JPS609317Y2 - モルタル壁クラック防止下地構造 - Google Patents

モルタル壁クラック防止下地構造

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JPS609317Y2
JPS609317Y2 JP8186080U JP8186080U JPS609317Y2 JP S609317 Y2 JPS609317 Y2 JP S609317Y2 JP 8186080 U JP8186080 U JP 8186080U JP 8186080 U JP8186080 U JP 8186080U JP S609317 Y2 JPS609317 Y2 JP S609317Y2
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mortar
base plate
mortar wall
synthetic resin
studs
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JP8186080U
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尭 石川
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はモルタル壁体の最弱点である下地のジヨイント
部部分を強化して、外観を損ねると共に壁の破壊を招く
クラック(亀裂)を防止し、しかも断熱性と耐震性にも
富む下地構造に関する。
従来からモルタル壁の主なりラック発生原因には、■モ
ルタル組成物自体によるもの、■構造によるもの、■モ
ルクルジ34フ1部によるもの等がある。
そして、このようなりラックは外観を損ねるばかりでな
く、亀裂部分から雨水等が侵入し、下地を腐食すると共
に、モルタル壁の剥落を招く等の欠点があった。
そこで、このような亀裂(クラック)を防止せんとして
、例えばラス材の改良あるいは特公昭53−20563
号に示すように下地の改良もしくはモルタル組成物にス
サ等を混入したり、セメント対砂の配合比を変える等し
てクラック防止を図る手段が種々提案されている。
しかしながら、提案された対策には、いずれも一長一短
があるばかりでなく、下地のジヨイント部の改善が殆ん
どなされていない欠点があった。
本考案はこのような欠点を除去するため、最も簡便であ
り、しかも発生個所も多い、前記■により発生するクラ
ックを低減し、かつ下地との接着一体化を強化したモル
タル壁クラック防止下地構造を提案する。
以下に図面を用いて本考案に係るモルタル壁クラック防
止下地構造(以下、単に下地構造と称す)を詳細に説明
する。
第1図は上記下地構造の一例を示す横断面図であり、図
において、1は主柱、2は間柱、3はモルタル下地板で
合板、石膏ボード、硅酸カルシウム下地板でサンドイツ
チ板からなり、4はラス材、5はモルタル壁である。
さらに説明すると、上記モルタル下地板3でルるサンド
イツチ板はシート状物6と合成樹脂発泡体7とモルタル
付着用基板8とを一体に形成したものであり、シート状
物6としてはアスベスト紙、クラフト紙、合成樹脂フィ
ルム、金属箔、アスファルトルーフイング、アスファル
トフェルト、不織布またはこれに防水処理、撲水処理を
施こしたシート状物である。
もちろん上記シート状物の二種以上をラミネートするこ
ともできる。
また、脅威樹脂発泡体7としてはポリウレタンフォーム
、ポリイソシアヌレートフオーム、フェノールフオーム
、ポリスチレンフオーム、ポリエチレンフオーム、塩化
ビニルフオーム、ポリイミドフオーム、またはポリアミ
ドフオームであり、主に断熱材とクッション材、防水材
、防湿材として機能すると共に、サンドインチ板形成時
の接着剤とじて働く。
さらに、モルタル付着用基板8としては、合板、シージ
ングインシュレーションボード、高密度グラスウール板
、石膏ボード、または高密度合成樹脂発泡体(密度が約
0.429 /cf!程度)である。
なお、場合によっては前記した合成樹脂発泡体7自体を
モルタル付着用基板と兼用させることもできる。
また、モルタル下地板3としては、目地となる突き合せ
用のジヨイント部が合成樹脂発泡体間圧縮とモルタル付
着用基板8端部の湾曲によってモルタル下地板3の他部
分より低くなるように変形しうるものである。
また、モルタル下地板3は第1図に示すように、主柱1
、間柱2の外側面にシート状物6を接触せしめ、他面か
ら釘9を介して打設する。
特にこの際、モルタル付着用基板8はその端縁(ジヨイ
ント部)を約1〜5N程度、他部分よりも低くなるよう
に固設する。
これはモルタル壁を形成した際に、その目地部に生起す
るクラックをモルタル壁の厚さを厚くかつ鉄筋入り構造
に形成しうるように正念断面の凹状断面構造とし、モル
タル壁のジヨイント部でのモルタル乾燥時の収縮による
クラックを低減するためである。
次に施工例について説明すると、ます主柱1、間柱2の
外側面にモルタル下地板3,3のシート状物6面を接触
せしめて、モルタル付着用基板8上から釘9を打設し、
前記したような断面となるように装着した後に、ラス材
4をステーブルを介して張設する。
次にモルタル壁材を吹付けあるいは塗り付けによって形
成する。
なお、ジヨイント部の凹部形成法には、■釘9の打設時
に基板8を変形すると同時に合成樹脂発泡体7の端部を
収縮させること、@モルタル付着用基板8の端部が最初
から変形したものを用いること、Oモルタル付着用基板
8の端部をある深さに亘って除去すること、等が可能で
ある。
そこで、このようにして形成したモルタル壁の断面を測
定したところ、A=251ML1B=2−であり、しか
もラス材4がモルタル下地板3とモルタル壁10間に確
実に介在されていた。
特に、ジヨイント部(凹部)はモルタル付着用基板8の
外側面とラス材4間に約5〜6N程度形威され、この部
分にモルタル壁材が充填され一体化するためラス材4が
鉄筋的な補強機能を発揮することになる。
換言すれば、一般にジヨイント部分に引張り強度のある
構造が、クラックの発生が少ないと主張されているので
、その引張強度がモルタル壁厚のほぼ中心部近傍に介在
したラス材4に機能させたものである。
このようにして形成したモルタル壁はジヨイント部にお
ける亀裂が従前のモルタル壁に比して大幅に低下した。
また、施工能率は従前とほとんど同じであった。
さらに、ジヨイント部以外の面におけるクラックは、ジ
ヨイント部による波及効果が低減されたことも付加され
て、従前より大幅に低下した。
以上説明したのは、本考案に係る下地構造の一実施例に
すぎず、第2図に示すように釘9の代りにステーブルル
9aを用いてジヨイント部の強化を図ることもできる。
上述したように本考案に係る下地構造によれば、モルタ
ル壁の最大の弱点であり、かつ全面的に存在するジヨイ
ント部にラス材を鉄筋的に機能させてクラックを防止し
た特徴がある。
また、主柱、間柱とモルタル壁間には下地の一部として
クッション材、緩衝材としての合成樹脂発泡体が介在し
ているため耐震性、躯体の変形による構造クラックの発
生が少ない特徴がある。
さらに、合成樹脂発泡体は防水性、防湿性、耐アルカリ
性にも富むため構造材を腐食するような不利も生じない
特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るモルタル壁クラック防止下地構造
の一実施例を示す横断面図、第2図はその他の実施例を
示す部分拡大図である。 1・・・・・・主柱、3・・・・・・モルタル下地板、
10・・・・・・モルタル壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主柱、間柱上にモルタル付着用基板とシート状物間に合
    成樹脂発泡体を一体に介在したモルタル下地板のシート
    状物面を主柱、間柱上に当接し、かつ、下地板の端部を
    主柱、間柱上に載置し、該下地板上にラス材を水平に敷
    設してなり、またモルタル下地板間のジヨイント部分は
    前記合成樹脂発泡体を圧縮すると共に、モルタル付着用
    基板を湾曲せしめて凹状に形成したことを特徴とするモ
    ルタル壁クラック防止構造。
JP8186080U 1980-06-11 1980-06-11 モルタル壁クラック防止下地構造 Expired JPS609317Y2 (ja)

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JPS574530U JPS574530U (ja) 1982-01-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0612032B2 (ja) * 1984-08-06 1994-02-16 鐘淵化学工業株式会社 壁外断熱構築方法
JPS6145057A (ja) * 1984-08-08 1986-03-04 鐘淵化学工業株式会社 壁外断熱構築法
JPH065456Y2 (ja) * 1986-08-27 1994-02-09 株式会社アイジー技術研究所 段葺きモルタル壁

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