JPH0650295Y2 - ウイング車両用煽の構造 - Google Patents

ウイング車両用煽の構造

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JPH0650295Y2
JPH0650295Y2 JP1988009563U JP956388U JPH0650295Y2 JP H0650295 Y2 JPH0650295 Y2 JP H0650295Y2 JP 1988009563 U JP1988009563 U JP 1988009563U JP 956388 U JP956388 U JP 956388U JP H0650295 Y2 JPH0650295 Y2 JP H0650295Y2
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shaped roof
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JP1988009563U
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博 青木
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は側部全開式貨物車両(ウイング車両という)に
おける煽の構造に関するものである。
(従来技術) 第8図はウイング車両の斜視図である。これは、荷台の
前後部に立設した前壁aと後壁bの上部中央に渡架され
た支軸cに、断面L型をした屋根Rの基部が枢支され、
上下に開閉可能になっている。又荷台の左右両側縁部に
はアルミ押出パネル材で組立てられた煽dがその下端を
前記荷台の縁部に枢着されてこれ又上下に開閉可能にな
っている。
そして前記断面L型をした屋根Rと、前記煽dは前記断
面L型の屋根Rの垂直辺の下端縁eが前記煽dの自由端
縁の外側に重り合って密閉するようになっている。
ところで、従来の断面L型の屋根Rの垂直辺の下端縁と
前記煽dの自由端縁との重ね合せ部は詳細には第7図の
如くなっている。
即ち前記煽dの外側面fはまっ直ぐに形成されていて、
その上部の自由端側にL型屋根Rの垂直辺の自由端縁が
重り合っている。こゝでウイング車両の最大巾はWであ
るから、必然的に荷台の有効巾W′はW−(H1+H2)=
W′となり、煽の上方において、H2の巾丈室内空間に無
駄が生じていることとなる。
又煽はアルミ押出パネル材よりなっているが、普通上部
・中部・下部の3個の型材を通しボルトで締付けて組立
てていた。そしてこのように組立てられた煽はその下部
で荷台に対し蝶番で枢着していた。この構造であると、
パネルの上・下でボルト締めするので、ボルトの緩みが
生じたとき上下を点検して増し締めをする必要がありそ
の作業は容易でなかった。
さらに煽の下部と荷台縁部とのシール構造も簡単なもの
で、折角ウイング屋根と煽で密閉しても、この部分から
の雨水の浸入を避けることができず、積荷の汚損が問題
であった。
(考案の解決しようとする課題) 上記従来技術に鑑み、煽と断面L型屋根を閉じたとき、
これらの重ね合せ部を可及的巾狭の範囲で重ね合せ、重
ね合せによる車両有効巾の無駄をなくそうとするもので
ある。
又パネルの締付け構造を単純化して、増締め作業を容易
化しようとするものである。
さらには煽の下部と荷台間のシールをより確実にし、ウ
イング車両の密閉化をより完璧にしようとするものであ
る。
(考案による課題の解決手段) 荷台の側縁に下端を枢着した煽dの外側上端部を断面L
型屋根Rの端縁を重ね合せて密閉するようにしたウイン
グ車両において、前記煽dの上端部7の外側を段状にし
て巾狭に形成し、煽dと略同一厚さのL型屋根Rが煽d
の上端部7と重り合ったとき、L型屋根Rの下端内側に
設けたシール材6を煽dの上端部に密着させ、L型屋根
Rの外側面と煽dの外側面とが略面一になるようにし、
又蝶番11と連結した締付ボルト12で煽dを構成する複数
の型材8,9,10を締付け可能にし、かつ前記締付ボルト12
を上部型材8の内側に設けた着脱可能なカバー13を取外
すことによって締着可能にし、さらに、中間部型材9の
内側部に型材の一部をなすようラッシングレール14′を
固着し、煽dの下端内側縁には2重のシール材16aと16a
を設けた。
(実施例) 第1図〜第6図に基いて説明する。第3図に示すごと
く、L型屋根Rは上部水平部1とこれと直交する側方垂
直部2が隅部材3で連結されている。側方垂直部2は骨
材5で補強され、下端には煽dの外側上縁と重なる下部
枠材4が連結されている。下部枠材4の下端内側にはシ
ール材6が固着されている。
さて、煽dは第1図で明らかな通り、その上部型材の上
端部7は内側面が中間部及び下部と略面一であるが、外
側面の上部で、L型屋根Rの側方垂直部2と重なる部分
が巾狭に形成されている。さらに詳しくいえば、煽dの
上端部7とL型屋根Rの垂直部2の下端とが重なったと
き、垂直部2と煽dとはその内外面が共に面一となって
いる。こうすることによって、ウイング車両の荷台巾が
即ち有効巾となり、従来の如くH2なる無駄な空間をなく
すことができる。
再び第1図に戻り、煽dは上述した構成の上部型材8
と、中間部型材9及び下部型材10が締付ボルト12で一体
化されている。締付ボルト12は下端で蝶番11の雄部材11
aに螺じ込まれ、これと一体となっており、3つの型材
を貫通し、上端は上部型材8の下部内側に設けた着脱可
能なカバー13を取外すことによってナット15を締付又は
増し締め可能になっている。カバー13はたとえば上部型
材8に設けた凹溝13aにカバー13の上下縁に設けた凸縁1
3bを嵌め込む構造となっている(第4図)。
蝶番11は第2図に示す如く、前記雄部材11aを雌部材11b
に嵌め、蝶番ピン11cで枢支されている。
14は上部型材8の内側中央部に設けたラッシングベルト
14aを取付けるためのラッシングレール(荷締具取付レ
ール)で、第1図(b)に示すような構成を有し、これ
を取付ける部分は型材は開口し、ラッシングレール14で
この開口の閉塞と型材の補強とを兼ねさせている。14′
は中間部型材9の内側に設けたラッシングレールで、こ
れも第1図(b)に示すものと同様の構造を有してい
る。
16a,16bは下部型材10の下部内側縁に嵌挿したシール材
で、2段に設けている。これにより、荷台縁部との密封
性を完璧にしている。
第5図を参照するに、第5図(a)は第1図(a)に示
す中間部型材の拡大図、第5図(b)はラッシングレー
ルを備えない場合の中間部型材9′を示す。
第6図(a)は第1図(a)と同様の下部型材で、これ
は第6図(b)の如くシール材取付部17が内側面より少
し突出している。これに対し第6図(c)の例ではシー
ル材取付部が下部型材の内側面と面一になっている。
(効果) 煽の外側上部を段付きにして巾狭にし、煽と断面L型の
屋根を閉じたとき、煽の外側面と断面L型の屋根の垂直
辺の外側面とが略面一になるようにしたので、ウイング
車両の荷台有効巾を大きくすることができるようになっ
た。
又L型屋根と煽の厚さを略同じにし、これと同じ厚さの
煽の上端部を巾狭にしてこの部分にL型屋根の下端を重
ね合わせるようにしたので、L型屋根と煽の内外面とも
略面一となる。従ってL型屋根部と煽部の何れも内法巾
に差異はなく、車両内部を有効に使用できる構造が得ら
れた。
又煽の型材を締付ける締付ボルトが、その下端を蝶番の
雄部材と結合し一体化したので、取付け及び増し締め作
業が上部だけでよいので容易になった。
下部型材の下部内側縁に2段にシール材を嵌挿するよう
にしたので、L型屋根による密閉構造をより完璧にする
ことができる。
ラッシングベルトを取付けるラッシングレールを、中間
部型材の一部として構成し、これに上部型材の補強部材
をも兼ねさせたので、構造的に簡略化された。
さらに締付ボルトの上端近傍で、上部型材の内側に着脱
可能なカバーを設けたので、増締の作業等が簡単に行え
るようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案に係るウイング車両の煽の断面
図。 第1図(b)はラッシングレールの斜視図。 第2図は蝶番の分解斜視図。 第3図はウイング車両のL型屋根の断面図。 第4図は上部型材の断面図。 第5図(a)は中間部型材の断面図。 第5図(b)は同じく別の実施例。 第6図(a)は下部型材の断面図。 第6図(b)は下部型材の下部詳細図。 第6図(c)は下部型材の別の実施例における下部詳細
図。 第7図は従来型ウイング車両の側部断面図。 第8図はウイング車両の斜視図。 図において; R……L型屋根 a……前壁、b……後壁 c……支軸、d……煽 e……下端縁、f……外側面 1……水平部、2……側方垂直部 3……隅部材、4……下部枠材 5……骨材、6……シール材 7……上端部、8……上部型材 9……中間部、10……下部型材 11……蝶番、12……締付ボルト 13……カバー、14……ラッシングレール 15……ナット、16a,16b……シール材 17……シール材取付部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−119114(JP,U) 実開 昭55−124374(JP,U) 実開 昭62−77041(JP,U) 実開 昭61−183782(JP,U) 実開 昭59−42720(JP,U) 実開 昭55−127671(JP,U) 実開 昭48−27523(JP,U) 実開 昭61−141125(JP,U) 実公 昭55−8655(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷台の側縁に下端を枢着した煽(d)の外
    側上端部を断面L型屋根(R)の端縁を重ね合せて密閉
    するようにしたウイング車両において、前記煽(d)の
    上端部(7)の外側を段状にして巾狭に形成し、煽
    (d)と略同一厚さのL型屋根(R)が煽(d)の上端
    部(7)と重り合ったとき、L型屋根(R)の下端内側
    に設けたシール材(6)を煽(d)の上端部に密着さ
    せ、L型屋根(R)の外側面と煽(d)の外側面とが略
    面一になるようにし、又蝶番(11)と連結した締付ボル
    ト(12)で煽(d)を構成する複数の型材(8,9,10)を
    締付け可能にし、かつ前記締付ボルト(12)を上部型材
    (8)の内側に設けた着脱可能なカバー(13)を取外す
    ことによって締着可能にし、さらに、中間部型材(9)
    の内側部に型材の一部をなすようラッシングレール(1
    4′)を固着し、煽(d)の下端内側縁には2重のシー
    ル材(16aと16a)を設けたことを特徴とするウイング車
    両用煽の構造。
JP1988009563U 1988-01-29 1988-01-29 ウイング車両用煽の構造 Expired - Lifetime JPH0650295Y2 (ja)

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JPH01114383U JPH01114383U (ja) 1989-08-01
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JPS55124374U (ja) * 1979-02-27 1980-09-03
JPS5942720U (ja) * 1982-09-14 1984-03-21 日本フルハ−フ株式会社 側部全開式貨物自動車の屋根パネル保持装置
JPS6277041U (ja) * 1985-11-05 1987-05-16

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