JPH0654370B2 - スプロケツト係止装置 - Google Patents

スプロケツト係止装置

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JPH0654370B2
JPH0654370B2 JP60149620A JP14962085A JPH0654370B2 JP H0654370 B2 JPH0654370 B2 JP H0654370B2 JP 60149620 A JP60149620 A JP 60149620A JP 14962085 A JP14962085 A JP 14962085A JP H0654370 B2 JPH0654370 B2 JP H0654370B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、スプロケット係止装置、更に詳しくは、フィ
ルムの巻上をスプールドライブにしたカメラのスプロケ
ット係止装置に関する。
[従来の技術] 従来のスプールドライブ方式のカメラの概略は、第3図
に示すように構成されている。即ち、プラスチックス等
からなるカメラ本体51の前面には撮影レンズ52が配
設されていて、この撮影レンズ52の左やや上方にはパ
トローネ53が装填されるようになっている。このパト
ローネ53の、上記撮影レンズ52を介して対応する位
置にはスプール軸54が配設されていて、このスプール
軸54にフィルム55が巻き上げられていくようになっ
ている。そして、このフィルム55の画面に対応した位
置には、カメラの背面蓋56に取り付けられた圧板57
が設けられていて、上記フィルム56を撮影レンズ方向
に押し付け、フィルムの平面度を保つようになってい
る。
つまり、本来スプールドライブ方式のカメラにあって
は、フィルムの巻き上げをスプールを回転させることに
より行なうので、フィルムのパーフォレーションにスプ
ロケットを係合してフィルムを巻き上げるためのスプロ
ケットは必要としない。
しかし、上述のようなスプールドライブ方式のカメラで
あっても駒数計等を駆動するためにスプロケットを用い
ることがある。このようなスプロケットの用い方をした
カメラが特開昭59-77426号公報に提案されているが、こ
のカメラはスプロケットに凹部を設け、フィルムの1駒
送りが行なわれると、巻き上げレバーがスプロケットの
上記凹部に係合し、スプロケットの回動を阻止するよう
にしている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで上記提案においては、上述のスプロケットの係
止を解除するための手段として、シャッタの作動完了後
移動する部材を用いている。即ち、シャッタユニット等
により駆動されるシャッタの作動完了後移動する部材が
必要となってしまう。そのため、スプロケットの係止解
除のための機構が複雑になってしまうという問題点があ
った。
[問題点を解決するための手段および作用] 本発明は上記問題点を解決するために、 フィルム移送により回動されるスプロケットに連動して
回転し、その一部に係合部を有する回転部材と、この回
転部材の回転を禁止するよう上記係合部を係止する係止
部材と、モータにより駆動される太陽ギアーと、この太
陽ギアーと噛合し、遊星ギアー機構を形成する遊星ギア
ーと、この遊星ギアーの公転により駆動され、スプール
に駆動力を伝える伝達ギアー列と、上記遊星ギアーの自
転により駆動され、上記係止部材の係止を解除する係止
解除部材と、 を具備し、上記遊星ギアーの公転時にはフィルム巻き上
げを行ない、同じく自転時にはスプロケットの係止解除
をするようにしたことを特徴とするものである。
[実施例] 以下、本発明を図示の一実施例に基づいて説明する。第
1図は、本発明の一実施例を示すスプロケット係止装置
の分解斜視図である。図示のように、8個のスプロケッ
トを有する板状のスプロケットホイール1の下面には、
このホイール1と一体にやや厚さのある周面カム1Aが
形成され、この周面カム1Aの下面側には円板1Bが取
り付けられている。上記周面カム1Aの作動カム面の断
面形状は、第2図(A)に示すように、略円形をしてい
て、作動カム面の一部にスリバチ型をした凹部1aが形
成されている。この凹部1aの底部1dは、同底部1d
の中心を通る半径に対し略直角になっており、一方の斜
面1eと他方の斜面1gとを比べると、上記斜面1eの
方がやや長く、この斜面1eの先端は第2の斜面1fの
一端へと連なっている。そして、この第2の斜面1fの
他端は上記周面カム1Aの作動カム面へと連なってい
て、第2図(A)において反時計方向に徐々に半径が小さ
くなり、やがて上記他方の斜面1gの一端へと連なって
いる。そして、上記凹部1aには次に述べるロック板2
のロック部2aが係合するようになっている。
第1図に示すように、上記円板1Bの下面側には、この
円板1Bとほぼ同じ大きさをした円形のプリント基板3
1がこの円板1Bと同軸に取り付けられていて、このプ
リント基板31の下面には扇形をした導体パターン31
aが形成されている。上記プリント基板31の下方であ
って、導体パターン31aに対向する位置には板ばねか
らなる2枚の接片32,33が配設されている。そし
て、これら接片32,33の一端は上記導体パターン3
1aに同時に摺接するようになっており、他端は図示し
ない制御回路部へと接続されると共に、カメラ本体に固
定されている。即ち、上記スプロケットホイール1の回
転によって、ある時には導体パターン31Aを介して接
片32と33とがオンになり、またある時にはこれら接
片32と33とは非導通部に接触するので、この接片3
2と33とはオフになるように構成されている。
第1図に示すように、上記スプロケットホイール1の下
方には、上述のロック板2が配設されている。このロッ
ク板2は、第2図(A)に示すように細長い板よりなっ
ていて、その中心部はカメラ本体に固定された支軸2d
に回動するように取り付けられている。このロック板2
の一腕の先端部は左方に台形状に延び出していてロック
部2aを形成しており、このロック部2aは上記周面カ
ム1Aの凹部1aと係合するようになっている。
上記ロック板2の中央やや上方(第2図(A)におい
て)の左側縁は舌片状に下方(第1図でみて)に折り曲
げられて曲げ部2bを形成しており、この曲げ部2bは
次に述べる内歯ギアー7の上面に設けた突起部7aが回
転してきたときに、この突起部7aと係合するように配
設されている。
上記ロック板2の他腕の先端部下面には小型のローラー
3が同ロック板2に植設された軸に回転自在に取り付け
られていて、このローラー3は、第2図(D)に示すよ
うに上記内歯ギアー7に設けた突起部7aが回転してき
たときに、この突起部7aと係合するようになってい
る。
上述のようにロック板2は支軸2dを中心に回動するよ
うに取り付けられていて、この支軸2dにトーションス
プリング4の捩り部が巻回されている。このトーション
スプリング4の一端は、カメラ本体に固定されているピ
ン4aに係止されており、他端は上記ロック板2の中央
部やや下方の左側面で係止されている。即ち、上記ロッ
ク板2はトーションスプリング4によって反時計方向に
回動付勢されている。
第1図に示すように、上記ロック板2の下方には太径の
内歯ギアー7が歯面を下方に向けて配設されている。こ
の内歯ギアー7の中心には軸受が圧入されていて、次に
述べるギアー9の軸部9aが上記軸受に嵌合するように
なっている。上記内歯ギアー7の上面の外周部近くには
円弧状をした突起部7aが形成されている。
上記内歯ギアー7の左上方には細長い円筒状の駆動モー
タ5が出力軸を下方に向けて配設されていて、この出力
軸にはピニオン6が固定されている。このピニオン6の
右方には、ギアー8が配設されていて、このギアー8と
一体且つ同軸に小径の上記ギアー9が配設され、これら
ギアー8と9との中間には上記軸部9aが形成されてい
る。
上記ギアー9の下方には、このギアー9と同軸に上記内
歯ギアー7の内径よりやや小さい円板11が配設されて
いる。この円板11の上面であって、その外周近くには
3本の支軸11Aa,11Ab,11Acが正三角形の
頂点に配置するように植設されていて、これら支軸11
Aa,11Ab,11Acには、同一の直径を有する小
径の遊星ギアー10a,10b,10cがそれぞれ回転
自在に取り付けられている。そして、これらギアー10
a,10b,10cは上記ギアー9と夫々噛み合うと同
時に、上記内歯ギアー7とも噛み合うようになってい
る。上記円板11の中心下面には、同円板11と同軸に
ギアー11aが固定されており、このギアー11aの下
面には軸部11bが形成されている。そして、上記ギア
ー8と9と11aとは互いに同軸上に配設されている。
即ち、上記内歯ギアー7とギアー9と遊星ギアー10
a,10b,10cとは遊星ギアー機構を構成してお
り、上記ギアー9が太陽ギアーに相当し、上記ギアー1
0a〜10cは遊星ギアーに相当する。
上記ギアー11aの軸部11bは、遊星アーム12に設
けられた孔12aに圧入固定されていて、同ギアー11
aは、次に述べる遊星アームギアー13と噛合するよう
になっている。上記遊星ギアー12は卵形をした板から
なっていて、基端部には上記孔12aが形成されてお
り、先端部には軸12bが植設されている。そして、こ
の軸12bに上記遊星アームギアー13が回転自在に支
持され、上述のように上記ギアー11aと噛み合ってい
る。このように構成することによって、前記駆動モータ
5の正逆回転により上記遊星アーム12は矢印F(反時
計方向)又は矢印G(時計方向)で示す方向に回動さ
れ、遊星アームギアー13が切り換えられて巻上系ギア
ー列70又は巻戻系ギアー列80とそれぞれ噛み合うよ
うになっている。
上記巻上系ギアー列70の構成は、先ずアイドルギアー
14と大径のギアー15とが噛み合っている。このギア
ー15と小径のギアー16とは同軸上に固定されてい
て、2段ギアーとなっており、カメラ本体に固定された
軸35に嵌入されており、この軸35は楕円形をしたア
ーム20の基端部にも嵌入されている。即ち、このアー
ム20は、上記軸35を中心として矢印D又はEの方向
に回動できるようになっている。
上記アーム20の中央上面には軸20aが植設されてお
り、この軸20aに大径のギアー17と小径のギアー1
8とが一体になった2段ギアーが回転自在に嵌入されて
いる。上記アーム20の先端部には軸20bが植設され
ており、この軸20bには、上面に次に述べるスプール
の下端部が固定されているギアー19が回転自在に嵌入
されている。そして、上記小径のギアー16と大径のギ
アー17とが噛み合い、小径のギアー18とギアー19
とが噛み合っている。
上記スプール21は細長い円筒状をしており、先端中央
から係合ピン21bが上方に延び出している。このスプ
ール21の上端部外周面の適宜の位置にはスプール爪2
1aが形成されていて、このスプール爪21aはフィル
ム29のパーフォレーション29aに係合するようにな
っている。そして、上記係合ピン21bは、カメラ本体
23に形成された円弧状のガイド溝23aに嵌入されて
いる。即ち、上記スプール21にフィルム29が巻き上
げられ、同スプール21が巻き太りしていったときに
も、前記巻上系ギアー列70のアーム20における軸3
5を中心とする回動(半径Rの回動)と、上記ガイド溝
23aに沿っての係合ピン21bの摺動とが相俟って、
このスプール21の軸を中心としてフィルム巻き上げが
スムーズに行なうことができるようになっている。
上記スプール21の左方には、前記スプロケットホイー
ル1が配設されていて、フィルム29の下側のパーフォ
レーション29aとスプロケットとが係合するように配
置されている。そして、このスプロケットホイール1の
右斜上のフィルム29上のところが画面30に相当する
ようになっている。
上記スプロケットホイール1の左斜上にはパトローネ2
8がフィルム出入口28aを右方に向けて配設されてい
て、ここからフィルム29が引き出され、上記スプール
21に巻き上げられるようになっている。
前記遊星アーム12が矢印G方向に回動したときには、
巻戻系ギアー列80のギアーと前記遊星アームギアー1
3とが噛合するようになる。このギアー24には小径の
ギアー25が一体に形成されて2段ギアーとなってお
り、このギアー25は大径のギアー26に噛み合ってい
る。そして、このギアー26の上面には断面形状が小判
型をしたフォーク27が取り付けられていて、パトロー
ネ28の係合孔(図示されず)にこのフォーク27が挿
入されるようになっている。
次に、以上のように構成されているスプロケット係止装
置の動作を述べる。
第1図は、フィルム29がカメラ本体に装填され、フィ
ルムの巻き上げを待っている状態である。この状態から
撮影準備(通常はフィルムの空送り3コマ)が行なわれ
フィルム29はスプール21に巻き取られ、シャッタレ
リーズを待つことになる。
さて、上述の状態では、第2図(A)に示すようにスプ
ロケットホイール1のスプロケットは、フィルム29の
パーフォレーション29aに嵌入し、ロック板2のロッ
ク部2aは周面カム1Aに形成された凹部1aに係合し
てシャッタレリーズを待っている。やがてシャッタレリ
ーズが行なわれフィルムに露光がなされた後に、フィル
ムが巻き上げられるには、第1図において駆動モータ5
が時計方向(矢印Aで示す)に回転して、ギアー8と9
とを反時計方向に回転させる。すると、上記ギアー9と
噛合している3個の遊星ギアー10a,10b,10c
は自転および公転させられるので、円板11は時計方向
に回動する。従って、上記ギアー10a〜10cと噛合
している内歯ギアー7も時計方向(矢印Bで示す方向)
に回動するので、同ギアー7の上面に形成されている突
起部7aも矢印B方向に回動する(第2図(A)参
照)。やがて、上記内歯ギアー7の矢印B方向への回動
が進むと、上記突起部7aはロック板2の曲げ部2bと
衝突し、トーションスプリング4の抗力により上記内歯
ギアー7の時計方向回動が阻止される。この阻止により
上記遊星ギアー10a〜10cの回転が停止するので、
上記モータ5の回転力は全て円板11、即ちこの円板1
1に固定されているギアー11aに伝達され、このギア
ー11aを反時計方向に回転させる。従って、遊星アー
ムギアー13が時計方向回転しながら、遊星アーム12
は反時計方向(第1図では矢印Fで示す)に回動させら
れ、同ギアー13は巻上系ギアー列70のアイドルギア
ー14と噛合する。
この噛合により上記遊星アームギアー13の回転は順
次、アイドルギアー14、大径ギアー15、このギアー
15と一体になっている小径のギアー16、大径のギア
ー17、このギアー17と一体になっている小径のギア
ー18、ギアー19と伝達され、このギアー19を時計
方向に回転させようとする。即ち、スプール21も時計
方向(矢印Cで示す)に回動させられて、フィルム29
を巻き上げようとするが、同フィルム29のパーフォレ
ーション29aはスプロケットホイール1のスプロケッ
トと噛み合っているので同ホイール1を従動させようと
する。
この従動させようとする当初は、第2図(A)に示すよ
うに、ロック板2のロック部2aの下側面(第2図
(A)において)が周面カム1Aの凹部1aの斜面1g
と当接しているが、さらに上記スプール21がフィルム
29を巻き上げようとすると、スプロケットホイール1
は時計方向に微回動し、第2図(B)に示すように上記
凹部1aの斜面1eとロック部2aの上側面とが当接す
る。この状態では上記スプロケットホイール1は完全に
回動を止められるので、円板11は回転をすることがで
きなくなる。従って、内歯ギアー7の突起部7aに力が
集中するので同突起部7aはロック板2の曲げ部2bを
時計方向に押動する。すると、上記ロック部2aの上角
部が斜面1eを越えると上記スプロケットホイール1は
若干回転し、第2図(C)に示すように斜面1fとロック
部2aの上角部が当接すると共に、上記突起部7aが曲
げ部2bを押しのけて時計方向に回動する。すると、第
2図(D)に示すように上記突起部7aはローラー3と
当接するので内歯ギアー7の回動が止まり、上記モータ
5の駆動力は巻上系ギアー列70に伝達され、フィルム
29がスプール21に巻かれ始め、第2図(D)に示す
ようにフィルム29は矢印H方向へと進んでいく。
このフィルム29のH方向への進行によってスプロケッ
トホイール1は同フィルム29に従動し、この従動によ
り上記ホイール1と一体になっている基板31も時計方
向に回動するので、当初導通パターン31aに接触して
オンになっていた接片32と33とは、結果的にこのオ
ン状態を断たれオフになる。
このようにしてフィルム29が巻き上げられ、やがてス
プロケットの8個分だけスプロケットホイール1が回転
すると、再びロック板2のロック部2aが周面カムの凹
部1aに落ち込む(即ち、第2図(A)の状態にな
る)。同時に、上記導通パターン31aは接片32と3
3とをオンにさせるので、このオン状態を図示しない制
御回路部が検知し、上記モータ5にブレーキをかける信
号を出し、1コマ分のフィルム巻き上げが完了する。即
ち、再び第2図(A)に示すようにスプロケットホイー
ル1はロック板2によって係止され、結果的にフィルム
のズレは、周面カムの凹部1aとロック板のロック部2
aとの遊嵌分のみになる。以上の繰り返しによりフィル
ムは順次巻き上げられていく。
一方、フィルムの巻き戻しの場合には、上記制御回路部
から駆動モータ5の逆回転電流が供給されるので、同モ
ータ5は逆回転(第1図において反時計方向回転)す
る。すると、出力軸に固定されたピニオン6、ギアー8
と9、ギアー11aを介して遊星アームギアー13は反
時計方向に回転して遊星アーム12を第1図に示す矢印
G方向(時計方向)に回動させる。すると、遊星アーム
ギアー13はアイドルギアー14から離れ、巻戻系ギア
ー列80のギアー24と噛合する。よって、ギアー2
4,25,26を介してフォーク27を反時計方向に回
転させるので、フィルム29はパトローネ28に巻き戻
されることとなる。そして、この巻き戻しに伴なってス
プロケットホイール1は巻き上げ時とは逆方向(即ち、
第1図において反時計方向)に回転する。但し、上記遊
星アームギアー13がギアー24と噛み合う前に、内歯
ギアー7の突起部7aは第2図(A)に示す矢印I方向
に回転し、ロック板2が第2図(D)に示す状態にある
場合にはローラー3の符号3aに示す位置に突き当たる
ので、内歯ギアー7の回転は止まり、駆動モータ5の回
転力は上述のようにピニオン6,ギアー8と9と11
a,遊星アームギアー13を介してギアー24に伝達さ
れフィルムの巻き戻しに入る。
以上のように、スプロケットホイール1が巻き戻し方向
に従動されると、第2図(D)に示されているように、
ロック板2のロック部2aは周面カム1Aの作動カム面
に当接したままで上記ホイール1は回転する。やがて、
上記ロック板2のロック部2aは、再度周面カム1Aの
凹部1aに落ち込むが、周面カム1Aの傾斜面1gが上
記ロック部2aを押し出すので、上記ロック板2は時計
方向に回動され、上記凹部1aより退避する。従って、
スプロケットホイール1の回転が阻害されることはな
い。以上の動作がフィルム巻き戻し時には繰り返し行な
われる。
[発明の効果] 本発明によれば、フィルムを巻き上げないときには係止
部材でスプロケットホイールに係止をかけ、巻き上げを
行なう際にはモータ自身の力によって上記係止を外す機
構となっているので、例えばシャッタユニット等の駆動
力を関連部材を用いて係止を解除するようにしておら
ず、解除機構を簡単に構成することができる。従って、
量産性、コスト性に寄与することが大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例のスプロケット係止装置を
示す分解斜視図、 第2図(A),(B),(C),(D)は、上記第1図に示すスプロ
ケット係止装置の要部の動作を示す拡大平面図、 第3図は、従来のスプールドライブ方式のカメラを示す
断面図である。 1……スプロケットホイール(スプロケット) 1A……周面カム(回転部材) 2……ロック板(係止部材) 5……駆動モータ 7……内歯ギアー(係止解除部材) 7a……突起部( 〃 ) 9……ギアー(太陽ギアー) 10a,10b,10c……遊星ギアー 12……遊星アーム 13……遊星アームギアー(伝達ギアー列) 70……巻上系ギアー列( 〃 )

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルム移送により回動されるスプロケッ
    トに連動して回転し、その一部にフィルム一駒分の回転
    を表す係合部を有する回転部材と、 この回転部材がフィルム移送の一駒分回転されることに
    より、該回転部材の回転を禁止するよう上記係合部と係
    止する係止部材と、 モータにより回転駆動される太陽ギアーと、 この太陽ギアーと常に噛合して該太陽ギアーの中心軸の
    周りに公転可能に配置された遊星ギアーと、 この遊星ギアーの公転により駆動され、フィルム巻取り
    スプールに駆動力を伝える伝達ギアー列と、 上記遊星ギアーと常に噛合しており、上記太陽ギアーの
    中心軸の周りに回転可能であって、上記係止部材が上記
    係合部に係合していない場合には該係止部材によって回
    転を規制されて上記遊星ギアーの公転を許容し、係止部
    材が係合部と係合した場合には回転規制が解除されて上
    記回転部材の係止により生じた上記伝達ギアー列の停止
    に伴う上記遊星ギアーの自転により回転され、上記係止
    部材の係合を解除する解除部材と、 上記回転部材の回転を検出し、フィルムが一駒分移送さ
    れた際に、上記モータを停止させる移送検出手段と、 を具備したことを特徴とするスプロケット係止装置。
JP60149620A 1985-07-08 1985-07-08 スプロケツト係止装置 Expired - Lifetime JPH0654370B2 (ja)

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JPS629328A JPS629328A (ja) 1987-01-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5332023A (en) * 1976-09-07 1978-03-25 Asahi Optical Co Ltd Motor drive unit for camera
JPS6053862B2 (ja) * 1977-03-07 1985-11-27 オリンパス光学工業株式会社 カメラ用モ−タ−ドライブ装置の駆動機構
JPS5977426A (ja) * 1982-10-26 1984-05-02 Canon Inc カメラの空送り装置

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