JPH0650569Y2 - 目地材を用いた外断熱構造 - Google Patents

目地材を用いた外断熱構造

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JPH0650569Y2
JPH0650569Y2 JP1988053730U JP5373088U JPH0650569Y2 JP H0650569 Y2 JPH0650569 Y2 JP H0650569Y2 JP 1988053730 U JP1988053730 U JP 1988053730U JP 5373088 U JP5373088 U JP 5373088U JP H0650569 Y2 JPH0650569 Y2 JP H0650569Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は防水コーキング材処理の不要な目地材を用いた
外断熱構造に関するものである。
〔従来技術と問題点〕
従来、この種の目地材としては種々の形状、構造のもの
が提案されているが、いずれも防水が不完全であるた
め、コーキング材による防水処理が不可欠で、従って作
業能率が悪いという問題を含んでいる。また、これらの
目地材を用いて、コンクリート躯体の表面に、外装材と
断熱材とからなる複合パネルを目地材を介して接合した
外断熱構造にあっては、介装された目地材の厚さに相当
する部分は複合パネルが存在しないため、従ってこの部
分には断熱材が存在しない結果となり、当該目地材介装
部の断熱性能が局部的に低下するという致命的欠陥を孕
んでいる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はかかる実情に鑑み、上記問題点を解消するため
に為されたものである。
即ち、本考案は コンクリート躯体(21)の表面に、2枚の複合パネル
(Pa)(Pb)が目地材(J)により接続されてなり、 前記複合パネル(Pa)(Pb)はそれぞれ外装材(11a)
(11b)と断熱材(12a)(12b)とから構成され、且つ
外装材(11a)(11b)又は断熱材(12a)(12b)又は両
者の端部に切り欠き凹部(13a)(13b)を備え、 前記目地材(J)は目地突条部(1)と、該目地突条部
(1)の下端より両側水平方向に設けられた支持部
(2)(2′)とからなり、前記目地突条部(1)の両
側面に可撓性の小舌片(3)(3′)を突設してなり、 前記複合パネル(Pa)(Pb)は切り欠き凹部(13a)(1
3b)が対向するように配置され、前記目地材(J)の目
地突条部(1)は複合パネル(Pa)(Pb)の外装材(11
a)(11b)と小舌片(3)(3′)を介して気密的に密
着し、切り欠き凹部(13a)(13b)には前記目地材
(J)の支持部(2)(2′)がそれぞれ嵌入し、該目
地材(J)と断熱材(12a)(12b)とコンクリート躯体
(21)とにより画成される空間部に断熱材ブロック(2
2)を挿入してなる外断熱構造を、それぞれ内容とする
ものである。
本考案を実施例を示す図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は、それぞれ本考案に用いられる目地
材を示す断面図で、目地突条部(1)と、該目地突条部
(1)の下端より両側に水平方向に設けられた支持部
(2)(2′)とからなり、且つ前記目地突条部(1)
の両側面に可撓性の小舌片(3)(3′)が突設されて
いる。
本考案に用いられる目地材は合成樹脂、ゴム、金属、金
属と軟質もしくは発泡合成樹脂又はゴムとを接合したも
の等のいずれでも良いが、複雑な形状でも成形が容易で
あり、また押出成形が可能な点で合成樹脂が特に好適で
ある。合成樹脂としては塩化ビニル系樹脂、エチレン−
酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエチレンやポリプロピレン
等のポリオレフィン系樹脂等が適度の可撓性を有する点
で好適である。
上記目地突条部(1)は、第5図乃至第7図に示す如
く、その両側面に突設された小舌片(3)(3′)を介
して、2枚のパネルの接合端部と気密的に接触し、文字
通り目地を形成すると同時に、小舌片(3)(3′)に
より雨水や風の侵入を防ぐものである。しかして、その
巾や高さは、接合されるパネルのサイズにより適宜決定
される。小舌片(3)(3′)のサイズも上記の如く雨
や風の侵入防止の機能を果たすように適宜決定される。
小舌片(3)(3′)は可撓性であることが好ましい。
小舌片(3)(3′)は目地突条部(1)の両側面に略
水平に設けても良いが、第1図の如く斜下向き、或いは
第2図に示す如く斜上向きに、即ち、第1図、第2図に
おいて角度α、α′を鋭角となるように設けることによ
り、小舌片がパネルと密接した際に該小舌片の向きが上
下いずれかの方向に統一されて外観が美麗となるばかり
でなく、小舌片の可撓性を利用したパネルとの密接をよ
り効果的に達成することができる。支持部(2)
(2′)はパネルに設けた切り欠き凹部に嵌入・収容さ
れるように適宜設計される。
第3図は、第1図に示した目地材において、目地突条部
(1)の頂部表面を波形状とした例を示す。この様な構
成とすることにより、目地に装飾性を付与すると同時
に、強度を向上させる効果がある。従って、フラットな
場合に比べて厚みを薄くでき、それだけ原材料を節約す
ることができる。
第4図は目地突条部(1)の両側面を支持部(2)
(2′)に向かって拡大するテーパー状に構成し、且つ
該支持部(2)(2′)の表面を波形状とした例を示
す。上記の如く目地突条部(1)の側壁を拡大テーパー
状とすることにより雨や風の侵入を効果的に防ぐことが
できる。上下の小舌片(3)(3)、(3′)(3′)
との間の空間部(4)(4′)にはシーリング材や弾性
物質(ウレタン、塩ビ発泡材等)を充填し、パネルとの
気密性を一層高めることができる。また支持部(2)
(2′)を波形状とすることは、万一、雨や水が侵入し
ても波形状の谷部が雨や水を下方に導き排出させる効果
がある。
第5図は、第2図に示した目地材を用いた外断熱構造を
示す。
同図において、コンクリート躯体(21)の表面に、複合
パネル(Pa)(Pb)が目地材(J)を介して接合されて
いる。即ち、複合パネル(Pa)(Pb)はそれぞれ外装材
(11a)(11b)と断熱材(12a)(12b)とが接合一体化
され、その端部には切り欠き凹部(13a)(13b)が設け
られている。
施工の一例を記すと、コンクリート躯体(21)の表面に
モルタル(図示せず)を塗布してレベルを調整した後、
例えば複合パネル(Pa)を接着固定する。次に、目地材
(J)の支持部(2)を外パネル(Pa)の切り欠き凹部
(13a)内に嵌入させた後、断熱材ブロック(22)を詰
め、他の複合パネル(Pb)の切り欠き凹部(13b)内
に、該目地材(J)の支持部(2′)を嵌入させ、該目
地材(J)の両側面に突設された小舌片(3)(3′)
の可撓性を利用して複合パネル(Pa)(Pb)と気密的に
接触する位置で該パネル(Pb)をコンクリート駆体(2
1)面に接着固定する。
第6図は本考案の他の外断熱構造を示し、第3図に示し
た目地材(J)を用いて複合パネル(Pa)(Pb)を上記
と同様にしてコンクリート躯体(21)上に接合固定し、
且つ切り欠き凹部(13a)(13b)内にやとい実(23)を
挿入した構造からなる。
第7図は本考案の更に別の外断熱構造を示し、第4図に
示した目地材(J)を用いて複合パネルを第6図と同様
にして接合した構造からなる。
上記外装材としては特に制限されないが、例えばスレー
ト板、セメント板、石コウ板や難燃合板等の不燃材が好
適であり、また断熱材としては特に制限されないが、発
泡ポリスチレン等の発泡合成樹脂、ロックウール、イン
シュレーションボード等が好適である。また切り欠き凹
部は図示した如き断熱材に設ける場合の他、外装材又は
外装材と断熱材との両方に設けても良く、従来のパネル
のやとい実の収容部をそのまま利用することができる。
〔作用・効果〕
叙上の通り、本考案によれば小舌片の可撓性を利用して
目地材とパネルとを気密的に接合させ、雨や風の侵入を
防止するからコーキング材による防水処理の工程を省略
することができ、作業能率が大巾に向上する。また目地
材の介装により形成されるパネルの不存在部に断熱ブロ
ックを詰めることにより、目地材介装部の局部的な断熱
性能の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、それぞれ本考案に用いられる目地
材の実施例を示す断面図、第5図乃至第7図は、それぞ
れ本考案の外断熱構造を示す概略図である。 J……目地材 1……目地突条部、2、2′……支持部 3、3′……小舌片、4、4′……空間部 Pa、Pb……複合パネル 11a、11b……外装材 12a、12b……断熱材 13a、13b……切り欠き凹部 21……コンクリート躯体 22……断熱材ブロック 23……やとい実

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート躯体(21)の表面に、2枚の
    複合パネル(Pa)(Pb)が目地材(J)により接続され
    てなり、 前記複合パネル(Pa)(Pb)はそれぞれ外装材(11a)
    (11b)と断熱材(12a)(12b)とから構成され、且つ
    外装材(11a)(11b)又は断熱材(12a)(12b)又は両
    者の端部に切り欠き凹部(13a)(13b)を備え、 前記目地材(J)は目地突条部(1)と、該目地突条部
    (1)の下端より両側水平方向に設けられた支持部
    (2)(2′)とからなり、前記目地突条部(1)の両
    側面に可撓性の小舌片(3)(3′)を突設してなり、 前記複合パネル(Pa)(Pb)は切り欠き凹部(13a)(1
    3b)が対向するように配置され、前記目地材(J)の目
    地突条部(1)は複合パネル(Pa)(Pb)の外装材(11
    a)(11b)と小舌片(3)(3′)を介して気密的に密
    着し、切り欠き凹部(13a)(13b)には前記目地材
    (J)の支持部(2)(2′)がそれぞれ嵌入し、該目
    地材(J)と断熱材(12a)(12b)とコンクリート躯体
    (21)とにより画成される空間部に断熱材ブロック(2
    2)を挿入してなる外断熱構造。
  2. 【請求項2】切り欠き凹部(13a)(13b)にやとい実
    (23)を収容してなる請求項1記載の外断熱構造。
  3. 【請求項3】目地材(J)が目地突条部(1)と、該目
    地突条部(1)の下端より両側水平方向に設けられた支
    持部(2)(2′)とからなり、前記目地突条部(1)
    の両側面に小舌片(3)(3′)を突設してなる請求項
    1又は2記載の外断熱構造。
  4. 【請求項4】小舌片(3)(3′)が可撓性である請求
    項3記載の外断熱構造。
  5. 【請求項5】小舌片(3)(3′)と目地突条部(1)
    側面との角度α、α′が鋭角である請求項3又は4記載
    の外断熱構造。
JP1988053730U 1988-04-20 1988-04-20 目地材を用いた外断熱構造 Expired - Lifetime JPH0650569Y2 (ja)

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