JPH0620715Y2 - バン型車両の荷箱における前壁上部構造 - Google Patents

バン型車両の荷箱における前壁上部構造

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JPH0620715Y2
JPH0620715Y2 JP12397689U JP12397689U JPH0620715Y2 JP H0620715 Y2 JPH0620715 Y2 JP H0620715Y2 JP 12397689 U JP12397689 U JP 12397689U JP 12397689 U JP12397689 U JP 12397689U JP H0620715 Y2 JPH0620715 Y2 JP H0620715Y2
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JP
Japan
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front wall
type vehicle
plate
corner member
wedge
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JP12397689U
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JPH0367281U (ja
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研二 深島
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はバン型車両の荷箱における前壁上部の構造に関
するものである。更に詳しくいえば、バン型車両の荷箱
の前壁上部、即ち天井面と前壁との接合部の構造に関す
るものである。
(従来技術) 最近バン型車両において、前壁と天井との接合部を比較
的曲率の大きな曲面として走行中における空気抵抗を低
減させ、ひいては燃費の改善を図った荷箱が多くなって
いる。このようなバン型車両について第7図に基いて説
明する。
1は内板aと外板bとの間に断熱材cが充填されたいわ
ゆるサンドイッチパネルからなる前壁、2と同じくサイ
ドイッチパネルからなる天井板である。3は前記前壁
1、及び天井板2を接合する比較的大きな曲率の隅部材
である。隅部材3の垂直端部3aはリベット4で前壁1に
固着される。一方庫内側では隅部材3に接着材6を介し
て固着された断面L型をしたL型部材5と前壁1の上端
縁とがリベット7で固着されている。
又隅部材3の天井側端部3bもリベット8にて天井板2に
固着されている。一方、庫内側では上記前壁側と同じよ
うにL型部材9と天井板2の端縁とがリベット10にて
固着されている。尚、前壁と側壁及び天井が交る隅角部
はコーナーカバー11(第6図)が被冠されている。
このように構成されているバン型車両の隅部材3は、雨
天の時に問題が発生した。即ち運転席の窓をあけたまゝ
前方にバン型車両を移動して制動をかけると、天井面に
たまっていた雨水が慣性で大量に前方に流れ、運転室内
にまで落下して来ることがある。又走行中においても隅
部材3は相当の風圧を受けるので、隅部材3を止着して
いるリベットには常にせん断力が働き、このためリベッ
トがゆるみやすく、この部分から雨水が侵入するという
問題もあった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は上述した従来技術の問題点に鑑み、荷箱前方に
天井部から雨水が流れないようにし、しかも雨仕舞の完
璧な前壁上部の構造を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 荷箱の前壁と天井板との接合部を比較的大きな曲率を有
する隅部材で連接したバン型車両において、隅部材と天
井板とを結合する枠部材に断面L型の堰板を一体に突設
し、該堰板の内側に設けた鉤片に対し楔材を押し込ん
で、該楔材の鉤部を係合させて隅部材の端部を押圧して
固定できるようにした。
又楔材の下部に楔部を設け、該楔部を前記堰板の鉤片の
下部に設けたテーパー部と係合させ、隅部材の端部を下
方に押圧して楔作用で固定するようにした。
さらに枠部材の内側下部に内板の挿入溝を設け、前記隅
部材の内側に断熱材を充填したのち、内板を枠部材に対
し挿入し固定できるようにした。
(実施例) 第1図は本考案に係る荷箱の前壁1と天井板2の交る上
隅部の構造を示す断面図(第7図と同様位置での断面)
である。隅部材3は前壁1との結合構造は第7図の従来
構造と全く同じである。しかし天井板2との結合構造は
リベットを使用しない構造となっている。
第2図はこの詳細構造を示す。サンドイッチ構造をなす
天井板2の端面にはAl押出材よりなる枠部材12が嵌
められ、接着材13で固着されている。14は断面L型
をした堰板で、枠部材12の上部に一体に形成されてい
る。15は堰板14の前方(車両のキャブ側)内側に一
体に形成されている鉤片である。
16は合成樹脂製の楔材で、前記堰板14の鉤片15と
係合する鉤部17と、該鉤部と対向する楔部18を備え
ている。なお該楔部18のテーパー面に対応し、前記堰
板側の鉤片15の下面にテーパー面が設けられている。
19は楔材16を鉤部17に押し込んで隅部材3を押圧
固定したのちに塗付したシール材である。
隅部材3の下端即ち前壁1との結合は前に述べたよう
に、第7図の公知構造と全く同じでリベット結合を採用
している。
第3図〜第5図は別の実施例である。本実施例は隅部材
のわん曲部内側に断熱材20を充填したのち、内板21
を枠部材に嵌め込むようになっている。そして両端の枠
部材は全く同一の押出型材を使用する構成となってい
る。
枠部材22は第1図の第1実施例に於ける枠部材12と
L型部材9を一体にした構成を有している。そして枠部
材22はリベット23で天井板2の内側から固定されて
いる。枠部材22にはさらに内板21の端を挿入する溝
24を有している。
隅部材3の他端は前壁1の上端部に枠部材22によって
天井板2との接合と同様に接合されている。
第5図は第3図に示した第2実施例の改変例である。こ
れは枠部材22′の内側(隅部材3側)に一体のフラン
ジ25が設けられ、これにL型部材26がリベット28
で固着されている。そして隅部材3はこのL型部材26
の外面に接着材27によって接着されている。この構成
により、隅部材3は接合部で接着されているので、巾方
向にしっかり固定される。
(効果) 枠部材と一体に堰板を設けたので、車両に制動を掛けて
も、天井部の雨水が前方に流れ出ることがない。
枠部材と隅部材との接合を接着材を使用して接合する構
造としたので、従来のごとくリベットの緩み等によって
雨水が庫内に侵入する心配がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例(第6図のVII−VII断面図
に相当する断面図)。 第2図は第1図のII矢視部詳細断面図。 第3図は本考案の第2実施例断面図。 第4図は第3図のIV矢視部詳細断面図。 第5図は第3図の第2実施例の一部改変図。 第6図はバン型車両の斜視図。 第7図は第6図のVII−VII断面図。 図において; 1 前壁、2 天井板 3 隅部材、3a 垂直端部 3b 天井側端部、4 リベット 5 L型部材、6 接着材 7 リベット、8 リベット 9 L型部材、10 リベット 11 コーナーカバー、12 枠部材 13 接着材、14 堰板 15 鉤片、16 楔材 17 鉤部、18 楔部 19 シール材、20 断熱材 21 内板、22,22′ 枠部材 23 リベット、24 挿入溝 25 フランジ、26 L型部材 27 接着材、28 リベット

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前壁(1)と天井板(2)との接合部を比較的大
    きな曲率を有する隅部材(3)で連接したバン型車両にお
    いて、隅部材(3)と天井板(2)とを結合する枠部材(12)に
    断面L型の堰板(14)を一体に突設し、該堰板(14)の内側
    に設けた鉤片(15)に対し楔材(16)を押し込んで、該楔材
    (16)の鉤部(17)を係合させて隅部材(3)の端部を押圧し
    固定するようにしたことを特徴とするバン型車両の荷箱
    における前壁上部構造。
  2. 【請求項2】楔材(16)の下部に楔部(18)を設け、該楔部
    (18)を前記堰板(14)の鉤片(15)の下部に設けたテーパー
    部と係合させ、隅部材(3)の端部を下方に押圧して固定
    するようにした請求項(1)記載のバン型車両の荷箱にお
    ける前壁上部構造。
  3. 【請求項3】枠部材(22′)の内側下部に内板(21)の挿
    入溝(24)を設け、前記隅部材(3)の内側に断熱材(20)を
    充填したのち内板(21)で押え、内板(21)を前記挿入溝(2
    4)に挿入して固定するようにした請求項(1)及び(2)記載
    のバン型車両の荷箱における前壁上部構造。
  4. 【請求項4】前壁(1)と隅部材(3)との接合部にも請求項
    (3)記載の枠部材(22′)を使用することを特徴とするバ
    ン型車両の荷箱における前壁上部構造。
JP12397689U 1989-10-25 1989-10-25 バン型車両の荷箱における前壁上部構造 Expired - Lifetime JPH0620715Y2 (ja)

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JPH0367281U JPH0367281U (ja) 1991-07-01
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