JPH0613949U - バス荷物室の可動ボックス装置 - Google Patents

バス荷物室の可動ボックス装置

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Publication number
JPH0613949U
JPH0613949U JP5328292U JP5328292U JPH0613949U JP H0613949 U JPH0613949 U JP H0613949U JP 5328292 U JP5328292 U JP 5328292U JP 5328292 U JP5328292 U JP 5328292U JP H0613949 U JPH0613949 U JP H0613949U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
luggage
box
floor
luggage compartment
bus
Prior art date
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Pending
Application number
JP5328292U
Other languages
English (en)
Inventor
利生 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
Priority to JP5328292U priority Critical patent/JPH0613949U/ja
Publication of JPH0613949U publication Critical patent/JPH0613949U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 客席床下に荷物室を備えるバスにおいて、単
純な構成により荷物室に対する荷物の出し入れを簡単か
つ容易に行えるようにする。 【構成】 荷物室1の床面上を扉3に臨む車幅方向へ移
動可能な荷物ボックス4と、スイッチ34の操作方向に
応じて荷物ボックス4を移動させる駆動手段24と、荷
物ボックス4の最大移動量をボックス4のほぼ半分に規
制するストッパ手段30,31を設け、荷物ボックス4
の移動方向に面する囲い7を開閉可能に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はバス荷物室の可動ボックス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
観光バスなどでは客室床下に荷物室を備えたものがよく見られるが、既存の荷 物室は客席床下の空間を単に画成するだけの構成のため、荷物の出し入れに荷物 室へ人が入り、中腰になって作業するような場合もあり、荷物が大きく重くなれ ば、作業者は大変な重労働を負担することになる。
【0003】 そこで、作業者の負担を軽減するため、荷物室の床板を開口すると共に、その 開口を車幅方向から閉じるように搭載可能な自走台車を備え、台車に車輪の昇降 手段を設けたもの、また荷物室の床板を昇降可能なリフタに構成し、リフタ上に 搭載可能な台車を設けたものが本出願人により提案されている(実開平3ー24 483号公報,実開平3ー24934号公報)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来例では車輪の昇降手段またはリフタの駆動手段 のほかに、台車の自走手段または牽引手段が必要なため、コストの大幅な上昇を 招くという問題点があった。また、荷物室の床面(車体の一部)自体が構造的に 大きく変わるため、既存の荷物室への適用は非常に難しい。さらに、荷物室に対 する台車の上げ下げに加えて、地上で移動に台車の操作が必要なため、装置が大 掛かりな割りには荷物の出し入れがそれほど簡便にならないという欠点もあった 。
【0005】 この考案はこのような問題点を解決するため、単純な構成により荷物室に対す る荷物の出し入れを簡単かつ容易に行える可動ボックス装置の提供を目的とする 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため、この考案は客席床下に荷物室を備えるバスにおいて、荷物室の床面 上を扉に臨む車幅方向へ移動可能な荷物ボックスと、スイッチの操作方向に応じ て荷物ボックスを移動させる駆動手段と、荷物ボックスの最大移動量をボックス のほぼ半分に規制するストッパ手段を設け、荷物ボックスの移動方向に面する囲 いを開閉可能に形成したものである。
【0007】
【作用】
荷物を出し入れする際には、荷物室の扉を開いてスイッチを操作すると、駆動 手段がスイッチの操作方向に応じて作動し、これにより荷物ボックスが車幅方向 へ移動するのであり、ボックスが荷物室から半分ほど引き出されてくると、スト ッパ手段が働いてボックスの移動を自動的に停止する。この状態で、車両の外部 にてボックスの囲いを開いて荷物の積み降ろしを行い、作業が完了したら囲いを 閉じ、スイッチ操作により駆動手段を逆方向に作動させると、ボックスは荷物室 へと後退して格納される。
【0008】
【実施例】
図1,図2において、1はバス2の客席床下に画成した荷物室で、室1内は車 両の前後方向へ複数の部屋1Aに仕切られ、各部屋1Aの両側に上下方向へ平行 移動するように開閉可能な扉3が設けられる。
【0009】 部屋1Aの内部には床面上を扉3に臨む車幅方向へ移動可能な荷物ボックス4 が納められる。ボックス4は荷物の載置部13として底板5と枠板6により浅底 の箱型に形成され、その上方に荷物崩れを抑える囲い7が設けられる。囲い7は コ字状のフレーム8に網11を固定的に張ることによりボックス4の移動方向と 平行な前後面7A,7Bが形成される。
【0010】 また、フレーム8の脚柱に沿って垂直な芯棒9が立てられ、これらの芯棒9に それぞれ同じ数のリング10(スライダ)が取り付けられる。そして、ボックス 4の移動方向に面する両側で芯棒9を1組としてこれらのリング10に網12の 両端をそれぞれ同じ間隔で結ぶことにより、上下方向へ開け閉め可能な囲い7C ,7Dに形成される。
【0011】 網12の下辺側は載置部13の上端に固定され、また上辺をゴム製のロープ1 4で形成する。ロープ14の両端にはフック15が設けられ、これらをフレーム 8上端の環状金具16に係合するとロープ14が伸びて網12を緊張させるよう になっている。
【0012】 荷物ボックス4の移動をスムーズに、かつボックス4の横ズレを抑えるため、 図3〜図5のように部屋1Aの床面上に荷物ボックス4の移動方向と平行な両サ イドに溝状のレール18が、底板5下面に両サイドのレール18と対応してレー ル18内を転がる多数のコロ19が2列に配設される。また、ボックス4が上下 方向へ動くのを抑えるため、ボックス4の移動方向に沿って互いに上下の位置関 係で重なり合うガイド20が形成される。
【0013】 部屋1Aの仕切板21には図6〜図9のように片側中央で回転自由なセンタギ ヤ22が、ボックス枠板6には水平方向のほぼ幅一杯にわたってセンタギヤ22 とかみ合うラック23が設けられる。荷物ボックス4を移動させるのが駆動手段 としての可逆モータ24で、その回転軸にはセンタギヤ22とかみ合う減速ギヤ 25が取り付けられ、ボックス4はモータ24の回転力を受けてその回転方向に 応じ部屋1A内を左右(車幅)方向へ移動する。26は荷物ボックス4のラック 23と反対側を抑えるズレ止めローラで、ボックス枠板6の移動方向へ伸びる溝 27内を転がるように部屋1A側で回転自由に支持される。
【0014】 部屋1Aの仕切板21にはボックス4の最大移動量をボックス4のほぼ半分に 規制するストッパ手段としてセンタギヤ22の両側で互いに対向する一対の突起 部材30が、ボックス枠板6には移動方向に応じてそれぞれ規制位置でこれら突 起30の片側に突き当たる係止部材31が配設される。なお、各係止部材31に は突起30との当接面に緩衝用ラバー32が張り付けられる。
【0015】 部屋1A内には扉3をどちらから開けても荷物ボックス4を移動可能なように 操作スイッチ34が左右に設けられる(図2参照)。各スイッチ34は図10, 図11のように蓋36付きのスイッチボックス35内に収装され、引き出し側と 収納側へ選択的に押すとモータ24への電流方向が切り替わると共に、モータ2 4の負荷を感知すると電源を自動的にカットする回路構成になっている。37は 蓋のつまみ、38は蓋を閉じ位置に保持する磁石を示す。
【0016】 なお、図2の40は荷物ボックス4を部屋1A内の格納位置に固定するための ストッパ部材で、部屋1Aの床面両縁にそれぞれ2個ずつ差込穴41にて取り外 し可能に配設される。
【0017】 このような構成により、荷物を出し入れする際には、荷物室1の扉3を開いて 手前のストッパ部材40を外してから、スイッチ34を引き出し側に操作すると 、モータ24の正回転により荷物ボックス4が手前へと移動する。そして、ボッ クス4が荷物室1から半分ほど引き出されてくると、係止部材31が突起部材3 0に突き当り、それ以上の移動が規制されるので、モータ24の回転は停止する 。
【0018】 この状態、車両の外部にてボックス4の囲い7(7Cまたは7D)を開いて荷 物の積み降ろしを行い、その作業が完了したら囲い7を閉じてスイッチ34を収 納側に操作すると、モータ24の逆回転によりボックス4が荷物室1へと後退し て格納位置で今度は奥のストッパ部材40に突き当たり、その位置でモータ24 が停止することになる。
【0019】 その後、手前のストッパ部材40を取り付けて荷物ボックス4を固定し、扉3 を閉じれば1つの部屋1Aに対する荷物の出し入れは完全に終了する。
【0020】 したがって、荷物の積み降ろしはすべて車両の外部にて荷物ボックス4に対し て容易に行え、ボックス4自体の出し入れもスイッチ34ひとつで簡単に操作で きるため、荷物の出し入れ作業を従前のように苦労することなく能率的に処理す ることが可能となる。また、構造的にも荷物ボックス4を引き出し式にモータ2 4などにより駆動するだけのため、既存の荷物室にも比較的容易に適用でき、コ スト的にも有利となる。なお、ボックス4の囲い7を網11,12で形成したの で、積み荷が容易に確認できる。
【0021】
【考案の効果】
以上要するにこの考案によれば、客席床下に荷物室を備えるバスにおいて、荷 物室の床面上を扉に臨む車幅方向へ移動可能な荷物ボックスと、スイッチの操作 方向に応じて荷物ボックスを移動させる駆動手段と、荷物ボックスの最大移動量 をボックスのほぼ半分に規制するストッパ手段を設け、荷物ボックスの移動方向 に面する囲いを開閉可能に形成したので、荷物の出し入れを車両の外部にて容易 かつ能率的に処理できる。また、既存の荷物室への適用も容易で、かつコストの 面でも有利となるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バスの側面図である。
【図2】荷物室内の一部斜視図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図3のB矢視図である。
【図5】荷物ボックスの一部側面図である。
【図6】図3のC−C断面図である。
【図7】図6のD−D断面図である。
【図8】図6のE−E矢視図である。
【図9】図6のF−F矢視図である。
【図10】操作スイッチの正面図である。
【図11】図10のG−G断面図である。
【符号の説明】
1 荷物室 3 扉 4 荷物ボックス 7 囲い 18 レール 19 コロ 22 センタギヤ 23 ラック 24 モータ 30 突起部材 31 係止部材 34 操作スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 客席床下に荷物室を備えるバスにおい
    て、荷物室の床面上を扉に臨む車幅方向へ移動可能な荷
    物ボックスと、スイッチの操作方向に応じて荷物ボック
    スを移動させる駆動手段と、荷物ボックスの最大移動量
    をボックスのほぼ半分に規制するストッパ手段を設け、
    荷物ボックスの移動方向に面する囲いを開閉可能に形成
    したことを特徴とするバス荷物の可動ボックス装置。
JP5328292U 1992-07-29 1992-07-29 バス荷物室の可動ボックス装置 Pending JPH0613949U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5328292U JPH0613949U (ja) 1992-07-29 1992-07-29 バス荷物室の可動ボックス装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5328292U JPH0613949U (ja) 1992-07-29 1992-07-29 バス荷物室の可動ボックス装置

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JPH0613949U true JPH0613949U (ja) 1994-02-22

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ID=12938389

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JP5328292U Pending JPH0613949U (ja) 1992-07-29 1992-07-29 バス荷物室の可動ボックス装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0583185U (ja) * 1991-11-26 1993-11-09 川鉄機材工業株式会社 枠組み足場用階段部材
KR100380386B1 (ko) * 2000-12-26 2003-04-11 현대자동차주식회사 버스의 화물이송장치
KR101351568B1 (ko) * 2013-09-03 2014-01-15 한국오텍공업(주) 서랍식 버스 화물 적재장치
KR101380107B1 (ko) * 2013-09-03 2014-04-04 알앤더스 주식회사 자동형 버스 화물 적재장치
JP2021107207A (ja) * 2019-09-03 2021-07-29 訊映光電股▲分▼有限公司OK Biotech Co. Ltd 観光バス

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