JPH0653374U - 自動車用スペアタイヤのカバー装置 - Google Patents

自動車用スペアタイヤのカバー装置

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JPH0653374U
JPH0653374U JP9389592U JP9389592U JPH0653374U JP H0653374 U JPH0653374 U JP H0653374U JP 9389592 U JP9389592 U JP 9389592U JP 9389592 U JP9389592 U JP 9389592U JP H0653374 U JPH0653374 U JP H0653374U
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cover
stopper
opening
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spare tire
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信吾 鍾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スペアタイヤ収納用のパンの開口を開閉しよ
うとして、カバーを上下回動させるとき、このカバーと
共に回動するストッパの回動端側が車体内壁に圧接しな
がら摺動するとしても、上記車体内壁に傷がつかないよ
うにする。 【構成】 スペアタイヤ5収納用のパン4を形成する。
このパン4の開口9を上下回動により開閉するカバー1
0を設ける。このカバー10の回動端16にこのカバー
10の位置決め用ストッパ17を設ける。上記カバー1
0と共に上下回動するストッパ17の連結片22を、同
上カバー10の回動端16から離間させ、同上ストッパ
17の連結片22の端面31を側面視で凸状円弧面とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車体フロアにスペアタイヤ収納用のパンを形成し、このパンの開 口を開閉するカバーを設けた自動車用スペアタイヤのカバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記自動車用スペアタイヤのカバー装置には、従来、実開昭60‐46457 号公報で示されるものがある。
【0003】 これによれば、車体フロアに、上方に向って開口するスペアタイヤ収納用のパ ンが形成されている。このパンの開口を開閉するカバーが設けられ、上記開口の 一端開口縁をほぼ中心として上記カバーが上下回動自在とされている。また、こ のカバーの回動端にストッパが取り付けられ、上記カバーを下方回動させたとき 、上記ストッパが上記開口の他端開口縁に係脱自在に係止されるようになってい る。
【0004】 そして、上記したようにカバーを下方回動させると、パンの開口が閉じられて 、パン内のスペアタイヤが覆われる。また、この際、上記したようにストッパが 上記開口の他端開口縁に係止されることで、上記カバーがパンに対し水平方向で 位置決めされ、かつ、がたつくことが防止される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、車体内の空間は限りのある狭いものであることから、上記パンの開 口の他端開口縁近傍に、車体内壁たるロアバックトリムが位置していることがあ る。
【0006】 そして、この場合に、カバーを上下回動させると、これに伴って回動するスト ッパの回動端が上記ロアバックトリムの表面に圧接しながら摺動し、このロアバ ックトリムを傷つけてしまうおそれがある。
【0007】
【考案の目的】
この考案は、上記のような事情に注目してなされたもので、スペアタイヤ収納 用のパンの開口を開閉しようとして、カバーを上下回動させるとき、このカバー と共に回動するストッパの回動端側が車体内壁に圧接しながら摺動するとしても 、上記車体内壁に傷がつかないようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためのこの考案の特徴とするところは、スペアタイヤ収納 用のパンを形成し、このパンの開口を上下回動により開閉するカバーを設け、こ のカバーの回動端にこのカバーの位置決め用ストッパを取り付けた場合において 、上記カバーと共に上下回動するストッパの回動端側を、同上カバーの回動端か ら離間させ、同上ストッパの回動端側の端面を側面視で凸状円弧面とした点にあ る。
【0009】
【作 用】
上記構成による作用は次の如くである。
【0010】 なお、下記した括弧内の用語は、実用新案登録請求の範囲の用語に対応するも のである。
【0011】 スペアタイヤ5収納用のパン4を形成し、このパン4の開口9を上下回動によ り開閉するカバー10を設け、このカバー10の回動端16にこのカバー10の 位置決め用ストッパ17を取り付けた場合において、上記カバー10と共に上下 回動するストッパ17の連結片(回動端側)22を、同上カバー10の回動端1 6から離間させてある。
【0012】 このため、スペアタイヤ5収納用のパン4の開口9を開閉しようとして、カバ ー10を上下回動させるとき、図2中仮想線で示すように、このカバー10と共 に回動するストッパ17の連結片(回動端側)22がロアバックトリム(車体内 壁)3に圧接しながら摺動するとしても、このときの圧接力に応じて、図1中仮 想線で示すように、上記ストッパ17の連結片(回動端側)22が容易に弾性変 形し、上記ロアバックトリム(車体内壁)3に対する圧接力が弱められる。
【0013】 しかも、上記ストッパ17の連結片(回動端側)22の端面31は凸状円弧面 であるため、上記端面31はロアバックトリム(車体内壁)3に対し、小さい摩 擦力で円滑に摺動することとなる。
【0014】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面により説明する。
【0015】 図中符号1は、自動車後部の板金製の車体フロアで、矢印Frは、この自動車 の前方を示している。
【0016】 上記車体フロア1の後端には、板金製のリヤパネル2が取り付けられ、このリ ヤパネル2の前面側には車体内壁たるロアバックトリム3が設けられている。こ のロアバックトリム3は樹脂製の化粧板で、全体的に弾性であると共に、その表 面は多少の柔軟性も有している。
【0017】 上記車体フロア1の後部には、平面視矩形で上方に向って開口するパン4が形 成されている。このパン4にはスペアタイヤ5が取り出し可能に収納され、かつ 、ボルト6とナット7によってパン4内に着脱自在に固着される。
【0018】 上記パン4の開口9を開閉自在に閉じるハードボード製のカバー10が設けら れている。上記開口9の一端開口縁たる前縁11は、車体フロア1上面の一般面 12から一段下がった段差面となっている。上記前縁11に、上記カバー10の 前縁15が係脱自在に係止させられており、この係止部分をほぼ中心として上記 カバー10が上下回動自在とされている(図2中矢印A)。
【0019】 そして、上記カバー10を上方回動させれば、開口9が開かれて、パン4から スペアタイヤ5の取り出しが可能となり、同上カバー10を下方回動させれば、 開口9が閉じられて、パン4内でスペアタイヤ5が覆われるようになっている。
【0020】 上記カバー10の回動端16には、左右一対の樹脂製で弾性のストッパ17, 17が取り付けられている。一方、上記開口9の他端開口縁たる後縁18には左 右一対のストッパ孔19が形成されている。また、上記カバー10の回動端16 側には左右一対の手かけ部20,20が形成されている。
【0021】 そして、上記手かけ部20,20に手をかけて、カバー10を下方回動させた とき、上記ストッパ17が上記ストッパ孔19に係脱自在に係止され、これによ って、上記カバー10がパン4に対し水平方向で位置決めされ、かつ、がたつく ことが防止される。
【0022】 上記各ストッパ17は、上記カバー10の回動端16下面に接合される基板2 1を有している。この基板21の後端から連結片22が一体的に延出し、この連 結片22の延出端に前後一対のフック23,23が一体成形されている。上記両 フック23,23の基部には前後一対の弾性突起24,24が一体的に突設され ている。上記基板21の前部には係止孔26が形成されると共に、同上基板21 の後端にストッパ突起27が一体的に突設されている。
【0023】 そして、上記連結片22を弾性的に折り曲げながら両フック23,23をカバ ー10の回動端16に形成した貫通孔28を通して上記係止孔26に嵌入させる と、上記フック23,23が弾性変形を伴いながら上記係止孔26に係脱自在に 係止される。また、この場合、上記弾性突起24,24がカバー10の回動端1 6の上面に圧接して弾性変形し、これによって、上記係止孔26に対するフック 23,23の係止が強固に保持されるようになっている。
【0024】 前記したように上記カバー10を下方回動させたときには、上記ストッパ突起 27が前記ストッパ孔19に嵌脱自在に嵌入され、これによって、前記したよう にストッパ17がストッパ孔19に係止されるようになっている。
【0025】 図1において、上記連結片22は、上記カバー10の回動端16よりも後方に 突出している。そして、この連結片22はカバー10と共に上下回動するストッ パ17の回動端側を構成し、この連結片22は弾性変形可能とされている。この 場合、上記連結片22は、カバー10の回動端16からわずかの空間30をあけ て離間しており、この空間30は連結片22が弾性変形するときの変形代となっ ている。
【0026】 このため、スペアタイヤ5収納用のパン4の開口9を開閉しようとして、カバ ー10を上下回動させるとき、図2中仮想線で示すように、このカバー10と共 に回動するストッパ17の連結片22がロアバックトリム3に圧接しながら摺動 するとしても、このときの圧接力に応じて、図1中仮想線で示すように上記スト ッパ17の連結片22が上記空間30内に容易に弾性変形し、上記ロアバックト リム3に対する圧接力が弱められることとなる。
【0027】 また、上記連結片22の端面31は側面視(図1)で、凸状円弧面とされてい る。
【0028】 このため、上記端面31はロアバックトリム3に対し、小さい摩擦力で円滑に 摺動することとなる。
【0029】
【考案の効果】
この考案によれば、スペアタイヤ収納用のパンを形成し、このパンの開口を上 下回動により開閉するカバーを設け、このカバーの回動端にこのカバーの位置決 め用ストッパを取り付けた場合において、上記カバーと共に上下回動するストッ パの回動端側を、同上カバーの回動端から離間させてある。
【0030】 このため、スペアタイヤ収納用のパンの開口を開閉しようとして、カバーを上 下回動させるとき、このカバーと共に回動するストッパの回動端側が車体内壁に 圧接しながら摺動するとしても、このときの圧接力に応じて、上記ストッパの回 動端側が容易に弾性変形し、上記車体内壁に対する圧接力が弱められることとな る。
【0031】 しかも、上記ストッパの回動端側の端面は凸状円弧面であるため、上記端面は 車体内壁に対し、小さい摩擦力で円滑に摺動することとなる。
【0032】 よって、上記ストッパの回動端側が車体内壁に圧接しながら摺動したとしても 、この車体内壁に傷がつくことは防止され、この車体内壁の見栄えが良好に保た れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の部分拡大断面図である。
【図2】全体側面断面図である。
【図3】全体斜視図である。
【符号の説明】
1 車体フロア 3 ロアバックトリム(車体内壁) 4 パン 5 スペアタイヤ 9 開口 10 カバー 11 前縁(一端開口縁) 16 回動端 17 ストッパ 18 後縁(他端開口縁) 19 ストッパ孔 22 連結片(回動端側) 31 端面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フロアに上方に向って開口するスペ
    アタイヤ収納用のパンを形成し、このパンの開口を開閉
    するカバーを設け、上記開口の一端開口縁をほぼ中心と
    して上記カバーが上下回動自在となるようにし、このカ
    バーの回動端に弾性のストッパを取り付け、上記カバー
    を下方回動させたとき、上記ストッパが上記開口の他端
    開口縁に係脱自在に係止されるようにした自動車用スペ
    アタイヤのカバー装置において、 上記カバーと共に上下回動するストッパの回動端側を、
    同上カバーの回動端から離間させ、同上ストッパの回動
    端側の端面を側面視で凸状円弧面とした自動車用スペア
    タイヤのカバー装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016035552A1 (ja) * 2014-09-02 2016-03-10 林テレンプ株式会社 車両の後部荷室構造
JP2021188460A (ja) * 2020-06-04 2021-12-13 株式会社竹内製作所 作業用車両

Cited By (3)

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WO2016035552A1 (ja) * 2014-09-02 2016-03-10 林テレンプ株式会社 車両の後部荷室構造
JPWO2016035552A1 (ja) * 2014-09-02 2017-06-22 林テレンプ株式会社 車両の後部荷室構造
JP2021188460A (ja) * 2020-06-04 2021-12-13 株式会社竹内製作所 作業用車両

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