JP3729338B2 - リニアモータ駆動式の引き戸装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リニアモータで駆動される引き戸装置(スライディングドア)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
引き戸装置において、例えば特許第2785184号公報には、リニアモータを使用してドアの開閉を行うことが記載されている。
【0003】
また、特開昭2000−87649号公報には、リニアモータで自動ドアを開閉することが記載されている。更に、実開平4−73190号公報には、車両用のドアをリニアモータで開閉することが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ドアは相応の重量があるため(特に建物用の防火ドアの場合はかなりの重量がある)、リニアモータの可動子でドアを直接に吊支するのは、強度的に好ましくない。
【0005】
従って、ドアをレール装置によってスライド自在に吊支することにより、ドアの荷重の支持とスライドガイドとの機能はレール装置に担わせ、リニアモータにはドアの駆動機能のみを担わせるのが好ましい。
【0006】
そこで、例えば前記実開平4−73190号公報には、ドアの上端に設けたブラケットに複数のローラを取付け、このローラを固定レールに転動自在に嵌め込み、更に、前記ブラケットにリニアモータの可動子を連結板で固定することが記載されている。
【0007】
しかし、上記実開平4−73190号公報のようにローラとレールとから成る支持機構では、ドアがその厚さ方向(出入り口の奥行き方向)に横揺れしやすいため、リニアモータに外力が作用して耐久性が低下する虞があった。
【0008】
他方、リニアモータは制御ボックスや電源ボックスなどの付属機器を備えているが、建物の引き戸装置の場合、これらの付属機器の設置場所を確保し難い場合があった。特に、戸袋を備えていない引き戸装置の場合、引き戸装置の奥行き寸法は小さくなるため、付属機器の設置場所を確保するのが特に厄介であった。
【0009】
本願発明は、このような現状を改善することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の引き戸装置は、出入り口を塞ぐドアと、前記出入り口の上方において間口方向に延びるように配置した金属板製のドア吊り枠と、前記ドアをスライド自在に吊支するためにドア吊り枠に取付けられたレール装置と、前記レール装置で吊支されたドアを駆動するためにレール装置よりも上方においてドア吊り枠に取付けられたリニアモータとを備えている。
【0011】
そして、請求項1の発明では、前記レール装置、前記ドア吊り枠の前面に固定された固定レールと、多数のボールを介して固定レールの前面に重ね装着された可動レールと、前記多数のボールを保持するリテーナとを備えており、レール装置は上下幅寸法よりも前後厚さ寸法が小さい略平らな状態になっている一方、前記リニアモータは、ドアの開閉方向に長く延びる固定子と、前記ドアが固定された可動子とを備えており、前記可動子の前後幅は前記レール装置の前後幅よりも大きくなっており、更に、前記ドア吊り枠はリニアモータにおける固定子の裏側から下方に延びており、前記ドア吊り枠のうちレール装置の固定レールが取付く部分を前向き凸部に形成し、このドア吊り枠の前向き凸部の裏側の空間にリニアモータ用付属機器を配置している。
【0012】
請求項2の発明では、請求項1において、前記リニアモータ用付属機器が配置された空間は、ランマパネルによってドア吊り枠と反対側から覆われており、前記ランマパネルの下方のうち開いたドアの裏側に位置する部位に戸袋用パネルを配置している。
【0013】
【発明の作用・効果】
本発明で使用するレール装置は、可動レールが固定レールの前面に重なった状態になっているため、可動レールの姿勢安定性が高い。
【0014】
このため、レール装置の可動レールに吊り金具を介してドアを固定することにより、ドアを横揺れしにくい安定した姿勢で吊支することができる。その結果、リニアモータに作用する外力を低減して、当該リニアモータの耐久性を向上することができる。
【0015】
そして、レール装置は上下幅寸法よりも厚さ寸法が小さくなる姿勢で配置しているため、ドア吊り枠のうちレール装置が取付く前向き凸部の反対側に大きい奥行きの空間を確保することが可能となり、その空間に、リニアモータ用付属機器などの物品を収納することが可能となる。
【0016】
従って、本願発明によると、ドアを安定した姿勢でスライドさせることができると共に、薄型の引き戸装置であっても、ドアの上方の空間を有効利用して、リニアモータ用付属機器のような物品をコンパクトにまとめることができる。
【0017】
建物の床から天井までの高さはまちまちである一方、引き戸装置自体は高さに関係なく取付けできるようにユニット化して汎用性を持たせるのがコスト的には好ましく、したがって、リニアモータの付属機器はドア吊り枠の上方でなく裏側に配置するのが好ましい。
【0018】
そして、本願発明では、リニアモータ付属機器をドア吊り枠の裏側にコンパクトに収納できるため、引き戸装置の汎用性を損なうことなく、スペースを有効利用することができる。
【0019】
ところで、引き戸装置は施工場所の状況の違いによって厚さが様々に異なるものであり、例えば建物に後付けで施工する壁に取付ける場合など、できるだけ薄くしないといけない場合がある。
【0020】
この点、請求項2のように構成すると、ドア吊り枠の収納空間と戸袋パネルとが上下に重なる状態で配置されているため、引き戸装置の全体の厚さを薄くても、リニアモータ及びその付属機器を設置することができる。換言すると、全体の厚さが薄い引き戸装置であっても、スペースを有効利用してリニアモータ用付属機器類を設置することができる。
【0021】
この場合、ランマパネルと戸袋パネルとは、両者の外面がほぼ同一面を成すように配置すると体裁が良くて好ましい。また、ドア吊り枠を挟んで反対側の部位には点検用パネルを配置しても良く、この場合は、点検用パネルとドアとの外面が略同一面を成すように設定すると、体裁が良くて好ましい。
【0022】
【発明の実施形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0023】
(1).第1実施形態(図1〜図
図1〜図では第1実施形態を示している。このうち図1は正面図、図2は要部の破断正面図、図3は図1 III-III視断面図、図4は要部の拡大右側面図、図5は要部斜視図である。
【0024】
.概要
本実施形態の引き戸装置1は、建物に後付け施工した壁2の一部に設けている。壁2は、床3に固定した地レール(地枠体)4と、天井5に固定した天レール(天枠体)6と、天地レール4,6の間に所定間隔で配置した支柱7と、隣合った支柱7の間に配置した上下壁パネル8とを主要部材として構成されている。
【0025】
なお、各壁パネル8は表裏別々に構成されていても良いし、1枚板のタイプでもよい。また、壁パネル8は必ずしも上下に分離する必要はなく、1枚の壁パネル8が地レール4から天レール6まで延びる構成であっても良い。
【0026】
引き戸装置1は、出入り口を開閉するドア9と、開いたドア9の裏側に位置する戸袋パネル10とを備えている。戸袋パネル10は片側しかないため、ドア9は開いた状態でも片面は露出している。
【0027】
図3に示すように、引き戸装置1の上部には、間口方向に沿って延びる金属板製のドア吊り枠11が配置されており、このドア吊り枠11に、リニアモータ12とレール装置(サスペンションレール)13とが上下に離れた状態で取付けられている。
【0028】
ドア吊り枠11やリニアモータ12、レール装置13が収められている上部空間は、点検用パネル(表パネル又は表カバーと言い換えても良い)14とランマパネル(裏パネル又は裏カバーと言い換えても良い)15とで前後から覆われている。
【0029】
詳細は省略するが、点検用パネル14は、左右の支柱7に固定したブラケットにねじ16で固定されており、左右のねじ16を緩めることにより取り外すことができる。
【0030】
点検用パネル14とドア9とはその外面が同一面を成すように配置されており、ランマパネル15と戸袋パネル10とは外面が同一面を成すように配置されている。従って、引き戸装置1と壁2との表裏両面は全体として同一面を成すように連続しており、このため、シンプルで体裁が良い。
【0031】
なお、点検用パネル14及びランマパネル15は必ずしも必要はなく、ドア吊り枠11等を外部に露出した状態であっても良い。
【0032】
.ドア吊り枠、ランマパネル
ドア吊り枠11は鋼板製であり、その上端には,リニアモータ12を固定するための前向きの水平片11aが折曲げ形成されており、略下半部には、前向き凸部11bが形成されており、前向き凸部11bとランマパネル15との間の空間を収納空間18と成している。
【0033】
図2に簡単に示すように、ドア吊り枠11は、ブラケット19を介して支柱7に固定されている。
【0034】
ランマパネル15は、鋼板製の表面板20と、表面板20の内面のうちほぼドア吊り枠11よりも上方の部位に固着した心板21と、表面板20の内面のうち心板21よりも下方の部位に固着した補強板22とからなっている。
【0035】
補強板22には、収納空間18を挟んだ上下においてドア吊り枠11に当接する上下一対の前向き凸部22a,22bが形成されている。下前向き凸部22bはねじ23でドア吊り枠11に締結されている。従って、ねじ23を取り外すとランマパネル15を取り外すことができる。
【0036】
戸袋パネル10の上端はランマパネル15に固定されており、下端は巾木24を介して床3に固定されている(なお、戸袋パネル10は左右の支柱に固定しても良い)。
【0037】
.レール装置
図4に示すように、レール装置13は、ドア吊り枠11の前向き凸部11bにねじ25で固定された断面前向き開口コ字状の固定枠26と、固定枠26の内部に離脱不能に装着した固定レール27と、上下2列のボール群28を介して固定レール27に離脱不能で左右スライド自在に装着された可動レール29と、ボール群28を保持するリテーナ30とから成っており、全体として上下幅寸法よりも前後厚さ寸法が小さい側面視縦長の形態になっている。
【0038】
固定枠26と固定レール27とはドア吊り枠11の全長に近い長さであり、可動レール29はドア9の左右横幅よりもやや短い長さである。
【0039】
図2〜図4に示すように、可動レール29の前面には左右長手の吊り金具31がねじ32で固定されており、この吊り金具31の下端に、ドア9の上面に固定したボルト33の頭が引っ掛けられている。ボルト33の頭は、押さえ金具34により、吊り金具31から離反しないように保持されている。
【0040】
レール装置13の可動レール29は上下2列のボール群28によって安定した姿勢で水平動し得るため、ドア9も横揺れ(当該ドア9の厚さ方向の揺れ)を抑制した状態で、安定した姿勢でスライドさせることができる。なお、ボール群28はドア9の幅方向の中心線上に位置している。
【0041】
図3に示すように、ドア9の下端には下向き開口のガイド溝35が形成されている一方、ランマパネル15の下端のうち出入り口に近接した部位にブラケット36をねじで固定し、このブラケット36に、ドア9のガイド溝35に嵌まるガイドローラ37を水平回転自在に取付けてる。
【0042】
.リニアモータの基本構造
例えば図4に示すように、リニアモータ12は、ドア吊り枠11の長手方向に沿って長く延びる固定子39と、ドア9の左右横幅より短い可動子40とを備えており、固定子39は、側面視略下向き開口コ字状に形成されたケーシング(ハウジング)41と、その上部内面に設けた一次側部材42とを備えており、一次側部材42はコイルを備えている。
【0043】
ケーシング41のうち下部の内面には、蟻溝状のガイド溝43が相対向した状態で全長にわたって延びている。
【0044】
可動子40は、前後の足片44aを備えたベース44を備えており、ベース44の両足片44aには、前記固定子39のガイド溝43に転動自在に嵌まるガイドローラ45が左右適宜間隔で多数取付けられている。ベース44の上面には、エアギャップを隔てて一次側部材42と対向する二次導体板46が固定されている。
【0045】
可動子40のベース44には、連結金具47がねじで締結されており、連結金具47の下端部は、前方からねじ込んだねじ48で前記吊り金具31に固定されている。従って、リニアモータ12の可動子40が左右移動すると、ドア9も一緒に左右スライドする。
【0046】
連結金具47を吊り金具31に固定するねじ48は、吊り金具31にねじ込むだけでも良いし、吊り金具31を貫通して可動レール29にねじ込んでも良い。連結金具47と吊り金具31と可動レール29とを共締めすると、使用するねじの本数を節約できる利点がある。
【0047】
但し、連結金具47は吊り金具31から取り外すことがあるので、共締めする場合でも、吊り金具31を可動レール29に固定する複数本のねじ32は必要である。
【0048】
.リニアモータの取付け
固定子39のケーシング41はアルミ等の押し出し加工によって製造されており、例えば図4に示すように、ケーシング41の上面の前後2ヶ所の部位に、側面視T形の吊り鉤49を一体に形成している。
【0049】
他方、ドア吊り枠11における上水平片11aの下面に受け部材50をねじ51で固定し、この受け部材51の前後2ヶ所の部位に、前記吊り鉤49が引っ掛かる断面L形の受け鉤52を一体に形成している。
【0050】
この場合、ケーシング41のずれを防止するため、吊り鉤49の下面及び受け鉤52の上面を若干の角度で傾斜させている。また、ケーシング41を最も上まで持ち上げると吊り鉤49を受け鉤52に前後方向から嵌脱できるように、吊り鉤49の上方に若干の隙間が空いており、かつ、吊り鉤49の手前側には、当該吊り鉤49を受け鉤52に引っ掛けることなく上下動させ得るだけの隙間が空いている。
【0051】
従って、図9に示すように、ねじ48による連結金具47と吊り金具31との締結を解除すると、吊り鉤49を受け鉤52に係脱させることができる。
【0052】
また、リニアモータ12の固定子39と可動子40とは、ガイド溝43とガイドローラ45とによって前後離反不能に保持されているため、吊り鉤49を受け鉤52に引っ掛けた状態で連結金具47をねじ48で吊り金具31に締結すると、リニアモータ12は全体として前後動不能の状態に保持される。
【0053】
リニアモータ12のケーシング41はその長手方向に移動不能に保持されている必要がある。このため、図2に示すように、ドア吊り枠11の左右両端部に平面視L形のストッパー53をねじ54で固定し、これら左右のストッパー54でケーシング41を左右移動不能に保持している。
【0054】
ストッパー53をねじ54で固定することに代えて、ストッパー片をドア吊り枠11に切り起こし形成するなどしても良いし、ケーシング41の左右端面を、左右の支柱7(又はこれに取り付いたブラケット)に当てても良い。
【0055】
また、ストッパー54をねじ等によってケーシング41に固定しておいても良い(この場合、点検用パネル14を取り外すと、ドライバーの操作によってストッパー53を簡単に着脱できるため、リニアモータ12の取付け・取り外しの容易性が損なわれることはない)。
【0056】
例えば図4に示すように、ケーシング41の下端にはその全長にわたって延びる円弧状溝穴55が空いており、この円弧状溝穴55にタッピンねじのようなねじをねじ込むことにより、ストッパー53をケーシング41の端面に固定しても良い。
【0057】
なお、受け部材50は必ずしもケーシング41と同じ長さである必要はなく、適当な長さのものを断続的に配置しても良い。また、ケーシング41の吊り鉤49は逆L字状でも良い。もちろん、吊り鉤49と受け鉤52とを使用しない他の取付け構造も採用できる。
【0058】
.リニアモータの配線・付属機器
図6はリニアモータ12の平面図、図7は部分的な破断斜視図であり、これらの図に示すように、リニアモータ12におけるケーシング41の上面から、制御用やコイル励磁用のコード(ケーブル)57が複数本引き出されている。
【0059】
なお、本例では、ケーシング41の左右中央部から制御用のコード57が引き出されており、これを挟んだ左右両側の部位からコイル励磁用コード57が引き出されている。
【0060】
図4や図7に示すように、後部に位置した吊り鉤49と受け鉤52にはコード57を挿通するための切欠き58が形成されており、更に、ドア吊り枠11には、コード57をドア吊り枠11の裏側に引き出すためのコード挿通穴59が空けられている。
【0061】
本例では、各コード57はジャック60で接続自在に分断されており、ジャック60を分離することにより、リニアモータ12を簡単に取り外したり取付けたりすることができる。言うまでもないが、吊り鉤49及び受け鉤52の切欠き58とドア吊り枠11のコード挿通穴59はジャック60を挿通し得る大きさである。
【0062】
例えば図6に示すように、リニアモータ12は電源ボックス61と制御ボックス62とを備えており、前記したコード57は制御ボックス62に接続されている。電源ボックス61にはコンセント付きの電源コード57が接続されており、電源ボックス61とは制御ボックス62とコード57で接続されている。
【0063】
図4や図5に示すように、制御ボックス62は前記した収納空間18に配置されている。ランマパネル15における補強板22の上前向き凸部22aにもコード挿通穴63が空いている。なお、ランマパネル15の上前向き凸部22aは必ずしも設ける必要はない。
【0064】
図4に一点鎖線で示すように、ドア吊り枠11に、制御ボックス62等の物品を受けるブラケット65を取付けても良い。
【0065】
電源ボックス61も収納空間18に配置されているが、電源ボックス61は高さが高いため、図8の斜視図に示すように、ドア吊り枠11の下部に、電源ボックス61を配置するために切欠き64を形成している。収納空間18の高さが電源ボックス61の高さよりも高い場合は、切欠き64が不要であることは言うまでもない。
【0066】
なお、ドア9の開閉(すなわちリニアモータ12の駆動)は、出入り口のそばに設けたスイッチを人が操作することによって手動で行っても良いし、人を検知するセンサーによって自動的に行ってもよい。
【0067】
.まとめ
以上の説明から既に理解できるように、レール装置13を側面視で縦長の姿勢にしてドア吊り枠11に取り付けたことにより、ドア吊り枠11のうちレール装置13が取り付く部分とランマパネル15との間に収納空間18を形成することができ、この収納空間18にリニアモータ12の制御ボックス62や電源ボックス61を収納して、狭い空間を有効利用することができる。
【0068】
収納空間18に収納できる物品はリニアモータ12の付属機器のみには限らず、電話用モデムや構内LAN用のコネクタ類又はアダプタ類、或いは防犯・防災装置の中継器など、様々の物品を収納し得る(少なくとも、リニアモータ12の電源ボックス61と制御ボックス62とを収納できれば良い)。
【0069】
ドア吊り枠11などに、リニアモータ12における可動子40の移動位置又はドア9の開閉位置を検出するセンサーを設けたり、或いは、点検用パネル14やランマパネル15などに前記した人検知センサーを設けることがあるが、それらセンサー類を制御する制御ボックス或いは基板を収納空間18に収納することも可能である。
【0070】
なお、ドア吊り枠11の上方に空間が空いている場合は、図5に一点鎖線で示すように、ドア吊り枠11の上方の空間を物品収納空間に利用することも可能である(この場合は、リニアモータ12を制御ボックス62や電源ボックス61一緒に取り外すことも容易となり、制御ボックス62や電源ボックス61の保守を簡単に行える)。
【0071】
ケーシング41に、ドア吊り枠11の上方に位置するブラケットをドア吊り枠11と干渉しない状態で取付け、このブラケットに制御ボックス62等の付属機器を取付けても良い。
【0072】
(2).変形例(図10)
図10では第1実施形態の変形例を示している。すなわち、この図10(A)では、前後の吊り鉤49及び受け鉤52のうち手前側に位置した吊り鉤49と受け鉤52とに切欠き58を形成し、更に、ドア吊り枠11における水平片11aの前端にコード挿通用の切欠き66を形成している。
【0073】
この(A)の例では、リニアモータ12を取付けるに際して、コード57は手前に垂らしておくだけで良いため、リニアモータ12の取付け・取り外しが一層容易になる。また、この変形例では、ランマパネル15の上前向き凸部22aにコード挿通穴63を空けることに代えて、前向き開口のコード挿通用切欠き67を形成しており、このため、配線作業が楽である。
【0074】
図10(B)では、ドア吊り枠11の別形態を示している。すなわち、この例ては、前記実施形態とは異なってランマパネル15は補強板22を備えておらず、心板21をドア吊り枠11に重ねると共に、ドア吊り枠11の下端に折曲げ形成した後ろ向き突出部11eに表面板20を下方から嵌め込み装着している。
【0075】
なお、(B)ではリニアモータは省略しており、また、レール装置13も詳細は省略している。図示していないが、心板21には、コード57を通すための通路が形成されている。また、電源ボックス61は、吊り金具31と干渉しないようにドア吊り枠11の端部に配置されている。
【0076】
(3).第2実施形態(図11〜図13)
図11〜13では第2実施形態を示している。この実施形態は、開いたドア9を隠す戸袋を備えたタイプに適用したもので、図11は全体の正面図、図12は図11のXII-XII 視断面図、図13は図11のXIII−XIII視断面図である。
【0077】
この例では、図13に示すように、表裏一対の戸袋パネル10の間にドア収納空間71が形成されている。特に説明するまでもいが、この実施形態は第1実施形態に比べて引き戸装置1及び壁2は第1実施形態に比べて相当に厚くなっている。
【0078】
図13に示すように、地レール4の端部に、ガイドローラ37が取り付くブラケット36を固定している。また、図13に示す符号68は、ドア収納空間18の左右端部に立設した前後一対の縦枠であり、この縦枠68に戸袋パネル10が支持されている。縦枠68は天レール6まで延びている。
【0079】
図12に示すように、天レール6の前後側板には内向きの折り返し部6aが形成されており、この折り返し部6aに、複数個のパネル受け具72をねじで固定し、このパネル受け具72に、点検用パネル14の上折り返し部を嵌め込んでいる。点検用パネル14の下部は、支柱7に固定したブラケット69にねじ16で固定されている。
【0080】
ドア9の吊支構造や駆動態様は第1実施形態と殆ど同様で、相違点は、ドア吊り枠11がリニアモータ12におけるケーシング41の側面全体に重なっていたのに対して、本実施形態では、ドア吊り枠11がケーシング41の下部のみに重なるように、ドア吊り枠11の上部11cとケーシング41と間に隙間が空いている点だけである。
【0081】
ドア吊り枠11の上部11cとケーシング41との間に隙間を空けているのは、ドア吊り枠11の上部の前面と後面とをドア9の中心線を挟んで前後対称に形成することにより、1つのドア吊り枠11を前後の向きを変えても左右の支柱7に固定できるようにしているためである。
【0082】
従って、ドアが右開きタイプでも左開きタイプでも、一つのドア吊り枠11で対応できる(ドア吊り枠11は、図12において上部と下部との右側部分が、支柱7に固定されたブラケットにねじで固定される)。
【0083】
本実施形態では表裏の点検用パネルとも単なる板状に過ぎないため、ドア吊り枠11と後部点検用パネル14との間に大きな前後幅の収納空間18が形成されている。このため、高さが高くで奥行きのある電源ボックス61のような物品でも、第1実施形態のような切欠き64を形成することなく収納できる。この場合、物品の安定性の点からブラケット65を設けるので好ましい。
【0084】
図12に一点鎖線で示すように、ドア吊り枠11における上水平片11aの先端に形成した下向きリップ11dに、ケーシング41の吊り鉤49を押さえる止めねじ70を設けても良い(この点は第1実施形態も同じである)。このようにすると、ケーシング41の左右両端を単にストッパーで止めただけでも、ケーシング41をガタ付きのない状態に保持できる。
【0085】
(4).その他
本発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、上記両実施形態ではリニアモータは固定子と可動子とが上下に重なった状態であったが、固定子と可動子とを前後方向(奥行き方向)に重ねた状態であっても良い。
【0086】
また、ドア吊り枠の具体的な形態は必要に応じて様々に具体化できる。更に、本発明は、建物の基礎壁に設けた出入り口に設けることも可能であり、この場合は、ドア吊り枠の裏側は基礎壁で覆われているため、点検パネルのみを設けたら良い。
【0087】
更に、本願発明は、1つの出入り口に2枚のドアを備えた両開き方式にも適用することができる(この場合は、1つのドア吊り枠に2組のリニアモータを直線状に配置すれば良い)。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の全体的な正面図である。
【図2】要部の破断正面図である。
【図3】図1の III-III視断面図である。
【図4】要部の拡大右側面図である。
【図5】要部の斜視図である。
【図6】要部の一部破断平面図である。
【図7】リニアモータの部分的な破断斜視図である。
【図8】電源ボックスの収納状態を示す破断斜視図である。
【図9】リニアモータの取付け・取り外しの手順を示す断面図である。
【図10】第1実施形態の変形例を示す断面図である。
【図11】第2実施形態の全体的な正面図である。
【図12】図11のXII-XII 視断面図である。
【図13】図11のXIII−XIII視断面図である。
【符号の簡単な説明】
1 引き戸装置
9 ドア
10 ドア
11 ドア吊り枠
12 リニアモータ
13 レール装置
14 点検用パネル
15 ランマパネル
18 収納空間
26 固定枠
27 固定レール
28 ボール群
29 可動レール
31 吊り金具
39 固定子
40 可動子
41 ケーシング
42 一次側部材
43 ガイド溝
45 ガイドローラ
46 二次導体板
61 電源ボックス
63 制御ボックス

Claims (2)

  1. 出入り口を塞ぐドアと、前記出入り口の上方において間口方向に延びるように配置した金属板製のドア吊り枠と、前記ドアをスライド自在に吊支するためにドア吊り枠に取付けられたレール装置と、前記レール装置で吊支されたドアを駆動するためにレール装置よりも上方においてドア吊り枠に取付けられたリニアモータとを備えており、
    前記レール装置、前記ドア吊り枠の前面に固定された固定レールと、多数のボールを介して固定レールの前面に重ね装着された可動レールと、前記多数のボールを保持するリテーナとを備えており、レール装置は上下幅寸法よりも前後厚さ寸法が小さい略平らな状態になっている一方、
    前記リニアモータは、ドアの開閉方向に長く延びる固定子と、前記ドアが固定された可動子とを備えており、前記可動子の前後幅は前記レール装置の前後幅よりも大きくなっており、
    更に、前記ドア吊り枠はリニアモータにおける固定子の裏側から下方に延びており、前記ドア吊り枠のうちレール装置の固定レールが取付く部分を前向き凸部に形成し、このドア吊り枠の前向き凸部の裏側の空間にリニアモータ用付属機器を配置している、
    リニアモータ駆動式の引き戸装置。
  2. 前記リニアモータ用付属機器が配置された空間はランマパネルによってドア吊り枠と反対側から覆われており、前記ランマパネルの下方のうち開いたドアの裏側に位置する部位に戸袋用パネルを配置している、
    請求項1に記載したリニアモータ駆動式の引き戸装置。
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