JPH0650918U - ルーバ構造 - Google Patents

ルーバ構造

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JPH0650918U
JPH0650918U JP9234392U JP9234392U JPH0650918U JP H0650918 U JPH0650918 U JP H0650918U JP 9234392 U JP9234392 U JP 9234392U JP 9234392 U JP9234392 U JP 9234392U JP H0650918 U JPH0650918 U JP H0650918U
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JP
Japan
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louver
frame body
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axis
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JP9234392U
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English (en)
Inventor
利浩 平島
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Inoac Corp
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Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を大幅に低減させて製造コストおよ
び組立て時間の増大を抑制し、風向きを任意の方向へ簡
単に調節させ得るルーバ構造を提供する。 【構成】 自動車のダッシュボード12等に設けた通気
孔14に配設されるルーバ10であって、前記通気孔1
4に密着的に嵌め込み可能な外部枠体30と、この外部
枠体30の内部において、該外部枠体30の内部に位置
する任意の平面を通過する軸線に沿って枢支され、その
枢支軸線を中心として手前側または後方側に向け回動可
能な中間枠体38と、この中間枠体38の内部におい
て、該中間枠体38の前記枢支軸線に対し交差する方向
に枢支され、その枢支軸線を中心として手前側または後
方側に回動可能なルーバ本体50とから構成したことを
特徴とするルーバ構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のダッシュボード等に好適に設けられるルーバの改良に関 し、更に詳細には、部品点数を大幅に低減することができて、組立てを簡単に行 なうことができ、しかも縦方向または横方向への風向きを簡単に変更させ得るル ーバ構造に関するものである。
【0002】
【従来技術】
例えば自動車のダッシュボードには、外部空気の取入れ口やエアコンからの空 気吹出し口として機能する通気孔が開設されている。この通気孔には、一般に風 向きを縦方向および横方向に任意に変換させ得る縦スラットおよび横スラットを 設けたルーバが配設される。一例として図9および図10に示すように、このル ーバ10は、ダッシュボード12の通気孔14に嵌め込み可能なボックス状本体 16と、この本体16の前方開口部に外挿可能な前枠18とから構成される。そ してボックス状本体16の内部には、多数の縦スラット20が垂直に枢支されて 、左右方向への回動を許容すると共に、前枠18の内部には、多数の横スラット 22が水平に枢支されて、上下方向への回動を許容している。縦スラット群20 はリンク24により相互に連結され、また横スラット群22も別のリンク26に より連結されている。何れかの縦スラット20には、横スラット22の隙間を介 して摘み28が枢着してあり、この摘み28を上下方向に操作することにより、 横スラット群22を上下方向に同期的に回動させることができる。また該摘み2 8を左右方向に操作することにより、縦スラット群20を左右方向に同期的に回 動させることができ、従って車内へ吹込まれる空気の向きが縦方向および横方向 に制御される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のルーバは、先に述べた如く、ボックス状本体16に多数の縦スラット2 0を左右方向への回動自在に取付けると共に、前枠18に多数の横スラット22 を上下方向への回動自在に取付ける煩雑な作業を要している。しかも該作業が終 了した後に、前枠18をボックス状本体16に取付ける作業を要するので、組立 て工数が増大し製造コストが嵩む原因となっている。更に縦スラット20や横ス ラット22は、それ自体小さい部品であるために、樹脂射出成形を行なうにも多 くの手間と時間とを要し、各部品の設計や管理に多くの注意を払う必要がある等 の難点も指摘される。加えて、前記ルーバ10により斜め上方や斜め下方に風を 向ける場合に、1つの摘み28で横スラット群22および縦スラット群20を適 切な向きに設定することは容易でなく、従って任意の風向きを自由に得ることが 困難である、等の難点も内在している。
【0004】
【考案の目的】
この考案は、前述した従来技術に係るルーバに内在している前記欠点に鑑み、 これを好適に解決するべく提案されたものであって、部品点数を大幅に低減させ て製造コストおよび組立て時間の増大を抑制し、しかも風向きを任意の方向へ簡 単に調節させ得る新たな構成に係るルーバ構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため本考案は、自動車のダッシュボ ード等に設けた通気孔に配設されるルーバであって、 前記通気孔に密着的に嵌め込み可能な外部枠体と、 この外部枠体の内部において、該外部枠体の内部に位置する任意の平面を通過 する軸線に沿って枢支され、その枢支軸線を中心として手前側または後方側に向 け回動可能な中間枠体と、 この中間枠体の内部において、該中間枠体の前記枢支軸線に対し交差する方向 に枢支され、その枢支軸線を中心として手前側または後方側に回動可能なルーバ 本体とから構成したことを特徴とする。
【0006】
【実施例】
次に本考案に係るルーバ構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照 しながら以下説明する。図1は、本考案の好適実施例に係るルーバ構造の全体を 示す一部切欠斜視図で、図9に関して示したダッシュボードの通気孔から取外し た状態となっている。また図2は、図1に示すルーバ構造を3つの主要な構成部 品(外部枠体30,中間枠体38,ルーバ本体50)に分解して示した概略斜視図で ある。先ず符号30で示す外部枠体は、矩形状の開口部32が開設されると共に 、図示しないダッシュボード等に開設した矩形状通気孔に密着的に嵌め込み可能 な外部寸法に設定されている。矩形状開口部32における左右内壁面の中間には 円形開口部34,36が対向的に穿設され、両開口部34,36の中心部を通過す る仮想中心軸線l1を水平に整列させている。
【0007】 また外部枠体30における矩形状開口部32の内部に、同じく矩形状をなす中 間枠体38が水平に枢支され、前記中心軸線l1の周りを所要角度だけ前方また は後方に向けて回動可能となっている。すなわち中間枠体38は、外部枠体30 の矩形状開口部32にそっくり収容可能で、その際に外縁と前記開口部32との 周囲に僅かな間隙を保持し得る寸法に設定されると共に、内側に同じく矩形状開 口部40が開設されている。この中間枠体38における左右外側面の中間には、 円形突起からなる回転軸42,44が一体的に突設してある。従って、この回転 軸42,44を、前記外部枠体30に穿設した円形開口部34,36に対応的に強 制嵌入することにより、図6および図4(図3の4−4断面)に示す如く、中間枠 体38は軸線l1を中心に前方側または後方側に回動可能となるものである。但 し図2に示すように、前記中間枠体38の左右の両外側面は平坦になっているが 、上下の両外側面38a,38bは、図4に示す如く、前後方向に凸状のラウン ドが付されている。また対応的に、外部枠体30における矩形状開口部32の上 下の両内側面32a,32bにも、図4に示す如く、前後方向に凹状のラウンド が付されている。これは、後述の如く外部枠体30の内部に枢支した中間枠体3 8が、前記軸線l1を中心として前方側または後方側に回動するのを、最小のク リアランスで許容するためである。なお、中間枠体38における前記矩形状開口 部40の上下の両内側面40a,40bにも、その中間位置に円形開口部46,4 8が対向的に穿設され、両開口部46,48の中心部を通過する仮想中心軸線l2 を垂直に整列させている(後述の如く、ルーバ本体50を回動自在に枢支するた め)。
【0008】 更に中間枠体38における矩形状開口部40の内部にも、同じく矩形状をなす ルーバ本体50が垂直に枢支され、前記中心軸線l2の周りを所要角度だけ前方 または後方に向けて回動可能となっている。すなわちルーバ本体50は、中間枠 体38の矩形状開口部40にそっくり収容可能で、その際に外縁と前記開口部4 0との周囲に僅かな間隙を保持し得る寸法に設定されている。このルーバ本体5 0は、図2に示す如く、多数本の縦スラット52および多数本の横スラット54 を碁盤目状に組合せた格子状枠体として構成され、縦横の各スラット自体は固設 状態で可動にはなっていない。
【0009】 前記ルーバ本体50における上下外側面の中間には、円形突起からなる回転軸 56,58が一体的に突設してある。従って、この回転軸56,58を、前記中間 枠体38に穿設した円形開口部46,48に対応的に強制嵌入することにより、 図7および図5(図3の5−5断面)に示す如く、ルーバ本体50は軸線l2を中 心に前方側または後方側に回動可能となるものである。なお、このルーバ本体5 0の円滑な回動を許容するために、該ルーバ本体50における左右の両外側面5 0a,50bには、図5に示す如く、前後方向に凸状のラウンドが付されている 。また対応的に、中間枠体38における矩形状開口部40の左右の両内側面40 c,40dにも、図5に示す如く、前後方向に凹状のラウンドが付されている。 これにより中間枠体38の内部に枢支したルーバ本体50は、前記軸線l2を中 心として前方側または後方側に、最小間隙を保持して回動するのが許容される。
【0010】 前述の一連の手順により各部材を組み合わせることにより、図1および図3に 示す如きルーバ構造が得られる。すなわちこのルーバ構造によれば、図6に示す 如く、外部枠体30に対し中間枠体38を軸線l1を中心として前方側または後 方側に回動させれば、斜め下方へ吹出す風が得られる(この場合、ルーバ本体5 0は中間枠体38に整列しているものとする)。また、図7に示す如く、中間枠 体38に対してルーバ本体50を軸線l2を中心として前方側または後方側に回 動させれば、右側へ吹出す風が得られる(この場合、中間枠体38は外部枠体3 0に整列しているものとする)。更に外部枠体30に対する中間枠体38の回動 と、中間枠体38に対するルーバ本体50の回動とを合成させるようにすれば、 図8に示すように、風向きを任意に簡単に設定し得るものである。
【0011】 先に述べた外部枠体30、中間枠体38およびルーバ本体50は、適宜の合成 樹脂を材料とし、好ましくは樹脂射出成形により成形されるが、基本的にこれら 3つの部材だけでルーバ構造となし得るので、金型設計や部品管理が極めて合理 化されることになる。なお、外部枠体30への中間枠体38の嵌め合わせと、 中間枠体38へのルーバ本体50の嵌め合わせとは、手作業による強制組込み となるが、材質に合成樹脂を使用していることから作業自体は容易である。更に 図示例では、外部枠体30に対する中間枠体38の回動軸線l1を水平とし、中 間枠体38に対するルーバ本体50の回動軸線l2を垂直としたが、本考案はこ れに捕われるものではない。従って、図示例とは逆に中間枠体38の回動軸線l 1 を垂直とし、ルーバ本体50の回動軸線l2を水平としたり、更には各軸線が傾 斜している例であってもよい。すなわち本願の請求範囲中でも明確化した如く、 前記中間枠体38の回動軸線l1は、外部枠体30の内部に位置する任意の平面 を通過する軸線であり、またルーバ本体50の回動軸線l2は、前記回動軸線l1 に対し交差する方向に延在する軸線であれば足りるものである。なお図示の実施 例では、全体として矩形状をなすルーバ構造につき説明したが、この形状に捉ら われるものではなく、他にも円形や楕円形を呈するものとしてもよいことは勿論 である。
【0012】
【考案の効果】
以上に説明した如く、本考案に係るルーバ構造によれば、従来のルーバに比べ て部品点数を大幅に低減させ得るために、組立て工程を大幅に削減することが可 能となり、併せて製造コストも抑制することが可能となった。更に上下方向や左 右方向以外への微妙な風向きも、極めて簡単な操作で容易に設定することができ る等の有益な利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の好適実施例に係るルーバ構造の全体構
造を概略的に示す一部切欠斜視図である。
【図2】好適実施例に係るルーバ構造を、3つの主要な
構成部品に分解して示した概略斜視図である。
【図3】好適実施例に係るルーバ構造を、組み上がり状
態で示す平面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】図3の5−5線断面図である。
【図6】組み上がり状態でのルーバ構造において、中間
枠体を外部枠体に対し回動させた状態で示す斜視図であ
る。
【図7】組み上がり状態でのルーバ構造において、ルー
バ本体を中間枠体に対し回動させた状態で示す斜視図で
ある。
【図8】組み上がり状態でのルーバ構造において、外部
枠体に対する中間枠体の回動と、該中間枠体に対するル
ーバ本体の回動とを合成させることにより、風向きを任
意に設定し得る例を示す斜視図である。
【図9】従来のルーバの外観構造を示す斜視図である。
【図10】図9に示す従来のルーバを、一部破断して内
部を開示させた分解斜視図である。
【符号の説明】
10 ルーバ 12 ダッシュボ
ード 14 通気孔 30 外部枠体 38 中間枠体 50 ルーバ本体 52 縦スラット 54 横スラット

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のダッシュボード(12)等に設けた
    通気孔(14)に配設されるルーバ(10)であって、 前記通気孔(14)に密着的に嵌め込み可能な外部枠体(30)
    と、 この外部枠体(30)の内部において、該外部枠体(30)の内
    部に位置する任意の平面を通過する軸線に沿って枢支さ
    れ、その枢支軸線を中心として手前側または後方側に向
    け回動可能な中間枠体(38)と、 この中間枠体(38)の内部において、該中間枠体(38)の前
    記枢支軸線に対し交差する方向に枢支され、その枢支軸
    線を中心として手前側または後方側に回動可能なルーバ
    本体(50)とから構成したことを特徴とするルーバ構造。
  2. 【請求項2】 前記外部枠体(30)に対する枢支軸線は水
    平方向の軸線であり、これに対応する前記中間枠体(38)
    の枢支軸線は垂直方向の軸線である請求項1記載のルー
    バ構造。
  3. 【請求項3】 前記外部枠体(30)に対する枢支軸線は垂
    直方向の軸線であり、これに対応する前記中間枠体(38)
    の枢支軸線は水平方向の軸線である請求項1記載のルー
    バ構造。
  4. 【請求項4】 前記ルーバ本体(50)は、多数の縦スラッ
    ト(52)と横スラット(54)との格子状組合せからなる請求
    項1記載のルーバ構造。
JP9234392U 1992-12-22 1992-12-22 ルーバ構造 Pending JPH0650918U (ja)

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JPH0650918U true JPH0650918U (ja) 1994-07-12

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ID=14051757

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013233856A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Suzuki Motor Corp 車両の送風構造
KR101500504B1 (ko) * 2009-01-22 2015-03-09 엘지전자 주식회사 공기조화기

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101500504B1 (ko) * 2009-01-22 2015-03-09 엘지전자 주식회사 공기조화기
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