JPS6053862B2 - カメラ用モ−タ−ドライブ装置の駆動機構 - Google Patents

カメラ用モ−タ−ドライブ装置の駆動機構

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JPS6053862B2
JPS6053862B2 JP2456077A JP2456077A JPS6053862B2 JP S6053862 B2 JPS6053862 B2 JP S6053862B2 JP 2456077 A JP2456077 A JP 2456077A JP 2456077 A JP2456077 A JP 2456077A JP S6053862 B2 JPS6053862 B2 JP S6053862B2
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JP
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arm
release
cam plate
planetary gear
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光男 河添
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Olympus Optical Co Ltd
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、カメラ用モータードライブ装置の駆動機構
、詳しくは、操作スイッチの閉成により、モーターを回
転させ、シャッターのレリーズ動作、フィルムの巻上動
作の1サイクルを自動的に行なわせるカメラ用モーター
ドライブ装置の駆動機構に関するものである。
操作釦を押して操作スイッチを閉成することに&、 −
ーー ri±゛を 、^ ゛ れ 警、L−へーー太陽
歯車を回転させ、同歯車の周りに公転する遊星歯車の移
動により、シヤツターレリーズ部材を作動させてシャッ
ターのレリーズを行つてフイルムヘの露光を行い、露光
終了後、遊星歯車をフィルム巻上歯車にかみ合せ、遊星
歯車を自転させて露光済のフィルムを巻き上げるように
したカメラ用モータードライブ装置の駆動機構は、既に
周知である。
次に、本発明を説明するに先立ち、この従来のモーター
ドライブ装置の駆動機構を説明する。
このモータードライブ装置の駆動機構は、第1図に示す
如く構成されている。第1図において、基板1の右上方
部分にはギヤーケース2を介してモーターMが連結され
ている。
基板1の右中央部分には、軸4が回動自在に設けてあり
、この軸4は、ギヤーケース2内の歯車列(図示されず
)を介して、モーターMの出力歯車(図示されず)に動
作的に連結されている。そしてモーターMが回転すると
、矢印aの向きに回転する。軸4には太陽歯車5と回転
腕6の基部とが、それぞれ摩擦結合手段(図示されず)
を介して装着されており、回転腕6の自由端部に植設し
た軸7には、太陽歯車5と噛合う遊星歯車8が回動自在
に装着されている。
そして、この軸7には、駆動用部材であるローラー9が
嵌着されている。基板1の中央上部には、軸10が回動
自在に設けてあり、この軸10には、遊星歯車8が太陽
歯車5によつて駆動されて、この太陽歯車5の周りを公
転するとき、その公転軌道01上の一部において、この
歯車8と噛合うフィルム巻上歯車11が装着されている
。この歯車11には、爪部材13が一体に装着されてい
る。爪部材13は、その上部に係合爪13a,13bを
持ち、カメラ本体内のフィルムスプールに係合爪13a
,13bを係合させて、歯車11の回転に従い、フィル
ムの巻上げを行なう。歯車11の、第1図において右側
方には、スイッチ切換レバー14と、シャッターレリー
ズパー15とが、その名一部が重合するようにして配置
されており、この両レバー14,15は、それぞれ基板
1の下側縁部に植設した軸16,17によつて回動自在
に支持されている。
スイッチ切換レバー14は、その上方に延び出した一腕
14aが右方に折曲しており、この折曲自由端部の下側
部には、ローラー9の公転軌道01に対応する被押圧部
14bを形成しており、この被押圧部14bの折曲部寄
りには、ローラー9のスタート位置を決める段部14c
が形成されており、更に被押圧部14bの基部がわの、
上記遊星歯車8がフィルム巻上歯車11と噛合う位置に
対応する部分には、段付凹部14dが形成されている。
また、このスイッチ切換νバー14の他腕14eの先端
部の上面には、切換スイッチSWの可動接片Aを切り換
える絶縁ピン12が植設されている。そして、切換スイ
ッチSWは、基板1に固定されていて、上記絶縁ピン1
2によつて切り換えられる可動接片Aの両側に、固定端
子B,Cがそれぞれ配設されている。上記スイッチ切換
レバー14の軸16には、捻りばね20が嵌着してあり
、この捻りばね20の一端20aは、基板1に固着した
ピン21に、また他端20bは、このレバー14に固植
したピン22にそれぞれ掛けられている。
従つて、レバー14は、この捻りばね20により、軸1
6を中心とする時計方向の回動習性が与えられている。
そして、その回動範囲は、レバー14の他腕14eが基
板1に固植したストッパーピン23に係合する範囲に規
制されている。(第3図参照)。シヤツターレリーズレ
バー15の一腕15aの自由端部は、ローラー9の公転
軌道01に対応する位置に延出していて、その先端部は
被押圧部15bとなつている。そして軸17の左方に延
び出した他腕15cは、レリーズ腕18の移動用の作動
腕を形成している。シヤツターレリーズレバー15の軸
17には、逆コの字形に形成されたレリーズ腕18の基
板が回動自在に装着されている。
また、軸17には捻”りばね19が嵌着されている。こ
の捻りばね19の一端は、レリーズ腕18に固植した固
定ピン24に、またその他端はシヤツターレリーズレバ
ー15の他腕15cにそれぞれ掛けられている。従つて
、レリーズ腕18とシヤツターレリーズレバー15とは
弾力的に一体に連結されたダブルレバーを形成している
。また、このように形成されたシヤツターレリーズレバ
ー15には、緊縮性のコイルばね25がかけられていて
、同レバー15を支軸17の周りに時計方向に回動させ
る習性が与えられている。そして、このばね25の弾力
によるレバー15と腕18の両者の回動は平生は、レリ
ーズレバー15の一腕15aが基板1に固着したピン2
6に当接することによつて規制されている。また、レリ
ーズ腕18の自由端部にはレリーズピン27が固着して
あり、このレリーズピン27は、後述するようにレリー
ズ腕18が揺動するとき、移動位置27A(この位置は
第2図において実線で示されている)まで変移して、カ
メラ本体のシヤツターレリーズ機素28を駆動する。な
お、前記太陽歯車5の上位には、遊星歯車8の公転移動
を安定化するためのインターナル歯車29が基板1上に
固定されている。このように、従来のモータードライブ
装置の駆動機構は構成されている。
次に、その作動を第1図〜第3図によつて説明する。先
ず、操作スイッチ(図示されず)を閉成すると、切換ス
イッチSWの可動接片Aが固定端子Bに切り換つている
ことにより、電源(図示されず)およびモーターMを含
む電気回路の閉回路が形成され、モーターMは駆動を開
始する。モーターMが回転を開始すると、第1図に示す
太陽歯車5および回転腕6は矢印aの向きに、回転およ
び移動を始める。
回転腕6が矢印aの向きに移動すると、ローラー9によ
つてシヤツターレリーズレバー15の被押圧部15bは
上方に押動されるので、第2図に示すように、シヤツタ
ーレリーズレバー15は支軸17の周りに、ばね25の
弾力に抗して反時計方向に回動する。これが回動すると
、ばね19の弾力によつてピン24も、他腕15cの回
動に追従して移動するので、レリーズ腕18も支軸17
の周りに反時計方向に回動する。これが回動すると、レ
リーズピン27は、変移位置27Aに移動するため、カ
メラ本体のシヤツターレリーズ機構をレリーズし、露光
が行なわれる。そして、露光が終了し、ローラー9が被
押圧部14b,15bから離間すると、シヤツターレリ
ーズレバー15は、ばね25の弾力によつて支軸17の
周りに時計方向に回動し、一腕15aがストッパーピン
26に衝合し、同レバー15は初期状態に戻る。
このレバー15が復動すると、レリーズ腕18もピン2
4がレバー15の他腕15cに押動されるので、初期位
置に戻る。また、スイッチ切換レバー14も、自己の習
性により支軸16の周りに時計方向に揺動するので、切
換スイッチSWは可動接片Aがレリーズがわ端子Bから
巻上がわ端子Cに切り換わる(第3図参照)。この端子
CにスイッチSWが切り換わると、上記モーターMを含
む巻上用の電気回路(図示されず)が形成され、モータ
ーの回転は、今度はフィルムの巻上作動を行う。即ち、
太陽歯車5の回転によつて遊星歯車8および回転腕6が
矢印aの向きに回転および公転をし、回転腕6がほS゛
314回転位置に到達すると、太陽歯車5にかみ合つて
公転している遊星歯車8は、フィルム巻上歯車11にか
み合う。また、これがかみ合うと同時にローラー9は、
スイッチ切換レバー14の段付凹部14dに衝合し、第
3図に示すように、回転腕6をこの位置に暫定的に静止
させる。従つて、この状態において、遊星歯車8は自転
し、フィルム巻上歯車11を回転し、フィルムを巻き上
げる。また、フィルムが巻き上げられると、これに連動
してシャッターのチャージも行なわれる。そして、所定
量のフィルムが正規の巻上時間の経過により巻き上げら
れると、負荷の増大により、爪部材13と共に歯車11
は、その回転を停止する。これが停止すると、遊星歯車
8は、その回転力により凹部14d内から段部を乗り越
えて移動を開始する。これが移動すると、ローラー9お
よび回転腕6も矢印aの向きの移動を始めるため、段部
を乗り越えたローラー9により、スイッチ切換レバー1
4はその下側縁が押され、これにより同レバー14は支
軸16の周りに、ばね20の弾力に抗して反時計方向に
押し上げられる。これが押し上げられると、切換スイッ
チSWは、その可動接片Aが巻上がわ端子Cからレリー
ズがわ端子Bに切り換わる。これが切り換わると、図示
されないブレーキ回路が働いて、モーターMに急ブレー
キがか)り、同モーターは停止する。このとき、ローラ
ー9はスタート位置である段部14cに衝合して止まる
。また、この場合、ドライブ装置が連続撮影に設定され
ていると、ローラー9が太陽歯車5の周りに一回転して
、ブレーキ回路が作動して、ローラー9がスタート位置
の段部14cで一且静止したのち、再び自動的にモータ
ーMが駆動されて次の撮影動作に入るようになつている
このように、モータードライブ装置は、モーターの回転
によつてレリーズ動作,フィルムの巻上動作の1サイク
ルを自動的に行うようになつている。以上が従来のモー
タードライブ装置の駆動機構の構成と作用である。
ところで、このように動作する上記従来の駆動機構にお
いては、第3図に示される如く、フィルム巻上時に遊星
歯車8を静止させるスイッチ切換レバー14と、シヤツ
ターレリーズレバー15と・が別体に形成されているた
め、フィルム巻上時の遊星歯車8の位置よりローラー9
がスタート位置の段部14cに移動するまでの、回転腕
6の移動角αは非常に小さく、ローラー9の移動距離も
、大変短い。
この短い距離の間に、モーターMを急・停止させること
は、極めてむつかしく、このため、巻上終了後、直ちに
モーターにブレーキをかけると共に、スイッチ切換レバ
ー14には、ローラー9を係止し、遊星歯車8を停止さ
せる段部14cを形成しなければならなかつた。) と
ころが、この手段では、一駒撮影および毎秒5駒撮り程
度の連続撮影には、対処できるが、連続撮影の毎秒5駒
以上の高速撮影になると、モーターや歯車の慣性により
、ローラー9は段部14cで止まり切らず、ローラー9
および遊星歯車8の暫定的な静止位置は、その回転方向
がわ、即ち、スイッチ切換レバー14およびレリーズレ
バー15の先端部がわに向けて、どんどんずれてしまい
、即座に次のレリーズ動作に入つてしまう。
;のようにローラー9のスタート位置がずれてしまうと
、レリーズ動作,フィルムの巻上動作の1サイクルの周
期はずれてレリーズ動作を行うタイミングとフィルムの
巻上動作を行うタイミングは完全に狂つてしまい、良好
な自動撮影ができなくなる欠点がある。本発明の目的は
、フィルム巻上動作とレリーズ動作とを回転カムで制御
することにより、上記従来の駆動機構の欠点を見事に解
消したカメラ用モータードライブ装置の駆動機構を提供
するにある。
以下、本発明を図示の一実施例によつて説明する。
なお、本実施例の駆動機構におけるフィルム巻上歯車1
1,爪部材13およびインターナル歯車29等の構成は
、前記従来の駆動機構におけるものと同様であるから、
その説明は芸に省略し、同様の符号を付すに止める。第
4,5図と第8図に示すように、回転カム板36は太陽
歯車35から摩擦回転力が伝達されて回転せられるよう
に構成されている。
即ち、第8図に示すように、回転カム板36は不動基板
30に植立された支軸31に、回転自在に嵌合しており
、その下面のボスの外周面に周溝36aが設けられてい
る。この周溝36aには、回転力伝達用のOリング32
が嵌め込まれており、同リングの外周には、太陽歯車3
5の内周面が圧接してい.る。太陽歯車35は、上記ボ
スの周りに嵌合された短筒体35aの上部外周に設けら
れていて、短筒体35aの内周面が上記0リング32に
圧接している。従つて、太陽歯車35と回転カム板36
は、摩擦結合されていて、太陽歯車35が回転すするこ
とによつて回転カム板36が回転するようになつている
。また、上記短筒体35aは不動支持板33に取り付け
られた軸受34によつて回転自在に支持されており、同
筒体35aの下部から一体に延び出した小径管軸35b
は、上記支持板33を貫通して下方に延び出している。
この下方に延び出した小径管軸35bの下端部には、上
記支持板33と上記不動基板30の間に配設された伝達
用歯車40が固定されている。この伝達用歯車40には
、第5図に示すように、小径歯車41と大径歯車42か
らなる減速用歯車の小径歯車41がかみ合つており、上
記大径歯車42には、モーターMの小径出力歯車43が
かみ合つている。
従つて、上記小径出力歯車43,大径歯車42,小径歯
車41,伝達用歯車40は減速歯車列を構成しており、
この減速歯車列を通じてモーターMの回転力は、上記太
陽歯車35に伝達されるようになつている。l そして
、上記太陽歯車35には、遊星歯車38がかみ合つてお
り、同遊星歯車は太陽歯車35の周りを公転するように
なつている。
この遊星歯車38は、上記回転カム板36に固定された
垂下軸37に軸受39を介して回転自在に取り付けられ
ている。上記回転カム板36は、第4〜7図に示す如く
、板カムで形成されており、その周内部には、後述する
シヤツターレリーズ部材45を初期状態に復元揺動させ
る作動凸縁36bと、初期状態にあるシヤツターレリー
ズ部材45を揺動させてシャッターのレリーズ作動をさ
せる作動突縁部36cとを有している。上記作動凸縁3
6bは、円板カム板36の周円36dより突出した大径
円で、カム板36のほS゛114強の周縁に亘つて形成
されており、作動突縁部36cは、この作動凸縁36b
に連設され、同凸縁より更に外方に向つて突出した膨出
カム縁で形成されていて、両者による作動角α。は、円
板カム板36の、ほS゛120成に亘つて構成されてい
る。また、上記遊星歯車38を支持する垂下軸37は、
カム板36の作動凸縁36bの前端縁に形成された段部
36e寄りに固定されており、上記作動突縁部36cは
作動凸縁36bの後端縁に続いて連設されている。
そして、このように構成された回転カム板36は、矢印
■で示す向きに回転するようになつている。一方、シヤ
ツターレリーズ部材45は、支点が基板に植立された軸
46に揺動自在に支持された3腕杆で形成されていて、
上記回転カム板36の左方に配設されている。
このレリーズ部材45の第1腕45aは、上記カム板3
6の左方の作動周縁の側近に延び出しており、その先端
部には、係止部材48が取り付けられている。この係止
部材48は、第1腕45aの先端部に軸47によつて回
転自在に取り付けられたローラーで形成されている。ま
た、上記第1腕45aに対して直角方向の左方に延び出
した第2腕45bは、その先端部に固定ピン49が植立
されている。このピン49には、その下面に捻りばね5
0の一腕50aが当接するようになつている。上記捻り
ばね50は、レリーズ腕51の支軸52に巻装されてい
る。上記レリーズ腕51は、逆L字形に形成されていて
、その基部は上記支軸52に回動自在に枢着されている
。このレリーズ腕51の自由端部には、レリーズ用ピン
53が固定されており、同ピンの移動により、カメラ内
のシヤツターレリーズ機素54が駆動される。また、こ
のレリーズ腕51は、その揺動範囲が固定ピン55a,
55bによつて規制されており、平生は、腕51にかけ
られた緊縮性のコイルスプリング56によつて、腕51
は支軸52の周りに反時計方向に揺動し、ピン55aに
当接して静止している。また、上記捻りばね50の他腕
50bはレリーズ腕51に植立された固定ピン57に当
接している。従つて、捻りばね50の両腕50a,50
bの閉脚習性は、平生はピン57により阻止されている
。他方、上記シヤツターレリーズ部材45の第3腕45
cは、上記第1腕45aと反対の方向に延び出しており
、その上面には、切換スイッチSWの可動接片Aを切り
換える絶縁ピン58が植立されている。
そして、切換スイッチSWは、上記ピン58によつて切
り換えられる可動接片Aの両側に、固定端子B,Cがそ
れぞれ配設されて形成されている。また、上記シヤツタ
ーレリーズレバー45の支軸46には、捻りばね59が
嵌着されている。
この捻りばね59の一端59aは、基板に固着したピン
60に、また、他端59bはレバー45に固植したピン
61にそれぞれ掛けられている。従つて、上記レリーズ
レバー45は、この捻りばね59により軸46を中心と
した時計方向の回動習性が与えられており、この習性に
よる回動によつて、前記係止部材48は、カム板36の
作動周面に圧接している。そして、このように構成され
ている本発明の駆動機構におけるカム板36の回転始動
位置は、第4図に示す如く、遊星歯車38がインターナ
ル歯車29にかみ合い始めて係止部材48が作動凸縁3
6bに圧接した位置に設定されている。
以上のように、本実施例の機構は構成されている。
次にその作動を述べると、先ず、第4図の静止状態にお
いて、今、モーターMが回転を始めると、太陽歯車35
および回転カム板36は、時計方向に回転する。そして
、カム板36が矢印もの向きに回動して、作動突縁部3
6cが第6図に示すように、係止部材48を押動すると
、シヤツターレリーズ部材45は支軸46の周りに、ば
ね59の弾力に抗して反時計方向に回動するので、ピン
49によつてばね50の一腕50aが押され、ばね50
の他腕50bとピン57を介してレリーズ腕51は、ば
ね56の弾力に抗して支軸52の周りに時計方向に回動
する。これが回動すると、レリーズピン53も時計方向
に移動するため、レリーズ機素54が駆動され、カメラ
本体のシヤツターレリーズ機構が作動し、露光が行なわ
れる。そして、露光が終了し、係止部材48が作動突縁
部36cから離れると、係止部材48は突縁部36cの
後縁の傾斜縁を滑り下り、カム板36の周円36dに当
接する。これが滑り下りると、レリーズ部材45は自己
の習性により、支軸46の周りに時計方向に揺動するの
で、ピン58によつて切換スイッチSWは可動接片Aが
レリーズがわ端子Bから巻上がわ端子Cに切り換わる(
第7図参照)。これが切り換わると、前記モーターMを
含む、フィルムの巻上用の電気回路が形成されるので、
今度はフィルムの巻上作動が行なわれる。また、レリー
ズ部材45が時計方向に揺動すると、その第2腕45b
のピン49は、第7図に示すように、ばね50の一腕5
0aから離間するので、レリーズ腕51はばね56の緊
縮弾力により、支軸52の周りに反時計方向に回動して
復動する。この状態において、カム板36がほS゛半回
転強すると、カム板36の段部36eが係止部材48に
係合し、カム板36はこの位置に暫定的に静止する。こ
の位置は、太陽歯車35にかみ合つて公転している遊星
歯車38がフィルム巻上歯車11にかみ合う位置であり
、従つて、この位置において、遊星歯車38は巻上歯車
11にかみ合つ・て自転し、フィルム巻上歯車11を回
転し、フィルムを巻き上げる。そして、所定量のフィル
ムが巻き上げられると、負荷の増大により、歯車11は
回転を停止し、この停止により、遊星歯車38は、その
回転力によつて再び公転を開始する。この公転が開始さ
れると、段部36eは係止部材48を押し退けるので、
シヤツターレリーズ部材45は、支軸46の周りに自己
の習性に抗して反時計方向に揺動し、第4図の状態に復
動する。また、これが復動すると、切換スイッチSWは
、その可動接片Aが巻上がわ端子Cからレリーズがわ端
子Bに切り換わるので、即座にモーターMには、ブレー
キがか)りモーターMは急停止する。このとき、係止部
材48は作動凸縁36bに圧接した状態となり、カム板
36はスタート位置に静止する6このように、本発明の
駆動機構は作動するのであるが、本発明においては、回
転カム板36を用いているため、フィルムの巻上位置か
らシャッターのレリーズ位置までの間隔、即ち作動角α
が大きくとれる。このため、フィルムの巻上を高速化し
ても十分に、次のレリーズ動作前にモーターを停止させ
ることができ、従来の回転腕の移動角αが小さいことに
基づく欠点は完全に解消することができる。以上述べた
ように、本発明によれば、従来の駆動機構の欠点を解消
したカメラ用モータードライブ装置の駆動機構を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、カメラ用モータードライブ装置の、従来の駆
動機構の平面図、第2,3図は、上記第1図の駆動機構
の作用図、第4図は、本発明の一実施例を示すカメラ用
モータードライブ装置の駆動機構の平面図、第5図は、
上記第4図の駆動機構の斜視図、第6,7図は、上記第
4図の駆動機構の作用図、第8図は、上記第4図の駆動
機構における回転カム板,太陽歯車,遊星歯車等の断面
図である。 M・・・・・・モーター、5,35・・・・・太陽歯車
、8,38・・・・・・遊星歯車、11・・・・・フィ
ルム巻上歯車、36・・・・・・回転カム板、36b・
・・・・・作動凸縁、36c・・・・・・作動突縁部、
45・・・・シヤツターレリーズ部材、48・・・・・
・係止部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 モーターによつて回転する太陽歯車と、この太陽歯
    車と噛合する遊星歯車と、上記太陽歯車の近傍であつて
    、遊星歯車が一時的にかみ合うフィルム巻上歯車と、上
    記太陽歯車と同軸上に軸支されていて、上記遊星歯車を
    支持し、同遊星歯車が上記フィルム巻上歯車にかみ合う
    位置で遊星歯車の公転を一時的に係止させて遊星歯車を
    自転動作させるための係止部材と係合する係止段部と、
    フィルム巻上終了時の負荷の増大により上記係止に抗し
    て遊星歯車が公転を開始したのち、カメラのシヤツター
    レリーズ機構を作動させる作動突縁とが周方向に所定距
    離、離れて形成されたカム板と、を具備したことを特徴
    とするカメラ用モータードライブ装置の駆動機構。
JP2456077A 1977-03-07 1977-03-07 カメラ用モ−タ−ドライブ装置の駆動機構 Expired JPS6053862B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2456077A JPS6053862B2 (ja) 1977-03-07 1977-03-07 カメラ用モ−タ−ドライブ装置の駆動機構

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JP2456077A JPS6053862B2 (ja) 1977-03-07 1977-03-07 カメラ用モ−タ−ドライブ装置の駆動機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53109623A JPS53109623A (en) 1978-09-25
JPS6053862B2 true JPS6053862B2 (ja) 1985-11-27

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JP2456077A Expired JPS6053862B2 (ja) 1977-03-07 1977-03-07 カメラ用モ−タ−ドライブ装置の駆動機構

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JPH0654370B2 (ja) * 1985-07-08 1994-07-20 オリンパス光学工業株式会社 スプロケツト係止装置

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JPS53109623A (en) 1978-09-25

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