JP2011148357A - 貨物運搬車両の荷箱化粧材取付構造 - Google Patents

貨物運搬車両の荷箱化粧材取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】化粧材を極力弾性変形させずに簡単に取り付けることができ、変形やクラック、腐食等の発生を防止することができる化粧材取付構造を提供する。
【解決手段】フレーム部材13の幅方向の一端部の表面に、化粧材7の幅方向の一端部を突き当てる凸部41が設けられるとともに、凸部41の側面に、フレーム部材13の他端方向に向けて開口する溝部42が形成され、フレーム部材13の他端部に、その裏面をパネル3表面から浮かせた状態の屈曲片44が形成され、化粧材7は、フレーム部材13に対向するカバー部51の幅方向の一端部に、溝部42に係合される突き当て端部52が形成され、カバー部51の幅方向の他端部に、屈曲片44とパネル3表面との隙間45に挿入される押し込み片54が設けられ、これら屈曲片44及び押し込み片54に、隙間45に押し込み片54が挿入したときに相互に係合する抜け止め突起46,57が配設されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、バン型車両等の貨物運搬車両の荷箱に設けられる化粧材の取付構造に係り、詳しくは荷箱のパネル接合部に配置されるボルト等の固定具を覆う化粧材の取付構造に関する。
バン型車両等の貨物運搬車両において、その荷箱は、車両の荷台上に複数枚の壁パネルと天井パネルとを接合して構成されている。この場合、パネルの接合部は、パネルを構成する部材間をボルト、リベット、ビス等によって固定しているが、これら固定具の突起部を隠して外面を滑らかに見せ、また、汚れの溜まりを防止するために、固定具の付近を化粧材によって覆うようにしている。
この化粧材としては、材料にはアルミニウム合金や樹脂が多く用いられている。
このような化粧材の取付構造として、従来では、例えば特許文献1〜4に示されるものがある。
特許文献1記載の構造は、パネルの段部の端縁部にテーパ部が形成され、そのテーパ部から離れた位置に外向き突条が設けられ、一方、化粧部材には、その一端部に段部のテーパ部に係合するテーパ部が形成され、他方の端部に段部の突条に係合する溝部が設けられている。そして、化粧部材を段部に被せる際に、その一端部のテーパ部を段部のテーパ部に係合させた状態で、他方の端部の溝部を弾性変形させながら突条に係合するようになっている。
また、特許文献2〜4記載の構造も、特許文献1記載のものと同様に、パネルを構成する部材の離れた二か所に係合部が設けられ、化粧材の一端部をその一方の係合部に係合し、他端部を弾性変形させながら他方の係合部に係合する構成とされている。
実開平3−67282号公報 実用新案登録第2526581号公報 実用新案登録第2590333号公報 特開2003−252239号公報
ところで、いずれの特許文献記載のものも、化粧材を弾性変形させて取り付けるようにしているため、その弾性変形量を見込んで、化粧材の肉厚や外形寸法等を設定する必要があるが、その設定は困難であり、塑性変形が生じて係合不能となるなどの不具合が生じ易い。逆に、弾性変形量が小さい場合などには、プラスチックハンマー等で叩き込むことが行われるが、そのときの衝撃によって化粧材に凹みを生じるおそれがある。
また、化粧材としてアルミニウム合金を使用した場合、その表面のアルマイト皮膜にクラックが生じ、美観を損ねるだけでなく、クラック部から不純物が侵入して腐食が生じるおそれもある。
また、係合部のクリアランスを大きくすると、ガタが生じて汚れ等が付着し、腐食が生じる原因となり、その解決のためにガタを埋める多くのシール材が必要になる。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、化粧材を極力弾性変形させずに簡単に取り付けることができ、変形やクラック、腐食等の発生を防止することができる化粧材取付構造の提供を目的とする。
本発明の化粧材取付構造は、貨物運搬車両の荷箱の表面を構成するパネルの端部に、前記パネルを端縁に沿って覆う一つ又は複数部材からなるフレーム部材が固定具によりパネルに固定状態に設けられるとともに、前記フレーム部材に、その表面に露出する前記固定具の露出部を覆う帯状の化粧材が前記パネルの端部に沿って取り付けられてなる貨物運搬車両の荷箱化粧材取付構造であって、前記フレーム部材の幅方向の一端部の表面に、前記化粧材の幅方向の一端部を突き当てる凸部が設けられるとともに、前記凸部の側面に、前記フレーム部材の他端方向に向けて開口する溝部が形成され、前記フレーム部材の他端部に、その裏面を前記パネル表面から浮かせた状態の屈曲片が形成され、前記化粧材は、前記フレーム部材に対向するカバー部の幅方向の一端部に、前記溝部に係合される突き当て端部が形成され、前記カバー部の幅方向の他端部に、前記屈曲片とパネル表面との隙間に挿入される押し込み片が設けられ、これら屈曲片及び押し込み片に、前記隙間に前記押し込み片が挿入したときに相互に係合する抜け止め突起が配設されていることを特徴とする。
この化粧材取付構造においては、フレーム部材は、その屈曲片とパネル表面との隙間が反対側端部の凸部の溝部と同じ方向に向けて開口しており、したがって、フレーム部材の外側方位置からパネル表面に沿って化粧材をスライドさせながら、フレーム部材の凸部の溝部に化粧材の突き当て端部を係合するとともに、フレーム部材の屈曲片とパネル表面との隙間に化粧材の押し込み片を挿入して、抜け止め突起を係合状態とすることにより、化粧材を取り付けることができる。
この場合、フレーム部材の屈曲片と化粧材の押し込み片との抜け止め突起が係合する際には、化粧材は背面をパネルの表面に支持されるので、変形することはなく、フレーム部材の屈曲片の抜け止め突起が化粧材の押し込み片の抜け止め突起を乗り越えるように、屈曲片が弾性変形することになる。このフレーム部材の屈曲片は、化粧材に覆われるので、塑性変形が残ったとしても外観上には現れない。また、フレーム部材はアルミニウム合金により形成されるのが一般的であるが、万一屈曲片でアルマイト皮膜にクラックが生じたとしても、化粧材に覆われているので、外部から雨水等が侵入することは少なく、腐食の発生を防止することができる。
本発明の荷箱化粧材取付構造において、前記化粧材の突き当て端部は、前記フレーム部材の凸部の側面及び前記溝部の内面の少なくとも二面に当接しているとよい。
化粧材の突き当て端部がフレーム部材に二面以上で当接するので、これら複数の面によって化粧材を拘束し、抜け止め突起による係合が一端部のみであっても、化粧材を確実に固定することができる。
本発明の荷箱化粧材取付構造において、前記化粧材の前記カバー部と押し込み片との間の折り返し部の外面が、外側方に向けて突出する横断面山形状に形成され、前記折り返し部の外面と前記パネル表面との間に溝部が形成されているとよい。
化粧材を取り付けると、その折り返し部外面とパネル表面との間に溝部が形成されるので、その溝部を利用してシール材を溜めることができる。
さらに、本発明の荷箱化粧材取付構造において、前記化粧材の少なくとも外面に反射材が設けられているとよい。
反射材がパネルの端部に配置されるので、夜間においても荷箱の大きさを把握でき、安全である。反射材は、化粧材の外面に反射テープ(又は蛍光テープ)を貼付する、あるいは、蛍光塗料を塗布することにより、設けることができる。
本発明の荷箱化粧材取付構造によれば、化粧材を取り付ける際に、化粧材ではなくフレーム部材の屈曲片が弾性変形するので、外表面に配置される化粧材の変形やクラック、腐食等の発生を確実に防止することができる。フレーム部材の屈曲片に変形等が生じたとしても、化粧材に覆われるので、外観を損なうことはなく、腐食等の発生も防止できる。
荷箱の側面パネルに適用した本発明の第1実施形態の化粧材取付構造を示す縦断面図である。 図1において化粧材を外した状態の側面パネルの正面図である。 図1の化粧材の取付部分について側面パネルの外面を図の上方に向けた状態で拡大して示しており、(a)が全体断面図、(b)が突き当て端部付近の拡大断面図である。 図3の化粧材の取付手順を(a)から(d)の順に示す断面図である。 第1実施形態の荷箱化粧材取付構造が適用される貨物運搬車両の例を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態の荷箱化粧材取付構造を示す図3同様の(a)が全体断面図、(b)が突き当て端部付近の拡大断面図である。
以下、本発明に係る荷箱化粧材取付構造の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図5は、本発明の荷箱化粧材取付構造が適用される貨物運搬車両の例を示している。この貨物運搬車両1はバン型の車両であり、その荷箱2は、側面パネル3、天井パネル4、前側パネル(図5では隠れて見えない)、後部扉5により、直方体状に形成されている。そして、側面パネル3の四辺、つまり天井パネル4との接合部、床板との接合部、前側パネルとの接合部、及び後部扉5との接合部に、本発明に係る化粧材取付構造が採用されている。この図5におけるA−A線に沿う断面を図1に示しており、この図1においては、側面パネル3の天井パネル4との接合部及び床板6との接合部、つまり側面パネル3の上端部及び下端部に化粧材7が取り付けられている。
側面パネル3は、矩形のパネル構成材11の四辺の各端部がフレーム部材12〜14により 覆われた状態に構成されている。
このフレーム部材のうち、側面パネル3の上端部に設けられる上端部フレーム部材12は、横断面コ字状に形成され、パネル構成材11の端面に当接する端板部15の両側に、パネル構成材11の表裏面に配置される側板部16,17が一体に成形されており、アルミニウム合金の押出成形によって形成されている。
側面パネル3の下端部に設けられる下端部フレーム部材13は、荷箱2の床板6の両側部も覆っており、その床板6の側端面に配置される縦板部18に、床板6の上面に配置される上板部19、床板6の下面に配置される下板部20が一体に形成され、その上板部19に、側面パネル3のパネル構成材11の表裏面に配置される側板部16,17が一体に形成されている。このため、側面パネル3の外側に配置される側板部16は床板6の側端面に配置される縦板部18に連結状態に一体成形されており、側面パネル3のパネル構成材11の端面に当接する端板部15は、上板部19の一部が兼用している。
また、側面パネル11の上端部には、荷箱2の天井パネル4が接合されており、天井パネル4の両側部に取り付けられたコーナーフレーム部材31が側面パネル3の上端部フレーム部材12にボルト32によって締結されている。このコーナーフレーム部材31は、側面パネル11の上端部フレーム部材12の上方を円弧状カバー部33で覆っており、その円弧状カバー部33の先端部が上端部フレーム部材12の外側の側板部16の一部に重ねられた状態に固定され、これらコーナーフレーム部材31及び上端部フレーム部材12が一体のフレーム部材を構成するように接合されている。
また、この側面パネル3の各端部フレーム部材12〜14は、図2に示すように、側面パネル3の長さ方向に適宜の間隔(例えば40〜60cm)をおいてリベット等の固定具34によってパネル構成材11に一体に固定されている。この場合、固定具34は、各端部フレーム部材の両側板部16,17の幅方向の中間部分に設けられており、各固定具34の頭部が側板部16,17の表面に露出している。そして、側面パネル3の外面に露出する固定具34の頭部を隠すように、帯板状の化粧材7が各端部フレーム部材に取り付けられている。
次に、この化粧材7の取付構造について、図3及び図4を参照しながら説明する。この図3及び図4は、下端部フレーム部材13を一部簡略化して示している(これらの図では便宜上、側面パネルの外面を図の上方に向けて示している)が、上端部フレーム部材12については後述するようにほぼ同様の取付構造であるので、以下では、この下端部フレーム部材13の取付構造について詳細に説明し、その場合に下端部フレーム部材を単にフレーム部材と称することとする。
このフレーム部材13には、側面パネル3の外面に配置される側板部16よりも床板6の側端面を覆う縦板部18の方が外方に突出して形成されており、このため、これら側板部16と縦板部18との連結部分、つまり側板部16の基端部に、側板部16の表面から突出状態に凸部41が形成され、この凸部41の側面に、側板部16の先端方向(図3では右方向、図1では図示略しているが上方向となる)に向けて開口する溝部42が形成されている。この溝部42は、図3(b)及び図4(a)に示すように横断面がV字形状に形成されている。一方、側板部16の先端部には、その裏面を側面パネル3の表面から浮かせた状態とする屈曲片44が形成されている。この屈曲片44は、側板部16において固定具34が取り付けられている中間部分よりも先端側で屈曲しており、その屈曲片44と側面パネル3の表面との間に溝状の隙間45が形成されている。また、屈曲片44の先端部の裏面には、図4(a)に示すように側面パネル3表面との隙間45を狭める突起46が形成されている。
そして、化粧材7は、フレーム部材13の表面を対向状態に覆う帯板状のカバー部51の幅方向の一端部に、フレーム部材13の凸部41に当接して溝部42に係合される突き当て端部52が形成されている。この突き当て端部52は、フレーム部材13の溝部42が横断面V字状に形成されていることにより、先端部が横断面山形形状に形成されている。この場合、突き当て端部52の横断面山形形状となっている部分の基端部には、突き当て端部52の突き当て方向と直交する方向に立ち上げ面52aが形成されており、突き当て端部52が溝部42に係合すると、この立ち上げ面52aが凸部41の側面41aに当接するようになっている。また、突き当て端部52と溝部42とは、立ち上げ面52aに連続する突き当て端部52の外向き傾斜面52bと、溝部42の内面42aとが接触する。つまり、これら化粧材7とフレーム部材13とは、突き当て端部52の立ち上げ面52a及び外向き傾斜面52bの二面が、凸部41の側面41a及び溝部42の内面42aの二面に当接し、これら二面によって突き当て端部52の移動が拘束された状態となる。
一方、この化粧材7におけるカバー部51の幅方向の他端部には、フレーム部材13の屈曲片44と側面パネル3表面との隙間45に挿入される押し込み片54が折り返し部55を経由して一体に形成されている。この場合、押し込み片54とカバー部51とは平行に形成され、その間の折り返し部55が押し込み片54及びカバー部51と直交する方向に形成されており、これら押し込み片54、カバー部51及び折り返し部55により、横断面矩形状の溝部56が形成されている。また、押し込み片54の先端部には、フレーム部材13の屈曲片44に形成された突起46と相互に係合する突起57がカバー部51に向けて突出形成されている。これら突起46,57のうち、屈曲片44に設けられる突起46は、この突起46により狭められた側面パネル3表面との隙間45が押し込み片54の突起57の部分の厚さよりも小さくなるように形成され、また、この押し込み片54の突起57の部分の厚さは、屈曲片44と側面パネル3表面との隙間45の突起46よりも奥の部分に対してわずかに大きく形成されている。
なお、化粧材7のカバー部51の外面には、蛍光塗料を塗布した反射テープ58が貼付される。
次に、フレーム部材13に化粧材7を取り付ける方法について図4にしたがって説明する。
図4(a)に示すように、フレーム部材13の屈曲片44よりも外側方位置から化粧材7の突き当て端部52をフレーム部材13に向けて配置し、矢印で示すように、化粧材7をフレーム部材13に向けて側面パネル3の表面に沿ってスライドする。
図4(b)は、スライドした化粧材7がフレーム部材13に当接した状態を示しており、化粧材7の押し込み片54先端の突起57がフレーム部材13の屈曲片44先端の突起46に当接している。このときは、化粧材7の先端の突き当て端部52はフレーム部材13には当接していない。
そして、この図4(b)に示す状態からさらに化粧材7をスライドしながら押し込み片54を屈曲片44と側面パネル3の表面との隙間45に押し込むと、図4(c)に示すように、押し込み片54先端の突起57が屈曲片44先端の突起46の下に潜り込むようにして屈曲片44と側面パネル3表面との隙間45に侵入する。このとき、押し込み片54は、その背面が側面パネル3表面に接触しているため変形が生じることはない。一方、屈曲片44は、その表裏方向には拘束されるものがないので、押し込み片54の突起57に押し上げられることにより、固定具34による固定位置を中心として先端を上方に向けて反り上げるように撓み変形が生じ、その先端の突起46が、隙間45内に侵入してくる押し込み片54先端の突起57を乗り越える。
この屈曲片44先端の突起46が押し込み片54先端の突起57を乗り越えると、図4(d)に示すように、化粧材7の突き当て端部52がフレーム部材13の凸部41に当接して溝部42内に係合する。この図4(d)に示す状態が取付状態であり、押し込み片54は、その先端の突起57が屈曲片44の突起46よりも奥の方に侵入していることから抜け止めされ、一方、突き当て端部52の立ち上げ面52a及び外向き傾斜面52bが、凸部41の側面41a及び溝部42の内面42aの二つの平面に当接状態となることにより、厚さ方向の移動が拘束された状態となっており、これにより、化粧材7は、フレーム部材13を覆った姿勢に固定される。
以上、下端部フレーム部材13における化粧材取付構造について説明したが、上端部フレーム部材12においても、その取付構造の主要部分は下端部フレーム部材13と同様である。この上端部フレーム部材12においては、前述したようにコーナーフレーム部材31の円弧状カバー部33の先端部が側板部16に重なるように設けられており、化粧材7の突き当て端部52を当接する凸部41及び溝部42は、コーナーフレーム部材31の円弧状カバー部33に形成されている。その他の取付構造は下端部フレーム部材13の場合と同様であるので、説明を省略する。
本発明でフレーム部材とは、側面パネル3の下端部に設けられる下端部フレーム部材13のように床板6も一体に覆う構造のもの、あるいは、側面パネル3の上端部に設けられる上端部フレーム部材12と天井パネル4の側端部を覆うコーナーフレーム部材31との二つの部材を組み合わせたもの、のいずれをも含むものとする。
図6は本発明の第2実施形態を示している。この第2実施形態の取付構造においては、フレーム部材61の凸部62に形成される溝部63及びこの溝部63に係合する化粧材64の突き当て端部65が横断面矩形状に形成されている。そして、突き当て端部65の立ち上げ面65a、外向き側面65b及び先端面65cが、凸部62の側面62a、溝部63の内側面63a及び底面63bに当接している。したがって、化粧材64は三つの平面によって拘束されることになり、より確実に取付姿勢に保持することができる。
また、化粧材64のカバー部51と押し込み片54との間の折り返し部66が、外側方に向けて突出する横断面山形状に形成されており、これらカバー部51、押し込み片54及び折り返し部66により、屈曲片44を配置する溝部67が形成されるが、折り返し部66の外面と側面パネル3の表面との間にも断面三角状の溝部68が形成される。このため、パネル3の表面と化粧材64の折り返し部66との間にシール材69を充填する場合に、溝部68によりシール材69を溜め易く、これらの間に確実にシール材69を介在することができる。
なお、フレーム部材61をパネル3に固定する固定具70としてはリベットが用いられている。その他、第1実施形態と共通部分には同一符号を付して説明を省略する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、化粧材の突き当て端部及びその突き当て端部を当接状態に係合するフレーム部材の溝部は、二つ又は三つの平面により構成したが、凸円弧状の突き当て端部及び凹円弧面状の溝部とする構成としてもよい。
また、第2実施形態で折り返し部の外面とパネル表面との間にシール材を充填したが、押し込み片先端の屈曲片とパネル表面との隙間にシール材を充填してもよい。
また、化粧材に反射テープを貼付したが、化粧材に蛍光塗料を直接塗布してもよく、本発明では反射テープ及び蛍光塗料を含めて反射材と称している。
1 貨物運搬車両
2 荷箱
3 側面パネル
7 化粧材
11 パネル構成材
12〜14 フレーム部材
15 端板部
16,17 側板部
31 コーナーフレーム部材
33 円弧状カバー部
34 固定具
41 凸部
41a 側面
42 溝部
42a 内面
44 屈曲片
45 隙間
46 突起(抜け止め突起)
51 カバー部
52 突き当て端部
52a 立ち上げ面
52b 外向き傾斜面
54 押し込み片
55 折り返し部
56 溝部
57 突起(抜け止め突起)
58 反射テープ(反射材)
61 フレーム部材
62 凸部
62a 側面
63 溝部
63a 内側面
63b 底面
64 化粧材
65 突き当て端部
65a 立ち上げ面
65b 外向き側面
65c 先端面
66 折り返し部
67 溝部
68 溝部
69 シール材
70 固定具

Claims (4)

  1. 貨物運搬車両の荷箱の表面を構成するパネルの端部に、前記パネルを端縁に沿って覆う一つ又は複数部材からなるフレーム部材が固定具によりパネルに固定状態に設けられるとともに、前記フレーム部材に、その表面に露出する前記固定具の露出部を覆う帯状の化粧材が前記パネルの端部に沿って取り付けられてなる貨物運搬車両の荷箱化粧材取付構造であって、
    前記フレーム部材の幅方向の一端部の表面に、前記化粧材の幅方向の一端部を突き当てる凸部が設けられるとともに、前記凸部の側面に、前記フレーム部材の他端方向に向けて開口する溝部が形成され、前記フレーム部材の他端部に、その裏面を前記パネル表面から浮かせた状態の屈曲片が形成され、前記化粧材は、前記フレーム部材に対向するカバー部の幅方向の一端部に、前記溝部に係合される突き当て端部が形成され、前記カバー部の幅方向の他端部に、前記屈曲片とパネル表面との隙間に挿入される押し込み片が設けられ、これら屈曲片及び押し込み片に、前記隙間に前記押し込み片が挿入したときに相互に係合する抜け止め突起が配設されていることを特徴とする貨物運搬車両の荷箱化粧材取付構造。
  2. 前記化粧材の突き当て端部は、前記フレーム部材の凸部の側面及び前記溝部の内面の少なくとも二面に当接していることを特徴とする請求項1記載の貨物運搬車両の荷箱化粧材取付構造。
  3. 前記化粧材の前記カバー部と押し込み片との間の折り返し部の外面が、外側方に向けて突出する横断面山形状に形成され、前記折り返し部の外面と前記パネルの表面との間に溝部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の貨物運搬車両の荷箱化粧材取付構造。
  4. 前記化粧材の少なくとも外面に反射材が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の貨物運搬車両の荷箱化粧材取付構造。
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