JPH06508278A - 腫瘍治療装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 □ □ □ 本発明は、生体内の腫瘍を治療する装置および方法、より詳細に云うと、限定さ れるものではないが、人間の脳腫瘍を治療する装置および方法に関する。

２、７−　のＵ 腫瘍を全体的にのみ除去した後に行なわれる残留腫瘍を術後ｆｐｏｓｔ−ｏｐｅ ｒａｔｉｖｅ）治療する従来の技術は、継続するものであるが、放射線、化学治 療および／または熱の同時施用を行なうものではない、残留腫瘍に対するこれら の療法（ｎ＋ｏｄａｌｉｔｙｌの同時施用は有利ではあるが、現在利用すること ができる技術を利用するのは不可能であ机 更に、現在利用することができる術内（ｉｎｔｒａｏｐｅｒａ−ｔｉｖｅｌ治療 法は、上記療法を組み合わせたもの（放射線治療および／または化学治療および ／または発熱治療を一緒にしたもの）であるが単独治療（上記した療法の１つ） であるかに関わらず、あるいは同時に行なうのか継続して行なうのかに関わらず 、腫瘍の大部分（ｂｕｌｋｌが以前占めていたキャビティを利用してその後の腫 瘍治療のための膨張装置を配置するものではない。

現在性なわれている遅鈍治療（ｂｒａｃｈｙｔｈｅｒａｐｙｌ　（ＩＩ瘍および 周囲の組織への放射線源の埋め込み）においては、数多くの別体をなすカテーテ ルを同時に配置することが必要となる。後装填ｉａｆｔｅｒｌｏａｄｉｎｇｌの ためにカテーテルを配置するには、病巣部位に対してステレオタフティック１ｓ ｔｅｒｅｏｔａｃｔｉｃｌフレームの術前（ｐｒｅ−ｏｐｅｒａｔｉｖｅｌ配置 を行なわなければならないが、この方法は費用がかかるとともに、面倒であり、 しかも時間を要するものである。フレームを配置する場合には、大きくて重いフ レームを、皮膚を貫通する金属ねじと局部麻酔とを利用して目覚めている患者の 頭蓋骨に取着するが、これは円滑なあるいは所望の方法でない場合がしばしばあ る。フレームが配置された場合、フレームを患者の頭に載せたまま患者を手術室 へ運んでカテーテルを実際に配置するが、その前に、ＣＴスキャンおよび広範な 計算が必要となる。患者のこの第２の移送は面倒である。

手術室では、多数の孔を患者の頭皮と頭蓋骨に手で別々に開ける０次に、カテー テルを適宜の深さに挿入して所定の場所に縫い込む、これらのカテーテルには、 その後、所定の時間、固体の同位体ベレットを後装填する。

ペレットを取り出し、発熱療法が所望される場合には、別体をなす金属アンテナ をカテーテルに装填し、加熱と温度測定とを行なう、これらの順次行なわれる装 填は、時間的にはかなり短いが、腫瘍を最大限くい止めるために同時に行なわれ なければならない組み合わせ治療の有効性を低下させる。治療の際に、カテーテ ルは外部に露出されるので、感染の危険性が伴う。

所定の放射線照射と加熱を行なってから、カテーテルを取り除く０例えば、腫瘍 の再発があった場合、その後の治療は、上記した手順全体を繰り返すことが必要 となる。

ｘｌし月」！ 従って、脳腫瘍または別の部位の腫瘍に対するその後の発熱治療および／または 放射線治療を同時に行なうために完全植＾込み式の装置（ｃｏｍｐｌｅｔｅｌｙ 　ｉｍｐｌａｎｔａｂｌｅｄｅｖｉｃｅｌをはじめに術内配置（ｉｎｔｒａｏｐ ｅｒａｔｉｖｅ　ｐｌａｃｅ−ｍｅｎｔｌ　する方法および装置を提供すること が待望されている０本発明は、まさに、かかる装置を提供するものである。

植え込み式の装置は、腫瘍を生存患者から外科的に除去することにより残された キャビティを包囲する組織を治療するために提供される。この装置は、キャビテ ィ内に配置されるように構成された膨張自在のバルーンを備えている。治療流体 （ｔｒｅａｔｍｅｎｔ　ｆｌｕｉｄ）受は器手段が治療流体の経皮注入を受ける ように配設されている。カテーテル手段が受け器手段とバルーンとの間に接続さ れていて、治療流体を受け器手段から膨張自在のバルーンに運ぶようになってい る。

治療流体は、放射性治療流体または化学治療流体とすることができ、−の実施例 においては、二重壁バルーンが配設され、放射性治療流体と化学治療流体の双方 を同時に施用することができるようにしている。

治療流体を加熱する種々の手段が設けられ、同時に熱治療を交代で行なうことが できるようにしている。

バルーン内の治療流体の温度を監視する監視手段が設けられている。

本発明の有意な利点は、放射線治療および／または化学治療および／または熱治 療を同時に施用する手段を提供することにある。

本発明の別の利点は、治療装置が腫瘍の大部分により以前占められていたキャビ ティに術内に配置されることにより、更に外科的に切開することなく残留腫瘍の その後の治療を行なう手段を提供することにある。

本発明の更に別の利点は、膨張自在のバルーンがキャビティの輪郭に一致するよ うに流体の固有の通常のコンプライアンスを利用することにより、治療装置を残 留腫瘍に著しく接近させることができるということにある。

本発明はまた、容易に利用することができる液体同位体の固有の種々の所望の物 理的または優れた経済的特性を利用するものである。これらの液体同位体は、従 来の固体の同位体と比べて、一層安価でありかつ一層高い比活性（ミリキューリ ／グラム）を有する。これは、一層高濃度の放射能を施用する−ことにより、一 層高度に腫瘍細胞を殺すことを可能にする著しく望ましい特性である。

本発明の更に別の利点は、術後のキャビティを包囲する人間の腫瘍に発熱治療と 遅鈍治療を同時に均一に施用するように、異なる治療剤を均質に混合することが できることにある。

本発明の他の数多くの目的、特徴および利点は、添付図面に関してなされている 以下の説明により当業者に容易に理解されるものである。

１１盆鼠単皇且」 第１乃至４図は、人間の頭の頂部の概略断面図である。第１図においては、頭皮 は後方へめくられ、１つ以上のぎざぎざ穴（ｂｕｒｒ　ｈｏｔｅｌが頭蓋骨に形 成され、一時的に除去されたときに腫瘍の全体的な切除を行なうことができる円 形の骨組織弁（ｂｏｎｅ　ｆｌａｐｌ　を形成することができるようにしている 。第２図においては、脳腫瘍の大部分が手術により除去されている。第３図にお いては、本発明の植え込み式の装置の術内配置が行なわれ、切開部が閉止されて いる。第４図においては、皮下針が、治療流体を装置に経皮注入して膨張性カテ ーテルを、腫瘍の除去により形成されたキャビティ内の所定の位置で膨張させる のに使用されている。

第５図は、バルーン内の流体を加熱する手段と該流体の温度を監視する手段とを 備える本発明の装置を更に詳細に示す第４図と同様の拡大図である。

第６図は、別の加熱手段を示す、第５図と同様の図である。

第７図は、化学治療を行なうことができる二重壁バルーンを有する本発明の別の 実施例を示す、第５図と同様の図である。

第８図は、完全には植え込み式ではなく、しかも頭蓋骨内に配置されるボルト手 段を介して延びるカテーテルを有する本発明の装置の別の実施例を示す、第５図 と同様の図である。

第９図は、覆う頭皮が変形しないように頭蓋骨のさら穴に配置された治療流体受 は器を有する更に別の実施例を示す、第５図と同様の図である。植え込み式の受 け器はＸ線で見ることができる金属リングを有している。

第１０図は、患者の頭皮上に配置した金属ワイヤグリッドを概略ポするもので、 第９図の装置の金属リングは受け器を配置するために患者の頭皮のその後の表面 Ｘ線でみると点線で示されるようになる。

ましい　例の詳細な！臼 第１図において、人間の患者の頭頂部が参照番号１０により全体示されている。

患者の頭皮１２は、頭蓋骨１４を覆い、頭蓋骨内に脳１６が見えている。ｌｌｉ 瘍１８は、脳組織１６内に概略示されている０頭皮１２は、参照番号２０で示さ れるように後方へめくられており、頭蓋骨には、頭蓋骨内にアクセス用の開口２ ２を形成するように除去される骨組織弁（図示せず）を形成することができるよ うに１つ以上のぎざぎざ穴が形成され、脳１６と腫瘍１８にアクセスすることが できるようにしている。

第２図においては、腫瘍１８の大部分が手術により除去され、キャビティ２４が 、キャビティ２４にすぐ隣接する残留腫瘍を含む残りの編組［１６内に形成され ている。

第３図においては、植え込み式の治療装置２６が外科切開部を閉止する前に術中 に移植されている。装置２６は、第５図に明瞭に示されるように、キャビティ２ ４内に配置されるように構成された膨張自在のバルーン２８と、皮下に植え込む ことができる流体受は器手段３０と、治療流体を受け器手段３０から膨張自在の バルーン２８へ運ぶように受け器手段３０とバルーン２８との間に接続されたカ テーテル手段３２とを備えている。

植え込み式装置２６の集成体は、以下に説明するように、皮下受は器３０を備え 、末端へ動かす、以下において説明されている種々の接続体は図面に詳細には図 示されていないが、従来の広く許容されている神経外科技術に基づくものであり 、当業者であれば容易に理解することができるものである。出口コネクタが皮下 受は器３０から外方へ延びており、カテーテル３２を構成する漫珪された（ｓｉ ｌｉｃｏｎｉｚｅｄｌ　プラスチック外科チューブの端部と、シュルト（Ｓｃｈ ｕｌｔｅｌ等の米国特許第４，６８１，５６０号の第７図に示すのと同様の態様 で係合している。

本明細書においては、この米国特許を引用して、明細書中の説明に代える。皮下 受は器３０からの出口コネクタの端部は、縫合スリーブと係合して、薬剤がカテ ーテルにつながるコネクタを介して出る以外は、集成体から出るのを防止するシ ールを形成するフランジ部を有している。

カテーテル３２が第５図に示すようにぎざぎざ穴３６を介して下方へ曲がること ができるように、カテーテルチューブ３２を直角に曲げるプラスチックの直角装 置（図示せず）を、チューブに沿って適正な直線寸法で設置するときにチューブ の周囲に配置することができる。

かくして、皮下受は器３０とぎざぎざ穴３６との間の必要な距離に応じて、皮下 受は器３０に一層接近しであるいは受け器から一層遠ざけて直角装置を配置する ことができる。これらの集成体技術は、治療装置２６の種々の構成素子の配置と 設置においてかなりの融通性を提供することができる。

第３図において、装置２６は、キャビティ２４内に配置されたバルーン２８とと もに植え込まれているが、バルーンは未膨張の状態にある。アクセス開口２２は 、予め除去された骨組織弁を元に戻すことにより閉止されている。カテーテル手 段３２は、骨組織弁が形成されるときに形成され、あるいは所望の場所に特別に 形成することができるぎざぎざ穴３６を介して配置される。皮下受は器３０は、 頭蓋骨１４の頂部に配置され、頭皮１２は皮下受は器上の所定の位置で縫い戻さ れている。受は器３０は、参照番号３８で示されるような縫合タブ（第５図参照 ）を備え、縫合タブを、頭蓋骨１４の上にある丈夫な覆い組織である周囲の帽状 鍵部（ｇａｌｅａ）に対して所定の位置で縫合することができるようにしている 。

第４図においては、皮下針４０は、治療流体を皮下に植え込まれた受け器３０に 経皮注入している態様が図示されている。注入量は器３０は、剛性のベースと、 注入室を囲み注入室を画定するセルフシール覆いドームとを備えている。セルフ シールドームは、皮下に植え込まれたときに許容することができる組織反応のレ ベルを発揮することができるとともに、２５ゲージ以下の針を通すことができか つ針を引き抜いたときに再シールを行なうことができるドームの能力に影響を及 ぼすことのないシリコンエラストマ材料から構成される。針４０からの流体がカ テーテルを介して流れてバルーン２８を膨張させることにより、バルーンはキャ ビティ２４を実質上充填して、キャビティ２４を覆う脳組織１６内の残りの腫瘍 に治療流体を著しく接近させる。バルーン２８の壁は、一般に、キャビティ２４ を覆う残留腫瘍組織と直接並置される態様で説明することができる。以下におい て更に説明するように、種々の治療法を個々にあるいは同時に適用することがで きる。

１１区立１１ｊ 第５図は、装置２６を拡大しかつ更に詳細に示す第４図と同様の図である。

皮下に植え込まれた受け器手段ｌＯは、該受は器手段に治療流体を容易にかつ安 全に注入することができるように構成されているとともに、皮下針を引き抜いた ときに容易に再シールを行なうことができる材料から構成される。受は器手段は 、例えば、シュルト（Ｓｃｈｕｌｔｅｌ等の米国特許第４，８１６，０１６号お よび第４，６８１゜５６０号に記載されている皮下植え込み式の注入量めと同様 に構成することができる０本明細書においては、これらの米国特許を引用して、 明細書中の説明に代える。

受は器手段は、アメリカン・ヘイヤー・シュルト（Ａｍｅ　−ｒｉｃａｎ　Ｈｅ ｙｅｒ−３ｃｈｕｌｔｅｌから入手することができるオマヤＣ５Ｆリザーバ［Ｏ ｍｍａｙａ　ＣＦＳ　Ｒｅ５ｅｒｖｏｉｒｌとすることができる。皮下植え込み 式の溜め２０は、皮下領域における放射性治療流体４４の容積を最小にするよう に十分に小さく構成すべきであるが、皮下注射器４０の装填を容易にするように 触診により容易に配置することができるように十分に大きくすべきである。皮下 受は器３０は、外部からの触診を行なうことができるように適応性と柔軟性とを 備えるべきであるが、外部からの圧縮によって流体を受け器の内部からカテーテ ル３２やバルーン２８に追いやることがないように十分に剛性を有するものでな ければならない。皮下受は器３０は、圧縮を受けた場合には、皮下受は器３０の 弾性により再膨張されるべきであり、かくして、上記したように末端へ追いやら れた流体を再度溜めることができる。

カテーテル手段３２は、従来の柔軟性のあるプラスチックカテーテル材料から構 成される。

膨張自在の溜め２８あるいは膨張自在のカテーテル２８とも云うことができる膨 張自在のバルーン２８は、好ましくは、柔軟な浸珪プラスチックから構成され、 フランジが形成されたプラスチックコネクタおよび複数の断続外科タイ（ｉｎｔ ｅｒｒｕｐｔｅｄ　ｓｕｒｇｉｃａｌ　ｔｉｅ）により所定の位置４２において カテーテル手段３２に取着される。

「バルーン」じｂａｌｌｏｏｎ”）なる語は、膨張自在の溜め２８を説明するの に使用されているが、バルーンの壁を構成する材料は弾性材料である必要はない 、溜め２８は、第３図に示すようにキャビティ２４内に容易に配置することがで き、かつ、その後に流体を充填してキャビティ２４を実質上溝たすことができる ように、サイズが幾分変わることができるようにすることが必要となるだけであ る。バルーン２８内の流体は加圧することができるが、必ずしも加圧されるもの ではない、治療後のバルーンのつぶれにより、装置を何らかの理由により取り出 すことが必要となった場合に、骨組織弁全体を最初に取り出すことなく、カテー テル３２とバルーン２８を存在するぎざぎざ穴３６を介して容易に除去すること できる。

−の好ましい実施例においては、治療流体４４は放射性治療流体である。放射性 治療流体は、バルーン２８に注入して、所定の時間バルーンにとどめておくこと ができる０次に、皮下針４０を受け器３０に再挿入し、皮下針４０で真空に吸引 して治療流体をバルーン２８からカテーテル３２を介して受け器３０と皮下針の シリンダへ逆流させることにより、流体を取り出すことができ、かくして、放射 線治療を終了する。この方法において使用するのに好ましい放射性同位体として は、イツトリウム９０、金１９８、リン３２、ヨウ素１２５およびヨウ素１３１ がある。液体の形態で同位体を使用することにより、残留腫瘍に照射を行なう場 合に使用される放射性粒子の投与量ラッド／時および範囲（ミリメートル）にか なりの融通性を提供することができる。この装置によればまた、上記説明した代 表的な先行技術によるよりも、周囲の組織１６に対してはるかに均質な投与量で 照射を行なうことができる。

装置２６には、外科手術の終了後に放射性溶液が充填されるので、上記した先行 技術による場合と比較して、手術室の要員は放射能に被爆する危険性が著しく低 くなる。

当然のことであるが、放射性溶液４４を用いた治療の場合には、バルーン２４は 非孔質の材料から形成される。他の療法、即ち、化学療法の場合には、多孔質材 料から構成されるバルーン２８は、化学治療流体が周囲の脳組織と実際に接触す るバルーン２８を介して滲出することができるように、第７図の多孔質外壁２８ Ａに関して以下において説明するのと同様の態様で利用することができる。多孔 質バルーン壁２８が使用される場合には、バルーン２８から治療流体を引き出す 必要がないように、治療装置２８は更に、第７図のバルブ８２と同様にカテーテ ル３２内に配置されるチェックバルブ（図示せず）を備え、流体がバルーンへ流 れることはできるが、そこから逆流することはできないようにする。

膨張自在のバルーン２８は、キャビティ２４の容積よりも大きくな（、好ましく はキャビティ２４の容積よりもわずかに小さい、第５図に示すように膨張した容 積を有することにより、キャビティ２４を包囲する正常な箱組１１６の圧縮また はゆがみを防止する手段を提供するように構成するのが好ましい、当然のことで あるが、正常な脳組織のゆがみは、望ましくない合併症（ｃｏ＋ｗｐｌｉ−ｃａ ｔｉｏｎｌ　を引き起こす。

第５図にはまた、治療流体４４がバルーン２８にある状態で治療流体４４に非侵 略的な加熱（ｎｏｎ−ｉｎｖａｓｉｖｅｈｅａｔｉｎｇｌを行なうことができる ようにバルーンに作動連係された第１の形態をなす加熱手段４６が図示されてい る。第５図に示す加熱手段４６は、外部超音波伝送手段４６または外部無線周波 数電磁エネルギ伝送手段４６とすることができる。

加熱手段４６が外部超音波伝送手段である場合には、バルーン２８内の治療流体 ４４に超音波エネルギを集める。バルーンの内容物を加熱するのに超音波エネル ギを使用する場合には、頭蓋骨組織１４は、ぎざぎざ穴２２の上には置かれず、 か（して、超音波エネルギオをぎざぎざ穴２２を介して妨害を受けることなく伝 送する通路を提供することができる。

加熱手段４６が外部無線周波数電磁エネルギ伝送手段である場合には、治療流体 ４４は溶液中に放射性同位体のほかに酸化鉄懸濁体を含む、この酸化鉄懸濁体は 、無線周波数電磁エネルギにより加熱される。

監視手段４８が、バルーン手段２８内に治療流体４４の温度を監視するために設 けられている。好ましい実施例においては、監視手段４４は、バルーン手段２８ 内に植え込まれた結晶オシレータ４８である。オシレータ４８は、バルーン２８ 内のカテーテルの外側に取着することもできる。結晶オシレータ４８は、温度に 比例して変化する振動周波数を有している。結晶オシレータ手段８の振動周波数 は、監視手段の一部として考えることができる外部アンテナ５０により非侵略的 に測定することができる。結晶オシレータ４８は、１９９０年６月発行の「ナサ ・チク・ブリーフズＪ　（”Ｎａ５ａ　Ｔｅｃｈ　Ｂｒ１ｅｆｓ”）に記載され ているような、フロリダ州、セイント・ピーターズバーグ（Ｓｔ、　Ｐｅｔｅｒ ｓｂｕｒｇ）に所在するヒユーマン・チクノロシーズ・インコーホレイテッド（ Ｈｕｍａｎ　Ｔｅｃｈｎｏ−１ｏｇｉｅｓ、　Ｉｎｃ、）からコーチングｆｃｏ ｒｔｅｍｐｌなる商品名で入手することができる０本明細書においては、この文 献を引用して本明細書における説明に代える。

第５図に示す装置は、非孔質バルーン２８を使用する場合には、放射線治療と熱 治療の双方を、キャビティ２４を囲む残りの箱組［１６に同時に施用することが できる手段を提供する。

最も広い観点においては、第５図の装置を利用した外科手順は、腫瘍１８の少な くとも一部を外科的に除去することにより、キャビティ２４を残りの脳組織１６ に形成する工程を含むように構成することができる０次に、治療装置２６．２８ をキャビティ２４内に配置し、キャビティ２４を囲む残留腫瘍を含む残りの組織 を治療装置２６．２８を用いて治療する。治療装置２８は、膨張自在のバルーン ２８であるのが好ましい、膨張自在のバルーンは、治療流体４４により膨張され 、キャビティ２４を占めることにより、治療流体４４をキャビティ２４を囲む残 りの組ｍ１６に著しく接近して配置する。第４図に示すように皮下に植え込まれ た受け器３０と、経皮注入した治療流体とを使用することにより、患者に対して 更に外科的な切開を行なうことなく手順を非侵略的に実施することができる０本 発明の装置と方法を、脳膓瘍の治療に関して説明したが、腫瘍を除去することに より形成されたキャビティ内に治療装置を配置して治療を行なうことができる他 のタイプの臘瘍に関しても適用することができるのは当然である。

装置２６全体を所定の場所に残すことにより、その後の更なる治療を所望により 永久に行なうことができる。

！亙１しと１五ヨ 第６図は、バルーン２８内の治療流体４４を加熱する異なる手段を設けた別の実 施例を示す。

第６図に示す装置は、外部マイクロ波送信機５２と、皮下植λ込み式マイクロ波 受信機手段５４とを備えている。マイクロ波送信機５２は、好ましくは２００Ｍ Ｈｚ乃至４００ＭＨｚの範囲、より好ましくは約３００ＭＨ２で作動する。マイ クロ波受信機手段５４は、実際にマイクロ波エネルギを受けて昇温する金属素子 ５６を備えている。マイクロ波受信機５２は、受信機手段５４に焦点をあてられ る超音波送信機で置き換えることもてきる。絶縁体５８が金属素子の上下を覆い 、頭皮１２と下にある頭蓋骨組織１４の加熱を防止するようにしている。！３１ 合タブ６０を使用して、マイクロ波受信機装置５４を頭蓋骨１４に取着すること ができる。

導体手段６２が、熱を金属素子５６からバルーン２８内の治療流体４４へ導くよ うに、金属素子５６からバルーン２８の内部へ延びている。導体手段６２は、一 部がバルーンの内部で露出されている金属導体６６を覆う外部絶縁体６４を有し ている。あるいは、導体手段６２は、中空のカテーテル３２に挿通させることも である。

第６図の装置はまた、第５図に示すように温度監視手段４８．５０を使用するこ ともできる。

１１区立叉１１ 第７図は、本発明の更に別の実施例を示し、本実施例においてはバルーンは、非 孔質の内壁２８Ａおよび多孔質の外壁２８Ｂを有する二重壁バルーンである。上 記した第１の皮下植え込み式の受け器３０とカテーテル３２が、非孔質の内壁２ ８Ａと連通して、第１の治療流体４４を内壁２８Ａの内部に提供するようにして いる。第１の治療流体４４は、放射性治療流体であるのが好ましい、上記した加 熱手段４６が、第１の治療流体４４を非侵略的に加熱するように設けられている 。第６図の別の加熱手段を利用することもできる。

第２の皮下植え込み式の受け器手段６８が、第２の治療流体７０の経皮注入を受 けるように設けられており、第２の治療流体は化学療法治療流体７０であるのが 好ましい、第２の受け器６８は、参照番号６９で示すような縫合タブにより所定 の位置に保持することができる。第２のカテーテル７２により、第２の受け器６ ８は、内壁２８Ａと外壁２８Ｂとの間に画定された、化学治療流体７０が収容さ れるスペース７４と連通されている。スペース７４は、化学治療流体７４を一時 的に保持するように内壁２８Ａと外壁２８Ｂとの間に配置されるスポンジ状材料 ７６からなる層を有している。

多孔質の外壁２８Ｂは、化学治療流体７４が液滴のような形態で滲出することが できるように小さな開ロア８を多数有している。化学治療流体は、多孔質外壁２ ８へ滲出して、キャビティ２４を囲む脳組織１６と直接接触する。

上記した結晶オシレータ４８を、上記したように流体の温度を監視するように、 内壁２８Ａまたは外壁２８Ｂ内に配置することができる。

チェックバルブ８２を、化学治療流体７０がスペース７４から第２のカテーテル ７２を介して受け器６８へ逆流するのを防止するように、第２のカテーテル７２ 内に配設することができる。一方向バルブ８２を、フロリダ州、セイント・ビー ターズバーグに所在するバーキー・ロバーツ・コーポレイション（Ｈａｌｋｅｙ −Ｒｏｂｅｒｔｓ　Ｃｏｒｐｏ−ｒａｔｉｏｎ）から入手することができ、例え ば、ラードナ−（Ｌａｒｄｎｅｒｌの米国特許第４，６８１，１３２号の記載に 従って構成することができる０本明細書では、この米国特許を引用して、その説 明に代える。

内壁２８内の第１の流体４４とスペース７４内の流体７０の双方からの流体圧が 、多孔質外壁２８Ｂの小さな開ロア８を介して第２の流体を付勢するように作用 する。

第７図には、放射線、熱および化学治療剤からなる群から選ばれる少なくとも２ つ、好ましくは、３つ全部を、キャビティ２４を囲む残りの箱組ｔａ１６へ同時 に非侵略的に施用することができるように、加熱手段４６と、バルーン２８Ａ、 ２８Ｂに作動連係された第１および第２の皮下受は器３０および６８とを備えて いる治療手段が示されている。

あるいは、二重壁バルーン２８Ａ、２８Ｂの代わりに、外壁２８が多孔質壁であ り、内部にスポンジ状材料を含む第５図に示すのと同様の構成を有する化学治療 手段を適用することもできる。

１１皿辺ｍ 第８図には、第５図と同様のバルーン２８が示されている。第８図には更に、皮 下植え込み式受は器３０の代わりに、経皮カテーテル８４を使用して達成するこ とができる構成が示されており、この実施例においては、経皮カテーテル８４は 、該経皮カテーテル８４が封止して固着配置されている、頭蓋骨１４に植え込ま れた中空のボルト８６により頭蓋骨１４および頭皮１２を介して延びるように配 設されている。中空のボルト８６は、所望の場合には、非金属材料から形成する ことができる。

９および１０　の 第９および１０図は、本発明の更に別の実施例を示す、第９図においては、修正 された皮下植え込み式の受け器８８が示されている。受は器は、カテーテル３２ によりバルーン２８に接続されている。

第１乃至７図に示す皮下植え込み代置は器３０は、幾分変形することにより、覆 っている頭皮１２が皮下受は器３０のサイズに適応することができるように構成 されている。更に、第１乃至７図の皮下受は器３０は、皮下受は器３０を触感に より配置することができるように頭皮４０の触診により配置されるように構成さ れている。

受は器３０のような触診性愛は器は、頭皮１２に供給される血液に影響を及ぼす 可能性のある圧力を頭皮１２に及ぼすので、皮膚細胞の死滅あるいは破壊といっ た明らかな問題を引き起こす可能性がある。

修正された受け器８８は、円形形状をなし、Ｘ線が不透過の環状の金属リング９ ０を有している。受は器８８と金属リング９０は、マイダス・レックス・カンパ ニー（Ｍｉｄａｓ　Ｒｅｘ　Ｃｏｍｐａｎｙｌにより製造されているような、広 く利用されている空気駆動のドリルで頭蓋骨１４に形成された座ぐり９２内に配 置される。受は器８８は、縫合タブ９４により所定の位置に保持することができ る。受は器はまた、頭蓋骨１４にねじ込まれる通常のねじ（図示せず）により所 定の位置に保持することもできる。

修正された受け器８８は、覆っている頭皮１２を変形しないようにあるいは頭皮 １２に過度の圧力を生じないように、配置することができる。しかしながら、受 は器８８は、第４図に示す方法と同様に皮下計４０により治療流体を注入するこ とができるように、皮下受は器８８を正確に配置するのを容易に行なうことがで きる手段が必要となる。かかる配置は、第１０図に示すようにして行なわれる。

金属グリッド９４は、患者の頭皮１２上の所定の位置に置かれ、テープ９６のよ うな手段により固定して保持することができる０次に、平面放射線透過写真（ｐ ｌａｉｎｅｎ　ｆａｃｅ　ｒａｄｉｏｇｒａｐｈｌ、即ち、頭皮、溜め、グリッ ドおよび頭蓋骨のＸ線写真を取る。Ｘ線フィルムを観察することにより、外部金 属グリッド９４と皮下金属リング９０との関係を容易に知ることができ、皮下計 ４０を皮下受は器８８の中心に当てるように首尾良く通すことができる正しいグ リッド方形を外部から選択することができる。

かくして、本発明の方法は、本来の目的および利点とともに、上記した目的およ び利点を容易に達成することができる０本発明のある好ましい実施例を、開示を 目的。

とじて図示しかつ説明したが、当業者であれば、添付請求の範囲により規定され る本発明の範囲と精神に包含される数多くの変更を行なうことができるものであ る。

ネ甫正書の番羽言尺文提出書 （特許法第１８４条の８） 平成５年１２月１４日

Claims (58)

【特許請求の範囲】
1. １．生きている患者の腫瘍を治療する外科治療方法において、 （ａ）前記腫瘍の少なくとも一部を外科的に除去して患者の残りの組構内にキャ ビティを形成する工程と、 （ｂ）前記キャビティに膨張自在の治療装置を配置する工程と、 （ｃ）前記キャビティを囲む残りの組織を前記治療装置により治療する工程とを 備えることを特徴とする外科治療方法。
2. ２．前記工程（ｃ）は膨張自在の装置が前記キャビティを占めることにより治療 流体を前記キャビティを囲む前記残りの組織に極めて接近して配置するように前 記膨張自在の装置を前記治療流体で膨張させることを特徴とする請求の範囲第１ 項に記載の方法。
3. ３．前記腫瘍は脳腫瘍であり、 前記工程（ｃ）は前記膨張自在の装置を前記キャビティの容積よりも大きくない 体積に膨張させて正常な脳組織の圧縮またはゆがみを防止することを特徴とする 請求の範囲第２項に記載の方法。
4. ４．前記工程（ｃ）は患者に更に外科切開を行なうことなく前記治療が非侵略的 に行なわれることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。
5. ５．前記工程（ｃ）は前記キャビティを囲む前記残りの組織に前記治療装置によ り熱を加えることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。
6. ６．前記工程（ｃ）は前記キャビティを囲む前記残りの組織に前記治療装置によ り放射線を当てることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。
7. ７．前記工程（ｃ）は前記キャビティを囲む前記残りの組織に前記治療装置によ り化学治療を施用することを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。
8. ８．前記工程（ｃ）は前記キャビティを囲む前記残りの組織に前記治療装置によ り熱と放射線を同時に当てることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。
9. ９．前記工程（ｃ）は前記キャビティを囲む前記残りの組織に前記治療装置によ り熱と化学治療とを同時に施すことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法 。
10. １０．前記工程（ｃ）は前記キャビティを囲む前記残りの組織に前記治療装置に より放射線と化学治療とを同時に施すことを特徴とする請求の範囲第１項に記載 の方法。
11. １１．前記工程（ｃ）は前記キャビティを囲む前記残りの組織に前記治療装置に より熱と放射線と化学治療とを同時に施すことを特徴とする請求の範囲第１項に 記載の方法。
12. １２．前記工程（ｂ）では前記膨張式装置がカテーテルにより注入受け器に接続 され、 前記方法は更に前記注入受け器を皮下に植え込む工程を更に備えることを特徴と する請求の範囲第１項に記載の方法。
13. １３．前記工程（ｃ）は治療流体を前記皮下注入受け器に経皮注入し、次いで前 記治療流体を前記注入受け器から前記カテーテルを介して前記膨張式装置へ流し て前記膨張自在の装置を前記治療流体で膨張させることにより前記治療流体を前 記キャビティを囲む前記残りの組織に極めて接近して配置することを特徴とする 請求の範囲第１２項に記載の方法。
14. １４．前記注入は皮下針により行なうことを特徴とする請求の範囲第１３項に記 載の方法。
15. １５．前記腫瘍は脳腫瘍であり、 前記注入受け器の前記植え込みは前記患者の頭蓋骨と頭皮との間に前記注入受け 器を植え込み、前記カテーテルを患者の頭蓋骨の穴に挿通することを特徴とする 請求の範囲第１２項に記載の方法。
16. １６．前記注入受け器は患者の頭蓋骨の座ぐりに収容されることを特徴とする請 求の範囲第１５項に記載の方法。
17. １７．患者の頭蓋骨にＸ線を当てることにより前記注入受け器を配置する工程を 更に備えることを特徴とする請求の範囲第１６項に記載の方法。
18. １８．患者の身体にＸ線を当てることにより前記注入受け器を配置する工程を更 に備えることを特徴とする請求の範囲第１２項に記載の方法。
19. １９．生きている患者の腫瘍を治療する外科治療方法において、 （ａ）前記腫瘍の少なくとも一部を外科的に除去する工程と、 （ｂ）放射線、熱および化学治療よりなる群から選ばれる少なくとも２つの治療 法を前記腫瘍が除去された場所を囲む残りの組織に同時に施用する工程とを備え る外科治療方法。
20. ２０．前記腫瘍は脳腫瘍であることを特徴とする請求の範囲第１９項に記載の方 法。
21. ２１．前記工程（ｂ）は患者に更に外科切開を行なうことなく非侵略的に行なわ れることを特徴とする請求の範囲第１９項に記載の方法。
22. ２２．前記工程（ｂ）は前記工程（ａ）において植え込まれた膨張性カテーテル の流体を前記腫瘍を除去した前記場所に配置することにより行なうことを特徴と する請求の範囲第２１項に記載の方法。
23. ２３．前記カテーテルと連通する受け器に前記流体を皮下注入することにより前 記流体を前記膨張性カテーテルに配置することを特徴とする請求の範囲第２２項 に記載の方法。
24. ２４．前記工程（ｂ）は前記治療法の３つ全てを同時に施用することを特徴とす る請求の範囲第１９項に記載の方法。
25. ２５．生きている患者から腫瘍を外科的に除去することにより残されたキャビテ ィを囲む組織の治療を行なう植え込み式治療装置において、 前記キャビティ内に配置されるように構成された膨張自在のバルーンと、 治療流体の経皮注入を受ける治療流体受け器手段と、 前記治療流体を前記受け器手段から前記膨張自在のバルーンへ運ぶように前記受 け器手段と前記バルーンとの間に接続されたカテーテル手段とを備えることを特 徴とする植え込み式治療装置。
26. ２６．前記受け器手段と前記バルーンとの間における前記治療流体の流れを制御 するように前記バルーンと前記受け器手段との間に接続されたバルブ手段を更に 備えることを特徴とする請求の範囲第２５項に記載の装置。
27. ２７．前記膨張自在のバルーンは前記キャビティの容積よりも大きくない膨張体 積を有し、前記キャビティを囲む正常な組織の圧縮またはひずみを防止する手段 を備えることを特徴とする請求の範囲第２５項に記載の装置。
28. ２８．前記受け器手段は皮下植え込み式受け器手段であることを特徴とする請求 の範囲第２５項に記載の装置。
29. ２９．前記バルーン手段は外側バルーン壁内に収容される内側バルーン壁を有す る二重壁バルーンであり、前記内側バルーン壁は放射性流体を内部に収容して保 持するように非孔質であり、前記外側バルーン壁は前記内側バルーン壁と外側バ ルーン壁との間のスペースに化学治療流体を収容しかつ該化学治療流体を分散さ せるように多孔質であることを特徴とする請求の範囲第２５項に記載の装置。
30. ３０．前記受け器手段は前記放射性流体を受ける第１の受け器手段であり、前記 カテーテル手段は前記第１の受け器手段と前記内側バルーン壁との間に接続され た第１のカテーテル手段であり、 前記装置は更に 前記化学治療流体の経皮注入を受ける第２の治療流体受け器手段と、 前記第２の受け器手段と、前記内側壁および前記該側壁の間の前記スペースとの 間に接続された第２のカテーテル手段とを更に備えることを特徴とする請求の範 囲第２９項に記載の装置。
31. ３１．前記バルーン手段は前記内側壁と前記外側壁との間にスポンジの層を有す ることを特徴とする請求の範囲第２９項に記載の装置。
32. ３２．前記治療流体が前記バルーンにあるときに前記治療流体を非侵略的に加熱 するように前記バルーンと作動連係された加熱手段を更に備えることを特徴とす る請求の範囲第２５項に記載の装置。
33. ３３．前記バルーン手段にある前記治療流体の温度を監視する監視手段を更に備 えることを特徴とする請求の範囲第３２項に記載の装置。
34. ３４．前記監視手段は温度に関連する振動周波数を有する植え込み式結晶オシレ ータと、該オシレータの前記振動周波数を感知する外部手段とを有することを特 徴とする請求の範囲第３３項に記載の装置。
35. ３５．前記加熱手段は超音波エネルギを前記バルーン内の前記治療流体に非侵略 的に伝送して前記治療流体を加熱する外部超音波伝送手段からなることを特徴と する請求の範囲第３２項に記載の装置。
36. ３６．前記加熱手段は無線周波数電磁エネルギを前記バルーン内の前記治療流体 に非侵略的に伝送して前記治療流体を加熱する外部無線周波数電磁エネルギ伝送 手段からなることを特徴とする請求の範囲第３２項に記載の装置。
37. ３７．前記加熱手段は、 外部マイクロ波送信機と、 昇温するようにマイクロ波エネルギを非侵略的に受ける皮下植え込み式マイクロ 波受信機と、該受信機手段から前記バルーンの前記治療流体に熱を導くように前 記受信機から前記バルーンの中へ延びる導体手段とを備えることを特徴とする請 求の範囲第３２項に記載の装置。
38. ３８．前記受け器手段は少なくとも一部がＸ線不透過性でありかつ患者の頭蓋骨 内に座ぐりされるように構成されており、 前記装置は受け器手段を覆う患者の頭皮に一時的に取着されるように構成された 金属クリッドを更に備え、該金属クリッドは患者の頭蓋骨にＸ線を照射すること により前記金属クリッドに対する前記受け器手段の位置を定めることができるよ うになっていることを特徴とする請求の範囲第２５項に記載の装置。
39. ３９．生きている患者から腫瘍を外科的に除去することにより残されたキャビテ ィを囲む組織を治療する植え込み式装置において、 前記キャビティの少なくとも一部を充填する膨張自在のバルーン手段と、 放射線、熱および化学治療よりなる群から選ばれる少なくとも２つの治療法を前 記キャビティを囲む残りの組織に同時に非侵略的に施用するように前記バルーン 手段に作動連係された治療手段とを備えることを特徴とする植え込み式治療装置 。
40. ４０．前記治療手段は、 放射性治療流体の経皮注入を受ける治療流体受け器手段と、 前記受け器手段から前記膨張自在のバルーン手段へ前記放射性治療流体を運ぶよ うに前記受け器手段と前記バルーン手段との間に接続されたカテーテル手段を更 に備えることを特徴とする請求の範囲第３９項に記載の装置。
41. ４１．前記バルーン手段は外側バルーン壁内に収容される内側バルーン壁を有す る二重壁バルーンであり、前記外側バルーン壁は多孔質であることにより前記内 側壁と外側壁との間のスペースに収容された化学治療流体を前記多孔質外側壁を 介して分散させる手段を提供することを特徴とする請求の範囲第３９項に記載の 装置。
42. ４２．前記治療手段は前記バルーン手段に治療流体を充填する手段と、 前記治療流体が前記バルーン手段に含まれているときに前記治療流体を非侵略的 に加熱するように前記バルーン手段と作動連係された加熱手段とを更に備えるこ とを特徴とする請求の範囲第３９項に記載の装置。
43. ４３．前記バルーン手段にある前記治療流体の温度を監視する監視手段を更に備 えることを特徴とする請求の範囲第４２項に記載の装置。
44. ４４．前記治療手段は前記治療法の３つ全てを同時に非侵略的に施用する手段で あることを特徴とする請求の範囲第３９項に記載の装置。
45. ４５．生きている患者から脳腫瘍を外科的に除去することにより残されたキャビ ティを囲む残りの組織の治療を行なう放射線治療装置において、 前記キャビティに配置されかつ内部の放射性治療流体を前記残った組織に極めて 接近して保持するように構成された膨張自在の溜めと、 該溜めが前記キャビティ内に配置されてから前記放射性治療流体を前記溜めに導 くカテーテル手段とを備えることを特徴とする放射線治療装置。
46. ４６．前記放射性治療流体の経皮注入を受けるように配設されかつ前記カテーテ ルに接続された皮下植え込み式治療流体受け器手段を更に備えることを特徴とす る請求の範囲第４５項に記載の装置。
47. ４７．前記膨張自在の溜めは、前記キャビティの容積よりも大きくない膨張容積 を有することにより、前記残りの組織の圧縮またはゆがみを防止する手段を構成 することを特徴とする請求の範囲第４５項に記載の装置。
48. ４８．生きている患者から脳腫瘍を外科的に除去することにより残されたキャビ ティを囲む残った組織を治療する熱治療装置において、 前記キャビティに配置されかつ前記残った組織に極めて接近して内部に治療流体 を保持するように構成された膨張自在の溜めと、 該溜めが前記キャビティに配置されてから前記溜めに前記治療流体を導くカテー テル手段と、前記治療流体が前記溜めにあるときに前記治療流体を加熱するよう に前記溜めに作動連係された加熱手段とを備えることを特徴とする熱治療装置。
49. ４９．前記治療流体の経皮注入を受けるように配設されかつ前記カテーテル手段 に接続された皮下植え込み式治療流体受け器手段を更に備えることを特徴とする 請求の範囲第４８項に記載の装置。
50. ５０．前記バルーン手段にある前記治療流体の温度を監視する監視手段を更に備 えることを特徴とする請求の範囲第４８項に記載の装置。
51. ５１．前記監視手段は植え込み式結晶オシレータと、該オシレータの振動周波数 を感知する外部手段とを有することを特徴とする請求の範囲第５０項に記載の装 置。
52. ５２．前記加熱手段は超音波エネルギを前記溜めの前記治療流体に伝送して前記 治療流体を加熱する外部超音波伝送手段を備えることを特徴とする請求の範囲第 ４８項に記載の装置。
53. ５３．無線周波数電磁エネルギを前記溜めの前記治療流体に伝送して前記治療流 体を加熱する外部無線周波数電磁エネルギ伝送手段を備えることを特徴とする請 求の範囲第４８項に記載の装置。
54. ５４．前記加熱手段は 外部マイクロ波送信機と、 昇温するようにマイクロ波エネルギを受ける皮下植え込み式マイクロ波受信機手 段と、 前記受信機手段から前記溜めの前記治療流体へ熱を導くように前記受信機手段か ら前記溜めの中へ延びる導体手段とを備えることを特徴とする請求の範囲第４８ 項に記載の装置。
55. ５５．生きている患者から脳腫瘍を外科的に除去することにより残されたキャビ ティを囲む残った組織を治療する化学治療装置において、 前記キャビティ内に配置されかつ化学治療流体を内部に保持するように構成され 、しかも前記残った組織と接触するように前記化学治療流体を分散させる多孔質 外側壁を有する膨張自在の溜めと、 前記溜め手段が前記キャビティ内に配置されてから前記化学治療流体を前記溜め 手段へ導くカテーテル手段とを備えることを特徴とする化学治療装置。
56. ５６．前記化学治療流体を一時的に保持するように前記溜め手段に配置されたス ポンジ手段を更に備えることを特徴とする請求の範囲第５５項に記載の装置。
57. ５７．前記溜め手段は前記多孔質外側壁に収容される非孔質の内側壁を更に備え 、前記カテーテル手段は前記化学治療流体を前記スペースに導くように前記内側 壁と前記外側壁との間に画定されたスペースに接続されていることを特徴とする 請求の範囲第５５項に記載の装置。
58. ５８．前記カテーテル手段は第１のカテーテル手段であり、 前記装置は 前記溜め手段の前記内側壁内に画定された内部に第２の流体を導く第２のカテー テル手段と、前記化学治療流体および前記第２の流体の経皮注入を受けるように 前記第１および第２のカテーテル手段にそれぞれ接続され第１および第２の皮下 植え込み式流体受け器手段とを備えることを特徴ヒする請求の範囲第５７項に記 載の装置。