管台部60a
の先端に設けられたフランジ60a1が接続されている。
絶縁スペーサ62は小判形を呈するように形成されてい
て、管台部60aの内側に配置されて主容器の管台部の
フランジ3a1にボルトにより締結されている。
【0052】このように、絶縁スペーサ62をケーブル
ヘッド容器の管台部の内側に配置して、主容器側の管台
部3aのフランジ3a1に接続するようにすると、絶縁ス
ペーサ62の厚みが装置の奥行き寸法に加わることがな
いため、装置の奥行き寸法の縮小を図ることができる。
【0053】3相のケーブルヘッドCHdu 〜CHdw
は、ケーブルヘッド容器60の幅方向に沿って一直線上
に並べられた状態で配置されてそれぞれの下端がケーブ
ルヘッド容器60の底部に固定されている。
【0054】ケーブルヘッドCHdu 〜CHdw のそれ
ぞれの端子部31には、簡易断路部を構成する固定コン
タクト63u〜63w(63u及び63wは図示せ
ず。)が接続されている。また絶縁スペーサ62に設け
られた3相の貫通導体62u 〜62w には、固定コンタ
クト63u〜63wにそれぞれ垂直方向から対向する集
電コンタクト64u〜64wが接続導体65u〜65w
を介して接続され、集電コンタクト64u〜64wをス
ライド自在に貫通した棒状の可動コンタクト66u〜6
6wが固定コンタクト63u〜63wにそれぞれ接触さ
せられている。可動コンタクト66u〜66wのそれぞ
れの上端には絶縁操作棒67u〜67w(67u及び6
7wは図示せず。)が取り付けられ、これらの絶縁操作
棒はケーブルヘッド容器の天井板60dに設けられた孔
を通して上方に気密に導出されている。絶縁操作棒67
u〜67wの上端には操作つまみ68u〜68w(68
u及び68wは図示せず。)が取り付けられ、これらの
操作つまみを保持して可動コンタクト66u〜66wを
引き上げることにより、可動コンタクト66u〜66w
を固定コンタクト63u〜63wから引き離して、絶縁
スペーサ62の貫通導体62u〜62wをケーブルヘッ
ドCHdu 〜CHdw の端子部31から切り離すことが
できるようになっている。操作つまみ68u〜68w
は、ケーブルヘッド容器の天井板60dに着脱可能に取
り付けられたカバー69により覆われている。
【0055】固定コンタクト66u〜66wには試験電
圧印加用の導体接続部71u〜71wが接続されてい
る。これらの導体接続部は管台部60bの内側の空間に
臨むように設けられていて、管台部60bに取り付けた
試験電圧印加装置の試験電圧印加用ブッシングの中心導
体を導体接続部71u〜71wに接続することによりケ
ーブルに試験電圧を印加し得るようになっている。管台
部60bは蓋板72により気密に閉じられている。その
他の構成は図1及び図2に示した例と同様である。
【0056】図3及び図4に示した例においては、ケー
ブルヘッド容器60が、一直線上に並べて配置された3
相のケーブルヘッドCHdu 〜CHdw を収容するため
に必要最小限の容積を有するように構成されている。各
ケーブルヘッド容器の容積は、3相のケーブルヘッド相
互間の絶縁距離や、ケーブルヘッド容器内で地絡事故が
発生した場合の容器の内圧の上昇値などを考慮して適当
な値に設定する。
【0057】図3及び図4に示したように構成すると、
図1及び図2に示した例よりも更にケーブルヘッド容器
60の容積を小さくしてその内部のデッドスペースを少
なくすることができ、ケーブルヘッド容器内に封入する
絶縁ガスの量を少なくすることができる。また図1及び
図2に示した例よりも更にケーブルヘッド容器の奥行き
寸法L60を小さくしてガス絶縁開閉装置の奥行き寸法の
縮小を図ることができる。
【0058】図5及び図6は本発明に係わるガス絶縁開
閉装置のケーブルヘッドユニット部分の更に他の構成例
を示したもので、これらの図において60´は架台61
´により支持されたケーブルヘッド容器、62はケーブ
ルヘッド容器60と主容器3との間をガス区分する絶縁
スペーサである。
【0059】この例では、ケーブルヘッド容器60´の
絶縁スペーサ62に相対する側壁部60A´が、一直線
上に並べられた3相のケーブルヘッドCHdu 〜CHd
w の外周に沿うように波形に湾曲した形状に形成されて
いる。またケーブルヘッド容器60´の絶縁スペーサ6
2の軸線と直角な水平方向に相対する対の側壁部60B
´,60B´は、両端に配置されたケーブルヘッドCH
du 及びCHdw の外周に沿うように円弧状に湾曲した
形状に形成されている。その他の構成は図3及び図4に
示した例と同様である。
【0060】図5及び図6に示したように、ケーブルヘ
ッド容器60´の絶縁スペーサ62に相対する側壁部6
0A´を、一直線上に並べられた3相のケーブルヘッド
CHdu 〜CHdw の外周に沿うように波形に湾曲した
形状に形成すると、ケーブルヘッド容器の側壁の一部が
3相のケーブルヘッド相互間に形成される谷部内に入り
込んだ状態になるため、図3及び図4に示した例よりも
更にケーブルヘッド容器内のデッドスペースを少なくす
ることができる。
【0061】上記の各例では、ケーブルヘッド容器が3
相のケーブルヘッドに対して共通に設けられているが、
ケーブルヘッド容器を各相のケーブルヘッド毎に設ける
相分離形の構成をとることもできる。
【0062】図7及び図8は、ケーブルヘッド容器を各
相のケーブルヘッド毎に設ける場合の構成例を示したも
ので、この例では、円筒状に形成された主容器3が、中
相のケーブルヘッド容器接続用管台部3avと、両端相の
ケーブルヘッド容器接続用管台部3au及び3awとを側壁
部に有している。中相のケーブルヘッド容器接続用管台
部3avは、主容器3の背面側の側壁部から該主容器の径
方向の外側に突出して直線的に伸びるように設けられ、
両端相のケーブルヘッド容器接続用管台部3au及び3aw
は、中相のケーブルヘッド容器接続用管台部3avの両側
に対称に設けられている。両端相のケーブルヘッド接続
用管台部3au及び3awは、主容器3の側壁部から突出し
て中相のケーブルヘッド容器接続用管台部3av側に円弧
状に湾曲して伸びるように設けられていて、3相のケー
ブルヘッド容器接続用管台部3au〜3awのそれぞれの先
端に設けられたフランジ3au1 〜3aw1 が、中相のケー
ブルヘッド容器接続用管台部3avの中心軸線と直交する
同一の垂直面上に配置されている。
【0063】3相のケーブルヘッドCHdu 〜CHdw
は、主容器3の中相のケーブルヘッド容器接続用管台部
3avの軸線方向と直角な水平方向に並べて配置された3
相のケーブルヘッド容器80u〜80w内にそれぞれ収
容されている。
【0064】3相のケーブルヘッド容器80u〜80w
は軸線を垂直方向に向けた円筒状の容器からなってい
て、図示しない架台により設置ベース上に支持されてい
る。3相のケーブルヘッドCHdu 〜CHdw は、それ
ぞれの軸線をケーブルヘッド容器80u〜80wの軸線
と一致させた状態で配置されてそれぞれの下端がケーブ
ルヘッド容器80u〜80wの底部に固定されている。
【0065】ケーブルヘッド容器80u〜80wのそれ
ぞれの前面側の側壁部には、水平方向に突出した主容器
接続用管台部80au〜80awが設けられていて、これら
の管台部80au〜80awの先端のフランジ80au1 〜8
0aw1 が、主容器3の対応する相のケーブルヘッド容器
接続部3au〜3awの先端のフランジ3au1 〜3aw1 にボ
ルトにより締結されて接続されている。
【0066】3相のケーブルヘッド容器の主容器接続用
管台部80au〜80awと主容器のケーブルヘッド容器接
続用管台部3au〜3awとの接続部には両容器の間をガス
区分する絶縁スペーサ82u〜82wが設けられ、ケー
ブルヘッド容器80u〜80w内の回路と主容器3内の
回路とが、絶縁スペーサ82u〜82wに埋め込まれた
貫通導体を通して相互に接続されている。
【0067】図示の例では、絶縁スペーサ82u〜82
wがそれぞれケーブルヘッド容器側の管台部80au〜8
0awの内側に配置されて、主容器側の管台部3au〜3aw
のフランジ3au1 〜3aw1 に固定されいる。
【0068】またケーブルヘッドCHdu 〜CHdw の
上端に設けられた端子部31に簡易断路部を構成する固
定コンタクト83u〜83w(83u及び83wは図示
せず。)が接続され、絶縁スペーサ82u〜82wにそ
れぞれ設けられた3相の貫通導体には、固定コンタクト
83u〜83wにそれぞれ垂直方向から対向する集電コ
ンタクト84u〜84wが接続導体85u〜85wを介
して接続されている。集電コンタクト84u〜84wを
スライド自在に貫通した状態で棒状の可動コンタクト8
6u〜86wが設けられ、これらの可動コンタクトが固
定コンタクト83u〜83wにそれぞれ接触させられて
いる。可動コンタクト86u〜86wのそれぞれの上端
に固定された絶縁操作棒87u〜87w(87u及び8
7wは図示せず。)がケーブルヘッド容器の天井板に設
けられた孔を通して上方に導出され、絶縁操作棒87u
〜87wの上端にそれぞれ操作つまみ88u〜88w
(88u及び88wは図示せず。)が取り付けられてい
る。
【0069】ケーブルヘッド容器80u〜80w内には
SF6 ガスが所定の圧力で封入されている。
【0070】本発明を適用し得るガス絶縁開閉装置の構
成は図9に示した例に限られるものではなく、少なくと
も遮断器を収容した主容器と、少なくともケーブルヘッ
ドを収容したケーブルヘッド容器とを絶縁スペーサによ
りガス区分した状態で相互に接続する構成をとるガス絶
縁開閉装置に広く本発明を適用することができるのはも
ちろんである。
【0071】なお本発明において、主容器内に遮断器以
外の他の機器が更に収容されることを何等妨げない。同
様に、ケーブルヘッド容器内にケーブルヘッド以外の他
の構成要素(例えば線路側断路器や避雷器)が配置され
ることを何等妨げない。
【0072】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ケーブ
ルヘッド容器の奥行き寸法を小さくして装置の奥行き寸
法を小さくすることができるため、ガス絶縁開閉装置の
設置スペースの縮小を図ることができる利点がある。
【0073】また本発明によれば、ケーブルヘッド容器
の奥行き寸法を縮小するに当たり、該ケーブルヘッド容
器として角部を有しないものを用いてその内部に生じる
デッドスペースを少なくするようにしたので、ケーブル
ヘッド容器の奥行き寸法を小さくしてその容積を小さく
したことと相俟って、ケーブルヘッド容器内に封入する
絶縁ガスの量を少なくしてコストの低減を図ることがで
きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるガス絶縁開閉装置のケーブルヘ
ッドユニット部分の構成例を示した縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明に係わるガス絶縁開閉装置のケーブルヘ
ッドユニット部分の他の構成例を示した縦断面図であ
る。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】本発明に係わるガス絶縁開閉装置のケーブルヘ
ッドユニット部分の更に他の構成例を示した縦断面図で
ある。
【図6】図5のC−C線断面図である。
【図7】本発明に係わるガス絶縁開閉装置のケーブルヘ
ッドユニット部分の更に他の構成例を示した縦断面図で
ある。
【図8】図7のD−D線断面図である。
【図9】本発明が対象とするガス絶縁開閉装置の構成例
を示した単線結線図である。
【図10】従来のガス絶縁開閉装置の構成を示した縦断
面図である。
【図11】図10のガス絶縁開閉装置のケーブルヘッド
容器内のケーブルヘッドの配置を示す説明図である。
【符号の説明】
3 主容器 40,60,60´,80 ケーブルヘッド容器 42,62,82 絶縁スペーサ CB 遮断器 CHdu 〜CHdw ケーブルヘッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線を垂直方向に向けた状態で配置され
    た筒状の主容器と、軸線を垂直方向に向けた状態で前記
    主容器に並設されて前記主容器に接続された筒状のケー
    ブルヘッド容器とを備えて、前記主容器内に3相の遮断
    器が収容され、前記ケーブルヘッド容器内にはケーブル
    の端末部を接続する3相のケーブルヘッドがそれぞれの
    軸線を垂直方向に向けた状態で収容され、前記主容器と
    ケーブルヘッド容器との接続部には両容器の間をガス区
    分する絶縁スペーサが設けられていて、前記ケーブルヘ
    ッド容器内の回路と前記主容器内の回路とが前記絶縁ス
    ペーサに埋め込まれた貫通導体を通して相互に接続され
    ているガス絶縁開閉装置において、 前記ケーブルヘッド容器の本体部分は、横断面の輪郭形
    状が円弧状を呈する周壁部と該周壁部の周方向の両端間
    に跨がって配置されて該周壁部の両端に接合された側板
    とにより側壁部が構成されて上端及び下端の開口部が閉
    鎖された筒状体からなっていて、前記絶縁スペーサの軸
    線方向に測った前記本体部分の奥行き寸法が、前記絶縁
    スペーサの軸線と直角な水平方向に測った前記本体部分
    の幅寸法よりも小さく設定され、 前記主容器に設けられたケーブルヘッド容器接続用管台
    部が前記ケーブルヘッド容器の側板に設けられた開口部
    の周辺部に接続されて前記主容器とケーブルヘッド容器
    とが接続されていることを特徴とするガス絶縁開閉装
    置。
  2. 【請求項2】 軸線を垂直方向に向けた状態で配置され
    た筒状の主容器と、軸線を垂直方向に向けた状態で前記
    主容器に並設されて前記主容器に接続された筒状のケー
    ブルヘッド容器とを備えて、前記主容器内に3相の遮断
    器が収容され、前記ケーブルヘッド容器内にはケーブル
    の端末部を接続する3相のケーブルヘッドがそれぞれの
    軸線を垂直方向に向けた状態で収容され、前記主容器と
    ケーブルヘッド容器との接続部には両容器の間をガス区
    分する絶縁スペーサが設けられていて、前記ケーブルヘ
    ッド容器内の回路と前記主容器内の回路とが前記絶縁ス
    ペーサに埋め込まれた貫通導体を通して相互に接続され
    ているガス絶縁開閉装置において、 前記ケーブルヘッド容器は、前記絶縁スペーサの軸線方
    向に測った本体部分の奥行き寸法が該絶縁スペーサの軸
    線方向と直角な水平方向に測った本体部分の幅寸法より
    も小さい長円形の横断面形状を有するように形成され、 前記3相のケーブルヘッドは、前記ケーブルヘッド容器
    の幅方向に沿って一直線上に並べられた状態で配置され
    てそれぞれの下端が前記ケーブルヘッド容器の底部に固
    定されているガス絶縁開閉装置。
  3. 【請求項3】 軸線を垂直方向に向けた状態で配置され
    た筒状の主容器と、軸線を垂直方向に向けた状態で前記
    主容器に並設されて前記主容器に接続された筒状のケー
    ブルヘッド容器とを備えて、前記主容器内に3相の遮断
    器が収容され、前記ケーブルヘッド容器内にはケーブル
    の端末部を接続する3相のケーブルヘッドがそれぞれの
    軸線を垂直方向に向けた状態で収容され、前記主容器と
    ケーブルヘッド容器との接続部には両容器の間をガス区
    分する絶縁スペーサが設けられていて、前記ケーブルヘ
    ッド容器内の回路と前記主容器内の回路とが前記絶縁ス
    ペーサに埋め込まれた貫通導体を通して相互に接続され
    ているガス絶縁開閉装置において、 前記3相のケーブルヘッドは、前記絶縁スペーサの軸線
    方向と直交する水平方向に沿って一直線上に並べられた
    状態で配置されてそれぞれの下端が前記ケーブルヘッド
    容器の底部に固定され、 前記ケーブルヘッド容器の前記絶縁スペーサに相対する
    側壁部は、一直線上に並べられた前記3相のケーブルヘ
    ッドの外周に沿うように波形に湾曲した形状に形成さ
    れ、 前記ケーブルヘッド容器の前記絶縁スペーサの軸線と直
    角な水平方向に相対する対の側壁部は、両端に配置され
    たケーブルヘッドの外周に沿うように円弧状に湾曲した
    形状に形成されているガス絶縁開閉装置。
  4. 【請求項4】 軸線を垂直方向に向けた状態で配置され
    た筒状の主容器と、軸線を垂直方向に向けた状態で前記
    主容器に並設されて前記主容器に接続された筒状のケー
    ブルヘッド容器とを備えて、前記主容器内に3相の遮断
    器が収容され、前記ケーブルヘッド容器内には、ケーブ
    ルの端末部を接続するケーブルヘッドが収容されている
    ガス絶縁開閉装置において、 前記主容器は中相のケーブルヘッド容器接続用管台部と
    該中相のケーブルヘッド容器接続用管台部の両側の対称
    な位置に設けられた両端相のケーブルヘッド容器接続用
    管台部とを側壁部に有し、 前記ケーブルヘッド容器は各相毎に設けられて、3相の
    ケーブルヘッドをそれぞれ収容した3相のケーブルヘッ
    ド容器が前記主容器の中相のケーブルヘッド容器接続用
    管台部の軸線方向と直角な水平方向に並べられた状態で
    配置され、 前記3相のケーブルヘッド容器にそれぞれ設けられた主
    容器接続用管台部が、前記主容器の対応する相のケーブ
    ルヘッド容器接続用管台部に接続され、 各相のケーブルヘッド容器の主容器接続用管台部と主容
    器の各相のケーブルヘッド容器接続用管台部との接続部
    には各相のケーブルヘッド容器と主容器との間をガス区
    分する絶縁スペーサが設けられていて、各相のケーブル
    ヘッド容器内の回路と主容器内の回路とが、各相のケー
    ブルヘッド容器と主容器との間をガス区分する絶縁スペ
    ーサに埋め込まれた貫通導体を通して相互に接続されて
    いるガス絶縁開閉装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002245905A (ja) * 2001-02-20 2002-08-30 Mitsubishi Electric Corp ガス絶縁開閉装置の容器
JP2006352972A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Japan Ae Power Systems Corp 三相一括形ガス絶縁開閉装置

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