JP4698151B2 - 鉄道車両 - Google Patents

鉄道車両 Download PDF

Info

Publication number
JP4698151B2
JP4698151B2 JP2004034120A JP2004034120A JP4698151B2 JP 4698151 B2 JP4698151 B2 JP 4698151B2 JP 2004034120 A JP2004034120 A JP 2004034120A JP 2004034120 A JP2004034120 A JP 2004034120A JP 4698151 B2 JP4698151 B2 JP 4698151B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
duct
interior panel
frame material
interior
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004034120A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005225288A (ja
Inventor
朝岐 藤澤
正敏 新明
幸一 蘆田
克治 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyu Car Corp
Yokohama Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tokyu Car Corp
Yokohama Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyu Car Corp, Yokohama Seiki Co Ltd filed Critical Tokyu Car Corp
Priority to JP2004034120A priority Critical patent/JP4698151B2/ja
Publication of JP2005225288A publication Critical patent/JP2005225288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4698151B2 publication Critical patent/JP4698151B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T30/00Transportation of goods or passengers via railways, e.g. energy recovery or reducing air resistance

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

本発明は、特に連結構造に特徴のある内装パネル又はダクトを備えた鉄道車両に関する。
従来、このような分野の技術として、特開平11−222125号公報がある。この公報に記載された内装パネルの連結構造においては、弾性を有する樹脂で構成された隙間継ぎ板が車体の内面に接着され、隣接する内装パネルの端部はこの隙間継ぎ板に押し当てられている。このように内装パネルを連結することで、継ぎ目が開口せず、作業性が改善されるとしている。
特開平11−222125号公報
しかしながら、前述した鉄道車両では、次のような問題があった。すなわち、鉄道車両がトンネルに進入する際には、鉄道車両は気圧変動により変形し、車両構造内の内装パネルやダクトは荷重を受ける。また、鉄道車両の発進時又は停車時など加速度が生じるとき、鉄道車両には前後方向に荷重が加わる。したがって、前述した鉄道車両では、パネルの端面同士が固定的に連結されているために、上記のような荷重が内装パネルに繰り返しかかることになる。そのため、内装パネル、特にその継ぎ目部は、連結部材同士のズレや連結部材のへたりが発生し、きしみ音や内装パネルのゆがみ、継ぎ目部の変形等の要因になっていた。このような状況は、ダクトも同じであった。特に、内装パネルとダクトとを一体とした構造では、ダクトの連結部は、本来気密性を保持する構造でなければならないにも関わらず、その気密性の保持が阻害される状況にあった。
また、例えば特急車両のように、内装パネルを側天井パネルとして用いる場合、内装パネルは、荷棚に取り付けられるため、その荷棚に載せられる荷物によって荷重を受ける。しかも、内装パネルは剛性を有するので、一般の鉄道車両に一定間隔で設けられている受材が省略されている。このことで、荷棚に荷物が載せられて、内装パネルは荷棚から局所的な荷重を受けると、面外変形(反り)が発生しやすくなる。また、近年、鉄道車両の軽量化及び施工性向上の要求により、内装パネルを大型化かつ軽量化する方向にあり、内装パネルは、荷棚等からの局所的な荷重の影響を受けやすくなっている。
そこで、本発明は、鉄道車両にかかる荷重の影響を受けにくい内装パネルやダクトを備える鉄道車両を提供することを目的とする。
本発明に係る鉄道車両は、端面に第1の凹部が形成されたアルミ製のフレーム材が表板と裏板とで挟まれた第1の内装パネルと、
第1の内装パネルに隣接し、端面に第2の凹部が形成されたアルミ製のフレーム材が表板と裏板とで挟まれた第2の内装パネルと、
第1の内装パネルにおけるフレーム材の第1の凹部と第2の内装パネルにおけるフレーム材の第2の凹部とに差し込まれたアルミ板からなる連結プレートとを備え、
第1の内装パネルのフレーム材及び第2の内装パネルのフレーム材と連結プレートとは非接着状態で相対的に摺動可能であり、第1の内装パネルにおけるフレーム材の端面と第2の内装パネルにおけるフレーム材の端面とを離間させ、
第1及び第2の凹部は、端面の長手方向に沿って形成されており、
連結プレートの長さは、凹部の長手方向の長さと同等であることを特徴とする。
このような鉄道車両が荷重を受けた場合、鉄道車両には歪みが生じるが、内装パネルと連結プレートとは相対的に摺動するため、第1及び第2の内装パネルに歪みは生じにくく、内装パネル自体に荷重が加わりにくくなる。このように、鉄道車両の第1及び第2の内装パネルは、鉄道車両にかかる荷重の影響を受けにくい。また、このような内装パネルを側天井パネルとして用いる場合には、荷物が載せられている荷棚等から局所的な荷重を受けて剪断方向荷重を受けても、内装パネルと連結プレートとは相対的に摺動するため、剪断方向荷重の影響を受けにくい。
更に、第1及び第2の凹部は、端面の長手方向に沿って形成されており、連結プレートの長さは、凹部の長手方向の長さと同等である。この場合、連結プレートは、端面の長手方向に沿って形成された凹部に差し込まれるため、連結プレートを内装パネル間の継ぎ目の目隠しとして利用することができ、内装の見栄えを良くする。
また、本発明に係る鉄道車両は、端面に第1の凹部が形成されたフレーム材が表板と裏板とで挟まれた第1のダクトと、
第1のダクトに隣接し、端面に第2の凹部が形成されたフレーム材が表板と裏板とで挟まれた第2のダクトと、
第1のダクトにおけるフレーム材の第1の凹部と第2のダクトにおけるフレーム材の第2の凹部とに差し込まれた連結プレートとを備え、
第1のダクトのフレーム材及び第2のダクトのフレーム材と連結プレートとは非接着状態で相対的に摺動可能であり、第1のダクトにおけるフレーム材の端面と第2のダクトにおけるフレーム材の端面とを離間させたことを特徴とする。
このような鉄道車両が荷重を受けた場合、鉄道車両には歪みが生じるが、ダクトと連結プレートとは相対的に摺動するため、第1及び第2のダクトに歪みは生じにくく、ダクト自体に荷重が加わりにくくなる。このように、鉄道車両の第1及び第2のダクトは、鉄道車両にかかる荷重の影響を受けにくい。
本発明によれば、内装パネル或いはダクトは、鉄道車両にかかる荷重の影響を受けにくい。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る鉄道車両の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1に示すように、鉄道車両1の側板2には、車窓3が取り付けられており、天井4と側板2に取り付けられた荷棚5との間は、ハニカムサンドイッチパネルからなる内装パネル6〜9で連結され、内装パネル6〜9によって側天井を構成している。これら内装パネル6〜9は、同じ形状を有している。また、内装パネル6〜9の裏側には、空調のためのダクトがはわされている。以下、内装パネル6〜9の連結構造とダクト11の連結構造について説明する。
[内装パネルの連結構造]
図2では、隣接する第1の内装パネル6と第2の内装パネル7との連結構造を説明するが、他の隣接する内装パネル同士の連結構造も同じである。図2に示すように、第1及び第2の内装パネル6,7の芯材12は、軽量化のために、フェノール樹脂を含浸させた平板状のハニカム紙によって形成されている。この芯材12の両面には、化粧板であるアルミ製の表板13と裏板14とが接着されている。また、第1の内装パネル6及び第2の内装パネル7の両側の端部には、アルミ製のフレーム材16が、表板13と裏板14によって挟まれるように表板13及び裏板14に接着されている。各フレーム材16は、軽量化のための中空部17を有している。また、第1の内装パネル6におけるフレーム材16の端面18Aには、その長手方向に沿って第1の溝部19A(第1の凹部)が形成されており、第2の内装パネル7におけるフレーム材16の端面18Bには、その長手方向に沿って第2の溝部19B(第2の凹部)が形成されている。
このような第1及び第2の内装パネル6,7を連結するために、第1及び第2の溝部19A,19Bに差し込み可能な連結プレート21が用いられる。第1の内装パネル6と第2の内装パネル7とを連結する際、第1の内装パネル6の端面18Aと第2の内装パネル7の端面18Bとを向かい合わせて配置し、矢印に示すように、第1の内装パネル6の第1の溝部19Aと第2の内装パネル7の第2の溝部19Bとに連結プレート21を差し込む。この連結プレート21の端部22には、差し込みやすくするために、面取りが施されている。なお、面取りの代わりにRを付けても良い。また、第1及び第2の内装パネル6,7及び連結プレート21は、側天井を構成するように湾曲している。
図3に示すように、第1及び第2の内装パネル6,7同士が連結された状態において、第1及び第2の内装パネル6,7の端面18A,18B同士が離間するように、第1の内装パネル6の第1の溝部19Aと第2の内装パネル7の第2の溝部19Bとには連結プレート21が差し込まれる。また、連結プレート21の端部22と第1及び第2の溝部19A,19Bの底面23とは離間する。ここで、第1及び第2の溝部19A,19Bの壁面と連結プレート21の表面とは接着されておらず、第1及び第2の内装パネル6,7と連結プレート21とは相対的に摺動可能となっている。
以上のように、第1及び第2の内装パネル6,7と連結プレート21とは相対的に摺動するように連結されているため、鉄道車両1が荷重を受けた場合、鉄道車両1には歪みが生じるが、第1及び第2の内装パネル6,7に歪みが生じにくくなる。このように、鉄道車両1の内装パネル6〜9は、鉄道車両1にかかる荷重の影響を受けにくく、歪みが発生しにくくなるため、きしみ音や内装パネル6〜9のゆがみ等の発生が低減されるとともに内装パネル6〜9の連結部にへたりは生じにくくなる。このような内装パネル6〜9を側天井パネルとして用いる場合には、荷物が載せられている荷棚5から局所的な荷重を受けて剪断方向荷重を受けても、各内装パネル6〜9と連結プレート21とは相対的に摺動するため、剪断方向荷重の影響を受けにくい。各内装パネル6〜9がねじり方向荷重を受けた場合であっても、各内装パネル6〜9と連結プレート21とは相対的に摺動するため、ねじり方向荷重の影響を受けにくい。
また、隣接する第1及び第2の内装パネル6,7の端面18A,18B同士は離間し、連結プレート21の端部22と第1及び第2の溝部19A,19Bの底面23とは離間するように形成しているため、内装パネル6〜9を連結するに際し、車両1の長手方向の寸法公差に応じて調整可能であり、内装パネル6〜9の組立作業性が極めて良好になる。さらに、第1の内装パネル6の第1の溝部19A及び第2の内装パネル7の第2の溝部19Bは、それぞれの端面18A,18Bの長手方向に沿って形成されており、連結プレート21の長さも、第1及び第2の溝部19A,19Bの長さと同等である。そして、連結プレート21は、端面18A,18Bの長手方向に沿って形成された第1及び第2の溝部19A,19Bに差し込まれるため、連結プレート21が第1及び第2の内装パネル6,7間の継ぎ目の目隠しとなり、見栄えが良くなる。また、連結プレート21を第1及び第2の内装パネル6,7の曲率に合わせるように、一枚のアルミ板で形成すると、第1及び第2の内装パネル6,7の連結作業性がさらに向上し、見栄えが極めて良くなる。
以上、第1及び第2の内装パネル6,7の連結構造について説明したが、これに限らなくても良い。例えば、連結プレート21を予め第1の内装パネル6の第1の溝部19Aに接着して差し込んでおくことで、第1の内装パネル6の端面18Aに長尺状の凸部を設けてもよい。あるいは、図4に示すように、第1の内装パネル6Aのフレーム材16の端面18Aに、長尺状の凸部20を一体的に形成してもよい。いずれの場合も、凸部20は凹部19Bに対し相対的に摺動可能に差し込まれる。したがって、鉄道車両1が荷重を受けた場合であっても、鉄道車両1には歪みが生じるが、第1及び第2の内装パネル6(6A),7(7A)同士は相対的に摺動するため、第1及び第2の内装パネル6(6A),7(7A)自体は、車両1の歪みの影響を受けにくい。よって、内装パネルは、鉄道車両にかかる荷重の影響を受けにくい。
[ダクトの連結構造]
図5では、四辺からなる第1のダクト11Aと四辺からなる第2のダクト11Bとの連結構造について説明するが、隣接する他のダクト同士の連結構造も同じである。
第1及び第2のダクト11A,11Bの一辺を構成し且つ車室側に露出する側板31,32には、上述の第1及び第2の内装パネル6,7と同様に、芯材36として、平板状のハニカム紙が用いられる。この芯材36の両面には、アルミ製の表板37と裏板38とが接着されている。そして、それらに挟まれるように、第1及び第2のダクト11A,11Bの端部では、表板37と裏板38によって挟まれるようにフレーム材39が接着されている。各フレーム材39は、軽量化のための中空部41を有すると共に、第1のダクト11Aの端面42Aの長手方向に沿って第1の溝部43A(第1の凹部)が形成されており、第2のダクト11Bの端面42Bの長手方向に沿って第2の溝部43B(第2の凹部)が形成されている。このような側板31の端面42A及び側板33の端面42Bとを向かい合わせて連結するために、第1及び第2の溝部43A,43Bに差し込み可能な連結プレート44が用いられる。この連結プレート44の端部71には、差し込みやすくするために、面取りが施されている。なお、面取りの代わりにRを付けても良い。
また、側板31の裏板38上には、第1及び第2のダクト11A,11B内で流動する空気の温度を保つための断熱材46が貼り付けられている。なお、断熱材46の端部47は薄くなっている。一方、側板32の裏板38の端部には、クランク状のブラケット48が接着されている。このブラケット48から側板32の裏板38上にかけて断熱材49が貼り付けられている。さらに、ブラケット48の先端には、Jの字状のスポンジゴムから形成されたパッキン51が貼り付けられている。
第1のダクト11Aの他の三辺を構成し且つ車室側に露出しない側板33は、板状部材52と、この板状部材52の端部に接着された突片53と、板状部材52及び突片53の内面側に貼り付けられた断熱材54とから構成される。ここで、突片53は、板状部材52端部の内面側から突出するように取り付けられている。また、断熱材54の端部56は、後述する差し込み凹部55への挿入を考慮して薄く形成されている。
第2のダクト11Bの他の三辺を構成し且つ車室側に露出しない側板34は、板状部材57と、第2のダクト11B側のブラケット48の端面に突き合わされて板状部材57の内面側に接着されたクランク状のブラケット59とを有している。このブラケット59から板状部材57上にかけて断熱材61が貼り付けられている。さらに、ブラケット59の先端には、Jの字状のスポンジゴムから形成されたパッキン51が貼り付けられ、板状部材57とブラケット59との協働により差し込み凹部55が形成される。
そして、第1のダクト11Aと第2のダクト11Bとを連結する際は、矢印に示すように、側板31及び側板32の各溝部43A,43Bに連結プレート44の両側を差し込むと同時に、第1のダクト11A側の突片53は、差し込み凹部55に挿入され、板状部材57に対してスライドするように連結される。
図6に示すように、溝部43内に連結プレート44が差し込まれ、第1及び第2のダクト11Aとダクト11Bとが連結された状態では、第1及び第2のダクト11A,11Bの各端面42A,42Bは離間している。また、連結プレート44の端面71と各溝部43A,43Bの底面62とは離間している。ここでも、溝部43A,43Bの壁面と連結プレート44の表面とは接着されておらず、第1及び第2のダクト11A,11Bと連結プレート44とは相対的に摺動可能となっている。さらに、断熱材46の端部47は、パッキン51に圧着され、継ぎ目においてシール効果を発揮している。
また、図7に示すように、板状部材52と突片53との接合にはリベット63が用いられている。同様に、板状部材57とブラケット59との接合にも、リベット64が用いられている。これは、第1のダクト11Aの一部を構成する側板33と第2のダクト11Bの一部を構成する側板34とは、車室側に露出しないため、見栄えを考慮する必要がないからである。そして、継ぎ目においてシール効果を発揮させるために、断熱材54の端部56は、パッキン51に圧着される。ここで、第1のダクト11Aと第2のダクト11Bとが連結されている状態では、板状部材52の端部66と板状部材57の端部67とは離間している。また、突片53の端部68とブラケット59のクランク部69とは離間しているため、突片53は、板状部材57に対し接合時に摺動可能になっている。
以上のような構成をもって、第1のダクト11Aと第2のダクト11Bとが連結されるため、鉄道車両1が荷重を受けた場合、鉄道車両1には歪みが生じるが、第1のダクト11A及び第2のダクト11Bと連結プレート44とは相対的に摺動するため、第1及び第2のダクト11A,11Bに歪みは生じにくく、第1及び第2のダクト11A,11B自体に荷重が加わりにくくなる。このように、第1及び第2のダクト11A,11Bは、鉄道車両1にかかる荷重の影響を受けにくい。また、第1及び第2のダクト11A,11Bは歪みにくく、歪みが発生し難くなるため、きしみ音や第1及び第2のダクト11A,11Bのゆがみ等が低減される。また、ダクト11A,11Bが剪断方向荷重やねじり方向荷重を受けた場合であっても、各ダクト11A,11Bと連結プレート44とは相対的に摺動するため、剪断方向荷重やねじり方向荷重の影響を受けにくい。
また、図6に示すように、側板31,32の端面42A,42B同士は離間し、連結プレート44の端部71と第1及び第2の溝部43A,43Bの底面62とは離間している。同様に、図7に示すように、側板33の板状部材52の端部66と側板34の板状部材57の端部67とは離間し、側板33の突片53の端部68と側板34のブラケット59のクランク部69とは離間している。そのため、隣接する第1のダクト11Aと第2のダクト11Bとを連結しても、ダクトの全長において寸法公差に応じて調整可能である。そのうえ、第1及び第2のダクト11A,11Bを連結する作業性もよい。
以上、第1及び第2のダクト11A,11Bの連結構造について説明したが、これに限らなくても良い。例えば、連結プレート44を予め第1のダクト11Aの溝部43Aに接着して差し込んでおくことで、第1のダクト11Aの端面42Aに長尺状の凸部を設けてもよい。あるいは、図8に示すように、第1のダクト11Cのフレーム材39の端面42Aに、長尺状の凸部45を一体的に形成してもよい。いずれの場合も、凸部45は凹部43Bに対し相対的に摺動可能に差し込まれる。このような鉄道車両1では、鉄道車両に歪みが生じるが、第1及び第2のダクト11A(11C),11B(11D)同士は相対的に摺動するため、第1及び第2のダクト11A(11C),11B(11D)自体は車両1の歪みの影響を受けにくい。また、ダクトの四辺全ての側板に、図6に示す連結構造を設けても良い。
本発明に係る鉄道車両の一実施形態を示す断面図である。 図1に示す内装パネルを連結させる様子を示す斜視図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 内装パネルの他の例を示す斜視図である。 ダクトの連結構造を示す斜視図である。 ダクトの一辺を構成する側板を示す断面図である。 ダクトの他の三辺を構成する側板を示す断面図である。 ダクトの他の例を示す斜視図である。
符号の説明
1…鉄道車両、6…第1の内装パネル、7…第2の内装パネル、11A…第1のダクト、11B…第2のダクト、18A,18B…端面、19A…第1の溝部(第1の凹部)、19B…第2の溝部(第2の凹部)、21…連結プレート、42A,42B…端面、43A…第1の溝部(第1の凹部)、43B…第2の溝部(第2の凹部)、44…連結プレート。

Claims (2)

  1. 端面に第1の凹部が形成されたアルミ製のフレーム材が表板と裏板とで挟まれた第1の内装パネルと、
    前記第1の内装パネルに隣接し、端面に第2の凹部が形成されたアルミ製のフレーム材が表板と裏板とで挟まれた第2の内装パネルと、
    前記第1の内装パネルにおける前記フレーム材の前記第1の凹部と前記第2の内装パネルにおける前記フレーム材の前記第2の凹部とに差し込まれたアルミ板からなる連結プレートとを備え、
    前記第1の内装パネルの前記フレーム材及び前記第2の内装パネルの前記フレーム材と前記連結プレートとは非接着状態で相対的に摺動可能であり、前記第1の内装パネルにおける前記フレーム材の前記端面と前記第2の内装パネルにおける前記フレーム材の前記端面とを離間させ、
    前記第1及び第2の凹部は、前記端面の長手方向に沿って形成されており、
    前記連結プレートの長さは、前記凹部の前記長手方向の長さと同等であることを特徴とする鉄道車両。
  2. 端面に第1の凹部が形成されたフレーム材が表板と裏板とで挟まれた第1のダクトと、
    前記第1のダクトに隣接し、端面に第2の凹部が形成されたフレーム材が表板と裏板とで挟まれた第2のダクトと、
    前記第1のダクトにおける前記フレーム材の前記第1の凹部と前記第2のダクトにおける前記フレーム材の前記第2の凹部とに差し込まれた連結プレートとを備え、
    前記第1のダクトの前記フレーム材及び前記第2のダクトの前記フレーム材と前記連結プレートとは非接着状態で相対的に摺動可能であり、前記第1のダクトにおける前記フレーム材の前記端面と前記第2のダクトにおける前記フレーム材の前記端面とを離間させたことを特徴とする鉄道車両。
JP2004034120A 2004-02-10 2004-02-10 鉄道車両 Expired - Lifetime JP4698151B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004034120A JP4698151B2 (ja) 2004-02-10 2004-02-10 鉄道車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004034120A JP4698151B2 (ja) 2004-02-10 2004-02-10 鉄道車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005225288A JP2005225288A (ja) 2005-08-25
JP4698151B2 true JP4698151B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=35000348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004034120A Expired - Lifetime JP4698151B2 (ja) 2004-02-10 2004-02-10 鉄道車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4698151B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5537511B2 (ja) * 2011-07-19 2014-07-02 株式会社総合車両製作所 鉄道車両

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02121376U (ja) * 1989-03-15 1990-10-02
JPH03102373U (ja) * 1990-02-09 1991-10-24
JPH0455466U (ja) * 1990-09-20 1992-05-12
JPH11222125A (ja) * 1998-02-06 1999-08-17 Hitachi Ltd 鉄道車両
JP2000062610A (ja) * 1998-08-19 2000-02-29 Hitachi Ltd 車 両
JP2002061377A (ja) * 2000-08-22 2002-02-28 Daido Steel Sheet Corp パネルの接合構造
JP2003341509A (ja) * 2002-05-27 2003-12-03 Hitachi Ltd 軌条車両

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5978416U (ja) * 1982-11-17 1984-05-28 株式会社チューオー 建築用パネルの枠型材
JPS6351544A (ja) * 1986-08-21 1988-03-04 ダウ化工株式会社 パネル接合用ジヨイナ−及びパネル接合方法
JPH08209900A (ja) * 1995-02-06 1996-08-13 Ig Tech Res Inc 複合パネル
JP2001329650A (ja) * 2000-05-19 2001-11-30 Nippon Light Metal Co Ltd 押出形材の接合構造
JP2002349009A (ja) * 2001-05-28 2002-12-04 Ryoka E-Tec Kk 壁面用パネル

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02121376U (ja) * 1989-03-15 1990-10-02
JPH03102373U (ja) * 1990-02-09 1991-10-24
JPH0455466U (ja) * 1990-09-20 1992-05-12
JPH11222125A (ja) * 1998-02-06 1999-08-17 Hitachi Ltd 鉄道車両
JP2000062610A (ja) * 1998-08-19 2000-02-29 Hitachi Ltd 車 両
JP2002061377A (ja) * 2000-08-22 2002-02-28 Daido Steel Sheet Corp パネルの接合構造
JP2003341509A (ja) * 2002-05-27 2003-12-03 Hitachi Ltd 軌条車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005225288A (ja) 2005-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5784970A (en) Carriage body frame
WO2015145891A1 (ja) 自動車の車体構造
KR102581623B1 (ko) 궤도 차량용 차량도어 및 상기 차량도어를 포함하는 궤도 차량
JP2011131628A (ja) 鉄道車両の内装構造
JPH11222125A (ja) 鉄道車両
JP4698151B2 (ja) 鉄道車両
JP2015174607A (ja) 自動車の車体構造
JP5801864B2 (ja) 鉄道車両の内装構造
JP2001146163A (ja) 鉄道車両用ドア
JP4334391B2 (ja) アクティブノイズコントロールシステムを備えた鉄道車両車体構造
JP4071270B1 (ja) 鉄道車両用の天井ユニット
JP2015131557A (ja) 車両外板支持構造
JP3678013B2 (ja) 車両の内装材の取り付け方法および内装構造
JP2019006231A (ja) 鉄道車両
JP3808084B2 (ja) 車両
JP4428811B2 (ja) センタピラーの結合構造
WO2018139385A1 (ja) 車両用シートバックフレーム構造
JPH10258736A (ja) 鉄道車両の車体
JP4234699B2 (ja) 鉄道車両用天井内装パネル
JP3627524B2 (ja) 車両
JP5043537B2 (ja) 内装パネルの製造方法
JP3944414B2 (ja) 軌条車両
JP2005112354A (ja) 鉄道車両用肩部内装パネル
CN217537541U (zh) 耐撞击铝蜂窝板
US20060090418A1 (en) Closure flap

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091005

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100318

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100413

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20100514

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4698151

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140311

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term