JPS60224821A - コ−マにおけるラツプ送り出し方法 - Google Patents
コ−マにおけるラツプ送り出し方法Info
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- JPS60224821A JPS60224821A JP7724284A JP7724284A JPS60224821A JP S60224821 A JPS60224821 A JP S60224821A JP 7724284 A JP7724284 A JP 7724284A JP 7724284 A JP7724284 A JP 7724284A JP S60224821 A JPS60224821 A JP S60224821A
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- JP
- Japan
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- nipper
- action
- combing
- wrap
- fleece
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
この発明はコーマにおけるラップ送り出し方法に関する
ものである。
ものである。
従来技術
一般に、60番手以上の細糸あるいは特に太さの均斉又
は強力を必要とする糸を紡出する場合には、カーシング
■程で除去することが難しい短繊維及びカーシングで残
ったカス、ゴミ等の夾雑物やネップを完全に除去して長
さの揃った優良な繊維だ【ブを残すとともに、スライバ
中の各IIMを平行に配列し、規則正しく重ね合わせて
糸の強力を増ずためのコーミング作用をなすコーマが使
用される。そして、コーマは第1図に示すようにシリン
ダ軸1上に回動可能に支承されたロッカアーム2とニッ
パ軸3上に固定されたスイングレバー4との間にニッパ
フレーム5がビン6.7を介して連結され、該ニッパフ
レーム5にはボトムニッパ8が固定されるとともに、そ
の上面にフィードローラ9が配設されている。ニッパフ
レーム5の中央部にはニッパアーム1oが支軸11によ
り回動可能に支持され、その先端部にトップニッパ12
が固定されている。ニッパアーム1oは11ft6Bニ
おいて前記スイングレバー4に回動可能に連結された加
圧機4I413のコネクチングロッド14にビン15に
より連結され、ニッパ軸3の回動に伴い往復動されるニ
ッパフレーム5と同期して往復回動されてトップニッパ
12がボトムニッパ8の先端部においてラップを把持す
るようになっている。
は強力を必要とする糸を紡出する場合には、カーシング
■程で除去することが難しい短繊維及びカーシングで残
ったカス、ゴミ等の夾雑物やネップを完全に除去して長
さの揃った優良な繊維だ【ブを残すとともに、スライバ
中の各IIMを平行に配列し、規則正しく重ね合わせて
糸の強力を増ずためのコーミング作用をなすコーマが使
用される。そして、コーマは第1図に示すようにシリン
ダ軸1上に回動可能に支承されたロッカアーム2とニッ
パ軸3上に固定されたスイングレバー4との間にニッパ
フレーム5がビン6.7を介して連結され、該ニッパフ
レーム5にはボトムニッパ8が固定されるとともに、そ
の上面にフィードローラ9が配設されている。ニッパフ
レーム5の中央部にはニッパアーム1oが支軸11によ
り回動可能に支持され、その先端部にトップニッパ12
が固定されている。ニッパアーム1oは11ft6Bニ
おいて前記スイングレバー4に回動可能に連結された加
圧機4I413のコネクチングロッド14にビン15に
より連結され、ニッパ軸3の回動に伴い往復動されるニ
ッパフレーム5と同期して往復回動されてトップニッパ
12がボトムニッパ8の先端部においてラップを把持す
るようになっている。
又、前記ニッパフレーム5の上端に固定されたプレート
16の先端にトップコーム17が装着されている。そし
て、前記コーマは間欠的に回転されるフィードローラ9
の作用により送り出され、ボトムニッパ8及びトップニ
ッパ12により把持されたラップLの先端を第1図の反
時計方向に回転するコーミングシリンダ18により梳り
、ニッパの前進(第1図の左方への移動)によって梳ら
れたフリースFをデタッチングローラ19へ向けて移動
させ、このフリースFの前進に対応してデタッチングロ
ーラ19が逆転し、先に引き取ったフリースFを後退さ
せこのフリースFの上に梳られたばかりの7リースFを
重ね合わせ、その後デタッチングローラ19が正転して
ニッパからフリースFを引き取るとともに、フリースF
内に突き刺されたトップコーム17によりフリースFの
後端を梳るという作用を繰り返し行う。
16の先端にトップコーム17が装着されている。そし
て、前記コーマは間欠的に回転されるフィードローラ9
の作用により送り出され、ボトムニッパ8及びトップニ
ッパ12により把持されたラップLの先端を第1図の反
時計方向に回転するコーミングシリンダ18により梳り
、ニッパの前進(第1図の左方への移動)によって梳ら
れたフリースFをデタッチングローラ19へ向けて移動
させ、このフリースFの前進に対応してデタッチングロ
ーラ19が逆転し、先に引き取ったフリースFを後退さ
せこのフリースFの上に梳られたばかりの7リースFを
重ね合わせ、その後デタッチングローラ19が正転して
ニッパからフリースFを引き取るとともに、フリースF
内に突き刺されたトップコーム17によりフリースFの
後端を梳るという作用を繰り返し行う。
トップニッパ12は第3図に示すようにボトムニッパ8
の前進途中において間口を開始し、ボトムニッパ8の前
進完了すなわち後退開始時から閉口を開始するとともに
ボトムニッパ8の後退途中において閉口が完了するよう
になっている。従来この種のコーマにおいては、ボトム
ニッパ8の前進途中トップニッパ12の開口開始時から
ボトムニッパ8の前進完了時までの間に、フィードロー
ラ9が回動されて1回のコーミング作用に必要な量のラ
ップLが送り出されるようになっていた。
の前進途中において間口を開始し、ボトムニッパ8の前
進完了すなわち後退開始時から閉口を開始するとともに
ボトムニッパ8の後退途中において閉口が完了するよう
になっている。従来この種のコーマにおいては、ボトム
ニッパ8の前進途中トップニッパ12の開口開始時から
ボトムニッパ8の前進完了時までの間に、フィードロー
ラ9が回動されて1回のコーミング作用に必要な量のラ
ップLが送り出されるようになっていた。
このようにボトムニッパ8の前進時にフィードローラ9
を回動してラップを強制的に送り出した場合には、梳ら
れたばかりのフリースFの先端をデタツチングローラ1
9の逆転により戻されたフリースFの後端に重ね合わせ
るタイミングが常に一定となるが、トップコーム17の
フリースFに対する作用期間中にもフィードローラ9が
回転してラップが送り出されるため、トップコームの隙
間をラップ自身が、フィードローラの強制的送り出し作
用によって通過しようとする。このために通過を阻止す
るトップコーム17によってラップが該トップコーム1
7の後方にループ状に貯えられる。そしてシリンダでコ
ーミングされるときにはゲージ設定よりも長い長さでコ
ーミングされるようになり、落綿率が増える。ゲージを
小さくして落綿率を抑えるようにすれば平均繊維長が短
かくなってtiAN分布が悪くなるという問題がある。
を回動してラップを強制的に送り出した場合には、梳ら
れたばかりのフリースFの先端をデタツチングローラ1
9の逆転により戻されたフリースFの後端に重ね合わせ
るタイミングが常に一定となるが、トップコーム17の
フリースFに対する作用期間中にもフィードローラ9が
回転してラップが送り出されるため、トップコームの隙
間をラップ自身が、フィードローラの強制的送り出し作
用によって通過しようとする。このために通過を阻止す
るトップコーム17によってラップが該トップコーム1
7の後方にループ状に貯えられる。そしてシリンダでコ
ーミングされるときにはゲージ設定よりも長い長さでコ
ーミングされるようになり、落綿率が増える。ゲージを
小さくして落綿率を抑えるようにすれば平均繊維長が短
かくなってtiAN分布が悪くなるという問題がある。
トップコーム17の作用時における前記問題点を改善す
るため、第2図に示すように従来のトップニッパ12に
加えてプレスアーム20を支軸11に回動可能に支持す
るとともに、その先端部に補助ニッパ21を固定し、後
端部を前記ニッパ軸3に固定されたブッシングアーム2
2に対してコネクチングロッド23、スライドフープビ
ン24、コネクチングピース25、ビン26を介して連
結し、ニッパ軸3の回転によりボトムニッパ8と協働し
てラップを押圧把持する機構を設け、トップコーム17
の7リースFに対する作用時にラップを把持してトップ
コーム17によるコーミング及び分離作用を向上させる
ようにしたものがある。
るため、第2図に示すように従来のトップニッパ12に
加えてプレスアーム20を支軸11に回動可能に支持す
るとともに、その先端部に補助ニッパ21を固定し、後
端部を前記ニッパ軸3に固定されたブッシングアーム2
2に対してコネクチングロッド23、スライドフープビ
ン24、コネクチングピース25、ビン26を介して連
結し、ニッパ軸3の回転によりボトムニッパ8と協働し
てラップを押圧把持する機構を設け、トップコーム17
の7リースFに対する作用時にラップを把持してトップ
コーム17によるコーミング及び分離作用を向上させる
ようにしたものがある。
この装置においては第3図に示すように補助ニッパ21
はトップニッパ12が開口を開始した後、トップコーム
17の7リース「に対する作用開始前に閉口してボトム
ニッパ8とともにラップを把持し、トップコーム17の
作用が終了するまでその状態に保持されるようになって
いる。
はトップニッパ12が開口を開始した後、トップコーム
17の7リース「に対する作用開始前に閉口してボトム
ニッパ8とともにラップを把持し、トップコーム17の
作用が終了するまでその状態に保持されるようになって
いる。
そして、従来この補助ニッパ21を備えたコーマにおい
ては、ボトムニッパ8の後退途中トップニッパ72の閉
口完了後にフィード0−ラ9を回転して1回のコーミン
グ作用に必要なラップのを送り出すとともに、第4図に
示すようにフィードローラ9とトップニッパ12との間
に貯留し、ボトムニッパ8の前進途中においてトップニ
ッパ12が開口されることによりラップLの弾性を利用
して貯留されていたうツブしを送り出すようにする方法
が採られている。ところが、このようにラップ自身の弾
性を利用して送り出す場合には、ボトムニッパ8上面の
汚れや供給ラップのむらに起因するラップ弾性力の変化
等によりラップ先端の到達位蹟がばらつき、デタッチン
グローラ19の作用により前回引き取られたフリースF
後端への重ね合わせのタイミングが一定とならず、得ら
れたスライバのU%の変動率が大きくなるという問題が
ある。さらに、送り出し量もばらつくためスライバにこ
むらが生じるという不都合もある。
ては、ボトムニッパ8の後退途中トップニッパ72の閉
口完了後にフィード0−ラ9を回転して1回のコーミン
グ作用に必要なラップのを送り出すとともに、第4図に
示すようにフィードローラ9とトップニッパ12との間
に貯留し、ボトムニッパ8の前進途中においてトップニ
ッパ12が開口されることによりラップLの弾性を利用
して貯留されていたうツブしを送り出すようにする方法
が採られている。ところが、このようにラップ自身の弾
性を利用して送り出す場合には、ボトムニッパ8上面の
汚れや供給ラップのむらに起因するラップ弾性力の変化
等によりラップ先端の到達位蹟がばらつき、デタッチン
グローラ19の作用により前回引き取られたフリースF
後端への重ね合わせのタイミングが一定とならず、得ら
れたスライバのU%の変動率が大きくなるという問題が
ある。さらに、送り出し量もばらつくためスライバにこ
むらが生じるという不都合もある。
目的
この発明は前記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
って、その目的は1回のコーミング作用に必要なラップ
量をフリースに対するトップコームの作用開始前に確実
に送り出すことができるとともに、その先端の到達する
時期及び位置を常に一定にすることができデタッチング
ローラの作用により前回引き取られたフリースに対する
重ね合わせをタイミング良く行うことができるコーマに
おけるラップ送り出し方法を提供することにある。
って、その目的は1回のコーミング作用に必要なラップ
量をフリースに対するトップコームの作用開始前に確実
に送り出すことができるとともに、その先端の到達する
時期及び位置を常に一定にすることができデタッチング
ローラの作用により前回引き取られたフリースに対する
重ね合わせをタイミング良く行うことができるコーマに
おけるラップ送り出し方法を提供することにある。
発明の構成
前記の目的を達成するためこの発明においては、1回の
コーミング作用に必要なラップ量を、ボトムニッパの前
進時におけるトップニッパの開口動作開始時から7リー
スFに対するトップコームの作用開始時までの間にフィ
ードローラの積極回転により送り出すようにした。
コーミング作用に必要なラップ量を、ボトムニッパの前
進時におけるトップニッパの開口動作開始時から7リー
スFに対するトップコームの作用開始時までの間にフィ
ードローラの積極回転により送り出すようにした。
実施例
以下、この発明を補助ニッパを装備しないコーマに具体
化した一実施例を第6〜16図に従って説明する。この
実施例の装置においてはフィードローラ9の駆動機構が
前記第1図に示した従来装釘と異なり、その他の構成は
基本的に同一であるためフィードローラ9の駆動機構に
ついてのみその構成を説明する。第6,7図に示すよう
にフィードローラ9はボトムニッパ8の上面両側に突設
されたブラケット8aにベアリング27を介して回動可
能に支持されるとともに、図示しない加圧装置によりボ
トムニッパ8側に押圧付勢された状態で装備されている
。フィードローラ9の一端には前記ブラケット8aの外
側へ突出する取付軸部9aが形成され、該取付軸部9a
には送りレバー28がクラッチ29を介して取付けられ
ている。
化した一実施例を第6〜16図に従って説明する。この
実施例の装置においてはフィードローラ9の駆動機構が
前記第1図に示した従来装釘と異なり、その他の構成は
基本的に同一であるためフィードローラ9の駆動機構に
ついてのみその構成を説明する。第6,7図に示すよう
にフィードローラ9はボトムニッパ8の上面両側に突設
されたブラケット8aにベアリング27を介して回動可
能に支持されるとともに、図示しない加圧装置によりボ
トムニッパ8側に押圧付勢された状態で装備されている
。フィードローラ9の一端には前記ブラケット8aの外
側へ突出する取付軸部9aが形成され、該取付軸部9a
には送りレバー28がクラッチ29を介して取付けられ
ている。
クラッチ29は取付軸部9aに対して一体回転可能に螺
着された被動体30と、該被動体30の切欠部30aに
対してビン31により回動可能に支持された爪32と、
該被動体30の軸部に対して回動可能に支持されるとと
もに内周面に歯部33aが形成されたラチェットホイー
ル33とから構成され、ラチェットホイール33は送り
レバー28と一体に形成されている。又、前記型32は
ばね34により歯部33a側に押圧付勢されている。
着された被動体30と、該被動体30の切欠部30aに
対してビン31により回動可能に支持された爪32と、
該被動体30の軸部に対して回動可能に支持されるとと
もに内周面に歯部33aが形成されたラチェットホイー
ル33とから構成され、ラチェットホイール33は送り
レバー28と一体に形成されている。又、前記型32は
ばね34により歯部33a側に押圧付勢されている。
前記送りレバー28には対称位胃に2つのスタッド35
a 、35bが突設され、第6図に鎖線で示すように機
台フレームにはボトムニッパ8の側面と対応する位置に
前記下方のスタッド35bと係合可能な係合部材36が
固定され、該係合部材36の上方には前記上方のスタッ
ド35aと係合可能かつ送りレバー28の時計方向への
回動のみを許容する係合部材37が軸38により回動可
能に支持されている。係合部材37の上部後方には該係
合部材37の回動を規制する規制部39が固設されてい
る。
a 、35bが突設され、第6図に鎖線で示すように機
台フレームにはボトムニッパ8の側面と対応する位置に
前記下方のスタッド35bと係合可能な係合部材36が
固定され、該係合部材36の上方には前記上方のスタッ
ド35aと係合可能かつ送りレバー28の時計方向への
回動のみを許容する係合部材37が軸38により回動可
能に支持されている。係合部材37の上部後方には該係
合部材37の回動を規制する規制部39が固設されてい
る。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。こ
の実施例の装置においてもボトムニッパ8の移動タイミ
ング、トップニッパ12の開閉タイミング及びトップコ
ーム17の7リースFへの作用タイミングは第3図に示
す従来atの場合と同様である。第8図に示すようにフ
ィードローラ9への取付軸部9aに固着された被動体3
0に取付けられた爪32は、該被動体3oの軸部に対し
て回動可能に取付けられたラチェットホイール33の歯
部33aに係止されているため、送りレバー28が第8
図の反時計方向(すなわち第6図の時計方向)に回動す
る場合には、爪32が歯部33aと係合した状態で被動
体30が送りレバー28と一体的に回動してフィードロ
ーラ9が同方向へ回動される。送りレバー28が第8図
の時計方向(すなわち第6図の反時計方向)へ回動する
場合には、ばね34が押されて爪32がラチェットホイ
ール33の歯部33aがら離脱するためラチェットホイ
ール33すなわら送りレバー28のみが時計方向に回転
し、被動体3o及びフィードローラ9は回転しない。
の実施例の装置においてもボトムニッパ8の移動タイミ
ング、トップニッパ12の開閉タイミング及びトップコ
ーム17の7リースFへの作用タイミングは第3図に示
す従来atの場合と同様である。第8図に示すようにフ
ィードローラ9への取付軸部9aに固着された被動体3
0に取付けられた爪32は、該被動体3oの軸部に対し
て回動可能に取付けられたラチェットホイール33の歯
部33aに係止されているため、送りレバー28が第8
図の反時計方向(すなわち第6図の時計方向)に回動す
る場合には、爪32が歯部33aと係合した状態で被動
体30が送りレバー28と一体的に回動してフィードロ
ーラ9が同方向へ回動される。送りレバー28が第8図
の時計方向(すなわち第6図の反時計方向)へ回動する
場合には、ばね34が押されて爪32がラチェットホイ
ール33の歯部33aがら離脱するためラチェットホイ
ール33すなわら送りレバー28のみが時計方向に回転
し、被動体3o及びフィードローラ9は回転しない。
さて、第9図に示すように一方のスタッド35aが前側
に位置するように送りレバー28が配置された状態でボ
トムニッパ8が前進を開始しボトムニッパ8の前進途中
においてトップニッパ12が開口を開始した後、第10
図に示すように一方のスタッド35aが係合部材37の
後端部と係合を開始する。保合部材37は規制部39の
作用により第10図の時計方向への回動が規制されてい
るため、ボトムニッパ8が引き続いて前進を続けてもス
タッド35aはこれと一体的に前進を続けることができ
ず、送りレバー28が取付軸部9aを中心に同図の時計
方向へ回動される。前記スタッド35aはフリースFに
対するトップコーム17の作用開始直前まで係合部材3
7に係合するため送りレバー28はその反時計方向へ回
動される。
に位置するように送りレバー28が配置された状態でボ
トムニッパ8が前進を開始しボトムニッパ8の前進途中
においてトップニッパ12が開口を開始した後、第10
図に示すように一方のスタッド35aが係合部材37の
後端部と係合を開始する。保合部材37は規制部39の
作用により第10図の時計方向への回動が規制されてい
るため、ボトムニッパ8が引き続いて前進を続けてもス
タッド35aはこれと一体的に前進を続けることができ
ず、送りレバー28が取付軸部9aを中心に同図の時計
方向へ回動される。前記スタッド35aはフリースFに
対するトップコーム17の作用開始直前まで係合部材3
7に係合するため送りレバー28はその反時計方向へ回
動される。
これによりフィードローラ9が送りレバー28と一体的
に同方向へ回動され、1回のコーミング作用に必要なラ
ップ量がフィードローラ9の積極回転により機械的に送
り出される。このようにラップLはフィードローラ9の
積極回転により機械的に送り出されるため、その先端部
が到達する時期及び到達する位置がほとんど一定になり
、デタッチングローラ1つにより引取られるフリースF
の後端と常に一定の状態で重ね合わされる。
に同方向へ回動され、1回のコーミング作用に必要なラ
ップ量がフィードローラ9の積極回転により機械的に送
り出される。このようにラップLはフィードローラ9の
積極回転により機械的に送り出されるため、その先端部
が到達する時期及び到達する位置がほとんど一定になり
、デタッチングローラ1つにより引取られるフリースF
の後端と常に一定の状態で重ね合わされる。
1回のコーミング作用に必要なラップ量が送り出された
後もボトムニッパ8は前進を続ける。この前進途中にお
いて他方のスタッド35bが係合部材36と係合を開始
し、その状態からさらにボトムニッパ8が前進すること
により第12.13図に示すように送りレバー28が同
図の反時計方向へ回動される。この送りレバー28の回
動方向は第8図における時計方向への回動のため、送り
レバー28が回動してもフィードローラ9は回動しない
。ボトムニッパ8が最前進位置まで移動した時点で送り
レバー28は第9図に示す状態と同じ傾きとなる。
後もボトムニッパ8は前進を続ける。この前進途中にお
いて他方のスタッド35bが係合部材36と係合を開始
し、その状態からさらにボトムニッパ8が前進すること
により第12.13図に示すように送りレバー28が同
図の反時計方向へ回動される。この送りレバー28の回
動方向は第8図における時計方向への回動のため、送り
レバー28が回動してもフィードローラ9は回動しない
。ボトムニッパ8が最前進位置まで移動した時点で送り
レバー28は第9図に示す状態と同じ傾きとなる。
ボトムニッパ8の前進が完了し再び後退を開始すると、
その後退途中において第14図に示すように送りレバー
28の一方のスタッド35aが係合部材37と係合する
が、規制部39は係合部材37の反時計方向への回動を
許容するため、ボトムニッパ8と一体的に送りレバー2
8が後退するに伴い係合部材37が同図の反時計方向に
回動され、送りレバー28は係合部材37と係合する収
約の状態のまま後退を続ける。そして、第16図に示す
ようにボトムニッパ8の後退位置においてスタッド35
aと係合部材37との係合が解除され、係合部材37は
自重により時計方向へ回動するとともに、規制部39に
当接して正常位置に復帰保持される。以下同様にしてボ
トムニッパ8の前進途中トップニッパ12の開口動作開
始時から7リースFに対するトップコーム17の作用開
始時までの間に、送りレバー28の作用によりフィード
ローラ9が回転されて1回のコーミング作用に必要なラ
ップ量が送り出される。
その後退途中において第14図に示すように送りレバー
28の一方のスタッド35aが係合部材37と係合する
が、規制部39は係合部材37の反時計方向への回動を
許容するため、ボトムニッパ8と一体的に送りレバー2
8が後退するに伴い係合部材37が同図の反時計方向に
回動され、送りレバー28は係合部材37と係合する収
約の状態のまま後退を続ける。そして、第16図に示す
ようにボトムニッパ8の後退位置においてスタッド35
aと係合部材37との係合が解除され、係合部材37は
自重により時計方向へ回動するとともに、規制部39に
当接して正常位置に復帰保持される。以下同様にしてボ
トムニッパ8の前進途中トップニッパ12の開口動作開
始時から7リースFに対するトップコーム17の作用開
始時までの間に、送りレバー28の作用によりフィード
ローラ9が回転されて1回のコーミング作用に必要なラ
ップ量が送り出される。
この実施例におけるラップ送り出し方法及び従来のラッ
プ送り出し方法における送り出し量の変化、デタッチン
グローラ19の作動時におけるフリースの重ね合わせタ
イミング、トップコーム17のコーミング、分離能力、
製品スライバのU%の比較を表に示す。
プ送り出し方法における送り出し量の変化、デタッチン
グローラ19の作動時におけるフリースの重ね合わせタ
イミング、トップコーム17のコーミング、分離能力、
製品スライバのU%の比較を表に示す。
表から明らかなようにこの実施例におけるラップ送り出
し方法を採用した場合には各墳目全てについて満足でき
る結果が得られた。
し方法を採用した場合には各墳目全てについて満足でき
る結果が得られた。
なお、この発明は前記実施例に限定されるものではなく
、トップニッパ12の他に補助ニッパ21を装備したコ
ーマに対しても前記実施例にお(ブるフィードローラ9
の構成を採用することにより、同様にラップを送り出す
ことができる。補助ニッバ21を装機した場合には、補
助ニッパ21の閉口完了前までにフィードローラ9によ
るラップの送り出しが完了するように係合部材37の配
設位置を調節する。補助ニッパ21を装備した場合には
、トップコーム17の作用時にラップLがフィードロー
ラ9及び補助ニッパ21とボトムニッパ8との協働作用
により確実に把持されるため、トップコーム17のコー
ミング作用及び分離能力がより向上する。
、トップニッパ12の他に補助ニッパ21を装備したコ
ーマに対しても前記実施例にお(ブるフィードローラ9
の構成を採用することにより、同様にラップを送り出す
ことができる。補助ニッバ21を装機した場合には、補
助ニッパ21の閉口完了前までにフィードローラ9によ
るラップの送り出しが完了するように係合部材37の配
設位置を調節する。補助ニッパ21を装備した場合には
、トップコーム17の作用時にラップLがフィードロー
ラ9及び補助ニッパ21とボトムニッパ8との協働作用
により確実に把持されるため、トップコーム17のコー
ミング作用及び分離能力がより向上する。
効果
以上詳述したように、この発明によればトップコームの
フリースに対する作用開始前までに1回のコーミング作
用に必要なラップの送り出しが完了するのでトップコー
ムのコーミング、分離能力が向上するとともに、デタッ
チングローラの作動に伴うフリースの重ね合わせ動作時
にラップがフィードローラの積極回転により機械的に送
り出されるため重ね合わせタイミングが一定となり、製
品スライバのU%の変動率や小むらの発生が小さくなり
品質が向上するという優れた効果を奏する。
フリースに対する作用開始前までに1回のコーミング作
用に必要なラップの送り出しが完了するのでトップコー
ムのコーミング、分離能力が向上するとともに、デタッ
チングローラの作動に伴うフリースの重ね合わせ動作時
にラップがフィードローラの積極回転により機械的に送
り出されるため重ね合わせタイミングが一定となり、製
品スライバのU%の変動率や小むらの発生が小さくなり
品質が向上するという優れた効果を奏する。
第1図はコーミングユニットの概略側面図、第2図は同
じく補助ニッパを備えたコーミングユニットの概略側面
図、第3図はボトムニッパの移動タイミング、トップニ
ッパ及び補助ニッパの開閉タイミングを示す図、第4.
5図は補助ニッパを備えたコーミングユニットを使用し
た場合の従来のラップ送り作用を説明する要部側面図、
第6図はこの発明を具体化するためのコーミングユニッ
トを示す要部概略側面図、第7図はフィードローラと送
りレバーの関係を示す平断面図、第8図は第7図のA−
A線拡大断面図、第9〜16図は作用を説明する図であ
って、第9〜11図はボトムニッパの前進時における送
りレバーの回動作用を示す側面図、第12.13図は送
りレバーのみが回動される状態を示す側面図、第14〜
16図はボトムニッパの後退時における送りレバーの状
態を示す側面図である。 ボトムニッパ8、フィードローラ9、取付軸部9a1ト
ツプニツパ12、トップコーム17、デタツチングロー
ラ19、補助ニッパ21、送りレバー28、クラッチ2
9、爪32、ラチェットホイール33、歯部33a1ス
タッド35a、35b、係合部材36,37、ラップL
0 特許出願人 株式会社豊田自動*i製作所代 理 人
弁理士 恩1)博宣 第1図 +5 第2図
じく補助ニッパを備えたコーミングユニットの概略側面
図、第3図はボトムニッパの移動タイミング、トップニ
ッパ及び補助ニッパの開閉タイミングを示す図、第4.
5図は補助ニッパを備えたコーミングユニットを使用し
た場合の従来のラップ送り作用を説明する要部側面図、
第6図はこの発明を具体化するためのコーミングユニッ
トを示す要部概略側面図、第7図はフィードローラと送
りレバーの関係を示す平断面図、第8図は第7図のA−
A線拡大断面図、第9〜16図は作用を説明する図であ
って、第9〜11図はボトムニッパの前進時における送
りレバーの回動作用を示す側面図、第12.13図は送
りレバーのみが回動される状態を示す側面図、第14〜
16図はボトムニッパの後退時における送りレバーの状
態を示す側面図である。 ボトムニッパ8、フィードローラ9、取付軸部9a1ト
ツプニツパ12、トップコーム17、デタツチングロー
ラ19、補助ニッパ21、送りレバー28、クラッチ2
9、爪32、ラチェットホイール33、歯部33a1ス
タッド35a、35b、係合部材36,37、ラップL
0 特許出願人 株式会社豊田自動*i製作所代 理 人
弁理士 恩1)博宣 第1図 +5 第2図
Claims (1)
- 1、ニッパフレーム上に、固定のボトムニッパと回動可
能なトップニッパとが装備されるとともに、ラップを送
り出すフィードローラが装備されたコーマにおいて、1
回のコーミング作用に必要なラップmを、前記ボトムニ
ッパの前進時における前記トップニッパの開口動作開始
時からフリースに対するトップコームの作用開始時まで
の間に前記フィードローラの積極回転により送り出すこ
とを特徴とするコーマにおけるラップ送り出し方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7724284A JPS60224821A (ja) | 1984-04-16 | 1984-04-16 | コ−マにおけるラツプ送り出し方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7724284A JPS60224821A (ja) | 1984-04-16 | 1984-04-16 | コ−マにおけるラツプ送り出し方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60224821A true JPS60224821A (ja) | 1985-11-09 |
JPH0470410B2 JPH0470410B2 (ja) | 1992-11-10 |
Family
ID=13628390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7724284A Granted JPS60224821A (ja) | 1984-04-16 | 1984-04-16 | コ−マにおけるラツプ送り出し方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60224821A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01110271U (ja) * | 1988-01-14 | 1989-07-25 | ||
JPH01110270U (ja) * | 1988-01-14 | 1989-07-25 | ||
US5495643A (en) * | 1993-07-21 | 1996-03-05 | Kabushiki Kaisha Hara Shokki Seisakusho | Method and apparatus for controlling the rocking of a nipper frame in a lap nipping mechanism for a comber |
WO1996026309A1 (de) * | 1995-02-23 | 1996-08-29 | Csm-Sächsische Spinnereimaschinen Gmbh | Antriebsvorrichtung für die speisewalzen an kämmaschinen mit mehreren kämmköpfen |
-
1984
- 1984-04-16 JP JP7724284A patent/JPS60224821A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01110271U (ja) * | 1988-01-14 | 1989-07-25 | ||
JPH01110270U (ja) * | 1988-01-14 | 1989-07-25 | ||
US5495643A (en) * | 1993-07-21 | 1996-03-05 | Kabushiki Kaisha Hara Shokki Seisakusho | Method and apparatus for controlling the rocking of a nipper frame in a lap nipping mechanism for a comber |
WO1996026309A1 (de) * | 1995-02-23 | 1996-08-29 | Csm-Sächsische Spinnereimaschinen Gmbh | Antriebsvorrichtung für die speisewalzen an kämmaschinen mit mehreren kämmköpfen |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0470410B2 (ja) | 1992-11-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |