JPH11148268A - 防熱扉の開閉装置 - Google Patents

防熱扉の開閉装置

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JPH11148268A
JPH11148268A JP9333658A JP33365897A JPH11148268A JP H11148268 A JPH11148268 A JP H11148268A JP 9333658 A JP9333658 A JP 9333658A JP 33365897 A JP33365897 A JP 33365897A JP H11148268 A JPH11148268 A JP H11148268A
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door
chain
guide
heat
columns
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JP9333658A
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English (en)
Inventor
Shoji Mizuta
水田正二
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MIZUTA BOUNETSUTOBIRA SEISAKUS
MIZUTA BOUNETSUTOBIRA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
MIZUTA BOUNETSUTOBIRA SEISAKUS
MIZUTA BOUNETSUTOBIRA SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】冷凍庫や冷凍室出入口の折畳式の複数枚の防熱
扉において、場所をとらず確実な開閉装置の提供。 【解決手段】蝶番で連結された上扉41、中扉42、下
扉43を有する防熱扉40と、床面Fに立設の左右の支
柱2、2に横設軸架されかつ駆動モータ15により回転
する同期軸20、軸20により回転する同期チェーン2
6と下扉43とを連結し、かつ扉43に固設された連結
手段81と、支柱2の上端部の横梁10の複数の滑車1
1を介し夫々吊り下げられかつ一端部に支柱2に沿い昇
降する錘り3、4を夫々有すると共に、他端部が上扉4
1と下扉43に夫々連結された複数本のロープ59、6
6と、中扉42が上昇する際第2案内部材30内を走行
するように上扉41と水平枢支杆47を介して取付けら
れた上滑車構成部材46及び下扉43に水平杆61を介
して取付けられた下滑車構成部材60とを備える防熱扉
の開閉装置を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食料品用冷凍庫や
冷凍室の出入り口に設けられる防熱扉の開閉装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防熱扉の開閉装置として
は、上扉と下扉とから成る防熱扉を折り畳み式で上昇さ
せるものがあった。
【0003】例えば、二分割式の防熱扉を折り畳み式に
上昇させる開閉装置は、左右一対の支柱と横梁とによっ
て門型に形成された支持部材と、この支持部材の間に縦
方向に配設されかつ上扉及び該上扉に蝶番を介して連結
された下扉とから成る防熱扉と、前記支持部材の上面に
配設された複数個の案内滑車と、これらの案内滑車に案
内されると共に、一端部に1個のバランスウェイトが連
結され、一方、他端部が前記下扉の一側の側壁下端部に
突出杆を介して連結されたバランスウェイト用ワイヤー
ロープと、同じく前記案内滑車の少なくとも1個に案内
されると共に、一端部が前記下扉の他側の側壁下端部に
突出杆を介して連結され、かつ、他端部が支持部材の下
部の適宜箇所に取付けられた巻き取り手段に巻き取られ
る引上げ用ワイヤーロープとから構成されていた。
【0004】しかしながら、上記構成の場合も含め、一
般的に二分割式の防熱扉を折り畳み式に上昇させる開閉
装置は、次のような問題点を有していた。 扉が「く」の字状に折り曲った(扉の開放)時、左右
が著しく「スケスケの状態」となる。扉が開放した場合
には、もちろん下方開口部から冷凍室の冷気が逃げる
が、前記のように扉の左右がスケスケ開口部に成ると、
冷凍室の冷気が勢い外部(大気中)に逃げる。そのた
め、著しく開口するスケスケ開口部の部分に閉鎖部材乃
至突起壁等を設ける必要がある。またその構造上、扉の
周壁に設けられたパッキン部材が支柱に対して所望する
ようにフイットしない。そのため、冷凍室の冷気が外部
に逃げる。 扉を上昇させる初期状態に於いて、扉の中央部を扉の
前方側に「く」の字状に折り曲げるようにしなければ成
らないので、相当の力が必要である。したがって、防熱
扉を容易に上昇させ、かつ、スムースに折り畳むことが
できない。 防熱扉が上昇するに連れて蝶番で枢着されている扉の
中央部が扉の前方側に「く」の字状に著しく突出する。
したがって、扉の前方の作業ベイの空間が制約を受け
る。 扉が下降した際(扉閉鎖時)に、扉がやや前方側に突
出する場合がある。つまり、所望のストレート状態にな
らない場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来の要望に鑑み、第1の目的は、防熱扉が開放した場
合に於いて、防熱扉の中央部が著しく前方に突出するこ
とにより、冷凍室の冷気が勢い外部(大気中)に逃げな
いように、或いは防熱扉前方の作業ベイの空間が制約を
受けないようにすることである。第2の目的は、防熱扉
を上昇させる初期時に於いて、その中扉を容易に折り曲
げることができ、よって、防熱扉全体をスムースに昇降
させることができることである。第3の目的は、複数個
のバランスウェイトを合理的に活用し、よって、駆動モ
ータに極力無理な力がかからないようにすると共に、防
熱扉をスムースに昇降動させることである。第4の目的
は、防熱扉の閉鎖時に、その下降した中扉及び下扉が常
に垂直状態になることである。第5の目的は、防熱扉の
上昇時に上扉緩衝部材により、上扉の衝撃力を緩和する
ことである。加えて、第6の目的は、緊急時或いは必要
に応じてチェーン係脱手段の連結状態を解き、防熱扉を
手動で持ち上げることができることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の防熱扉の開閉装
置は、蝶番44、45を介して上下方向に連結された上
扉41、中扉42、下扉43をそれぞれ有する防熱扉4
0と、この防熱扉40を挟むように床面Fに立設された
左右の支柱2、2に横設軸架されかつ駆動モータ15の
駆動力により回転する同期軸20と、この同期軸20の
回転によって回転する同期チェーン26と前記下扉43
とを連結しかつ下扉43に固定的に設けられた連結手段
81と、支柱2、2の上端部に横架された横梁10の複
数個の滑車11を介してそれぞれ吊り下げられ、かつ、
一端部に前記支柱2に沿って昇降動するバランスウエイ
ト3、4をそれぞれ有すると共に、他端部が防熱扉40
の上扉41と下扉43にそれぞれ連結された複数本のロ
ープ部材59、66と、中扉42の上部側の端部に軸支
されかつ中扉42が上昇する際に傾倒状態の第2案内部
材32の前面34を滑動する扉折り畳み用補助ローラー
75と、前記メインレールとしての第1案内部材30内
を走行するように前記上扉41に水平枢支杆47を介し
て取付けられた上滑車構成部材46及び前記下扉43に
水平杆61を介して取付けられた下滑車構成部材60と
を備えることを特徴とする。
【0007】上記構成に於いて、上扉41の左右側壁上
端部には上滑車構成部材46がそれぞれ取り付けられ、
この上滑車構成部材46は、上扉用緩衝部材55用の水
平ストッパ−部49を有することを特徴とする。そし
て、前記水平ストッパ−部49には上扉用緩衝部材55
が取り付けられ、この上扉用緩衝部材55は、水平スト
ッパ−部49に貫通状態に設けられ、かつ、支柱2の上
端部に固定された扉用ストッパ−片31に衝打する垂直
スライダ杆56と、この垂直スライダ杆56の頭部56
aと水平ストッパ−部49の上面との間に位置するよう
に該垂直スライダ杆56に巻装された緩衝バネ57と、
前記水平ストッパ−部49の下面に当接するように垂直
スライド杆56の貫通下端部に固定されたストッパ−ナ
ット58とから成ることを特徴とする。
【0008】また本発明の防熱扉の開閉装置は、左右の
支柱2、2と、これらの支柱2にそれぞれ装備された複
数個の案内部材30、32、35に案内されるように該
支柱2、2間に配設され、かつ、蝶番44、45を介し
て上下方向に連結された上扉41、中扉42、下扉43
をそれぞれ有する防熱扉40と、前記支柱2、2に横設
軸架され、かつ、駆動モータ15の駆動力により回転す
る同期軸20と、この同期軸20の上方スプロケット2
1及び前記支柱2の下端部に設けられた下方スプロケッ
ト25にそれぞれ掛け渡された同期チェーン26と、こ
の同期チェーン26の係合片76と連結的に係脱する係
脱手段80の係合子95をスライド可能に内装し、か
つ、前記下扉43の側端部に固定されたチェーン係脱手
段80のチェーン案内金具81と、前記支柱2、2の上
端部に横架された横梁10端部の複数個の滑車11を介
してそれぞれ吊り下げられ、かつ、一端部に前記支柱2
に案内される大小のバランスウエイト3、4をそれぞれ
有すると共に、他端部が防熱扉40の上扉41と下扉4
3にそれぞれ連結された複数本のロープ部材59、66
と、前記中扉42の上部側の端部に軸支され、かつ、初
期状態に於いては前記傾倒状態の案内部材35の裏面3
7を滑動し、その後に前記傾倒状態の第2案内部材32
の前面34を滑動する扉折り畳み用補助ローラ部材70
の補助ローラ75と、前記メインレールとしての第1案
内部材30内を走行するように前記上扉41に水平枢支
杆47を介して取付けられた上滑車構成部材46及び前
記下扉43に水平杆61を介して取付けられた下滑車構
成部材60とを備えることを特徴とする。
【0009】上記構成に於いて、支柱2は縦長状の長い
バランスウェイト3と短いバランスウェイト4とをそれ
ぞれ案内する案内空間7、8を有するバランスウェイト
案内用支柱本体5と、この支柱本体5に固定されるバラ
ンスウェイト用カバ−支柱6とから構成されていること
を特徴とする。また無端状の同期チェ−ン26は、防熱
扉40の側壁に指向するコ字型あるいは逆コ字型状係合
凹所77が形成された係合片76を一体的に有し、一
方、チェ−ン係脱手段80は、下扉43の中央部寄りの
部位に水平方向に装備されており、しかもこのチェ−ン
係脱手段80は、下扉43の左右の側壁からそれぞれ突
出するように固定され、かつ、左右の同期チェ−ン26
をそれぞれ案内する左右1対するチェ−ン案内金具81
と、このチェ−ン案内金具に内装され、かつ、付勢バネ
96により前記係合凹所77に係合する方向に常時付勢
された係合子95を有する操作駆動部材85とから成る
ことを特徴とする。さらに、横梁10の上面一端部寄り
の部位には駆動モータ15が取付けられ、またこの駆動
モータ15の下方に位置するように同期軸20の端部を
支持する固定スタンド22が、前記横梁10の下面に固
定されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の実施の
形態を食料品用冷凍室の出入り口に設けた一例で説明す
る。
【0011】まず1は床面Fに所要の間隔を有して敷設
された左右1対のベ−ス板である。2は前記ベ−ス板
1、1上に固定樹立された左右一対の支柱(鉄骨柱)で
ある。左右の支柱2の構造は同一である。そこで、1つ
の支柱2の構造について説明すると、支柱2は、縦長状
の長いバランスウェイト3と短いバランスウェイト4と
をそれぞれ案内するバランスウェイト案内用支柱本体5
と、この支柱本体5に固定されるバランスウェイト用カ
バ−支柱6とから構成されている。
【0012】しかして、前記支柱本体5は、例えば2本
のチャンネル型鋼材を一体的に結合し、前方側案内空間
7と後方側案内空間8をそれぞれ形成している。そし
て、前方側案内空間7には短いバランスウェイト4が、
一方、後方側案内空間8には長いバランスウェイト3が
それぞれスライド可能に嵌合している。
【0013】また前記カバ−支柱6は、例えば1本のチ
ャンネル型鋼材である。したがって、支柱本体5とカバ
−支柱6とを結合すると、1つの中空角型鋼材としての
バランスウェイト用ガイド支柱となる。このバランスウ
ェイト用ガイド支柱(鉄骨柱)2は、肉類、水産物、果
物類等の食料品を冷凍保存する冷凍倉庫あるいは冷蔵室
の出入口に立設される。
【0014】なお、左右の支柱2は、ベ−ス板1、図示
しないL型固定金具、アンカ−ボルトなどによって床面
F上に固定されるが、以下の説明も含め、発明の特定要
件以外の細部の部分は、図示およびその説明を省略す
る。また左右部材が同一である場合は、便宜上一方の部
材について説明し、他方の部材については同一の符号を
付してその説明を省略する。
【0015】次に10は左右の支柱2の上端部に架設固
定された横梁(横方向の支持フレ−ム)である。この横
梁10もカバ−支柱6と同様に、例えば2本のチャンネ
ル型鋼材を一体的に結合して成る。
【0016】しかして、横梁10の両端部上面には、複
数個の案内骨車(ベアリングバランス滑車)11が枢支
板12を介して軸支されている。所定の箇所に位置付け
られた合計4個の案内骨車11は、本実施例では横梁1
0の前方側に横方向に配設された前方側滑車11aと、
その後方側に同じく横方向に配設された後方側滑車11
bとに区別される。
【0017】また横梁10の前記案内滑車11が設けら
れた端部には、複数個の案内貫通孔13が形成されてい
る。これらの案内貫通孔13は、前記滑車11a、11
bの取付け位置に対応してそれぞれ形成されているの
で、一応、前方側貫通孔13aと後方側貫通孔13bと
に区別される。
【0018】また横梁10の左側端部上面には、駆動モ
−タ(減速ブレ−キモ−タ)15が固定的に横設されて
いる。そして、横梁10の端部寄りの部位でかつ駆動モ
−タ15の出力軸に取り付けられた駆動スプロケット1
6下方には、切欠部17が形成されている。
【0019】したがって、左右1対の支柱2、2と横梁
10は、全体として門型支柱を構成し、後述する上げ下
げスリ−ドア−(三分割扉)を前記駆動モ−タ15の駆
動力を利用し、かつ、前記バランスウェイト3、4の重
量を利用してスム−スに昇降動できるようにしている。
【0020】そこで、以下、駆動モ−タ15の駆動力が
伝達される部材との関係で、各部材を順番に説明する。
【0021】20は左右の支柱2、2の上端部に横設軸
架された同期軸で、この同期軸20の両端部には、それ
ぞれ左右一対の上方同期スプロケット21が取り付けら
れている。そして、同期軸20の左側端部は、本実施例
では上端部が横梁10の下面に固定された端面T型状の
固定スタンド22を介して所定位置に支持されている。
この固定スタンド22は、同期軸20の一端部が反らな
いように駆動モータ15の下方に配設するのが望まし
い。
【0022】23は固定スタンド22と左側の上方同期
スプロケット21との間に位置する同期軸20の端部に
取り付けられた従動スプロケットで、この従動スプロケ
ット23と前述した駆動スプロケット16には無端状の
駆動チェ−ン24が掛け渡されている。
【0023】25は左右の支柱2の下部内側に対設され
た下方同期スプロケットである。この下方同期スプロケ
ット25は、前述の上方同期スプロケット21の真下に
位置するようにバランスウェイト案内用支柱本体5の内
側に突出状態で軸支されている。
【0024】26は上方同期スプロケット21及び下方
同期スプロケット25にそれぞれ掛け渡された比較的長
い無端状同期チェ−ンである。この同期チェ−ン26に
は、後述する三分割式防熱扉の下扉43に装備された連
結手段としてのチェ−ン係脱機構80の左右の係合子9
5がそれぞれ係脱する。
【0025】なお、符号27は左側支柱2の上端部内側
に適宜に固定されたトラベルリミットスイッチボック
ス、符号28は同じく左側支柱21の上端部外側に適宜
に配設された制御盤である。
【0026】ここで、折り畳み可能に上昇する防熱扉を
説明する前に、複数個の防熱扉用案内部材について説明
する。案内部材は支柱2側に固定的に取り付けられ、防
熱扉に軸支された複数個の滑車に対して、いわゆるガイ
ドレ−ルの機能を発揮する。本実施例では3つに大別で
きる。
【0027】まず第1案内部材30は、支柱本体5の対
向内壁に垂直に固定された扉開閉用メインガイドレ−ル
である。
【0028】この第1案内部材30も1本のチャンネル
型鋼材であり、上同期スプロケット21の付近から下同
期スプロケット25の付近まで延設されている。そし
て、本実施例では、第1案内部材30の上端部と上同期
スプロケット21との間の支柱本体5の上端部には、後
述の扉の緩衝部材に当たる扉用ストッパ−片31が固定
的に突設されている。
【0029】次に第2案内部材32は、支柱本体5の対
向内壁の中央部に傾倒状態に配設された扉折り畳み用補
助レ−ルである。この第2案内部材32は、比較的長い
端面L型の鋼材であり、図3で示すようにその下端部3
2aは、支柱本体5の対向内壁の前側(第2案内部材3
2よりも多少前方)に固着具33を介して取り付けられ
ている。支柱本体5の前方側に上端部32bから前方へ
多少傾倒した第1案内部材32は、その前面34が扉折
畳み補助ロ−ラ75が走行するガイト部分となってい
る。
【0030】次に第3案内部材35は、前記第2案内部
材32の下端部32aのよりも下方に位置するように支
柱本体5の対向内壁に第2の固着具36を介して傾倒状
態に固定された補助ロ−ラ用押し当て板としての機能を
有する。この第3案内部材35も、第2案内部材32と
同様に端面L型の鋼材である。この第3案内部材35
は、第2案内部材32と比べて非常に短く、また扉折り
畳み用補助ロ−ラ75はその裏面37を滑動する。
【0031】次に支柱2の案内部材30、32、35に
案内される防熱扉40について説明する。防熱扉40
は、本実施例では上側から順番に、上扉41、中扉4
2、下扉43の三つに分割されている。そして、上扉4
1と中扉42は複数個の内側蝶番44により、一方、中
扉42と下扉43は複数個の外側蝶番45によりそれぞ
れ連結されている。したがって、上扉41と中扉42は
外方向へ突出状態に折り畳み可能である。
【0032】次に防熱扉40に備えられた各構成部材に
ついて説明する。46は上扉41の左右側壁上端部にそ
れぞれ取り付けられた上滑車構成部材である。しかし
て、この上滑車構成部材46は、側壁に枢支された1本
の水平枢支杆47と、この水平枢支杆47の突出外端面
に交差方向に固定された上方の垂直支持板48と、この
垂直支持板48の上端部を直角方向に折曲して形成され
た水平ストッパ−部49と、この水平ストッパ−部49
と一体になるように垂直支持板48の上端部に固定され
たアルグル状の第1ロ−プ連結片50と、前記垂直支持
板48の外壁面から突出して枢支された複数個の大小の
上方滑車51、52とから成る。そして、前記水平スト
ッパ−部49には、垂直スライド杆用ガイド孔53が、
また前記ロ−プ連結片50にはロ−プ用取り付け孔54
がそれぞれ貫通状態に形成されている。
【0033】ところで、前記水平ストッパ−部49には
上扉用緩衝部材55が取り付けられている。この上扉用
緩衝部材55は、前記ガイド孔53を介して水平ストッ
パ−部49に貫通状態に設けられ、かつ、前述した扉用
ストッパ−片31にその頭部56aが衝打する垂直スラ
イダ杆56と、この垂直スライダ杆56の頭部56と水
平ストッパ−部49の上面との間に位置するように該垂
直スライダ杆56に巻装された緩衝バネ57と、前記水
平ストッパ−部49の下面に当接するように垂直スライ
ド杆56の貫通下端部に固定されたストッパ−ナット5
8とから成る。
【0034】また前記第1ロ−プの連結片50には、一
端部が前方側案内空間7内を昇降動する短い(小)バラ
ンスウェイト4に連結され、かつ、その余の中央部が前
方側滑車11aに案内される第1ロ−プ部材(ワイヤ−
ロ−プ、合成樹脂製ロ−プなど)59の他端部が、前述
のロ−プ用取り付け孔54を介して連結されている。
【0035】一方、60は下扉43の左右側壁上端部に
それぞれ取り付けられた下滑車構成部材である。しかし
て、この下滑車構成部材60は、側壁に固定的に突設さ
れた複数(2本)の上下の水平杆61と、これらの水平
杆61の突出外端部に交差方向に固定された下方の垂直
支持板62と、この垂直支持板62の上端部に下扉43
の内壁方向に延びるように固定された第2ロ−プ連結片
63と、前記垂直支持板62の外壁面から突出して枢支
された複数個の大小の下方滑車64、65とから成る。
【0036】そして、前記第2のロ−プ連結片63に
は、一端部が後方側案内空間8内を昇降動する長い
(大)バランスウェイト3に連結され、かつ、その余の
中央部が後方側滑車11bに案内される第2ロ−プ部材
(同じくワイヤ−ロ−プ、合成樹脂製ロ−プなど)66
の他端部が適宜に連結されている。
【0037】なお、前述した複数個の上方滑車51、5
2および下方滑車64、65は、メインレ−ルとしての
第1案内部材30内を滑動するが、その際大きい方の滑
車51、64はそれぞれ一方の内壁面を、小さい方の滑
車52、65はそれぞれ対向する他方の内壁面を走行す
る。
【0038】70は本発明の特徴の1つである扉折り畳
み用補助ロ−ラ−部材である。この補助ロ−ラ70部材
は、中扉42の前壁42aの左右両端部に左右1対取り
付けられている。
【0039】しかして、71はチャンネル状の取り付け
板で、この取り付け板71は第3の固着具72を介して
前壁42aに突出状態に固定されている。73は取り付
け板71に第3の固着具74を介して水平方向に固定さ
れたアングル状の軸受け板で、この軸受け板73には、
初期状態に於いては前述した第3案内部材35の裏面3
7を滑動し、その後に第2案内部材35の前面34を滑
動する補助ロ−ラ75が軸支されている。
【0040】次に図11乃至図13を参照に、防熱扉4
0と左右の同期チェ−ン26とを連結するチェ−ン係脱
手段80について説明する。このチェ−ン係脱手段80
は、左右の同期チェ−ン26と下扉43とを連結する連
結手段でもある。
【0041】ところで、無端状の同期チェ−ン26は、
適当な箇所にその両端部をそれぞれ連結した縦長状の係
合片76を一体的に有する。そして、この係合片76の
中央部には、防熱扉40の側壁に指向するコ字型あるい
は逆コ字型状係合凹所77が形成されている。一方、チ
ェ−ン係脱手段80は、本実施例では下扉43の中央部
寄りの部位に水平方向に装備されている。
【0042】しかして、チェ−ン係脱手段80は、3つ
の構成部材に大別することができる。第1の構成部材は
下扉43の左右の側壁からそれぞれ突出するように固定
され、かつ、左右の同期チェ−ン26をそれぞれ案内す
る左右1対するケ−ス状のチェ−ン案内金具である。こ
のチェ−ン案内金具81は、縦方向に前記係合片76が
遊嵌合する貫通嵌合孔82を有する。また横方向に前記
貫通嵌合孔82と連通する水平案内長孔83を有する。
そして、この水平案内長孔83の一部を塞ぐように貫通
孔を有する案内支持壁84が非突出側の側面に固定的に
設けられている。
【0043】第2の構成部材は下扉43の前壁43aの
中央部に設けられた操作駆動部材85である。この操作
駆動部材85は、図12で示すように前記前壁43aに
固設された矩形状の固定板86と、この固定板86に軸
支され、かつ、突出前端部に操作ハンドル87を一体的
に有する回動軸88と、この回動軸88に一体的に取り
付けられた作動板89と、この作動板89の突出端部に
第1枢支ピン90を介して連結された従動リンク91
と、この従動リンク91に第2枢支ピン92を介して連
結されたアングル状の連結板93と、この連結板93の
端面に固定され、かつ、前述した案内支持壁84を貫通
する細長状スライドバ−94と、このスライドバ−の先
端部に一体的に設けられ、かつ、前述した係合片の係合
凹所77に係合する長杆状の係合子95と、この係合子
95の後壁と前記案内支持壁84との間に位置するよう
に前記スライドバ−94に巻装された付勢バネ96とか
ら成る。そして、前記付勢バネ96は、係合子95が係
合片76の係合凹所に連結係合するように常時付勢して
いる。
【0044】したがって、便宜上ここで操作駆動部材8
5の作用に関し、図12を参照に説明する。例えば、操
作ハンドル87を矢印A方向(時計方向)へ回転する
と、回転軸88並びに作動板89に連動する従動リンク
91は、第1枢支ピン90が時計方向へ移行するのに追
動して矢印B(右)方向へ回転移動する。この時連結板
93も第2枢支ピン92を介して矢印B方向へ移動す
る。その結果、係合片76に係合していた係合子95は
付勢バネ96のバネ力に抗して後退し、同期チェ−ン2
6の係合片26から離れる。この時同期チェ−ン26は
フリ−の状態となる。それ故に、駆動モータが故障した
場合等の緊急時に、又は必要に応じ、防熱扉40を下扉
43の下端部寄りの中心部の手動用把手100を利用し
て持ち上げることができる。
【0045】なお、符号101は下扉43の下端縁に取
り付けられた断熱パッキン、符号102はテ−プスイッ
チ安全逆転スイッチであり、防熱扉40に必要な一般的
構成部材は適宜に装備されている。
【0046】上記構成に於いて、防熱扉40か閉鎖して
いる初期時には、防熱扉40を構成する上扉41、中扉
42及び下扉43はバランスウェイト3、4を介し、か
つ、第1案内部材30内に入込んでいる上滑車構成部材
46の上方滑車51、52及び下滑車構成部材60の下
方滑車64、65により略垂直状態に保持されている。
また左右大小のバランスウェイト3、4は支柱2の上端
部に吊り下げ状態になっている。さらに、下扉43は第
3案内部材35の裏面37に圧接する補助ローラ75を
介し、下扉43の内側(冷凍室側)に押されている。加
えて、チェ−ン案内金具81内の係合子95は、付勢バ
ネ96のバネ力により、同期チェーン26のチェーン係
合片77に係合している。
【0047】そこで、駆動モータ15が起動すると、動
力伝達手段16、24、23を介して同期軸20が回転
する。この同期軸20が回転すると、左右の上方同期ス
プロケット21が回転することになるから、左右の同期
チェーン26及び下方同期スプロケット25が回転す
る。
【0048】しかして、左右の同期チェーン26が上下
の同期スプロケット21、25を介して回転し始める
と、上扉41はその上滑車構成部材46の上方滑車5
1、52がメインーレールである第1案内部材30内を
滑動するので、略真っ直ぐに上昇し始める。また下扉4
3もその下滑車構成部材60の下方滑車64、65がメ
インーレールである第1案内部材30内を滑動するの
で、上扉41と同様に略真っ直ぐに上昇し始める。これ
に対し、中扉42は、扉折り畳み用補助ローラ75が第
3案内部材35の裏面37を多少走行した後、直ちに第
2案内部材32の前面34を登るように走行し始める。
そこで、中扉42は、第2案内部材32の前面34を走
行するのに従って、すなわち、防熱扉40の全体が上昇
するのに連れて補助ローラ75の軌跡に対応しながら折
り畳みの状態と成って行く。この時上扉41も水平枢支
杆47に枢支されているので、中扉42と相俟って
「く」の字状に折れ曲がる。但し、下扉43は真っ直ぐ
上昇するのみである。一方、左右大小のバランスウェイ
ト3、4は、防熱扉40が上昇するのに連れて支柱本体
5の案内空間7、8に案内されながら下降する。本実施
例では、上扉41に第1ロープ部材59を介して連結さ
れた小のバランスウェイト3は、横梁10の前方滑車1
1aが回転するのに対応して支柱本体2の前方側案内空
間7を下降する。また下扉43に第2ロープ部材66を
介して連結された大のバランスウェイト4は、横梁10
の後方滑車11bが回転するのに対応して支柱本体2の
後方側案内空間8を下降する。
【0049】このようにして防熱扉40が上昇続ける
と、やがて上扉緩衝部材55の垂直スライド杆57の頭
部56aが支柱2の扉用ストッパー片31に衝打する。
この時中扉42及び上扉41は、所望する角度まで折り
畳みの状態となり、また中扉42の補助ローラ75は第
2案内部材32からすでに離れ、空に浮んだ状態となっ
ている。しかして、垂直スライド杆57は扉用ストッパ
ー片31に衝打すると、緩衝バネ57のバネ力に抗して
下降する。そして、防熱扉40が所定の位置まで上昇す
ると、ボックス27のトラベルリミットスイッチがそれ
を検知し、駆動モータ15は、該検知信号を受理した制
御盤28の制御信号により駆動を停止する。
【0050】なお、防熱扉40が下降した場合には、上
記と逆の作動態様になる。只、本発明の他の特徴と言え
るのは、第3案内部材35が第2案内部材32の下方
に、まるで「手を上げた如く」傾倒状態に配設されてい
るので、下扉43が初期位置まで下降した時、補助ロー
ラ75が第3案内部材35の裏面37に圧接するように
落ち込み、下扉43はストレートの状態となる。
【0051】
【実施例】まず、発明の実施の形態で述べた一実施例に
於いて、駆動モータ15は横梁10の一端部寄りの上面
に配設されているが、必ずしも横梁10に直接取付ける
必要はない。例えば上扉41の上昇位置に配慮し、駆動
モータ15を支柱2の上端部にモータ取付け板を介して
取付けることも容易にできる。また第2案内部材32及
び第3案内部材35は、支柱2に溶着することも可能で
あるが、それぞれ固着具33、36を介して角度調整可
能に固定するのが望ましい。さらに、バランスウェイト
は、下扉43に重量がかかるので、上扉41のバランス
ウェイト4より大きいバランスウェイト3であることが
望ましい。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙するような効果がある。 (1)防熱扉が開放した場合に於いて、防熱扉の上扉と
中扉が上方の位置で折り畳み状態となる反面、下扉はそ
のまま真っ直ぐに上昇するので、従来の二枚扉のように
中央部が著しく前方に突出することにより、スケスケ開
口部から冷凍室の冷気が勢い外部に逃げる、前記スケス
ケ開口部を防止用のパッキン、防止壁等を設ける必要が
ある、防熱扉前方の作業ベイの空間が制約を受ける等の
欠点を解消することができる。 (2)防熱扉を上昇させる初期時に於いて、中扉の補助
ローラが第2案内部材の前面を登るように滑動するの
で、中扉を容易に折り曲げることができる。したがっ
て、そのまま真っ直ぐに上昇する下扉と相俟って防熱扉
全体をスムースに上昇させることができる。 (3)複数個のバランスウェイトを合理的に活用し、よ
って、駆動モータに極力無理な力がかからないようにす
ると共に、防熱扉をスムースに昇降動させることができ
る。 (4)第2案内部材の下方に中扉の補助ローラを受け入
れる第3案内部材が支柱に設けられている発明は、防熱
扉の閉鎖時に、その下降した中扉及び下扉が常に垂直状
態になる。 (5)上扉に上扉緩衝部材を設けたので、防熱扉の上昇
時に上扉の衝撃力を緩和することができる。 (6)操作駆動部材の操作ハンドルを操作し、チェーン
係脱手段80の係合子を同期チェーンの係合片から係合
を解除させることができるので、緊急時或いは必要に応
じて防熱扉を手動で持ち上げることができる。 (7)防熱扉の取付け高さを低くすることができる。 (8)その他請求項記載の発明によっては、バランスウ
ェイトが左右に揺れないで昇降動する、同期軸が反らな
い等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図14は本発明の一実施例を示す各説明図。
【図1】全体を示す斜視図。
【図2】正面から見た説明図。
【図3】図2の3−3線概略断面説明図。
【図4】主要部を示す斜視図。
【図5】図4の要部の拡大説明図。
【図6】同期手段の説明図。
【図7】主要部(特に防熱扉)の斜視図。
【図8】要部(上滑車構成部材)の斜視からの説明図。
【図9】要部(上扉緩衝部材)の概略断面説明図。
【図10】要部(下滑車構成部材)の概略断面説明図。
【図11】要部(チェーン係脱手段)の分解斜視図。
【図12】要部(チェーン係脱手段)の正面から見た説
明図。
【図13】要部(チェーン係脱手段)の平面から見た概
略断面説明図。
【図14】主要部の作動状態の一例を示す概略断面説明
図。
【符号の説明】
F…床面、2…支柱、3、4…バランスウェイト、5…
支柱本体、6…カバー支柱、7…前方側案内空間、8…
後方側案内空間、10…横梁、11…滑車、11a…前
方側滑車、11b…後方側滑車、13…案内貫通孔、1
5…駆動モータ、16…駆動スプロケット、20…同期
軸、21…上方同期スプロケット、22…固定スタン
ド、23…従動スプロケット、24…駆動チェーン、2
5…下方スプロケット、26…同期チェーン、30…第
1案内部材、31…扉用ストッパー片、32…第2案内
部材、33、36…固着具、34…第2案内部材の前
面、35…第3案内部材、37…第3案内部材の裏面、
40…防熱扉、41…上扉、42…中扉、43…下扉、
44…蝶板、46…上滑車構成部材、47…水平枢支
杆、48、62…垂直支持板、49…水平ストッパー
部、50…第1ロープ連結片、51、52…上方滑車、
55…上扉緩衝部材、56…垂直スライド杆、57…緩
衝バネ、58…ストッパーナット、59…第1ロープ部
材、60…下滑車構成部材、61…水平杆、63…ロー
プ連結片、64、65…下方滑車、66…第2ロープ部
材、70…扉折り畳み用補助ローラ部材、75…補助ロ
ーラ、76…チェーン係合片、77…係合凹所、80…
チェーン係脱手段、81…チェーン案内金具、85…操
作駆動部材、87…操作ハンドル、91…従動リンク、
95…係合子。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蝶番44、45を介して上下方向に連結
    された上扉41、中扉42、下扉43をそれぞれ有する
    防熱扉40と、この防熱扉40を挟むように床面Fに立
    設された左右の支柱2、2に横設軸架されかつ駆動モー
    タ15の駆動力により回転する同期軸20と、この同期
    軸20の回転によって回転する同期チェーン26と前記
    下扉43とを連結しかつ下扉43に固定的に設けられた
    連結手段81と、支柱2、2の上端部に横架された横梁
    10の複数個の滑車11を介してそれぞれ吊り下げら
    れ、かつ、一端部に前記支柱2に沿って昇降動するバラ
    ンスウエイト3、4をそれぞれ有すると共に、他端部が
    防熱扉40の上扉41と下扉43にそれぞれ連結された
    複数本のロープ部材59、66と、中扉42の上部側の
    端部に軸支されかつ中扉42が上昇する際に傾倒状態の
    第2案内部材32の前面34を滑動する扉折り畳み用補
    助ローラー75と、前記メインレールとしての第1案内
    部材30内を走行するように前記上扉41に水平枢支杆
    47を介して取付けられた上滑車構成部材46及び前記
    下扉43に水平杆61を介して取付けられた下滑車構成
    部材60とを備える防熱扉の開閉装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、上扉41の左右側壁
    上端部には上滑車構成部材46がそれぞれ取り付けら
    れ、この上滑車構成部材46は、上扉用緩衝部材55用
    の水平ストッパ−部49を有することを特徴とする。
  3. 【請求項3】 請求項2に於いて、水平ストッパ−部4
    9には上扉用緩衝部材55が取り付けられ、この上扉用
    緩衝部材55は、水平ストッパ−部49に貫通状態に設
    けられ、かつ、支柱2の上端部に固定された扉用ストッ
    パ−片31に衝打する垂直スライダ杆56と、この垂直
    スライダ杆56の頭部56aと水平ストッパ−部49の
    上面との間に位置するように該垂直スライダ杆56に巻
    装された緩衝バネ57と、前記水平ストッパ−部49の
    下面に当接するように垂直スライド杆56の貫通下端部
    に固定されたストッパ−ナット58とから成ることを特
    徴とする防熱扉の開閉装置。
  4. 【請求項4】 左右の支柱2、2と、これらの支柱2に
    それぞれ装備された複数個の案内部材30、32、35
    に案内されるように該支柱2、2間に配設され、かつ、
    蝶番44、45を介して上下方向に連結された上扉4
    1、中扉42、下扉43をそれぞれ有する防熱扉40
    と、前記支柱2、2に横設軸架され、かつ、駆動モータ
    15の駆動力により回転する同期軸20と、この同期軸
    20の上方スプロケット21及び前記支柱2の下端部に
    設けられた下方スプロケット25にそれぞれ掛け渡され
    た同期チェーン26と、この同期チェーン26の係合片
    76と連結的に係脱する係脱手段80の係合子95をス
    ライド可能に内装し、かつ、前記下扉43の側端部に固
    定されたチェーン係脱手段80のチェーン案内金具81
    と、前記支柱2、2の上端部に横架された横梁10端部
    の複数個の滑車11を介してそれぞれ吊り下げられ、か
    つ、一端部に前記支柱2に案内される大小のバランスウ
    エイト3、4をそれぞれ有すると共に、他端部が防熱扉
    40の上扉41と下扉43にそれぞれ連結された複数本
    のロープ部材59、66と、前記中扉42の上部側の端
    部に軸支され、かつ、初期状態に於いては前記傾倒状態
    の案内部材35の裏面37を滑動し、その後に前記傾倒
    状態の第2案内部材32の前面34を滑動する扉折り畳
    み用補助ローラ部材70の補助ローラ75と、前記メイ
    ンレールとしての第1案内部材30内を走行するように
    前記上扉41に水平枢支杆47を介して取付けられた上
    滑車構成部材46及び前記下扉43に水平杆61を介し
    て取付けられた下滑車構成部材60とを備える防熱扉の
    開閉装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に於いて、支柱2は、縦長状の
    長いバランスウェイト3と短いバランスウェイト4とを
    それぞれ案内する案内空間7、8を有するバランスウェ
    イト案内用支柱本体5と、この支柱本体5に固定される
    バランスウェイト用カバ−支柱6とから構成されている
    ことを特徴とする防熱扉の開閉装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に於いて、無端状の同期チェ−
    ン26は、防熱扉40の側壁に指向するコ字型あるいは
    逆コ字型状係合凹所77が形成された係合片76を一体
    的に有し、一方、チェ−ン係脱手段80は、下扉43の
    中央部寄りの部位に水平方向に装備されており、しかも
    このチェ−ン係脱手段80は、下扉43の左右の側壁か
    らそれぞれ突出するように固定され、かつ、左右の同期
    チェ−ン26をそれぞれ案内する左右1対するチェ−ン
    案内金具81と、このチェ−ン案内金具に内装され、か
    つ、付勢バネ96により前記係合凹所77に係合する方
    向に常時付勢された係合子95を有する操作駆動部材8
    5とから成ることを特徴とする防熱扉の開閉装置。
  7. 【請求項7】 請求項4に於いて、横梁10の上面一端
    部寄りの部位には駆動モータ15が取付けられ、またこ
    の駆動モータ15の下方に位置するように同期軸20の
    端部を支持する固定スタンド22が、前記横梁10の下
    面に固定されていることを特徴とする防熱扉の開閉装
    置。
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