JPH06501663A - 自動車用ブレーキアクチュエータ組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 自動車用ブレーキアクチュエータ組立体技術分野 本発明は、後部まで突出する管状接続片を有する後部ハウジング部分を備え、且 つ、自動車の泥よけに形成された穴内に挿入可能である空気圧ブレーキ圧力ブー スタと、 前記穴を閉じるように該泥よけに締結し得るよう構成された取り付は板と、前記 管状接続片の近くに配設された支持ブロックを有するペダル機構とを備えた自動 車用ブレーキアクチェエータ組立体に関する。

背景技術 自動車の最終組み立て時に、機械化された取り付け（ロボットによる）が益々一 般化するのに伴い、部品の納入業者には、その後の調節操作が不要な状態でその 自動的な最終組み立てを行い得るように、構成部品を部分組立体内の、隣接する 構成要素と組み立てて納入することが要求されている。

このことは、ブレーキの製造業者は、ブレーキを作動させ得るようにブレーキの 構成要素を予め組み立て且つ調節した集合体として納入し、自動車の製造業者が 適当な機械的取り付は及びブレーキに対する油圧の接続を行うだけで済むように しなければならないということを意味する。

欧州特許出願公開明細書第０３４８２７３号Ａ１には、プレス成形又は深絞りに よって、取り付は板がブレーキ圧力ブースタの前方ハウジング部分と共に、頭書 記載の型式のブレーキアクチュエータ組立体と一体に形成され、ブレーキ用及び クラッチペダル用の二つの支持ブロックがブレーキ圧力ブースタにおけるそれぞ れの側で取り付は板に溶接されているブレーキアクチュエータ組立体が開示され ている。ブレーキアクチェエータ組立体を構成する構成要素の、この公知の設計 及び構成では、構成要素群の製造業者が、必要に応じて、例えば２チヤンバのブ レーキ圧力ブースタに代えて、タンデム配置４チヤンバを備えるブースタを使用 するために、同一の取り付は板を異なるブレーキ圧力ブースタと共に組立てるこ とが出来ない、支持ブロックは、取り付は板に溶接される前に、正確に位置決め されなければならない、そのためには、高価な装置が必要であり、同装置は、支 持ブロックの形状、又はその相互間隔が変るときには交換しなければならない。

発明の開示 故に、本発明の目的は、各種の構成部品を適当に選択し、異なる要求に適合する ように容易に組み立て得るようにすることによって、極めて順応性の高い自動車 用ブレーキアクチュエータ組立体を提供することである。

この目的は、最初に記載した型式のブレーキアクチｊ、エータ組立体から出発し て、前記取り付は板が、ブレーキ圧力ブースタから独立し且つ中央穴を有する部 材であり、前記中央穴を後に通り且つ前記取り付は板に取り付けられた管状接続 片を前記ブレーキ圧力ブースタの前記後部ハウジング部分が備え、前記支持ブロ ックが、上記管状接続片が更に通る中央穴が形成された共通の補強板と一体に形 成されたことを特徴とする自動車用ブレーキアクチュエータ組立体により、本発 明に従って達成される。

従って、ブレーキ圧力ブースタの後部ハウジング部分から後部に突出する管状接 続片は、それ自体公知の方法で、取り付は板及びペダル装置を相互に対し且つブ レーキ圧力ブースタに対し位置決めする基準部材となる。取り付は板及び補強板 は、何れも、直接的又は間接的に、即ち、補強板を取り付は板を介して、又はそ の逆に、管状接続片上で心合せすることが出来る。

何れの場合でも、補強板を取り付は板及びブレーキ圧力ブースタに組み付ける前 に、ペダルの部分組立体を完全に組み立てることが出来る。これらブレーキ圧力 ブースタから後部に突出する管状接続片が同一の直径を有する限り、又は、直径 の相違が簡単な環状アダプタによって補整可能であるならば、同一の一つの取り 付は板に、これら直径及び／又は長さの異なるブレーキ圧力ブースタを選択的に 相互に組み付けることが出来る。これと同様の方法で、同一の一つの取り付は板 を異なるペダル機構と選択的に組み立てることが出来る。

本発明の好適な実施例において、取り付は板には、その中央穴の周囲にカラーが 形成され、前記管状接続片は該カラーの内側によって心合せされる一方、前記補 強板は、該カラーの外側によって心合せされる。

本発明の更に有利な変形は、従属項すなわち請求の範囲第３ないし６項の記載か ら得られよう。

図面の簡単な説明 第１図は、自動車に取り付けられたブレーキアクチュエータ組立体の、一部縦断 面図とした側面図、第２図は、後部から第１図の矢印ＩＩの方向に見たときの図 、 第３図は、自動車に同様に取り付けられた改造ブレーキアクチェエータ組立体の 、一部縦断面図とした側面図、 第４図は、後部から第３図の矢印ＩＶの方向に見たときの図である。

発明を実施するための最良の形態 本発明の実施例について、概略図的な図面を参照しつつ、以下に詳細に説明する 。

第１図には、自動車に属し且つ穴１２が形成された泥よけ１０の一部が示しであ る。該穴１２は、密封手段１８を介在させてねしボルト１６により泥よけ１゜に 固着された取り付は板１４により閉じられている。

該取り付は板１４及びペダル機構２０、空気圧ブレーキ圧力ブースタ２２、マス クシリンダ２４、アンチロック装置（ＡＢＳ）用制御装置２６、及びブレーキ流 体リザーバ２８が一体の組立体として組み合わされ、この組立体は、その穴１２ の周囲に、後方から泥よけｌＯの縁端に取り付は板１４を当てて、ねじで泥よけ に取り付けることにより、その全体が自動車内に取り付けられる。

第１図に図示した実施例の場合、自動車は、泥よけ１０のみならず、更に前方に あり且つ泥よけ１０に溶接された追加的な仕切板３０を備えており、これにより 、自動車のエンジン室３２を後方に対し制限し、マスクシリンダ２４を含むブレ ーキ圧力ブースタ２２、ＡＢ　５ｉｌＪ御装置２６、及びブレーキ流体リザーバ ２８は、二つの壁１０．３０の間のスペースに安全に収容されている。挿入され たゴムスリーブ３６を有するリテーナ板３４が仕切板３０の裏側に溶接されてい る。

リテーナピン３８が、前方に突出し得るようにマスクシリンダ２４に締結され、 その尖鋭な先端がゴムスリーブ３６内に挿入されることによって、ブレーキアク チュエータ組立体を付加的に支持している。

空気圧ブレーキ圧力ブースタ２２は、平坦で環状の当接面４２を有する前方ハウ ジング部分４０を備えており、マスクシリンダ２４のフランジ４４が二本のタイ ボルト４６．４８により該当接面４２に締結されている。これらタイボルト４６ ．４８は、前方ハウジング部分４０と、ブレーキ圧力ブースタ２２の、同様にポ ット状の後部ハウジング部分５０とを通って後方に伸長している。ブレーキ圧力 ブースタ２２は、例えば深絞りにより後部ハウジング部分５０と一体に形成する ことが出来る、後部に突出する筒形の管状接続片５２を備えている。該管状接続 片５２は、後方ハウジング部分５０で平坦な環状当接面５４により囲繞されてい る。管状接続片５２の後端は、ブレーキ圧力ブースタ２２内を軸方向に変位し得 るように案内される作動ロンド５８に、ベローズ５６を介して接続されている。

取り付は根１４は、後部に突出する円筒状カラー６２が囲繞する中央穴６０を有 する。該カラー６２は、実用上、隙間無しで、或は半径方向への僅かな偏り（ｂ ｉａｓ）があっても、管状接続片５２を収容する。後部ハウジング部分５００当 接面５４と前面側で係合する平坦な環状フランジ６４がカラー６２の周りに取り 付は板１４に形成される。該フランジ６４の正面側には、補強板６６が係合する 。該補強板６６は、ペダル機構２０の一部を成し且つ例えば、打抜き又はプレス 成形によって、後方に突出する軸受或は支持ブロック６８と一体に形成される。

二つのタイボルト４６．４８は、例えば、打抜きにより取り付は板１４と補強板 ６６とにあらかじめ形成された穴を通って伸長し、これらの板をブレーキ圧力ブ ースタ２２の後部ハウジング部分５０に強固に締め付けている。補強板６６が取 り付は板１４上で且つ該取り付は板を介してブレーキ圧力ブースタに対し中心決 めされるようにカラー６２が係合する中央凹所７０を補強板６６は有する。

取り付は板１４に対し平行で且つ水平に伸長する軸受ピン７１が、ブレーキペダ ル７２及びクラッチペダル７４を支持し得るように支持ブロック６８に固定され ている。ブレーキペダル７２は、継手７６によりブレーキ圧力ブースタ２２の作 動ロンド５８に接続されている。クラッチペダル７４は、別の継手７８により自 動車のシフトギア機構（図示せず）の油圧アクチュエータ（ｈｙｄｒａｕｌｉｃ 　ａｃｔｕａｔｏｒ）　８０のピストンロンドに接続されている。

第１図及び第２図に図示した実施例において、タイボルト４６．４８は、中空で ある。油圧アクチュエータ８０は、ホース８２により上方タイボルト４６の後端 に接続され、該タイボルト４６の前端は、管部分８４を介してブレーキ流体リザ ーバ２８に連通ずる。このようにして、ブレーキ流体リザーバは、クラッチを操 作する作動流体を供給する。別のホース８６がアクチュエータ８０を下方タイボ ルト４８の後端に接続し、同タイボルト４８の前端は、自動車内に最終的に組み 込まれるまで、第１図に図示するようにプラグ８８で閉じられている。

第２図から理解されるように、支持ブロック６８は、三つ又はそれ以上の側部で 補強板６６から後方に連続して曲がった壁の部分を形成することが出来る。第２ 図から明らかであるように、制動燈スイッチ９０が同壁に固着され、同スイッチ により各種のＡＢＳ機能を制御することが出来る。必要であれば、支持ブロック ６８は、ウェブ９２により、取り付は板１４上に更に支持される。

予め組み立てて用意の整ったブレーキアクチュエータ組立体を泥よけ１０の上に 適正に心合せして配置することは、第３図及び第４図かられかるように、二本の 円錐形位置決めピン９４を、穴１２に関し相互に反対側に泥よけ上に配置するこ とにより容易となる。これら位置決めピン９４の各々が、取り付は板１４の縁端 の穴９６内に入ることにより、ねじボルト１６をねしボルト用の穴９８内に容易 に螺入することが確実となる。

第３図及び第４図の実施例は、特に、ペダル機構２０の一部が異なる構造である 点で第１図及び第２図に示したものと異なる。該ペダル機構は、アクセルペダル １０２を支持する追加的な軸受ピン１００を備えている。気化器又は噴射ポンプ （図示せず）の制御機能を果たすボーデンケーブル１０４が同アクセルペダル１ ０２から伸長している。ボーデンケーブル１０６が同様にクラッチペダル７４か ら伸長している。該ボーデンケーブル１０６は、取り付は板１４内に挿入された ゴムスリーブ１０８を通って保持される。これは、ブレーキアクチュエータ組立 体の全体を容易に取り扱い、特に、自動車に容易に取り付は得るような方法で、 ブレーキアクチェエータ組立体に属する全ての構成要素が、取り付は板１４に直 接、又は少なくとも間接的に取り付けられることを示す一つの例である。

又、ブレーキアクチュエータ組立体は、該組立体を自動車に組み込む前に必要な 全ての調節を行うことを許容する装置を備えることが望ましい、第３図及び第４ 図に図示したその一例は、偏心輪１１０であり、この偏心輪１１０によりクラッ チペダル７４の所定の不作動位置が設定される。

第１図及び第３図によれば、上述のブレーキ圧力ブースタ２２は、従来型の構造 のものである。その結果、取り付は板１４とブレーキ圧力ブースタ２２の後部ハ ウジング部分５０との間に中間スペース１１２が形成される。このスペース１１ ２は、望ましくは、ポリウレタン硬質発泡材、又は他の種類の騒音減衰材料で発 泡充填されている。

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Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．後部まで突出する管状接続片（５２）を有する後部ハウジング部分（５０） を備え、且つ、自動車の泥よけ（１０）に形成された穴（１２）内に挿入可能で ある空気圧ブレーキ圧力ブースタ（２２）と、前記穴（１２）を閉じるように該 泥よけ（１０）に締結し得るよう構成された取り付け板（１４）と、前記管状接 続片（５２）の近くに配設された支持ブロックを有するペダル機構（２０）とを 備えた自動車用ブレーキアクチュエータ組立体において、前記取り付け板（１４ ）が、ブレーキ圧力ブースタ（２２）から独立し且つ中央穴（６０）を有する部 材であり、 前記中央穴（６０）を後に通り且つ前記取り付け板（１４）に取り付けられた管 状接続片（５２）を前記ブレーキ圧力ブースタ（２２）の前記後部ハウジング部 分（５０）が備え、 前記支持ブロック（６８）が、前記管状接続片（５２）が更に通る中央穴（７０ ）が形成された共通の補強板（６６）と一体に形成されたことを特徴とする自動 車用ブレーキアクチュエータ組立体。 ２．前記取り付け板（１４）が、その中央穴（６０）の周りにカラー（６２）を 備え、前記環状接続片（５２）が、前記カラー（６２）の内側によって心合せさ れる一方、前記補強板（６６）が該カラー（６２）の外側によって心合せされた ことを特徴とする請求の範囲第１項に記載のブレーキアクチェエータ組立体。 ３．前記取り付け板（１４）において、前記カラー（６２）の周りに環状フラン ジ（６４）が形成され、該フランジ（６４）が、前記後部ハウジング部分（５０ ）の当接面（５４）と前記補強板（６６）との間に締め付けられたことを特徴と する請求の範囲第２項に記載のブレーキアクチュエータ組立体。 ４．前記後部ハウジング部分（５０）と前記取り付け板（１４）とが前記環状フ ランジ（６４）から外方に拡がることにより中間スペース（１１２）を形成し、 同中間スペース（１１２）を発泡充填したことを特徴とする請求の範囲第３項に 記載のブレーキアクチュエータ組立体。 ５．タイボルト（４６、４８）が、前記補強板（６６）、前記取り付け板（１４ ）及び前記ブレーキ圧力ブースタ（２２）を貫通し、前記ブレーキ圧力ブースタ （２２）の前に配置されたマスタシリンダ（２４）が、前記タイボルトに固定さ れることを特徴とする請求る範囲第１項乃至第４項の何れかに記載のブレーキア クチュエータ組立体。 ６．ブレーキ流体リザーバ（２８）がマスタシリンダ（２４）に接続され、 クラッチペダル（７４）が支持ブをック（６８）により支持され且つクラッチ用 の液圧作動装置（８０）に接続され、前記タイボルト（４６、４８）が中空であ り、ブレーキ流体リザーバ（２８）と液圧作動装置（８０）との間の、又は該液 圧作動装置（８０）とクラッチとの間の接続管の一部をそれぞれ形成することを 特徴とする請求の範囲第５項に記載のブレーキアクチュエータ組立体。