JP2004314656A - シャッタードア開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】機構の複雑化や装置の耐久性低下を招くことなく、簡単な構成でシャッタードアの最下段のパネルを引き上げて荷役作業効率及び積載効率の向上を図ることができるシャッタードア開閉装置を提供すること。
【構成】複数のパネル2(2a〜2e)を互いに回動可能に連結して成るシャッタードア1の最下段のパネル2eに連結されたワイヤー9を案内ローラ12を介して引っ張ることによって、垂直部3b−1と水平部3b−3をR部3b−2で連結して成るガイドレール3に沿って前記シャッタードア1を引き上げてこれを開くシャッタードア開閉装置において、前記案内ローラ12を前記ガイドレール3のR部3b−2に沿って配置する。
本発明によれば、シャッタードア1の全開時に最下段のパネル2eをガイドレール3の水平部3b−3まで移動させることができため、前記目的が達成される。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、保冷車や冷凍車等の貨物自動車に備えられたシャッタードアの開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
保冷車や冷凍車等の貨物自動車の荷箱に開口する荷役用開口部は、上下動するシャッタードアによって開閉されるが、シャッタードアは、複数のパネルを互いに回動可能に連結して構成されて重いため、ワイヤーの一端をシャッタードアの最下段のパネルに連結し、他端をスプリング等の重量バランサーに取り付けることによって開閉時のシャッタードアの操作力の軽減を図っている。
【0003】
ここで、図13に従来のシャッタードア開閉装置の構成を示す。
【0004】
即ち、図13は従来のシャッタードア開閉装置の構成を示す貨物自動車の荷箱後端上部の側面図であり、同図において、152bは荷箱152の天井部、152cは荷箱の後端上部に横方向に配された上部枠であって、荷箱152の後端面には矩形状の荷役用開口部152aが開口している。そして、荷箱152内の後部には左右一対のガイドレール103が配置されている。
【0005】
又、101は前記荷役用開口部152aを開閉するシャッタードアであって、これは複数のパネル102をヒンジによって互いに回動可能に連結して構成され、その左右に回転自在に設けられた複数のローラ118を前記ガイドレール103に係合せしめることによってガイドレール103に沿って移動可能に支持されている。そして、このシャッタードア101の最下段のパネル102eには、案内ローラ112を介して配索されたワイヤー109が連結されており、このワイヤー109を案内ローラ112を介して図示矢印a方向に引っ張ることによって、シャッタードア101がガイドレール103に沿って引き上げられて図示のように荷役用開口部152aが開かれ、作業者は荷役用開口部152aを介して荷物を出し入れして所要の荷役作業を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のシャッタードア開閉装置においては、ワイヤー109がスムーズに移動するように案内ローラ112を荷箱152内の後端上部に配置していたため、図示のようにシャッタードア101の全開状態において最下段のパネル102eはワイヤー109によって矢印b方向(パネル102eをガイドレール103の水平部に沿って移動させようとする矢印a方向の力の作用方向とは異なる方向)に引っ張られ、これが斜めの状態で停止してガイドレール103の水平部まで移動できないという欠点があった。このため、シャッタードア101の最下段のパネル102eが荷箱152の荷役用開口部152aの一部を覆い、全開時の開口部の高さが図示のhだけ低く抑えられるために荷役作業の効率及び荷箱の積載効率が悪くなるという問題があった。
【0007】
上記問題を解決するため、シャッタードア全開時の最下段パネルを引き上げるためのリンク機構や巻上装置等を設けた開閉装置が提案されている(例えば、実開昭62−168926号、特開平8−337121号公報参照)が、リンク機構や巻上装置等を設けると機構が複雑化するとともに、装置の耐久性が低下するという問題が発生する。
【0008】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、機構の複雑化や装置の耐久性低下を招くことなく、簡単な構成でシャッタードアの最下段のパネルを引き上げて荷役作業効率及び積載効率の向上を図ることができるシャッタードア開閉装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、複数のパネルを互いに回動可能に連結して成るシャッタードアの最下段のパネルに連結されたワイヤーを案内ローラを介して引っ張ることによって、垂直部と水平部をR部で連結して成るガイドレールに沿って前記シャッタードアを引き上げてこれを開くシャッタードア開閉装置において、前記案内ローラを前記ガイドレールのR部に沿って配置したことを特徴とする。
【0010】
従って、請求項1記載の発明によれば、ワイヤーをガイドする案内ローラをガイドレールのR部に沿って配置したため、シャッタードアの最下段のパネルを含む全パネルをガイドレールに沿って引き上げることができ、シャッタードア全開時に最下段のパネルをガイドレールの水平部まで移動させることができる。この結果、シャッタードアの最下段のパネルが荷箱の荷役用開口部の開口面積を制限することがなく、荷役用開口部はそのほぼ全てが荷役作業に供せられるため、荷役作業効率及び積載効率が高められる。そして、この効果は単に案内ローラの配置を変更するという簡単な構成で得られるため、機構の複雑化や装置の耐久性低下を招くことがない。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載発明において、複数の前記案内ローラを前記ガイドレールのR部に沿って配置したことを特徴とする。
【0012】
従って、請求項2記載の発明によれば、ガイドレールのR部に沿って配置された複数の案内ローラによってワイヤーがガイドレールのR部に沿って案内されるため、シャッタードアの最下段のパネルを含む全パネルがガイドレールに沿ってスムーズに引き上げられる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、左右一対の前記ガイドレールを前記シャッタードアの両側方に配置し、各ガイドレールの外側方に前記ワイヤーを配索したことを特徴とする。
【0014】
従って、請求項3記載の発明によれば、シャッタードアの両側部がワイヤーによって均等に引き上げられるため、該シャッタードアの全パネルがガイドレールに沿ってスムーズに引き上げられる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は本発明に係るシャッタードア開閉装置を備える冷凍車の側面図、図2は同冷凍車の後面図である。
【0017】
図示の冷凍車50は、図1に示すように、キャビン51の後方(図1の右方)に車体前後方向に長い矩形ボックス状の荷箱52を備えており、該荷箱52の後面には、図2に示すように、矩形の荷役用開口部52aが形成されている。即ち、荷箱52の後端部には矩形枠体53が取り付けられており、この矩形枠体53に前記荷役用開口部52aが開口している。
【0018】
そして、上記荷役用開口部52aは、複数(図示例では5枚)の横方向に長い矩形状のパネル2を互いに回動可能に連結して成るシャッタードア1を本発明に係る開閉装置によって上下動させることによって開閉される。尚、図1において、54は冷凍機を構成するエバポレータ、55はコンデンサである。
【0019】
次に、本発明に係るシャッタードア開閉装置の構成の詳細を図3〜図10に基づいて説明する。尚、図3は本発明に係るシャッタードア開閉装置の側面図、図4は図3のA−A線断面図、図5は図3のB−B線断面図、図6はシャッタードアの最下段パネル部分の側断面図、図7はパネル連結部の分解斜視図、図8はシャッタードアの左コーナー下部の平断面図、図9は重量バランサ部分の側断面図、図10は重量バランサの作用を説明する底面図(図9の矢視C方向の図)である。
【0020】
図3において、3は前記荷箱52(図1及び図2参照)内の荷室後部に配置された左右一対のガイドレール(図3には一方のみ図示)であり、各ガイドレール3は上部レール3Aと下部レール3Bとで構成されている。
【0021】
上記上部レール3Aと下部レール3Bは、図4及び図5に示すように、内側に開口する断面逆C字状を成すチャネル状部材で構成されており、上部レール3Aは、図3に示すように、荷箱52の天井部52bの内面に沿って水平に設置され、その後端部には車体後方に向かって下がる円弧状のR部3aが形成されている。
【0022】
又、下部レール3Bは、図3に示すように、垂直部3b−1と水平部3b−3を1/4円状のR部3b−2で連結して構成されており、垂直部3b−1は図5に示すチャンネル状のブラケット4によって荷箱52の側壁52cに取り付けられ、水平部3b−3は図4に示すアングル状のブラケット5によって前記上部レール3Aと共に荷箱52の天井部52bと側壁52cに取り付けられている。
【0023】
ここで、下部レール3Bの水平部3b−3は、上部レール3Aの下方に所定の間隔を設けて平行に配設されており、この水平部3b−3と上部レール3Aの外側であって、前記ブラケット3b−3と荷箱52の天井部52b及び側壁52cとで囲まれる空間は、図4に示すように、後述のワイヤー9が挿通するための通路となっている。
【0024】
更に、図3に示すように、上部レール3Aと下部レール3B(水平部3b−3)の前端部には、開扉時にシャッタードア1の前方への移動を規制するためのゴム製のシャッターストッパ7がストッパブラケット8に取り付けられて設けられており、その前方にはワイヤー9を巻き上げるための左右一対の重量バランサー10が荷箱52の天井部52bに沿って水平に配置されている。
【0025】
而して、本実施の形態では、図3に示すように、左右の各下部レール3BのR部3b−2の外側にはブラケット11が荷箱52の側壁52cに取り付けられて設置されており、このブラケット11には、下部レール3BのR部3b−2に沿って配置された3つの案内ローラ12が回転自在に支持されている。
【0026】
次に、前記シャッタードア1の構成の詳細について説明する。
【0027】
シャッタードア1は、前述のように5枚の横方向に長い矩形状のパネル2(2a〜2e)をヒンジ(蝶番)13(図6及び図7参照)によって互いに回動可能に連結して構成されている。ここで、図6及び図7にシャッタードア1の最下段のパネル2eとその上のパネル2dとの連結構造の詳細を示すが、両パネル2d,2eは、その幅方向両端部が前記ヒンジ13(図には一方のみ図示)によって回動可能に連結されており、両者2d,2e間には弾性部材から成るシール部材14(図6参照)が介設されている。
【0028】
上記各ヒンジ13は、両パネル2d,2eの内面に複数のボルト15とナット16によって取り付けられているが、該ヒンジ13の軸17の外端部にはローラ18が回転自在に取り付けられている。従って、シャッタードア1を構成する5枚のパネル2(2a〜2e)を連結する左右のヒンジ13にはローラ18がそれぞれ回転自在に支持されている。
【0029】
又、図6及び図8に示すように、シャッタードア1の最下段パネル2eの下端左右の内面には、ブラケット19が上下2本のボルト20とこれらに螺合するナット21によって取り付けられており(図には一方のみ図示)、このブラケット19には軸22が幅方向に取付支持されており、この軸22の外端部には前記ローラ18と同様のローラ23が回転自在に取り付けられており、この左右のローラ23と前記複数のローラ18は左右一対のガイドレール3の下部レール3Bに転動可能に係合している。
【0030】
そして、シャッタードア1の最下段パネル2eの下端左右の外面には、図6及び図7に示すように、フック24(図には一方のみ図示)が取り付けられている。尚、図6及び図8において、25及び26(図には一方のみ図示)はゴム製のシール部材である。
【0031】
他方、図3に示すように、シャッタードア1の最上段パネル2aの上端左右の外側部には、ローラ27(図には一方のみ図示)がそれぞれ設けられており、これらのローラ27は左右一対のガイドレール3の上部レール3Aに転動可能に係合している。
【0032】
以上のように、シャッタードア1の左右両端には複数のローラ18,23,27が回転自在に設けられており、これらのローラ18,23,27は左右一対のガイドレール3に転動可能に係合しているため、シャッタードア1はその左右がガイドレール3にガイドされながら上下動することによって荷箱52の荷役用開口部52aを開閉する。より詳細には、シャッタードア1の最上段パネル2aの上端部は、ローラ27が上部レール3A内を転動することによって上部レール3Aに沿って移動し、最上段パネル2aの下端部及びそれより下のパネル2b〜2eはローラ18,23が下部レール3B内を転動することによって下部レール3Bに沿って移動する。
【0033】
而して、図3に示す閉扉状態においては、シャッタードア1は垂直状態を維持して荷箱52の荷役用開口部52aを閉じており、このとき、最上段パネル2aの上端部に設けられたローラ27は上部レール3AのR部3a後端部に係合し、他のローラ18,23は下部レール3Bの垂直部3b−1に係合している。
【0034】
ところで、図3に示すように、左右一対の前記重量バランサー10からそれぞれ延びる各ワイヤー9は、左右一対のガイドレール3の下部レール3BのR部3b−2の外側に沿って配置された3つの案内ローラ12にガイドされて閉じ状態にあるシャッタードア1の両側部を下方へ向かって延び、その各端部はシャッタードア1の最下段パネル2eの両側部に取り付けられた前記フック24に連結されている。
【0035】
ここで、前記重量バランサー10の構成を図9及び図10に基づいて説明する。
【0036】
図9及び図10において、28は扁平な矩形ボックス状のケースであり、このケース28の左右の側壁内面にはレール29が互いに平行に固設されており、この左右のレール29にはスライダ30の左右に回転自在に設けられたローラ31が転動可能に係合している。従って、スライダ30は、左右のレール29に沿って前後方向に移動可能であり、これの左右に結着されたブラケット32にはプーリ33が回転自在に支持されている。そして、スライダ30には左右に並設された4本のスプリング34の各一端が連結されており、各スプリング34の他端は、ケース28の後端壁に位置調整可能に挿通固定されたネジ部材35に連結されている。
【0037】
又、ケース28の前端壁内面の幅方向中央にはブラケット36が水平に結着されており、このブラケット36にはプーリ37が回転自在に軸支されている。そして、ケース28の前端壁の外側部にはネジ部材38が位置調整可能に挿通固定されており、このネジ部材38のケース28内に臨む端部には前記ワイヤー9の一端が連結されている。
【0038】
上記ワイヤー9は、前記プーリ33,37に図示のように交互に巻き掛けられており、プーリ33から後方へ延びてケース28外へと延出し、前述のように左右一対のガイドレール3の下部レール3BのR部3b−2の外側に沿って配置された3つの案内ローラ12にガイドされて閉じ状態にあるシャッタードア1の両側部を下方へ向かって延び、その各端部はシャッタードア1の最下段パネル2eの両側部に取り付けられた前記フック24に連結されている。
【0039】
ここで、4本のスプリング34の引張力の合計は、シャッタードア1の重量よりも大きく設定されており、図3に示すようにシャッタードア1が全閉状態にあるときには、重量バランサー10においては、図10に鎖線にて示すように、ワイヤー9によってスライダー30が後方へと引っ張られて図示位置にあり、スプリング34が伸び、該スプリング34は、ワイヤー9を介して全閉状態にあるシャッタードア1にこれを上方へ引き上げようとする力を及ぼるが、シャッタードア1は不図示のロック手段によってその固定がロックされて全閉状態を維持している。
【0040】
而して、図3に示すように全閉状態にあるシャッタードア1を開くには、不図示のロック手段によるシャッタードア1のロック手段による固定を解除する。すると、左右一対の重量バランサー10のスプリング34が図10に実線にて示すように縮んでスライダ34を前方へと移動させるため、左右のワイヤー9が前方へと引かれる。この結果、最下段のパネル2eにワイヤー9が連結されたシャッタードア1がワイヤー9によって上方へと引き上げられて荷箱52の荷役用開口部52aを開く。このとき、シャッタードア1の最上段パネル2aの上端部は、ローラ27がガイドレール3の上部レール3A内を転動することによって上部レール3Aに沿って移動し、最上段パネル2aの下端部及びそれより下のパネル2b〜2eはローラ18,23が下部レール3B内を転動することによって下部レール3Bに沿って移動する。
【0041】
そして、やがて図11に示すようにシャッタードア1の最下段パネル2eを除くパネル2a〜2dはガイドレール3の下部レール3Bの水平部3B−3を移動し、最下段パネル2eが下部レール3BのR部3b−2を移動する状態となるが、本実施の形態では、ワイヤー9をガイドする3つの案内ローラ12を下部ガイドレール3BのR部3b−2に沿って配置したため、ワイヤー9によって最下段パネル2eにはこれを下部レール3Bの水平部3b−3に沿って移動させる向きの力が作用する。この結果、シャッタードア1の全開時には、図12に示すように、最下段のパネル2eを下部レール3Bの水平部3b−3にまで引き上げることができ、このとき、ワイヤー9は、案内ローラ12を乗り越えてこれらの上部に位置している。尚、案内ローラ12の数は、下部レール3BのR部3b−2の曲率半径に応じて適宜決定される。
【0042】
以上のように、本実施の形態によれば、シャッタードア1の最下段のパネル2eを含む全パネル2a〜2eをガイドレール3に沿って引き上げることができるため、該シャッタードア1の最下段のパネル2eが荷箱52の荷役用開口部52aの開口面積を制限することがなく、荷役用開口部52aはそのほぼ全てが荷役作業に供せられ、これによって荷役作業効率及び積載効率が高められる。そして、この効果は単に案内ローラ12の配置を変更するという簡単な構成で得られるため、機構の複雑化や装置の耐久性低下を招くことがない。
【0043】
又、本実施の形態では、左右一対のガイドレール3をシャッタードア1の両側方に配置し、各ガイドレール3の外側方にワイヤー9を配索したため、シャッタードア1の両側部がワイヤー9によって均等に引き上げられ、この結果、該シャッタードア1の全パネル2a〜2eがガイドレール3に沿ってスムーズに引き上げられる。
【0044】
尚、以上の実施の形態では、本発明を特に冷凍車の荷役用開口部を開閉するシャッタードアに対して適用した形態について述べたが、本発明は他の任意の貨物自動車の荷役用開口部を開閉するシャッタードアに対しても同様に適用可能であることは勿論である。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、複数のパネルを互いに回動可能に連結して成るシャッタードアの最下段のパネルに連結されたワイヤーを案内ローラを介して引っ張ることによって、垂直部と水平部をR部で連結して成るガイドレールに沿って前記シャッタードアを引き上げてこれを開くシャッタードア開閉装置において、前記案内ローラを前記ガイドレールのR部に沿って配置したため、シャッタードアの最下段のパネルを含む全パネルをガイドレールに沿って引き上げることができ、機構の複雑化や装置の耐久性低下を招くことなく、簡単な構成でシャッタードアの最下段のパネルを引き上げて荷役作業効率及び積載効率の向上を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシャッタードア開閉装置を備える冷凍車の側面図である。
【図2】本発明に係るシャッタードア開閉装置を備える冷凍車の後面図である。
【図3】本発明に係るシャッタードア開閉装置の側面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】シャッタードアの最下段パネル部分の側断面図である。
【図7】パネル連結部の分解斜視図である。
【図8】シャッタードアの左コーナー下部の平断面図である。
【図9】重量バランサ部分の側断面図である。
【図10】重量バランサの作用(を説明する底面図(図9の矢視C方向の図)である。
【図11】本発明に係るシャッタードア開閉装置の作用を説明するための冷凍車の荷箱後端上部の側面図である。
【図12】本発明に係るシャッタードア開閉装置の作用を説明するための冷凍車の荷箱後端上部の側面図である。
【図13】従来のシャッタードア開閉装置の構成を示す貨物自動車の荷箱後端上部の側面図である。
【符号の説明】
1 シャッタードア
2(2a〜2e) パネル
3 ガイドレール
3A 上部レール
3B 下部レール
3b−1 垂直部
3b−2 R部
3b−3 水平部
9 ワイヤー
10 重量バランサー
12 案内ローラ
13 ヒンジ
18,23 ローラ
24 フック
27 ローラ

Claims (3)

  1. 複数のパネルを互いに回動可能に連結して成るシャッタードアの最下段のパネルに連結されたワイヤーを案内ローラを介して引っ張ることによって、垂直部と水平部をR部で連結して成るガイドレールに沿って前記シャッタードアを引き上げてこれを開くシャッタードア開閉装置において、
    前記案内ローラを前記ガイドレールのR部に沿って配置したことを特徴とするシャッタードア開閉装置。
  2. 複数の前記案内ローラを前記ガイドレールのR部に沿って配置したことを特徴とする請求項1記載のシャッタードア開閉装置。
  3. 左右一対の前記ガイドレールを前記シャッタードアの両側方に配置し、各ガイドレールの外側方に前記ワイヤーを配索したことを特徴とする請求項1又は2記載のシャッタードア開閉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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