JP2004155371A - トラック用荷台構造 - Google Patents

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Hitoshi Sakuma
等 佐久間
Norihiro Tsuchida
典裕 土田
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Abstract

【課題】部品点数と組立工数を減らして軽量化並びにコスト削減を図ることができるトラック用荷台構造を提供する。
【解決手段】箱形の荷台4における前壁、両側壁、屋根の各パネル5間の接合部における内面側に、剛性を高めたL字型断面の内側レール7’を当接させ、締結部材としてのリベット9にて固定する。また断熱材を外板と内板とで挟持してパネル5を構成し、荷台4の両側壁のパネルの外板と前壁のパネルの外板とを屋根のパネルの厚さ分だけ断熱材と内板より上方へ延出せしめ、屋根のパネルの両側端面と前端面を、両側壁のパネルの外板と前壁のパネルの外板に突き当てる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラック用荷台構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4及び図5は従来におけるトラック用荷台構造の一例を模式的に示したもので、ここに図示している従来のトラック1において、キャブ2後部のシャシフレーム3上に搭載されている箱形の荷台4は、前壁、両側壁、屋根、床に対応した五枚のパネル5で構成されており、該各パネル5が互いに直角を成すように突き合わされる箇所には、その外側と内側にL字型断面の枠6,7があてがわれて該各枠6,7が両パネル5のそれぞれの端部に対しリベット8,9で締結されるようになっている。
【0003】
即ち、各パネル5の隣接する端部同士は、枠6,7を介在させた締結構造により組み付けられており、各パネル5の隣接する端部同士の直角姿勢も良好に保持されるようになっている。
【0004】
ここで、特に、各種食品等を運搬するための冷凍保冷車の荷台の場合、前記各パネル5は、図6に示されるように、スチレンやウレタン等の発泡樹脂からなる板状の断熱材10を、アルミニウムや樹脂等からなる外板11と内板12とで挟持した三層構造のものとなっており、屋根のパネル5の断熱材10の両側端部には、両側壁のパネル5に対する位置決め用の溝部13が形成されている。尚、屋根のパネル5の断熱材10の前端部にも、両側端部と同様に、前壁のパネル5に対する位置決め用の溝部が形成され、更に、両側壁のパネル5の断熱材10の前端部にも、屋根のパネル5と同様に、前壁のパネル5に対する位置決め用の溝部が形成されている。
【0005】
尚、前述の如く、パネル5の隣接する端部同士を枠6,7を介在させて締結させる構造としては、従来、例えば、特許文献1に記載されたようなものがある。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−277229号(図2)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の如く、各パネル5が互いに直角を成すように突き合わされる箇所において、その外側と内側にL字型断面の枠6,7をあてがってリベット8,9で締結するのでは、外側と内側の枠6,7に加え多数のリベット8,9が必要で、部品点数と組立工数が多くなってしまい、重量並びにコストの大幅な増加につながるという欠点を有していた。
【0008】
又、屋根のパネル5の断熱材10の両側端部と前端部に、両側壁のパネル5と前壁のパネル5に対する位置決め用の溝部13を形成したり、両側壁のパネル5の断熱材10の前端部に、前壁のパネル5に対する位置決め用の溝部を形成したりするのでは、加工費も嵩むという欠点を有していた。
【0009】
更に又、外側の枠6は、パネル5を接合するための強度部材とする必要があり、図4に示される如く、ある程度幅の太いものを使用せざるを得ないため、外観が悪くなると共に、その分だけパネル面が小さくなり、広告面積を広くすることが困難となっていた。
【0010】
本発明は、斯かる実情に鑑み、部品点数と組立工数を減らして軽量化並びにコスト削減を図ることができ、又、パネルの断熱材に対する位置決め用の加工を不要として加工費を削減し得、更に又、外観の向上と、パネル面の拡大による広告面積の拡張とを図り得るトラック用荷台構造を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、パネルを組み付けて箱形の荷台を形成するようにしたトラック用荷台構造において、
パネル間の接合部における内面側に、剛性を高めた内側レールを当接させ、締結部材にて固定するよう構成したことを特徴とするトラック用荷台構造にかかるものである。
【0012】
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
【0013】
前述の如く、パネル間の接合部における内面側に、剛性を高めた内側レールを当接させ、締結部材にて固定するよう構成すると、パネル間の接合部における外面側に関しては、パネル接合用として外側レールを締結部材で固定する必要がなくなり、部品点数と組立工数が少なくなって、軽量化並びにコスト削減を図ることが可能となる。
【0014】
前記トラック用荷台構造においては、断熱材を外板と内板とで挟持してパネルを形成し、箱形の荷台における両側壁のパネルの外板と前壁のパネルの外板とを、屋根のパネルの厚さに略相当する分だけ断熱材及び内板より上方へ延出せしめ、屋根のパネルの両側端面と前端面とをそれぞれ、両側壁のパネルの外板内面と前壁のパネルの外板内面とに突き当てるようにすることができ、このようにすると、特に冷凍保冷車のようなトラックにおいて、屋根のパネルの断熱材に、両側壁のパネルと前壁のパネルとに対する位置決め用の加工を施さなくて済み、加工費が削減される。
【0015】
又、前記トラック用荷台構造においては、箱形の荷台における前壁のパネルの外板を、両側壁のパネルの厚さに略相当する分だけ断熱材及び内板より両側方へ延出せしめ、両側壁のパネルの前端面を、前壁のパネルの外板内面に突き当てるようにすることもでき、このようにすると、両側壁のパネルの断熱材に、前壁のパネルに対する位置決め用の加工を施さなくて済み、加工費が更に削減される。
【0016】
更に、前記トラック用荷台構造においては、パネル間の接合部における隙間に接着剤を充填すると共に、パネル間の接合部における外面側に外側レールを貼り付けるようにすることができ、このようにすると、荷台内に雨水が浸入することを防止可能となる一方、特に冷凍保冷車のようなトラックの場合には、庫内の冷気が外部へ逃げることを防止可能となる。又、外側レールは、パネルを接合するための強度部材としてではなく単にシール用として設ければ良くなり、幅の細いものを使用することが可能となるため、外観が良くなると共に、その分だけパネル面が大きくなり、広告面積を広くすることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0018】
図1〜図3は本発明を実施する形態の一例であって、図中、図4〜図6と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図4〜図6に示す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴とするところは、図1〜図3に示す如く、箱形の荷台4における前壁、両側壁、屋根の各パネル5間の接合部における内面側に、剛性を高めたL字型断面の内側レール7’を当接させ、締結部材としてのリベット9にて固定するよう構成した点にある。
【0019】
本図示例においては、両側壁のパネル5の外板11と前壁のパネル5の外板11とを、屋根のパネル5の厚さに略相当する分だけ断熱材10及び内板12より上方へ延出せしめ、屋根のパネル5の両側端面と前端面とをそれぞれ、両側壁のパネル5の外板11内面と前壁のパネル5の外板11内面とに突き当てるようにしてある。前記前壁のパネル5の外板は、その両幅端縁部についても、上端縁部と同様に、両側壁のパネル5の厚さに略相当する分だけ断熱材10及び内板12より両側方へ延出せしめ、両側壁のパネル5の前端面を、前壁のパネル5の外板11内面に突き当てるようにしてある。
【0020】
又、各パネル5間の接合部における隙間には、図2に示す如く、接着剤14を充填すると共に、各パネル5間の接合部における外面側には、外側レール6’を両面テープ15により貼り付けるようにしてある。
【0021】
次に、上記図示例の作用を説明する。
【0022】
前述の如く、箱形の荷台4における前壁、両側壁、屋根の各パネル5間の接合部における内面側に、剛性を高めた内側レール7’を当接させ、締結部材としてのリベット9にて固定するよう構成すると、パネル5間の接合部における外面側に関しては、パネル5接合用として外側レール6’を締結部材で固定する必要がなくなり、部品点数と組立工数が少なくなって、軽量化並びにコスト削減を図ることが可能となる。
【0023】
本図示例の場合、両側壁のパネル5の外板11と前壁のパネル5の外板11とを、屋根のパネル5の厚さに略相当する分だけ断熱材10及び内板12より上方へ延出せしめ、屋根のパネル5の両側端面と前端面とをそれぞれ、両側壁のパネル5の外板11内面と前壁のパネル5の外板11内面とに突き当てるようにしてあるため、特に冷凍保冷車のようなトラックにおいて、屋根のパネル5の断熱材10に、両側壁のパネル5と前壁のパネル5とに対する位置決め用の加工を施さなくて済み、加工費が削減される。しかも、前記前壁のパネル5の外板は、その両幅端縁部についても、上端縁部と同様に、両側壁のパネル5の厚さに略相当する分だけ断熱材10及び内板12より両側方へ延出せしめ、両側壁のパネル5の前端面を、前壁のパネル5の外板11内面に突き当てるようにしてあるため、両側壁のパネル5の断熱材10に、前壁のパネル5に対する位置決め用の加工を施さなくて済み、加工費が更に削減される。
【0024】
更に、本図示例の場合、パネル5間の接合部における隙間に接着剤14を充填すると共に、パネル5間の接合部における外面側に外側レール6’を両面テープ15により貼り付けるようにしてあるため、荷台4内に雨水が浸入することを防止可能となる一方、特に冷凍保冷車のようなトラックの場合には、庫内の冷気が外部へ逃げることを防止可能となる。又、外側レール6’は、パネル5を接合するための強度部材としてではなく単にシール用として設ければ良くなり、図3に示す如く、幅の細いものを使用することが可能となるため、外観が良くなると共に、その分だけパネル5面が大きくなり、広告面積を広くすることが可能となる。
【0025】
こうして、部品点数と組立工数を減らして軽量化並びにコスト削減を図ることができ、又、パネル5の断熱材10に対する位置決め用の加工を不要として加工費を削減し得、更に又、外観の向上と、パネル5面の拡大による広告面積の拡張とを図り得る。
【0026】
尚、本発明のトラック用荷台構造は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1記載のトラック用荷台構造によれば、部品点数と組立工数を減らして軽量化並びにコスト削減を図ることができるという優れた効果を奏し得る。
【0028】
又、本発明の請求項2、3記載のトラック用荷台構造によれば、上記効果に加え更に、パネルの断熱材に対する位置決め用の加工を不要として加工費を削減し得るという優れた効果を奏し得る。
【0029】
更に又、本発明の請求項4記載のトラック用荷台構造によれば、上記効果に加え更に、外観の向上と、パネル面の拡大による広告面積の拡張とを図り得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の分解斜視図である。
【図2】本発明を実施する形態の一例の要部断面図である。
【図3】本発明を実施する形態の一例の全体側面図である。
【図4】従来例を模式的に示す全体側面図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】図5のVI部拡大図である。
【符号の説明】
1 トラック
4 荷台
5 パネル
6’ 外側レール
7’ 内側レール
9 リベット(締結部材)
10 断熱材
11 外板
12 内板
14 接着剤
15 両面テープ

Claims (4)

  1. パネルを組み付けて箱形の荷台を形成するようにしたトラック用荷台構造において、
    パネル間の接合部における内面側に、剛性を高めた内側レールを当接させ、締結部材にて固定するよう構成したことを特徴とするトラック用荷台構造。
  2. 断熱材を外板と内板とで挟持してパネルを形成し、箱形の荷台における両側壁のパネルの外板と前壁のパネルの外板とを、屋根のパネルの厚さに略相当する分だけ断熱材及び内板より上方へ延出せしめ、屋根のパネルの両側端面と前端面とをそれぞれ、両側壁のパネルの外板内面と前壁のパネルの外板内面とに突き当てるようにした請求項1記載のトラック用荷台構造。
  3. 箱形の荷台における前壁のパネルの外板を、両側壁のパネルの厚さに略相当する分だけ断熱材及び内板より両側方へ延出せしめ、両側壁のパネルの前端面を、前壁のパネルの外板内面に突き当てるようにした請求項2記載のトラック用荷台構造。
  4. パネル間の接合部における隙間に接着剤を充填すると共に、パネル間の接合部における外面側に外側レールを貼り付けるようにした請求項3記載のトラック用荷台構造。
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