JP2574613B2 - ニッパ間に挿入されるプレートの調節装置 - Google Patents
ニッパ間に挿入されるプレートの調節装置Info
- Publication number
- JP2574613B2 JP2574613B2 JP4275452A JP27545292A JP2574613B2 JP 2574613 B2 JP2574613 B2 JP 2574613B2 JP 4275452 A JP4275452 A JP 4275452A JP 27545292 A JP27545292 A JP 27545292A JP 2574613 B2 JP2574613 B2 JP 2574613B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixed comb
- insertion plate
- nipper
- lever
- control means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01G—PRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
- D01G19/00—Combing machines
- D01G19/06—Details
- D01G19/14—Drawing-off and delivery apparatus
- D01G19/16—Nipper mechanisms
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維産業分野、特に羊毛
及び長繊維用仏式コーマ、より詳細にはニッパ間に挿入
されるプレートに係り、その調節装置を提供することを
目的とする。
及び長繊維用仏式コーマ、より詳細にはニッパ間に挿入
されるプレートに係り、その調節装置を提供することを
目的とする。
【0002】
【従来の技術】コーマに導入された繊維ラップはフィー
ドコームにより挟まれ、ニッパに送られる。円形コーム
により繊維の前端をコーミングする際には、ニッパはラ
ップを保持するように閉じ、固定コームにより繊維の後
端をコーミングする際には、ニッパはコーミングされた
繊維を解放するように開く。
ドコームにより挟まれ、ニッパに送られる。円形コーム
により繊維の前端をコーミングする際には、ニッパはラ
ップを保持するように閉じ、固定コームにより繊維の後
端をコーミングする際には、ニッパはコーミングされた
繊維を解放するように開く。
【0003】このようにニッパが開いている間に、「ニ
ッパ挿入プレート」と呼称されるプレートは、繊維を最
適且つ固定コームのできるだけ近傍に支持するように、
繊維を固定コームまで移送する。
ッパ挿入プレート」と呼称されるプレートは、繊維を最
適且つ固定コームのできるだけ近傍に支持するように、
繊維を固定コームまで移送する。
【0004】ニッパが閉じるとニッパ挿入プレートは後
退し、ニッパが開くとニッパ挿入プレートは前進する。
従って、一方ではニッパが閉じているときにニッパ挿入
プレートがニッパにより挟まれないようにするため、他
方ではニッパ挿入プレートがラップを最良に移送及び案
内できるようにするために、このニッパ挿入プレートを
調節することが必要である。実際にコーマの全運動、特
にニッパ挿入プレートの運動は加工される繊維の種類に
従って調節される。
退し、ニッパが開くとニッパ挿入プレートは前進する。
従って、一方ではニッパが閉じているときにニッパ挿入
プレートがニッパにより挟まれないようにするため、他
方ではニッパ挿入プレートがラップを最良に移送及び案
内できるようにするために、このニッパ挿入プレートを
調節することが必要である。実際にコーマの全運動、特
にニッパ挿入プレートの運動は加工される繊維の種類に
従って調節される。
【0005】現状ではニッパ挿入プレートの調節、特に
ニッパ挿入プレートの工程及び前進時刻の調節は、カム
とロッドと複数のレバーとの協働により行われている。
ニッパ挿入プレートの工程及び前進時刻の調節は、カム
とロッドと複数のレバーとの協働により行われている。
【0006】このような調節にはその複雑さによりいく
つかの欠点があり、専門家が長時間費やさなければ繰り
返し実施することができず、従って、非常に費用がかか
り、商業化は困難である。実際に既存の調節手段は人間
工学的考慮を明らかに欠いている。
つかの欠点があり、専門家が長時間費やさなければ繰り
返し実施することができず、従って、非常に費用がかか
り、商業化は困難である。実際に既存の調節手段は人間
工学的考慮を明らかに欠いている。
【0007】更に、機械の両側即ちコーマの両側で正確
に調節しなければならないので、オペレータはただ1度
の調節を行うために機械を何回か回転させなければなら
ず、従って、時間及びエネルギの損失が夥しい。
に調節しなければならないので、オペレータはただ1度
の調節を行うために機械を何回か回転させなければなら
ず、従って、時間及びエネルギの損失が夥しい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、調節
を簡単にしてより迅速且つ実用的にするために、ニッパ
挿入プレートの全調節点をただ1点で行われるようにす
ることを提案することにより、これらの欠点を解決する
ことである。
を簡単にしてより迅速且つ実用的にするために、ニッパ
挿入プレートの全調節点をただ1点で行われるようにす
ることを提案することにより、これらの欠点を解決する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前述の
目的は、羊毛及び長繊維用仏式コーマにおけるニッパ間
に挿入されるプレートの調節装置であって、挿入プレー
トを支持する枢着手段と、固定コームの動作を制御する
固定コーム制御手段と、枢着手段及び固定コーム制御手
段を駆動すべく中央制御カムと協働する駆動手段とから
構成されており、駆動手段が、中央制御カムに接触する
第1の駆動部材と、一端が駆動部材に調整手段を介して
連結されると共に、他端が互いに異なる箇所で枢着手段
及び固定コーム制御手段に夫々連結された伝達部材とを
含んでおり、調整手段と伝達部材とは挿入プレートの前
進行程の最終部分において遊びを有すると共に、伝達部
材と固定コーム制御手段とは挿入プレートの後退行程の
最終部分において遊びを有しており、調整手段は、挿入
プレートの前進行程の最終部分における固定コーム及び
挿入プレート間のギャップを調整可能であることを特徴
とする装置によって達成される。
目的は、羊毛及び長繊維用仏式コーマにおけるニッパ間
に挿入されるプレートの調節装置であって、挿入プレー
トを支持する枢着手段と、固定コームの動作を制御する
固定コーム制御手段と、枢着手段及び固定コーム制御手
段を駆動すべく中央制御カムと協働する駆動手段とから
構成されており、駆動手段が、中央制御カムに接触する
第1の駆動部材と、一端が駆動部材に調整手段を介して
連結されると共に、他端が互いに異なる箇所で枢着手段
及び固定コーム制御手段に夫々連結された伝達部材とを
含んでおり、調整手段と伝達部材とは挿入プレートの前
進行程の最終部分において遊びを有すると共に、伝達部
材と固定コーム制御手段とは挿入プレートの後退行程の
最終部分において遊びを有しており、調整手段は、挿入
プレートの前進行程の最終部分における固定コーム及び
挿入プレート間のギャップを調整可能であることを特徴
とする装置によって達成される。
【0010】
【作用】駆動手段は、中央制御カムに接触する第1の駆
動部材と、一端が駆動部材に調整手段を介して連結され
ると共に、他端が互いに異なる箇所で枢着手段及び固定
コーム制御手段に夫々連結された伝達部材とを含んでお
り、中央制御カムの回転により、挿入プレートを支持す
る枢着手段及び、固定コームの動作を制御する固定コー
ム制御手段を駆動する。コーマにより加工する繊維の種
類、厚み、長さに応じて円形コームのピンの長さが変わ
るため、ニッパ及びデタッチングローラ間の間隔の変更
が必要となる。固定コームはデタッチングローラにでき
るだけ近づけることが必要であるため、ニッパ挿入プレ
ートの行程及び固定コームとの距離及び前進のタイミン
グを調節する必要があり、前進行程の最終部分における
ニッパ挿入プレートの端部と固定コームの針の先端との
間の距離dの調節が必要となる。前進行程の最終部分に
おいて調整手段が遊びを有していることにより、前進行
程の最終部分では伝達部材の動きが中央制御カムにより
拘束されることなく動作可能となって、ニッパ挿入プレ
ート及び固定コームが互いに連結されて動作する。ニッ
パ挿入プレートの最前進位置は調節手段によって調整可
能となる。また、後退行程の最終部分において伝達手段
と固定コーム制御手段とが遊びを有しているため、ニッ
パに挟まれないよう決定されるニッパ挿入プレートの最
終後退位置が独立かつ固定的に設定可能となる。
動部材と、一端が駆動部材に調整手段を介して連結され
ると共に、他端が互いに異なる箇所で枢着手段及び固定
コーム制御手段に夫々連結された伝達部材とを含んでお
り、中央制御カムの回転により、挿入プレートを支持す
る枢着手段及び、固定コームの動作を制御する固定コー
ム制御手段を駆動する。コーマにより加工する繊維の種
類、厚み、長さに応じて円形コームのピンの長さが変わ
るため、ニッパ及びデタッチングローラ間の間隔の変更
が必要となる。固定コームはデタッチングローラにでき
るだけ近づけることが必要であるため、ニッパ挿入プレ
ートの行程及び固定コームとの距離及び前進のタイミン
グを調節する必要があり、前進行程の最終部分における
ニッパ挿入プレートの端部と固定コームの針の先端との
間の距離dの調節が必要となる。前進行程の最終部分に
おいて調整手段が遊びを有していることにより、前進行
程の最終部分では伝達部材の動きが中央制御カムにより
拘束されることなく動作可能となって、ニッパ挿入プレ
ート及び固定コームが互いに連結されて動作する。ニッ
パ挿入プレートの最前進位置は調節手段によって調整可
能となる。また、後退行程の最終部分において伝達手段
と固定コーム制御手段とが遊びを有しているため、ニッ
パに挟まれないよう決定されるニッパ挿入プレートの最
終後退位置が独立かつ固定的に設定可能となる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら非限定的な好
適実施例に関して本発明をより詳細に説明する。
適実施例に関して本発明をより詳細に説明する。
【0012】図1に示すように、羊毛及び長繊維用仏式
コーマのニッパ挿入プレートの調節装置は、ニッパ挿入
プレート8を支持する枢着手段Aと、固定コーム16の
制御手段Bと、プレート8の枢着手段A及び固定コーム
の制御手段Bのための駆動手段Cとから主に構成され、
該駆動手段は中央制御カム1と協働する。
コーマのニッパ挿入プレートの調節装置は、ニッパ挿入
プレート8を支持する枢着手段Aと、固定コーム16の
制御手段Bと、プレート8の枢着手段A及び固定コーム
の制御手段Bのための駆動手段Cとから主に構成され、
該駆動手段は中央制御カム1と協働する。
【0013】ニッパ挿入プレート8を支持する枢着手段
Aは、軸12に枢着されたサポート11により構成され
る。該サポートは、ニッパ挿入プレート8の制御レバー
7の別の枢着軸14を備えるアームと、該アームに垂直
に配置されており且つニッパ挿入プレート8のサポート
を形成するニッパの下部ジョー9の受容部とを備えてい
る。ニッパの上部ジョー9’は同様に軸12に枢着され
ている。
Aは、軸12に枢着されたサポート11により構成され
る。該サポートは、ニッパ挿入プレート8の制御レバー
7の別の枢着軸14を備えるアームと、該アームに垂直
に配置されており且つニッパ挿入プレート8のサポート
を形成するニッパの下部ジョー9の受容部とを備えてい
る。ニッパの上部ジョー9’は同様に軸12に枢着され
ている。
【0014】固定コーム16の制御手段Bは回動レバー
21により構成されており、該回動レバーは、可調節ロ
ーラ23を備えており、一端が軸20に取り付けられて
いると共に、軸20に対向する他端部が固定コーム16
をその自由端に支持するレバー30の枢着軸22を備え
る。レバー30は、スロット31により長手方向に調節
可能である。デタッチングローラ対17は、ニッパの下
部ジョー9の端部との間の距離Eを調節可能に設けられ
ており、レバー30が、このデタッチングローラ対17
に対してできるだけ近接するように、レバー30をスロ
ット31により調節する必要がある。
21により構成されており、該回動レバーは、可調節ロ
ーラ23を備えており、一端が軸20に取り付けられて
いると共に、軸20に対向する他端部が固定コーム16
をその自由端に支持するレバー30の枢着軸22を備え
る。レバー30は、スロット31により長手方向に調節
可能である。デタッチングローラ対17は、ニッパの下
部ジョー9の端部との間の距離Eを調節可能に設けられ
ており、レバー30が、このデタッチングローラ対17
に対してできるだけ近接するように、レバー30をスロ
ット31により調節する必要がある。
【0015】中央制御カム1と協働する、プレート8の
支持手段A及び固定コームの制御手段Bのための駆動手
段Cは、有利にはフォークロッド6から構成されてい
る。該フォークロッドは、一方では引張コイルばねRに
より負荷されたレバー7にフォークの一方の先端を介し
て枢着されており、手段Bのレバー21のローラ23と
協働するように構成された傾斜案内24を他方の先端の
内面に備えている。さらに該フォークロッドは、他方で
は、スロット18を前記両先端と反対側の端部に備えて
おり、該スロットはピン19と協働し、該ピンは、固定
軸5に回動可能に取り付けられ且つ一方のアームの端部
に配置されたローラ3を介して中央制御カム1と協働す
るL字形レバー4の他方のアームの端部に配置されてい
る。前記ローラ3はばねFの作用下で前記カム1に押し
付けられている。更にピン19は、スロット26及び調
節ノブ25を介してレバー4のアームの対応端部に調節
可能に取り付けられている。ピン19をスロット26の
内側で移動させることにより、距離E及びデタッチング
ローラ17に対する固定コーム16の位置に応じて、ニ
ッパ挿入プレート8の端部と固定コーム16の針の先端
との間の距離dを正確に調節することが可能である。
支持手段A及び固定コームの制御手段Bのための駆動手
段Cは、有利にはフォークロッド6から構成されてい
る。該フォークロッドは、一方では引張コイルばねRに
より負荷されたレバー7にフォークの一方の先端を介し
て枢着されており、手段Bのレバー21のローラ23と
協働するように構成された傾斜案内24を他方の先端の
内面に備えている。さらに該フォークロッドは、他方で
は、スロット18を前記両先端と反対側の端部に備えて
おり、該スロットはピン19と協働し、該ピンは、固定
軸5に回動可能に取り付けられ且つ一方のアームの端部
に配置されたローラ3を介して中央制御カム1と協働す
るL字形レバー4の他方のアームの端部に配置されてい
る。前記ローラ3はばねFの作用下で前記カム1に押し
付けられている。更にピン19は、スロット26及び調
節ノブ25を介してレバー4のアームの対応端部に調節
可能に取り付けられている。ピン19をスロット26の
内側で移動させることにより、距離E及びデタッチング
ローラ17に対する固定コーム16の位置に応じて、ニ
ッパ挿入プレート8の端部と固定コーム16の針の先端
との間の距離dを正確に調節することが可能である。
【0016】カム1は矢印2の方向に回転し、ローラ3
を介してばねFと協働しながらレバー4に往復運動を伝
達する。カム1の1回転は機械の完全な1サイクルに対
応する。固定軸5の周囲を回動する間にレバー4はその
運動をフォークロッド6に伝達し、フォークロッドはレ
バー7を制御して両方向矢印10により示すように往復
運動をニッパ挿入プレート8に伝達する。
を介してばねFと協働しながらレバー4に往復運動を伝
達する。カム1の1回転は機械の完全な1サイクルに対
応する。固定軸5の周囲を回動する間にレバー4はその
運動をフォークロッド6に伝達し、フォークロッドはレ
バー7を制御して両方向矢印10により示すように往復
運動をニッパ挿入プレート8に伝達する。
【0017】軸12の周囲に枢着された下部ジョー9及
び上部ジョー9’により形成されるニッパは、ニッパ挿
入プレート8と同調する往復開閉運動を割り当てられる
ように独立して制御される。
び上部ジョー9’により形成されるニッパは、ニッパ挿
入プレート8と同調する往復開閉運動を割り当てられる
ように独立して制御される。
【0018】ニッパの開放時にプレート8はばねRの作
用下で前進し、閉鎖時にプレート8はレバー7の直接作
用下で後退する。
用下で前進し、閉鎖時にプレート8はレバー7の直接作
用下で後退する。
【0019】レバー21は同様に独立し且つ同様にニッ
パ挿入プレート8と同調する往復回動運動を割り当てら
れ、軸22及びレバー30を介して固定コーム16に往
復運動を伝達する。
パ挿入プレート8と同調する往復回動運動を割り当てら
れ、軸22及びレバー30を介して固定コーム16に往
復運動を伝達する。
【0020】ニッパ挿入プレート8の前進の最終段階の
間にロッド6の傾斜案内24はローラ23と接触し、ス
ロット18はピン19から離れる。
間にロッド6の傾斜案内24はローラ23と接触し、ス
ロット18はピン19から離れる。
【0021】ロッド6の傾斜案内24とレバー4のスロ
ット26とを特殊な形状にする結果、まず一方では、ど
んな場合でもニッパ挿入プレート8がニッパのジョー9
及び9’により挟持されないように、ニッパの下部ジョ
ー9に対して不変の最大後退位置にニッパ挿入プレート
8を導くことができる。他方では、距離E及び距離dの
調節の如何に拘わらず、ニッパ挿入プレート8の前進行
程の最終部分においてニッパ挿入プレート8の端部と固
定コーム16の針の先端との間の距離dを一定に維持す
ることができる。この条件は、機械を良好に運転するた
めには、特に重要である。軸20は固定コーム16の駆
動レバー21を支持しており、レバー21に固定された
ローラ23はニッパ挿入プレート8の移動中に傾斜案内
24と接触する。実際にまず最初に傾斜案内24がロー
ラ23に接触していない段階に対応する間に、ニッパ挿
入プレート8はニッパ9上を該ニッパに対して前進す
る。プレート8及び固定コーム16は、デタッチングロ
ーラ17の方向に対して連動するように一緒に移動す
る。次に第2段階としてプレート8はデタッチングロー
ラ17から後退し、後退行程の最終部分において傾斜案
内24はローラ23から離れ、こうして固定コーム16
は停止し、プレート8は後退し続ける。
ット26とを特殊な形状にする結果、まず一方では、ど
んな場合でもニッパ挿入プレート8がニッパのジョー9
及び9’により挟持されないように、ニッパの下部ジョ
ー9に対して不変の最大後退位置にニッパ挿入プレート
8を導くことができる。他方では、距離E及び距離dの
調節の如何に拘わらず、ニッパ挿入プレート8の前進行
程の最終部分においてニッパ挿入プレート8の端部と固
定コーム16の針の先端との間の距離dを一定に維持す
ることができる。この条件は、機械を良好に運転するた
めには、特に重要である。軸20は固定コーム16の駆
動レバー21を支持しており、レバー21に固定された
ローラ23はニッパ挿入プレート8の移動中に傾斜案内
24と接触する。実際にまず最初に傾斜案内24がロー
ラ23に接触していない段階に対応する間に、ニッパ挿
入プレート8はニッパ9上を該ニッパに対して前進す
る。プレート8及び固定コーム16は、デタッチングロ
ーラ17の方向に対して連動するように一緒に移動す
る。次に第2段階としてプレート8はデタッチングロー
ラ17から後退し、後退行程の最終部分において傾斜案
内24はローラ23から離れ、こうして固定コーム16
は停止し、プレート8は後退し続ける。
【0022】次いで、カム1の次の1回転の間にサイク
ルが再開し得る。
ルが再開し得る。
【0023】本発明によると、前進時の全基本調節を実
施することができ、コーマにより加工する繊維の種類、
厚み、長さに応じて必要なニッパ挿入プレートの調節
が、機械の片側のみで作業可能な、合理的且つ作業性の
良い一カ所の調節しか必要としない。
施することができ、コーマにより加工する繊維の種類、
厚み、長さに応じて必要なニッパ挿入プレートの調節
が、機械の片側のみで作業可能な、合理的且つ作業性の
良い一カ所の調節しか必要としない。
【0024】当然のことながら、本発明は上記及び図例
の実施例に制限されない。発明の保護範囲内であれば特
に種々の要素の構成又は技術的等価手段への置き換えの
点で変形が可能である。
の実施例に制限されない。発明の保護範囲内であれば特
に種々の要素の構成又は技術的等価手段への置き換えの
点で変形が可能である。
【図1】本発明の装置の断面図である。
1 カム 3,23 ローラ 4,7,21,30 レバー 5,12,14,20,22 軸 8 ニッパ挿入プレート 9 下部ジョー 9’ 上部ジョー 11 サポート 16 固定コーム 18,26,31 スロット 19 ピン 24 案内 25 調節ノブ F,R ばね
Claims (5)
- 【請求項1】 羊毛及び長繊維用仏式コーマにおけるニ
ッパ間に挿入されるプレートの調節装置であって、前記
挿入プレート(8 )を支持する枢着手段(A)と、固定
コーム(16)の動作を制御する固定コーム制御手段(B)
と、前記枢着手段及び前記固定コーム制御手段を駆動す
べく中央制御カム(1) と協働する駆動手段(C) とから構
成されており、 前記駆動手段(C) が、前記中央制御カムに接触する第1
の駆動部材(4) と、一端が前記駆動部材に調整手段(18,
19,25,26) を介して連結されると共に、他端が互いに異
なる箇所で前記枢着手段及び前記固定コーム制御手段に
夫々連結された伝達部材(6) とを含んでおり、 前記調整手段と前記伝達部材とは前記挿入プレートの前
進行程の最終部分において遊びを有すると共に、前記伝
達部材と前記固定コーム制御手段とは前記挿入プレート
の後退行程の最終部分において遊びを有しており、 前記調整手段は、前記挿入プレートの前進行程の最終部
分における前記固定コーム及び前記挿入プレート間のギ
ャップを調整可能であることを特徴とする装置。 - 【請求項2】 前記枢着手段が、軸(12)に枢着されたサ
ポート手段(11)により構成されており、該サポート手段
が、前記挿入プレートの制御レバー(7) の第1の枢着軸
(14)を備えるアームと、該アームに垂直に配置されてお
り、前記挿入プレートのサポート部を形成するニッパの
下部ジョー(9) の受容部とを備えており、ニッパの上部
ジョー(9')が同様に前記軸に枢着されていることを特徴
とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 前記固定コーム制御手段は、可調整ロー
ラ(23)を備えており、一端が軸に取り付けると共に、前
記軸と反対側の他端が前記固定コーム(16)をその自由端
に支持する支持レバー(30)の第2の枢着軸(22)を備える
回動レバーにより構成されており、前記支持レバーが第
1のスロット(31)を介して長手方向に調節可能であるこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。 - 【請求項4】 前記伝達部材が、フォークロッド(6) か
ら構成されており、該フォークロッドが、一方では引張
コイルばね(R) により負荷された前記枢着手段のレバー
(7) に該フォークロッドの一方の先端を介して枢着され
ており、また前記固定コーム制御手段の回転レバー(21)
のローラ(23)と協働するように構成された傾斜案内(24)
を他方の先端の内面に備えており、他方では第2のスロ
ット(18)を前記両先端と反対側の端部に備えており、該
第2のスロットが、固定軸(5)に回動可能に取り付けら
れると共に一方の腕の端部に配置されたローラを介して
前記中央制御カムと協働するL字形レバー(4) における
他方の腕の端部に配置されたピン(19)と協働し、前記ロ
ーラがばね(F) の作用下で前記カム上に押圧されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。 - 【請求項5】 前記ピン(19)が、前記第2のスロット(2
6)及び調節ノブ(25)を介して前記L字形レバー(4) の腕
における対応端部に調節可能に取り付けられていること
を特徴とする請求項4に記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9111776 | 1991-09-18 | ||
FR9111776A FR2681337B1 (fr) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | Dispositif de reglage de la tole entre pince de peigneuses rectilignes pour laines et fibres longues. |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05321044A JPH05321044A (ja) | 1993-12-07 |
JP2574613B2 true JP2574613B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=9417261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4275452A Expired - Lifetime JP2574613B2 (ja) | 1991-09-18 | 1992-09-18 | ニッパ間に挿入されるプレートの調節装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0533603B1 (ja) |
JP (1) | JP2574613B2 (ja) |
DE (2) | DE533603T1 (ja) |
ES (1) | ES2048708T3 (ja) |
FR (1) | FR2681337B1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4413330A1 (de) * | 1994-04-18 | 1995-10-19 | Rolf Dipl Ing Langer | Anordnung der Arbeitselemente einer Kämmaschine |
US5600871A (en) * | 1995-09-08 | 1997-02-11 | Mandl; Gerhard | Combing machine having pneumatic detachment assist |
DE10206605A1 (de) * | 2002-02-15 | 2003-08-28 | Rieter Ag Maschf | Vorrichtung zum Einstellen des Ecartement |
FR2857380A1 (fr) * | 2003-07-10 | 2005-01-14 | Schlumberger Cie N | Procede et dispositif de peignage pour une peigneuse rectiligne |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB158715A (en) * | 1919-11-13 | 1921-02-14 | Alsatian Machine Company | Improvements in combing machines |
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