JP2529491Y2 - 運搬用箱体の側壁構造 - Google Patents

運搬用箱体の側壁構造

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JP2529491Y2
JP2529491Y2 JP1225493U JP1225493U JP2529491Y2 JP 2529491 Y2 JP2529491 Y2 JP 2529491Y2 JP 1225493 U JP1225493 U JP 1225493U JP 1225493 U JP1225493 U JP 1225493U JP 2529491 Y2 JP2529491 Y2 JP 2529491Y2
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ridge
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ridges
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義之 北條
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バン型車両や海上コン
テナなどの運搬用箱体の側壁構造に関するものである。
更に詳しくいえば、主要骨組がアルミニウム系の部材で
構成され、しかも側壁の外皮部材がアルミニウム系の薄
い平板で構成され、かつこれら骨組と平板がリベット接
合で組立てられた運搬用箱体(図5)の側壁構造の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は本考案が実施されるバン型車両の
側面図である。図6は図5のC−C断面で、上部側枠材
1と外板2の上端縁との結合構造並びに下部側枠材3と
外板2の下端縁との結合構造を示す。まず、上部側枠材
1と外板2の上端縁との構成について説明すると、上部
側枠材1の下向きの垂直フランジ1aの内側に外板2の上
端縁が重ねられリベット4で箱体の長手方向にわたり、
1条以上(図で2条)で比較的小ピッチで固着されてい
る。又下部側枠材3と外板2の下端縁との結合は下部側
枠材3の上向きの垂直フランジ3aの外側に外板2の下端
縁部が重ねられリベット4で箱体の長手方向にわたり1
条以上(図では2条)で、比較的小ピッチで両者は固着
されている。上述したように比較的肉厚の側枠材1,3
と薄い外板2とのリベット4による接合は、弱者即ち薄
い外板2側に悪影響があらわれる。即ち、リベット4の
打鋲により発生する歪が薄い外板2側に生じ、リベット
打ち後の完成した側壁外表面に波打ち(凹凸)となって
表われ、箱体の美観を著しく損ねていた。
【0003】
【考案により解決しようとする課題】本考案は上述した
問題に鑑み、リベット打ちによる波打ち現象を極力抑
え、外観の美しい箱体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】外板2の上端縁部と上部
側枠材1の垂直フランジ1aとを重ね合せて両者をリベッ
ト4で固着し、又外板2の下端縁部と下部側枠材3の垂
直フランジ3aとを重ね合せて両者をリベット4で固着し
た運搬用箱体の側壁構造において、前記上部側枠材1の
垂直フランジ1aにその長手方向にわたって1条以上の外
向突条5を設け、又前記外板2の上端縁部に前記突条5
の裏側凹溝に重合する突条6を設け、前記突条5と突条
6を重ね合せたのち、前記突条5と6の重ね合せ部より
上で前記垂直フランジ1aと前記外板の上端縁部を長手方
向にわたってリベット4で固着した。又前記下部側枠材
3の垂直フランジ3aに長手方向にわたって1条以上の突
条5′を設け、前記外板2の下端縁部近くに前記突条
5′に重合する突条6′を設け、前記突条5′と突条
6′を重ね合せて前記突条5′,6′の重ね合せ部より
下方で前記垂直フランジ3aと前記外板2の下端縁部を長
手方向にわたってリベット4で固着した。さらに又上部
側枠材1の垂直フランジ1aに長手方向にわたって1条以
上の突条5を設け、前記外板2の上端縁部近くに前記突
条5の裏側凹溝に重合する突条6を設け、前記突条5と
突条6を重ね合せて、前記突条5より上部で前記垂直フ
ランジ1aと前記外板2の上端縁部を長手方向にわたって
リベット4で固着し、さらに前記下部側枠材3の垂直フ
ランジ3aに長手方向にわたって1条以上の突条5′が設
けられ前記外板2の下端縁部近くに前記突条5′に重合
する突条6′を設け、前記突条5′と突条6′が重合し
て前記突条5より下部で前記垂直フランジ3aと前記外板
2の下端縁部とをリベット4で固着した。
【0005】
【作用】枠材垂直フランジ1a又は3aに設けた突条5又は
5′と、外板2側に設けた突条6又は6′を重ね合せ、
この重ね合せ部より上部側枠材にあっては上、下部側枠
材にあっては重ね合せ部より下でリベット打ちして固着
するので、突条の重ね合せ部が境界となり、リベット打
ち時に発生する凹凸が、この境界部より外の外板部に影
響しなくなった。
【0006】
【実施例】図1〜図4に基いて説明する。本考案は、上
部側枠材1にあっては、上部側枠材1の下向きの垂直フ
ランジ1aと外板2の上端縁部にそれぞれ突条5と6を設
け、これらを互いに重ね合せて、リベット4で固着し
た。このように外板2側の端縁部に突条5,6を設ける
ことにより、その上部でリベット打ちされても歪は突条
部を境にしてそれより下部には影響を及ぼさないで、外
板2の波打ち現象が見えないようになる。又下部側枠材
3においても上記と同じ様に、下部側枠材3と外板2に
1条又はそれ以上の突条5′と6′を設け、これらを重
ね合せてリベット4で結合する構成をとっている。リベ
ット4は突条5′と6′の重ね合わされた部分より下側
に打鋲される。
【0007】図の実施例では上下側枠材1と3に突条
5,6又は5′,6′を設けている。このように基本的
には突条は上部側枠材1と下部側枠材3の両方に設ける
のが基本であるが、いずれか一方の凹凸による外観の低
下を問題にしなければ上部又は下部だけでも差し支えな
い。又、下部側枠材3と外板2の下端縁との結合におい
て、下部側枠材3の突条5′の裏側凹溝に外板2の突条
6′が重なるようにしたが、これを逆、即ち図1(b)
に示す如く外板2の突条6′の裏側凹溝に下部側枠材3
の突条5′が重なるようにして、重ね合わせ部より下方
で垂直フランジ3aと外板2の下端縁部を長手方向にわた
ってリベット4で固着してもよいことは勿論である。
【0008】
【効果】上部側枠材1にあっては重ね合されている突条
5と6の上側で、下部側枠材3にあっては同じく重ね合
されている突条5′と6′の下側でそれぞれの垂直フラ
ンジ1a又は3aと外板2をリベット打ちして固着するよう
にした。これによりリベット打鋲時にリベット4の周辺
に発生する歪が突条の部分が境界となり、この突条部を
超えた外板部に影響せず、外観を害ねる波打ち現象が解
消された。かくして、運搬用箱体の側壁構造の外観をよ
り美しく構成することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の側枠材と外板の接合構造を示す断面
図。
【図2】図1のA部詳細図。
【図3】図1のB部詳細図。
【図4】本考案における突条を2条にした場合の実施
例。
【図5】公知バン型車両の側面図。
【図6】図5のC−C矢視断面図。
【符号の説明】
1 上部側枠材 1a 垂直フランジ 2 外板 3 下部側枠材 3a 垂直フランジ 4 リベット 5,6,5′,6′ 突条

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外板(2)の上端縁部と上部側枠材
    (1)の垂直フランジ(1a)とを重ね合せて両者をリ
    ベット(4)で固着し、又外板(2)の下端縁部と下部
    側枠材(3)の垂直フランジ(3a)とを重ね合せて両
    者をリベット(4)で固着した運搬用箱体の側壁構造に
    おいて、前記上部側枠材(1)の垂直フランジ(1a)
    にその長手方向にわたって1条以上の外向突条(5)を
    設け、又前記外板(2)の上端縁部に前記突条(5)の
    裏側凹溝に重合する突条(6)を設け、前記突条(5)
    と突条(6)を重ね合せたのち、前記突条(5と6)の
    重ね合せ部より上方で前記垂直フランジ(1a)と前記
    外板(2)の上端縁部を長手方向にわたってリベット
    (4)で固着したことを特徴とする運搬用箱体の側壁構
    造。
  2. 【請求項2】 外板(2)の上端縁部と上部側枠材
    (1)の垂直フランジ(1a)とを重ね合せて両者をリ
    ベット(4)で固着し、又外板(2)の下端縁部と下部
    側枠材(3)の垂直フランジ(3a)とを重ね合せて両
    者をリベット(4)で固着した運搬用箱体の側壁構造に
    おいて、下部側枠材(3)の垂直フランジ(3a)に長
    手方向にわたって1条以上の突条(5′)を設け、前記
    外板(2)の下端縁部近くに前記突条(5′)に重合す
    る突条(6′)を設け、前記突条(5′)と突条
    (6′)を重ね合せて前記突条(5′,6′)の重ね合
    せ部より下方で前記垂直フランジ(3a)と前記外板
    (2)の下端縁部を長手方向にわたってリベット(4)
    で固着したことを特徴とする運搬用箱体の側壁構造。
  3. 【請求項3】 外板(2)の上端縁部と上部側枠材
    (1)の垂直フランジ(1a)とを重ね合せて両者をリ
    ベット(4)で固着し、又外板(2)の下端縁部と下部
    側枠材(3)の垂直フランジ(3a)とを重ね合せて両
    者をリベット(4)で固着した運搬用箱体の側壁構造に
    おいて、上部側枠材(1)の垂直フランジ(1a)に長
    手方向にわたって1条以上の突条(5)を設け、前記外
    板(2)の上端縁部近くに前記突条(5)の裏側凹溝に
    重合する突条(6)を設け、前記突条(5)と突条
    (6)を重ね合せて、前記突条(5)より上部で前記垂
    直フランジ(1a)と前記外板(2)の上端縁部を長手
    方向にわたってリベット(4)で固着し、さらに前記下
    部側枠材(3)の垂直フランジ(3a)に長手方向にわ
    たって1条以上の突条(5′)が設けられ前記外板
    (2)の下端縁部近くに前記突条(5′)に重合する突
    条(6′)を設け、前記突条(5′)と突条(6′)が
    重合して前記突条(5)より下部で前記垂直フランジ
    (3a)と前記外板(2)の下端縁部とをリベット
    (4)で固着したことを特徴とする運搬用箱体の側壁構
    造。
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JPH07893U JPH07893U (ja) 1995-01-06
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