JP4033680B2 - 駆動伝達機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばフィルムをスプールに自動装填するフィルム巻上げ機構等の各種の駆動機構を備えるカメラ等に用いられる駆動伝達機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、カメラに配備されるフィルム給送装置は、フィルムパトローネがフィルム収納部に収容されると、フィルムパトローネのフィルムをスプールに自動装填する。このようなフィルム給送装置は、例えばモータにより駆動される太陽歯車と、該太陽歯車に歯合する遊星歯車とを備えた遊星歯車クラッチ機構を用いて、該遊星歯車の公転軌跡上に配置された巻上げ用被駆動歯車に対して上記遊星歯車を歯合させてフィルム巻上げ給送を行う位置と、別の駆動手段によりフィルム巻戻しをするにあたり、上記遊星歯車を離間させる位置とに選択的に駆動する。
【0003】
即ち、遊星歯車クラッチ機構を構成する遊星歯車は、モータが第1方向に回転駆動されると、第1方向に公転移動されて巻上げ用被駆動歯車と歯合し、該巻上げ用被駆動歯車を回転駆動してスプールを回転させ、フィルム巻上げ給送を実行する。また、上記モータが反転されて第2方向に回転駆動されると、反転されて第2方向に公転移動され、遊星歯車を上記巻上げ用被駆動歯車から離間させた状態としたうえで、別の巻戻し手段によって、スプールに巻取られたフィルムをフィルムパトローネへ巻戻し給送する。
【0004】
ところで、このような遊星歯車クラッチ機構においては、外部からの衝撃等により、被駆動歯車から離間された状態に静止していた遊星歯車が、被駆動歯車に歯合してしまうことにより生じる誤動作を防止するために、遊星歯車の離間位置に固定歯車を配置して、離間した遊星歯車を固定歯車に歯合させておくことにより、確実な動作制御を行うように構成される。
【0005】
しかしながら、上記遊星歯車クラッチ機構では、その構成上、遊星歯車の切換角度を十分に採らないと、高精度な切換動作を実現するのが困難なために、固定歯車を配置するのに十分な配置スペースが必要となり、大型となるという不都合を有する。
【0006】
係る事情は、フィルム巻上げ機構を動作制御する遊星歯車クラッチ機構に限ることなく、その他、スプールに巻取られたフィルムをフィルムパトローネに巻戻すためのフィルム巻戻し機構等のカメラ駆動機構を動作制御する遊星歯車クラッチ機構においても同様である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、従来のカメラでは、遊星歯車クラッチ機構の動作制御の確実化を図ると、大型となるという不都合を有する。
【0008】
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、構成簡易にして、スペースをとらずに小型化の促進を図り得、且つ、確実な動作制御を実現し得るようにした駆動伝達機構を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の駆動伝達機構は、モータの第1方向の回転により駆動機構と歯合して上記モータの駆動力を伝達する伝達位置と、上記モータの第2方向の回転により上記駆動機構から離間して伝達を解除する解除位置と、の間を移動可能であって、アーム部材を介して太陽歯車に連結された遊星歯車を有する遊星歯車クラッチ機構と、上記遊星歯車が上記解除位置にある際に上記アーム部材と当接可能な位置に設けられ、上記モータの第2方向の回転による遊星歯車の公転を、上記解除位置にて規制する規制部材と、上記遊星歯車クラッチ機構の遊星歯車の公転軌跡内に上記遊星歯車の歯と係合可能に配置されていて、上記解除位置で上記モータの回転が停止した状態にて上記遊星歯車クラッチ機構が、上記解除位置から移動しないように、上記遊星歯車クラッチ機構を、上記規制部材に当接させる方向に付勢する弾性部材とを備えて上記遊星歯車クラッチ機構の遊星歯車が上記伝達位置から上記解除位置へと公転する際に、上記遊星歯車の自転力が公転力に変換されるように上記遊星歯車と上記弾性部材とが係合されるように構成した。
上記構成によれば、遊星歯車の公転軌跡内に配置した弾性部材により、公転移動される遊星歯車の自転力を公転力に変換して、その公転力を利用して遊星歯車クラッチ機構を規制部材に圧接させることにより、これら規制部材及び弾性部材により協働して遊星歯車クラッチ機構を解除位置に位置規制している。
【0010】
従って、遊星歯車の切換角度を最小限に保ったうえで、外部衝撃による遊星歯車の誤動作を確実に防止することができて、可及的に小型化の促進を図ることができる。
【0011】
また、この発明の駆動伝達機構は、モータの第1方向の回転により駆動機構と歯合して上記モータの駆動力を伝達する伝達位置と、上記モータの第2方向の回転により上記駆動機構から離間して伝達を解除する解除位置と、の間を移動可能であって、アーム部材を介して太陽歯車に連結された遊星歯車を有する遊星歯車クラッチ機構と、上記遊星歯車が上記解除位置にある際に上記アーム部材と当接可能な位置に設けられ、上記モータの第2方向の回転による遊星歯車の公転を、上記解除位置にて規制する規制部材と、上記遊星歯車クラッチ機構の遊星歯車の公転軌跡内に上記遊星歯車の歯と係合可能に配置されていて、上記モータの第2方向の回転により上記遊星歯車クラッチ機構が、上記解除位置へ公転移動する際に、上記遊星歯車と係合しつつ弾性変形して該遊星歯車の上記解除位置への公転を許容する弾性部材と、を備え、上記遊星歯車クラッチ機構の遊星歯車が、上記解除位置に達して上記モータの回転が停止した状態では、上記規制部材及び上記弾性部材によって上記解除位置に係止されると共に、上記遊星歯車クラッチ機構の遊星歯車が上記伝達位置から上記解除位置へと公転する際に、上記遊星歯車の自転力が公転力に変換されるように上記遊星歯車と上記弾性部材とが係合されるように構成した。
【0012】
上記構成によれば、遊星歯車の公転軌跡内に配置した弾性部材により、公転移動される遊星歯車の自転力を公転力に変換して、その公転力を利用して遊星歯車クラッチ機構を規制部材に圧接させることにより、これら規制部材及び弾性部材により協働して遊星歯車クラッチ機構を、解除位置に位置規制している。
【0013】
そして、弾性部材で構成したことにより、遊星歯車クラッチ機構が規制部材に圧接した後も遊星歯車は、弾性部材を歯部で逃がすように撓ませながら自転が可能となる。確実に解除位置に移動できる。
【0014】
従って、遊星歯車の切換角度を最小限に保ったうえで、外部衝撃による遊星歯車の誤動作を確実に防止することができて、可及的に小型化の促進を図ることができる。
【0015】
また、この発明は、上記弾性部材を、上記遊星歯車の歯部に係合する板バネで構成した。これによれば、簡便な組付け配置を実現したうえで、構成の簡略化を図ることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
図1は、この発明の一実施の形態の適用されるカメラの概略構成を示すもので、カメラ本体10には、その略中央部の図示しないアパーチャに対応してミラーボックス11が組付けられ、このミラーボックス11の前面には、図示しない撮像レンズ鏡筒が配設される。また、カメラ本体10には、ミラーボックス11に対して左側にパトローネ室12及び電池室13が配設され、そのミラーボックス11に対して右側にスプール室14が配設されている。
【0018】
さらに、上記カメラ本体10の下端部には、カメラ駆動機構取付台15が組付けられる。このカメラ駆動機構取付台15には、その略中央部にミラー・シャッタ駆動ユニット16が取付けられ、このミラー・シャッタ駆動ユニット16には、減速伝達機構17及び遊星歯車クラッチ機構18を介してフィルム巻戻し給送・ミラー・シャッタ駆動用の第1のモータ19が回転力伝達可能に設けられる。この第1のモータ19は、接続端子191を介して図2に示す後述するカメラ駆動制御系を構成するモータ制御回路40に電気的に接続される。
【0019】
上記ミラー・シャッタ駆動ユニット16には、ミラー駆動機構8及びシャッタチャージ機構9が内蔵される(図2参照)。これらミラー駆動機構8及びシャッタチャージ機構9は、上記第1のモータ19の回転力が上記減速伝達機構17及び遊星歯車クラッチ機構18を介して回転力伝達可能に連結される。
【0020】
上記ミラーボックス11には、メインミラー20及びフォーカルプレンシャッタ21が組付けられる。このうちメインミラー20は、上記ミラー・シャッタ駆動ユニット16に内蔵されるミラー駆動機構8のミラー駆動レバー81に連結される。他方のフォーカルプレンシャッタ21は、上記ミラー・シャッタ駆動ユニット16に内蔵されるシャッタチャージ機構9に連結される。
【0021】
また、上記カメラ駆動機構取付台15には、フィルム巻戻し機構22が上記第1のモータ19に対応して配設される。このフィルム巻戻し機構22は、上記第1のモータ19の回転力が、上記減速伝達機構17及び遊星歯車クラッチ機構18を介して、該巻戻し歯車221に回転力伝達可能に連結され、巻戻し歯車221にはフォーク歯車222が歯合される。このフォーク歯車222には、フォーク部223が設けられ、このフォーク部223が上記パトローネ室12内に収容配置される図示しないフィルムパトローネの巻取り部に回転力伝達可能に係合される。
【0022】
さらに、巻上げ駆動ユニット23及びフィルム巻上げ用の第2のモータ24が上記カメラ本体10のスプール室14に対応して配設される。第2のモータ24は、図3に示すように巻上げ駆動ユニット23を構成する基台としてのユニットケース25に取付けられ、第2のモータ24の周囲には、フィルム巻上げ用のスプール26が回転自在に外装されて上記カメラ本体10のスプール室14に収容配置される。そして、第2のモータ24の接続端子241は、上記図2に示すモータ制御回路40に電気的に接続される。
【0023】
上記スプール26には、その基端に巻上げ歯車261が設けられ、この巻上げ歯車261は、図4及び図5に示すように上記ユニットケース25に回転自在に配設される被駆動歯車を構成する第1の巻上げ歯車27の小歯車部271に歯合される。この第1の巻上げ歯車27には、上記小歯車部271と一体的に大歯車部272が設けられ、この大歯車部272は、上記ユニットケース25に回転自在に配設される第2の巻上げ歯車28の小歯車部281に歯合される。この第2の巻上げ歯車28には、上記小歯車部281と一体的に大歯車部282が設けられ、この大歯車部282には、遊星歯車クラッチ機構29を構成する遊星歯車30が回転力伝達可能に選択的に歯合する。
【0024】
遊星歯車30は、上記ユニットケース25に回転自在に配設される太陽歯車31の小歯車部311に歯合される。太陽歯車31には、上記小歯車部311と一体的に大歯車部312が設けられ、この大歯車部312は、上記第2のモータ24のピニオン241に歯合される(図5参照)。そして、この遊星歯車30は、太陽歯車31にアーム部材32を介して公転可能に連結される。
【0025】
上記構成により、遊星歯車30は、第2のモータ24が第1方向である一方方向に回転駆動されて太陽歯車31が図5中の反時計方向に回動されると、図6に示すようにアーム部材32を介して反時計方向に公転されて第2の巻上げ歯車28の大歯車部282に歯合される伝達位置に案内される。そして、遊星歯車30は、上記第2のモータ24が反転されて第2方向に回転駆動され、太陽歯車31が図5中の時計方向に回転されると、アーム部材32を介して時計方向に反転されて第2の巻上げ歯車28の大歯車部282から離間される解除位置に案内される(図5参照)。
【0026】
また、ユニットケース25には、規制部材である突起部33が上記遊星歯車30の解除位置におけるアーム部材32に対応して設けられると共に、弾性部材である板バネ34が遊星歯車30の歯部に対応して設けられる。
【0027】
板バネ34には、その先端を折曲げた部分に、例えば弾性を有した係止部341が遊星歯車30の歯部に対応して設けられ、その基端に取付部342がユニットケース25の取付面に対応して設けられる。この取付部342には、略中央部にボス孔343が上記ユニットケース25のボス251に対応して設けられ、このボス孔343を挟んで一対の取付孔(図の都合上、図示せず)が、上記ユニットケース25の一対の位置決めボス252に対応して設けられる。位置決めボス252により、板バネ34は、ユニットケース25に位置決めされる。
【0028】
そして、板バネ34は、そのボス孔343に対してユニットケース25のボス251が挿入され、その取付孔(図示せず)に取付凸部252が挿入された状態で、その係止部341がユニットケース25における遊星歯車30の公転軌跡上に取付け配置される。これにより、板バネ34は、遊星歯車30が解除位置に到達した状態では(図5参照)、その係止部341が遊星歯車30の歯部に弾性係合される。同時に、遊星歯車30を支持するアーム部材32は、その側部がユニットケース25の突起部33に当接される。
【0029】
このように図6に示す伝達位置から遊星歯車30が図5に示す解除位置へ公転駆動されていくと、途中で板バネ34の係止部341に遊星歯車30の歯部が弾性係合し始め、遊星歯車30の自転力が板バネ34により公転力に変換されて、公転を続けようとする。そして、わずかに公転したところで、アーム部材32の側部がユニットケース25の突起部33に当接する。ここで、アーム部材32は、板バネ34の付勢力によりユニットケース25の突起部33に圧接された状態で、解除位置に位置規制される。そして、板バネ34で構成したことにより、遊星歯車30が解除位置に位置規制された状態でも自転することができる。この結果、遊星歯車30及びアーム部材32は、確実に伝達位置から解除位置に移動でき、かつ、外部から衝撃等が付与された場合においても板バネ34の付勢力により、伝達位置に変位したりすることなく、解除位置を保つことができる。
【0030】
また、上記板バネ34は、上記解除位置において、第2のモータ24が第1方向に回転駆動されて太陽歯車31が図5中反時計方向に回転されて、遊星歯車30がアーム部材32を介して反時計方向に公転されると、その公転力により、その係止部341が遊星歯車30の歯部から離脱され、該遊星歯車30の第2の巻上げ歯車28の大歯車部282に歯合される伝達位置への公転を許容する。
【0031】
さらに、上記太陽歯車31の大歯車部311には、公知のフィルム走行中に日付を写し込むために、精密にフィルム移動量を検出するための移動検出円板36の図示しない歯車部が歯合される。この移動検出円板36には、複数の検出パターン361が所定の間隔に設けられ、この検出パターン361を挟装するようにフォトインタラプタ37が組合せ配置される。
【0032】
フォトインタラプタ37は、例えば上記ユニットケース25上に被着される蓋35に移動検出円板36の検出パターン361を挟装するように取り付けられる。これにより、フォトインタラプタ37は、移動検出円板36の回転にともなって検出パターン361をカウントして詳細を後述するカメラ駆動制御系を構成する中央演算処理装置(CPU)42に出力する。
【0033】
ここで、上記カメラ駆動制御系について、上記図2を参照して説明する。即ち、上記CPU42には、その第1及び第2の入力端に上記フィルム移動検出手段41の出力端が接続され、その第3の入力端には、フィルム巻戻し検出スイッチ44の出力端が接続される。また、CPU42には、その第4の入力端にミラー・シャッタ位置検出用の位置検出手段45の出力端が接続され、その出力端に、上記モータ制御回路40が接続される。
【0034】
上記フィルム移動検出手段41は、図示しないフォトリフレクタでフィルムの移動量を検出して、その巻上げ検出信号又は巻戻し検出信号を上記CPU42に出力する。
【0035】
上記モータ制御回路40は、その一方の出力端に上記第2のモータ24が接続され、その他方の出力端に上記第1のモータ29が接続され、上記CPU42からの駆動信号に応動して上記第1及び第2のモータ19、24を選択的に駆動制御して後述するようにフィルム巻上げ給送及びフィルム巻戻し給送を実行する。
【0036】
このうち第1のモータ19は、減速伝達機構17を介して遊星歯車クラッチ機構18が連結されており、その回転方向に応じて遊星歯車クラッチ機構18を介して、上記ミラー・シャッタ駆動ユニット16に収容配置されるシャッタチャージ機構9、ミラー駆動機構8あるいはフィルム巻戻し機構22のいずれかに選択的に回転力伝達可能に連結される。このように第1のモータ19は、その回転方向に応じて遊星歯車クラッチ機構18を介してシャッタチャージ機構9、ミラー駆動機構8あるいはフィルム巻戻し機構22のいずれかを選択的に駆動して、フォーカルプレンシャッタ21、メインミラー20の駆動あるいはフィルム巻戻し給送を実行する。
【0037】
例えば上記ミラー・シャッタ駆動ユニット16のシャッタチャージ機構9及びミラー駆動機構8を駆動する場合には、上記第1のモータ19が、フィルム巻戻し時と逆方向に回転駆動される。すると、その駆動力が減速伝達機構17を介して遊星歯車クラッチ機構18に伝達され、該遊星歯車クラッチ機構18がミラー・シャッタ駆動ユニット16のシャッタチャージ機構9及びミラー駆動機構8に駆動力伝達可能に連結されて、フォーカルプレンシャッタ21及びメインミラー20を撮影位置に移動設定する。この際、これらフォーカルプレンシャッタ21及びメインミラー20は、その位置が位置検出手段45により検出され、その検出情報が上記CPU42に供給されることにより、上記第1のモータ19がモータ制御回路40を介して駆動制御されて所期位置に設定される。
【0038】
他方、第2のモータ24は、上記CPU42からの駆動信号に応動して正逆反転駆動制御され、その第1方向の回転駆動により、上述したように遊星歯車クラッチ機構29を駆動制御して選択的にカメラ本体10のスプール室14内のスプール26を回転駆動して、パトローネ室12に収容された上記フィルムパトローネ(図示せず)に巻装されるフィルムを、スプール26に巻上げ給送する。
【0039】
そして、第2のモータ24は、例えば上記フィルム巻戻し検出スイッチ44がフィルム終端を検出して、その検出信号がCPU42に入力され、CPU42から反転駆動信号がモータ制御回路40に入力されると、反転されて第2方向に回転駆動される。すると、上記遊星歯車クラッチ機構29は、その遊星歯車30が図5中時計方向に公転され、図5に示すように第2の巻上げ歯車28の大歯車部282から離脱されて、そのアーム部材32が突起部33に当接した解除位置に移動され、第2のモータ24の駆動が停止される。
【0040】
ここで、遊星歯車30の歯部には、上述したように板バネ34の係止部341が弾性係合されて、その自転力が公転力に変換されると共に、該板バネ34の付勢力が、突起部方向に付勢される。これにより、上記アーム部材32は、板バネ34の付勢力によりユニットケース25の突起部33に圧接された状態で解除位置に位置決めされる。
【0041】
なお、第2のモータ24によりアーム部材32が突起部33に当接した解除位置に駆動された時、第2のモータ24の駆動は、停止信号が出るまで回転し続けて遊星歯車30が、その場で回転駆動されるが、遊星歯車30は、板バネ34の係止部341を歯部で逃がすように撓ませながら自転可能である。
【0042】
次に、上記カメラ駆動制御系におけるフィルムをフィルムパトローネに巻戻し給送する巻戻し動作について説明する。
【0043】
例えばフィルムがスプール26に全て巻き上げられると、図7に示すようにステップS1において、フィルム巻戻し検出スイッチ44がオンされる。すると、このフィルム巻戻し検出スイッチ44の検出信号がCPU42に入力され、これに応動してCPU42は、反転駆動信号を生成してモータ制御回路40に出力する。
【0044】
ここで、上記第1方向に回転駆動されてフィルム巻上げ給送を行っていた第2のモータ24が、反転されて第2方向に回転駆動される(ステップS2)。これにより、上記遊星歯車クラッチ機構29は、その太陽歯車31が反転駆動されて、遊星歯車30がアーム部材32を介してフィルム巻上げ給送位置である伝達位置から図中時計方向に公転される。この結果、遊星歯車クラッチ機構29は、その遊星歯車30が、第2の巻上げ歯車28の大歯車部282から離間されて、アーム部材32がユニットケース25の突起部33に当接される解除位置に移動される。
【0045】
この解除位置において、遊星歯車30の歯部には、板バネ34の係止部341が弾性係合される。ここで、遊星歯車30は、その歯部に弾性係合される板バネ34の係止部341により、その自転力が公転力に変換されて、突起部方向に付勢される。この状態で、CPU42は、所定時間後、停止信号をモータ制御回路40に出力し、上記第2のモータ24の駆動を停止させる(ステップS3)。この結果、遊星歯車30は、そのアーム部材32が、板バネ34の付勢力によりユニットケース25の突起部33に圧接されて位置規制された状態で、解除位置に位置決めされる。
【0046】
ここで、CPU42は、巻戻し駆動信号をモータ制御回路40に出力し、第1のモータ19をフィルム巻戻し給送モードに対応して回転駆動する。これにより、フィルム巻戻し機構22には、上記第1のモータ19の回転力が減速伝達機構17及び遊星歯車クラッチ機構18を介して伝達されて回転駆動され、パトローネ室12内に収容されたフィルムパトローネへのフィルムのフィルム巻戻しが実行される。
【0047】
このフィルム巻戻し状態において、上記フィルム移動検出手段41でフィルムの有無が検出され(ステップS5)、その検出信号がCPU42に入力される。このステップS5において、フィルムの検出信号有りを判定すると、CPU42は、再びステップS4に戻って第1のモータ19を駆動制御して、フィルム巻戻し給送が続行される。
【0048】
そして、ステップS5において、検出信号無しが判定されると、ステップS6に移行してCPU42は、停止信号を生成してモータ制御回路40に出力する。ここで、モータ制御回路40は、所定の時間経過後、第1のモータ19の駆動を停止させて、フィルム巻戻し給送が完了される。
【0049】
なお、上記フィルム巻戻し給送は、その他、図示しないフィルム巻戻し操作部が選択的に操作されてフィルム巻戻しスイッチ44がオンされた場合においても、上記ステップS1〜S8の手順で、同様に行われる。
【0050】
また、フィルムパトローネに巻装されたフィルムをスプール室14のスプール26に巻上げ給送するフィルム巻上げ動作は、巻戻し系の遊星歯車クラッチ機構18が駆動制御されてフィルム巻戻し機構22との駆動経路が断された状態で、上述したように遊星歯車クラッチ機構29の遊星歯車30が時計方向に回動されて第2の巻上げ歯車28の大歯車部282に歯合されて巻上げ駆動経路が形成され、そのスプール26が回転駆動されて実行される。
【0051】
このように、上記カメラは、板バネ34を巻上げ駆動ユニット23を選択的に駆動制御してフィルムパトローネのフィルムをカメラ本体10のスプール26に巻上げ駆動する遊星歯車クラッチ機構29の遊星歯車30の公転軌跡内に配置し、規制用突起部33を、遊星歯車30と太陽歯車31とを公転可能に連結するアーム部材32の解除位置に対応して設けて、上記遊星歯車30が伝達配置から解除位置に公転された状態で、板バネ34の係止部341が遊星歯車30の歯部に弾性係合されると共に、上記アーム部材32の側部が上記突起部33に当接するようにして、遊星歯車30の自転力を公転力に変換し、その公転力を利用して板バネ34の付勢力を遊星歯車30に付与することにより、アーム部材32を突起部33に圧接させて解除位置に位置規制するように構成した。
【0052】
これによれば、遊星歯車30の切換角度の最小限化が図れ、しかも、外部衝撃による遊星歯車30の誤動作を確実に防止することができることにより、従来のように固定歯車を遊星歯車30の公転軌跡内に配設することが無くなるため、可及的に小型化の促進を図ることができる。
【0053】
なお、上記実施の形態では、弾性部材として板バネ34を用いて構成した場合で説明したが、これに限ることなく、各種のバネ材(線材、その他)を用いて構成することが可能である。
【0054】
また、上記実施の形態では、遊星歯車30と太陽歯車31とを公転可能に連結するアーム部材32をユニットケース25の突起部33に当接させて位置規制するように構成した場合で説明したが、これに限ることなく、遊星歯車クラッチ機構29の他の構成部品を解除位置に位置規制するように構成することも可能である。
【0055】
さらに、上記実施の形態では、フィルム巻上げ系の遊星歯車クラッチ機構29に適用した場合で説明したが、これに限ることなく、フィルム巻戻し系の遊星歯車クラッチ機構18や、その他の各種のカメラ駆動機構に配設される遊星歯車クラッチ機構においても適用可能であり、いずれの場合にも同様の効果を期待することができる。
【0056】
よって、この発明は、上記実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
【0057】
例えば実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0058】
上述した実施の形態に基づいて
(1)モータの第1方向の回転によりカメラ駆動機構と歯合して上記モータの駆動力を伝達する伝達位置と、上記モータの第2方向の回転により上記カメラ駆動機構から離間して伝達を解除する解除位置と、の間を移動可能な遊星歯車を有する遊星歯車クラッチ機構と、
上記遊星歯車クラッチ機構の遊星歯車の公転軌跡内に配置されていて、上記モータの第2方向の回転による遊星歯車の公転を、上記解除位置にて規制する規制部材と、
上記遊星歯車クラッチ機構の遊星歯車の公転軌跡内に該遊星歯車と係合可能に配置されていて、上記モータの第2方向の回転により上記遊星歯車クラッチ機構が、上記解除位置へ公転移動する際に、上記遊星歯車と係合する弾性部材と、を具備し、
上記弾性部材は、上記解除位置で上記モータの回転が停止した状態では、上記遊星歯車クラッチ機構が、上記解除位置から移動しないように、該遊星歯車クラッチ機構を上記規制部材に当接させる方向に付勢し、上記モータが第1方向に回転駆動されると、上記遊星歯車クラッチ機構に対して上記解除位置から上記伝達位置への移動を許容することを特徴とするカメラを提供することができる。
【0059】
(2)モータにより駆動される太陽歯車と、該太陽歯車に歯合する遊星歯車と、該遊星歯車の公転軌跡上に配置された被駆動歯車とを備え、上記モータの第1方向の回転による上記遊星歯車の第1方向の公転移動により、該遊星歯車を、上記被駆動歯車に歯合させて回転を伝達する伝達位置と、上記モータの第2方向の回転による上記遊星歯車の第2方向の公転移動により、上記被駆動歯車から離間させて伝達を解除する解除位置とに切り換える遊星歯車クラッチ機構を有するカメラにおいて、
上記遊星歯車クラッチ機構の遊星歯車の公転軌跡内に配置されていて、上記モータの第2方向の回転による上記遊星歯車の公転を、上記解除位置にて規制する規制部材と、
上記遊星歯車クラッチ機構の遊星歯車の公転軌跡内に該遊星歯車と係合可能に配置されていて、上記解除位置で上記モータの回転が停止した状態にて上記遊星歯車クラッチ機構を、上記解除位置から移動しないように上記規制部材に当接させる方向に付勢する弾性部材と、
を具備することを特徴とするカメラを提供することができる。
【0060】
(3)モータにより駆動される太陽歯車と、該太陽歯車に歯合する遊星歯車と、該遊星歯車の公転軌跡内に配置された被駆動歯車とを備え、上記モータの第1方向の回転による上記遊星歯車の第1方向の公転移動により、該遊星歯車を、上記被駆動歯車に歯合させて回転を伝達する伝達位置と、上記モータの第2方向の回転による上記遊星歯車の第2方向の公転移動により、該遊星歯車を上記被駆動歯車から離間して伝達を解除する解除位置とに切り換える遊星歯車クラッチ機構を有するカメラにおいて、
上記遊星歯車クラッチ機構の遊星歯車の公転軌跡内に配置されていて、上記モータの第2方向の回転による上記遊星歯車の公転を上記解除位置にて規制する規制部材と、
上記遊星歯車クラッチ機構の遊星歯車の公転軌跡内に該遊星歯車と係合可能に配置されていて、上記モータの第2方向の回転により上記遊星歯車クラッチ機構が上記解除位置へ公転移動する際に、上記遊星歯車と係合しつつ弾性変形して該遊星歯車の上記解除位置への公転を許容する弾性部材と、を具備し、
上記遊星歯車クラッチ機構の遊星歯車が上記解除位置に達して上記モータの回転が停止した状態では、上記規制部材及び上記弾性部材によって上記遊星歯車が、上記解除位置に係止されていることを特徴とするカメラを提供することができる。
【0061】
(4)上記(1)(2)(3)に記載される弾性部材は、上記遊星歯車の歯部に係合する係合部を有することを特徴とするカメラを提供することができる。
【0062】
(5)上記(2)(3)において、さらに、巻上げ軸の回転駆動による少なくともフィルム巻上げ給送を行なう際には、上記被駆動歯車に連結されているフィルム巻上げ機構の巻上げ軸の回転駆動によるフィルム巻上げ給送を行なうように、上記モータの第1方向の回転により上記遊星歯車を、上記解除位置へ位置させ、また、上記巻上げ軸からフィルムパトローネヘのフィルム巻戻し駆動を行なう際には、上記モータを第2方向の回転に所定時間あるいは所定量回転させて上記遊星歯車を上記解除位置へ位置させるように、上記モータを駆動制御する制御手段を有することを特徴とするカメラを提供することができる。
【0063】
(6)上記(2)(3)に記載の弾性部材は、上記遊星歯車が、上記被駆動歯車に歯合した上記伝達位置から上記解除位置へ向かって公転され、上記被駆動歯車との歯合が解除されるのと略同時に該遊星歯車と係合するように配設されることを特徴とするカメラを提供することができる。
【0064】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、構成簡易にして、スペースをとらずに小型化の促進を図り得、且つ、確実な動作制御を実現し得るようにした駆動伝達機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るカメラの概略構成を示した分解斜視図である。
【図2】図1のフィルム駆動制御系の要部を示したブロック図である。
【図3】図1の巻上げ駆動ユニット、第2のモータ及びスプールを取出して示した分解斜視図である。
【図4】図1の巻上げ駆動ユニット及び第2のモータの組付けた状態を示した斜視図である。
【図5】図1の巻上げ駆動ユニットの遊星歯車クラッチ機構の遊星歯車が解除位置に移動された状態を示した平面図である。
【図6】図1の巻上げ駆動ユニットの遊星歯車クラッチ機構の遊星歯車が伝達位置に移動された状態を示した平面図である。
【図7】図1のフィルム巻戻し給送を説明するために示したフローチャートである。
【符号の説明】
8 … ミラー駆動機構
81 … ミラー駆動レバー
9 … シャッタチャージ機構
10 … カメラ本体
11 … ミラーボックス
12 … パトローネ室
13 … 電池室
14 … スプール室
15 … カメラ駆動機構取付台
16 … ミラー・シャッタ駆動ユニット
17 … 減速伝達機構
18 … 遊星歯車クラッチ機構
19 … 第1のモータ
191 … 接続端子
20 … メインミラー
21 … フォーカルプレンシャッタ
22 … フィルム巻戻し機構
221 … 巻戻し歯車
222 … フォーク歯車
223 … フォーク部
23 … 巻上げ駆動ユニット
24 … 第2のモータ
241 … 接続端子
25 … ユニットケース
251 … ボス
252 … 位置決めボス
26 … スプール
261 … 巻上げ歯車
27 … 第1の巻上げ歯車
271 … 小歯車部
272 … 大歯車部
28 … 第2の巻上げ歯車
281 … 小歯車部
282 … 大歯車部
29 … 遊星歯車クラッチ機構
30 … 遊星歯車
31 … 太陽歯車
311 … 小歯車部
312 … 大歯車部
32 … アーム部材
33 … 突起部
34 … 板バネ
341 … 係止部
342 … 取付部
343 … ボス孔
35 … 蓋
36 … 移動検出円板
361 … 検出パターン
37 … フォトインタラプタ
40 … モータ制御回路
41 … フィルム移動検出手段
42 … CPU
44 … フィルム巻戻し検出スイッチ
45 … 位置検出手段
Claims (3)
- モータの第1方向の回転により駆動機構と歯合して上記モータの駆動力を伝達する伝達位置と、上記モータの第2方向の回転により上記駆動機構から離間して伝達を解除する解除位置と、の間を移動可能であって、アーム部材を介して太陽歯車に連結された遊星歯車を有する遊星歯車クラッチ機構と、
上記遊星歯車が上記解除位置にある際に上記アーム部材と当接可能な位置に設けられ、上記モータの第2方向の回転による遊星歯車の公転を、上記解除位置にて規制する規制部材と、
上記遊星歯車クラッチ機構の遊星歯車の公転軌跡内に上記遊星歯車の歯と係合可能に配置されていて、上記解除位置で上記モータの回転が停止した状態にて上記遊星歯車クラッチ機構が、上記解除位置から移動しないように、上記遊星歯車クラッチ機構を、上記規制部材に当接させる方向に付勢する弾性部材と、
を具備し、
上記遊星歯車クラッチ機構の遊星歯車が上記伝達位置から上記解除位置へと公転する際に、上記遊星歯車の自転力が公転力に変換されるように上記遊星歯車と上記弾性部材とが係合することを特徴とする駆動伝達機構。 - モータの第1方向の回転により駆動機構と歯合して上記モータの駆動力を伝達する伝達位置と、上記モータの第2方向の回転により上記駆動機構から離間して伝達を解除する解除位置と、の間を移動可能であって、アーム部材を介して太陽歯車に連結された遊星歯車を有する遊星歯車クラッチ機構と、
上記遊星歯車が上記解除位置にある際に上記アーム部材と当接可能な位置に設けられ、上記モータの第2方向の回転による遊星歯車の公転を、上記解除位置にて規制する規制部材と、
上記遊星歯車クラッチ機構の遊星歯車の公転軌跡内に上記遊星歯車の歯と係合可能に配置されていて、上記モータの第2方向の回転により上記遊星歯車クラッチ機構が、上記解除位置へ公転移動する際に、上記遊星歯車と係合しつつ弾性変形して該遊星歯車の上記解除位置への公転を許容する弾性部材と、
を具備し、
上記遊星歯車クラッチ機構の遊星歯車が、上記解除位置に達して上記モータの回転が停止した状態では、上記規制部材及び上記弾性部材によって上記解除位置に係止されると共に、上記遊星歯車クラッチ機構の遊星歯車が上記伝達位置から上記解除位置へと公転する際に、上記遊星歯車の自転力が公転力に変換されるように上記遊星歯車と上記弾性部材とが係合することを特徴とする駆動伝達機構。 - 上記弾性部材は、上記遊星歯車の歯部に係合する板バネで構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の駆動伝達機構。
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