JPS606513Y2 - 外装板用継ぎ目構造 - Google Patents
外装板用継ぎ目構造Info
- Publication number
- JPS606513Y2 JPS606513Y2 JP6728079U JP6728079U JPS606513Y2 JP S606513 Y2 JPS606513 Y2 JP S606513Y2 JP 6728079 U JP6728079 U JP 6728079U JP 6728079 U JP6728079 U JP 6728079U JP S606513 Y2 JPS606513 Y2 JP S606513Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exterior
- groove
- exterior panels
- open groove
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Building Environments (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は建築用外装板の継ぎ目に関する。
建築用外装板を施工するに際しては、その継ぎ目裏面に
たて桟が配される。
たて桟が配される。
従来のたて桟は、第1図に示す如く断面が矩形をなす角
棒材であり、これに1部を切欠いた外装板3を押しあて
て接着剤、固定金具などで固定するようにしていた。
棒材であり、これに1部を切欠いた外装板3を押しあて
て接着剤、固定金具などで固定するようにしていた。
しかしながら、このような構造では、外装板3とたて桟
1、および下壁5とたて桟1の各空隙が小さいため、雨
水の浸入は比較的少ないものの、上記空隙により起きる
毛管現象により浸入水が部材間に保持されるだけでなく
、接触部の微細な空隙を通って次第に内部にも浸入して
ゆき、下壁5などに悪影響を及ぼすことが多かった。
1、および下壁5とたて桟1の各空隙が小さいため、雨
水の浸入は比較的少ないものの、上記空隙により起きる
毛管現象により浸入水が部材間に保持されるだけでなく
、接触部の微細な空隙を通って次第に内部にも浸入して
ゆき、下壁5などに悪影響を及ぼすことが多かった。
この考案は、従来の継ぎ目構造のこのような問題点を解
消腰より防水効果のすぐれた外装板用たて桟を提供する
ことを目的としている。
消腰より防水効果のすぐれた外装板用たて桟を提供する
ことを目的としている。
この考案にかかる外装板用継ぎ目構造は、外装板の継ぎ
目裏面にたて桟が配される外装板用継ぎ目構造であって
、たて桟は、中央隔壁と、その表裏に立設された溝壁と
を備え、上記溝壁によって中央隔壁の表裏面に開溝が形
成されており、その表面の開溝が外装板の継ぎ目に向か
うよう配置されていることを特徴としている。
目裏面にたて桟が配される外装板用継ぎ目構造であって
、たて桟は、中央隔壁と、その表裏に立設された溝壁と
を備え、上記溝壁によって中央隔壁の表裏面に開溝が形
成されており、その表面の開溝が外装板の継ぎ目に向か
うよう配置されていることを特徴としている。
これを実施例にもとづいて説明すれば、第2図において
、たて桟1にはその中央隔壁の表裏に溝壁13が立設さ
れて長手方向に伸びる複数条の開溝12,12a、12
bがもうけられている。
、たて桟1にはその中央隔壁の表裏に溝壁13が立設さ
れて長手方向に伸びる複数条の開溝12,12a、12
bがもうけられている。
第3図はその使用状態をあられすが、この図かられかる
とおり、たて桟1は、その中央隔壁11が下壁5の面に
沿うようにして、隣り合う外装板の継ぎ目に挿入される
。
とおり、たて桟1は、その中央隔壁11が下壁5の面に
沿うようにして、隣り合う外装板の継ぎ目に挿入される
。
このとき、開溝12a。12b、12cの外面には外装
板3の表面化粧材31が押しあてられるため、表側の溝
壁13は外装板の表面化粧材31に密着し、下側の溝壁
13は下壁5に密着する。
板3の表面化粧材31が押しあてられるため、表側の溝
壁13は外装板の表面化粧材31に密着し、下側の溝壁
13は下壁5に密着する。
しかし、表裏面の開溝12a、12b、12cによって
、表面化粧材31や下壁5との間には大きな空間が保た
れている。
、表面化粧材31や下壁5との間には大きな空間が保た
れている。
このような構成において、継ぎ目の隙間4から入ってく
る雨水などの水分は、まず、表側の開溝12aにより外
部に排出される。
る雨水などの水分は、まず、表側の開溝12aにより外
部に排出される。
開1912aは毛管現象により水が保持されることがな
いよう充分大きな容積を持たねばならない。
いよう充分大きな容積を持たねばならない。
このように、開溝で形成される空間を充分大きくし、毛
管現象の悪影響を防止する点に、この考案の特徴がある
のである。
管現象の悪影響を防止する点に、この考案の特徴がある
のである。
溝壁13の外装板に接する頂部に合皮ゴムなどでつくら
れた弾力のあるパツキン材を装着しておけば、水分の内
部への浸入を防止するうえで効果的である。
れた弾力のあるパツキン材を装着しておけば、水分の内
部への浸入を防止するうえで効果的である。
ところで、溝壁13の頂部は外装板の表面化粧材31に
密着するが、これら部材の表面の粗さによって生ずる微
細な空隙において毛管現象が働き、少量の水が次第に内
部に浸入してゆくことがある。
密着するが、これら部材の表面の粗さによって生ずる微
細な空隙において毛管現象が働き、少量の水が次第に内
部に浸入してゆくことがある。
この実施例では、これを防止するため、開溝12aの隣
に他の開溝12bがもうけられているのである。
に他の開溝12bがもうけられているのである。
即ち、最初の開溝12aの溝壁13と表面化粧材31と
の接触部を通って浸入した水は、開溝12bにおいて大
きな空間が形成されているため毛管現象が断たれ、水滴
となって開溝12bを伝い外部へ排出されるのである。
の接触部を通って浸入した水は、開溝12bにおいて大
きな空間が形成されているため毛管現象が断たれ、水滴
となって開溝12bを伝い外部へ排出されるのである。
このように、複数条の開溝をたて桟にもうけておけば毛
管現象による水分の浸入を防ぐ点できわめて効果的であ
る。
管現象による水分の浸入を防ぐ点できわめて効果的であ
る。
開溝の容積を大きくし、たて桟の軽量化と材料の節約を
はかるうえで、第2図以下に示す如くたて桟を互いに組
合わせた細長い板体で構成することとし、その板体の組
合わせにより開溝を形成することとするのが好ましい。
はかるうえで、第2図以下に示す如くたて桟を互いに組
合わせた細長い板体で構成することとし、その板体の組
合わせにより開溝を形成することとするのが好ましい。
この場合は、たて桟の強度を考慮したうえで形状の設計
と材料の選択を行う必要があるが、材料としては金属、
合成樹脂などが適当であろう。
と材料の選択を行う必要があるが、材料としては金属、
合成樹脂などが適当であろう。
また、溝壁13を第2図に示す如く傾斜させておけば、
外装板を押しあてるとき、溝壁の弾性を利用して高さを
調節することができるため好ましく、傾斜方向を図の如
く先端が継ぎ目側に寄るような方向とすればより手前で
防水できるため好ましい。
外装板を押しあてるとき、溝壁の弾性を利用して高さを
調節することができるため好ましく、傾斜方向を図の如
く先端が継ぎ目側に寄るような方向とすればより手前で
防水できるため好ましい。
なお、図に示す外装板3は表面化粧材31と多孔質の基
板32から構成されているが、表面化粧材がなく全体が
同−組成のものであっても同様である。
板32から構成されているが、表面化粧材がなく全体が
同−組成のものであっても同様である。
また、下壁に接する側の開溝12at 12bv
12cも、毛管現象により下壁5との間に保水現象が起
きるのを防止し、かつ、浸入水排出を効果的にする。
12cも、毛管現象により下壁5との間に保水現象が起
きるのを防止し、かつ、浸入水排出を効果的にする。
しかし、そのように使用する必要のない個所では、これ
らに吸音材や断熱材などの充顛物を充顛しておくことは
差支えない。
らに吸音材や断熱材などの充顛物を充顛しておくことは
差支えない。
第4図はこの考案の他の実施例をあられす。
図において、断面がほぼH形をなすたて桟の外装板3側
の開溝12にはパツキン材2が装着されている。
の開溝12にはパツキン材2が装着されている。
この場合、パツキン材は平面に装着される場合と異なり
、2面で保持されるので安定性の点で有利である。
、2面で保持されるので安定性の点で有利である。
この例では、両側のパツキン材は溝壁の1部をなすと考
えられる。
えられる。
また、たて桟の側面と外装板との間に空隙7が生ずるよ
うにしておけば、毛管現象を断断つうえで効果的である
。
うにしておけば、毛管現象を断断つうえで効果的である
。
以上に説明したごとく、この考案にかかる外装板用継ぎ
目構造のたて桟は、外装板と下壁との間に大きな空間が
形成されるような開溝を、その中央隔壁の表裏面に長手
方向に沿ってもうけることとしたので、たて桟と外装板
や下壁との間に毛管現象が起きることが効果的に防止さ
れ、すぐれた防水効果を得ることが可能となった。
目構造のたて桟は、外装板と下壁との間に大きな空間が
形成されるような開溝を、その中央隔壁の表裏面に長手
方向に沿ってもうけることとしたので、たて桟と外装板
や下壁との間に毛管現象が起きることが効果的に防止さ
れ、すぐれた防水効果を得ることが可能となった。
第1図は従来の外装板用継ぎ目構造をあられす断面図、
第2図はこの考案に用いるたて桟の一実施例の外観図、
第3図は第2図のたて桟の使用状態をあられす断面図、
第4図はこの考案の他の実施例をあられす断面図である
。 1・・・・・・たて桟、2・・・・・・パツキン材、3
・・・・・・外装板、4・・・・・・継ぎ目の隙き間、
5・・・・・・下壁、11・・・・・・中央隔壁、12
. 12a、 12b、 12c=開溝、13・・
・・・・溝壁。
第2図はこの考案に用いるたて桟の一実施例の外観図、
第3図は第2図のたて桟の使用状態をあられす断面図、
第4図はこの考案の他の実施例をあられす断面図である
。 1・・・・・・たて桟、2・・・・・・パツキン材、3
・・・・・・外装板、4・・・・・・継ぎ目の隙き間、
5・・・・・・下壁、11・・・・・・中央隔壁、12
. 12a、 12b、 12c=開溝、13・・
・・・・溝壁。
Claims (1)
- 外装板の継ぎ目裏面にたて桟が配される外装板用継ぎ目
構造であって、たて桟は、中央隔壁と、その表裏に立設
された溝壁とを備え、上記溝壁によって中央隔壁の表裏
面に開溝が形成されており、その表面の開溝が外装板の
継ぎ目に向かうよう配置されていることを特徴とする外
装板用継ぎ目構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6728079U JPS606513Y2 (ja) | 1979-05-18 | 1979-05-18 | 外装板用継ぎ目構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6728079U JPS606513Y2 (ja) | 1979-05-18 | 1979-05-18 | 外装板用継ぎ目構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55166859U JPS55166859U (ja) | 1980-12-01 |
JPS606513Y2 true JPS606513Y2 (ja) | 1985-03-01 |
Family
ID=29301203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6728079U Expired JPS606513Y2 (ja) | 1979-05-18 | 1979-05-18 | 外装板用継ぎ目構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS606513Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57140457A (en) * | 1981-02-23 | 1982-08-31 | Sekisui Plastics | Heat insulation execution of concrete building |
-
1979
- 1979-05-18 JP JP6728079U patent/JPS606513Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55166859U (ja) | 1980-12-01 |
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