JP2598673B2 - ウィンチ等のトップフック装置 - Google Patents

ウィンチ等のトップフック装置

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JP2598673B2
JP2598673B2 JP9857288A JP9857288A JP2598673B2 JP 2598673 B2 JP2598673 B2 JP 2598673B2 JP 9857288 A JP9857288 A JP 9857288A JP 9857288 A JP9857288 A JP 9857288A JP 2598673 B2 JP2598673 B2 JP 2598673B2
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歩 宮本
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株式会社富士製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、重量物を吊り上げるための巻上げ機等
(いわゆるホイストを含む、以下、単に、ウィンチ等と
いう)において、使用時に、その本体(以下、ウィンチ
本体という)を固定するための、ウィンチ等のトップフ
ック装置に関する。
従来技術 ウィンチ本体の上部にトップフックを備えたウィンチ
等が広く使用されている。すなわち、適宜の部材にトッ
プフックを係合してウィンチ本体を固定し、先端にボト
ムフックを備えるワイヤまたはチェーンを下方に垂下し
た後、このワイヤまたはチェーンを巻き上げることによ
って、ボトムフックに吊り下けた重量物を吊り上げるこ
とができるものである。また、ウィンチ等は、単に、鉛
直方向に重量物を吊り上げる場合の他に、重量物を水平
方向または斜め方向に移動する用途にも広く応用すると
ができる。
かかるウィンチ等におけるトップフック装置として
は、ボトムフックと同形のものを使用するのが普通であ
る(第5図)。すなわち、鈎型のフック本体THを、ウィ
ンチ本体WHの上端部に、揺動部材TH1を介して揺動自在
に取り付けるとともに、フック本体THの基部に安全止め
金TH2を装着し、安全止め金TH2は、図示しないばねによ
って、常時、フック本体THの口部THaを閉塞する状態に
保持されている(同図の実線)。そこで、フック本体TH
を適当な円形部材Bに係合するに際しては、安全止め金
TH2は、同図中二点鎖線で示す角度に押し込まれて、口
部THaを開くことができる一方、その後は、同図中実線
で示す角度に自動復帰することによって口部THaを閉じ
るので、フック本体THが部材Bから不用意に外れてしま
う事故を未然に防止することができるものである。
発明が解決しようとする課題 而して、かかる従来技術によるときは、安全止め金の
操作が煩雑であるという欠点が避けられないものであ
る。すなわち、従来の安全止め金は、ばねによって、常
時、フック本体の口部を閉塞する状態に保持されている
から、フック本体を円形部材に係合するときには、円形
部材によって押し開くことがで、何ら支障がない。しか
しながら、作業が完了して、フック本体を円形部材から
取り外すに際しては、手指等によって、安全止め金を開
操作する必要があり、このときは、狭い口部の場所にお
いて、安全止め金に対し、ばねの抗力以上の力を加えな
ければならないので、極めて操作がし難いのみならず、
ときとして、手指に思わぬ怪我をすることも少なくなか
った。また、この安全止め金は、フック本体の口部に装
着されているので、フック本体の口径を狭くしてしまう
という問題もあった。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に
鑑み、安全止め金をフック体の頂部に回動自在の取り付
けるとともに、フック本体とともに、その形状を変更す
ることによって、操作が極めて簡単である上に、フック
本体の口径を狭くしてしまうおそれがないようにした、
新規の、ウィンチ等のトップフック装置を提供すること
にある。
課題を解決するための手段 かかる目的の達成するためのこの発明の構成は、フッ
ク本体と、安全止め金とを備え、前者は、棒材をU字型
に屈曲した上、さらに鈎形に成形し、後者は、前者の頂
部に回動自在に装着するとともに、垂下位置にあるとき
に、前者に係合する円形部材の半周以上を取り巻く湾曲
部を形成したことをその要旨とする。
なお、安全止め金は、背面側に操作片を付設すること
ができ、さらに、フック本体は、揺動部材を介してウィ
ンチ本体の上部に取り付けるとともに、揺動部材は、係
脱自在の揺動制御機能を備えるようにしてもよいものと
する。
作 用 而して、この構成によるときは、フック本体を円形部
材に係合するに際しては、安全止め金は、後方に回転し
て退避することにより、フック本体の口部を全面的に開
くことができる。また、フック本体を円形部材に係合し
たときには、安全止め金を前方に回転して垂下位置に移
動すれば、湾曲部が、円形部材の半周以上を取り巻くよ
うにして口部を閉塞するので、フック本体が円形部材か
ら不用意に外れてしまうおそれがない。
フック本体を円形部材から取り外すに際しては、垂下
位置にある安全止め金を、再び、上方から後方に回転さ
せて退避させればよい。
なお、安全止め金の背面側に操作片を付設するとき
は、垂下位置にある安全止め金を退避させる際に、この
操作片を介して行なうことができるので操作が一層容易
である上、フック本体を円形部材に係合するときは、円
形部材によって操作片が押し上げられ、安全止め金が上
方に回転するので、その後の垂下位置への回転移動操作
も極めて軽快に行なうことができる。
さらに、フック本体を、揺動制御機構を備えた揺動部
材を介して取り付けるときは、フック本体は、揺動制御
機構を作動させることにより、ウィンチ本体に対して、
起倒不能の状態とすることができ、これを解除すること
により、起倒自在の状態に切り換えることができる。
以上のように作用するものである。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
ウィンチ等のトップフック装置は、フック本体11と、
安全止め金21とを備えてなる(第1図、第2図)。
フック本体11は、棒材をU字型に屈曲し、さらに、こ
れを鈎型に成形してなり、その両側の基端部には、それ
ぞれ、ねじ部11aを設けてある。フック本体11の頂部に
は、軸12が横架してあり、さらに、その後方には、棒状
のストッパ13が横架してある。
安全止め金21は、先端部に、略J字型の湾曲部21aを
形成するとともに、基部をリング状に丸めることによ
り、軸12のまわりに回動自在に嵌合して装着した板状部
材である。安全止め金21の背面側には、鈍角に折り曲げ
た板材からなる操作片22が付設してある。安全止め金21
は、止め輪12a、12aによって、軸12の長手方向の移動を
拘束されている(第3図)。
安全止め金21は、その垂下位置にあるときは、湾曲部
21aが、フック本体11に係合する円形部材Bの半周以上
を取り巻くものとし(第2図)、その上方から後方に退
避するときは、その背面側がストッパ13に当接して停止
するものとする。
フック本体11の基端部は、二重ナット11b、11b…を介
して、揺動部材31に螺着されている(第2図、第3
図)。ただし、揺動部材31は、両側に脚部31a、31aを設
けてコ字形に折り曲げ成形した板材であって、その内面
には、補強板32が裏打ちされている。
揺動部材31は、ウィンチ本体WHの上部に揺動自在に取
り付けられている。すなわち、ウィンチ本体WHの上面に
は、一対のベースWH1、WH1を突設し(第1図、第3
図)、ベースWH1、WH1に架設した軸33を介して、揺動部
材31の両脚部31a、31aを枢支している。脚部31a、31aの
両外側に突出する軸33には、ワシャ33a、止め輪33bを装
着し、軸33、揺動部材31の脱落を防止している。
一方の脚部31aの外側面には、台座31bを突設し、これ
を介して、蝶ナット34が螺入してある。蝶ナット34は、
その周側部が、ベースWH1の上面にほぼ接する高さ位置
にあるものとし(第3図)、その先端部は、ベースWH1
の上方に突出するまでねじ込むことができるものとす
る。
フック本体11を円形部材Bに係合して、ウィンチ本体
WHを固定するに際しては、まず、安全止め金21を後方に
跳ね上げて退避する(第2図の二点鎖線)。このとき、
安全止め金21の背面側は、ストッパ13に当接する一方、
操作片22は、フック本体11の内側において、下方に向け
て垂下する。また、フック本体11の口部11cは、全面的
に開かれた状態となっている。
つづいて、口部11cを介して、円形部材Bの斜め上方
から、フック本体11を被せるようにウィンチ本体WHを移
動して、フック本体11を円形部材Bに係合する。このと
き、円形部材Bは、操作片22を押し上げるから、安全止
め金21は、その背面側がストッパ13から離れ、斜め後方
に立ち上る(同図の実線)。そこで、安全止め金21を手
指で前方側に軽く押しやれば、安全止め金21は、自重に
よって軸12のまわりを回転して(同図の矢印K方向)、
その垂下位置をとることができる(同図の一点鎖線)。
安全止め金21が垂下位置にあるときは、その湾曲部21
aは、円形部材Bの半周以上を取り巻き、フック本体11
の口部11cを完全に閉塞するので、、フック本体11が円
形部材Bから不用意に外れるおそれはなく、以後、安全
にウィンチを使用することができる。
作業が終了して、フック本体11を円形部材Bから取り
外すときは、まず、操作片22に手指を掛けて、安全止め
金21を後方に引き起す(第2図の矢印Kの逆方向)。こ
れによって、口部11cを開くことができるから、つづい
て、ウィンチ本体WHを持ち上げるようにして、フック本
体11を円形部材Bから外せばよい。円形部材Bがフック
本体11から離脱すれば、これに伴って、安全止め金21
は、その自重により、ストッパ13に当接するまで後方に
回転して退避する。
揺動部材31の外側面の蝶ナット34は、軸33のまわりの
揺動部材31の揺動範囲を規制する(第4図)。いま、蝶
ナット34の先端部をベースWH1の上方に突出せしめたと
き、その周側部とベースWH1の上面との最大間隙をdと
すれば、揺動部材31は、軸33を中心として、d=0とな
る角度θ1、θ2の範囲で揺動することができる。そこ
で、d≒0にとれば、角度θ1、θ2を小さくすること
ができるから、そのときのフック本体11は、ほぼ一定の
起立角度で固定することができる。一方、蝶ナット34の
先端部がベースWH1の上方に突出しないように、蝶ナッ
ト34を充分に緩めれば、揺動部材31の揺動範囲は、蝶ナ
ット34によって規制されることがなくなるから、フック
本体11は、自由に起倒可能となる。すなわち、蝶ナット
34は、揺動部材31とフック本体11とに対し、係脱自在の
揺動制限機構を形成するものである。
一般に、フック本体11は、円形部材Bに対して掛け外
し操作をする際には、一定角度で起立して、起倒不能で
ある方が容易に作業をすることができ、ウィンチ使用中
には、負荷方向に変動に円滑に追随するために、起倒自
在である方がよい。そこで、蝶ナット34は、ウィンチの
使用の前後には、これを締め込んで、揺動制限機構を作
動せしめるようにし、また、ウィンチの使用中は、これ
を緩めて、その機能を解除することが好ましい。
フック本体11は、U字形の棒材を鈎形に形成したもの
であるから、円形部材Bに対しては、間隔Dの2点を介
して接し、ウィンチにかかる荷重を支承することになる
(第3図)。よって、フック本体11は、円形部材Bに対
してほぼ1点で接する従来のものに比して、格段に安定
に、ウィンチを固定することができる。
また、安全止め金21は、その垂下位置では、円形部材
Bの半周以上を取り巻くので、フック本体11の鈎形が、
その奥部から口部11cにかけて一様に拡がる山形であっ
ても(第2図)、円形部材Bが不用意に外れることをよ
く防止することができる。したがって、安全止め金21が
フック本体11の頂部に取り付けられていることと相俟っ
て、口部11cは、充分に広くとることができるものであ
る。
発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、フック本体
と、フック本体の頂部に回動自在に装着した安全止め金
とを備え、安全止め金は、垂下位置にあるときに、フッ
ク本体に係合する円形部材の半周以上を取り巻く湾曲部
を形成することによって、安全止め金は、狭い口部に装
着するものでなく、しかも、ばねを使用しないので、そ
の開閉操作は極めて簡単であり、しかも、口径を狭くし
てしまうおそれが全くないという優れた効果がある。
また、係脱自在の揺動規制機構を備えた揺動部材を介
して全体を取り付けることによって、必要に応じ、起倒
自在の状態と、起倒不能の状態とに簡単に切り換えて使
用することができるという優れた効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は実施例を示し、第1図は全体斜視
図、第2図は一部破断側面説明図、第3図は正面説明
図、第4図は要部動作説明図である。 第5図は従来例を示す側面説明図である。 WH……ウィンチ本体 B……円形部材 11……フック本体 21……安全止め金 21a……湾曲部 22……操作片

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒材をU字形に湾曲し、さらに、鈎型に形
    成してなるフック本体と、該フック本体の頂部に回動自
    在に装着した安全止め金とを備え、該安全止め金は、垂
    下位置にあるときに、前記フック本体に係合する円形部
    材の半周以上を取り巻く湾曲部を形成したことを特徴と
    するウィンチ等のトップフック装置。
  2. 【請求項2】前記安全止め金は、背面側に操作片を付設
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のウィ
    ンチ等のトップフック装置。
  3. 【請求項3】前記フック本体は、揺動部材を介してウィ
    ンチ本体の上部に取り付ける一方、前記揺動部材は、係
    脱自在の揺動制限機構を備えることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項または第2項記載のウィンチ等のトップ
    フック装置。
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