JP3286343B2 - 運搬用箱体における構成部材の結合構造及び結合方法 - Google Patents

運搬用箱体における構成部材の結合構造及び結合方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバン形トラック、トレ−
ラ、海上コンテナ等の運搬用箱体の構成部材の結合構造
及び結合方法に関するもので、さらに詳しくは運搬用箱
体を構成する骨組と外板、又は骨組と骨組との結合構造
及び結合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常の運搬用箱体は屋根部、左右の側壁
部、前壁部、床部、そして後部の扉部からなり、各部は
其々別個に骨組部材に外板を固着して組立られ、これら
の端部をリベット、ボルト等の結合部材で結合すること
によって構成されている。
【0003】そして、上記の骨組部材は通常アルミニュ
−ム押出型材で形成され、該骨組部材は取付け縁部を備
え、この取付け縁部に該側壁部又は前壁部の外板の端縁
を重合してリベット結合していたが、一般に運搬容器は
走行中の激しい振動、風雨等による厳しい環境に置かれ
る為、長年月の使用中にはリベット、ボルト等の結合部
分が弛緩して、この部分から風雨が侵入して積荷を汚染
したり、断熱構造の場合は著しく断熱性能を低下させる
等の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来この問題を解決す
るため実開昭3−67282公報に示されるように、骨
組部材にリベット結合部を形成して、このリベット結合
部にテ−パ部と外向突条部を形成し、該テ−パ部と係合
するテ−パ部と該外向突条部に係合する溝部を有する化
粧部材で該リベット結合部を覆って其々の係合部を係合
固定していたが、其々の係合が滑らかでなく、又はめ込
み時外板の中央部をずらしながら先に係合しなければな
らない為、化粧板の取付け時に外板に傷をつけたり、寸
法が少し違っても係合できなかったりした。
【0005】本発明の一つの目的は、外面に突出したリ
ベット、ボルト等の結合部材の頭を覆うカバ−部材から
なる運搬用箱体の外板と骨組部材、又は骨組と骨組との
結合構造によって組立が容易であり、又長い年月の走行
中の激しい振動、風雨等によっても容易にリベット、ボ
ルトの結合部分が弛緩しない強固な外板と骨組部材、及
び骨組部材と骨組部材との結合構造を提供することであ
る。
【0006】本発明の他の目的は、カバ−部材を取付け
縁部に容易に固着出来、しかも外板に傷をつけることな
く結合でき、外観もよい結合方法を提供することであ
る。
【0007】本発明のさらに他の目的は以下の図面及び
記載により明らかになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するために、予め屋根部、側壁部、前壁部を其々別個
に組立て、これらの端縁をリベット、ボルト等の結合部
材で結合することによって構成した運搬用箱体におい
て、該運搬用箱体の屋根部と側壁部、側壁部と前壁部、
又は側壁部と床部はアルミニュ−ム押出型材の骨組部材
で連結され、該骨組部材は該側壁部又は該前壁部の外板
の端縁と結合部材によって結合する取付け縁部を備え、
該取付け縁部の外側端縁には先端縁に係合縁を有する第
一の突出条を備え、内側端縁には第一の凹溝を備えると
共に、一方の端縁には該取付け縁部の外側端縁の該第一
の突出条と係合する第二の凹溝を備え、他方の端縁には
該取付け縁部の内側端縁の該第一の凹溝と係合する第二
の突出条を備え、該取付け縁部の外面に突出したリベッ
ト、ボルト等の結合部材の頭を覆うカバ−部材からな
り、係合時該カバ−部材と取付面との間に間隙Lを有す
ることを特徴とする運搬用箱体における構成部材の結合
構造と、該カバ−部材の下面を取付け縁部の外面に垂直
方向から接合した後、水平方向に滑らせることによっ
て、取付け縁部の第一の突出条とカバ−部材の第二の凹
溝が係合し、同時に該取付け縁部の第一の凹溝と該カバ
−部材の第二の突出条も係合し、係合終了時該カバ−部
材と取付面との間の間隙Lにシール剤を充填することを
特徴とする運搬用箱体における構成部材の結合方法を提
供する。
【0009】
【実施例】以下図面により本発明の実施例を説明する
と、図1(イ)(ロ)(ハ)(ニ)は図2の矢視A部の
本発明による運搬用箱体の外板と骨組部材とを結合する
リベットの頭をカバ−部材で覆う方法を示し、図2は図
3のB−B矢視図を示し、図3はバントラックの全体斜
視図を示し、図4は図3のC−C矢視図を示し、図5は
本発明を屋根部の端縁と側壁部及び前壁部上端縁との結
合部に適用した場合の骨組部材の一部分解斜視図を示
し、図6は本発明を床部の端縁と側壁部及び前壁部下端
縁との結合部に適用した場合の骨組部材の一部分解斜視
図を示す。
【0010】図3に示される運搬用箱体10はトラック
に架装され、屋根部12、側壁部14、前壁部16、後
扉部18、床部20で構成され、屋根部12は中間の骨
組部材22、22、・・と端部骨組部材24とをリベッ
ト26で固着して矩形の枠体を形成し、この枠体上に屋
根外板28を展張して組立られ、側壁部14及び前壁部
16は図2、図4に示されるように、断面ハット形の中
間の骨組部材22、22と縦方向に延びる端部骨組部材
32、34と横方向に延びる下端部骨組部材36と上端
部骨組部材38に外板40を展張して組立られる。
【0011】図1及び図5は本発明を屋根部12の端縁
と側壁部14及び前壁部16上端縁との結合部に適用し
た場合を示し、端部骨組部材24は上部屋根板取付片2
4aと下部取付片24bを有する断面Z形のアルミニュ
−ム押出型材で、該上部屋根板取付片24aの下面には
受溝24cと端縁には突起条24dを沿設している。
【0012】側壁部14及び前壁部16の上端部骨組部
材38は中間の骨組部材22、22、・・の上端を固着
するアングル部材38aと、外板固定片38bと該上部
屋根板取付片24aの下面に形成された受溝24cに上
端縁が挿入される結合片38cを備えた部材とをリベッ
トで結合されて構成している。
【0013】該端部骨組部材24と上端部骨組部材38
とは、断面円弧状の上端縁に形成された凹溝42aと下
端縁に形成された取付け縁部Eからなる連結部材42に
よって、該凹溝42aに該突起条24dが係合され、該
取付け縁部Eと該外板固定片38bとがリベットRで結
合されることによって連結される。
【00014】そして図1に示されるように、取付け縁
部Eの外側端縁には先端縁に係合縁E1を有する第一の
突出条E2を備え、内側端縁には第一の凹溝E3を備え
ると共に、一方の端縁には該取付け縁部Eの係合縁E1
と係合する係合縁F1を有する第二の凹溝F2を備え、
他方の端縁には該取付け縁部Eの内側端縁の該第一の凹
溝E3と係合する第二の突出条F3を備え、該取付け縁
部Eの外面に突出したリベット、ボルト等の結合部材R
の頭を覆うカバ−部材Fからなっていて、該カバ−部材
Fの下面を該取付け縁部Eの外面に垂直方向から接合し
た後、矢印に示す水平方向に滑らせることによって、該
取付け縁部Eの第一の突出条E2とカバ−部材Fの第二
の凹溝F2が係合し、同時に該取付け縁部Eの第一の凹
溝E3と該カバ−部材Fの第二の突出条F3も係合し、
係合終了時該カバ−部材と取付面との間の間隙Lにシー
ル剤を充填するよう構成され、図4に示される側壁部1
4と前壁部16を結合する断面円弧状の縦方向に延びる
骨組部材30の両側の取付縁部E,Eにも上記の構造及
び方法が適用されている。
【00015】図6は本発明を床部の端縁と側壁部及び
前壁部下端縁との結合部に適用した場合の骨組部材の一
部分解斜視図を示し、側壁部及び前壁部の下端部は断面
コの字形の壁下端部材44によって中間の骨組部22,
22・の下端が固定されている。
【00016】床骨組部材46は内側に水平に延びる床
板支持片48と、上方に延びる壁取付部材50と、下方
に延びる支持部材52からなり、該壁取付部材50の外
側上部は前記図1に示される構成と同様に、取付け縁部
Eの外側端縁には先端縁に係合縁E1を有する第一の突
出条E2を備え、内側端縁には第一の凹溝E3を備える
と共に、一方の端縁には該取付け縁部Eの係合縁E1と
係合する係合縁F1を有する第二の凹溝F2を備え、他
方の端縁には該取付け縁部Eの内側端縁の該第一の凹溝
E3と係合する第二の突出条F3を備え、該取付け縁部
Eの外面に突出したリベット、ボルト等の結合部材Rの
頭を覆うカバ−部材Fからなっていて、該カバ−部材F
の下面を該取付け縁部Eの外面に垂直方向から接合した
後、矢印に示す水平方向に滑らせることによって、該取
付け縁部Eの第一の突出条E2とカバ−部材Fの第二の
凹溝F2が係合し、同時に該取付け縁部Eの第一の凹溝
E3と該カバ−部材Fの第二の突出条F3も係合するよ
う構成されていてカバ−部材FによってリベットRの頭
が覆れる。
【00017】
【効果】本発明は以上の構成であるから、運搬用箱体の
外面に突出したリベット、ボルト等の結合部材の頭を覆
うカバ−部材からなる運搬用箱体の外板と骨組部材、又
は骨組と骨組との結合構造によって組立が容易であり、
長い年月の走行中の激しい振動、風雨等によっても容易
にリベット、ボルトの結合部分が弛緩しない強固な外板
と骨組部材との結合構造となり、又カバ−部材を取付け
縁部に容易に固着出来、しかも外板に傷をつけることな
く結合できる。
【00018】
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の矢視A部の本発明による運搬用箱体の外
板と骨組部材とを結合するリベットの頭をカバ−部材で
覆う方法を示す。
【図2】図3のB−B矢視図を示す。
【図3】バントラックの全体斜視図を示す。
【図4】図3のC−C矢視図を示す。
【図5】本発明を屋根部の端縁と側壁部及び前壁部上端
縁との結合部に適用した場合の骨組部材の一部分解斜視
図を示す。
【図6】本発明を床
【符号の説明】
L 係合時カバ−部材と取付面との間の間隙 R リベット E 取付縁部 E1 係合縁 E2 第一の突出条 E3 第一の凹溝 F カバ−部材 G カバ−部材 F1 係合縁 F2 第二の凹溝 F3 第二の突出条 10 運搬用箱体 12 屋根部 14 側壁部 16 前壁部 18 後扉部 20 床部 22 中間の骨組部 24 端部骨組部材 24a 上部屋根板取付片 24b 下部取付片 24c 受溝 24d 突 起条 26 リベット 28 屋根外板 30 骨組部材 32 端部骨組部材 34 端部骨組部材 36 下端部骨組部材 38 上端部骨組部材 38a アングル部材 38b 外板固定片 38c 結合片 40 外板 42 連結部材 42a 凹溝 44 壁下端部材 46 床骨組部材 48 床板支持片 50 壁取付部材 52 支持部材 54 断面L字形部材 55 横根太 56 ボルト 58 ナット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め屋根部、側壁部、前壁部を其々別個
    に組立て、これらの端縁をリベット、ボルト等の結合部
    材で結合することによって構成した運搬用箱体におい
    て、該運搬用箱体の屋根部と側壁部、側壁部と前壁部、
    又は側壁部と床部はアルミニュ−ム押出型材の骨組部材
    で連結され、該骨組部材は該側壁部又は該前壁部の外板
    の端縁と結合部材によって結合する取付け縁部を備え、
    該取付け縁部の外側端縁には先端縁に係合縁を有する第
    一の突出条を備え、内側端縁には第一の凹溝を備えると
    共に、一方の端縁には該取付け縁部の外側端縁の該第一
    の突出条と係合する第二の凹溝を備え、他方の端縁には
    該取付け縁部の内側端縁の該第一の凹溝と係合する第二
    の突出条を備え、該取付け縁部の外面に突出したリベッ
    ト、ボルト等の結合部材の頭を覆うカバ−部材からな
    り、係合時該カバ−部材と取付面との間に間隙Lを有す
    ることを特徴とする運搬用箱体における構成部材の結合
    構造。
  2. 【請求項2】 カバ−部材の下面を取付け縁部の外面
    に垂直方向から接合した後、水平方向に滑らせることに
    よって、取付け縁部の第一の突出条とカバ−部材の第二
    の凹溝が係合し、同時に該取付け縁部の第一の凹溝と該
    カバ−部材の第二の突出条も係合し、係合終了時該カバ
    −部材と取付面との間の間隙Lにシール剤を充填するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の運搬用箱体
    における構成部材の結合方法。
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