JPH0629072Y2 - ウイング車両のｌ型屋根の天井部構造 - Google Patents
ウイング車両のｌ型屋根の天井部構造Info
- Publication number
- JPH0629072Y2 JPH0629072Y2 JP1988030376U JP3037688U JPH0629072Y2 JP H0629072 Y2 JPH0629072 Y2 JP H0629072Y2 JP 1988030376 U JP1988030376 U JP 1988030376U JP 3037688 U JP3037688 U JP 3037688U JP H0629072 Y2 JPH0629072 Y2 JP H0629072Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- frame member
- shaped roof
- right frame
- rivets
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、ウイング車両のＬ型屋根の天井部構造に関す
るものである。
るものである。
（従来技術） 第３図に示す如く、ウイング車両１は一般に荷台の前壁
２と後壁３の上部中央に渡架された支軸４に左右一対の
Ｌ型屋根５が枢支され、シリンダー６等の開閉手段で上
下に開閉するようになっている。
２と後壁３の上部中央に渡架された支軸４に左右一対の
Ｌ型屋根５が枢支され、シリンダー６等の開閉手段で上
下に開閉するようになっている。
このようなウイング車両のＬ型屋根５の天井部ａ及び側
壁部ｂは、第４図，第５に示すように夫々枠材で骨組さ
れ、その上面をアルミ薄板等の屋根板で覆い、枠材に対
してリベットで固着されている。そして前記天井部と側
壁部との交叉部は断面Ｌ型の隅枠部材で連結されてい
る。
壁部ｂは、第４図，第５に示すように夫々枠材で骨組さ
れ、その上面をアルミ薄板等の屋根板で覆い、枠材に対
してリベットで固着されている。そして前記天井部と側
壁部との交叉部は断面Ｌ型の隅枠部材で連結されてい
る。
さて、上記構成のＬ型屋根は特に天井部のリベッティン
グの部分に問題があった。即ち、第５図に示すように、
天井部ａは長手方向にのびる左と右の枠部材７と８間に
これらと直交して適宜ピッチで屋根梁９がかけ渡されて
いる。その前記左と右の枠部材７と８面の上面をアルミ
薄板製屋根板１０が張架されて、リベット１１で左右の
枠部材７と８、或いは屋根梁９に固着されている。この
場合左右の枠部材７，８と屋根梁９の固着は、構造上左
右の枠部材７と８及び屋根梁９と屋根板１０の三者を一
体にして、しかも左右の枠部材７と８間に適宜間隔でか
け渡されている屋根梁９上で固着されている。
グの部分に問題があった。即ち、第５図に示すように、
天井部ａは長手方向にのびる左と右の枠部材７と８間に
これらと直交して適宜ピッチで屋根梁９がかけ渡されて
いる。その前記左と右の枠部材７と８面の上面をアルミ
薄板製屋根板１０が張架されて、リベット１１で左右の
枠部材７と８、或いは屋根梁９に固着されている。この
場合左右の枠部材７，８と屋根梁９の固着は、構造上左
右の枠部材７と８及び屋根梁９と屋根板１０の三者を一
体にして、しかも左右の枠部材７と８間に適宜間隔でか
け渡されている屋根梁９上で固着されている。
このような構成のＬ型屋根を有するウイング車両１は、
運行中に発生する振動で屋根に波打ち現象が発生する。
この場合、天井部ａの四周は枠部材７と８に多くのリベ
ットで強固に固着されているので問題はないが、左右の
枠部材７と８と屋根梁９及び屋根板１０との三者の固着
部分では屋根板１０の波打現象に起因し、リベット頭部
に亀裂を生じ、リベットが弛緩し、この部分から雨水が
内部に浸入することになる。この防止策として屋根梁を
密に設けることも考えられるが、これでは天井部ａの重
量が増大し問題である。
運行中に発生する振動で屋根に波打ち現象が発生する。
この場合、天井部ａの四周は枠部材７と８に多くのリベ
ットで強固に固着されているので問題はないが、左右の
枠部材７と８と屋根梁９及び屋根板１０との三者の固着
部分では屋根板１０の波打現象に起因し、リベット頭部
に亀裂を生じ、リベットが弛緩し、この部分から雨水が
内部に浸入することになる。この防止策として屋根梁を
密に設けることも考えられるが、これでは天井部ａの重
量が増大し問題である。
（考案が解決しようとする課題） 本考案は上記従来の問題点に鑑み、左右の枠部材７，８
と屋根梁９との固着部分を屋根板と共締めしないで、し
かも屋根板をしっかりと取付けることができるような天
井部の構造を提供しようとするものである。
と屋根梁９との固着部分を屋根板と共締めしないで、し
かも屋根板をしっかりと取付けることができるような天
井部の構造を提供しようとするものである。
（課題を解決するための手段） 荷台の前縁に立設した前壁と荷台の後縁に立設した後壁
と前記前壁と後壁間に架設されたＬ型屋根と、Ｌ型屋根
を上方に開閉する開閉手段とからなるウインク車両にお
いて、前記Ｌ型屋根の天井部の骨組を構成する左枠部材
と右枠部材との間にこれらと直交してウイング車両の前
後方向に一定ピッチで取付けられる屋根梁を、前記右枠
部材と左枠部材のそれぞれの内向水平フンラジに設けら
れ、リベット頭の高さｈより深さＨがより深い凹所内で
リベット打ちにより固定して枠組みし、その上部に屋根
板を左・右枠部材の側縁部にリベットにて固着した。
と前記前壁と後壁間に架設されたＬ型屋根と、Ｌ型屋根
を上方に開閉する開閉手段とからなるウインク車両にお
いて、前記Ｌ型屋根の天井部の骨組を構成する左枠部材
と右枠部材との間にこれらと直交してウイング車両の前
後方向に一定ピッチで取付けられる屋根梁を、前記右枠
部材と左枠部材のそれぞれの内向水平フンラジに設けら
れ、リベット頭の高さｈより深さＨがより深い凹所内で
リベット打ちにより固定して枠組みし、その上部に屋根
板を左・右枠部材の側縁部にリベットにて固着した。
（実施例） 第１図及び第２図(a),(b)に基いて説明する。第２図の
斜視図で明らかなように、左右の枠部材７，８と屋根梁
９との固着を屋根板１０と別個に固着した。即ち枠部材
の内向水平フランジ7a又は8aの部分に凹所１２を設け、
しかも第２図(b)に示す如く、この凹所１２の深さＨを
リベット１１の頭の高さｈより深くした（Ｈ＞ｈ）。
斜視図で明らかなように、左右の枠部材７，８と屋根梁
９との固着を屋根板１０と別個に固着した。即ち枠部材
の内向水平フランジ7a又は8aの部分に凹所１２を設け、
しかも第２図(b)に示す如く、この凹所１２の深さＨを
リベット１１の頭の高さｈより深くした（Ｈ＞ｈ）。
そして左右の枠部材７，８の内向水平フランジ7a，8aに
設けた凹所１２の部分で枠部材７，８と屋根梁９をリベ
ット１１で固着して骨組する。このリベットによる固着
は、屋根梁９の取付位置毎におこなわれる。なお中央の
支軸の上部を覆う帆布シート１３は屋根板１０と右枠部
材８のフランジ8aとの三者一体であるが、これは長手方
向に打鋲ピッチを密にすることができるので、リベット
の弛緩は生じない。左右の枠部材７，８と屋根梁９との
固着は、屋根板１０を張設する前に実施しておく。
設けた凹所１２の部分で枠部材７，８と屋根梁９をリベ
ット１１で固着して骨組する。このリベットによる固着
は、屋根梁９の取付位置毎におこなわれる。なお中央の
支軸の上部を覆う帆布シート１３は屋根板１０と右枠部
材８のフランジ8aとの三者一体であるが、これは長手方
向に打鋲ピッチを密にすることができるので、リベット
の弛緩は生じない。左右の枠部材７，８と屋根梁９との
固着は、屋根板１０を張設する前に実施しておく。
かくして予め枠部材７，８と屋根梁９とを骨組みしたの
ち、屋根板１０は左右の枠部材７，８の外向フランジ7
b，8bの部分でリベットにて固着する。
ち、屋根板１０は左右の枠部材７，８の外向フランジ7
b，8bの部分でリベットにて固着する。
（効果） 左枠部材７と右枠部材８間に掛け渡されている屋根梁９
との固着を、左枠部材７、右枠部材８のそれぞれの内向
水平フランジに設けた凹所内でリベット打ちし、屋根板
１０と完全に切り離した構造としたので、屋根板の波打
ち現象による振動が生じてもリベットの弛緩が生ぜず、
従って雨水の浸入を完全に防止することができる。
との固着を、左枠部材７、右枠部材８のそれぞれの内向
水平フランジに設けた凹所内でリベット打ちし、屋根板
１０と完全に切り離した構造としたので、屋根板の波打
ち現象による振動が生じてもリベットの弛緩が生ぜず、
従って雨水の浸入を完全に防止することができる。
第１図は本考案に係る天井部の構成を示す断面図（第４
図のＩ−Ｉ断面図）。 第２図は同じく天井部の部分拡大斜視図。 第３図はウイング車両の斜視図。 第４図はＬ型屋根の斜視図。 第５図は従来型のＬ型屋根の断面図（第４図のＶ−Ｖ断
面図）。 図において； ａ……天井部、ｂ……側壁部 １……ウイング車両、２……前壁 ３……後壁、４……支軸 ５……Ｌ型屋根、６……開閉手段 ７……左枠部材、８……右枠部材 7a,8a……内向水平フランジ 7b,8b……外向水平フランジ ９……屋根梁、10……屋根板 11……リベット、12……凹所 13……帆布シート
図のＩ−Ｉ断面図）。 第２図は同じく天井部の部分拡大斜視図。 第３図はウイング車両の斜視図。 第４図はＬ型屋根の斜視図。 第５図は従来型のＬ型屋根の断面図（第４図のＶ−Ｖ断
面図）。 図において； ａ……天井部、ｂ……側壁部 １……ウイング車両、２……前壁 ３……後壁、４……支軸 ５……Ｌ型屋根、６……開閉手段 ７……左枠部材、８……右枠部材 7a,8a……内向水平フランジ 7b,8b……外向水平フランジ ９……屋根梁、10……屋根板 11……リベット、12……凹所 13……帆布シート
Claims (1)
- 【請求項１】荷台の前縁に立設した前壁(2)と荷台の後
縁に立設した後壁(3)と前記前壁と後壁間に架設された
Ｌ型屋根(5)と、Ｌ型屋根を上方に開閉する開閉手段(6)
とからなるウイング車両において、前記Ｌ型屋根の天井
部(a)の骨組を構成する車両の前後方向に平行に延びる
左枠部材(7)と右枠部材(8)との間にこれらと直交してウ
イング車両の前後方向に一定ピッチで取付けられる屋根
梁(9)を、前記左枠部材(7)と右枠部材(8)のそれぞれの
内向水平フランジ(7a,8a)に設けられ、リベット頭の高
さ(h)より深さ(H)がより深い凹所(12)内でリベット打ち
により固定して枠組みし、その上部に屋根板(10)を左・
右枠部材(7)と(8)の側縁部にリベットにて固着したこと
を特徴とするウイング車両のＬ型屋根の天井部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988030376U JPH0629072Y2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | ウイング車両のｌ型屋根の天井部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988030376U JPH0629072Y2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | ウイング車両のｌ型屋根の天井部構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01134561U JPH01134561U (ja) | 1989-09-13 |
| JPH0629072Y2 true JPH0629072Y2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=31255390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988030376U Expired - Lifetime JPH0629072Y2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | ウイング車両のｌ型屋根の天井部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0629072Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6041392B2 (ja) * | 2013-12-26 | 2016-12-07 | 日本フルハーフ株式会社 | ウイング車の荷台端部構造 |
Family Cites Families (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5510166U (ja) * | 1978-07-05 | 1980-01-23 | ||
| IT1110764B (it) * | 1979-01-22 | 1986-01-06 | Mauri & C Snc Di Mauri Ambrogi | Carrozzeria per autoveicolo di trasporto pubblico |
| JPS58114691A (ja) * | 1981-12-28 | 1983-07-08 | Nec Corp | 時分割自動交換装置のライン回路集線装置 |
| JPS58114690A (ja) * | 1981-12-28 | 1983-07-08 | Fujitsu Ltd | 着信待合せ方式 |
| JPS5923413U (ja) * | 1982-08-05 | 1984-02-14 | 日本フルハ−フ株式会社 | 側部全開式貨物自動車のｌ型屋根パネル |
| JPS6043422U (ja) * | 1983-08-26 | 1985-03-27 | 日本フルハ−フ株式会社 | 側部全開式貨物車両のｌ型屋根の支持装置 |
| JPS6044824U (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-29 | 日本フルハ−フ株式会社 | 側部全開式貨物車両のｌ型屋根の雨仕舞い装置 |
| JPS60135429U (ja) * | 1984-02-20 | 1985-09-09 | 株式会社 タイガ−産業 | 外壁の保持具 |
| JPS60244678A (ja) * | 1984-05-18 | 1985-12-04 | Saitama Jidosha Kogyo Kk | バン型トラツクのボデイ−の壁構造及びその製造方法 |
| JPS6121624U (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-07 | スズキ株式会社 | 自動車用幌屋根の取付装置 |
| JPS6139798U (ja) * | 1984-08-17 | 1986-03-13 | 新日軽株式会社 | 伸縮門扉 |
| JPH039451Y2 (ja) * | 1985-02-22 | 1991-03-08 | ||
| JPS62114820U (ja) * | 1986-01-13 | 1987-07-21 | ||
| JPS62174929U (ja) * | 1986-04-28 | 1987-11-06 | ||
| JPS6311228U (ja) * | 1986-07-07 | 1988-01-25 |
-
1988
- 1988-03-09 JP JP1988030376U patent/JPH0629072Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01134561U (ja) | 1989-09-13 |
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