JP2588344Y2 - 車両の箱型荷台のフロア端末固定構造 - Google Patents

車両の箱型荷台のフロア端末固定構造

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JP2588344Y2
JP2588344Y2 JP1993051377U JP5137793U JP2588344Y2 JP 2588344 Y2 JP2588344 Y2 JP 2588344Y2 JP 1993051377 U JP1993051377 U JP 1993051377U JP 5137793 U JP5137793 U JP 5137793U JP 2588344 Y2 JP2588344 Y2 JP 2588344Y2
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stainless steel
carrier
floor
inner plate
groove
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明典 森下
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の箱型荷台のフロ
ア、特にステンレス張りフロアの端末固定構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図1に示すような箱型荷台Aのフロア
は、木製のフロアボードにステンレス鋼板を上張りした
構造としたものが多く用いられている。なお荷台Aのリ
ヤ側はドアA1 により開閉されるようになっている。
【0003】図4はステンレス鋼板(以下、ステンレス
フロアという)の端末部の固定構造の代表例を示すもの
である。フロアボード1にはステンレスフロア2が被覆
接合されている。ステンレスフロア2の左右両サイドお
よびフロント側の周縁には起立壁201が形成してあ
る。
【0004】一方、荷台の左右両側面部およびフロント
部には複数のピラー3が立設してあり、これ等ピラー3
にかけ渡すように帯状の鋼板のリテーナ4がリベット締
めしてある。荷台の両サイドおよびフロントの内面には
これを覆う木製の荷台内板5が設けてある。ステンレス
フロア2の起立壁201の上端縁にはこれに沿ってL形
材7が設けてあり、このL形材7と、スペーサ8および
内板5が一体に、上記リテーナ4にビス10で締付けて
ある。なお、9は荷台外板、11はフロアメンバ、12
はパネル支持部材、13はスカートパネルである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記構造に
おいて、L形材7のビス締めのピッチが大きいとビス締
め間でL形材7に浮きが生じ水がL形材7内に侵入し、
溜った水が木製の内板5やスペーサ8を腐らせる。この
ため、一般にビス締めピッチを100〜150mmと狭く
しており、多量のビス10を必要とし、かつ工数も増加
する。そして、このようにピッチを狭くしても、矢張り
L形材7に波打ちが生じて隙間から水が入るので、L形
材7と内板5との間にシーラ14を塗着している。かつ
多数のビス10は荷台の見栄えの上でも好ましくない。
【0006】また、外板9のへこみ等の補修作業には内
板5を除去する必要があり、多数のビス10やシーラ1
4を取りはずさなければならず、多大の工数を要する。
【0007】本考案は上記の実情に鑑み、可及的にビス
等による締付けを少くするとともにシーラを不要とし、
かつ内板の脱着を容易にして外板の補修性を良好ならし
めるステンレスフロアの端末固定構造を提供することを
課題としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は図2に例示する
ように、開口方向を逆とする二つの溝601,602を
有する断面ほぼS字形のアルミニウムの係止部材6を用
い、この係止部材6の一方の溝601を荷台の内周面を
覆う荷台内板5の下端縁に嵌合せしめ、他方の溝602
に、一般部がフロアボード1を被覆するステンレスフロ
ア2の起立壁201の上端縁を嵌入係止せしめたことを
特徴とする。
【0009】
【作用】ステンレスフロア2の周縁はビス等の締付具を
用いることなく、荷台内板5の下端縁に沿う係止部材6
に嵌入係止されており、シール性が良好であるとともに
見栄えもよい。また、内板5は係止部材6から脱着可能
であるから、外板9の補修作業が容易である。
【0010】
【実施例】図1および図2に示す実施例において、箱型
荷台Aのフロアメンバ11には木材よりなる厚板のフロ
アボード1が支持されており、フロアボード1にはこれ
を覆うようにステンレス鋼板のステンレスフロア2が接
合せしめてある。ステンレスフロア2は左右両縁および
前縁から起立する起立壁201を備えている。
【0011】荷台Aの下部外周には、ピラー3、外板9
等を支持する支持部材12が設置されている。支持部材
12は側方へ突出する固定部121がフロアメンバ11
の端部に図略のボルト等により固定されており、該固定
部121の上にフロアボード1の端部が重ねられてい
る。
【0012】支持部材12は断面U字形の支持部122
を備えており、これに断面ハット形のピラー3が支持せ
しめられている。ピラー3は荷台Aの両側面部および前
面部に所定の間隔で配設されており、これ等ピラー3の
下部は上記支持部材12の支持部122の両側壁にリベ
ット締め固定されている。また支持部材12にはこれに
沿って下部にスカートパネル13が取付けられる。
【0013】上記ピラー3の外側には荷台の外周を囲む
外板9が設けてあり、その下端部は上記支持部材12の
支持部122の外側の側壁にリベット締め固定されてい
る。
【0014】ピラー3の内側には荷台Aの内面を形成す
る木製の内板5が設けてある。内板5はその上端部が図
略のビスにより断面ハット形をなす各ピラー3のフラン
ジ部に固定せしめてある。内板5の下端は上記ステンレ
スフロア2の起立壁201の上端よりも若干下方に位置
せしめられる。
【0015】ピラー3には、内板5の下端と上記起立壁
201の上端とがラップする高さ位置に係止部材6がリ
ベット締め固定してある。係止部材6は上方へ開口する
溝601と下方へ開口する溝602を備えた断面ほぼS
字形をなすアルミニウムの押出成形体で、各ピラー3に
かけ渡すように荷台の左右両側面および前面に一連に取
付けてある。
【0016】上記係止部材6の上向きの溝601には内
板5の下端縁が溝内に設けたリブ状の突起603まで押
込まれている、一方、下向きの溝602にはステンレス
フロア2の起立壁201の上端縁が押込まれている。な
お、上記起立壁201と上記支持部材12の内側の側壁
との間にはスペーサ8が介設されている。図3は組付け
前の係止部材6の断面形状を示すもので、U字形をなす
溝601の開口端604は開口を閉じる方向に傾斜せし
めてあり、また逆U字形をなす溝602の開口端605
も開口を閉じる方向に傾斜せしめてある。これにより、
溝601に押込まれた内板5の内面に開口端604が圧
接し、溝602に押込まれたステンレスフロア2の起立
壁201の内面に開口端605が圧接する。
【0017】係止部材6に内板5および起立壁201の
端部を組込むには、溝602に起立壁201の上端縁を
嵌合せしめて係止部材6をピラー3に固定し、次に内板
5を、その下端縁を溝601の嵌合せしめ、その上端を
ピラー3に固定する。
【0018】しかして、ステンレスフロア2の起立壁2
01の上端縁と内板5の下端縁は、荷台内から見て起立
壁201の上端に沿ってモール状に延びる係止部材6に
より係止固定され、ビスやリベットが現れず見栄えがよ
い。また従来のように大量のビスやリベット、更にリテ
ーナ4(図4)を必要としないからコスト的に有利であ
り、作業性もよい。
【0019】また内板5は、その上端をピラー3に固定
するビスやリベットを取り外し、下端縁を係止部材6か
ら抜き出すことで除去できるから、外板9を補修する場
合などにおいて、内板5の除去作業が容易である。
【0020】また、係止部材6の開口端604,605
はそれぞれ内板5およびステンレスフロア起立壁201
の内面によく密着しているからシール性がよい。そし
て、たとえ内板5と開口端604の間から若干の水漏れ
が生じたとしても、水は係止部材6の溝601の底で受
けられ、従来のように木材の内板5やスペーサ8が漏れ
た水でひたされて腐るようなことはない。溝601の底
で受けられた水は溝601の端末に開口を設けることで
排除できる。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の箱形荷台
のフロア端末固定構造は、従来構造と比して、固定部の
外観が良好であり、かつ固定作業性およびコストにおい
て有利であるとともに固定部のシール性もよい。また、
荷台外板を補修する場合などにおいて、荷台内板の脱着
が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用される車両の箱形荷台の斜視図で
ある。
【図2】図1のII−II線に沿う位置での本考案の固定構
造の断面図である。
【図3】本考案の固定構造に用いる係止部材の断面図で
ある。
【図4】従来の固定構造の図2対応図である。
【符号の説明】
A 箱形荷台 1 フロアポード 2 ステンレス鋼板 201 起立壁 3 ピラー 5 荷台内板 6 係止部材 601,602 溝 9 荷台外板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステンレス鋼板を上張りしてなる車両の
    箱型荷台のフロアにおいて、フロアボードを被覆するス
    テンレス鋼板の外縁に起立壁を形成し、箱型荷台の内面
    を被覆する荷台内板の下端縁に沿って、開口方向を逆と
    する二つの溝を有する断面ほぼS字形でアルミニウムよ
    りなる係止部材の一方の溝を嵌合せしめ、他方の溝に上
    記ステンレス鋼板の起立壁の上端縁を嵌入係止せしめて
    なる車両の箱型荷台のフロア端末固定構造。
JP1993051377U 1993-08-27 1993-08-27 車両の箱型荷台のフロア端末固定構造 Expired - Lifetime JP2588344Y2 (ja)

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JPH0715485U JPH0715485U (ja) 1995-03-14
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JP4490137B2 (ja) * 2004-03-15 2010-06-23 日野自動車株式会社 トラック用荷台構造

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