JP3016717U - 屋根の足場用具 - Google Patents

屋根の足場用具

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JP3016717U JP1995002998U JP299895U JP3016717U JP 3016717 U JP3016717 U JP 3016717U JP 1995002998 U JP1995002998 U JP 1995002998U JP 299895 U JP299895 U JP 299895U JP 3016717 U JP3016717 U JP 3016717U
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JP1995002998U
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萩原七郎
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萩原 七郎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 住宅の下屋など傾斜する屋根面に安定した足
場を簡易に仮設できるようにする。 【構成】 支持脚10,20が桁材30の両端に一定の
間隔で固設され、その中間には支柱40が設けられる。
支柱40の下端40aには可動軸62が摺動自在に嵌合
され、その可動軸62の下端に鉤状の係止具61が揺動
自在に設けられている。一方、支持脚10,20の下端
には高さを異にする状態で台座70,80が揺動自在に
設けられ、このうち一方の台座70が支持脚10の長手
方向に可動とされている。そして、台座70,80が屋
根面rに当接され、係止具61は瓦止め用の桟木に係止
される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、傾斜する屋根面に安定した足場を簡易に仮設できるようにした屋根 の足場用具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、家屋の外壁に接して設けられた下屋(げや)と呼ばれる片流れの屋根 を有する建築物にあって、二階部分の外装工事を行う場合には、その下屋に足場 を仮設している。
【0003】 従来、その足場は単管足場といって、緊結金具や継手金具を用いて一本一本の 鋼管を現場で組み立てるものが主流であったが、この単管足場は組み付けが困難 で時間や設置費用を多分に要することもあって、近年ではあまり利用されなくな っている。
【0004】 そこで、これに代わり図5に示すような足場用具1の実用化が顕著である。こ の足場用具1は、屋根面rに当接される台座2を下端に備えた支持脚3と、瓦止 め用の桟木(図示省略)に係止される鉤状であって揺動自在な係止具4とを具備 し、その支持脚3と係止具4とにより水平状態に支持される支持梁5に足場板A を架設できるようになっている。
【0005】 そして、この足場用具1によれば、架設された足場板Aの上を作業者が自由に 歩行したり、その上に工具や建築資材を配置することができ、また特に図示する 如く脚立Cを片方の脚が足場板Aで支持されるように配置し、その脚立Cに他の 足場板Bを架設することにより、その足場板Bに乗って外壁Wに塗装などの外装 工事を行うことができる。
【0006】 一方、上述の足場用具の他、本願出願人の考案による実願平7−244号の足 場用具もある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図5に示すような足場用具によれば、脚立などを併用すること により二階部分の外装工事を行えるものの、その脚立は非常に不安定な状態で支 持されるため、転落する危険性が高く安全上問題があった。
【0008】 反面、脚立を配置しないと外壁の高所は勿論、下方においても足場用具と外壁 の距離が遠いために、安定した姿勢で作業を行うことができないという問題があ った。
【0009】 なお、一般に瓦葺きの屋根は外壁側にある一列目がセメントなどにて固定され るため二列目までの瓦は不動である。従って、係止具は三列目の瓦の下端を持ち 上げて、四列目の瓦の桟木に係止する以外に術がなく、それ故に足場用具は外壁 に近接して配置することができなかった。
【0010】 一方、実願平7−244号に開示した足場用具によれば、外壁面に近接して設 置することができる利点があるものの、屋根面の傾斜に合わせて台座の高さを調 整するときに瓦に係止した係止具が浮き上がって外れたりするなどの欠点があっ た。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記事情に鑑み、脚立などを用いずに二階部分の外装工事などを行え 、なお且つ安定した足場を容易に仮設できるようにしようとするものであり、そ の手段として、屋根面に当接される揺動自在な台座を下端に有する支持脚と、瓦 止め用の桟木に係止される鉤状であって揺動自在な係止具とを具備した屋根の足 場用具において、前記支持脚が桁材の両端に一定の間隔で且つ互いに前記台座の 高さを異にする状態で固設されるとともに、少なくとも一方の台座は前記支持脚 の長手方向に対して可動とされ、また前記支持脚の中間に支柱が設けられ、前記 係止具を下端に備えた可動軸がその支柱の下端に摺動自在に嵌合されていること を特徴とする屋根の足場用具を提供するものである。
【0012】
【作用】
本考案によれば、係止具が瓦止め用の桟木に係止され、その状態において可動 軸が支柱の下端に嵌合される。このとき、支持脚に備えられた台座が傾斜する屋 根面に当接して安定した足場が仮設される。そして、屋根面の傾斜に合わせて台 座の高さ調整をすることにより桁材を水平状にすることができ、このとき支柱が 可動軸に対して摺動し係止具は桟木に係止された状態を保つ。
【0013】 なお、係止具が双方の支持脚の中間に設けられているため、本願足場用具を下 屋に仮設したとき、一方の支持脚が二階部分の外壁に近接するようになる。従っ て、この足場を利用することにより、脚立などを用いることなく二階部分の外壁 の施工を行えるようになる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、図1は本願の好適な一例 を示す足場用具の斜視図である。
【0015】 図中10,20は角パイプから成る支持脚であり、一方の支持脚10の下端1 0aには金具11が固着され、上端10bには円筒状の突起12が固着されてい る。特に、一方の支持脚10は他方の支持脚20に比べ全長が長く、例えば支持 脚10が100cm程度であるのに対し、他方の支持脚20は60cm程度とさ れている。また、双方の支持脚10,20の対向面にはネジ軸13,23が突設 されている。なお、支持脚として円形状の断面をもつ鋼管や中空でない金属の棒 体などを用いてもよいが、何れの場合でもステンレスなど耐食性のある素材を用 いるか、あるいはその表面に耐食性の塗料を塗布することが好ましい。
【0016】 図中30は角パイプから成る桁材であり、その両端に支持脚10,20が直交 する状態で平行に固着されている。特に、桁材30に対し一方の支持脚10の下 端10aが他方の支持脚20の下端20aより下方に突出する状態で固着され、 また双方の支持脚10,20の上端10b,20bは桁材30に対して一部突出 しており、この部分で後述の足場板の脱落を防止できるようにしてある。
【0017】 図中40は角パイプから成る支柱であり、これは図示するように支持脚10, 20の中間にあって当該支持脚10,20と平行に設けられている。その上端は 桁材30の下面に固着され、下端40aは支持脚10,20の下端10a,20 aを結ぶ線上のあたりに位置している。特に、この支柱40は桁材30と平行な 補強材51,52にて支持脚10,20と連結されているとともに、この下端4 0aは一定の長さで胴回りが細くされている。
【0018】 なお、桁材30、支柱40、補強材51,52は、支持脚10,20と同様に 円形状の断面をもつ鋼管や中空でない金属の棒体などを用いてもよいが、何れの 場合でもステンレスなど耐食性のある素材を用いるか、あるいはその表面に耐食 性の塗料を塗布することが好ましい。
【0019】 一方、61は鉤状を呈する係止具、62は角パイプなど中空の可動軸であり、 この可動軸62の下端にブラケット63を介して係止具61が揺動自在に設けら れている。ブラケット63は可動軸62の下端にボルト64にて枢着され、その ブラケット63の下面に係止具61が固着されている。特に、可動軸62は支柱 40の下端40aに摺動自在に嵌合され、支柱40に対して着脱することができ る。
【0020】 また、70,80は台座である。この台座70,80は上面に逆凹字形の突起 物71,81が設けられた座板72,82と、その突起物71,81に嵌合され ピン73,83にて枢着された逆凹字形の駒74,84と、座板72,82の下 面に固着されたゴム板などのグリップ部材75,85を備えている。特に、一方 の台座70は一端が駒74に固着されたネジ軸76を備え、このネジ軸76が支 持脚10の金具11に螺入されることにより支持脚10の長手方向に対して可動 とされ、また他方の台座80は支持脚20の下端面に駒84の上面が固着されて いる。従って、台座70,80は支持脚10,20に対して揺動自在であり、ま た一方の台座70が支持脚10の長さ分だけ下方位置にあって双方の台座70, 80が高さを異にする状態となっている。
【0021】 次に、図2は同足場用具の使用状態を示す。図中Rは下屋と呼ばれる片流れの 屋根であり、その屋根面rに足場用具が設置されている。この図から明らかなよ うに、台座70を備えた支持脚10は屋根面rの下方側に、また台座80を備え た支持脚20は屋根面rの上方側に各々配置され、このとき桁材30が水平状態 となるように調整されている。
【0022】 なお、その調整は台座70を支持脚10の長手方向に移動させることにより容 易に行うことができる。そして、このとき支柱40の下端40aが可動軸62に 対して摺動するようになるので係止具61は屋根面rに密着した状態を保つよう になる。ところで、桁材30には図示するように足場板Aを架設することができ 、そしてその足場板Aに乗って二階部分の外壁Wの外装工事などを行うことがで きる。なお、図2において、91は鋼管などから成る手摺りであり、これは支持 脚10の突起12に脚92の下端を嵌合することにより付設されている。
【0023】 次に、図3は図2中の要部を拡大した状態を示す。図中Nは野地板、K1〜K 4は瓦である。野地板Nには等間隔で桟木Sが固定されており、その桟木Sに瓦 K1,K2,・・・が係止されている。特に、屋根面rの上方に位置する一列目 の瓦K1はセメントなどの結合剤Eにて野地板Nに固定され、他の瓦K2,K3 ,・・・は単に野地板N上に配置されている。そこで、二列目の瓦K2の下端を 押し上げ、三列目の瓦K3の上端に位置する桟木Sに係止具61を係止せしめる のであり、これによって足場用具が屋根面r上にて堅固に固定されるようになる 。
【0024】 なお、二列目の瓦K2は動かすことが困難であることが多く、実際には係止具 61は4列目の瓦K4の上端に位置する桟木Sに係止される。
【0025】 ところで、このとき一方の台座80は屋根面r上において一列目の瓦K1に当 接し、他方の台座70は四列目の瓦K4に当接するようになる。このため、足場 用具は外壁Wに近接して設置されるようになり、脚立などを用いることなく外壁 Wの施工を楽な姿勢で行えるようになる。
【0026】 また、台座70,80の座板72,82と係止具61は屋根面rの傾斜に沿っ て揺動するので、それぞれ屋根面rに密着するようになり、それ故に足場用具は 非常に安定した状態で配置されることとなる。
【0027】 次に、図4は使用状態における背面図を示す。この図で明らかなように、この 足場用具は筋違94,・・・を介して並列に結合され、そして各足場用具の桁材 に足場板Aが架設されるようになっている。なお、図には4つの足場用具が結合 されている状態を示しているが、実用では6つの足場用具を結合することが望ま しい。
【0028】 ところで、筋違94は公知の如く交差して配置され、その各両端は図1に示す ネジ軸13およびネジ軸23に係止されている。また、図4で明らかなように、 手摺り91は各足場用具の支持脚10に脚92が立設され、その脚92の上端に 桁93が固着されて成る。
【0029】 以上、本考案の実施例を説明したが、その他の態様として、台座80を支持脚 20に対して可動としてもよい。また、その用途として上記実施例では瓦葺きの 屋根を例示しているが、金属板やスレート葺きの屋根においても勿論使用可能で ある。
【0030】
【考案の効果】 本考案によれば、屋根面に当接される揺動自在な台座を下端に有する支持脚と 、瓦止め用の桟木に係止される鉤状であって揺動自在な係止具とを具備した屋根 の足場用具において、前記支持脚が桁材の両端に一定の間隔で且つ互いに前記台 座の高さを異にする状態で固設されるとともに、少なくとも一方の台座は前記支 持脚の長手方向に対して可動とされ、また前記支持脚の中間に支柱が設けられ、 前記係止具を下端に備えた可動軸がその支柱の下端に摺動自在に嵌合されている ことにより、傾斜する屋根面に対して安定した足場を簡易に仮設することができ 、また瓦葺きの下屋において二階部分の外壁に近接して足場を仮設することがで きる。従って、脚立などを用いることなく外壁の施工を行うことができ、安全で 利用価値の高い足場用具を提供できるという効果を得る。
【0031】 特に、台座の高さを調整して桁材を水平状態にする作業において、係止具を備 えた可動軸に対し支柱が摺動するようになるので、係止具が桟木から外れてしま うなどのことがなく、様々な傾斜の屋根面に対し係止具を桟木に確実に係止する ことができる。このため、足場の設置を様々な屋根面に対して的確に行え、利便 性と安全性を格段に向上できるという効果を得る。
【0032】 また、台座の下面にグリップ部材が備えていることにより、屋根面に対する台 座のグリップ力が高くなるので安定性を向上できるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す足場用具の斜視図
【図2】同足場用具の使用状態を示す側面図
【図3】図2における要部拡大図
【図4】同足場用具の使用状態を示す背面図
【図5】従来の足場用具の使用例を示す側面図
【符号の説明】
R 屋根 r 屋根面 K1〜K4 瓦 S 桟木 10,20 支持脚 30 桁材 40 支柱 61 係止具 62 可動軸 70,80 台座 72,82 座板 75,85 グリップ部材 76 ネジ軸

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根面に当接される揺動自在な台座を下
    端に有する支持脚と、瓦止め用の桟木に係止される鉤状
    であって揺動自在な係止具とを具備した屋根の足場用具
    において、前記支持脚が桁材の両端に一定の間隔で且つ
    互いに前記台座の高さを異にする状態で固設されるとと
    もに、少なくとも一方の台座は前記支持脚の長手方向に
    対して可動とされ、また前記支持脚の中間に支柱が設け
    られ、前記係止具を下端に備えた可動軸がその支柱の下
    端に摺動自在に嵌合されていることを特徴とする屋根の
    足場用具。
  2. 【請求項2】 台座は下面にグリップ部材を備えている
    請求項1記載の屋根の足場用具。
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