JPH0734332A - コーマにおけるニッパフレームの揺動方法及び装置 - Google Patents

コーマにおけるニッパフレームの揺動方法及び装置

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JPH0734332A
JPH0734332A JP5180472A JP18047293A JPH0734332A JP H0734332 A JPH0734332 A JP H0734332A JP 5180472 A JP5180472 A JP 5180472A JP 18047293 A JP18047293 A JP 18047293A JP H0734332 A JPH0734332 A JP H0734332A
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JP
Japan
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nipper
nipper frame
fleece
frame
wrap
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JP5180472A
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English (en)
Inventor
Mutsuhiko Katori
睦彦 香取
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HARA SHIYOKUKI SEISAKUSHO KK
Hara Shokki Seisakusho KK
Original Assignee
HARA SHIYOKUKI SEISAKUSHO KK
Hara Shokki Seisakusho KK
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Publication date
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    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01GPRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
    • D01G19/00Combing machines
    • D01G19/06Details
    • D01G19/14Drawing-off and delivery apparatus
    • D01G19/16Nipper mechanisms
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/18Mechanical movements
    • Y10T74/18856Oscillating to oscillating
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/18Mechanical movements
    • Y10T74/18888Reciprocating to or from oscillating
    • Y10T74/1892Lever and slide
    • Y10T74/18952Lever and slide toggle transmissions

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カム機構を使用せずに騒音、振動の発生等を
抑制した状態で、コーミング及びピーシング作用を良好
に行う。 【構成】 コーミングシリンダ1の上方に、その前部に
クッションプレート4を有するニッパフレーム3が配設
され、コーミングシリンダ1の後方且つニッパフレーム
3の下方にニッパシャフト11が往復回動可能に配設さ
れている。ニッパシャフト11に第1端部が一体回動可
能に固定されたニッパフレーム駆動アーム12の第2端
部にニッパフレーム3の後部が回動可能に連結されてい
る。ニッパフレーム3を挟んだ上下両側に支軸14,1
5を有する四節リンク機構が配設され、上側の支軸14
が下側の支軸15より後方に配置されている。四節リン
ク機構中の両端が支軸20,21に連結された従動リン
ク19にニッパフレーム3の前部が回動可能に軸支され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコーマにおけるニッパフ
レームの揺動方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コーマにおいては、供給されたラップを
ニッパ装置が後退した位置で把持し、該ラップの先端を
コーミングシリンダのシリンダハーフラップに植設した
針列(シリンダニードル)が梳ってラップから短繊維等
(ネップ等の夾雑物を含む)を除去し、フリースとす
る。このフリースをニッパの前進によってデタッチング
ローラへ向けて移動させる。このフリースの前進に対応
してデタッチングローラを逆転させて先に引抜いたフリ
ース(先行フリース)を後退させ、該フリースの後端部
と新たに梳られたフリース(後続フリース)の先端部と
を重ね合わせる。その後、デタッチングローラを再び正
転させて、前記先行フリースに接合した後続フリースを
引き抜き、この時トップコームが該フリースの後端を梳
るという作用を繰返す。
【0003】ニッパ装置は基本的にはニッパフレーム
と、その先端に固定されたクッションプレートと、クッ
ションプレートと協同してラップを把持するニッパナイ
フとからなり、ニッパナイフはクッションプレートの先
端においてラップを把持する。そして、ニッパ装置はク
ッションプレートの先端がシリンダニードルの回動軌跡
と近接する位置と、デタッチングローラの近傍に近づく
位置との間で揺動するように構成されている。
【0004】コーマにおけるニッパフレームの揺動装置
としては、クッションプレートの先端が描く軌跡によ
り、大きく分けて次の3種類が実施又は提案されてい
る。 (1) ニッパフレームをその上方から支持して、クッショ
ンプレートの先端が下方に凸の円弧状の軌跡、すなわち
コーミングシリンダ針先円(以下、シリンダサークルと
称する)に対して外接円の軌跡を描くように揺動させる
もの。
【0005】(2) ニッパフレームをその下方でニッパシ
ャフトを駆動軸とした四節リンク機構によって支持し
て、クッションプレートの先端が上方に凸の円弧状の軌
跡、すなわちシリンダサークルが内接円となるような軌
跡を描くように揺動させるもの。
【0006】(3) ニッパフレームを四節リンク機構によ
って支持して、クッションプレートの先端が略直線状の
水平軌跡、すなわちシリンダサークルに対して接線の軌
跡を描くように揺動させるもの。
【0007】このうち(1) 記載の装置では、シリンダサ
ークルとクッションプレートの先端が接近する区間が短
くなり、充分なコーミングを行い難いという問題があ
る。一方、(2) 記載の装置では、(1) 記載のものに比較
してシリンダサークルとクッションプレートの先端が接
近する区間が長くなってコーミング作用は良好となる。
しかし、その前進端であるピーシングの位置が上下一対
のデタッチングローラのニップ点より低くなるため、該
ピーシング時に後続フリースの先端が折れ曲がり易くな
る問題がある。更に前記(1) 記載の装置よりニッパフレ
ームの揺動ストロークが大きくなり、機台を高速運転す
ると振動を発生し易いという問題があった。
【0008】又、(3) 記載の装置は、(1) 、(2) 記載の
装置の中間的なものとなり、コーミング作用、ピーシン
グ作用とも完全でなく、クッションプレート先端のシリ
ンダサークルの接近位置が該サークルの真上となるた
め、デタッチングローラのニップ点までの揺動ストロー
クを大きくしなければならないという問題があった。
【0009】これらの不都合を解消するため、特開昭5
4−6926号公報には、クッションプレートの先端が
ニッパの開閉点と後退端との間をシリンダサークルに近
接して沿った上に凸の円弧状の軌跡で往復動し、次いで
ニッパの開閉点と前進端の間を前記軌跡の前端からデタ
ッチングローラのニップ点近くに向かう斜め上向きの軌
跡で往復動する揺動方法が開示されている。具体的に
は、四節リンク機構によりニッパフレームの揺動運動を
行うとともに、ニッパフレームの前部を支持する従動リ
ンクの揺動支点をニッパフレームの揺動途中で変位させ
る。そのため、ニッパフレームの前部を支持する従動リ
ンクを2段式とし、基端側に位置する第2リンクをばね
で付勢してストッパに当接させ、先端側に位置する第1
リンクをニッパフレームの揺動範囲のうちデタッチング
ローラに近い側においてのみ第2リンクと一体回動可能
としている。そして、ニッパの閉成状態においてニッパ
フレームが揺動する範囲では、第2リンクは回動せずに
第1リンクが揺動して、クッションプレートの先端がシ
リンダサークルに近接して沿った上に凸の円弧状の軌跡
で移動する。又、ニッパの開放状態でニッパフレームが
揺動する範囲では、第1及び第2リンクが一体的に回動
され、クッションプレートの先端が前記軌跡の前端から
デタッチングローラのニップ点近くに向かう斜め上向き
の軌跡で往復動する。
【0010】又、特開昭54−11335号公報に開示
された揺動方法では、クッションプレートの先端はニッ
パの開閉点と後退端の間は特開昭54−6926号公報
と同様に揺動する。そして、ニッパの開閉点から斜め上
向きに転向して前進した後、水平又は斜め下向きに転向
してデタッチングローラのニップ点に向かって接近し、
その前進端からニッパの開閉点までの間を斜め下方に後
退して復帰するように揺動される。具体的には、四節リ
ンク機構によりニッパフレームの揺動運動を行うととも
に、シリンダシャフト等に固着したカムを介して上下に
揺動される揺動腕に、第1端部でニッパフレームの前部
を支持する従動リンクの第2端部を回動可能に支持して
いる。そして、揺動腕の揺動に伴って従動リンクの揺動
支点が上下に変位し、クッションプレートはその先端が
前記軌跡を描くように揺動する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開昭54
−6926号公報に記載のものは、ニッパフレームを支
持する従動リンクの第2リンクがニッパフレームの揺動
に伴ってストッパに当接、離間するため、該第2リンク
及びストッパが摩耗したり、該当接によって騒音、振動
が発生するという問題がある。そして、この問題は機台
の高速運転に伴ってより顕著となる。又、この部分に風
綿等が噛み込んだりすると、ニッパフレームが所定の軌
跡で揺動しなくなるという問題もある。
【0012】一方、特開昭54−11335号に記載の
ものは、保守のための給油が必要で、その結果カムとカ
ムボールとの間に風綿等が噛み込み易くなり、この噛み
込みによってニッパフレームを所定の軌跡で揺動させる
ことができなくなるという問題がある。又、カムを使用
しているため、カムの調節のわずらわしさや、ネジの緩
みによるトラブルの発生が生じ易いという問題もある。
【0013】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的はカム機構を使用せずに騒音、振
動の発生、風綿等の噛み込みを抑制した状態で、クッシ
ョンプレートの先端が、コーミングシリンダに近接する
位置においては上に凸の円弧状の軌跡で、該近接する位
置から最前進端までは下に凸の円弧状の軌跡で往復揺動
し、機台の高速化に適したコーマにおけるニッパフレー
ムの揺動方法及び装置を供給することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、揺動運動の後退途中でラ
ップを把持し、コーミングシリンダの回転によりラップ
をコーミングして後続フリースとなし、揺動運動の前進
途中でラップの把持を解放し、上下一対のデタッチング
ローラから繰り出された先行フリースに前記後続フリー
スを接合しつつ、この後続フリースの後端部分をトップ
コームでコーミングするように構成されたコーマにおい
て、クッションプレートを支持するニッパフレームの後
部を上に凸の円弧軌跡を描くように揺動する駆動アーム
に回動可能に軸支し、前部をニッパフレームを挟んだ上
下両側に固定支点を設けた四節リンク機構を構成するリ
ンクのうちの両側とも可動支点に連結された従動リンク
に回動可能に軸支し、前記駆動アームを所定範囲で揺動
させることによって、クッションプレートの先端がコー
ミングシリンダに近接する位置においては上に凸の円弧
状の軌跡を描き、該近接する位置から最前進端までは下
に凸の円弧状の軌跡を描いて往復揺動するようにした。
【0015】又、請求項2に記載の発明では、揺動運動
の後退途中でラップを把持し、コーミングシリンダの回
転によりラップをコーミングして後続フリースとなし、
揺動運動の前進途中でラップの把持を解放し、上下一対
のデタッチングローラから繰り出された先行フリースに
前記後続フリースを接合しつつ、この後続フリースの後
端部分をトップコームでコーミングするように構成され
たコーマにおいて、コーミングシリンダの上方に、その
前部にクッションプレートを有するニッパフレームを配
置し、コーミングシリンダの後方且つニッパフレームの
下方にニッパシャフトを往復回動可能に配置し、前記ニ
ッパシャフトに第1端部を一体回動可能に固定したニッ
パフレーム駆動アームの第2端部に前記ニッパフレーム
の後部を回動可能に連結し、前記ニッパフレームを挟ん
だ上下両側に固定支点を有する四節リンク機構を配設
し、上側の固定支点を下側の固定支点より後方に配置す
るとともに該四節リンク機構中の両端が可動支点に連結
された従動リンクに前記ニッパフレームの前部を回動可
能に軸支した。
【0016】
【作用】駆動アームの第2端部に軸支されたニッパフレ
ームの後部は、駆動アームの揺動に伴い上に凸の円弧軌
跡を描く。ニッパフレームの前部を支持する従動リンク
の第1端部を軸支する揺動レバーはニッパフレームの上
側の固定回動支点を中心に下に凸の円弧軌跡を描き、第
2端部を軸支する揺動レバーはニッパフレームの下側の
固定回動支点を中心に上に凸の円弧軌跡を描く。ニッパ
フレームの前部を支持する従動リンクに設けられた軸支
部は、駆動アームが所定範囲で揺動するとS字状の複合
曲線を描く。そして、クッションプレートはその先端が
コーミングシリンダに近接する位置においては上に凸の
円弧状の軌跡を描き、該近接する位置から最前進端まで
は下に凸の円弧状の軌跡を描いて往復揺動する。
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
従って説明する。図1,2に示すように、コーミングシ
リンダ1の前側上方近傍には上下一対のデタッチングロ
ーラ2が配設されている。その後方、コーミングシリン
ダ1の上方に配設されたニッパフレーム3には、その先
端部にクッションプレート4が固定されている。クッシ
ョンプレート4上には間欠的に回転して1回のコーミン
グに必要なラップ(図示せず)を送り出すフィードロー
ラ5が配設されている。ニッパフレーム3の中央部には
ニッパアームピン6が設けられ、該ニッパアームピン6
には先端にニッパナイフ7が固定されたニッパアーム8
が回動可能に支持されている。ニッパナイフ7はニッパ
フレーム3の前後進揺動運動によって所定のタイミング
で開閉するようになっている。ニッパフレーム3にはト
ップコーム9がクッションプレート4の前方において、
ニッパフレーム3と同期して所定の運動を行うように固
定されている。
【0018】又、ニッパアームピン6には補助ニッパ1
0が回動可能に支持されている。補助ニッパ10はコー
ミングしたラップの後端部をトップコーム9でコーミン
グする場合、ラップをクッションプレート4に押圧把持
するためのものであり、公知の駆動機構によりニッパフ
レーム3の揺動によって所定のタイミングで開閉され
る。
【0019】機台フレーム(図示せず)には、コーミン
グシリンダ1の後方且つニッパフレーム3の下方に、ニ
ッパシャフト11が往復回動可能に配設されている。ニ
ッパシャフト11にはニッパフレーム駆動アーム12の
第1端部が一体回動可能に固定され、その第2端部にニ
ッパフレーム3の後端部が支軸13を介して回動可能に
支持されている。
【0020】ニッパフレーム3の側方に配置された機台
フレームには、ニッパフレーム3を挟んだ上下両側に四
節リンク機構の固定支点としての支軸14,15が支軸
13と平行に配設されている。下側の支軸15はシリン
ダシャフト16の後部上方近傍に配設され、上側の支軸
14は下側の支軸15より後方で且つニッパフレーム3
が最前進位置に配置されたときの支軸13より前方に配
設されている。両支軸14,15には揺動レバー17,
18の第1端部がそれぞれ回動可能に支持されている。
両揺動レバー17,18の第2端部には従動リンク19
の両端が可動支点としての支軸20,21を介して回動
可能に支持されている。両揺動レバー17,18、支軸
14,15,20,21及び従動リンク19により支軸
14,15を固定支点とした四節リンク機構が構成され
ている。
【0021】従動リンク19の中央部には上側にボス部
19aが形成され、ボス部19aに形成された孔19b
とニッパフレーム3の前端部に形成された孔とに嵌挿さ
れた支軸22を介してニッパフレーム3が従動リンク1
9に対して回動可能に支持されている。
【0022】両揺動レバー17,18はその固定支点と
可動支点の距離が同じに設定されている。揺動レバー1
7はその第2端部がニッパフレーム3の側方において下
に凸の円弧状軌跡を描く長さに形成されている。揺動レ
バー18はその第2端部がクッションプレート4の側方
において上に凸の円弧状軌跡を描く長さに形成されてい
る。
【0023】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。ニッパシャフト11の往復回動に伴ってニッ
パフレーム駆動アーム12はニッパシャフト11を中心
に回動し、その先端部に支持された支軸13は図3に示
す上に凸の円弧状の軌跡a1〜a2間を移動する。
【0024】支軸13が前記円弧状の軌跡a1〜a2間
を移動する場合、支軸14を固定支点とする四節リンク
機構の揺動レバー17の先端は図3に示す下に凸の円弧
b1〜b2間を、支軸15を固定支点とする揺動レバー
18の先端は上に凸の円弧c1〜c2間をそれぞれ移動
する。そして、ニッパフレーム3を最前進位置から後退
させると、両揺動レバー17,18の先端に支持された
従動リンク19に設けられた支軸22は、図4に示す滑
らかな複合曲線上をA−B−Cと移動する。又、ニッパ
フレーム3に固定されたクッションプレート4の先端部
(以下、ニッパ先端部とも称する)4aは、これに伴い
図4に示す滑らかな複合曲線上をL−M−Nと移動す
る。
【0025】図4においてMはニッパナイフ7の開閉点
に対応し、Nはニッパ先端部4aの後退端である。ニッ
パフレーム3の後退途中でニッパ先端部4aがMに達し
た時にニッパナイフ7が閉じる。そして、その位置から
ニッパフレーム3が後退する間に、ニッパナイフ7とク
ッションプレートの先端部4aに把持されたラップ(図
示せず)は、コーミングシリンダ1のニードルセグメン
ト(図示せず)によってコーミング作用を受ける。この
間支軸22はB−C間を上に凸の円弧状軌跡を描き、ニ
ッパ先端部4aはM−N間をシリンダサークルに近接し
て該サークルに沿った上に凸の円弧を描くように移動す
る。
【0026】ニッパフレーム3が後退端に達した後、前
進を再開して支軸22がC−Bと移動すると、ニッパ先
端部4aは後退端Nの位置からMまで前進する。このと
きもニッパ先端部4aの軌跡は前記と同様にシリンダサ
ークルに近接し、該サークルに沿った上に凸の円弧状軌
跡N−Mとなる。ニッパ先端部4aが該軌跡N−M間を
移動する場合にもコーミングが行われる。すなわち、ニ
ッパ先端部4aは後退端に向かう後退揺動時及び後退端
からの前進揺動時において、シリンダサークルに近接し
て沿った上に凸の円弧状の軌跡を描くように移動する。
従って、ラップがコーミング作用を受ける間にニッパ先
端部4aがシリンダサークルと一定の間隔で移動するた
め、効果的なコーミングを行なうことができる。
【0027】支軸22がB−A間を移動する場合はその
軌跡が下に凸の円弧状となるため、ニッパ先端部4aは
M−Lと下に凸の円弧状の軌跡を描くように移動する。
そして、ニッパ先端部4aの最前進位置では、ピーシン
グに都合の良い位置、即ちニッパ先端部4aは上下一対
のデタッチングローラ2のニップ点と略同じ高さの位置
に配置される。従って、先行フリースと後続フリースの
接合時に後続フリースの先端部分が折れ曲がることがな
く、良好なピーシングが行われる。
【0028】ニッパ先端部4aが前記のような複合曲線
上を移動するため、ニッパフレーム3の揺動範囲はニッ
パ先端部4aがコーミングシリンダ1の接線上を移動す
るように揺動させる構成に比較して小さくなる。又、ニ
ッパフレーム3の揺動機構がカム機構を使用せずにリン
ク機構のみで構成されるため、風綿等の噛み込みが生じ
難い。
【0029】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、四節リンクを構成する両揺動レバー17,
18を互いに異なる長さにしたり、従動リンク19の長
さを変更してもよい。又、固定支点としての支軸14,
15の配設位置を変更したり、従動リンク19上の揺動
支点すなわち支軸22の位置を変更してもよい。又、補
助ニッパ10を装備しないコーマに適用してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ク
ッションプレートの先端がコーミングシリンダに近接す
る位置においては上に凸の円弧状の軌跡を描くので、コ
ーミング作用を受けるラップは長い範囲に亘ってシリン
ダサークルと一定の間隔で揺動し、効果的なコーミング
を行なうことができる。
【0031】又、クッションプレートの先端がラップの
コーミング終了位置から最前進端までは下に凸の円弧状
の軌跡を描いて往復揺動するので、デタッチングローラ
対の後方で該ローラ対のニップ点と略同じ高さにおい
て、先行フリースと後続フリースの接合を行うことがで
きる。従って、該接合時に後続フリースの先端部分が折
れ曲がることがなく、良好なピーシングが行われる。
【0032】又、ニッパフレームの前部をカム機構やス
トッパを併用した多段リンクを使用せずに、ニッパフレ
ームの上下両側に固定支点を有する四節リンクで支持す
るため、騒音、振動の発生や風綿の噛み込みを抑制で
き、機台の高速化に適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ニッパフレームが最前進位置に配置された状態
を示す側面図である。
【図2】ニッパフレームが最後退位置に配置された状態
を示す側面図である。
【図3】ニッパフレーム揺動装置の作動説明図である。
【図4】従動リンクの揺動支点及びニッパ先端部の揺動
軌跡を示す概略図である。
【符号の説明】
1…コーミングシリンダ、2…デタッチングローラ、3
…ニッパフレーム、4…クッションプレート、9…トッ
プコーム、11…ニッパシャフト、12…駆動アームと
してのニッパフレーム駆動アーム、14,15…固定支
点としての支軸、19…従動リンク、20,21…可動
支点としての支軸、22…支軸。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揺動運動の後退途中でラップを把持し、
    コーミングシリンダ(1)の回転によりラップをコーミ
    ングして後続フリースとなし、揺動運動の前進途中でラ
    ップの把持を解放し、上下一対のデタッチングローラ
    (2)から繰り出された先行フリースに前記後続フリー
    スを接合しつつ、この後続フリースの後端部分をトップ
    コーム(9)でコーミングするように構成されたコーマ
    において、 クッションプレート(4)を支持するニッパフレーム
    (3)の後部を上に凸の円弧軌跡を描くように揺動する
    駆動アーム(12)に回動可能に軸支し、前部をニッパ
    フレーム(3)を挟んだ上下両側に固定支点(14,1
    5)を設けた四節リンク機構を構成するリンクのうちの
    両側とも可動支点(20,21)に連結された従動リン
    ク(19)に回動可能に軸支し、前記駆動アーム(1
    2)を所定範囲で揺動させることによって、クッション
    プレート(4)の先端がコーミングシリンダ(1)に近
    接する位置においては上に凸の円弧状の軌跡を描き、該
    近接する位置から最前進端までは下に凸の円弧状の軌跡
    を描いて往復揺動するようにしたことを特徴とするコー
    マにおけるニッパフレームの揺動方法。
  2. 【請求項2】 揺動運動の後退途中でラップを把持し、
    コーミングシリンダ(1)の回転によりラップをコーミ
    ングして後続フリースとなし、揺動運動の前進途中でラ
    ップの把持を解放し、上下一対のデタッチングローラ
    (2)から繰り出された先行フリースに前記後続フリー
    スを接合しつつ、この後続フリースの後端部分をトップ
    コーム(9)でコーミングするように構成されたコーマ
    において、 コーミングシリンダ(1)の上方に、その前部にクッシ
    ョンプレート(4)を有するニッパフレーム(3)を配
    設し、コーミングシリンダ(1)の後方且つニッパフレ
    ーム(3)の下方にニッパシャフト(11)を往復回動
    可能に配設し、前記ニッパシャフト(11)に第1端部
    を一体回動可能に固定したニッパフレーム駆動アーム
    (12)の第2端部に前記ニッパフレーム(3)の後部
    を回動可能に連結し、前記ニッパフレーム(3)を挟ん
    だ上下両側に固定支点(14,15)を有する四節リン
    ク機構を配設し、上側の固定支点(14)を下側の固定
    支点(15)より後方に配置するとともに該四節リンク
    機構中の両端が可動支点(20,21)に連結された従
    動リンク(19)に前記ニッパフレーム(3)の前部を
    回動可能に軸支したことを特徴とするコーマにおけるニ
    ッパフレーム揺動装置。
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