JPS604119A - パンテテイン−s−スルホン酸塩粉末を製造する方法 - Google Patents
パンテテイン−s−スルホン酸塩粉末を製造する方法Info
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- JPS604119A JPS604119A JP11098283A JP11098283A JPS604119A JP S604119 A JPS604119 A JP S604119A JP 11098283 A JP11098283 A JP 11098283A JP 11098283 A JP11098283 A JP 11098283A JP S604119 A JPS604119 A JP S604119A
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- sulfonate
- directly
- aqueous solution
- pantetheine
- pantethine
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、医薬品、化粧料として有用なパンチナイン−
8−スルホン酸塩を粉末化するための工業的方法に関す
るものである。
8−スルホン酸塩を粉末化するための工業的方法に関す
るものである。
パンテティン−8−スルホン酸塩は次の式で示される化
合物であって、 CH3 HOCR2CCH(0H)C0NHCHt CH2C0
NHCHt CH2S 505MCH3 (式中、Mはアルカリ金属または1/2アルカリ土類金
属を表わす。) 脂質代謝改善薬、ピヒズス因子等として非常に有用な医
薬用途を有する物質であシ、例えば、パントテン酸塩と
2−アミノエタンチオール硫酸とを、カルボジイミド及
び反応促進剤としてのN−ヒドロキシ化合物の存在下で
反応させ、イオン交換樹脂を用いて精製することによシ
、高純度のものが工業的に得られるようになった。
合物であって、 CH3 HOCR2CCH(0H)C0NHCHt CH2C0
NHCHt CH2S 505MCH3 (式中、Mはアルカリ金属または1/2アルカリ土類金
属を表わす。) 脂質代謝改善薬、ピヒズス因子等として非常に有用な医
薬用途を有する物質であシ、例えば、パントテン酸塩と
2−アミノエタンチオール硫酸とを、カルボジイミド及
び反応促進剤としてのN−ヒドロキシ化合物の存在下で
反応させ、イオン交換樹脂を用いて精製することによシ
、高純度のものが工業的に得られるようになった。
しかしながら、パンテティン−8−スルホン酸塩は、そ
の物性として常温、無水状態では無定形粉末であるが、
水分を吸収するとガラス状ないしアメ状になるという欠
点を有する。
の物性として常温、無水状態では無定形粉末であるが、
水分を吸収するとガラス状ないしアメ状になるという欠
点を有する。
このような状態では、運搬、移動に手間がかかるだけで
はなく、医薬製剤化にも多大な労力を必要とするので、
およそ医薬品原料としては好ましいものではない。
はなく、医薬製剤化にも多大な労力を必要とするので、
およそ医薬品原料としては好ましいものではない。
したがって、通常の合成法によりs造した水分を含む製
品を粉末とするためには、きわめて低い含水率の製品と
しなければならない。そのために、周囲の雰囲気を可及
的完全に乾燥せしめること−が一つの解決策として挙げ
られるが、本化合物中の酸アミド結合を切断しないため
には低温で乾燥状態を維持しなければならず、こうなる
と実験室規模では可能かもしれないが、工業的規模では
もはや実質的に不可能である。
品を粉末とするためには、きわめて低い含水率の製品と
しなければならない。そのために、周囲の雰囲気を可及
的完全に乾燥せしめること−が一つの解決策として挙げ
られるが、本化合物中の酸アミド結合を切断しないため
には低温で乾燥状態を維持しなければならず、こうなる
と実験室規模では可能かもしれないが、工業的規模では
もはや実質的に不可能である。
また、減圧のもとで、外温50℃以下で加熱しながら、
固形物の分散、撹拌を繰シ返し、粉末化する方法がある
が、この方法も、上記と同じく、実験室規模でのみ可能
であシ、大量生産の場合には固形物の分散が非常に大き
な問題点となシ、工業化することは非常に困難である。
固形物の分散、撹拌を繰シ返し、粉末化する方法がある
が、この方法も、上記と同じく、実験室規模でのみ可能
であシ、大量生産の場合には固形物の分散が非常に大き
な問題点となシ、工業化することは非常に困難である。
本発明者らは、粉末化が非常に困難なパンテティン−8
−スルホン酸塩の効率のよい乾燥方法について鋭意研究
をかさねた結果、凍結乾燥法に着目するにいたり、その
条件を詳細に検討、研究して効率よく優れた粉末製品を
得ることに成功したのである。
−スルホン酸塩の効率のよい乾燥方法について鋭意研究
をかさねた結果、凍結乾燥法に着目するにいたり、その
条件を詳細に検討、研究して効率よく優れた粉末製品を
得ることに成功したのである。
すなわち本発明は、パンテティン−8−スルホン酸塩の
水溶液を製造し、これをそのまま凍結乾燥することを特
徴とするパンテティン−8−スルホン酸塩粉末の製造方
法である。
水溶液を製造し、これをそのまま凍結乾燥することを特
徴とするパンテティン−8−スルホン酸塩粉末の製造方
法である。
本発明方法においては、出発物質であるパンテティン−
8−スルホン酸塩は水溶液として用いるものである。し
たがって、合成経路から得られた状態のものを、単離し
たり結晶化したりする特別な処理を施することなくその
まま直接利用できるので、工業的な方法としては極めて
有利である。
8−スルホン酸塩は水溶液として用いるものである。し
たがって、合成経路から得られた状態のものを、単離し
たり結晶化したりする特別な処理を施することなくその
まま直接利用できるので、工業的な方法としては極めて
有利である。
その濃度は、5〜50チ程度でよいが、10〜60チ程
度に調整するのが好適である。
度に調整するのが好適である。
このようにして調製した水溶液をそのまま凍結乾燥する
のであるが、凍結乾燥は常法とおシに行えばよく、特別
な配慮を払う必要がない点も本発明のすぐれた特徴の1
つである。凍結乾燥するに当っては、市販の凍結乾燥機
をそのまま使用することができ、凍結温度は一10℃以
下、好ましくは−20−−30℃、真空度は0.1〜0
.2 Torr以上で操作するのがよく、乾燥時間は7
〜20とするのが好ましい。
のであるが、凍結乾燥は常法とおシに行えばよく、特別
な配慮を払う必要がない点も本発明のすぐれた特徴の1
つである。凍結乾燥するに当っては、市販の凍結乾燥機
をそのまま使用することができ、凍結温度は一10℃以
下、好ましくは−20−−30℃、真空度は0.1〜0
.2 Torr以上で操作するのがよく、乾燥時間は7
〜20とするのが好ましい。
本発明方法は、従来の方法に比べて、低温度で乾燥する
ため、酸アミド結合が分解する懸念がないこと、固形物
の分散の必要性のないこと、製品の形状が好ましいこと
、乾燥状態の経時変化が小さいことなど、パンテティン
−8−スルホン酸塩の乾燥法として非常にすぐれている
。そのうえ、本発明方法は、パンテティン−8−スルホ
ン酸塩を水溶液の形にして使用するものであるので、合
成経路から得られた反応混合物をそのまま直接凍結乾燥
することができるため、反応生成物を単離する必要がな
く、操作が極めて簡単で特に工業的方法としてすぐれて
いる。また、凍結乾燥処理するに先立ち、予備凍結後、
それを粉砕したシするという予備処理をしてもよい。
ため、酸アミド結合が分解する懸念がないこと、固形物
の分散の必要性のないこと、製品の形状が好ましいこと
、乾燥状態の経時変化が小さいことなど、パンテティン
−8−スルホン酸塩の乾燥法として非常にすぐれている
。そのうえ、本発明方法は、パンテティン−8−スルホ
ン酸塩を水溶液の形にして使用するものであるので、合
成経路から得られた反応混合物をそのまま直接凍結乾燥
することができるため、反応生成物を単離する必要がな
く、操作が極めて簡単で特に工業的方法としてすぐれて
いる。また、凍結乾燥処理するに先立ち、予備凍結後、
それを粉砕したシするという予備処理をしてもよい。
しかも、本発明方法によって得られた粉末は、水分含量
が極端に低くて高い乾燥状態を示すのみでなく、その純
度も極めて高く医薬品として使用するのに特に好適であ
る。
が極端に低くて高い乾燥状態を示すのみでなく、その純
度も極めて高く医薬品として使用するのに特に好適であ
る。
以下、実施例を記述する。
実施例1゜
パントテン酸カルシウム11.9,9.2−アミノ”
タ” チオール硫[1s、 2517.1−ヒドロキシ
ベンゾトリアシー#6.76.9をピリジン1.00
tnll、水15 rrJの混合溶媒に溶解させた後、
ジシクロヘキシルカルボジイミド10.8.!i’とピ
リジン25m1lの溶液を10℃以下で加え、10℃付
近で1時間1.型温で一夜、反応させる。溶媒を減圧下
で留去し、その残渣に水50 ynllを加え、析出結
晶を涙去する。ヂ液に残存するピリジンを水との共沸に
よシ完全に留去する。その残液に水50 mlを入れ冷
却後、析出結晶を炉去し、クロロホルム20 pnll
で2回洗浄する。
タ” チオール硫[1s、 2517.1−ヒドロキシ
ベンゾトリアシー#6.76.9をピリジン1.00
tnll、水15 rrJの混合溶媒に溶解させた後、
ジシクロヘキシルカルボジイミド10.8.!i’とピ
リジン25m1lの溶液を10℃以下で加え、10℃付
近で1時間1.型温で一夜、反応させる。溶媒を減圧下
で留去し、その残渣に水50 ynllを加え、析出結
晶を涙去する。ヂ液に残存するピリジンを水との共沸に
よシ完全に留去する。その残液に水50 mlを入れ冷
却後、析出結晶を炉去し、クロロホルム20 pnll
で2回洗浄する。
水層を弱塩基性アニオン交換樹脂(ダイヤイオンWA−
21) (0H−)型20 mllに通液後、強酸性カ
チオン交換樹脂(ダイヤイオン8に−IB)(H十)型
50 tnll、弱塩基性アニオン交換樹脂(ダイヤイ
オンWA−21) (OH)型50 mlのJ瞭に、直
列通液し、目的物を弱塩基性アニオン交換樹脂(ダイヤ
イオンWA−21) (OH−)型に吸着させ、次に2
チ水酸化ナトリウム水溶液で溶出し、溶出液を強酸性カ
チオン交換樹脂(ダイヤイオン5K−II3)(H+)
型140 mlに通液し、炭酸カルシウムで中和後、減
圧濃縮して20チ溶液とし、この溶液を直径30cTL
のシャーレ−に70m1lC層10Tnm)と9、−2
5℃、0.1Torrで凍結乾燥を行なう、乾燥後、除
湿相中に移し、スパーテルテ気密容器に移し、パンテテ
ィン−8−スルホン酸カルシウム粉末1+、8.9を得
る。パンテティン−S−スルホン酸カルシウムの純度は
996%、水分0.65%であった。
21) (0H−)型20 mllに通液後、強酸性カ
チオン交換樹脂(ダイヤイオン8に−IB)(H十)型
50 tnll、弱塩基性アニオン交換樹脂(ダイヤイ
オンWA−21) (OH)型50 mlのJ瞭に、直
列通液し、目的物を弱塩基性アニオン交換樹脂(ダイヤ
イオンWA−21) (OH−)型に吸着させ、次に2
チ水酸化ナトリウム水溶液で溶出し、溶出液を強酸性カ
チオン交換樹脂(ダイヤイオン5K−II3)(H+)
型140 mlに通液し、炭酸カルシウムで中和後、減
圧濃縮して20チ溶液とし、この溶液を直径30cTL
のシャーレ−に70m1lC層10Tnm)と9、−2
5℃、0.1Torrで凍結乾燥を行なう、乾燥後、除
湿相中に移し、スパーテルテ気密容器に移し、パンテテ
ィン−8−スルホン酸カルシウム粉末1+、8.9を得
る。パンテティン−S−スルホン酸カルシウムの純度は
996%、水分0.65%であった。
実施例2゜
実施例1と同様に反応、精製した溶液を減圧濃縮して1
5%溶液とし、その100 mlを液体チッ素で凍結固
化、粉砕する。この粉砕したパンテティン−8−スルホ
ン酸カルシウムを直径40(mのシャーレ−にとり、−
25℃、0.1Torrで凍結乾燥を行なう。乾燥後、
除湿相中に移し、スパーチルで気密容器に移し、パンテ
ティン−8−スルホン酸カルシウム粉末14.0&を得
る。パンテティン−8−スルホン酸カルシウムの純度は
997チ、水分0.27%であった。
5%溶液とし、その100 mlを液体チッ素で凍結固
化、粉砕する。この粉砕したパンテティン−8−スルホ
ン酸カルシウムを直径40(mのシャーレ−にとり、−
25℃、0.1Torrで凍結乾燥を行なう。乾燥後、
除湿相中に移し、スパーチルで気密容器に移し、パンテ
ティン−8−スルホン酸カルシウム粉末14.0&を得
る。パンテティン−8−スルホン酸カルシウムの純度は
997チ、水分0.27%であった。
図面は本発明方法実施例1の真空度0.1〜0.2To
rrにおける凍結乾燥図である。実線は品温を示し、点
線は棚温を示す。 代理人 弁理士 戸 1)観、 男
rrにおける凍結乾燥図である。実線は品温を示し、点
線は棚温を示す。 代理人 弁理士 戸 1)観、 男
Claims (1)
- パンテティン−8−スルホン酸塩の水溶液を製造し、こ
れをそのまま凍結乾燥することを特徴とするパンテティ
ン−8−スルホン酸塩粉末の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11098283A JPS604119A (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | パンテテイン−s−スルホン酸塩粉末を製造する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11098283A JPS604119A (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | パンテテイン−s−スルホン酸塩粉末を製造する方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS604119A true JPS604119A (ja) | 1985-01-10 |
Family
ID=14549399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11098283A Pending JPS604119A (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | パンテテイン−s−スルホン酸塩粉末を製造する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS604119A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63142379U (ja) * | 1987-03-09 | 1988-09-20 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4940212A (ja) * | 1972-08-24 | 1974-04-15 |
-
1983
- 1983-06-22 JP JP11098283A patent/JPS604119A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4940212A (ja) * | 1972-08-24 | 1974-04-15 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63142379U (ja) * | 1987-03-09 | 1988-09-20 |
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