JPH065337Y2 - フック - Google Patents
フックInfo
- Publication number
- JPH065337Y2 JPH065337Y2 JP1987033196U JP3319687U JPH065337Y2 JP H065337 Y2 JPH065337 Y2 JP H065337Y2 JP 1987033196 U JP1987033196 U JP 1987033196U JP 3319687 U JP3319687 U JP 3319687U JP H065337 Y2 JPH065337 Y2 JP H065337Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- ladle
- hook block
- block
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はクレーンのフックブロックのフック端部を一定
方向に指向させる為のフックの改良に関するものであ
る。
方向に指向させる為のフックの改良に関するものであ
る。
従来、製鋼工場においてクレーンで取鍋を吊りあげて鋳
型内へ注入し終え取鍋内に残った溶滓を排出した後、地
上又は架台へ仮置きするが、クレーン吊りビームとフッ
クブロックに吊持した取鍋において、取鍋を傾転させる
ために取鍋底部に設けられたアイロッドの中空部に掛け
たフックブロックのみを外す目的で、第3図に示す如く
B点からB′点に降下させた後、巻上げを行うが、フッ
クブロックのフックはB点で再度アイロッドの中空部に
引っ掛ける。
型内へ注入し終え取鍋内に残った溶滓を排出した後、地
上又は架台へ仮置きするが、クレーン吊りビームとフッ
クブロックに吊持した取鍋において、取鍋を傾転させる
ために取鍋底部に設けられたアイロッドの中空部に掛け
たフックブロックのみを外す目的で、第3図に示す如く
B点からB′点に降下させた後、巻上げを行うが、フッ
クブロックのフックはB点で再度アイロッドの中空部に
引っ掛ける。
従って、アイロッドの中空部に掛けたフックブロックの
取外しは吊りビームとフックブロックに吊持した取鍋を
地上又は架台着床前(約50m)まで巻下げし、次にア
イロッドの中空部からフックブロックを巻下げて外し、
玉掛者はフックブロックのフックを180度回転させ、
次にフックブロックを巻上げる。以上の動作で行ってい
る。
取外しは吊りビームとフックブロックに吊持した取鍋を
地上又は架台着床前(約50m)まで巻下げし、次にア
イロッドの中空部からフックブロックを巻下げて外し、
玉掛者はフックブロックのフックを180度回転させ、
次にフックブロックを巻上げる。以上の動作で行ってい
る。
上記従来の取鍋のアイロッド中空部からのフックブロッ
ク外しは次記する問題がある。
ク外しは次記する問題がある。
取鍋底部に設けられたアイロッドの中空部に引っ掛けた
フックブロックのフック外しを上空中で行えばフックブ
ロック降下後の巻上げ時間を省くことができる。このた
め、フックブロックが上空中で離脱出来るようにするこ
とが要望されていた。
フックブロックのフック外しを上空中で行えばフックブ
ロック降下後の巻上げ時間を省くことができる。このた
め、フックブロックが上空中で離脱出来るようにするこ
とが要望されていた。
しかし、現状は取鍋底部に設けられたアイロッドの中空
部に引っ掛けたフックブロックのフック外しは地上又は
架台位置まで巻下げるため、巻下げ動作及びフックブロ
ック外し動作及びフックブロック最上部巻上げ動作等を
強いられるのでロス時間となると共に、アイロッドの中
空部からフックブロックを外す際、玉掛者は取鍋近傍作
業となるため取鍋の上部渕回りの塊片等が落下し、玉掛
者に対して極めて危険でる。
部に引っ掛けたフックブロックのフック外しは地上又は
架台位置まで巻下げるため、巻下げ動作及びフックブロ
ック外し動作及びフックブロック最上部巻上げ動作等を
強いられるのでロス時間となると共に、アイロッドの中
空部からフックブロックを外す際、玉掛者は取鍋近傍作
業となるため取鍋の上部渕回りの塊片等が落下し、玉掛
者に対して極めて危険でる。
したがって一定な方向に指向するフックを設ける成ら
ば、前記危険を排除できる一定な方向を指向するフック
としては特公昭60−4119号に開示されている。
ば、前記危険を排除できる一定な方向を指向するフック
としては特公昭60−4119号に開示されている。
前記した特公昭60−4119号に開示されているフッ
クを用いて取鍋を傾転させる際、フックの構造はハンガ
ープレートの側板にフックを常に傾ける為の構造であ
る。そのために吊り上げ時にフックに掛かる荷重の作用
点と、アイロッド軸及び下部シーブ軸に掛かる荷重の作
用点が鉛直線上ない。この今為吊り上げる瞬間に過大な
荷重がワイヤーロープに掛り揺動してロープの損傷原因
となっていた。
クを用いて取鍋を傾転させる際、フックの構造はハンガ
ープレートの側板にフックを常に傾ける為の構造であ
る。そのために吊り上げ時にフックに掛かる荷重の作用
点と、アイロッド軸及び下部シーブ軸に掛かる荷重の作
用点が鉛直線上ない。この今為吊り上げる瞬間に過大な
荷重がワイヤーロープに掛り揺動してロープの損傷原因
となっていた。
更に、釣り荷が掛かった状態でもフックを常に傾かせる
ために固定片を取付けたハンガープレイト側板の安全強
度を確保するにはハンガープレイトを大きくする必要が
ある。
ために固定片を取付けたハンガープレイト側板の安全強
度を確保するにはハンガープレイトを大きくする必要が
ある。
以上の問題点を解決するために本考案は2枚一対のハン
ガープイレト間に固定した固定金具とトラニオンに固定
した固定金物とをスプリングで張架し、トラニオン及び
トラニオンと一体となったフックに3度から10度の角
度を設けてなるものである。
ガープイレト間に固定した固定金具とトラニオンに固定
した固定金物とをスプリングで張架し、トラニオン及び
トラニオンと一体となったフックに3度から10度の角
度を設けてなるものである。
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示す如くフックブロック10の2枚1対のハン
ガープレート1,1′間に保持金具3を固設し、保持金
物3の有する掛金物5にスプリング7の片端を掛けると
共に残りの片端をトラニオン2に固設した固定金具5の
オネジ棒6に掛け、回動自在のトラニオン2を常に3〜
10度の角度を取る。フック8と一体となっている内縁
端部9は、例えばC地点に位置していてもフック8の重
心位置GがG′位置に移動するからC′位置に向きを変
える。
ガープレート1,1′間に保持金具3を固設し、保持金
物3の有する掛金物5にスプリング7の片端を掛けると
共に残りの片端をトラニオン2に固設した固定金具5の
オネジ棒6に掛け、回動自在のトラニオン2を常に3〜
10度の角度を取る。フック8と一体となっている内縁
端部9は、例えばC地点に位置していてもフック8の重
心位置GがG′位置に移動するからC′位置に向きを変
える。
次に使用方法について述べると、第2図に示す如く、主
巻ビーム12と補巻フックブロック10に吊持した取鍋
11を傾転させるために取鍋底部に設けられたアイロッ
ドの中空部に引っ掛けてある補巻フックブロック10の
離脱は、A点からA′に巻下げると上記の原理でフック
は180度自転後に停止し、次にA′点からA″点に巻
上げを行う。
巻ビーム12と補巻フックブロック10に吊持した取鍋
11を傾転させるために取鍋底部に設けられたアイロッ
ドの中空部に引っ掛けてある補巻フックブロック10の
離脱は、A点からA′に巻下げると上記の原理でフック
は180度自転後に停止し、次にA′点からA″点に巻
上げを行う。
2枚一対のハンガープレート間に固定した保持金具とト
ラニオンに固定した固定金具とスプリングで張架するこ
とによって、釣り荷が掛かった時にフックに掛かる中心
荷重とハンガープレートに掛かる荷重が鉛直線上に有る
のでワイヤーロープに異常な力が作用しないからロープ
寿命の延長が図られる。
ラニオンに固定した固定金具とスプリングで張架するこ
とによって、釣り荷が掛かった時にフックに掛かる中心
荷重とハンガープレートに掛かる荷重が鉛直線上に有る
のでワイヤーロープに異常な力が作用しないからロープ
寿命の延長が図られる。
取鍋を吊り上げた状態でフックブロックのフックを外す
ことができるので玉掛作業員が不要となり、作業上の安
全性が向上すると共にフックブロックの巻下げ、巻上げ
動作が不必要となり、作業時間の短縮を図ることができ
る。
ことができるので玉掛作業員が不要となり、作業上の安
全性が向上すると共にフックブロックの巻下げ、巻上げ
動作が不必要となり、作業時間の短縮を図ることができ
る。
第1図は本考案に係るフックブロックの斜視図、第2図
は使用例における全体の側面図、第3図は従来の全体側
面図。 1……ハンガープレート、2……トラニオン、3……保
持金具、4……固定金具、5……掛金物、6……オネジ
棒、7……スプリング、8……フック、9……内縁端
部、10……フックブロック、11……取鍋、12……
吊りビーム、13……アイロッド。
は使用例における全体の側面図、第3図は従来の全体側
面図。 1……ハンガープレート、2……トラニオン、3……保
持金具、4……固定金具、5……掛金物、6……オネジ
棒、7……スプリング、8……フック、9……内縁端
部、10……フックブロック、11……取鍋、12……
吊りビーム、13……アイロッド。
Claims (1)
- 【請求項1】クレーンのフックを一定方向の指向させる
機構に於いて、2枚一対のハンガープレート間に固定し
た保持金具とトラニオンに固定した固定金具とをスプリ
ングで張架することを特徴とするフック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987033196U JPH065337Y2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 | フック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987033196U JPH065337Y2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 | フック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63142379U JPS63142379U (ja) | 1988-09-20 |
JPH065337Y2 true JPH065337Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=30840580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987033196U Expired - Lifetime JPH065337Y2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 | フック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065337Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS604119A (ja) * | 1983-06-22 | 1985-01-10 | Sogo Yatsukou Kk | パンテテイン−s−スルホン酸塩粉末を製造する方法 |
-
1987
- 1987-03-09 JP JP1987033196U patent/JPH065337Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63142379U (ja) | 1988-09-20 |
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