JP2560709Y2 - バン型車両の下部側枠材の化粧構造 - Google Patents
バン型車両の下部側枠材の化粧構造Info
- Publication number
- JP2560709Y2 JP2560709Y2 JP5804193U JP5804193U JP2560709Y2 JP 2560709 Y2 JP2560709 Y2 JP 2560709Y2 JP 5804193 U JP5804193 U JP 5804193U JP 5804193 U JP5804193 U JP 5804193U JP 2560709 Y2 JP2560709 Y2 JP 2560709Y2
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- JP
- Japan
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- lower frame
- frame member
- piece
- ridge
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バン型車両の下部側枠
材の化粧構造に関するものである。更に詳しくいえば、
下部側枠材に対し側壁あるいはクロスメンバ−(根太)
の端部を強固に固着すべく用いられるリベット等の頭部
を化粧板で覆い、バン型車両の美観を向上させるための
バン型車両の下部側枠材のリベット頭隠し用の化粧構造
に関するものである。
材の化粧構造に関するものである。更に詳しくいえば、
下部側枠材に対し側壁あるいはクロスメンバ−(根太)
の端部を強固に固着すべく用いられるリベット等の頭部
を化粧板で覆い、バン型車両の美観を向上させるための
バン型車両の下部側枠材のリベット頭隠し用の化粧構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のバン型車両の下部側枠材の構造に
ついて図2及図3を用いて説明する。図3は図2のa−
a断面拡大図である。図において、1はバン型車両Vの
下部側枠材、2は側壁で内張板2aと外板2bの間に例えば
ウレタンホ−ム等の断熱材2cが充填されている。3は床
板、4は前記下部側枠材1に対し長手方向に略等間隔で
配列された例えばH型鋼よりなるクロスメンバ−であ
る。前記側壁2の下端とクロスメンバ−4の端部は図3
に示すように下部側枠材1に対しその長手方向に亘って
リベット等で固着されている。
ついて図2及図3を用いて説明する。図3は図2のa−
a断面拡大図である。図において、1はバン型車両Vの
下部側枠材、2は側壁で内張板2aと外板2bの間に例えば
ウレタンホ−ム等の断熱材2cが充填されている。3は床
板、4は前記下部側枠材1に対し長手方向に略等間隔で
配列された例えばH型鋼よりなるクロスメンバ−であ
る。前記側壁2の下端とクロスメンバ−4の端部は図3
に示すように下部側枠材1に対しその長手方向に亘って
リベット等で固着されている。
【0003】このように構成されているバン型車両の下
部側枠材1はその上下に長手方向に亘ってリベット5の
頭部が配列され、新車時には一見美観を呈するが、一度
水あか等が付着すると水洗いもまゝならず、すこぶる外
観が悪くなるという欠点を有していた。
部側枠材1はその上下に長手方向に亘ってリベット5の
頭部が配列され、新車時には一見美観を呈するが、一度
水あか等が付着すると水洗いもまゝならず、すこぶる外
観が悪くなるという欠点を有していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記従来の
欠点を除去し長期に亘って外観を美しく維持できるバン
型車両の化粧構造を提供することを目的とする。
欠点を除去し長期に亘って外観を美しく維持できるバン
型車両の化粧構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】下部側枠材Aと該下部側
枠材Aの外側表面を覆う弓形化粧板Bとからなり、前記
下部側枠材Aは水平フランジ6から直角に、かつ互に距
離Lだけ隔てゝ上下反対方向に延びた垂直立上り片7及
び垂下片8を有し、前記垂直立上り片7の上端外側には
凹条10が設けられており、前記弓形化粧板Bはその上
端に前記凹条10と係合する突条9が、下端には下部側
枠材Aの側面への突き当て突条11が設けられ、さらに
中間部には下部側枠材Aの前記水平フランジ6の外側端
部に設けた係合凹部15と係合する突片12を具え、該
弓形化粧板Bの下部には前記下部側枠材Aの垂下片8の
内側からリベットで固着可能な固定片13を設けた。
枠材Aの外側表面を覆う弓形化粧板Bとからなり、前記
下部側枠材Aは水平フランジ6から直角に、かつ互に距
離Lだけ隔てゝ上下反対方向に延びた垂直立上り片7及
び垂下片8を有し、前記垂直立上り片7の上端外側には
凹条10が設けられており、前記弓形化粧板Bはその上
端に前記凹条10と係合する突条9が、下端には下部側
枠材Aの側面への突き当て突条11が設けられ、さらに
中間部には下部側枠材Aの前記水平フランジ6の外側端
部に設けた係合凹部15と係合する突片12を具え、該
弓形化粧板Bの下部には前記下部側枠材Aの垂下片8の
内側からリベットで固着可能な固定片13を設けた。
【0006】
【作用】弓形化粧板Bを取付けるには、まず弓形化粧板
Bの上部の突条9を下部側枠材Aの凹条10に、中間の
内向き突片12を下部側枠材Aの係合凹部15に係合さ
せ、かつ下部の突当て突条11を下部側枠材Aの下部側
面に突き当てる。しかるのち、予め穴明けした固定片1
3に下部側枠材Aの内側からブラインドリベット14等
を打ち込み固定する。
Bの上部の突条9を下部側枠材Aの凹条10に、中間の
内向き突片12を下部側枠材Aの係合凹部15に係合さ
せ、かつ下部の突当て突条11を下部側枠材Aの下部側
面に突き当てる。しかるのち、予め穴明けした固定片1
3に下部側枠材Aの内側からブラインドリベット14等
を打ち込み固定する。
【0007】
【実施例】図1にもとずいて説明する。さて本考案の化
粧構造は下部側枠材Aと弓形化粧板Bとからなってい
る。下部側枠材Aは中央部の水平フランジ6からこれと
直角に上下反対方向に延び、しかも互に距離Lを隔てゝ
形成された垂直立上り片7及び垂下片8を有し、前記垂
直立上り片7の上端外側には上向きの凹条10が設けら
れている。
粧構造は下部側枠材Aと弓形化粧板Bとからなってい
る。下部側枠材Aは中央部の水平フランジ6からこれと
直角に上下反対方向に延び、しかも互に距離Lを隔てゝ
形成された垂直立上り片7及び垂下片8を有し、前記垂
直立上り片7の上端外側には上向きの凹条10が設けら
れている。
【0008】弓形化粧板Bの上端には下部側枠材Aの垂
直立上り片7の上端外側に設けた凹条10と係合する突
条9を備え、下端には同じく下部側枠材Aの垂下片8の
側面と当接する突き当て突条11を備えている。さらに
弓形化粧板Bの中間には水平フランジ6の外側端部に設
けた係合凹部15と係合する内向きの突片12を具えて
いる。内向き突片12と前記下端の突条11との中間位
置には、前記弓形化粧板Bを下部側枠材Aの垂下片8に
対し強固に固着するための固定片13が一体に設けられ
ている。この固定片13は下部側枠材Aの垂下片8の内
側からリベット14で固着される。
直立上り片7の上端外側に設けた凹条10と係合する突
条9を備え、下端には同じく下部側枠材Aの垂下片8の
側面と当接する突き当て突条11を備えている。さらに
弓形化粧板Bの中間には水平フランジ6の外側端部に設
けた係合凹部15と係合する内向きの突片12を具えて
いる。内向き突片12と前記下端の突条11との中間位
置には、前記弓形化粧板Bを下部側枠材Aの垂下片8に
対し強固に固着するための固定片13が一体に設けられ
ている。この固定片13は下部側枠材Aの垂下片8の内
側からリベット14で固着される。
【0009】以上の構成であるから、弓形化粧板Bを取
付けるには、まず弓形化粧板Bの上部の突条9を下部側
枠材Aの凹条10に、中間の内向き突片12を下部側枠
材Aの係合凹部15に係合させ、かつ下部の突当て突条
11を下部側枠材Aの下部側面に突き当てる。しかるの
ち、予め穴明けした固定片13に下部側枠材Aの内側か
らブラインドリベット14等を打ち込み固定する。この
とき下部側枠材Aと弓形化粧板B間に十分な隙間が存在
するので、リベット打ちは容易である。
付けるには、まず弓形化粧板Bの上部の突条9を下部側
枠材Aの凹条10に、中間の内向き突片12を下部側枠
材Aの係合凹部15に係合させ、かつ下部の突当て突条
11を下部側枠材Aの下部側面に突き当てる。しかるの
ち、予め穴明けした固定片13に下部側枠材Aの内側か
らブラインドリベット14等を打ち込み固定する。この
とき下部側枠材Aと弓形化粧板B間に十分な隙間が存在
するので、リベット打ちは容易である。
【0010】
【効果】下部側枠材Aとクロスメンバ−との固着あるい
は下部側枠材Aと側壁下端との固着に用いられるリベッ
トの頭部が下部側枠材Aの側面に露出して配列されてい
たが、これを弓形化粧板Bでこれらを完全に覆うように
したので、外観が平滑となり美観が一段と向上するよう
になった。又下部側枠材Aの内側から弓形化粧板Bに対
し打ち込んだリベットを除去することで簡単に弓形化粧
板Bを取外すことができ、弓形化粧板Bの修復も容易で
ある。
は下部側枠材Aと側壁下端との固着に用いられるリベッ
トの頭部が下部側枠材Aの側面に露出して配列されてい
たが、これを弓形化粧板Bでこれらを完全に覆うように
したので、外観が平滑となり美観が一段と向上するよう
になった。又下部側枠材Aの内側から弓形化粧板Bに対
し打ち込んだリベットを除去することで簡単に弓形化粧
板Bを取外すことができ、弓形化粧板Bの修復も容易で
ある。
【図1】本考案の化粧構造を示す断面図。
【図2】公知バン型車両の斜視図。
【図3】図2のa−a断面図で、公知下部側枠材の固定
構造を示す。
構造を示す。
A 下部側枠材 B 弓形化粧板 1 下部側枠材 2 側壁 2a 内張板 2b 外板 2c 断熱材 3 床板 4 クロスメンバ− 5 リベット 6 水平フランジ 7 垂直立上り片 8 垂下片 9 突条 10 凹条 11 突条 12 突片 13 固定片 14 リベット 15 係合凹部
Claims (1)
- 【請求項1】 下部側枠材(A)と該下部側枠材(A)の外
側表面を覆う弓形化粧板(B)とからなり、前記下部側枠
材(A)は水平フランジ(6)から直角に、かつ互に距離L
だけ隔てゝ上下反対方向に延びた垂直立上り片(7)及び
垂下片(8)を有し、前記垂直立上り片(7)の上端外側に
は凹条(10)が設けられており、前記弓形化粧板(B)はそ
の上端に前記凹条(10)と係合する突条(9)が、下端には
下部側枠材(A)の側面への突き当て突条(11)が設けら
れ、さらに中間部には下部側枠材(A)の前記水平フラン
ジ(6)の外側端部に設けた係合凹部(15)と係合する突片
(12)を具え、該弓形化粧板(B)の下部には前記下部側枠
材(A)の垂下片(8)の内側からリベットで固着可能な固
定片(13)を設けたことを特徴とするバン型車両の下部側
枠材の化粧構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5804193U JP2560709Y2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | バン型車両の下部側枠材の化粧構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5804193U JP2560709Y2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | バン型車両の下部側枠材の化粧構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727956U JPH0727956U (ja) | 1995-05-23 |
JP2560709Y2 true JP2560709Y2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=13072857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5804193U Expired - Lifetime JP2560709Y2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | バン型車両の下部側枠材の化粧構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560709Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-27 JP JP5804193U patent/JP2560709Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0727956U (ja) | 1995-05-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |