JPS582655Y2 - 貨物自動車の幌 - Google Patents

貨物自動車の幌

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JPS582655Y2
JPS582655Y2 JP4135579U JP4135579U JPS582655Y2 JP S582655 Y2 JPS582655 Y2 JP S582655Y2 JP 4135579 U JP4135579 U JP 4135579U JP 4135579 U JP4135579 U JP 4135579U JP S582655 Y2 JPS582655 Y2 JP S582655Y2
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arm
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JP4135579U
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JPS55142323U (ja
Inventor
八田鐘
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名大物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、貨物自動車の荷台に設けられる幌に関するも
のであって、特に天部及び側部が全開するように片側に
折り畳むことのできる幌に関している。
貨物自動車の自動開閉幌については、従来荷台の前アー
チと後アーチとの間にセンターフレームを前後に架装し
、このセンターフレームに枢軸をもつ断面り字形の屋根
パネルで天部及び側部を開閉できるようにしたものがあ
る。
このタイプでは荷台の左右側部が開き積荷の出入れをす
ることは側方から行うものであるが、上方よりクレーン
等で積み降ろしをすることはセンターフレームのために
不可能である。
又、左右側部を上下にスライドする可撓性のパネルで閉
じられるようにし、開くときには、センターフレームに
備えたスプリングの復元力を利用しながらセンターフレ
ーム内に捲き取る形式のものもあるが、前述のものと同
じく上方からの積み降ろしはできない。
さらに、幌の片方の端を枢軸で荷台と連結し、幌のほぼ
全体が枢軸を中心に旋回して横倒しにするが如くに全開
できるようにしたものも提案されている。
この種の開閉幌は、前記と同様の欠点は解決されていな
いばかりか、幌全体が大きく動くために上方及び横に障
害物があったり車輛の通過して行く路上等では不便であ
り危険でもある。
又、荷物を高く積載すると開閉時に幌の開く側の下端が
積荷に接触するおそれがある。
さらに加うるに、このような幌では常に開く側(又は幌
の倒れる側)が一定したものしか実現できないという点
で限界がある。
本考案は以上述べたような問題点を解決して、貨物自動
車の上方及び側方からの積み降しを可能とすることを主
たる目的としている。
本考案の構成及び作用の詳細は以下の記述によって明ら
かにする。
第1図は幌10を荷台に取り付けた貨物自動車を描いた
ものであり、荷台の前縁には前アーチ12、後縁には後
アーチ14が立設されている。
ここにいうアーチとは、口形ないし逆U字形に形成した
部材であるが、実質的にこのような形状の部分を備えて
いれば、壁を立設してもよい。
第2図は本考案の実施例に係る幌10を背面から見た状
態であり、16,16.・・・は棒状に形成された幌支
持部材であって、前アーチ12と後アーチ14との間に
架設されている。
但し、貨物自動車の走行による揺れ等は荷台ひいては幌
10のねじれを生じ、このねじれは前後上下左右のすべ
ての方向について作用する性質のものである。
これを吸収するため、第6図々示の如く支持部材16.
16.・・・を前パイプ16fと後パイプ16bとで形
成するとよい。
後パイプ16bは、前パイプ16fの中へ挿入されてい
て軸方向に摺動可能であり、全体として支持部材16の
長さは伸縮自在となっている。
この構成から、幌10にねじれが生じたとき、支持部材
16,16.・・・の各々が各所において伸び又は縮む
ため支持部材16,16゜・・・の折損等が防止される
これらの支持部材16はいずれもアーチ12,14に固
着されているのではなく、両端は各々アーチ12.14
に沿って平行に移動することができるようになっている
この移動を可能にする手段として、第3図、第4図に示
すように、アーチ14にはレール18が形成され、支持
部材16の端に車台20を介して取付けられたローラ2
2がレール18上を走行するものとしている。
このような構造は前アーチ12についても同じである。
第2図では9本の支持部材16が前後アーチ間に架設さ
れているが、これらの支持部材16は、隣接する支持部
材間で互いに連結されている。
即ち、中央部分を軸24によって折れ曲がり自在に結合
して成る連結杆26の両端を、隣接する支持部材16.
16のそれぞれの軸受28,30に軸32.34で回動
自在に連結しである。
従って、連結杆26が中央部分で折れ曲がるのは支持部
材16,16が相互に近接したときであり、真直になる
のは最大距離だけ隔てられたときであって、仮に支持部
材16,16のうち一方がアーチ12.14の軸芯方向
に移動すれば、他方も引かれ又は押されて同一方向に移
動するのである。
36.38は、各々軸32.34に巻装されたねじりコ
イルスプリングであって、共に一端は支持部材16,1
6に、他端は連結杆26に係止しである。
従って、常に連結杆26は一定の側に起立するように作
用しており、通常アーチ12,14の外側に起立させる
のが適当である。
スプリングの取付は、前記のようでなく、連結杆26の
屈曲部分の軸24に巻装し、連結杆26の両側に各々ス
プリングの両端を係止すれば、直接的に連結杆26を一
定の側に屈曲させることができる。
40は、すべての支持部材16,16.・・・を被覆す
る幌シートであり、同時に連結杆26,26゜・・・と
共に支持部材16,16.・・・を連結している。
幌シート40は、荷台の天部及び側部の全体を覆い得る
1枚のシートであり、全体を閉じたとき支持部材16,
16.・・・がアーチ上にほぼ均等に散在するようにす
る。
又、幌を閉じる関係上、幌シート40は折り畳みの可能
な性質のものでなければならない。
故に、幌シート40は金属板のようなものでなく、布、
ビニール等が選択される。
支持部材16,16.・・・の相互接近によって連結杆
26.26.・・・が所定の側に屈曲して突き出すと、
幌シート40は不規則に折れ曲がることなく連結杆26
,26.・・・によって押し出されるため、常に一定の
幅(はぼ連結杆26の長さの半分)をもって緊張状態で
折り畳まれ、一定の側に突出し反対側に折れ曲がること
はない。
続いて、これらの支持部材16,16.・・・をアーチ
12.14に沿って実際に移動させる手段、即ち幌の開
閉手段について説明する。
第2図において、42は油圧シリンダであって、支軸4
4によって若干回動できるように荷台の適所に取付けて
あり、運転席又はその他適宜の部分に設けたスイッチで
作動する。
油圧シリンダ42のピストン46は、荷台の適所に枢軸
48で回動自在に取付けたアーム50に、これを回動さ
せるために連結されている。
アーム50は鞘状に構成され、その内部に伸縮自在なよ
うに6軸52を挿嵌しである。
アーム50にはベアリングコロ54゜54が6軸52を
挾持する状態で内設され、6軸52がアーム50内部を
滑らかに摺動するようにしである。
54’、54’は6軸52の下端に取付けたベアリング
コロであって、アーム50の内壁を転動する。
そして6軸52の先端はいちばん端の支持部材16′に
結合されている。
枢軸48と支持部材16′との距離はアーム50の角度
によって変化するが、これに応じて6軸52がアーム5
0内を軸方向に移動し、全体として自動的に伸縮するも
のである。
所望により、アーム50内にスプリングを封入して6軸
52が突出し長くなるのを補助してもよい。
尚、幌の開閉手段は図示を省略したが、所望により左右
対称に設けることができる。
即ち、支持部材16′と反対側の端の支持部材16“に
別個独立に動作する開閉手段を取り付ける。
以上の開閉手段は、前アーチ12の側にも同様に設けら
れ支持部材16,16.・・・を平行移動させる。
次に、以上述べた実施例について動作を説明する。
油圧シリンダ42のピストン46が最も収縮していると
きには、アーム50は最も倒れた状態にあって、6軸5
2のほとんどがアーム50内部に埋没している。
そして、端の支持部材16′は最も下に降りているため
、幌10は閉じている。
この状態から油圧シリンダ42を操作して伸長させて行
くと、アーム50は徐々に左回りに起立し始め、アーム
50は、6軸52が支持部材16′に引き出されて次第
に露出し全体として伸長しながら支持部材16′を押し
上げて行く。
すると、まず支持部材16′はその上の支持部材16に
接近する訳であり次第に間隔が狭まるので、支持部材1
6.16’のコイルスプリング36.38の作用によっ
て、連結杆26は外側に撥ねられるように折り曲がる。
続いて支持部材16′は上の支持部材16を押し上げて
行く。
以降は順次連結杆26,26.・・・が折れ曲がりなが
ら支持部材16,16.・・・が押されて、最終的には
アーチ12,14の反対側の端の近傍に至る。
油圧シリンダ42が最も伸長したとき、支持部材16,
16.・・・は端に集合し、連結杆26.26.・・・
、従って幌シート40は完全に折り畳まれている(二点
鎖線)。
尚、以上の記述によって、支持部材16′を途中で止め
れば幌10が半開きになることは容易に理解されよう。
以上の場合、開閉手段によって動かす側と反対の支持部
材16“は動かず荷台の下端に接しているのであり、前
述の如く、左端の支持部材16“にも別の開閉手段を連
結した場合にはこれの油圧シリンダは収縮した状態に維
持しておく。
逆に右の開閉手段は動か濾ずに左の開閉手段を動作させ
れば、幌10は左から開いて行き全開又は半開すること
ができる。
さらには、左右の開閉手段を共に動作させ、支持部材1
6’、16“の双方が移動をすれば、幌10は天部中央
で折り畳まれる。
このとき左右で支持部材16’、16“の移動距離を変
えれば、中央でなく任意の位置に幌10を集めることが
できる。
幌10を閉じるためには以上と逆の動作をさせればよい
即ち、油圧シリンダを収縮させるとアームが逆に回動す
るので、端の支持部材はアーチに沿って移動し元の位置
に復帰する。
このとき、他の支持部材16は、幌シート40及び連結
杆26によって牽引されるから追従して同じ側へ移動し
ながら荷台の天部及び両側部の全体を覆うに至る。
以上述べた実施例の支持部材の移動手段は、例えば支持
部材の台車20に遠隔操作の可能な自走手段を設けてア
ーチのレール18上を移動させることなどによっても実
現できよう。
本考案はこのように構成され作用するものであるから、
以下のような特有の利益が得られる。
(イ)幌の支持部材をアーチに沿って移動させることに
よって、荷台の天部及び両側部を全開にし又は半開にす
ることができる。
(ロ)左右に各々独立した支持部材の移動手段を備える
と、荷台の左側、右側のいずれから開くかを状況に応じ
て選択でき、両側部ともに開いて幌を天部中央など任意
の位置に集め折り畳むこともできる。
(ハ)幌の開閉の際、幌は前後アーチの形状に沿って移
動して行くから、上方や側方が狭い場所でも側らの障害
とならない。
又、開いた状態にあっても幌が蛇腹状に折り畳まれてし
まうので邪魔になることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は貨物自動車の斜視図、第2図は幌の実施例の背
面図、第3図は第2図のA部分の一部を切り欠いた拡大
図、第4図は第3図IV−IV線の断面図、第5図は帆
支持部材間の連結杆近傍を幌シートを除いて示した第3
図に対応する平面図、第6図は支持部材の断面図である
。 10・・・・・・幌、12,14・・・・・・アーチ、
16,16’。 16“・・・・・・幌支持部材、22・・・・・・ロー
ラ、26・・・・・・連結杆、36,38・・・・・・
コイルスプリング、40・・・・・・幌シート、42・
・・・・・油圧シリンダ、50・・・・・・アーム、5
2・・・・・・6軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.荷台の前後に立設される前後両アーチ間に複数の幌
    支持部材を架設し、 荷台の天部及び両側部が覆われるようにすべての幌支持
    部材を折り畳み可能な単一の幌シートで連結し、 幌支持部材が前後アーチに沿って平行移動できるように
    する移動手段を備え、 幌が開くときには相互間隔を狭めながら、閉じるときに
    は広げながら幌支持部材を平行移動させて幌の開閉を行
    う幌の開閉手段を備えた貨物自動車の幌。 2、幌支持部材移動手段が、アーチに設けたレールと、
    幌支持部材に取付けられ該レール上を走行するローラと
    の組合せから成る実用新案登録請求の範囲1に記載した
    貨物自動車の幌。 3、幌の開閉手段が、先端を端の幌支持部材に連結した
    伸縮自在のアームと、該アームが端の幌支持部材をアー
    チに沿って移動させるように該アームを回動させる油圧
    シリンダとから成る実用新案登録請求の範囲2に記載し
    た貨物自動車の幌。 4、幌の開閉手段が左右独立に設けられ、各々が左又は
    右の端の幌支持部材に連結されて各別に移動させる実用
    新案登録請求の範囲2又は3に記載した貨物自動車の幌
JP4135579U 1979-03-30 1979-03-30 貨物自動車の幌 Expired JPS582655Y2 (ja)

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JPS55142323U JPS55142323U (ja) 1980-10-11
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