JPH0721721Y2 - 屋根葺き用水平足場 - Google Patents

屋根葺き用水平足場

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JPH0721721Y2
JPH0721721Y2 JP1989152326U JP15232689U JPH0721721Y2 JP H0721721 Y2 JPH0721721 Y2 JP H0721721Y2 JP 1989152326 U JP1989152326 U JP 1989152326U JP 15232689 U JP15232689 U JP 15232689U JP H0721721 Y2 JPH0721721 Y2 JP H0721721Y2
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roof
scaffolding
roofing
lightweight metal
inverted
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JP1989152326U
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JPH0390757U (ja
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良雄 伊藤
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良雄 伊藤
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は急勾配の屋根に瓦を葺くなどの作業を行うさい
に使用される屋根葺き用水平足場に関する。
(従来の技術) 建築様式の多様化した今日、屋根を急勾配(例えば50〜
60度)になして独特の美観を表出させた建築物が少なか
らず出現している。
このような建築物の屋根葺き作業では、屋根上面を歩行
するなどして安定的な作業を行うことは到底不可能であ
るため、屋根上面に沿って屋根葺き用の足場を組むこと
が必要となるが、このさい足場板を多段的に水平架設す
るようなことは構造上及び手間などの面から考えて余り
にも不合理であるため一般には第3図に示すように屋根
Rと一定長(例えば30〜50cm)離れ且つそれに沿った位
置に足場棒p1、p2を縦長に交叉させて枠組みを形成する
ようになすのであり、作業者はこの枠組み上へ足を載せ
掛けて作業を行うようにする。
(考案が解決しようとする課題) 上記のような作業形態ではいまだ作業者の安定的且つ能
率的な作業は困難であり、ときには足を足場から踏み外
して怪我をしたり、折角葺いた瓦を損傷するなどの事態
が生じるのである。
本考案は斯かる問題点を可及的に解消せしめるものとし
た屋根葺き用水平足場を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案では逆U字形で上面幅を
凡そ10cm、長さを凡そ40cm〜70cmとなした軽量金属板
1、該軽量金属板1の先端部に対し先端下面部を斜状面
部となした木材又はゴム等の保護部材6を逆U字形内部
から一部突出する状態に取付けしめるほか、後端の逆U
字形側面部には適当間隔で複数箇の係止溝5を穿設した
構成となし、先端の保護部材6を屋根上面に当接させ、
後端の係止溝は屋根上面へ架設する足場棒に嵌入係合さ
せることを特徴とする。
(作用) 本考案品は屋根面から一定長(通常では50〜60cm程度)
離れた状態に水平架設された足場棒と屋根上面との間に
架設状に定置されるものであり、該定置のさいは軽量金
属板1が安定的となり且つその上面が概略水平となるよ
うに人手で調整される。
かくして定置された軽量金属1の上面はそれだけで足を
載せ掛けるに足りる足場となるのであり、また本考案品
の複数を前述同様に定置させ且つこれら相互間に足場板
を架設するようにすれば、さらに安定的な足場が形成さ
れるものとなる。
なお軽量金属1先端部の保護部材はこれの当接される瓦
などに対して緩衝材として働くものとなる。
(実施例) 以下、本考案の具体的な実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図(a)〜(d)は本考案品に係り(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)はx−x部断面図そして
(d)は変更例を示す図である。
図中、1は上面巾bが凡そ足巾(凡そ10mm程度)以上と
なした逆U字型の軽量金属板で、その長さは通常では凡
そ400〜700mmに設定される。
しかして、これが先端部1aには屋根上面に当接される木
材又はゴム等の保護部材6を逆字形内部から一部突出す
る状態に取付けしめるのであり、このさい傾斜角度θは
屋根Rの勾配に概略合致させるのが好ましいのであっ
て、例えば30〜60度などに設定される。3及び4は何れ
もビス7による取付け用の透孔で必要に応じて適宜設け
られるものである。
他方、これが後端の逆U字形側面部1bには屋根面から一
定長さ離れ且つそれに沿った状態で水平架設される足場
棒p2へ載置状に嵌合される係止溝5を形成するのであ
り、しかも該係止溝5は軽量金属板1の長手方向に沿っ
た適宜間隔で複数個形成するのである。即ち本例では軽
量金属板1の基端部1b下面側に4個の係止溝5を一定間
隔pi(例えば80mmなど)で且つ軽量金属板1の巾の方向
に沿って形成し、且つその断面形状は、半円形状になし
てある。該半円形状の半径rは前記足場棒p2の太さによ
って適宜決定されるものであり、例えば25mmなどと設定
される。
次に本考案品の使用例を説明すると、例えば第2図に示
すように施工中の建築物の屋根R周りに従来同様に屋根
Rから一定長(凡そ50〜60cm程度)離れ且つその勾配に
沿った位置に足場棒p1を水平方向の適宜間隔で縦方向へ
向けて固定させると共に該足場棒p1には別の足場棒(本
例では半径25mmより小さい鋼管となしてある。)p2を縦
方向の適宜間隔で水平方向へ向けて固定させ、所要の枠
組みを形成する。しかして作業者は本考案品に係る軽量
金属板1の斜状面部2又は6aを、屋根R上面である屋根
板sとか既に葺かれた瓦wの表面に沿わせた状態に当接
させると共に他方では複数ある係溝5…の一つを水平方
向の足場棒p2へ載置状に嵌合させるようになして本考案
品をこれから作業を行うべき必要な箇所に概略水平状に
且つ安定的に定置させる。さらに、このように定置させ
た本考案品の相互間に必要に応じて足場板p3などを架け
渡すのであり、このさい足場板p3や本考案品を足場棒p1
又はp2dに針金などを用いて固定させることは任意であ
る。しかる後、作業者はその足場板p3上に乗ったり或い
は単一的に定置された本考案品の軽量金属板1上面に足
を載せ掛けるなどして所要の作業を行う。そして一定箇
所の作業が終わったならば、用済みとなった箇所の本考
案品を次に作業すべき箇所に移動するなどして前述同様
な足場を形成するのであり、以後は同様なことを繰り返
す。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば作業姿勢を従来に増して安
定的となす足場を簡便且つ迅速に形成させ且つ解体させ
得るものであり、これがため屋根葺き作業の能率が飛躍
的に向上するほか足場棒から足を踏み外したり瓦を損傷
するなどの不祥事は効果的に防止されるものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係り(a)は平面図,(b)は正面
図,(c)はx−x部断面図そして(d)は変更例を示
す図、第2図は使用説明図であり、第3図は従来例の図
である。 R……屋根、b……上面巾、p2……足場棒、1……軽量
金属、1a……先端部、2及び6a……斜状面部、1b……基
端部、5……係止溝、6……保護部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】逆U字形で上面幅を凡そ10cm、長さを凡そ
    40cm〜70cmとなした軽量金属板1、該軽量金属板1の先
    端部に対し先端下面部を斜状面部となした木材又はゴム
    等の保護部材6を逆U字形内部から一部突出する状態に
    取付けしめるほか、後端の逆U字形側面部には適当間隔
    で複数箇の係止溝5を穿設した構成となし、先端の保護
    部材6を屋根上面に当接させ、後端の係止溝は屋根上面
    へ架設する足場棒に嵌入係合させることを特徴とする屋
    根葺き用水平足場。
JP1989152326U 1989-12-28 1989-12-28 屋根葺き用水平足場 Expired - Lifetime JPH0721721Y2 (ja)

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JPH0390757U JPH0390757U (ja) 1991-09-17
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JPS5757159Y2 (ja) * 1978-06-26 1982-12-08

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