JPH06507357A - 改良アクセス手段を具備するトラックバンの覆い - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 改良アクセス手段具備するトラックパンの覆い技術分野 本発明は、トラックの積荷積降しを容易にするためトラックの後部またはいずれ かの側の側部に配置自在なアクセス開口部を存する可動式覆いウェブを有するト ラックパン用覆い手段に関するもので、パンを覆うためにウェブの開口部はパン の前部に設けられている。

背景技術 １９７３年１月９日発行の米国特許第３．７０９．５５２号は、パンの車体の屋 根から懸下した摺動自在なカーテンを用いて、開放された側部を開閉できるよう したトラックパンを開示している。

１９８５年１０月８日発行の米国特許第４．５４５．８１１号は、プリーツ状の 側部を設けることにより側部が開放できるようになっていて、２枚の中実端部ド アが折畳み式カーテンで互いにつながれてなる摺動自在なドア構造によって覆う ことができるようにしたパンの車体を開示している。

１９８９年７月４日発行の米国特許第４．８４４．５２４号には、開口部に伸長 自在なカーテンを張設したトレーラ−・トラックの覆いアセンブリで、垂直軸を 持ち軸受部材によってトレーラ−・トラックに回転自在に接続するようにしたシ ャフトを含むものが開示されている。

発明の開示 本発明の一形態によれば、トラックパンは床板と、床板に支持され垂直方向に配 置した軸を持つ複数のコーナー拳ローラと、ローラに巻回しこれに密着させた無 端ウェブと、ウェブに形成したアクセス用開口と、ローラに巻回したウェブ全体 を動かすことにより、トラックパンの前部、後部あるいは側部のいずれかの側に アクセス用開口を選択的に位置させるための手段とからなる。

図面の簡単な説明 図中、第１図は本発明が適用されるパンを連結したトラックを示す斜視図であり 、第２図は第１図のパンの一部を切り欠いたものを異なる視点から見た図であり 、第３．４．５．６．７図は本発明を構成する部分の詳細を示す斜視図である。

本発明を実施するための最良の態様 第１図、第２図において、数字１は従来型トラックの運転台を示し、２はこれに つながるパンの全体を表す。

第２図において、数字３はパンの床板、４は屋根を示す。第１図、第２図の構造 は当然のことながら、従来型のシャシ・フレーム（図示せず）上に搭載されてい る。

コーナー柱５は床板３の上に垂直に載置されている。反対側にも同様にコーナー 柱が設けられているが図では示していない。コーナー柱５と、柱５の反対側の第 ２図では見えない柱に前壁Ｗが取り付けられており、この壁は床板３から屋根４ まで延在する。パンの後部には一対のコーナー柱６．７が設けられ、コーナー柱 ５と同様に床板３上に垂直に載置されている。

パンの開閉構造は、コーナー・ローラ８．９．１０．１１と、これに巻回し密着 させた無端可動ウェブ１２からなる。無端ウェブ１２は、上端を上部ベルト１４ に取り付け、下端を床板３より低い位置にある下部ベルト１５に取り付けたカー テン１３からなる。床板下段３ｂは床板上段３の下部に位置し、ローラ８−１１ と他の関連構造を支持する。したがって下部ベルト１５とローラ８−１１の下端 部は容易に接触させることができる。カーテン１３の縁部１６．１７の間に隙間 を設けることによす、パンのいずれかの側の側部あるいは後部にアクセス用開口 を規定することができ、それにより内部へのアクセスが可能になる。運転台１の 背後にある前壁Ｗに隣接させかつこれに並列させるようにして、パン前部にアク セス用開口を設けると、パンを効率よく覆うことができる。

第３図において、パンの屋根４は、隣接する端部で固定されたチャンネル１９． ２０などで形成される支持フレームによって支持されるが、チャンネルはパンの 四隅を規定するもので、コーナー柱５．６．７と柱５の反対側のもう１本の柱に よって支持されている。

ローラ１１を拡大図である第３図、第４図に示す。第３図はローラ１１の上端部 を示し、第４図は同ローラの下端部を示す。ローラ１１の上端部には凹部１１ａ が形成されていて無端上部ベルト１４とうまく協同して作用し、一方周辺部の凹 部１１ｂはローラ１１の下端部に形成されることにより、無端下部ベルト１５と 協同して作用する。

無端ウェブ１２に適切な張力をもたせるために、第５図に示すような構造を用い ることができる。そのためには、２３のようなベースプレートをチャンネル１９ にボルト２４．２５を用いて取付け、可動式張力プレート２６をピボット２７の ベースプレート２３に旋回自在に装着すればよい。ローラ９の上端部を、張力プ レート２６の右端における従来のジャーナル構造によって軸承させる。ローラ９ の下端部にベースプレート２８を接続し、床板３ｂにボルト２９．３０で固定す る。張力プレート３１はベースプレート２８にピン３２によって旋回自在に接続 する。ローラ９の下端は張力プレート３１の従来型ジャーナル軸受に軸承搭載し て回転させるが、これは図示しない。

ローラ９の姿勢を垂直方向に維持するために、接続バー３４の上端を張力プレー ト２６に、下端を張力プレート３１に溶接でしっかりと固定する。

無端ウェブに張力をかけるためには第６図に示す構造を用い、数字３７で全体を 示すピストン・シリンダー構造をさらに含めてもよい。ピストン・ロッド３８は ビン３９でベースプレート２８に旋回自在に接続し、シリングー４０端部のビン ４１を張力プレート３１に軸支させる。これによりピストン・シリンダー装置３ ７の作用によって張力プレート３１とローラ９に揺動運動を与え、その結果無端 ウェブの張力を制御できる。張力構造は必要に応じて１つ又はそれ以上のローラ に取付けることができるのは当然である。

無端ウェブ１２全体を移動させるには、第７図に示す電動モータＭのようなモー タ手段とこれにつながる軸受構造Ｂを用いて、ローラ１０にしっかりと固定した シャフトＳに回転運動を与える。第７図に示すように、モータＭとこれにつなが る軸受Ｂは床板下段３ｂの下に配置する。中間車をローラ１０として用い、無端 ウェブ１２を内側に移動させることもできる。

モータＭとこれにつながる軸受Ｂを作動させることにより、数字１０で示すよう なローラに回転運動が与えられるのは明らかである。この回転運動によって無端 ウェブ１２全体が移動するため、状況に応じてパンの右、左、あるいは後部など 所望の位置にアクセス用開口１８を設けることができ、パンの積荷積降しが容易 になる。所望であれば、ウェブ１２はモータＭではなく、手動で移動させてもよ い。

無端ウェブ１２、コーナー柱５．６．７、さらにコーナー柱５の反対側に位置し 図示されない柱と、ローラ８．９．１０．１１はすべて屋根４によって覆われて いるため、パンの中身は雨に濡れることがない。積荷積降しの際のパン内部への 出入りが容易である一方、無端ウェブ１２を移動させてアクセス用開口部１８を パン２の前壁Ｗと運転台１の直後でかつこれに隣接並列の位置にもってくること によりパンの安定性も確保できる。

上に述べたように本発明はトラックパンに適用できるが、かかる装置に限定され るものではなく、床板が四辺形で、該床板の四隅に軸が垂直方向の複数のローラ をそれぞれ装着した小部屋でもよく、この場合無端ウェブをローラの回りにぴっ たりと密着させ、該ウェブにアクセス用開口を形成し、さらにアクセス用開口を 小部屋の前部、後部あるいはいずれかの側の側部に選択的に配置させるために、 ローラに巻回させたウェブ全体を移動させる手段を設け、天井クレーンと協同し て用いられるフックなどの適切な揚力装置、あるいはフォークリフトなどと協同 して用いるパレット式の床板などを設けて構成することができる。

ＩＧ７ 国際調査報告 フロントページの続き （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、　ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、　ＧＲ，ＩＴ、　ＬＵ、　ＮＬ、　ＳＥ）、０Ａ（ ＢＦ、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、ＣＩ、ＣＭ、ＧＡ、ＧＮ、ＭＬ、ＭＲ，ＳＮ、ＴＤ、 ＴＧ）、ＡＵ、ＢＢ、　ＢＧ、　ＢＲ，ＣＡ、　Ｃ３，ＦＩ、　ＨＵ、ＪＰ、　 ＫＰ。

ＫＲ，ＬＫ、ＭＣ，ＭＧ、ＭＮ、ＭＷ、Ｎｏ、ＰＬ、ＲＯ，ＳＤ、ＳＯ

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. １．四辺形の床板と、該床板の四隅にそれぞれ装着され垂直方向の軸を有する複 数のローラと、該ローラに巻回されこれに密着する無端ウエブと、該ウエブに設 けたアクセス用開口と、該ローラに巻回させたウエブ全体を移動させて該アクセ ス用開口をトラックバンの前部、後部あるいはいずれかの側の側部に選択的に位 置させるための手段とからなるトラックバン。
2. ２．前記無端ウエブが、カーテンと、該カーテンの上縁と下縁にそれぞれ取付た 無端上部ベルトと無端下部ベルトとからなることを特徴とする特許請求の範囲第 １項に記載のトラックバン。
3. ３．前記ローラの一部が中間車であり、該ローラの少なくともいくつかが駆動ロ ーラであることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のトラックバン。
4. ４．ウエブ張力手段を前記ローラの少なくともいくつかに取付けて、限定された ウエブ張力運動を与えることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のトラッ クバン。
5. ５．前記ウエブ張力手段はそれぞれ、前記ローラの少なくともいくつかの上端と 下端にそれぞれつながれた上部装置と下部装置を含み、該ローラの少なくともい くつかにつながれた該上部、下部装置のそれぞれは、いっせいに移動できるよう に接続バーによって互いに連結されて固定されていることを特徴とする特許請求 の範囲第４項に記載のトラックバン。
6. ６．前記ローラの上端部と下端部は、前記上部ベルトと下部ベルトをそれぞれ受 けるように直径がわずかに小さくなっていることを特徴とする特許請求の範囲第 ２項に記載のトラックバン。
7. ７．床と、前壁と、台と、該床台から上向きに立設された垂直コーナー柱と、該 柱の上に載置した屋根と、該コーナー柱に隣接して装着された垂直方向ローラと 、該ローラに巻回されこれに密着する無端ウエブと、該ウエブに形成されバンの 後部又はいずれかの側の側部からバンヘの出入りを可能にするアクセス用開口と からなるトラックバン。
8. ８．前記屋根が該ローラと該ウエブを覆っていることを特徴とする特許請求の範 囲第７項に記載のトラックバン。
9. ９．前記無端下部ベルトは、該床板より低い位置に設けられていることを特徴と する特許請求の範囲第２項に記載のトラックバン。
10. １０．間隔を設けて配備された前記カーテンの上縁と下縁によって、前記アクセ ス用開口の側部縁が規定されることを特徴とする特許請求の範囲第２項に記載の トラックバン。
11. １１．前記アクセス用開口を該トラックバン前部の前壁とこれにつながるトラッ ク運転台に密着並列させて設けることにより、該トラックバンを効率よく閉鎖す ることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のトラックバン。
12. １２．前記垂直方向コーナー柱が山形材による構成であることを特徴とする特許 請求の範囲第７項に記載のトラックバン。
13. １３．バンの前部に設けた前記垂直方向コーナー柱は該無端ウエブの外側にあり 、バンの後部に設けた前記垂直方向コーナー柱は無端ウエブの内側にあって、隣 接するローラに対してそれぞれ一部分包囲する関係にあることを特徴とする特許 請求の範囲第１２項に記載のトラックバン。
14. １４．前記ウエブ全体の移動が電動モータとこれに連動するギアによって行われ ることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のトラックバン。
15. １５．前記ウエブを手動で移動させることを特徴とする特許請求の範囲第１項に 記載のトラックバン。
16. １６．四辺形の床板と、該床板の四隅に装着され垂直方向の軸をもつ複数のロー ラと、該ローラに巻回されこれに密着する無端ウエブと、該ウエブに形成したア クセス用開口と、ローラに巻回させたウエブ全体を移動させて、該アクセス用開 口を四辺形の小部屋の前部、後部あるいはいずれかの側の側部に選択的に位置さ せるための手段と、該小部屋を持上げて運搬するのを容易にするための手段とか らなる小部屋。