JP3205372B2 - 組立型建築物用パネル - Google Patents
組立型建築物用パネルInfo
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- JP3205372B2 JP3205372B2 JP01924492A JP1924492A JP3205372B2 JP 3205372 B2 JP3205372 B2 JP 3205372B2 JP 01924492 A JP01924492 A JP 01924492A JP 1924492 A JP1924492 A JP 1924492A JP 3205372 B2 JP3205372 B2 JP 3205372B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばプレハブ化住宅
のように、建築物の躯体を主としてパネルの接合により
構成する方式の、いわゆる工業化住宅に用いた場合に好
適な組立型建築物用パネルに関するものである。
のように、建築物の躯体を主としてパネルの接合により
構成する方式の、いわゆる工業化住宅に用いた場合に好
適な組立型建築物用パネルに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、戸建てプレハブ住宅等の工業化
住宅では、その躯体や外装および内装関係の部材等を規
格化することによって、現場での施工作業の省力化や簡
略化が図られている。そして、近年では、工場で予め内
装下地を形成してなるパネルを用い、現場ではこれらの
パネルを突き合わせて接合するだけの作業で、躯体を、
例えば外壁や間仕切り、さらには床や屋根などを施工す
る方法が採られている。
住宅では、その躯体や外装および内装関係の部材等を規
格化することによって、現場での施工作業の省力化や簡
略化が図られている。そして、近年では、工場で予め内
装下地を形成してなるパネルを用い、現場ではこれらの
パネルを突き合わせて接合するだけの作業で、躯体を、
例えば外壁や間仕切り、さらには床や屋根などを施工す
る方法が採られている。
【０００３】図４は、このような工業化住宅において用
いられている従来の壁パネルの一例を示すものである。
同図において全体として符号Ｐで示されるこの壁パネル
は、上下の横芯材１、２、これら横芯材１、２の端部間
にそれぞれ設けられた左右の縦芯材３、４、及び中央の
補強芯材５、６により矩形枠状に組まれた枠体に、その
両側から面材７、８を貼り付けてなるパネル本体９と、
このパネル本体９の内部空間に装填されたグラスウール
からなる断熱材１０とを備えた構成とされている。
いられている従来の壁パネルの一例を示すものである。
同図において全体として符号Ｐで示されるこの壁パネル
は、上下の横芯材１、２、これら横芯材１、２の端部間
にそれぞれ設けられた左右の縦芯材３、４、及び中央の
補強芯材５、６により矩形枠状に組まれた枠体に、その
両側から面材７、８を貼り付けてなるパネル本体９と、
このパネル本体９の内部空間に装填されたグラスウール
からなる断熱材１０とを備えた構成とされている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成の壁パネルを用いた工業化住宅の施工に際しては、
前述のようにパネルどうしの接合を現場作業にて行う関
係上、特に雨天時の施工において次のような課題が存す
る。
構成の壁パネルを用いた工業化住宅の施工に際しては、
前述のようにパネルどうしの接合を現場作業にて行う関
係上、特に雨天時の施工において次のような課題が存す
る。
【０００５】即ち、パネルどうしを接合して、外壁や間
仕切り、床等の躯体を施工する際に、その施工を雨天の
多い時に行った場合、あるいは防水機能を持つ屋根や外
壁仕上げが完了しないうちに雨天となった場合には、例
えば床パネルと上下階の壁パネルを接合するためのボル
ト穴や、パネル自体における例えば芯材と面材との接合
箇所などから、時としてパネル本体内に雨水が浸入し、
この雨水がパネル本体内のグラスウール製の断熱材にそ
のまま吸収されてパネル本体内に保留されてしまうとい
う不具合があった。しかもこの場合に、一度雨水が浸入
してしまうと、断熱材の保水性に加えてそのパネル本体
内の低通気性等により乾燥が困難となり、その上、浸入
箇所もさがし難いという問題がある。したがって、従来
においては、特に長期に至って雨天の多い時の施工にお
いて例えばシートにて屋根を形成しておくなどの特別な
配慮をしなければならず、結果的に工費や工期に影響を
及ぼす問題があった。
仕切り、床等の躯体を施工する際に、その施工を雨天の
多い時に行った場合、あるいは防水機能を持つ屋根や外
壁仕上げが完了しないうちに雨天となった場合には、例
えば床パネルと上下階の壁パネルを接合するためのボル
ト穴や、パネル自体における例えば芯材と面材との接合
箇所などから、時としてパネル本体内に雨水が浸入し、
この雨水がパネル本体内のグラスウール製の断熱材にそ
のまま吸収されてパネル本体内に保留されてしまうとい
う不具合があった。しかもこの場合に、一度雨水が浸入
してしまうと、断熱材の保水性に加えてそのパネル本体
内の低通気性等により乾燥が困難となり、その上、浸入
箇所もさがし難いという問題がある。したがって、従来
においては、特に長期に至って雨天の多い時の施工にお
いて例えばシートにて屋根を形成しておくなどの特別な
配慮をしなければならず、結果的に工費や工期に影響を
及ぼす問題があった。
【０００６】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、パネル本体内に仮に雨水が浸入しても充分
にこれを排出することができる上に、比較的短期間のう
ちに内部を乾燥させることができ、これにより雨天の多
い時においても特別な配慮をすることなく施工でき、ま
た、必要に応じてパネル自体にも防水性さらには高級感
等をも持たせた組立型建築物用パネルを提供しようとす
るものである。
れたもので、パネル本体内に仮に雨水が浸入しても充分
にこれを排出することができる上に、比較的短期間のう
ちに内部を乾燥させることができ、これにより雨天の多
い時においても特別な配慮をすることなく施工でき、ま
た、必要に応じてパネル自体にも防水性さらには高級感
等をも持たせた組立型建築物用パネルを提供しようとす
るものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る発明は、
少なくとも上下の横芯材及び左右の縦芯材にて矩形枠状
に組まれた枠体に、その両側から面材を貼り付けてなる
パネル本体と、このパネル本体の内部空間に、内面側の
面材との間に間隔をあけて外面側の面材に接合して設け
られた断熱材とを備えたパネルにおいて、前記断熱材が
板状に形成された発泡樹脂材料により構成され、前記パ
ネル本体の外面側の面材と断熱材とに、パネル本体内に
侵入した水をパネル本体外に導く水抜き穴を、パネル本
体の下部の横芯材の上面に沿って設けたことを特徴とし
ている。
少なくとも上下の横芯材及び左右の縦芯材にて矩形枠状
に組まれた枠体に、その両側から面材を貼り付けてなる
パネル本体と、このパネル本体の内部空間に、内面側の
面材との間に間隔をあけて外面側の面材に接合して設け
られた断熱材とを備えたパネルにおいて、前記断熱材が
板状に形成された発泡樹脂材料により構成され、前記パ
ネル本体の外面側の面材と断熱材とに、パネル本体内に
侵入した水をパネル本体外に導く水抜き穴を、パネル本
体の下部の横芯材の上面に沿って設けたことを特徴とし
ている。
【０００８】請求項２に係る発明は、前記パネル本体の
横芯材のうち少なくとも最下部に位置する横芯材の上面
に、パネル本体の外面側に向かって下り勾配の傾斜面が
形成され、前記水抜き穴を、その底面が前記傾斜面と一
致する位置に設けられていることを特徴とする
横芯材のうち少なくとも最下部に位置する横芯材の上面
に、パネル本体の外面側に向かって下り勾配の傾斜面が
形成され、前記水抜き穴を、その底面が前記傾斜面と一
致する位置に設けられていることを特徴とする
【０００９】請求項３に係る発明は、前記パネル本体の
外面側になる面材の表面に、防水及び呼吸性を備えたシ
ートを貼付したことを特徴としている。
外面側になる面材の表面に、防水及び呼吸性を備えたシ
ートを貼付したことを特徴としている。
【００１０】
【作用】請求項１記載の組立型建築物用パネルでは、断
熱材がそれ自体ほとんど吸水性のない板状の発泡樹脂材
料よりなるため、パネル本体内に水が侵入しても断熱材
に吸収されずにその断熱材の表面をつたって、あるいは
パネル本体の内面側の面材の内部壁面をつたって下方へ
流下してゆき、下部の横芯材の上面に沿って設けられた
水抜き穴を介してパネル本体外へ排出される。したがっ
て、パネル本体内に水が保留されなくなり、比較的短期
間のうちに内部も乾燥しやすくなる。
熱材がそれ自体ほとんど吸水性のない板状の発泡樹脂材
料よりなるため、パネル本体内に水が侵入しても断熱材
に吸収されずにその断熱材の表面をつたって、あるいは
パネル本体の内面側の面材の内部壁面をつたって下方へ
流下してゆき、下部の横芯材の上面に沿って設けられた
水抜き穴を介してパネル本体外へ排出される。したがっ
て、パネル本体内に水が保留されなくなり、比較的短期
間のうちに内部も乾燥しやすくなる。
【００１１】請求項２記載の組立型建築物用パネルで
は、最下部に位置する横芯材の上面に傾斜面が形成され
ていて、水抜き穴は、その底面が前記傾斜面と一致して
いるので、特に傾斜面の働きによりパネル本体内に侵入
した水の排出作用がさらに良好なものとなる。
は、最下部に位置する横芯材の上面に傾斜面が形成され
ていて、水抜き穴は、その底面が前記傾斜面と一致して
いるので、特に傾斜面の働きによりパネル本体内に侵入
した水の排出作用がさらに良好なものとなる。
【００１２】請求項３記載の組立型建築物用パネルで
は、パネル本体の面材の表面に貼付されたシートがパネ
ル本体に対する特に外面側からの防水機能を発揮し、ま
た、シートの備える呼吸性によりパネル本体の水分等に
よる腐食の進行を防止する。
は、パネル本体の面材の表面に貼付されたシートがパネ
ル本体に対する特に外面側からの防水機能を発揮し、ま
た、シートの備える呼吸性によりパネル本体の水分等に
よる腐食の進行を防止する。
【００１３】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。図１ないし図３は、本発明に係る組立型建築
物用パネルを壁パネルに適用した例を示すもので、これ
らの図において、従来例として示した図４と共通する部
分については同一符号を付してある。
説明する。図１ないし図３は、本発明に係る組立型建築
物用パネルを壁パネルに適用した例を示すもので、これ
らの図において、従来例として示した図４と共通する部
分については同一符号を付してある。
【００１４】動実施例に示す壁パネルＰも、その基本的
構成においでは従来の壁パネルと同様に、上下の横芯材
１、２、これら横芯材１、２の端部間にそれぞれ設けら
れた左右の縦芯材３、４、及び中央の補強芯材５、６に
より矩形枠状に組まれた枠体のその両側から面材７、８
を貼り付けてなるパネル本体９と、このパネル本体９の
内部空間に、内面側の面材８との間に間隔をあけて外面
側の面材７に接合して設けた断熱材１１とを備えた構成
とされている。
構成においでは従来の壁パネルと同様に、上下の横芯材
１、２、これら横芯材１、２の端部間にそれぞれ設けら
れた左右の縦芯材３、４、及び中央の補強芯材５、６に
より矩形枠状に組まれた枠体のその両側から面材７、８
を貼り付けてなるパネル本体９と、このパネル本体９の
内部空間に、内面側の面材８との間に間隔をあけて外面
側の面材７に接合して設けた断熱材１１とを備えた構成
とされている。
【００１５】しかし、ここに示す壁パネルＰにあって
は、図１及び図２で明示するように、前記断熱材１１が
板状に形成された発砲樹脂材料により構成され、さらに
前記パネル本体９の外面側の面材７と前記断熱材１１と
には、パネル本体９内に侵入した水をパネル本体外に導
く水抜き穴１２が設けられている点に大きな特徴があ
る。
は、図１及び図２で明示するように、前記断熱材１１が
板状に形成された発砲樹脂材料により構成され、さらに
前記パネル本体９の外面側の面材７と前記断熱材１１と
には、パネル本体９内に侵入した水をパネル本体外に導
く水抜き穴１２が設けられている点に大きな特徴があ
る。
【００１６】以下、これらの詳細について説明すると、
壁パネルＰを建て込んだ状態において、パネル本体９の
横芯材のうちの最下部に位置する横芯材２には、その上
面がパネル本体９の外面側に向かって、即ち内面側の面
材８側から外面側の面材７側へ向かって下り勾配となっ
た傾斜面１３が形成され、そして前記水抜き穴１２は、
その底面が前記傾斜面１３と一致する位置に設けられて
いる。またこの実施例によるパネルＰには、中央の補強
芯材５、６が設けられて内部が区画されている関係か
ら、前記水抜き穴１２は水平方向に間隔をおいて二箇所
設けられ、さらに補強芯材６にも、内部水抜き穴１５と
なる円孔や切欠などが設けられる。
壁パネルＰを建て込んだ状態において、パネル本体９の
横芯材のうちの最下部に位置する横芯材２には、その上
面がパネル本体９の外面側に向かって、即ち内面側の面
材８側から外面側の面材７側へ向かって下り勾配となっ
た傾斜面１３が形成され、そして前記水抜き穴１２は、
その底面が前記傾斜面１３と一致する位置に設けられて
いる。またこの実施例によるパネルＰには、中央の補強
芯材５、６が設けられて内部が区画されている関係か
ら、前記水抜き穴１２は水平方向に間隔をおいて二箇所
設けられ、さらに補強芯材６にも、内部水抜き穴１５と
なる円孔や切欠などが設けられる。
【００１７】また、この実施例においては、パネル本体
９の外面側となる面材７の表面に防水及び呼吸性を備え
た物性を持つシート１６（例えばフクビ化学製の商品名
エアーテックス３など）が貼付されている。
９の外面側となる面材７の表面に防水及び呼吸性を備え
た物性を持つシート１６（例えばフクビ化学製の商品名
エアーテックス３など）が貼付されている。
【００１８】前記断熱材１１としては、ポリスチレン、
ポリプロピレン等の発泡樹脂材料が用いられるが、特に
経済性の観点から、ここではポリプロピレンを発泡させ
て厚さ４０mm程度の板状に形成したものが用いられ、パ
ネル本体９の内部空間に断熱材１１自体の弾力性及び可
橈性を利用して無理嵌めするか、あるいは接着剤または
粘着剤等により貼り付けられて装填されている。この断
熱材１１を接着剤や粘着剤を用いて貼り付ける場合に
は、この断熱剤１１が水抜き穴１２を閉塞してしまう恐
れがあるので、このような場合には水抜き穴と同心的な
穴１７が設けられる。
ポリプロピレン等の発泡樹脂材料が用いられるが、特に
経済性の観点から、ここではポリプロピレンを発泡させ
て厚さ４０mm程度の板状に形成したものが用いられ、パ
ネル本体９の内部空間に断熱材１１自体の弾力性及び可
橈性を利用して無理嵌めするか、あるいは接着剤または
粘着剤等により貼り付けられて装填されている。この断
熱材１１を接着剤や粘着剤を用いて貼り付ける場合に
は、この断熱剤１１が水抜き穴１２を閉塞してしまう恐
れがあるので、このような場合には水抜き穴と同心的な
穴１７が設けられる。
【００１９】なお、この断熱剤１１の物性値を表１に示
す。
す。
【表１】
【００２０】図３は本発明の他の実施例を示すもので、
この実施例では、外面側の面材７の表面に防水及び呼吸
性に加えて断熱性を備えた木造用外断熱ボード１８を貼
附したものである。このボード１８としては、例えば
（株）ＪＳＰ社製のミラウッディ（商品名）などが好適
であり、その中でもパネル自体にさらに高級感を付加す
る観点からすれば、ボード１８の表面にアルミ層１９を
有するタイプのものが好ましい。
この実施例では、外面側の面材７の表面に防水及び呼吸
性に加えて断熱性を備えた木造用外断熱ボード１８を貼
附したものである。このボード１８としては、例えば
（株）ＪＳＰ社製のミラウッディ（商品名）などが好適
であり、その中でもパネル自体にさらに高級感を付加す
る観点からすれば、ボード１８の表面にアルミ層１９を
有するタイプのものが好ましい。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の組立型建
築物用パネルによれば、少なくとも上下の横芯材及び左
右の縦芯材にて矩形枠状に組まれた枠体に、その両側か
ら面材を貼り付けてなるパネル本体と、このパネル本体
の内部空間に、内面側の面材との間に間隔をあけて外面
側の面材に接合して設けられた断熱材とを備えたパネル
において、前記断熱材を板状に形成した発泡樹脂材料に
より構成し、前記パネル本体の外面側の面材と断熱材と
には、パネル本体内に侵入した水をパネル本体外に導く
水抜き穴が、パネル本体の下部の横芯材の上面に沿って
設けた構成としたから、それ自体ほとんど吸水性のない
板状の発泡樹脂材料よりなる断熱材の働きにより、パネ
ル本体内に水が侵入しても断熱材に吸収されずにその断
熱材の表面をつたって、あるいはパネル本体の内面側の
面材の内部壁面をつたって下方へ流下してゆき、下部の
横芯材の上面に沿って設けられた水抜き穴を介してパネ
ル本体の外面側へ円滑に排出させることができる。した
がって、パネル本体内に水が保留されなくなり、比較的
短期間のうちに内部も乾燥させることができ、これによ
り雨天の多い時においても特別な配慮をすることなく施
工することが可能になる。
築物用パネルによれば、少なくとも上下の横芯材及び左
右の縦芯材にて矩形枠状に組まれた枠体に、その両側か
ら面材を貼り付けてなるパネル本体と、このパネル本体
の内部空間に、内面側の面材との間に間隔をあけて外面
側の面材に接合して設けられた断熱材とを備えたパネル
において、前記断熱材を板状に形成した発泡樹脂材料に
より構成し、前記パネル本体の外面側の面材と断熱材と
には、パネル本体内に侵入した水をパネル本体外に導く
水抜き穴が、パネル本体の下部の横芯材の上面に沿って
設けた構成としたから、それ自体ほとんど吸水性のない
板状の発泡樹脂材料よりなる断熱材の働きにより、パネ
ル本体内に水が侵入しても断熱材に吸収されずにその断
熱材の表面をつたって、あるいはパネル本体の内面側の
面材の内部壁面をつたって下方へ流下してゆき、下部の
横芯材の上面に沿って設けられた水抜き穴を介してパネ
ル本体の外面側へ円滑に排出させることができる。した
がって、パネル本体内に水が保留されなくなり、比較的
短期間のうちに内部も乾燥させることができ、これによ
り雨天の多い時においても特別な配慮をすることなく施
工することが可能になる。
【００２２】また、パネル本体の横芯材のうち少なくと
も最下部に位置する横芯材の上面に、パネル本体の外面
側に向かって下り勾配の傾斜面を形成し、前記水抜き穴
を、その底面が前記傾斜面と一致する位置に設けた構成
の組立型建築物用パネルでは、特に傾斜面の働きにより
パネル本体内に侵入した水の排出作用をさらに良好なも
のとすることができる。
も最下部に位置する横芯材の上面に、パネル本体の外面
側に向かって下り勾配の傾斜面を形成し、前記水抜き穴
を、その底面が前記傾斜面と一致する位置に設けた構成
の組立型建築物用パネルでは、特に傾斜面の働きにより
パネル本体内に侵入した水の排出作用をさらに良好なも
のとすることができる。
【００２３】さらにパネル本体の外面側になる面材の表
面に、防水及び呼吸性を備えたシートを貼付した構成の
組立型建築物用パネルでは、パネル本体の面材の表面に
貼付されたシートがパネル本体に対する特に外面側から
の防水機能を発揮し、また、シートの備える呼吸性によ
りパネル本体の水分等による腐食の進行を防止すること
ができ、加えて、このシートはパネル輸送時などにおけ
るパネル本体の保護などの効果も奏する。
面に、防水及び呼吸性を備えたシートを貼付した構成の
組立型建築物用パネルでは、パネル本体の面材の表面に
貼付されたシートがパネル本体に対する特に外面側から
の防水機能を発揮し、また、シートの備える呼吸性によ
りパネル本体の水分等による腐食の進行を防止すること
ができ、加えて、このシートはパネル輸送時などにおけ
るパネル本体の保護などの効果も奏する。
【図１】本発明に係る組立型建築物用パネルの分解斜視
図である。
図である。
【図２】本発明に係る組立型建築物用パネルの部分断面
図である。
図である。
【図３】本発明に係る組立型建築物用パネルの他の実施
例を示す部分断面図である。
例を示す部分断面図である。
【図４】従来の組立型建築物用パネルの一部切欠斜視図
である。
である。
１、２ 横芯材 ３、４ 縦芯材 ７、８ 面材 ９ パネル本体 １１ 断熱材 １２ 水抜き穴 １３ 傾斜面 １６ シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E04C 2/52 E04B 1/64 E04B 1/80
Claims (3)
- 【請求項１】 少なくとも上下の横芯材及び左右の縦芯
材にて矩形枠状に組まれた枠体に、その両側から面材を
貼り付けてなるパネル本体と、このパネル本体の内部空
間に、内面側の面材との間に間隔をあけて外面側の面材
に接合して設けられた断熱材とを備えたパネルにおい
て、前記断熱材が板状に形成された発泡樹脂材料により
構成され、前記パネル本体の外面側の面材と断熱材とに
は、パネル本体内に侵入した水をパネル本体外に導く水
抜き穴が、パネル本体の下部の横芯材の上面に沿って設
けられていることを特徴とする組立型建築物用パネル。 - 【請求項２】 前記パネル本体の横芯材のうち少なくと
も最下部に位置する横芯材の上面には、パネル本体の外
面側に向かって下り勾配の傾斜面が形成され、前記水抜
き穴は、その底面が前記傾斜面と一致する位置に設けら
れていることを特徴とする請求項１記載の組立型建築物
用パネル。 - 【請求項３】 前記パネル本体の外面側になる面材の表
面には、防水及び呼吸性を備えたシートが貼附されてい
ることを特徴とする請求項１記載の組立型建築物用パネ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01924492A JP3205372B2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 組立型建築物用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01924492A JP3205372B2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 組立型建築物用パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0642107A JPH0642107A (ja) | 1994-02-15 |
| JP3205372B2 true JP3205372B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=11993999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01924492A Expired - Fee Related JP3205372B2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 組立型建築物用パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3205372B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101397608B1 (ko) | 2013-11-26 | 2014-05-27 | 김주규 | 건축 조립용 2중 단열패널 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01177618A (ja) * | 1988-01-08 | 1989-07-13 | Fanuc Ltd | インボリュート補間方式 |
| JP2014152561A (ja) * | 2013-02-12 | 2014-08-25 | Sadahiro Kato | 木製断熱パネル |
| KR102034685B1 (ko) * | 2018-11-12 | 2019-10-23 | 제이디종합건설(주) | 단열 구조체, 그 단열 구조체를 이용한 건축물 외벽체의 단열 시공 구조 및 방법 |
-
1992
- 1992-02-04 JP JP01924492A patent/JP3205372B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101397608B1 (ko) | 2013-11-26 | 2014-05-27 | 김주규 | 건축 조립용 2중 단열패널 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0642107A (ja) | 1994-02-15 |
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