JPH0654821U - 屋根上設置ハンガー - Google Patents

屋根上設置ハンガー

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JPH0654821U
JPH0654821U JP9320292U JP9320292U JPH0654821U JP H0654821 U JPH0654821 U JP H0654821U JP 9320292 U JP9320292 U JP 9320292U JP 9320292 U JP9320292 U JP 9320292U JP H0654821 U JPH0654821 U JP H0654821U
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roof
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hanger
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勝 西山
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Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円筒状に巻回されたアスファルト・ルーフィ
ングを用いて屋根の下葺き作業を行う際、落下を防止す
ることで屋根の上面に複数のアスファルト・ルーフィン
グを載置可能にし、作業能率の向上を図る。 【構成】 長尺な板状部材2の一端を鋭角に折曲して棟
部分6の隙間8に係止する係止部3を形成し、他端を前
記係止部3と逆方向に略直角に折曲して落下止め部4を
形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、建物の建築過程において、カラーベスト等を含む屋根瓦の下葺き 材としてアスファルト・ルーフィングを用いる場合、円筒状に巻回された状態の アスファルト・ルーフィングを傾斜した屋根の上面に複数載置したままで、容易 に下葺き作業を行い得る屋根上設置ハンガーに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、屋根瓦の敷設作業に先立ちアスファルト・ルーフィングを用い て下葺き作業を行うのであるが、第1の手段として図7に示すように、複数のア スファルト・ルーフィング30を持ち上げ、屋根の上面Xの軒部分31に予め設 けられた長尺な木桟32の上方向に複数載置して作業を行っている。
【0003】 或いは、第2の手段として図8に示すように、アスファルト・ルーフィング3 0を別途軒部分31の近傍に設けられた工事用の足場板33上に載置しておき、 必要となるものだけをその都度屋根の上面Xに持ち上げて作業を行っている。 又は、前記第1及び第2の手段以外に、現場に搬入されて載置された状態のア スファルト・ルーフィング30を、梯子等により適宜使用するもののみを屋根の 上面Xに持ち上げ、この作業を繰り返すことで下葺き作業を行っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の第1の手段によれば、アスファルト・ルーフィング 30を屋根の上面Xに持ち上げる作業以前に、軒部分31の屋根の上面Xに落下 止め用の木桟32を別途設ける必要があり、下葺き作業を行う際に非能率的な作 業を余儀なくされている。又、円筒状に巻回されたアスファルト・ルーフィング 30の落下を防止する為には、少なくとも木桟32の高さは60mm以上を必要と し、よって、この木桟32に打ち込む釘も自ずと100mm以上のものが必要とな り、打ち込みの作業が困難になると共に、余分な作業費用の消費に繋がるという 問題点を有している。
【0005】 更に、上記のように釘を打ち込むことで、屋根の上面Xを構成する野地板や軒 部分31を支承するもやに対して過度の負担を掛けることとなり、軒部分31の 損傷を引き起こすこととなり、且つ、下葺き作業の終了後に前記のような長尺な 釘を除去することは、非常に困難とならざるを得ないのである。更に言えば、広 範囲に渡って下葺き作業を行う場合、複数のアスファルト・ルーフィング30を 屋根の上面Xの上方向に数段に重ねて載置することとなるが、この時には、より 一層高い木桟32を準備して長尺な釘により堅固に固定しなければならなくなり 、作業能率の悪化の原因となっている。
【0006】 一方、第2の手段によれば、先ず、アスファルト・ルーフィング30を工事用 の足場板33の上に載置し、その状態で作業を行う為、屋根上での下葺き作業と 持ち上げ作業とを反復して行わざるを得なくなり、作業者に余分な負担が掛かり 危険を伴うと共に、作業時間が大幅に増すという問題点を有していた。
【0007】 又、上記のような手段以外に、現場に搬入されて載置されたアスファルト・ル ーフィング30を使用する場合、作業者は一回分のみを屋根上に持ち上げて使用 し、再度地上に下りて次回分を持ち上げるという作業を繰り返し行うこととなり 、作業能率が非常に劣悪とならざるを得ないのである。
【0008】 本考案は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、屋根 上での下葺き作業に加えて、アスファルト・ルーフィング30の屋根上への持ち 上げ作業を繰り返し行うことなく、容易に且つ安全に下葺き作業を可能とする屋 根上設置ハンガーを供給するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための具体的手段とするところは、長尺な板状部材の一端 を鋭角に折曲して棟部分の隙間に係止する係止部を形成し、他端を前記係止部と 逆方向に略直角に折曲して落下止め部を形成したところにある。
【0010】
【作用】
本考案における屋根上設置ハンガーによると、屋根瓦の下葺き材としてアスフ ァルト・ルーフィングを用いて作業を行う場合、円筒状に巻回されたアスファル ト・ルーフィングを屋根上に持ち上げる作業に先立ち、洋小屋や和小屋の棟部分 で屋根の上面を構成する野地板と野地板との結合部分に通常生じる隙間に、一対 の長尺な板状部材の一端を鋭角に折曲して設けた係止部を各々挿入し、且つ、ア スファルト・ルーフィングの横幅さより若干短い間隔を置いて屋根の上面に設置 し、その後に所望のアスファルト・ルーフィングを持ち上げて前記一対の板状部 材の上に渡して載置する。
【0011】 この時、板状部材の他端、即ち軒方向に位置する端には前記係止部と逆方向に 略直角に折曲された落下止め部が形成されており、載置されたアスファルト・ル ーフィングが屋根の傾斜に伴って落下することを防止することとなる。このこと により、作業者は、充分なアスファルト・ルーフィングを予め屋根の上面に載置 した状態で下葺き作業を行うことが可能となり、持ち上げの手間を省き作業時間 の大幅な削減が図られることになると共に、屋根上に繰り返し登ることなく作業 の安全性向上にも繋がるのである。
【0012】
【実施例】
本考案の実施例について、図面を参照しつつ説明する。 本考案における第1実施例の屋根上設置ハンガー1は、図1に示すように、長 尺な板状部材2の一端を鋭角に折曲して係止部3とし、他端を係止部3と逆方向 に略直角に折曲して落下止め部4としてなるものである。
【0013】 板状部材2は鉄製等硬質の材質のものであるが、長さは下葺き作業を行う屋根 の大きさに合わせて適宜に選び、強度については、屋根の上面Xに複数のアスフ ァルト・ルーフィング30を載置した際、屋根の上面Xに掛かる積載荷重を考慮 して、10本程度の重量に耐え得るものが必要である。又、厚さは、野地板7と 野地板7との間に生じる隙間8の幅により設定すべきであるが通常は6mm前後が 良好である。
【0014】 係止部3の板状部材2に対する折曲角度Yは、屋根の傾斜角度に対応して通常 は60°程度が良好であり、又、折曲部分の長さも野地板7と野地板7との間に 生じる隙間8の深さに合わせて、80mm程度が良好である。 落下止め部4の長さは、通常、前記のように10本のアスファルト・ルーフィ ング30を一列5本にして二重に載置した場合、落下を防ぐ為には200mm程度 が良好である。
【0015】 上記のような屋根上設置ハンガー1を使用して屋根の下葺き作業を行う場合、 図2に示すような垂木5を使用する和小屋或いは図3に示すような垂木5を使用 しない洋小屋において、通常は、棟部分6で野地板7の双方が結合する位置に5 mm乃至6mm程度の隙間8が生じるのであるが、この隙間8に係止部3を挿入する ことで屋根上設置ハンガー1を屋根の上面Xに設置する。もし、係止部3の厚さ 以下の隙間8である時は、工具を用いて少し幅を広げるようにする。 次に、図4に示すように、一対の屋根上設置ハンガー1を所定の間隔を置いて 設置した後、円筒状に巻回された複数のアスファルト・ルーフィング30を屋根 上に持ち上げ、一対の屋根上設置ハンガー1に渡して載置する。
【0016】 又、図5に示すように、屋根の上面Xの両側に予めアスファルト・ルーフィン グ30を載置して作業を行う場合は、4個の屋根上設置ハンガー1を前記と同じ く一対づつ設置する。この時、各々の相対する係止部3が互いに干渉しないよう に隙間8に挿入すれば、余分に隙間8を広げることなく円滑に屋根上設置ハンガ ー1を設置できる。
【0017】 一方、図6に示す第2実施例の屋根上設置ハンガー1は、係止部3及び落下止 め部4を前記のように各々の所定角度を限度として、折り畳み可能に揺動するよ うに、板状部材2の両端に蝶番等で固定したものであり、作業者が屋根の上面X に設置する際、簡単に持ち運びができ且つ容易に屋根上に持ち上げることができ 、又、使用せずに保管する際は、複数の屋根上設置ハンガー1を重ね合わせて載 置することができ、余分な保管場所を必要としないものある。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、この考案に係る屋根上設置ハンガーによれば、その形状が円筒 状の為に、傾斜した屋根の上面に載置するには困難であるアスファルト・ルーフ ィングを用いて、屋根の下葺き作業を行う場合、作業者の手近な場所に多くのア スファルト・ルーフィングを置くことができ、作業時間の大幅な節約になる。又 、簡単な構成により成形可能で余分な加工費用が掛からないことと共に、下葺き 作業が屋根上であり危険を伴うとういう点に鑑みても、この屋根上設置ハンガー を用いることにより、設置作業も容易に行うことができ、更には、作業の終了後 も場所を取ることなく保管が可能となる。
【0019】 加えて、本考案の屋根上設置ハンガーは、上記のようにその使用範囲を限定す ることなく、他の工事用用具、例えば工具箱や釘箱等を屋根上に置く場合にも利 用することができると共に、様々な資材の置場にも使用することができ、安全で 且つ能率の良い作業を達成可能にするのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る第1実施例の屋根上設置ハンガー
を説明する斜視図。
【図2】本考案に係る屋根上設置ハンガーを和小屋の屋
根の上面に設置する状態を説明する側面図。
【図3】本考案に係る屋根上設置ハンガーを洋小屋の屋
根の上面に設置する状態を説明する側面図。
【図4】本考案に係る屋根上設置ハンガーを片側の屋根
の上面に設置した状態を説明する全体図。
【図5】本考案に係る屋根上設置ハンガーを両側の屋根
の上面に設置した状態を説明する全体図。
【図6】本考案に係る第2実施例の屋根上設置ハンガー
を説明する側面図。
【図7】従来例でアスファルト・ルーフィングを屋根の
上面に載置した状態を説明する全体図。
【図8】従来例でアスファルト・ルーフィングを工事用
の足場板上に載置した状態を説明する全体図。
【符号の説明】
1 屋根上設置ハンガー 2 板状部材 3 係止部 4 落下止め部 6 棟部分 8 隙間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺な板状部材の一端を鋭角に折曲して
    棟部分の隙間に係止する係止部を形成し、他端を前記係
    止部と逆方向に略直角に折曲して落下止め部を形成した
    ことを特徴とする屋根上設置ハンガー。
JP1992093202U 1992-12-26 1992-12-26 屋根上設置ハンガー Expired - Fee Related JP2580397Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62121346U (ja) * 1986-01-25 1987-08-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62121346U (ja) * 1986-01-25 1987-08-01

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