JPH06506217A - ポリペプチドまたはグリコポリペプチドとポリマーとのヒドラジン含有結合体 - Google Patents

ポリペプチドまたはグリコポリペプチドとポリマーとのヒドラジン含有結合体

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JPH06506217A JP4508914A JP50891492A JPH06506217A JP H06506217 A JPH06506217 A JP H06506217A JP 4508914 A JP4508914 A JP 4508914A JP 50891492 A JP50891492 A JP 50891492A JP H06506217 A JPH06506217 A JP H06506217A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリペプチドまたはグリコポリペプチドとポリマーとのヒドラジン含有結合体 技術分野 本発明は生物学的に活性な巨大分子結合体に関するものであり、特に生物学的に 活性なポリペプチドまたはグリコポリペプチドと水溶性ポリマーとの結合体に関 するものである。
背景技術 ポリペプチドとポリエチレングリコール(PEG)のような水溶性ポリマーとの 結合体は公知である。PEGや類似の水溶性ポリマーへのペプチドまたはポリペ プチドのカップリングは、Davisらの米国特許第4.179.337号に記 載されている。
Davisらは、PEGて修飾された生理学的に活性なポリペプチドか劇的な免 疫原性・抗原性の低下を示すことを開示している。
さらに、PEG−タンパク質結合体は、生きている生物に注入したとき、対応す る天然タンパク質よりも相当長く血流中にとどまることか判明した。かくして、 タンパク質の生理学的活性の大部分を保持しつつ、免疫原性・抗原性の低下と比 較的長いクリアランス時間を示すPEG結合治療用タンパク質か数多く開発され た。
重要なPEG結合治療用タンパク質としては組織プラスミノーゲン活性化因子、 インシュリン、インターロイキン2、ヘモグロピタンパク質とPEGとの共有結 合修飾かそれらのアレルゲン性を低下させるのに効果的であり得ることを開示し ている。5ehon etat、、 Pharmacol、 Toxicol、  Proteins、 65.205−19 (1987)は、アレルゲン性を 低下させた、このようなPEG結合結合アレルゲンタンパクモの後寛容性誘導物 質として利用し得ることを開示している。
たいていの場合、米国特許第4.179.337号に例示されるように、ポリマ ーの共有結合はPEG−スクシンイミド誘導体をタンパク質分子の外側にあるア ミノ基と反応させることにより行われる。
しかし、多くのタンパク質のアミノ基はポリペプチド活性に関係のある部分で、 このような修飾の結果として不活性化されやすい。
かかるタンパク質結合体は、生理学的活性の低減をもたらすので望ましくない。
その他のタンパク質は利用可能なアミノ基をわずかしかもたず、それ故にポリマ ー固定部位がきわめて少ない。その結果として、関心のある多くのタンパク質を この方法でPEGに結合させることかできない。
タンパク質の外側にある他の官能基にポリマーを共有結合で結合させる方法には 重大な制限がある。米国特許第4.179.337号には、例えば、PEG−マ レイミド誘導体を利用してタンパク質のスルフヒドリル基にポリマーを共有結合 で結合させることが開示されている。しかしながら、生理活性または酵素活性に とって必要てなく、従って化学修飾のために利用できる遊離スルフヒドリル基を もつタンパク質はごく少ないので、この方法の用途は限られている。
米国特許第4.179.337号は、アミノ−PEG誘導体とトリプシンおよび 他のタンパク質の1−エチル−3−(3−ジメチルアミノ−プロピル)カルボジ イミド(EDC)−活性化カルボン酸基との反応を開示している。この反応の選 択性はどちらかと言えば低い。なぜなら、アミノ−PEGの反応性がタンパク質 のリシル残基の反応性に類似し、アミノ−PEGとタンパク質アミノ基の両方か 競合して活性化カルボン酸基と反応するからである。これは分子間および分子内 架橋、並びにタンパク質活性の低下をもたらす。
Po1lack’ et al、、 JAC3,98,289(1976)によ って開示された同様の反応ては、PEGのp−アミノベンジルエーテルかEDC 処理によってD−グルコース−6−ホスフェートデヒドロゲナーゼのカルボン酸 基にカップリングされる。
タンパク質の活性化カルボン酸基についてタンパク質アミノ基が競合しないポリ マー誘導体が強く望まれるだろう。これは分子間および分子内架橋を排除し、ポ リマー結合体の酵素活性を向上させるだろう。
5had I eらの米国特許第4.847.325号は、グリコジル化コロニ ー刺激因子1 (C3F−1)がPEG−アミン、PEG−ヒドラジンまたはP EG−ヒドラジドと、過ヨウ素酸塩で酸化して糖の隣接ジオールをアルデヒドに 変換したC3F−1とを反応させることにより、PEGに共有結合で結合され得 ることを示唆している。
しかし、前記結合体の製造およびそれらの反応性についてこの明細書には何の記 述もない。
アミノ基とポリマーの結合度は、通常、結合体をトリニトロベンゼンスルホン酸 (TNBS)でアッセイして遊離アミノ基の数を測定することにより決定される 。タンパク質アミノ基に結合したポリマーの場合は、修飾タンパク質の遊離アミ ノ基の数と天然タンパク質の遊離アミノ基の数との差がタンパク質の結合度を表 す。
タンパク質の結合度を測定する際のTNBSアッセイからの結果は、ポリマーが 別の官能基に共有結合で結合されている場合には無意味である。このような場合 、遊離アミノ基の数は結合タンパク質と非結合タンパク質問で変化しないだろう 。
結合タンパク質はまた、酵素を用いて小さいフラグメントに消化し、カラムクロ マトグラフィーで分離し、続いて非修飾タンパク質のマツプと比較するためのペ プチドマツプを作成することができる。その際、溶出時間の変化したフラグメン トがポリマー結合の位置を示している。しかし、この手法は大量の生成物を消費 し、利用能の限られたポリペプチドの場合には適していない。放射性ラベリング はもう1つの代替法を表すが、この代替法は最終治療用途(このためには結合度 の測定が最も大切である)のために製造される物質にとっては不適当である。
Yamasaki et al、、 Agric、 Biol、 Chem、、  52(8)、 2125−7(+988)は、ポリマーとスクシンイミド成分 間にノルロイシン残基とリシン残基を有するPEG−スクシンイミド誘導体の製 造を開示している。これらの残基は、ノルロイシンまたはりシンの存° 在につ いてのアミノ酸分析により、タンパク質のアミノ基に共有結合で結合したPEG 量の測定を可能にする。また、5artore etたPEG−スクシンイミド 誘導体中でのノルロイシンスペーサーの使用を開示している。このような非天然 アミノ酸の使用は、単一アミノ酸の分析がタンパク質の濃度とアミノ基に結合し たポリマー鎖の数の両方を提供するので、付加物の特性決定において役に立つと 記載されている。言い換えれば、精製した結合体においては、単一のノルロイシ ン残基酸が外部アミノ基に結合したポリマー鎖を表している。
分子間架橋による活性低下なしに、ポリペプチドおよびグリコポリペプチドのア ミノ基以外の部分にポリマーを共有結合で結合させる方法、並びにアミノ基以外 の官能基でのポリペプチドへのポリマーの結合度をアッセイする方法の必要性が 依然として存在水溶性ポリマーは、当該水溶性ポリマーのアシルヒドラジン誘導 体を利用して、生物学的に活性なポリペプチドまたはグリコポリペプチドに結合 させ得ることが見いだされた。水溶性ポリマーのアシルヒドラジン誘導体は、グ リコポリペプチドの酸化された炭水化物残基、あるいはポリペプチドまたはグリ コポリペプチドのペプチド部分の反応性カルボニル基もしくは活性化カルボン酸 基に共有結合で結合する。本発明はこれまで慣用方法では修飾することかできな かったポリペプチドおよびグリコポリペプチドへ水溶性ポリマー−ペプチド結合 の範囲を広げるものである。さらに、結合反応の中性または弱酸性条件下におい て、本発明のアシルヒドラジン含有ポリマーは、それらの低いpKa (約3) のために、ポリペプチドのアミノ基(pKa約10.5)よりも高い反応性を有 し、それ故にたいていの場合これらのアミノ基の競合反応を最小限に抑えるか徘 除し、さらに結合体の生物学的活性を維持する。
本発明によれば、生物学的に活性なポリペプチドまたはグリコポリペプチドと、 ヒドラジドまたはヒドラゾン官能基を含む結合によりポリペプチドまたはグリコ ポリペプチドのペプチド部分の反応性カルボニルもしくはカルボン酸基において これに共有結合で結合された1つまたはそれ以上の水溶性ポリマー分子と、の生 物学的に活性な巨大分子結合体が提供される。前記結合は、水溶性ポリマーのア シルヒドラジン誘導体と、活性化カルボン酸基または反応性カルボニル基を生成 させたポリペプチドまたはグリコポリペプチドと、の反応により形成される。
本発明はまた、生物学的に活性なグリコポリペプチドと、短いペプチド配列を介 してポリマーに結合されたヒドラジドまたはヒドラゾン官能基を含む結合により 、グリコポリペプチドの酸化炭水化物部分においてこれに共有結合で結合された 1つまたはそれ以上の水溶性ポリマー分子と、の生物学的に活性な巨大分子結合 体を提供する。炭水化物成分の酸化は反応性アルデヒドを生成させる。ヒドラゾ ン結合は、ペプチド配列を含む水溶性ポリマーのアシルヒドラジン誘導体とこれ らのアルデヒド基とを反応させることにより形成される。ヒドラゾンは非常に安 定したアルキルヒドラジン誘導体への還元によりさらに安定化することかできる 。
ペプチド配列は加水分解酵素へのこの結合の不安定性に影響を与え、またそれら の加水分解物のアミノ酸分析によるポリマー結合体の簡便な特性決定を可能にす る。アミノ酸分析の最新技術を駆使することにより、ピコモル濃度の結合体につ いてペプチド配列の量およびその結果としての結合度を測定することができる。
従って、水溶性ポリマーにヒドラジドまたはヒドラゾン官能基を含む結合を結合 させるために、本発明のポリペプチド結合体においてペプチド配列を利用するこ とも本発明に従うものである。
図面の簡単な説明 図1は、mPEG−β−アラニン−ウシ血清アルブミン結合体と天然ウシ血清ア ルブミンとのGF−HPLCクロマトグラム比較である。
図2は、mPEG−β−アラニン−卵アルブミン結合体と天然卵アルブミンとの GF−HPLCクロマトグラム比較である。
図3は、酸化された炭水化物成分を介して結合されたPEG−β−アラニン−I gGと天然IgGとのGF−HPLCクロマトグラム比較である。
図4は、rhG−C3Fのカルボン酸基を介して結合されたPEG−β−アラニ ン−rhG−C3Fと天然rhG−C3FとのGF−HPLCクロマトグラム比 較である。
発明を実施するための最良の態様 本発明の巨大分子は、生物学的に活性なポリペプチドまたはグリコポリペプチド に共有結合で結合された1つまたはそれ以上の水溶性ポリマー分子である。「生 物学的に活性な」という用語は、ポリペプチドおよびグリコポリペプチドの分野 で当業者が通常理解している意味と同様に用いられ、その意味は治療上の意味で のポリペプチドまたはグリコポリペプチドの生理学的もしくは薬理学的活性に制 限されるものではない。例えば、酵素のような多くの生理学的に活性なポリペプ チド(その水溶性ポリマー結合体は治療用途を有する)は有機溶媒中ての反応を 触媒することができる。同様に、コンカナバリンA、免疫グロブリンのようなタ ンパク質の水溶性ポリマー結合体には治療用途が存在する一方で、これらのタン パク質のポリマー結合体は実験室用の診断道具としても有用である。
一般生物学的用途と治療用途の両方に興味がもてる酵素には、オキシドレダクタ ーゼ、トランスフェラーゼ、ヒドロラーゼ、リアーゼ、イソメラーゼおよびリガ ーゼか含まれ、これらは米国特許第4.179.337号に記載され、その開示 内容を参照によりここに引用するものとする。特定の酵素に制限するものではな いか、興味のもてる特定酵素の例としては、アスパラギナーゼ、アルギナーゼ、 アデノシンデアミナーゼ、スーパーオキシドジスムターゼ、カタラーゼ、キモト リプシン、リパーゼ、ウリカーゼおよびビリルビンオキシダーゼがある。炭水化 物に特異的な酵素、例えばグルコースオキシダーゼ、グルコシダーゼ、ガラクト シダーゼ、グルコセレブロシダーゼ、グルクロニダーゼなども興味かもてる。
一般生物学的にまたは治療上興味のある他のタンパク質の例には、第v1[1因 子およびポリペプチドホルモン、例えばインシュリン、ACTH、グルカゴン、 ソマトスタチン、ソマトトロピン、チモシン、副甲状腺ホルモン、色素ホルモン 、ソマトメジン、エリトロポエチン、黄体形成ホルモン、視床下部放出因子、利 尿ホルモンおよびプロラクチンか含まれるが、これらに限定されない。
興味のもてるグリコポリペプチドの例には、免疫グロブリン、絨毛膜生殖腺刺激 ホルモン、卵胞刺激ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、卵アルブミン、ウシ血清ア ルブミン(BSA) 、レクチン、組織プラスミノーゲン活性化因子、多数の酵 素、およびグリコジル化されたインターロイキン、インターフェロンおよびコロ ニー刺激因子か含まれるが、これらに限定されない。興味のもてる免疫グロブリ ンとしてはIgGS IgE、IgM、TgA、IgDおよびそれらのフラグメ ントがある。
インターロイキン、インターフェロンおよびコロニー刺激因子のような上記グリ コポリペプチドの多くは、通常、組換えタンパク質技術による製造の結果、非グ リコジル化形態で存在することがある。この種の改変体の構造は炭水化物成分を 含まない。しかし、非グリコジル化改変体は、ペプチド部分の反応性カルボニル またはカルボン酸基において、なお結合することが可能である。
水溶性ポリマーと結合したとき低減したアレルゲン性を示し、結果的に寛容性誘 導物質として使用するのに適しているアレルゲンタンパク質および糖タンパク質 の例には、上で論じたDreborget al、、Cr1t、 Rev、 T herap、 Drug Carrier 5yst、に記載されるアレルゲン か含まれ、その教示内容を参照によりここに引用するものとする。この論文に記 載されたアレルゲンの中にはブタフサの抗原E、ミツバチの毒、ダニのアレルゲ ンなどがある。
ポリペプチドおよびグリコポリペプチドへの結合に適している水溶性ポリマーと しては、ポリアルキレンオキシド、ポリオキシエチレン化ポリオール、ポリアク リルアミド、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、デキストラン、お よび他の炭水化物をヘースにしたポリマーが含まれる。本発明での使用に適する ためには、ポリマーは室温で水に溶けなければならない。この要件を満たすポリ アルキレンオキシドホモポリマーはポリエチレングリコール(PEG)およびそ のコポリマーである。PEGとポリプロピレングリコールまたはポリプロピレン オキシドとのブロックコポリマーも、ブロック共重合度がポリマーを室温で水に 溶けなくするほど大きくないという条件で、本発明において使用することかでき る。ポリオキシエチレン化ポリオールの例には、ポリオキシエチレン化グリセロ ール、ポリオキシエチレン化ソルビトール、ポリオキシエチレン化グルコースな どが含まれる。
ポリマーの分子量は決定的なものではなく、特定のポリマー結合体の最終用途に 主として左右されよう。当業者はそれらの最終用途に適した分子量範囲を決定す ることが可能である。一般的には、有用な分子量範囲は約600−約100.0 00ダルトンの数平均分子量であり、約2,000−約20.000ダルトンが 好ましい。
ポリマーのアシルヒドラジン誘導体を、反応性カルボニル基または活性化ペプチ ドカルボン酸基を有するポリペプチドまたはグリコポリペプチドと反応させるこ とにより、1つまたはそれ以上のポリマー単位をポリペプチドまたはグリコポリ ペプチドに共有結合で結合させることができる。本発明において、反応性カルボ ニル基はケトンまたはアルデヒド基のいずれかであると定義され、アミドのよう な他のカルボキシル含有基は除かれる。アルデヒド基はケトンよりも反応性であ るので、アルデヒド基の方が好ましい。
カルボニル基はペプチドまたは炭水化物単位の部位に生成することができる。例 えば、Dixon、 J、 Protein Chem、、 3.99(198 4)は、ポリペプチド分子のN末端に反応性カルボニル基を生成する方法をいく つか論評している。例えば、ポリペプチドまたはグリコポリペプチドを、ホルミ ル安息香酸の反応性エステルのような適当なヘテロ三官能性試薬と反応させるこ とにより、カルボニル基をペプチド上に生成させることかでき、これはKing et al、、 Biochemistry、 25.5774 (1986) に記載されており、その教示内容を参照によりここに引用するものとする。また 、例えばグリコポリペプチドの炭水化物成分の隣接ジオールを過剰の過ヨウ素酸 塩で、あるいは酵素的に(例えばガラクトースオキシダーセを使用して)酸化し 、カルボニル基をグリコポリペプチドの炭水化物単位の部位に生成させることも てきる。
ポリマーアシルヒドラジンはポリペプチドまたはグリコポリペプチド上の反応性 カルボニル基と反応して、ポリマーとポリペプチドまたはグリコポリペプチド間 にヒドラゾン結合を形成させる。
このヒドラゾンは例えばN a B H4またはNaCNBH,を用いて比較的 安定しているアルキルヒドラジドに還元することができる。
活性化ペプチドカルボン酸基はC末端のカルボン酸基あるいはアスパラギン酸ま たはグルタミン酸残基のカルボン酸基から誘導される。ポリマーアシルヒドラジ ンは活性化ペプチドカルボン酸基と反応して、ポリマーとポリペプチドまたはグ リコポリペプチド間にジアシルヒドラジン結合を形成させる。
活性化カルボン酸基はポリマーアシルヒドラジンにより置換され得る適当な離脱 基で置換されたカルボン酸基である。適当な離脱基の例はBodanszky、  Pr1nciples of Peptide Synthesis(Spr inger−Verlag、 New York、 1984)に記載されてお り、その開示内容を参照によりここに引用するものとする。このような離脱基は ペプチド化学の分野て公知であり、例えばイミダゾリル、トリアゾリル、N−ヒ ドロキシスクシンイミジル、N−ヒドロキシノルボルネンジカルボキシイミドル 、およびフェノール系離脱基か含まれるか、これらに限定されない。ポリペプチ ドまたはグリコポリペプチドを、活性化試薬の存在下で、対応するイミダゾール 、トリアゾール、N−ヒドロキシスクシンイミド、N−ヒドロキシノルボルネン ジカルボキシイミド、またはフェノール系化合物と反応させることにより、離脱 基がペプチドのカルボン酸基に置換される。
適当な活性化試薬も公知であって、上記のBodanszky。
Pr1nciples of Peptide 5ynthesisに記載され ており、その開示内容を参照によりここに引用するものとする。このような活性 化試薬の例としては、エチルジメチルアミノ−プロビルカルボジイミド(EDC )や3−〔2−モルホリニル−(4)−エチル〕カルボジイミドのような水溶性 カルボジイミド類、p−トルエンスルホネート、5−置換イソキサゾリウム塩、 例えばウッドワード(Woodwa rd)試薬になどか含まれるが、これらに 限定されない。
本発明のアシルヒドラジンポリマー誘導体は一般構造(1):〔式中、Rは上記 の水溶性ポリマーの1っであり、Zは0、NHlSまたは10個までの炭素原子 を含む低級アルキル基であり、そしてXはポリマー上の末端基である〕を有する 。Xはヒト口キシル基であり得、その場合ポリマーはポリマー成分あたり2個の 不安定基(ポリペプチドまたはグリコポリペプチドと共有結合で結合し得る誘導 体を形成するために反応可能な基)をもつことになる。かくして、Xは末端ヒド ロキシル基から変換され得る基であってもよく、米国特許第4.179.337 号および同第4.847.325号(その開示内容を参照によりここに引用する ものとする)に記載された従来技術の反応性誘導体、並びに本発明のアシルヒド ラジン誘導体が含まれる。上記のへテロ三官能性ポリマーは当業者に知られた方 法で製造することができ、アシルヒドラジン誘導体の製造に関して本明細書中に 記載した方法、並びにZalipsky andBarany、 Polym、  Prepr、、 27(1)、 l (1986)およびZalipsky  andBarany、 J、 Bioact、 Compat、 Polym、 、 5.227 (1990) (これらの開示内容を参照によりここに引用す るものとする)に記載された方法が含まれる。
Xがポリマーを第2ポリペプチドまたはグリコポリペプチドと共有結合で結合さ せるのに有用な官能基である場合、Xは固体支持体または薬物のような小分子、 あるいは式(II) ・〔式中、2はアシルヒドラジン誘導体に関して上記した ものと同しである〕のアシルヒドラジン誘導体であり得る。この場合のポリマー は対称のホモ三官能性ポリマー誘導体となろう。
このような二重ポリマー置換はポリペプチドまたはグリコポリペプチドの分子間 または分子内架橋をもたらすことかあり、これはある場合には有用であろう。こ の種の架橋はポリマーの使用量および反応する物質の濃度により制御することが でき、その方法は当業者によく知られている。
また、ポリペプチドもしくはグリコポリペプチドの架橋は、不安定なヒドロキシ ル基をポリマー分子あたり1個しかもたない予めブロックしたポリマーを使うこ とによっても防ぐことができる。
このようなポリマーの場合、Xはブロッキング基、例えば1−4個の炭素原子の アルコキシ基を表す。好ましいブロッキング基はメトキシ基である。
どんな場合にも、ペプチドアミノ基を越える反応性カルボニルまたは活性化カル ボン酸基に対するアシルヒドラジンの選択性は、ペプチドアミノ基と反応性カル ボニルまたは活性化カルボン酸基との間の分子間架橋を妨げ、二官能性ポリマー 誘導体を用いる場合にこのような架橋が起こるのを制限する。
Xは当業者に知られた方法によってポリマーに共有結合で結合された抗体または 固体支持体を表すこともてきる。水溶性ポリマーに共有結合で結合される固体支 持体の例、および水溶性ポリマーを固体支持体にカップリングさせる方法は公開 された欧州特許出願第295.073号に記載されており、その開示内容を参照 によりここに引用するものとする。
アシルヒドラジン誘導体は、例えばZalipskyによる米国特許出願第34 0.928号(1989年4月19日付け;その開示内容を参照によりここに引 用するものとする)に記載されるように、メトキシル化PEGの末端−OH基( mPEG−OH)をホスゲンと反応させてmPEG−クロロホルメートを形成さ せることにより製造される。この反応は反応物質を溶解する有機溶媒(例えば塩 化メチレン)中で行われ、室温で一夜の反応により完了するだろう。
溶媒と過剰のホスゲンを除去し、その後ポリマークロロホルメートの残留物を過 剰のヒドラジンと反応させる。
アシルヒドラジンポリマー誘導体の製造は、限定するためでなく、例示するため にmPEGに関して記載しである。本発明で使用するのに適したどんなポリマー の場合にも類似の生成物か得られ、この製法を他の適当なポリマーに如何に適合 させるかは当業者にとって自明なことであろう。
本発明のより好ましい態様は、一般式([11) :〔式中、Rは水溶性ポリマ ーを表し、Zは式■に関して上述した基を表し、Xは上記のポリマー末端基を表 し、そしてAAは1個のアミノ酸またはペプチド配列を表す〕のポリマーヒドラ ジドを利用する。AAは普通の任意のアミノ酸のペプチド配列、あるいは少なく とも1個のアミノ酸残基てあり得る。AAか1個のアミノ酸残基である場合、そ れはタンパク質中に自然界では見られない残基であることが好ましい。このよう な普通でない残基の例としては、α−またはγ−アミノ酪酸、ノルロイシン、ホ モセリン、β−アラニン、ε−カプロン酸などか含まれるが、これらに限定され ない。
Zか酸素である場合、その結合はウレタン結合であり、これは眉UM温度におい て種々の緩衝液中で、極端なpHてさえも、非常に安定しているが、タンパク質 加水分解に通常用いられる条件下では簡単に切断され、かくしてアミノ酸分析に よるAAのアミノ酸成分の測定か可能となる。
ペプチド配列は2つの役割を果たすことがてきる。第一に、それはアミノ酸分析 で当該配列を定量することによって修飾タンパク質の簡便な特性決定を提供し得 る。この場合、ペプチド配列はてきるだけ短いことか好ましく、普通でないアミ ノ酸残基を含むことが有利である。修飾タンパク質の特性決定においては、ペプ チド配列が1個だけのアミノ酸を含むことが最も好ましい。
さらに、AAは標識されたアミノ酸残基(発色団、蛍光団、またはラジオアイソ トープを含む)、あるいは簡単に標識できるアミノ酸(例えば、チロシンはヨウ 素化され得る)を含んていてもよい。かかる標識の存在は生成するポリマー−ポ リペプチド結合体の実験的評価を容易にするだろう。
第二に、ペプチド配列は水溶性ポリマーとポリペプチド間の共有結合のタンパク 質加水分解酵素に対する不安定性を最適化するようなものであり得る。この第二 の場合に、ペプチド配列はできるたけ長いことが好ましく、天然のアミノ酸残基 を含むことが有利である。このようにして酵素に対する不安定性をコントロール することにより、当該ポリマー結合体を使って、ある種のタンパク質加水分解酵 素(ペプチド配列はこの酵素に不安定である)を高濃度で含むがん細胞のような 、特定の部位に生理学的に活性なポリペプチドまたはグリコポリペプチドを運搬 することができる。
この第二の事例のペプチドの長さおよび配列は、使用システムおよび標的酵素の 特異性に応じて微調整することか可能である。
通常、3−7個のアミノ酸残基が必要とされよう。ペプチド化学の最新技術を用 いると、このような短いペプチド配列は簡単に組み立てることかできる。
対称的なホモニ宜能性ポリマー誘導体において、Xは第2ベブチ1〜配列残基を 含むことができる。例えば、Xがアシルヒドラジン誘導体であるとき、Xは一般 式(IV) ・〔式中、ZおよびAAは上記の通りである〕を有するだろう。
ペプチド配列を含むアシルヒドラジンポリマー誘導体は、最初に上記のようなポ リマーのクロロホルメートを製造することにより合成し得る。その後、ポリマー クロロホルメートを溶解する溶媒(例えば塩化メチレン)中でポリマークロロホ ルメートとペプチドまたはアミノ酸誘導体を反応させる。ペプチドまたはアミノ 酸はC末端酸基のエステルの形であることが好ましく、メチルまたはエチルエス テルがより好ましい。
この反応も温和な条件下で実施可能であり、一般には室温で完全に進行し、得ら れた生成物はヒドラジン分解によりヒドラジドに簡明に変換される。次いて、ポ リマー生成物の反復沈殿のような慣用方法によりペプチド配列を含むアシルヒド ラジンポリマー誘導体を回収し、精製する。
別法として、ペプチド配列またはアミノ酸を含むアシルヒドラジンポリマー誘導 体は、上記のZalipskyによる米国特許出願第340、928号に記載さ れるように、ポリマーのスクシンイミジルカルボホー1−活性エステルどペプチ ド配列とを反応させるか、あるいはZalipsky et al、、Tnt、  J、 Peptide Protein Res、、 30゜740 (19 87)に記載されるように、ポリマーの末端ヒドロキシル基とアミノ酸のイソシ アネート誘導体とを直接反応させることにより製造し得る(上記両文献の開示内 容を参照によりここに引用するものとする)。この場合も、再反応は本質的に慣 例的であって、温和な条件下で実施可能であり、ポリマーを溶解する塩化メチレ ンのような有機溶媒中室温で完全に進行する。アミノ酸エステルのイソシアネー ト誘導体とポリマーの末端ヒドロキシル基との反でおり、これらの教示内容を参 照によりここに引用する。ポリマーのスクシンイミジルカルボネート誘導体は、 上記のZal 1pskyによる米国特許出願第340.928号(その開示内 容を参照によりここに引用する)に記載されるように、上記のポリマークロロホ ルメートとN−ヒドロキシスクシンイミドとを反応させる既知の方法により形成 される。
上記のポリマー−ポリペプチド誘導体のどちらも、アシルヒドラジン誘導体を生 成する上記のヒドラジン分解法によってヒドラジドに簡単に変換される。ペプチ ド配列の製造は本質的に慣例的ポリマーアシルヒドラジン誘導体とカルボニル含 有ポリペプチドまたはグリコポリペプチドとを反応させてヒドラゾン結合を形成 させる反応は図式lの反応順序により示され、ここでRは上記の水溶性ポリマー を表し、Zは式1−IVに関して上述した通りであり、そしてR1およびR2の いずれか一方または両方は独立してグリコポリペプチドの酸化炭水化物成分およ び反応性カルボニル基を形成させたポリペプチドまたはグリコポリペプチドのペ プチド単位から選ばれる。
ヒドラジド ヒドラゾンは、これを例えばN a B HaまたはN a CN B Hxと 反応させて、より安定したアルキルヒドラジドに還元することかできる。
ペプチド配列を含むポリマーアシルヒドラジン誘導体とカルボニル含有ポリペプ チドまたはグリコポリペプチドとの反応は図式IAに示され、ここてR,R,、 R,およびZは図式lに関して上述した通りであり、AAは上記のペプチド配列 を表す:図式IA ポリマーアシルヒドラジン誘導体とポリペプチドまたはグリコポリペプチドの活 性化ペプチドカルボン酸基とを反応させてジアシルヒドラジドを形成する反応は 図式2の反応順序によって示さRはこの場合も上記の水溶性ポリマーを表し、Z は式I−[Vに関して上述した通りである。R2はアスパラギン酸、グルタミン 酸またはC末端カルボン酸基を含むポリペプチドを表す。R4はカルボン酸基が 上記のように活性化されるときにペプチドカルボン酸上に置換された上記の離脱 基の1つを表す。
ペプチド配列を含むポリマーアシルヒドラジン誘導体と、ポリペプチドまたはグ リコポリペプチドの活性化ペプチドカルボン酸基との反応は図式2Aに示され、 ここでR,Rs 、R4およびZは図式2に関して上述した通りであり、そして AAは上記のペプチド配列を表す・ 一般に、ポリペプチドまたはグリコポリペプチドと水溶性ポリマーとの結合は、 最初にグリコポリペプチドの炭水化物部分を酸化するか、あるいはポリペプチド またはグリコポリペプチドのペプチド部分のカルボン酸基を活性化することを伴 う。炭水化物部分は、水溶液中のグリコポリペプチドを過ヨウ素酸ナトリウムと 反応させることにより、またはSolomon et al、、 J。
ChromatographY、 510.321−9 (1990)に記載さ れるようにガラクトースオキシダーゼあるいはノイラミニダーゼとガラクトース オキシダーゼの組合せを用いて酵素的に、酸化することができる。
この反応は室温で迅速かつ完全に進行する。反応媒体はポリペプチドまたはグリ コポリペプチドの要件に応じて緩衝化することが好ましい。酸化したグリコポリ ペプチドはその後回収し、カラムクロマトグラフィーによって過剰の過ヨウ素酸 塩から分離する。
ペプチド部分のカルボン酸基は、ポリペプチドまたはグリコポリペプチドを活性 化試薬(例えば、EDCのような水溶性カルボジイミド)と反応させることによ り活性化し得る。反応物質を水性反応媒体中約3. 0−8. 0のpHで接触 させるが、このpHを維持するように媒体を緩衝化してもよい。この反応は大部 分のタンパク質によって十分に許容される温和な条件(一般には4−37°C) て行われる。
反応性カルボニル基を生成させたペプチド単位を有するポリペプチドまたはグリ コポリペプチドは、水性反応媒体中でアシルヒドラジンポリマー誘導体と直接反 応させることができる。この反応媒体はポリペプチドまたはグリコポリペプチド のpH要件およびこの反応の最適pHに応じて緩衝化されてもよく、そのpHは 一般に約5. 0−7. 0てあり、約6.0が好ましい。
すべての場合において、特定のポリペプチドまたはグリコポリペプチドの安定性 および反応効率に最適な反応媒体のpH1並びに最適pHとするための緩衝液は 、過度の実験を行うことなく当業者によって上記範囲内で簡単に決定される。本 出願において、温和な条件下での反応とは、好ましい温度範囲か約4−37°C であるという意味に定義される。より高い温度ではより速く反応が完了すること が当業者には理解されよう。ただし、反応媒体の温度はポリペプチドまたはグリ コポリペプチドが変性し始める温度を越えてはならない。さらに、ある種のポリ ペプチドまたはグリコポリペプチドは、活性低下を最小限に抑えモして/また変 性を防ぐために、ポリマーアシルヒドラジン誘導体との反応を低温で行う必要の あることが当業者には理解されよう。特定のポリペプチドまたはグリコポリペプ チドにとって必要な低温は4°Cより低くないことか好ましく、どんな場合にも この温度は0℃より低くない方かよい。より長い反応時間が必要であるか、この 反応はなお進行するだろう。
通常、ポリペプチドまたはグリコポリペプチドは水溶液中で希望する結合度より 過剰の量のアシルヒドラジンポリマー誘導体と反応させる。この反応も温和な条 件、一般には4−37°Cて進行する。場合により、ポリペプチドまたはグリコ ポリペプチドの要件および反応を実施する最適pHに応じて反応媒体を緩衝化す る。
反応後、結合生成物を回収し、透析、カラムクロマトグラフィーなどて精製する 。アシルヒドラジンポリマー誘導体がアミノ酸またはペプチド配列を含む場合は 、アミノ酸分析によってポリペプチドまたはグリコポリペプチドのポリマー結合 度をその後測定することかてきる。
前述のことから、本発明のアシルヒドラジンポリマー誘導体は反応性と選択性の 最適バランスを保ち、その結果アシルヒドラジンとペプチドアミノ基の事実上の 競合なしに、ポリマー結合体がポリペプチドまたはグリコポリペプチドの非アミ ノ官能基により形成され得ることが容易に理解されよう。かくして、架橋が妨げ られ、しかもポリペプチドまたはグリコポリペプチドの活性が保持される。
以下に記載する非限定的実施例は本発明のある面を例示するものである。すべて の部およびパーセントは特に指定しない限り重量基準であり、すべての温度は° Cで表される。
メトキシ−PEG (mPEG)はUnion Carbide社から入手でき る。使用した溶媒、β−アラニンエチルエステルHCI、ヒドラジン、PzOs  、EDC,N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド (HONb) 、NaCNBH2およびNa1O4はライスコンシン州ミルウォ ーキーのAldrichChemicals社から入手できる。キモトリプシン はWorthingtonChemica1社から得られた。BSA、卵アルブ ミンおよびヒト免疫グロブリンG(IgG)はミズーリ州セントルイスのS i  gmaChemica1社から入手できる。G−C3Fはカリフォルニア州す サンオークスのAmgen社から得られた。
mPEG (MWn 5.000.100g、20ミリモル)をトルエン(25 0mL)に溶かし、共沸により還流下で2時間乾燥した。この溶液を25°Cと なし、塩化メチレン(50mL)で希釈し、その後ホスゲン(20%トルエン溶 液 30mL、56ミリモル)で−夜処理した。溶媒と過剰のホスゲンを減圧下 で回転蒸発により除去した。ポリマークロロホルメートの固体残留物を塩化メチ レン(90mL)に溶かし、塩化メチレンに予め溶解しておいたβ−アラニンエ チルエステル塩酸塩(6,1g、40ミリモル)(全量3omL)で処理し、次 いでトリエチルアミン(8,4mL、60ミリモル)で処理した。およそ30分 後、この溶液をトルエン(50mL)で希釈し、濾過し、蒸発乾固させた。粗生 成物は加温した(50°C)酢酸エチル(500mL)に溶かし、セライトを通 して濾過した。濾液をイソプロパツールで希釈して全量1,000mLとし、2 5°Cに一夜放置して生成物の沈殿を促進させた。イソプロパツールからの生成 物の再結晶を行った。乾燥させたmPEG−β−アラニンエチルエステルの収量 は98g(95%)であった。その後、以下のIRおよびNMRスペクトルを得 た: IR(無溶媒): 3341(N−H)、 1723(C=O,ウレタン) C M−’、 IH−NMR(CDCIs): δ1.17(t、 CシCH20) 、 2.44 (t、β−アラニンのCI(、CI(、)、 3.64 (PE G)、 3.9 (t、 NH(C=O)OCH2)、 4.11 (2゜CH ,CH,0)、 5.25 (幅広、 N)f) ppm。
mPEG−β−アラニンエチルエステル(62g、12ミリモル)をピリジン( 120mL)に溶かし、還流下にヒドラジン(12mL、0.375モル)て6 時間処理した。この溶液を回転蒸発により乾燥し、残留物をイソプロパツールか ら2回結晶化させ、P2O,て減圧乾燥した。収量は60g(97%)であった 。
生成物中の遊離ヒドラジンの非存在は、水/メタノール(3:l)での逆相(C −18)薄層クロマトグラフィーにかけ、検出用のTNBSスプレー溶液を用い て確かめた。
TNBSを用いるヒドラジド基の比色検定は0.2ミリモル/g(理論量の10 3%)をもたらした。ポリマーのβ−アラニン含有量は、この生成物の完全加水 分解(6N HCI、110°C124時間)アリコートのアミノ酸分析により 測定して、0.205ミリモル/g(理論量の105%)であった。
”C−NMR(CDCIs):δI71.2 (C=0. l=ドラシト);  156.4 (C=0. ’7 t。
(NHCHtCHt) ppm、IRC無溶媒”): 3328(NH); 1 719(C=O,ウレタン);1671 (C=0. ヒドラジド) cm−’ 。
(本頁以下余白) 実施例2 キモトリプシンのEDC活性化カルボキシル基へのβ−アラニンを含むmPEG −ヒドラジド誘導体のカップリング:キモトリプシン(20mg、8.0XIO −7モル、1.28XlO−5当量のカルボキシル)と実施例1のmPEG−β −アラニン−ヒドラジド誘導体(800mg、0.16ミリモル)を8m1の1 mMHClに溶かし、この溶液のpHを5.0にしてEDC(15mg、0.0 78ミリモル)て処理した。1.0NHCIを加えてpH5,0に保ちながら、 この反応混合物を25°Cて一夜静かに攪拌した。1mMHClに対して反応混 合物を4°Cて十分に透析し、過剰の試薬類を除いた。カップリング反応の程度 を調べるために、PEG−キモトリプシン結合体のアリコートを完全に加水分解 しく6N HCI、110℃、24時間)、アミノ酸分析を行った。β−アラニ ンの量はキモトリプシン1分子あたり2.4分子のmPEGに相当した。
実綿例3 キモトリプシンのHONb活性化カルボキシル基へのβ−アラニンを含むmPE G−ヒドラジド誘導体のカップリング−HoNb (28,7mg、0,16ミ リモル)の存在下で、実施例2と同じ結合プロトフールを採用した。得られたP EG−キモトリプシンは、アミノ酸分析によるβ−アラニンの定量に基づいて、 タンパク質1分子あたり平均2.7分子のmPEGを含んでいた。これはHON bの存在によって結合プロセスかわずかだけ高められることを実証している。
BSAのEDC活性化カルボキシル基へのβ−アラニンを含むmPEG−ヒドラ ジド誘導体のカップリング:50mM NaCl (10mL)中のBSA ( 20mg)およびmPEG−β−アラニン−ヒドラジド誘導体(800mg、  0゜16ミリモル)の溶液を、実施例2のようにpH5,0,25°Cて一夜E DC(15mg、0.078ミリモル)により処理した。
リン酸緩衝液(50mM、pH7,7)に対して反応混合物を4°Cて十分に透 析し、過剰の試薬類を除いた。結合体中のβ−アラニンの含有量はB5Al分子 あたり8.1残基のmPEGに相当した。PEG結合体と天然BSAのGF−H PLC比較をBIO3EP SEC4000カラムを使って行い、その結果を図 1に示す。溶出条件は10%(V / V )メタノール/40mMリン酸緩衝 液であった。図1は、天然B5A2と比較して分子量か実質的に増大した、PE G結合結合体長好な均質性を示す。
リン酸緩衝溶液(PBS)pH6,0(1,8mL)に溶解した卵アルブミン( 20mg、4.4xlO−’モル)をNa 10゜(200mM水溶液、0.2 mL)で処理した。この反応は暗室にて4°Cて進行させた。1時間後、反応溶 液を、酢酸緩衝液でpH5,0に平衡化した1 2mLのセファデックスG−2 5カラムにかけて、酸化した糖タンパク質を過剰の過ヨウ素酸塩から分離した。
追加の試料を調製し、pH6,0のPBS緩衝液またはpH7,0のリン酸緩衝 液てカラムを平衡化し、この手順を繰り返した。これにより、異なる緩衝系を有 する3つの別個の反応混合物か得られた。それぞれの混合物に実施例1のmPE G−β−アラニン−ヒドラジド誘導体(150mg、2.9X10−’モル)を 加えた。3つの反応混合物のそれぞれを2等分し、それぞれの一方にN a C N B Hs (6、6m g / m L溶液 0.3mL、3゜+5XlO −’モル)を加えた。この反応は4°Cて一夜進行させた。
各溶液は未反応試薬がなくなるまでリン酸緩衝液pH7,7を用いて透析した。
N a CN B Hsを加えた溶液中の結合体はアシルヒドラジン結合を形成 した。mPEG−卵アルブミン結合体の分析を下記の表Iに要約する。
ネ卵アルブミン分子に結合したmPEG鎖の平均数は、結合体のアミノ酸分析の 結果から計算した。
TSK G 40.00SWカラムおよび10%(v/、v)メタノール/40 mMリン酸緩衝液pH7,5移動相を用いたCF−HPLC分析を図2に示すが 、これからmPEG−卵アルブミン結合体3の良好な均質性と、天然卵アルブミ ン4に比べて実質的に増加した分子量が明らかである。
PBS (0,8mL、50mM5pH6,0)中のヒト免疫グロブリンG ( IgG)(5mg、3.12X10−’ミリモル)を、新たに調製したPBS中 の過ヨウ素酸ナトリウムの溶液(0,2mL、200mM)て処理した。得られ た溶液を4°Cでインキュベートした。1時間後、反応溶液を12mLのセファ デックスG−25カラムにかけて、酸化した糖タンパク質を過剰の過ヨウ素酸塩 から分離した。酸化したIgGを回収し、実施例1のmPEG−β−アラニン− ヒドラジド誘導体(200mgS 1.25xlo−’ミリモル)と共に4°C で一夜処理した。各溶液は未反応試薬かなくなるまでリン酸緩衝液pH7,7を 用いて透析した。結合体と天然1gGとのGF−HPLC比較をZORBAX  GF−450カラムを使って行い、その結果を図3に示す。移動相として0.2 Mリン酸緩衝液pH7,5を用いた。図3は、天然IgG6に比へて実質的に増 加した分子量を有するPEG−結合体5の良好な均質性を示している。PEG− IgG結合体の加水分解アリコート(6N HCI、110″C124時間)の アミノ酸分析によりβ−アラニンの量を測定し、その結果それはタンパク質1分 子あたり6残基のmPEGに相当した。
IgG (5,4mg、3.37XIO−’ミリモル)とPBS(50mM、0 .91mL)を、暗室中4°Cにて新たに調製した過ヨウ素酸ナトリウム溶液( 110mM、0.09mL)て処理した。1時間後、この反応混合物にmPEG −β−アラニン−ヒドラジド(100mg、6.3X10−’ミリモル)を加え 、その後4°Cて一夜インキユベートした。この溶液は未反応試薬がな(なるま でリン酸緩衝液pH7,7に対して透析した。純粋なPEG−1gcを回収し、 この結合体の加水分解アリコート(6NHCI、110°C124時間)のアミ ノ酸分析によりβ−アラニン含有量を測定し、その結果1gG1分子あたり8. 6残基のmPEGを含んていた。
このワン−ボット結合法は、より少ない操作に加えて、実施例6に記載した方法 よりも効率的であるようだ。
ImM HCl (86mL)中のG−C3F (86mg、4゜78X101 モル)の溶液に実施例1のmPEG−β−アラニン−ヒドラジド(15,0g、 2.9ミリモル)を加え、続いてEDC(128mg、0.667ミリモル)を 加えた。この反応混合物を約pH4,7−5,0に保ちなから25°Cで90分 間静かに攪拌した。4°Cて1mM HCIに対して反応溶液を十分に透析し、 過剰の試薬を除いた。PEG結合体と天然G−C3FとのGF−HPLC比較を ZORBAX GF−450カラムを使って行い、その結果を図4に示す。移動 相は0.2Mリン酸緩衝液pH7,5であった。図4は、天然G−C3F8に比 べて実質的に増加した分子量を有するPEG結合体7を示している。
PEG−G−C3F中のmPEG残基の平均数は、この結合体の加水分解アリコ ート(6N HCI、110℃、24時間)中のβ−アラニン量を測定して、5 .8であった。TNBS検定により、天然およびPEG修飾G−C3F−1が同 数のアミノ基をもつことを確認し、このタンパク質のEDC活性化カルボン酸基 はタンパク質のアミノ基と反応しないことがわかった。mPEG−〇−C3Fの 調製は、S D S −P A G E (PhastGel−1Homoge nous 12.5 、Pharmacia社)上に29,000−67.00 0ダルトンの範囲で4本の別個のバンドをもたらした。mPEG−G−C3F− 1の等電点電気泳動(PhastGel 、[EF 3−9、Pharmaci a社)は、天然タンパク質(p15.2;5.9)よりも著しく高い6. 8− 9. 0の範囲にpTを有する6本のバンドの分離をもたらした。このことは、 活性化カルボン酸基とペプチドアミノ基との架橋を起こすことなくペプチドカル ボン酸基と結合した結果として、タンパク質がより塩基性になったことを明らか に示すものである。
容易に理解てきるように、上で説明した特徴の多くの変更および組合せが、請求 の範囲に記載した本発明から逸脱することなく利用し得るだろう。このような変 更は本発明の精神および範囲からの逸脱とは見なされず、かかる修飾はすべて次 の請求の範囲に含まれるものである。
産業上の利用可能性 本発明は、新規な薬剤運搬形態を表す、生物学的に活性なまたは薬学的に活性な 化合物と結合させたポリマーの製造に適用される。
国際調゛査報告 フロントページの続き (51) Int、 C1,5識別記号 庁内整理番号C07K 7/34 13100 8318−4H 15/14 8318−4H 15/26 8318−4H 15/28 8318−4H 171088318−4H 17/10 8318−4H CO8F 8/30 MHA 7308−4JCO8G 65/32 NQJ  9167−4J69/10 NRN 9286−4J 81100 NUS 8416−4J CO8L101100 LTB 7242−4JC12N 9102 9359 −4B 9/76 9359−4B // C07K 99:00 99:26 8318−4H 99:34 99 :58 I (72)発明者 メノンールドルフ、スニーサアメリカ合衆国 08904 ニ ュージャージ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.生物学的に活性なポリペプチドまたはグリコポリペプチドと、ヒドラジドま たはヒドラゾン官能基を含む結合により、当該ポリペプチドまたはグリコポリペ プチドのペプチド部分の反応性カルボニルもしくはカルボン酸基においてこれに 共有結合で結合された1つまたはそれ以上の水溶性ポリマーと、からなる生物学 的に活性な巨大分子待合体。
  2. 2.前記の生物学的に活性なポリペプチドまたはグリコポリペプチドがポリペプ チドからなる、請求項1記載の巨大分子結合体。
  3. 3.前記ポリペプチドが酵素である、請求項2記載の巨大分子結合体。
  4. 4.前記酵素がアスパラギナーゼ、アルギナーゼ、アデノシンデアミナーゼ、ス ーパーオキシドジスムターゼ、カタラーゼ、キモトリプシン、リパーゼ、ウリカ ーゼ、ビリルビンオキシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、グルコシダーゼ、ガ ラクトシダーゼ、グルコセレブロシダーゼおよびグルクロニダーゼより成る群か ら選ばれる、請求項3記載の巨大分子結合体。
  5. 5.前記ポリペプチドが第VIII因子、インシュリン、ACTH、グルカゴン 、ソマトスタチン、ソマトトロピン、チモシン、副甲状腺ホルモン、色素ホルモ ン、ソマトメジン、エリトロポエチン、黄体形成ホルモン、視床下部放出因子、 制尿ホルモン、プロラクチン、インターロイキン、インターフェロンおよびコロ ニー刺激因子より成る群から選ばれる、請求項2記載の巨大分子結合体。
  6. 6.前記の生物学的に活性なポリペプチドまたはグリコポリペプチドが免疫グロ ブリン、卵アルブミン、リパーゼ、グリコセレブロシダーゼ、レクチン、組織プ ラスミノーゲン活性化因子、およびグリコシル化されたインターロイキン、イン ターフェロンおよびコロニー刺激因子から選ばれたグリコポリペプチドからなる 、請求項1記載の巨大分子結合体。
  7. 7.前記結合が前記ヒドラジドまたはヒドラゾン官能基を前記ポリマーへ結合さ せるペプチド配列をさらに含む、請求項1記載の巨大分子結合体。
  8. 8.前記反応性カルボニル基が前記ペプチド部分に形成されたケトンまたはアル デヒド基である、請求項1記載の巨大分子結合体。
  9. 9.生物学的に活性なグリコポリペプチドと、ペプチド配列を介して下記ポリマ ーに結合されたヒドラジドまたはヒドラゾン官能基を含む結合により、当該グリ コポリペプチドの酸化炭水化物部分においてこれに共有結合で結合された1つま たはそれ以上の水溶性ポリマーと、からなる生物学的に活性な巨大分子結合体。
  10. 10.前記水溶性ポリマーがポリアルキレンオキシド、ポリオキシエチレン化ポ リオール、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドン およびデキストランより成る群から選ばれる、請求項1または9記載の巨大分子 結合体。
  11. 11.前記ポリアルキレンオキシドがポリエチレングリコールホモポリマーであ る、請求項10記載の巨大分子結合体。
  12. 12.前記ポリエチレングリコールホモポリマーがメトキシル化ポリエチレング リコールホモポリマーである、請求項11記載の巨大分子結合体。
  13. 13.前記ポリアルキレンオキシドがポリエチレングリコールとポリプロピレン グリコールまたはポリプロピレンオキシドとのブロックコポリマーである、請求 項10記載の巨大分子結合体。
  14. 14.前記ポリオキシエチレン化ポリオールがポリオキシエチレン化グリセロー ル、ポリオキシエチレン化ソルビトールおよびポリオキシエチレン化グルコース より成る群から選ばれる、請求項10記載の巨大分子結合体。
  15. 15.前記水溶性ポリマーが約600−100,000ダルトンの数平均分子量 をもつ、請求項1または9記載の巨大分子結合体。
  16. 16.前記水溶性ポリマーが約2,000−20,000ダルトンの数平均分子 量をもつ、請求項15記載の巨大分子結合体。
  17. 17.前記グリコポリペプチドが免疫グロブリン、卵アルブミン、リパーゼ、グ リコセレブロシダーゼ、レクチン、組織プラスミノーゲン活性化因子、およびグ リコシル化されたインターロイキン、インターフェロンおよびコロニー刺激因子 より成る群から選ばれる、請求項9記載の巨大分子結合体。
  18. 18.前記免疫グロブリンがIgG、IgE、IgM、IgA、IgDおよびこ れらのフラグメントより成る群から選ばれる、請求項6または7記載の巨大分子 結合体。
  19. 19.前記ペプチド配列が本質的に1個のアミノ酸からなる、請求項7または9 記載の巨大分子結合体。
  20. 20.前記ペプチド配列が自然界ではタンパク質中に存在しないアミノ酸を1個 またはそれ以上含む、請求項7または9記載の巨大分子結合体。
  21. 21.前記アミノ酸がα−アミノ酪酸、γ−アミノ酪酸、ノルロイシン、ホモセ リン、β−アラニンおよびε−カプロン酸より成る群がら独立に選ばれる、請求 項20記載の巨大分子結合体。
  22. 22.前記ペプチド配列が6個までのアミノ酸を含む、請求項7または9記載の 巨大分子結合体。
  23. 23.前記アミノ酸が自然界でタンパク質中に存在する、請求項7または9記載 の巨大分子結合体。
  24. 24.前記ペプチド配列が前記ポリマーとウレタン基を形成する、請求項7また は9記載の巨大分子結合体。
JP4508914A 1991-03-18 1992-03-12 ポリペプチドまたはグリコポリペプチドとポリマーとのヒドラジン含有結合体 Pending JPH06506217A (ja)

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