JP2002371752A - 引き戸装置 - Google Patents

引き戸装置

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JP2002371752A
JP2002371752A JP2001183710A JP2001183710A JP2002371752A JP 2002371752 A JP2002371752 A JP 2002371752A JP 2001183710 A JP2001183710 A JP 2001183710A JP 2001183710 A JP2001183710 A JP 2001183710A JP 2002371752 A JP2002371752 A JP 2002371752A
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Japan
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door
suspension frame
linear motor
rail
fixed
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JP2001183710A
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English (en)
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Koichi Morigami
耕一 森上
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Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
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    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/60Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
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    • E05D15/06Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane
    • E05D15/0621Details, e.g. suspension or supporting guides
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E05Y2201/00Constructional elements; Accessories therefor
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    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/10Application of doors, windows, wings or fittings thereof for buildings or parts thereof
    • E05Y2900/13Type of wing
    • E05Y2900/132Doors

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  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】引き戸装置において、ドアを開閉又は自閉させ
るリニアモータのような駆動装置を、簡単かつ安全に着
脱できるようにする。 【手段】ドアを開閉するリニアモータ12は、固定子39と
可動子40とから成っている。固定子39におけるケーシン
グ41の上面に前後一対の吊り鉤49が形成されている一
方、ドア吊り枠11に固定された受け体50に、吊り鉤49が
引っ掛かる受け鉤52が形成されている。リニアモータ12
の可動子40と吊り金具31とを連結金具47で連結すると、
リニアモータ12は前向き移動不能に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引き戸装置(スラ
イディングドア)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】引き戸装置において、特許第27851
84号公報や特開昭2000−87649号公報、或い
は実開平4−73190号公報には、リニアモータを使
用してドアの開閉を行うことが記載されている。
【0003】この場合、ドアは相応の重量があるため
(特に、建物の防火ドアの場合はかなりの重量があ
る)、リニアモータの可動子でドアを直接に吊支するの
は、強度的に好ましくない。
【0004】従って、ドアをレール装置によってスライ
ド自在に吊支することにより、ドアの荷重の支持とスラ
イドガイドとの機能はレール装置に担わせ、リニアモー
タにはドアの駆動機能のみを担わせるのが好ましい。
【0005】そして、建物用の引き戸装置においてリニ
アモータを取付ける場合、従来は、従来は、リニアモー
タの固定子を出入り口の上方のドア吊り枠や壁面にねじ
で固定していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、引き戸装置
の組み立て作業の能率の点からは、リニアモータの取付
けはできるだけ簡単に行えるのが望ましい。
【0007】また、リニアモータはメンテナンスのため
に取り外すことがあるが、メンテナンスの手間を軽減す
るためには、リニアモータをできるだけ簡単に取付け・
取り外しできるようにする必要がある。
【0008】しかし、リニアモータは長尺でかつ相当の
重量があるため、従来のようにドア吊り枠等にねじで固
定するだけの方式では、リニアモータを水平状に保持し
ながらねじの締め込みや取り外しを行われねばならず、
このため、作業が危険であるばかりか、駆動装置を持ち
上げている人とねじの締め込みや取り外しを行う人とが
必要で、作業性も悪かった。
【0009】この点について、前記特開2000−87
649号公報には、自動ドア用のリニアモータを前後欄
間カバーの間に簡単に取付けるることが提案されている
が、このものは、リニアモータの着脱に際して一々ドア
を取り外さなければならないため、一般的な建物の引き
戸装置には適用し難い欠点があった。
【0010】本発明は、このような現状を改善すること
を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の引き戸装置は、
出入り口を塞ぐドアと、前記出入り口の上方において間
口方向に延びるように配置したドア吊り枠と、前記ドア
吊り枠に取付けられたレール装置と、前記ドアを駆動す
るために前記レール装置よりも上方においてドア吊り枠
に取付けられた駆動装置とを備えている。
【0012】そして、請求項1の発明では、 前記駆動
装置は、前記ドア吊り枠に取付けられる固定ガイド体に
可動体をスライド自在で離脱不能に装着した構造になっ
ており、 前記固定ガイド体とドア吊り枠とに、固定ガ
イド体を落下不能に保持する引っ掛け方式等の係止手段
が設けられている。
【0013】請求項2の発明では、請求項1のにおい
て、前記レール装置は、ドア吊り枠に固定された固定レ
ールと、この固定レールにスライド自在に装着された可
動レールとを備えており、前記可動レールに吊り金具を
介してドアが吊支されており、更に、前記駆動装置の可
動体と前記吊り金具又は可動レールとは、ねじ止め式の
連結金具によって連結されている。
【0014】請求項3の発明では、駆動装置として、固
定子と可動子とを備えたリニアモータを使用している。
もちろん、本発明では、ばねやねじ機構のようにリニア
モータ以外の駆動装置を使用することも可能である。
【0015】なお、駆動装置としてリニアモータのよう
な電気的アクチェータを使用する場合は、ドアの開き動
と閉止動との両方が動力的に行われるが、駆動装置とし
てばねを使用する場合は、一般に、ドアを開けるのは人
が手動で行い、ドアの閉じるのが自動的に行われる自閉
ドアとなる。
【0016】
【発明の作用・効果】本願発明によると、リニアモータ
のような駆動装置をドア吊り枠に取付けるに当たって
は、駆動装置は係止手段によってドア吊り枠に落下不能
に保持できるため、作業者がいちいち駆動装置を手で水
平状に保持している必要はない。
【0017】その結果、引き戸装置の組み立て作業や駆
動装置のメンテナンスに際して、安全性と作業能率とを
向上させることができる。また、従来は2人で行ってい
た作業を一人で行えるようになるなど、作業コストを低
減することもできる。
【0018】請求項2の発明では、連結金具はスライド
のみ自在で前後方向と上下方向とには移動不能であるた
め、駆動装置の可動体もスライドのみ自在で前後方向と
上下方向とには移動不能に保持されており、その結果、
駆動装置の可動ガイド体は、係止手段で支持された状態
で前後方向及び上下方向に移動不能に保持される。
【0019】従って、請求項2の発明によると、係止手
段を介して固定ガイド体をドア吊り枠に係止してから、
連結金具をねじで吊り金具又は可動レールに締結すると
いうごく簡単な作業だけで、駆動装置の取付けを行うこ
とが可能となり、その結果、引き戸装置の組み立て作業
や駆動装置のメンテナンス作業の手間を一層軽減するこ
とが可能となる。
【0020】但し、請求項2の発明においても、駆動装
置の固定ガイド体をねじでドア吊り枠に固定することは
可能である。この場合も、駆動装置の支持機能は係止手
段が担っているため、ねじの本数は少なくて足り、か
つ、ねじのねじ込みや取り外しを簡単に行うことができ
る。
【0021】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。
【0022】(1).第1実施形態(図1〜図10) 図1〜図10では第1実施形態を示している。このうち
図1は正面図、図2は要部の破断正面図、図3は図1の
III-III視断面図、図4は要部の拡大右側面図、図5は
要部斜視図である。
【0023】.概要 本実施形態の引き戸装置1は、建物に後付け施工した壁
2の一部に設けている。壁2は、床3に固定した地レー
ル(地枠体)4と、天井5に固定した天レール(天枠
体)6と、天地レール4,6の間に所定間隔で配置した
支柱7と、隣合った支柱7の間に配置した上下壁パネル
8とを主要部材として構成されている。
【0024】引き戸装置1は、出入り口を開閉するドア
9と、開いたドア9の裏側に位置する戸袋パネル10と
を備えている。戸袋パネル10は片側しかないため、ド
ア9は開いた状態でも露出している。
【0025】図3に示すように、引き戸装置1の上部に
は、間口方向に沿って延びる金属板製のドア吊り枠11
が配置されており、このドア吊り枠11に、リニアモー
タ12とレール装置(サスペンションレール)13とが
上下に離れた状態で取付けられている。
【0026】ドア吊り枠11やリニアモータ12、レー
ル装置13が収められている上部空間は、点検用パネル
(表パネル)14とランマパネル(裏パネル)15とで
前後から覆われている。詳細は省略するが、点検用パネ
ル14は、左右の支柱7に固定したブラケットにねじ1
6で固定されており、左右のねじ16を緩めることによ
り取り外すことができる。
【0027】.ドア吊り枠、ランマパネル ドア吊り枠11は鋼板製であり、その上端には前向きの
水平片11aが折曲げ形成されており、略下半部には、
前向き凸部11bが形成されており、前向き凸部11b
とランマパネル15との間の空間を収納空間18と成し
ている。
【0028】図2に簡単に示すように、ドア吊り枠11
は、ブラケット19を介して支柱7に固定されている。
【0029】ランマパネル15は、鋼板製の表面板20
と、表面板20の内面のうちドア吊り枠11よりも上方
の部位に固着した心板21と、表面板20の内面のうち
心板21よりも下方の部位に固着した補強板22とから
なっている。
【0030】補強板22には、収納空間18を挟んだ上
下においてドア吊り枠11に当接する上下一対の前向き
凸部22a,22bが形成されている。下前向き凸部2
2bはねじ23でドア吊り枠11に締結されている。従
って、ねじ23を取り外すとランマパネル15を取り外
すことができる。
【0031】戸袋パネル10の上端はランマパネル15
に固定されており、下端は巾木24を介して床3に固定
されている。本実施形態では、ドア9及びランマパネル
15の外面は壁2の外面と同一面状になっている(すな
わち、引き戸装置1は壁2と同じ厚さになっている)。
【0032】.レール装置 図4に示すように、レール装置13は、ドア吊り枠11
の前向き凸部11bにねじ25で固定された断面前向き
開口コ字状の固定枠26と、固定枠26の内部に離脱不
能に装着した固定レール27と、上下2列のボール群2
8を介して固定レール27に離脱不能で左右スライド自
在に装着された可動レール29と、ボール群28を保持
するリテーナ30とから成っており、全体として上下幅
寸法よりも前後厚さ寸法が小さい側面視縦長の形態にな
っている。
【0033】固定枠26と固定レール27とはドア吊り
枠11の全長に近い長さであり、可動レール29はドア
9の左右横幅よりもやや短い長さである。
【0034】図2〜図4に示すように、可動レール29
の前面には左右長手の吊り金具31がねじ32で固定さ
れており、この吊り金具31の下端に、ドア9の上面に
固定したボルト33の頭が引っ掛けられている。ボルト
33の頭は、押さえ金具34により、吊り金具31から
離反しないように保持されている。
【0035】レール装置13の可動レール29は上下2
列のボール群28によって安定した姿勢で水平動し得る
ため、ドア9も横揺れ(当該ドア9の厚さ方向の揺れ)
を抑制した状態で、安定した姿勢でスライドさせること
ができる。なお、ボール群28はドア9の幅方向の中心
線上に位置している。
【0036】図3に示すように、ドア9の下端には下向
き開口のガイド溝35が形成されている一方、ランマパ
ネル15の下端のうち出入り口に近接した部位にブラケ
ット36をねじで固定し、このブラケット36に、ドア
9のガイド溝35に嵌まるガイドローラ37を水平回転
自在に取付けている。
【0037】.リニアモータの基本構造 例えば図4に示すように、リニアモータ12は、ドア吊
り枠11の長手方向に沿って長く延びる固定子39と、
ドア9の左右横幅より短い可動子40とを備えている。
固定子39は固定ガイド体の一例であり、可動子40は
可動体の一例である。
【0038】前記固定子39は、側面視略下向き開口コ
字状に形成されたケーシング(ハウジング)41と、そ
の上部内面に設けた一次側部材42とを備えており、一
次側部材42はコイルを備えている。
【0039】ケーシング41のうち下部の内面には、蟻
溝状のガイド溝43が相対向した状態で全長にわたって
延びている。
【0040】可動子40は、前後の足片44aを備えた
ベース44を備えており、ベース44の両足片44aに
は、前記固定子39のガイド溝43に転動自在に嵌まる
ガイドローラ45が左右適宜間隔で多数取付けられてい
る。ベース44の上面には、エアギャップを隔てて一次
側部材42と対向する二次導体板46が固定されてい
る。
【0041】可動子40のベース44には、連結金具4
7がねじで締結されており、連結金具47の下端部は、
前方からねじ込んだねじ48で前記吊り金具31に固定
されている。従って、リニアモータ12の可動子40が
左右移動すると、ドア9も一緒に左右スライドする。
【0042】連結金具47を吊り金具31に固定するね
じ48は、吊り金具31にねじ込むだけでも良いし、吊
り金具31を貫通して可動レール29にねじ込んでも良
い。連結金具47と吊り金具31と可動レール29とを
共締めすると、使用するねじの本数を節約できる利点が
ある。
【0043】但し、連結金具47は吊り金具31から取
り外すことがあるので、共締めする場合でも、吊り金具
31を可動レール29に固定する複数本のねじ32は必
要である。
【0044】.リニアモータの取付け 固定子39のケーシング41はアルミ等の押し出し加工
品であり、例えば図4に示すように、ケーシング41の
上面の前後2ヶ所の部位に、係止手段の一環として、側
面視T形の吊り鉤49を一体に形成している。
【0045】他方、ドア吊り枠11における上水平片1
1aの下面に、係止手段の一環として、受け部材50を
ねじ51で固定し、この受け部材51の前後2ヶ所の部
位に、前記吊り鉤49が引っ掛かる断面L形の受け鉤5
2を一体に形成している。
【0046】この場合、ケーシング41のずれを防止す
るため、吊り鉤49の下面及び受け鉤52の上面を若干
の角度で傾斜させている。また、ケーシング41を持ち
上げ切ると吊り鉤49を受け鉤52に前後方向から嵌脱
できるように、吊り鉤49の上方に若干の隙間が空いて
いる。更に、吊り鉤49の手前側には、当該吊り鉤49
を受け鉤52に引っ掛けることなく上下動させ得る隙間
が空いている。
【0047】従って、図9に示すように、ねじ48によ
る連結金具47と吊り金具31との締結を解除すると、
吊り鉤49を受け鉤52に係脱させることができる。
【0048】また、リニアモータ12の固定子39と可
動子40とは、ガイド溝43とガイドローラ45とによ
って前後離反不能に保持されているため、吊り鉤49を
受け鉤52に引っ掛けた状態で連結金具47をねじ48
で吊り金具31に締結すると、リニアモータ12は全体
として前後動不能の状態に保持される。
【0049】リニアモータ12のケーシング41はその
長手方向に移動不能に保持されている必要がある。この
ため、図2に示すように、ドア吊り枠11の左右両端部
に平面視L形のストッパー53をねじ54で固定し、こ
れら左右のストッパー54でケーシング41を左右移動
不能に保持している。
【0050】左右ストッパー54の間へのリニアモータ
12の嵌め込み(誘い込み)を容易ならしめるため、左
右ストッパー54の前端部を、平面視で外側に広がって
傾斜状のガイド部と成すのが好ましい。
【0051】ストッパー53をねじ54で固定すること
に代えて、ストッパー片をドア吊り枠11に切り起こし
ても良いし、ケーシング41の左右端面を、左右の支柱
7(又はこれに取り付いたブラケット)に当てても良い
(何れの場合も、リニアモータ12の誘い込みのための
ガイド部を設けるのが好ましい)。
【0052】リニアモータ12の固定子39をドア吊り
枠11に強固に固定したい場合は、ストッパー54をね
じ等によってケーシング41に固定したら良い。また、
ケーシング41をねじで直接にドア吊り枠11に固定す
ることも可能である。
【0053】例えば図4に示すように、ケーシング41
の下端にはその全長にわたって延びる円弧状溝穴55が
空いているので、ストッパー54をケーシング41に固
定する場合は、この円弧状溝穴55を利用して、これに
タッピンねじのようなねじをねじ込めば良い。
【0054】なお、受け部材50は必ずしもケーシング
41と同じ長さである必要はなく、適当な長さのものを
断続的に配置しても良い(ドア吊り枠11の水平片11
aに切り起こし形成しても良い)。また、吊り鉤49は
逆L字状でも良い。
【0055】.リニアモータの配線・付属機器 図6はリニアモータ12の平面図、図7は部分的な破断
斜視図であり、これらの図に示すように、リニアモータ
12におけるケーシング41の上面から、制御用やコイ
ル励磁用のコード(ケーブル)57が複数本引き出され
ている。
【0056】図4や図7に示すように、後部に位置した
吊り鉤49と受け鉤52にはコード57を挿通するため
の切欠き58が形成されており、更に、ドア吊り枠11
には、コード57をドア吊り枠11の裏側に引き出すた
めのコード挿通穴59が空けられている。
【0057】本例では、各コード57はジャック60で
接続自在に分断されており、ジャック60の対を分離す
ることにより、リニアモータ12の取付け・取り外しに
支障がないように配慮されている。言うまでもないが、
吊り鉤49及び受け鉤52の切欠き58とドア吊り枠1
1のコード挿通穴59は、ジャック60を挿通し得る大
きさに設定されている。
【0058】例えば図6に示すように、リニアモータ1
2は電源ボックス61と制御ボックス62とを備えてお
り、前記したコード57は制御ボックス62に接続され
ている。電源ボックス61にはコンセント付きの電源コ
ードが接続されている。
【0059】図4や図5に示すように、制御ボックス6
2は前記した収納空間18に配置されている。ランマパ
ネル15における補強板22の上前向き凸部22aにも
コード挿通穴63が空いている。なお、ランマパネル1
5の上前向き凸部22aは無くてもよい。
【0060】図4に一点鎖線で示すように、ドア吊り枠
11に、制御ボックス62等の物品を受けるブラケット
65を取付けても良い。
【0061】電源ボックス61も収納空間18に配置さ
れているが、電源ボックス61は高さが高いため、図8
の斜視図に示すように、ドア吊り枠11の下部に、電源
ボックス61を配置するために切欠き64を形成してい
る。収納空間18の高さが電源ボックス61の高さより
も高い場合は、切欠き64が不要になる。
【0062】なお、ドア9の開閉(すなわちリニアモー
タ12のON・OFF)は、出入り口のそばに設けたス
イッチを人が操作することによって手動で行っても良い
し、人を検知するセンサーによって自動的に行ってもよ
い。
【0063】.まとめ 以上の説明から既に理解できるように、リニアモータ1
2は、吊り鉤49を受け鉤52に引っ掛けるだけで落下
不能に保持される。また、連結金具47を吊り金具31
にねじ48で締結すると、リニアモータ12は前後及び
上下方向に移動不能に保持される。従って、引き戸装置
1の組み立て作業やリニアモータ12のメンテナンスの
作業などを能率良く行うことができる。
【0064】一般には、リニアモータ12はドア吊り枠
11に取付けられていてユニット化されていることが多
いため、本願発明は、特に、リニアモータ12のメンテ
ナンス時に有益である。
【0065】なお、ドア吊り枠11の上方に空間が空い
ている場合は、図5に一点鎖線で示すように、ドア吊り
枠11の上方の空間を物品Wの収納空間に利用すること
も可能である(この場合は、リニアモータ12を制御ボ
ックス62や電源ボックス61一緒に取り外すことも容
易となり、制御ボックス62や電源ボックス61の保守
を簡単に行える)。
【0066】(2).変形例(図10) 図10に示すのは第1実施形態の変形例であり、前後の
吊り鉤49及び受け鉤52のうち手前側に位置した吊り
鉤49と受け鉤52とに切欠き58を形成し、更に、ド
ア吊り枠11における水平片11aの前端にコード挿通
用の切欠き66を形成している。
【0067】この例では、リニアモータ12の取付けに
際してコード57は手前に垂らしておけば良いため、リ
ニアモータ12の取付け・取り外しがより容易になる。
また、この例では、ランマパネル15の上前向き凸部2
2aに前向き開口のコード挿通用切欠き67を形成して
おり、このため、配線作業が楽である。
【0068】図10(B)では、ドア吊り枠11の別形
態を示している。すなわち、この例ては、前記実施形態
とは異なってランマパネル15は補強板22を備えてお
らず、心板21をドア吊り枠11に重ねると共に、ドア
吊り枠11の下端に折曲げ形成した後ろ向き突出部11
eに表面板20を下方から嵌め込み装着している。
【0069】なお、(B)ではリニアモータは省略して
おり、また、レール装置13も詳細は省略している。図
示していないが、心板21には、コード57を通すため
の通路が形成されている。また、電ボックス61は、吊
り金具31と干渉しないようにドア吊り枠11の端部に
配置されている。
【0070】(3).第2実施形態(図11〜図13) 図11〜13では第2実施形態を示している。この実施
形態は、閉じたドア9を隠す戸袋を備えたタイプに適用
したもので、図11は全体の正面図、図12は図11の
XII-XII 視断面図、図13は図11のXIII−XIII視断面
図である。
【0071】この例では、図13に示すように、表裏一
対の戸袋パネル10の間にドア収納空間71が形成され
ている。この実施形態は、第1実施形態に比べて引き戸
装置1及び壁2は第1実施形態に比べて相当に厚くなっ
ている。
【0072】図13に示すように、地レール4の端部
に、ガイドローラ37が取り付くブラケット36を固定
している。また、図13に示す符号68は、ドア収納空
間18の左右端部に立設した前後一対の縦枠であり、こ
の縦枠68に戸袋パネル10が支持されている。縦枠6
8は天レール6まで延びている。
【0073】図12に示すように、天レール6の前後側
板には内向きの折り返し部6aが形成されており、この
折り返し部6aに、複数個のパネル受け具72をねじで
固定し、このパネル受け具72に、点検用パネル14の
上折り返し部を嵌め込んでいる。点検用パネル14の下
部は、支柱7に固定したブラケット69にねじ16で固
定されている。
【0074】ドア9の吊支構造や駆動態様は第1実施形
態と殆ど同様で、相違点は、ドア吊り枠11の断面形状
が若干異なる点のみである。図では省略しているが、コ
ード類57は第1実施形態と同様にジャックで分断可能
になっている。
【0075】図12に一点鎖線で示すように、ドア吊り
枠11の上端に形成した下向きリップ11dに、ケーシ
ング41の吊り鉤49に当たる止めねじ70を設けても
良い。すると、ケーシング41の左右両端を単にストッ
パーで止めただけであっても、ケーシング41をガタ付
きのない状態に保持できる(この点は第1実施形態にも
適用できる)。
【0076】(4).第3実施形態(図14〜図15) 図14〜図15では、駆動装置としてばね式の自閉装置
73を使用した第3実施形態を示している。図14は一
部破断正面図、図15は図14のXV−XV視断面図であ
る。
【0077】この自閉装置73は、ドア吊り枠11に固
定されたケース74と、このケース74に内蔵したスラ
イダー75とを備えており、スライダー75に設けた多
数のガイドローラ76を、ケース74の内面に形成した
ガイド溝77に転動自在に嵌め込んでいる。
【0078】スライダー75には、前記両実施形態と同
様の吊り金具47が固定されている。また、ケース74
には、ドアが閉じる方向にスライダー75を引っ張るた
めの2本のばね(引っ張りばね)78と、減速手段の一
例としての複動式エアダンパー79が水平状に配置され
ている。
【0079】ばね78及びエアダンパー79の一端と他
端は、それぞれケース74の端部に固定したブラケット
80とスライダー75の端部とに取付けられている。詳
細は省略するが、エアダンパー79は、その長さが縮む
に際して内部の空気を逃げ難くすることによって減速す
るものである。
【0080】なお、ドアが閉じ方向に移動するほどばね
78の引っ張り力は小さくなるので、エアダンパー79
は、その長さが縮むほど空気の逃げ量が大きくなるよう
に(すなわち抵抗が小さくなるように)設定しておくの
が望ましい。
【0081】ケース74の背面に上下2条の下向き鉤片
81を一体に形成する一方、ドア吊り枠11の前面に固
定した受け部材82に、前記下向き鉤片81が上方から
嵌合係止する上向き鉤片83を形成している。従って、
連結金具47を吊り金具31から取り外すと、下向き鉤
81と受け鉤83との係脱により、自閉装置73を簡単
に取り付け・取り外しすることができる。
【0082】本例では、ケース74の左右両端を支柱7
に当てることにより、当該ケース74を左右動不能に保
持している。また、本例ではケース74を受け体82で
支持しているだけであるが、ケース74を、適当な本数
のねじで受け体82又はドア吊り枠11に固定しても良
い。
【0083】ばね78は1本又は3本以上でも良いし、
圧縮ばねを使用してもよい。ばね78をダンパーに内蔵
することも可能である。減速手段としては、摩擦体を使
用したものや電磁ブレーキ方式など、様々のものを使用
できる。
【0084】受け体82を設けることに代えて、ドア吊
り枠11に適当な間隔で受け鉤を切り起こし形成しても
良い。また、下向き鉤片81と受け体82とからなる係
止手段に代えて、図15に二点鎖線で示すように、ブラ
ケット状の受け具84をドア吊り枠11に固定する(或
いは切り起こし形成する)ことも可能である。
【0085】(5).その他 本発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。
例えば、ドア吊り枠の具体化的な形態や係止手段の構
造、或いはレール装置の具体的な構造などは、必要に応
じて様々に具体化できる。
【0086】更に、本発明は、建物の基礎壁に設けた出
入り口に設けることも可能であり、その場合、固定ガイ
ド体を建物の基礎壁に取付けることも可能である(従っ
て、この場合は、建物の基礎壁がドア吊り枠となる)。
【0087】本発明は、1つの出入り口に2つのドアを
配置した両開き方式の引き戸装置にも適用することがで
きる(この場合は、一般に、1つのドア吊り枠に2つの
駆動装置を直線状に配置したら良い)。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の全体的な正面図である。
【図2】要部の破断正面図である。
【図3】図1の III-III視断面図である。
【図4】要部の拡大右側面図である。
【図5】要部の斜視図である。
【図6】要部の一部破断平面図である。
【図7】リニアモータの部分的な破断斜視図である。
【図8】電源ボックスの収納状態を示す破断斜視図であ
る。
【図9】リニアモータの取付け・取り外しの手順を示す
断面図である。
【図10】第1実施形態の変形例を示す断面図である。
【図11】第2実施形態の全体的な正面図である。
【図12】図11のXII-XII 視断面図である。
【図13】図11のXIII−XIII視断面図である。
【図14】第3実施形態の一部破断正面図である。
【図15】図14のXV−XV視断面図である。
【符号の簡単な説明】
1 引き戸装置 9 ドア 11 ドア吊り枠 12 リニアモータ 13 レール装置 27 固定レール 28 ボール群 29 可動レール 31 吊り金具 39 固定ガイド体の一例としての固定子 40 可動体の一例としての可動子 41 ケーシング 43 ガイド溝 45 ガイドローラ 49 係止手段を構成する吊り鉤 52 係止手段を構成する受け鉤 73 ばね式の自閉装置 74 ケース 75 スライダー 78 ばね 79 エアダンパー 81 係止手段を構成する下向き鉤片 83 係止手段を構成する受け鉤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出入り口を塞ぐドアと、前記出入り口の上
    方において間口方向に延びるように配置したドア吊り枠
    と、前記ドア吊り枠に取付けられたレール装置と、前記
    ドアを駆動するために前記レール装置よりも上方におい
    てドア吊り枠に取付けられた駆動装置とを備えており、 前記駆動装置は、前記ドア吊り枠に取付けられる固定ガ
    イド体に可動体をスライド自在で離脱不能に装着した構
    造になっており、 前記固定ガイド体とドア吊り枠とに、固定ガイド体を落
    下不能に保持する引っ掛け方式等の係止手段が設けられ
    ている、引き戸装置。
  2. 【請求項2】前記レール装置は、ドア吊り枠に固定され
    た固定レールと、この固定レールにスライド自在に装着
    された可動レールとを備えており、前記可動レールに吊
    り金具を介してドアが吊支されており、 更に、前記駆動装置の可動体と前記吊り金具又は可動レ
    ールとは、ねじ止め式の連結金具によって連結されてい
    る、請求項1に記載した引き戸装置。
  3. 【請求項3】前記駆動装置は、固定子と可動子とを備え
    たリニアモータである、請求項1又は請求項2に記載し
    た引き戸装置。
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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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