JPH065343Y2 - 容器の吊上げ具 - Google Patents

容器の吊上げ具

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JPH065343Y2
JPH065343Y2 JP8328288U JP8328288U JPH065343Y2 JP H065343 Y2 JPH065343 Y2 JP H065343Y2 JP 8328288 U JP8328288 U JP 8328288U JP 8328288 U JP8328288 U JP 8328288U JP H065343 Y2 JPH065343 Y2 JP H065343Y2
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piece
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claw
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實 岡田
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株式会社大阪タイユー
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ドラム缶等の縁付き容器の吊上げに使用する
吊上げ具に関するものである。
(従来の技術) 従来、横倒しのドラム缶を吊り上げるために第12図に
示す吊上げ具が使用されている。
該吊上げ部は、吊り環(11)に2本のアーム(2)(2)を回動
可能に枢支し、両アーム(2)の下端に爪片(3)を突設して
構成されている。
両アーム(2)はバネ(21)によって閉じ方向に付勢され、
爪片(3)(3)間の最小間隔はドラム缶(7)の長さよりも少
し小さく規制されている。
使用に際しては吊り環(11)をホイストのフック(9)に引
っ掛けて吊上げ具をドラム缶上に降ろす。
作業者が手作業によってアーム(2)を開きつつ両爪片(3)
を缶縁(71)に引っ掛け、この状態にて吊上げ具と一緒に
ドラム缶を吊り上げるのである。
(考案が解決すべき問題点) アーム(2)(2)を閉じ方向に付勢しているバネ(21)の付勢
力は、手でアーム(2)(2)の間隔を拡げることの出来る程
度の弱いものであるから、吊上げ状態にて、アーム(2)
(2)に他の物体が衝突する等による外力が作用すれば、
爪片(3)が缶縁(71)から外れる危険がある。
本考案は、アーム(2)に爪片(3)を揺動可能に配備し、爪
片(3)及び該爪片(3)と連動する押え片(42)とで容器の縁
を内と外から確実に挟圧保持できる吊上げ具を明らかに
するものである。
(問題を解決する手段) 上記目的を達するために本考案の吊上げ具は、ホイス
ト、フォークリフト等の持上げ装置に取り付けるべき取
付け部材に、2本のアームが垂直面内にて回動可能に配
備され、アームの先端に容器の縁に引っ掛かる爪片(3)
を具えた縁付き容器の吊上げ具に於て、爪片(3)はリン
ク(4)を介して進退可能にアーム(2)に取付けられ、該リ
ンク(4)には押え片(42)が突設され、リンク(4)が爪片
(3)側の枢軸(31)を中心に回転したときに、該押え片(4
2)は爪片(3)の先端に接近離間する押圧面(43)を有して
いる。
(作用及び効果) 取付け部材(1)をホイスト、フォークリフト等の持上げ
装置に取り付けて、アーム(2)を開いた状態にて吊上げ
具(8)を横倒し容器上に降ろす。
両爪片(3)を容器の縁の外に合わせて吊上げ具(8)を容器
上に載せ、この状態から吊上げ具(8)を引き上げると、
アーム(2)が閉じながら上昇し、上昇途上で爪片(3)が缶
縁に引っ掛かる。このとき、アーム(2)側のリンク(4)の
枢軸(22)が上方に引っ張られて、リンク(4)は爪片(3)側
の枢軸(31)を中心に回転し、押え片(42)の押圧面(43)を
爪片(3)の先端側に位置せしめ、押え片(42)と爪片(3)と
で缶縁を挟圧保持する。
これによって、アーム(2)に不用意に外向きの外力が作
用しても、爪片(3)が缶縁から外れることはなく、容器
の縁を確実にクランプして安全に吊上げることが出来
る。
(実施例) 次に記載する実施例は本考案を説明するためのものであ
るから、これを実用新案登録請求の範囲に記載の考案を
限定し、或は減縮する様に解すべきではない。
第1図、第2図は、吊上げ具(8)にてドラム缶を吊上げ
た状態を示している。
吊上げ具(8)は、ホイスト、フォークリフト等の持上げ
装置(図示せず)に取り付けるべき取付け部材(1)に2
本のアーム(2)(2)が垂直面内にて回動可能に配備されて
いる。
取付け部材(1)は、ホイストのフック(9)を引っ掛ける吊
り環(11)の両側面に下向きに支持板(12)(12)を平行に突
設し、支持板間に枢軸(20)(20)を設け、該枢軸(20)にて
アーム(2)の上端を垂直面内にて回動可能に支持してい
る。
一方のアーム(2)の略中央部に規制杆(5)の一端を枢支(5
4)し、他方のアーム(2)の略中央部に上向きに開いた鈎
状の受片(57)を突設して、該受片(57)に規制杆(5)を持
上げ可能に載せている。
規制杆(5)の自由端にはハンドル(50)が突設され、更に
該ハンドルに接近して下面には前記受片(57)に引っ掛か
る係合部(51)が開設されている。
係合部(51)はハンドル側の壁面は逃がし斜面(52)、他方
の壁面は規制杆(5)の軸心に略直交するストッパー面(5
3)となっており、係合部(51)に受片(57)を嵌めて吊上げ
具(8)を吊上げると、規制杆(5)のストッパー面(53)に受
片(57)が当って、両アーム(2)の間隔は一定に保たれ、
これ以下にはアーム(2)(2)は狭らないが、両アーム(2)
を開くことに支障はない。
第3図の如く、各アーム(2)の先端側には、夫々2組の
平行リンク(4)(41)を介して爪片(3)が揺動可能に配備さ
れている。
アームを貫通した2本の枢軸(22)(23)の両端と、爪片
(3)を貫通した2本の枢軸(31)(32)の両端とが、平行リ
ンク(4)(41)にて枢支連結されており、爪片(3)は平行リ
ンクの回動範囲でアーム上を揺動可能である。
平行リンク(4)(41)の内、下側リンク(4)には押え片(42)
がリンク(4)と一体に外向きに突設されている。
押え片(42)は、第4図の如く、リンク(4)が爪片側の枢
軸(31)を中心に内側に回転したとき、爪片(3)の先端に
接近する押圧面(43)を有している。
爪片(3)はバネ(6)によって引上げ方向に付勢されてお
り、第3図の如く、爪片(3)が無負荷の状態では、爪片
(3)は平行リンク(4)(41)の回動範囲内で、アーム(2)に
沿って引上げられ、このとき、押え片(42)の押圧面(43)
と爪片(3)の先端との間は解放されている。
然して、吊上げ具(8)の吊り環(11)にホイストのフック
(9)を嵌めて吊上げ具を吊し、規制杆(5)の係合部(51)を
受片(57)に嵌めて両アーム(2)を開き状態に保持する。
横倒しドラム缶上に吊上げ具(8)を降ろす。
両アーム(2)がドラム缶(7)の縁(71)を辷ってアーム(2)
の間隔が更に開く。
次で、規制杆(5)の自由端を持上げ、この状態のまま吊
上げ具(8)を吊上げる。
アーム(2)が缶縁(71)を辷って上昇し、両アームの間隔
は徐々に狭まり、爪片(3)が缶縁(71)に達すると自然に
缶縁(71)に引っ掛かる。爪片(3)をアーム(2)に取り付け
ているリンク(4)がアーム(2)によって上向きに引っ張ら
れることにより、リンク(4)は爪片(3)側の枢軸(31)を中
心に内側に回転し、押え片(42)の押圧面(43)が缶縁(71)
の外面を押圧する。これによって缶縁(71)は押え片(42)
の押圧面(43)と爪片(3)とで挟圧保持される。
従って、アーム(2)に外向きの外力が作用しても、爪片
(3)が缶縁(71)から外れることを防止出来る。
吊上げ具(8)を降ろしてドラム缶を着地せしめると爪片
(3)の負荷が解除され、爪片(3)はバネ(6)によって引上
げられ、このときリンク(4)もアーム(2)の上端側に回動
し、押え片(42)と爪片(3)との間が解放される。
吊上げ具(8)を上昇させると、缶縁(71)を辷ってアーム
(2)が角度を狭めながら持ち上がり、持上がり途上で規
制杆(5)の係合部(51)に受片(57)が嵌まる。これによっ
て両アーム(2)(2)の開き角度は一定に保たれ、更に吊上
げ具(8)を上昇させても、爪片(3)が缶縁(71)に係合する
ことはなく、吊上げ具(8)だけを上昇させることが出来
る。
第5図、第6図は、アーム(2)と爪片(3)とを押え片(42)
付きの1枚のリンク(4)のみで連繋したもので、前記同
様の効果を存す。ただしこの場合、爪片(3)に掛かる荷
重が大であると、爪片(3)が外側に開き気味になり、第
3図、第4図の場合に比べて、クランプ力は劣る。
第7図は、アーム(2)の先端内側に爪片(3)を配備した他
の実施例を示しており、アーム(2)の先端内側にリンク
(4)を介して爪片(3)を垂直面内にて揺動可能に配備して
いる。爪片(3)はバネ(6)にて引き上げ方向に付勢されて
いる。
爪片(3)が缶縁(71)に引っ掛かった状態にて、吊上げ具
(8)を上昇させると、リンク(4)が枢軸(31)を中心に外側
に回動し、前記同様にしてリンク(4)に突設された押え
片(42)の押え面(43)と爪片(3)とで缶縁(71)を挟圧す
る。
第8図、第9図は、フォークリフトのフォーク(91)に取
り付けて使用する吊上げ具(8)を示しており、取付け具
(8)の取付け部材(1)は、フォークリフトのフォーク(91)
が嵌まる鞘体(10)に形成され、該鞘体(10)に2本のアー
ム(2)を垂直面内にて回動可能に枢支して構成されてい
る。
アーム(2)に平行リンク(4)(41)を介して爪片(3)を取り
付ける点、下側リンク(4)に押え片(42)を突設した点は
前記第1図、第3図の吊上げ具と同じである。
第10図、第11図は規制杆(5)とアーム上の受片(57)
の他の実施例を示しており、第10図の場合、規制杆
(5)の下面に係合部(51)を突設し、該係合部(51)にアー
ム(2)上の軸状受片(57)がアームの開き方向に対して滑
ることを許す逃し斜面(52)及びアームの閉じ方向に対し
て受片(57)の辷りを阻止するストッパー面(53)を形成し
ている。
第11図の場合、規制杆(5)の下面に軸状係合部(51)を
突設し、アーム上の受片(57)にはアームの開き方向に対
して係合部(51)の辷りを許す逃し斜面(52)及びアームの
閉じ方向に対して係合部(51)の滑りを阻止するストッパ
ー面(53)を形成している。
図面及び上記実施例の説明は、本考案を説明するための
ものであって、実用新案登録請求の範囲に記載の考案を
限定し、或は範囲を減縮するものでない。
【図面の簡単な説明】
第1図は吊上げ具の正面図、第2図は吊上げ具の側面
図、第3図は爪片と押え片との間が解放された状態の部
分拡大正面図、第4図は爪片と押え片とで缶縁を挟圧し
た状態の部分拡大正面図、第5図は他の実施例の部分拡
大正面図、第6図は第5図の実施例に於て爪片と押え片
とで缶縁を挟圧した状態の部分拡大正面図、第7図はア
ームの内面に爪片を取り付けた他の実施例の部分拡大正
面図、第8図はフォークリフト取付け用の吊上げ具の他
の実施例の正面図、第9図は同上の側面図、第10図、
第11図は規制杆の係合部とアームの受片の他の実施例
を示す部分拡大正面図、第12図は従来例の正面図であ
る。 (1)……取付け部材、(2)……アーム (4)……リンク

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホイスト、フォークリフト等の持上げ装置
    に取り付けられるべき取付け部材に2本のアームが垂直
    面内にて回動可能に配備され、アームの先端に容器の縁
    に引っ掛かる爪片を具えた容器の吊上げ具に於て、爪片
    (3)はリンク(4)を介して進退可能にアーム(2)に取り付
    けられ、該リンク(4)に押え片(42)が突設され、該押え
    片(42)はリンク(4)が爪片(3)側の枢軸(31)を中心に回転
    したときに爪片(3)の先端に接近離間する押圧面(43)を
    有しており、容器の吊上げ時に、爪片(3)に連動して押
    え片(42)が回動し、爪片(3)と押圧面(43)とで容器の縁
    を挟圧することを特徴とする容器の吊上げ具。
  2. 【請求項2】一方のアーム(2)の中間部に規制杆(5)の一
    端が回動可能に枢支され、他方のアーム(2)の中間部に
    規制杆を上方から着脱可能に載せる受片(57)が設けら
    れ、規制杆の自由端側の下面には受片(57)に係合可能な
    係合部(51)が設けられ、係合部(51)又は受片(57)には両
    者の(57)の係合状態にて、アームの開き方向に対しては
    相手部材のりを許容する斜面(52)及びアーム(2)の閉じ
    方向に対しては相手部材の滑りを阻止するストッパー面
    (53)を形成している実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載の容器の吊上げ具。
JP8328288U 1988-06-23 1988-06-23 容器の吊上げ具 Expired - Lifetime JPH065343Y2 (ja)

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CN110054080A (zh) * 2019-02-21 2019-07-26 中国铁建重工集团有限公司道岔分公司 辙叉起吊夹具
CN114655826B (zh) * 2022-03-26 2024-05-24 安徽九华水安集团有限公司 一种水利工程用混凝土施工装置

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