JPH0649714A - コーマ - Google Patents

コーマ

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Publication number
JPH0649714A
JPH0649714A JP3069760A JP6976091A JPH0649714A JP H0649714 A JPH0649714 A JP H0649714A JP 3069760 A JP3069760 A JP 3069760A JP 6976091 A JP6976091 A JP 6976091A JP H0649714 A JPH0649714 A JP H0649714A
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JP
Japan
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nipper
comb
lip
combing
segment
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Pending
Application number
JP3069760A
Other languages
English (en)
Inventor
Hans-Ulrich Eichenberger
アイヘンベルガー ハンス−ウルリッヒ
Giancarlo Mondini
モンディニ ギアンカルロ
Heinz Clement
クレメント ハインツ
Walter Ackeret
アッケレット バルター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maschinenfabrik Rieter AG
Original Assignee
Maschinenfabrik Rieter AG
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Publication date
Application filed by Maschinenfabrik Rieter AG filed Critical Maschinenfabrik Rieter AG
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Pending legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01GPRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
    • D01G19/00Combing machines
    • D01G19/06Details
    • D01G19/14Drawing-off and delivery apparatus
    • D01G19/16Nipper mechanisms

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ラップ16の繊維タフト18をコーミング作
用を受ける位置に位置決めするニッパ機構1を具えたコ
ーマの提供。 【構成】 ニッパ機構は、下部ニッパ2と上部ニッパ3
からなり、上部ニッパは、ラップの把持位置17の領域
に下部ニッパの前面31の一つとオーバーラップするニ
ッパリップ30を具えている。ラップの重量は増加する
傾向にあり、これに伴ってその厚さは次第に厚くなって
いる。従って、従来のニッパを用いた場合、把持距離が
大きくなり、ニッパリップ30の下縁33とコーミング
セグメント19の軌跡円29との間の隙間が大きくなっ
て、コーミング作用が悪化するが上部ニッパ3の運動範
囲は、手段25,26,35,40,43によって制限
され、ニッパ1の把持位置に安全間隙Zが確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特許請求の範囲第1項
の前文に記載されたようなコーマに関する。
【0002】
【従来の技術】コーマの生産性を向上させるためには、
コーミング工程で処理されるラップの重量を増加するこ
とが必要である。重いラップを処理する場合には、ニッ
パ機構に搬送されるラップの厚さがそれに応じて変化す
る。その結果、ニッパの把持位置領域における状況が変
わり、通常の厚さのラップを把持する場合に比して、厚
いラップを把持する際には上下ニッパの把持表面が相互
に大幅に離れ、両者の間に広い把持間隙が形成される。
【0003】ニッパ機構に関連する円形コームによって
ラップをコーミングするには、ニッパを閉じてラップを
把持すると、ラップの自由端の一部はニッパから突出し
て円形コームの作用を受ける。この突出部分は一般に繊
維タフトと称する。円形コームによる短繊維やネップ,
葉粕等の挟雑物を繊維タフトから除去するコーミング作
用を最大限に発揮させるためには、繊維タフトをしっか
りと把持し、円形コームのコーミングセグメント又はそ
のニードルによってできるだけ完全に掻き取ることが必
要である。
【0004】このためには、上部ニッパ又はそのニッパ
プレートに、円形コームの軸に対して半径方向の把持位
置領域に、下部ニッパ又はそのニッパプレートの前面と
オーバラップするニッパリップを設けている。これによ
って、ラップ又は繊維タフトはコーミングセグメントの
前方に位置する前に軸に対してほぼ半径方向に位置決め
される。
【0005】繊維タフトがコーミングセグメントに捕捉
された後、セグメントからの繊維タフトの曲がりを防ぐ
ためにニッパリップの下縁をコーミングセグメントの軌
跡円にできるだけ接近させることを要する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特に、厚いラ
ップを処理する場合には、従来型のニッパではこれは不
可能であり、上下ニッパの把持表面間の間隙が増加し、
それによってニッパリップの下縁とセグメントの軌跡円
との間の間隙も増加してしまう。この結果、繊維タフト
の一部はコーミングセグメントの捕捉領域から離脱する
ので、完全なコーミング作用が行われない。
【0007】ラップの供給が中断した場合、即ち把持位
置にラップが存在していない場合に、コーミングセグメ
ントの作業領域へのニッパリップの揺動を防止すること
も絶対に必要である。これは、ニッパリップ又はコーミ
ングセグメントの損傷を防ぐのに必要な処置である。従
って、従来型のニッパ機構においては、把持位置におい
て両方の把持表面同士が直接に上下に重なる場合にも、
ニッパリップとコーミングセグメントの軌跡円との間に
安全間隙が形成されるようにニッパは構成されている。
【0008】このニッパが厚いラップをコーミングする
のに使用される場合、ラップが無くなった時にもコーミ
ングセグメントの軌跡円との間に安全な間隙が維持され
るが、両コーミング表面間の広い間隔のために、ニッパ
リップの下縁とコーミングセグメントの軌跡円との間の
間隙が広くなり過ぎ、最適なコーミング作用が行われな
い。このことは、コーミング作用の際に繊維タフトがコ
ーミングセグメントから外に曲がることを意味する。
【0009】従って、本発明の目的は、厚いラップを処
理する場合にも、所定の位置に置かれた繊維タフトに対
して最適なコーミング作用を行い得る把持位置を形成可
能なニッパを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的は、ニッパが完
全に閉じて把持位置にある場合におけるニッパリップと
円形コームとの間の距離を、コーミングセグメントの軌
跡半径よりも小さく設定することによって達成される。
ここで、“完全に閉じた把持位置”とは、両方の把持表
面が接触している状態を意味する。
【0011】更に、上部ニッパの回動運動が、ニッパが
把持位置にある場合にコーミングセグメントの軌跡円と
ニッパリップとの間の所定の安全間隙を確保する手段に
よって限定されることが望ましい。これによって、ラッ
プの厚さが大きく変動したりラップの供給が中断された
りした場合に、ニッパリップがコーミングセグメントの
作業領域まで揺動することが防止される。
【0012】上部ニッパの運動範囲のこの制限によっ
て、厚いラップをコーミングするためにニッパリップを
延長して、従来のコーマを用いて普通の厚さのラップを
処理のと同じ程度の最適コーミング作用を行うことが可
能になる。このことは、コーミング作用の際に、ラップ
が無くなったり厚さの薄いラップを誤って使用したりし
た場合にも、コーミングセグメントやニッパリップに損
傷を与えることなく、ニッパリップがコーミングセグメ
ントの軌跡円に至る僅かな間隙に移動することができる
ことを意味する。
【0013】コーミングセグメントの領域内又はコーミ
ングセグメント又は円形コームの両方の前面にセグメン
トが取り付けられることが望ましい。該円形コームの軌
跡の最外側の半径は、コーミングセグメントの外径より
大きく設定されている。前記セグメントは、ニッパリッ
プの運動範囲内に突出するように固定されていることが
必要である。これによって、コーミングセグメントの軌
跡円内でのニッパリップのそれ以上の回動は阻止され
る。
【0014】前記セグメントは非金属材料で作られるこ
とが望ましい。しかし、金属材料の表面に耐磨耗性のコ
ーティングを施す等して非金属材料と金属材料とを組合
せることも可能である。非金属材料としては、プラスチ
ック,繊維強化材料等が考えられる。前記セグメント用
の材料としては、アルミが用いられる。セグメントは、
安全間隙が常に確保されるように、耐磨耗性の表面を有
することが必要である。しかし、このセグメントは取り
外し可能に装着されているので、磨耗の兆候が見られた
場合には、いつでも交換可能である。
【0015】上部ニッパの運動範囲を限定するための他
の手段として、上部ニッパの運動範囲内に突出するか又
は該範囲内に固定された端部ストッパに対向して設けら
れたストッパを、下部ニッパ上に設置することが望まし
い。コーミングセグメントの軌跡円とニッパリップとの
間の安全間隙を正確に設定するために、このストッパ又
は端部ストッパは調節可能に構成されることが望まし
い。
【0016】更に、この調節可能なストッパはくさび型
をしていることが望ましい。これによって、前記安全間
隙の正確且つ接近した調節が可能となる。更に、前述の
運動の制限は、円形コームの軸上に支持され且つ所定の
安全間隙までの可変の間隙を以て上部ニッパに接続され
ているロッドを設けることによっても行われる。
【0017】このロッドは、ニッパリップとコーミング
セグメントの軌跡円との間の安全間隙を加減できるよう
に調節可能になっていることが望ましい。上部ニッパの
ニッパプレートの把持表面に対するニッパリップの長さ
を調節することによって、その時にコーミングされるラ
ップに適合させることが可能になる。ニッパプレートの
前記把持表面は、ニッパの把持位置において、該把持位
置に供給されるラップの供給方向に延在している。
【0018】この調節は、ニッパリップの下縁をコーミ
ングセグメントの方に曲げることによって行われる。こ
れにより、ニッパリップの一部又は全体は、上部ニッパ
のニッパプレート上に調節可能に固定される。同じ効果
を得るために、上部ニッパのニッパプレートの把持表面
も調節可能に固定されることが望ましい。
【0019】これらの構成により、所定の位置にあるラ
ップをコーミングする際に、ニッパリップとコーミング
セグメントの軌跡円との間に最適な最小の間隙が保証さ
れる。把持位置の領域における下部ニッパプレート用の
構成により、処理されるラップの厚さに応じて、通常の
動作におけるコーミングセグメントの作業範囲へのニッ
パリップの揺動を阻止するように設定することが可能と
なる。
【0020】以下、図面に示す好適実施例に基づいて、
本発明を更に詳細に説明する。
【0021】
【実施例】図1は、下部ニッパ1と上部ニッパ2からな
るコーマのコーミングヘッドのニッパ1を示し、前記上
部ニッパ3は下部ニッパ2の軸に回動可能に支持されて
いる。下部ニッパ2は、ニッパアーム5上のその前部領
域を円形コームの軸4の両側に軸支され、その後部領域
は駆動シャフト8によって回動するように、担持アーム
7に軸支されている。下部ニッパは、その前部領域にニ
ッパプレート9を具え、その上方には回転可能なフィー
ドローラ10が設けられている。該フィードローラ10
の外周の一部には、半径方向の間隙を介してガイドプレ
ート11が設けられている。ガイドプレート11の上方
には、これの延長部として別のガイドプレート12が下
部ニッパ2上に回動可能に設置されている。
【0022】上部ニッパ3は二つの担持アーム14の間
に取付けられたニッパプレート13を具え、該アームは
軸4を中心に回動可能になっている。この構成は図2に
も見られる。上部ニッパ3の二つの担持アーム14は、
コーミングヘッドの上部領域に軸15と図示しないスプ
リングを具えたロッドとによって取付けられている。こ
の構成により、駆動シャフト8からの間欠駆動によっ
て、ニッパ1は前後位置の間を往復運動する。軸15を
中心とする上部ニッパ3の適宜な回動により、上部ニッ
パ3はその往復運動の際に、閉じた位置から開いた位置
まで変位する。
【0023】図1の実施例においては、ニッパ1は後退
した閉じた位置を占めている。この位置で、供給された
ラップ16はニッパ1に把持される。把持位置17を越
えて突出している“繊維タフト”と呼ばれているラップ
の自由端は、円形コーム20のコーミングセグメント1
9によって掻き取り作用を受ける。ニッパ1の前進位置
においては、ニッパ1は“開いた位置”(図示しない)
を占め、コーミング作用を受けた繊維タフト18はデタ
ッチングローラ21,22に捕捉されてラップ16から
引き抜かれる。そして、デタッチングローラ21,22
は図1に矢印で示されているように、回転方向と反対向
きに回転する。
【0024】図1に示されているデタッチングローラ2
1,22の回転方向は、既に引き抜かれた繊維タフトを
少し逆送して、次ぎに引き抜かれるべき繊維タフト18
に接合することを意図したものである。デタッチングロ
ーラ21,22、円形コーム6及び駆動シャフト8は、
機械のフレーム23に支持されている。フィードローラ
10はニッパ1の往復運動によって間欠的に駆動され、
ラップ16はこれによって把持位置17からニッパ1ま
で段階的に供給される。
【0025】図2に示されているように、セグメント2
4,25がコーミングセグメント19の両側に固定され
ている。この固定は、コーミングセグメント19の側面
と円形コーム20の前面17の領域とにねじ26によっ
て行われる。これらのセグメントは接着剤その他の手段
によって固定されてもよい。いずれにしても、セグメン
ト24,25は磨耗した場合には取り外し可能なように
固定されることが望ましい。図1から判るように、セグ
メント24,25の外側面28はコーミングセグメント
19のニードルの先端の軌跡円29内に出ている。図2
に示すように、外側面28は上部ニッパプレート13の
回動領域内に突出している。
【0026】ニッパ1の把持位置17の拡大図が図3に
示されている。これによれば、把持位置17の前部領域
でのニッパプレート13と9はそれぞれ別々の把持輪郭
を具えていることが判る。即ち、上部ニッパプレート1
3は、下部ニッパプレート9の前面31にオーバーラッ
プするニッパリップ30を具えている。これによって、
繊維タフト18は、円形コーム19の軸6を中心として
ほぼ半径方向に位置決めされ、コーミング作用を受け
る。繊維タフト18のコーミング作用の際の円形コーム
20運動方向に基づき、繊維タフトが捕捉された後、コ
ーミングセグメント10はデタッチングローラ21,2
2の引き抜き方向に揺動する。
【0027】繊維タフト18がニードル32にできるだ
け完全に捕捉されるようにするには、繊維タフトがコー
ミング作用の際にニードル32の作用領域において曲が
らないようにすることが必要である。従って、コーミン
グ作用の際に、ニッパリップ30の下側の縁33をコー
ミングセグメント19の軌跡円29に最小の間隙Xを以
て可能な限り接近させるか、又は半径Aをできるだけ小
さく維持することが必要である。ラップ16の厚さに応
じて、把持位置に大きな把持間隙34を設けることがで
きる。この把持間隙34は、円形コーム6の軸方向に見
て半径方向において最小間隙Xよりも大きい。
【0028】ラップの供給が中断されるか、又は異常に
薄いラップが間違って供給された場合、ニッパリップ3
0はセグメント24,25の無いニードルの作用領域に
到達し、大きな損傷を受ける場合がある。しかし、図示
の実施例においては、上部ニッパプレート13の運動
は、ニッパリップ30の下縁33をセグメント24,2
5の外側面28上に位置決めすることによって限定され
る。このことは、更に回動を許容する自由把持空間であ
る安全間隙Zが、把持位置17の領域においてコーミン
グセグメント19の軌跡円29とセグメント24,25
の外側面18との間に確保されることを意味する。この
安全間隙Zは、軌跡円の半径R1とニードルの先端の軌
跡円の半径R2との差によって形成され、0.2 〜0.4 の
範囲に設定されることが望ましい。
【0029】図4に示す別の実施例においては、調節可
能なストッパ35が下部ニッパ2の両側に取付けられ、
上部ニッパ3の2本のアーム14の運動範囲内に突出
し、上部ニッパの回動を制限すると共に安全間隙Zを確
保する(図3)。このストッパ35はくさび型をなし、
アーム14に対して調節可能に取付けられている。図5
の部分拡大図に示されているように、ストッパ35は下
部ニッパの一方にねじ36によって取付けられたブラケ
ット37に固定されている。このブラケットは、アーム
14をストッパ38の縁に対して変位できるように長孔
39を具えている。ストッパを変位させたりセットした
りすることによって、フィーラゲージをニードルの先端
とニッパリップ30の下縁33との間をスライドさせる
ことによって、安全間隙Zは正確に設定することができ
る。この実施例は、ニッパリップ又はストッパエレメン
トの摩耗が無くなる点で、図1の実施例より優れてい
る。
【0030】図5の例と同様な実施例が図6に示されて
いる。これによれば、安全間隙Zを維持するために円形
コーム6の軸上にロッド40が軸支され、上部ニッパ3
の各アーム14上の連続孔41を貫通してブラケット4
2内に突出している。ブラケット42を貫通して突出す
るロッド40の自由端にはねじ部45を具え、ブラケッ
ト42の下方にナット43とロックナット44を担持し
ている。図5の実施例の場合のように、前記ロックナッ
ト44とナット43を緩めた後、安全間隙Zはニッパリ
ップ30とコーミングセグメント19との間をスライド
するフィーラゲージによってナット43を介して調節さ
れる。これが行われた後、ナット43はロックナット4
4によって設定位置に固定される。
【0031】安全間隙Zを維持するために上部ニッパ3
の運動を限定する機構は他にも存在する。本発明は往復
運動を行うニッパ機構に限らず、別の機構学的方法に基
づくユニットも考えられる。調節可能なリップ30を具
えた図7,8に示された例も、図1〜6に基づいて説明
された前述の例に対応する端部ストッパを具えている。
【0032】図7の例においては、ニッパリップ30は
ねじによってニッパプレート13に調節可能に取付けら
れる。このことは、上部把持表面47との隙間はラップ
の厚さに応じて調節可能であり、これによってニッパ1
は厚いラップにも普通のラップにも広く使用可能であ
る。この調節可能なニッパリップは調節の目的のために
長孔48を具え、幅方向に数本のねじ46がニッパプレ
ート13のねじ孔49に固定される。
【0033】図8に同じような例が示され、これによれ
ば調節可能な下方部分49は、ねじ50によって長孔5
1を具えたニッパプレート13に調節可能に取付けられ
ている。このねじは、ニッパプレート13の凹部53に
設置されたロックナットによってロックされている。図
7,8の実施例は、ニッパリップが把持ラインの全長に
わたって正確に設定可能であると共に、摩耗時に交換し
易い利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のニッパ機構と円形コーム
の概略側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のニッパ機構の把持位置の拡大図である。
【図4】本発明の第2実施例のニッパ機構と円形コーム
の概略側面図である。
【図5】図4の端部ストッパの拡大図である。
【図6】本発明の第3実施例のニッパ機構と円形コーム
の概略側面図である。
【図7】調節可能なニッパリップを具えたニッパ機構の
把持位置の拡大図である。
【図8】別の調節可能なニッパリップを具えたニッパ機
構の把持位置の拡大図である。
【符号の説明】
1…ニッパ 2…下部ニッパ 3…上部ニッパ 4…軸 5…ニッパアーム 6…円形コーム軸 7…アーム 8…駆動シャフト 9…ニッパプレート 10…フィードローラ 11…ガイドプレート 12…ラップガイドプレート 13…ニッパプレート 14…アーム 15…軸 16…ラップ 17…把持位置 18…繊維タフト 19…コーミングセグメント 20…円形コーム 21…デタッチングローラ 22…デタッチングローラ 23…フレーム 24…セグメント 25…セグメント 26…ねじ 27…前面 28…外側面 29…軌跡円 30…ニッパプレート 31…前面 32…ニードル 33…下縁 34…把持間隙 35…ストッパ 36…ねじ 37…ブラケット 38…ストッパの縁 39…長孔 40…ロッド 41…孔 42…ブラケット 43…ナット 44…ロックナット 45…ねじ部 46…ねじ 47…把持表面 48…長孔 49…下方部分 50…ねじ 51…長孔 52…ナット 53…凹部 X…最小間隙 Z…安全間隙 R1…軌跡円半径 R2…軌跡円半径 A…ニッパリップから円形コーム軸までの距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギアンカルロ モンディニ スイス国,8400 ビンテルツール,テオド ー ロイター−ベク 6 (72)発明者 ハインツ クレメント スイス国,8406 ビンテルツール,イン バンネン 12 (72)発明者 バルター アッケレット スイス国,8472 ゾイザッハ,ビンテルツ ラーシュトラーセ 8

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部ニッパ(2)とこれに軸支された上
    部ニッパ(3)とで構成され、該上部ニッパ(3)はラ
    ップの把持位置(17)領域に下部ニッパの前面(3
    1)の一つとオーバーラップするニッパリップ(30)
    を具えたニッパ機構によって、コーミング作用を受ける
    ラップ(16)の繊維タフト(18)を円形コーム(2
    0)のニッパ(1)に対応するコーミングセグメント
    (19)の前方に位置決めするように構成されたコーマ
    であって、把持位置においてニッパ(1)が完全に閉じ
    られた場合、ニッパリップ(30)と円形コーム(6)
    の軸との間の距離が、コーミングセグメント(19)の
    軌跡円の半径(R1)よりも小さいことを特徴とするコ
    ーマ。
  2. 【請求項2】 上部ニッパ(3)の運動を制限する手段
    (25,26,35,40)が設けられ、コーミングセ
    グメント(19)の軌跡円(29)とニッパリップ(3
    0)との間の所定の安全間隙(Z)が確保されるように
    したことを特徴とする請求項1に記載のコーマ。
  3. 【請求項3】 前記手段が、コーミングセグメントの領
    域の円形コーム上に固定された少なくとも一つのセグメ
    ント(24,25)からなり、該セグメントは上部ニッ
    パ(3)のニッパリップ(30)の運動範囲内に突出す
    ると共に、コーミングセグメント(19)の軌跡円の半
    径(R1)よりも大きい円形コーム(20)軸心からの
    半径(R2)を有することを特徴とする請求項2に記載
    のコーマ。
  4. 【請求項4】 各セグメント(24,25)は円形コー
    ム(20)の前面(28)の領域及びコーミングセグメ
    ントの領域に固定されていることを特徴とする請求項3
    に記載のコーマ。
  5. 【請求項5】 前記セグメント(24,25)が非金属
    材料で作られていることを特徴とする請求項3又は4に
    記載のコーマ。
  6. 【請求項6】 前記手段が下部ニッパ(2)に取付けら
    れた少なくとも一つのストッパ(35)からなり、上部
    ニッパ(3)の運動範囲内又は該上部ニッパ上の端部ス
    トッパの運動範囲内に突出していることを特徴とする請
    求項2に記載のコーマ。
  7. 【請求項7】 前記ストッパ(35)及び/又は端部ス
    トッパが調節可能に構成されていることを特徴とする請
    求項2に記載のコーマ。
  8. 【請求項8】 前記上部ニッパ(3)が、ニッパプレー
    ト(13)を介して下部ニッパ(2)に接続された二つ
    のアーム(14)からなり、各アーム(14)は端部ス
    トッパを具えていることを特徴とする請求項6又は7に
    記載のコーマ。
  9. 【請求項9】 前記ストッパ35及び/又は端部ストッ
    パが、下部又は上部ニッパ(2,3)に沿って調節可能
    に取付け可能なくさび型のエレメント(35)として構
    成されていることを特徴とする請求項6〜8のいずれか
    1項に記載のコーマ。
  10. 【請求項10】 前記手段が、円形コームの軸(6)に
    連結されたロッド(40)からなり、該ロッドは上部ニ
    ッパ(3)に所定の安全間隔(Z)までの隙間を与える
    ように調節可能に構成されていることを特徴とする請求
    項2に記載のコーマ。
  11. 【請求項11】 前記安全間隙(Z)又はロッド(4
    0)が調節可能なことを特徴とする請求項10に記載の
    コーマ。
  12. 【請求項12】 上部ニッパ(3)のニッパプレート
    (13)の把持表面(47)に対してニッパリップ(3
    0)がその長さを変更可能であることを特徴とする請求
    項1〜11のいずれか1項に記載のコーマ。
  13. 【請求項13】 ニッパリップ(30)が上部ニッパ
    (3)のニッパプレート(13)上に調節可能に取付け
    られていることを特徴とする請求項12に記載のコー
    マ。
  14. 【請求項14】 ニッパリップ(30)の少なくとも一
    部が調節可能に取付けられていることを特徴とする請求
    項12に記載のコーマ。
  15. 【請求項15】 上部ニッパ(3)のニッパプレート
    (13)の把持表面(47)が、コーミングセグメント
    (19)に最も近いニッパリップ(30)の下側の縁
    (33)に対して調節可能に取付けられていることを特
    徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のコー
    マ。
  16. 【請求項16】 下部ニッパ(2)の下部ニッパプレー
    ト(9)の位置が、把持領域において円形コームの軸
    (6)に対して調節可能であることを特徴とする請求項
    1に記載のコーマ。
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