JP2562956Y2 - 梳綿機の原綿供給装置 - Google Patents

梳綿機の原綿供給装置

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JP2562956Y2
JP2562956Y2 JP1989128880U JP12888089U JP2562956Y2 JP 2562956 Y2 JP2562956 Y2 JP 2562956Y2 JP 1989128880 U JP1989128880 U JP 1989128880U JP 12888089 U JP12888089 U JP 12888089U JP 2562956 Y2 JP2562956 Y2 JP 2562956Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は梳綿機の原綿供給装置に関し、テーカーイ
ンローラに向って供給された原綿の先端部がテーカーイ
ンローラのメタリックワイヤによって櫛梳されるとき
に、原綿の幅方向および厚さ全体に十分な開綿作用を及
ぼし、テーカーイン下部で有効繊維の回収ときょう雑
物、短繊維の分離・除去をはかるのに用いられる。
〔従来の技術〕
従来の梳綿機における原綿供給装置としては、(1)
ディッシュプレートaのノーズ側に、外表面に多数の筋
が形成されたり、メタリックワイヤが捲き付けられたフ
ィードローラbを配置し、ディッシュプレートa上の原
綿cをフィードローラbによって保持しながらノーズ前
面側のテーカーインローラdに送り出す方式のものか、
(2)例えば、実開昭62-64779号公報(第3図)に示さ
れているように、メタリックワイヤが捲き付けられてい
るフィードローラeの手前側にフィードプレートfを設
けるとともに、フィードローラeの上部に供給されてく
るラップgをフィードローラeの軸心方向に加圧するプ
レスバーhを設けてテーカーインローラdの方に送り出
す方式(第4図参照)のものなどがあった。
〔考案が解決しようとする課題〕
近年、日本の紡績業界は東南アジアその他の国々の追
上げにあって、エジプト綿その他のいわゆる超長綿を用
いて超高級糸を市場に提供することが求められている。
しかしながら、従来の技術の項で示した前者のよう
に、原綿cの供給がディッシュプレートaとフィードロ
ーラbとによって行なわれる場合には、供給される原綿
cに厚さ斑があると、原綿cの厚さが薄いところでは、
フィードローラbによる原綿cの上側からの綿層の把持
が不完全になるため、原綿cの先端部が高速回転してい
るテーカーインローラdによって櫛梳されるときに、フ
ィードローラbによる原綿cの把持が不完全である厚さ
の薄い部分が把持点から引き抜かれて、ほとんど開綿作
用を受けることなく大きな綿塊のままテーカーインロー
ラd側に移行される。このため、テーカーイン下部での
有効繊維の回収ときょう雑物、短繊維の分離・除去が不
十分となって、原綿cとして良質の超長綿を用いた場合
にも、高品質のスライバーを生産することができなくな
るとともに、テーカーインローラdやシリンダーの各メ
タリックワイヤにかかる負担を大きくしてそれらの寿命
を短くする。
また、原綿(ラップ)交換時には、交換されるラップ
の末端と新しいラップの先端とが一部重ね合わされて原
綿cの厚さが厚くなるが、この厚い部分でもディッシュ
プレートaとフィードローラbによる原綿cの把持作用
が不十分になるため、原綿cの継目部分で連続した供給
が行なわれずに、原綿cの供給は継目部分で切れること
が多かった。
その上、ディッシュプレートaとフィードローラbの
組み合わせでは、テーカーインローラdの回転で起こる
随伴気流がディッシュプレートaのリップ部に当って機
台の横方向に流れるので、随伴気流中に含まれている繊
維がテーカーインローラdとディッシュプレートaの両
端部で綿詰りを起こして、機台を停止することがあっ
た。
これに対し、従来の技術の項で示した後者の場合に
は、プレスバーhの部分に供給された原綿gは、フィー
ドローラeに捲き付けられたメタリックワイヤの歯先に
把持されてテーカーインローラd側に送られるが、原綿
gの先端部が高速に回転しているテーカーインローラd
のメタリックワイヤによって掻き取られると、フィード
ローラeのメタリックワイヤがテーカーインローラdの
メタリックワイヤと歯先の向きが対向した状態になって
いないため、プレスバーhが下向きに付勢されている場
合でも、綿層の厚い原綿gは、綿塊のまま十分な開綿作
用を受けることなくテーカーインローラdに受け渡され
る。それ故、この場合にも、原綿gに対する開綿作用が
十分に行なわれなくなり、テーカーイン下部での有効繊
維の回収ときょう雑物、短繊維の分離・除去が不十分と
なって高品質のスライバーを生産することができなくな
る上に、メタリックワイヤにかかる負担を大きくしてそ
れらの寿命を短くする。
また、この構成の場合、フィードローラeとプレスバ
ーhとの間隙が小さいために、この部分に原綿gを供給
するときに原綿gの詰りが起こり易く、円滑な供給がで
きにくくなる。
しかも、従来の装置における上記各不都合は、梳綿機
の生産性を高めるために、原綿の供給速度を速くした
り、原綿の厚さを厚くしたりした場合に、特に顕著にあ
らわれる。
この考案は、上記従来の不都合に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、供給される原綿が超長綿
の場合に、その繊維長をできるだけ切断することなく十
分な開綿作用を与えることによりテーカーイン下部での
有効繊維の回収ときょう雑物、短繊維の分離・除去を良
くするとともに、繊維長が短い原綿に対する開綿作用を
良くして、高品質のスライバーを生産することができ、
特に機台の生産性を高めるのに適した梳綿機の原綿供給
装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上記目的を達成するためのなされたもの
で、一対のフィードローラとその下側に設けられるスト
リッピングローラとを備え、テーカーインローラがフィ
ードローラの部分を下向きに回転する梳綿機の原綿供給
装置であって、一対のフィードローラは、上側が若干小
さく形成され、両者は同一の表面速度で駆動されるとと
もに、それぞれのローラ表面に背角側から原綿に接触す
るメタリックワイヤが捲き付けられ、ストリッピングロ
ーラはフィードローラとテーカーインローラの両方に近
接した位置で機台フレームの上側に保持され、かつ表面
にテーカーインローラのメタリックワイヤと逆向きのメ
タリックワイヤが捲き付けられていることを特徴とする
梳綿機の原綿供給装置を考案したものである。
〔作用〕
原綿が一対のフィードローラの間に供給されると、こ
れらのフィードローラにはそれぞれ背角側で原綿の供給
を行なうメタリックワイヤが捲き付けられているため、
各メタリックワイヤは、原綿を掻き取ることなく原綿の
上下から自然に綿層内に入り込み、それぞれ多数のメタ
リックワイヤの歯によって原綿を確実に保持しながらテ
ーカーインローラ側に送り出す。
送り出された原綿の先端部は高速回転しているテーカ
ーインローラによって移行されるが、テーカーインロー
ラのメタリックワイヤと綿層内に入り込んでいる下側の
フィードローラのメタリックワイヤとは、原綿に櫛梳作
用を及ぼす歯先の向きが対向関係になっているため、十
分に開綿された原綿がテーカーインローラ側に移行され
てその下部にあるモートナイフの尖端部にたたかれるの
で、テーカーイン下部において有効繊維の回収ときょう
雑物、短繊維の分離・除去が十分に行なわれる。
また、下側のフィードローラからテーカーインローラ
側に移行されずに戻されてくる残留繊維は、ストリッピ
ングローラのメタリックワイヤに移行されて、再びテー
カーインローラに受け渡される。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図および第2図について説
明する。
1はシリンダー、2はテーカーインローラで、これら
の表面には、それぞれ設定されたピッチでメタリックワ
イヤ3,4が全面に捲き付けられている。テーカーインロ
ーラ2のフィード側には、原綿5をテーカーインローラ
2の方に供給する一対のフィードローラ6,7が、テーカ
ーインローラ2に近接するように配設されている。互に
反対方向に回転されるフィードローラ6,7の表面には、
それぞれ背角側で原綿5の供給を行なうメタリックワイ
ヤ8,9が設定されたピッチで捲き付けられている。
フィードローラ6,7は、原綿5の繊維長が割合長いと
きには、同じ大きさのものを同一表面速度となるように
駆動されるが、繊維長が割合短いときには、上側のフィ
ードローラ7を下側のフィードローラ6より若干短く
し、両方のローラ6,7の表面速度が同一となるように駆
動することが好ましくなる。これはフィードローラ6,7
の原綿5に対するニップ点をテーカーインローラ2側に
少しでも近付け、テーカーインローラ2が原綿5を櫛梳
するときに原綿5の素抜けを防止して十分な開綿作用を
効果的に付与するためである。
10はフィードローラ6の下側に近接してテーカーイン
ローラ2と逆方向に回転されるストリッピングローラ
で、該ローラ10はテーカーインローラ2とも近接した状
態で機台フレーム12上に軸支されている。ストリッピン
グローラ10の表面には、テーカーインローラ2のメタリ
ックワイヤ4と逆向きのメタリックワイヤ11が捲き付け
られており、このメタリックワイヤ11は、下側のフィー
ドローラ6からテーカーインローラ2側に移行されずに
戻されてくる残留繊維を、フィードローラ6のメタリッ
クワイヤ8から掻き取って高速で回転されてくるテーカ
ーインローラ2のメタリックワイヤ4に再び受け渡す働
きをする。
前記上側のフィードローラ7の軸部7aは、第2図に示
すように、基端側が固定軸13に枢着されたアーム14の先
端側に保持されている。このアーム14の下側の面は、機
台フレーム12に螺合してその上側に突出するゲージ調節
ねじ15に支持されており、上側のフィードローラ7はゲ
ージ調節ねじ15の進退により下側のフィードローラ6と
のゲージを調節される。これに対し、アーム14の先端側
の上面は、機台の上側フレーム12aに螺合して下側に突
出する押出力調整ねじ16の下端に設けられたばね受け座
17と、アーム14の上面との間に装着されたばね18により
下側に付勢されており、供給される原綿5の厚さ斑によ
って上下方向に微動して原綿5の把持作用を確実にして
いる。
19はアーム14の先端部上面に取り付けられた作動部材
で、この作動部材19は、上側のフィードローラ7が固定
軸13のまわりに回転されて設定された高さだけ上動され
たときに、上側フレーム12aに保持されたリミットスイ
ッチ20の可動片20aを押圧して、梳綿機の運転を停止す
る構成となっている。
上側のフィードローラ7をばね18の付勢力に抗して上
動可能に保持したり、フィードローラ7の上動によって
リミットスイッチ20を作動して機台を停止する構成は、
上記実施例の場合に限定されないことは勿論である。
上側のフィードローラ7をこのように構成した場合に
は、供給される原綿5の厚さが異常に厚くなったり、原
綿5の綿層内に鉄片などの固形の異物が混入されていて
上側のフィードローラ7が設定された高さ以上に上動さ
れたときに、アーム14に取り付けられた作動部材19がリ
ミットスイッチ20を作動して梳綿機の運転を停止するか
ら、停止された機台の異常原因を除去して正常な運転状
態に戻すことができる。
テーカーインローラ2とシリンダー1の上側のフラッ
ト21との間には、シリンダー1のメタリックワイヤ3の
歯先全体を覆うバックシート22が設けられており、この
バックシート22の下端縁から上側のフィードローラ7の
原綿供給口までのテーカーインローラ2の上部は、ラッ
パ状のカバー23で覆われている。ラッパ状のカバー23
は、テーカーインローラ2からシリンダー1に受け渡さ
れずに戻されてくる残留繊維を上側のフィードローラ7
のメタリックワイヤ9側に戻して保持させ、再度テーカ
ーインローラ2側に供給して原綿5の損失を少なくし歩
留りを良くする。
テーカーインローラ2の下側には、ストリッピングロ
ーラ10側にモートナイフ24が、シリンダー1側にテーカ
ーインアンダーケーシング25がそれぞれ設けられてい
る。これらのモートナイフ24とテーカーインアンダーケ
ーシング25は、テーカーインローラ2のメタリックワイ
ヤ4によって櫛梳された原綿5から、有効繊維の回収と
きょう雑物、短繊維の分離・除去を行なう。26はシリン
ダー1の下側に設けられたテーカーイン側のシリンダー
アンダーケーシングである。
フィードローラ6,7の手前側の機台フレーム12には、
原綿供給ローラ27が設けられており、フィードローラ6,
7と原綿供給ローラ27との間には、薄い鉄板などで作ら
れた重さの軽いフィードプレート28が、例えばその裏面
側に固設の係合板29に形成された形の案内溝29aを機
台フレーム12から突出するピン30に係合されるととも
に、後端部のコの字形折り曲げ部28aを機台フレーム12
から突出する係止部材31に係止されて、機台フレーム12
に対して着脱可能に取り付けられている。32は原綿5を
上下方向に移動自在に保持するスタンドである。
次に、装置の動作について説明する。
原綿供給ローラ27上に原綿5のラップを保持して梳綿
機を運転すると、原綿5は機台後部からフィードプレー
ト28上を矢印方向に送られてくる。原綿5が一対のフィ
ードローラ6,7の所に達すると、フィードローラ6,7のメ
タリックワイヤ8,9は、背角側で原綿5を供給する方向
に捲き付けられているため、原綿5の上下から自然に綿
層内に入り込み、メタリックワイヤ8,9の多数の歯先に
よって原綿5を確実に保持しながら、テーカーインロー
ラ2の方に送り出す。
テーカーインローラ2の方に送り出された原綿5の先
端部が高速回転しているテーカーインローラ2のメタリ
ックワイヤ4によって矢印方向に引き渡されると、この
メタリックワイヤ4と原綿5の綿層内に入り込んで原綿
5を保持している一対のフィードローラ6,7のメタリッ
クワイヤ8,9との間で、原綿5に対し十分な櫛梳作用を
及ぼす。
それ故、この実施例の装置の場合、櫛梳作用によって
十分に開綿された原綿5がフィードローラ6,7からテー
カーインローラ2の方に移行されるときに、テーカーイ
ンローラ2の回転で起こる随伴気流は、テーカーインロ
ーラ2のメタリックワイヤ4と、フィードローラ6,7の
メタリックワイヤ8,9のそれぞれのピッチ方向に形成さ
れた一定の隙間から下側に流れるため、原綿5に含まれ
ていたきょう雑物や短繊維などが、テーカーイン下側の
モートナイフ24の尖端部で打ちたたかれて除去される。
一方、テーカーインローラ2のメタリックワイヤ4に把
持された繊維は、テーカーインアンダーケーシング25の
尖端部で短繊維の分離が行なわれ、良繊維はシリンダー
1に送られるので、高品質のスライバーを生産すること
ができる。
しかも、原綿5が十分に開綿された状態では、テーカ
ーインローラ2への大きな繊維束の移行はなくなるた
め、テーカーインローラ2のメタリックワイヤ4やフラ
ット21の針布などにかかる負担を軽減して、これらの損
傷を著しく少なくし寿命を長くすることができる。
また、テーカーインローラ2により櫛梳作用を受けて
開綿された場合にも、ごく一部の繊維はテーカーインロ
ーラ2側に受け渡されずに下側のフィードローラ6のメ
タリックワイヤ8に保持されてフィード側に戻される
が、この戻されてくる繊維は、ストリッピングローラ10
に捲き付けられたメタリックワイヤ11によって再びテー
カーインローラ2側に移行され、フィードローラ6,7で
トラブルが発生するのを防止する。
これに対し、テーカーインローラ2からシリンダー1
への繊維の受け渡しにおいて残留した繊維は、テーカー
インローラ2とカバー23との間のラッパ状の空間部を通
って上側からフィード側に戻される途中で、上側のフィ
ードローラ7のメタリックワイヤ9に保持され、原綿5
とともに再びテーカーインローラ2側に供給される。
その上、一対のフィードローラ6,7と原綿供給ローラ2
7との間に設けられたフィードプレート28は、軽くて両
側の機台フレーム12に対して着脱可能に取り付けられて
いるため、機台の停止時に原綿5をスタンド32から外
し、原綿供給ローラ27とフィードプレート28とを両側の
機台フレーム12から取り外すと、フィードプレート28の
取り外しによりできた空間部からフィードローラ6,7側
に近付き、各ローラのゲージ調整だけでなくモートナイ
フ24とテーカーインアンダーケーシング25の各ゲージ調
整をも容易に行なうことができる。また、ストリッピン
グローラ10は機台フレーム12上に軸支されているので、
各ローラの保全作業時にストリッピングローラ10を機台
フレーム12からきわめて容易に着脱して、作業を能率的
に行なうことができる。
〔考案の効果〕
この考案は、上述の通り構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
請求項1に記載の梳綿機の原綿供給装置においては、
一対のフィードローラには背角側で原綿の供給を行なう
メタリックワイヤが捲き付けられているため、フィード
ローラの所に移動された原綿は、その上下から未開綿の
原綿内に入り込むメタリックワイヤの歯によって確実に
保持される。
このため、供給された原綿に厚さ斑があったり、原綿
の継目部分に厚さ斑がある場合にも、原綿を確実に保持
して供給することができる。
また、上側のフィードローラは下側のフィードローラ
より若干小さく形成されるとともに、下側のフィードロ
ーラと同一の表面速度で駆動されるため、フィードロー
ラによるニップ点をテーカーインローラ側に近付けるこ
とができる。しかも、繊維の先端部が高速で回転される
テーカーインローラのメタリックワイヤによって掻き取
られるときに、繊維の後端部は背角側から原綿中に入り
込む一対のフィードローラのメタリックワイヤによって
保持される。
これらの作用により、原綿は繊維長さが短い場合にも
十分な櫛梳作用を受けて確実に開綿されるため、繊維長
が短いときに発生し易い原綿の素抜けが防止できるだけ
でなく、テーカーイン下部での有効繊維の回収を向上
し、きょう雑物や短繊維の分離・除去を良くして品質の
良いスライバーを能率良く生産することができる。
また、ストリッピングローラは機台のフレーム上に軸
支されているため、機台フレームの下側に取り付けられ
ている場合に比べて、機台フレームへの着脱がきわめて
容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の断面側面図、第2図は一
対のフィードローラとストリッピングローラの取り付け
状態を示す要部側面図、第3図および第4図はそれぞれ
異なる従来例の側面図である。 2……テーカーインローラ 4……2に捲き付けられたメタリックワイヤ 5……原綿 6,7……フィードローラ 8,9……6,7に捲き付けられたメタリックワイヤ 10……ストリッピングローラ 11……10に捲き付けられたメタリックワイヤ 12……機台フレーム、18……付勢手段 20……スイッチ手段(リミットスイッチ)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のフィードローラとその下側に設けら
    れるストリッピングローラとを備え、テーカーインロー
    ラがフィードローラの部分を下向きに回転する梳綿機の
    原綿供給装置であって、 一対のフィードローラは、上側が若干小さく形成され、
    両者は同一の表面速度で駆動されるとともに、それぞれ
    のローラ表面に背角側から原綿に接触するメタリックワ
    イヤが捲き付けられ、 ストリッピングローラはフィードローラとテーカーイン
    ローラの両方に近接した位置で機台フレームの上側に保
    持され、かつ表面にテーカーインローラのメタリックワ
    イヤと逆向きのメタリックワイヤが捲き付けられている
    ことを特徴とする 梳綿機の原綿供給装置。
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